JP2008284341A - ミキシング装置および飲料提供装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料原料の溶解性能を向上でき、ミキシングボール36内での飲料原料の付着による汚れを軽減できるミキシング装置19を提供する。
【解決手段】攪拌羽根体33の回転軸61と回転力が入力される駆動受部55とを水平方向に異なる位置に配置する。駆動受部55から攪拌羽根体33の回転軸61に回転力を伝達する伝達機構57を設ける。伝達機構57に対して水平方向に異なる位置で攪拌羽根体33の攪拌羽根62の鉛直上方に飲料原料投入口48を設ける。飲料原料投入口48から飲料原料を攪拌羽根62上に直接落下させる。攪拌羽根体33の回転により攪拌羽根62上の飲料原料と液体と攪拌混合でき、飲料原料の溶解性能を向上でき、ミキシングボール36内での飲料原料の付着による汚れを軽減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲料を攪拌混合するミキシング装置、およびこのミキシング装置を用いた飲料提供装置に関する。
従来、例えば、給茶機などの飲料提供装置では、ミキシング装置のミキシングボールに粉末の飲料原料と湯や冷水などの液体とを供給し、これらをミキシングボール内に配置した攪拌羽根体の回転により攪拌混合し、攪拌混合して調合した飲料をミキシングボールの底面部の流出口から流出させ、カップなどに提供している。
攪拌羽根体は、ミキシングボールの底部に回転可能に配置される攪拌羽根、およびこの攪拌羽根を設けた回転軸を有し、この回転軸の上端がミキシングボールの上面に着脱可能に装着される蓋体に回転可能に取り付けられている。さらに、回転軸の上端には、ミキシング装置を飲料提供装置に装着した状態で飲料提供装置側に配設されている駆動部側と連結されて回転力が入力される駆動受部が同軸上に取り付けられている。この駆動受部は、攪拌羽根の直径に近い比較的大径の円板状に形成され、その上面に駆動部側と連結するための突起が突設されている。
蓋体には、攪拌羽根体の回転軸の上方に駆動受部が配置されること、およびミキシングボールを飲料提供装置に装着した状態で攪拌羽根体の回転軸の上方に駆動部が配置されることのため、これら駆動受部や駆動部と干渉しないように側方にずれた位置であって、攪拌羽根体の攪拌羽根の鉛直上方位置から側方にずれた位置に、飲料原料投入口などが形成されている。
ミキシングボールの底部には、攪拌羽根体の攪拌羽根が回転可能に配置される攪拌羽根体回転空間が形成されているとともに、この攪拌羽根体回転空間の側部に蓋体の飲料原料投入口から投入される飲料原料を受け入れる飲料原料受入空間が形成されている。したがって、ミキシングボールの底部形状が攪拌羽根体回転空間と飲料原料受入空間とが並ぶ方向に沿って長い形状に形成されている。飲料原料受入空間の底面部は、攪拌羽根体回転空間の底面部に向かって下降傾斜する傾斜面に形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−296746号公報(第5−6頁、図1)
上述のように、攪拌羽根体の回転軸の上方に駆動受部が配置されること、およびミキシングボールを飲料提供装置に装着した状態で攪拌羽根体の回転軸の上方に駆動部が配置されることのため、これら駆動受部や駆動部と干渉しないように側方にずれた位置であって、攪拌羽根体の攪拌羽根の鉛直上方位置から側方にずれた位置に、飲料原料投入口が形成されるため、ミキシングボールの底部には、攪拌羽根体が配置される攪拌羽根体回転空間の側部に、飲料原料投入口から投入される飲料原料を受け入れる飲料原料受入空間を形成しなくてはならない。
そして、飲料原料投入口からミキシングボール内に供給される飲料原料は、攪拌羽根体の攪拌羽根から離れた飲料原料受入空間の底面部上に供給され、攪拌羽根体の回転によってミキシングボール内に供給された液体の流れによって飲料原料が液体に溶解するが、飲料原料受入空間の濡れた底面部に付着した一部の飲料原料がその底面部に付着したまま溶解しにくい場合があり、このような場合、溶解せずに残った飲料原料が固まって付着し、ミキシングボールの内面が汚れやすくなり、ミキシングボールを洗浄する頻度が高く手間がかかる問題がある。
飲料原料の溶解性能を向上させるために、攪拌羽根体の回転速度を速くすることも考えられるが、攪拌羽根体の回転速度を速くすると、飲料が泡立ってしまったり、攪拌羽根体の軸受機構の耐久性が低下するなどの問題が発生するため、攪拌羽根体の回転速度を速くすることが難しい。
また、ミキシングボールの底部形状が、攪拌羽根体回転空間と飲料原料受入空間とが並ぶ方向に沿って長く、横方向に面積が広くなるため、攪拌羽根体の回転による攪拌混合作用が攪拌羽根体回転空間側に比べて飲料原料受入空間側が弱く、この点でも飲料原料の溶解性能が低くなる。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、飲料原料の溶解性能を向上でき、ミキシングボール内での飲料原料の付着による汚れを軽減できるミキシング装置および飲料提供装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のミキシング装置は、飲料原料およびこの飲料原料と混合される液体が供給され、これら飲料原料と液体との混合で調合された飲料が流出する流出口が底面部に形成されたミキシングボールと、このミキシングボール内に回転可能に配置される攪拌羽根およびこの攪拌羽根の回転軸を有する攪拌羽根体と、この攪拌羽根体の回転軸に対して異なる位置で回転力が入力される駆動受部と、この駆動受部から前記攪拌羽根体の回転軸に回転力を伝達する伝達機構と、この伝達機構に対して異なる位置で前記攪拌羽根体の攪拌羽根の鉛直上方に設けられ、前記ミキシングボールに供給される飲料原料を攪拌羽根上に落下させる飲料原料投入部とを具備しているものである。
請求項2記載のミキシング装置は、請求項1記載のミキシング装置において、ミキシングボールは、攪拌羽根体の攪拌羽根体が回転可能に配置される円筒形に形成されたボール部を備えたものである。
請求項3記載のミキシング装置は、請求項1または2記載のミキシング装置において、伝達機構は、攪拌羽根体の攪拌羽根より小径で回転軸に取り付けられた小径ギヤと、この小径ギヤより大径で小径ギヤに噛合して駆動受部に取り付けられた大径ギヤとを備えているものである。
請求項4記載のミキシング装置は、請求項1ないし3いずれか記載のミキシング装置において、ミキシングボールが配置される凹状のロート、このロートの位置からずれた位置に設けられた飲料を注出する注出口、およびミキシングボールの流出口から流出する飲料を受け入れるロートの底面の飲料受入位置から注出口にわたって溝状に形成された飲料通路を有するロート体を具備しているものである。
請求項5記載の飲料提供装置は、請求項1ないし4いずれか記載のミキシング装置と、このミキシング装置の駆動受部に回転力を入力する駆動部と、前記ミキシング装置に飲料原料を供給する飲料原料供給部と、前記ミキシング装置に飲料原料と混合する液体を供給する液体供給部とを具備しているものである。
請求項6記載の飲料提供装置は、供給される飲料原料と液体との混合で調合された飲料が流出する流出口が底面部に形成されたミキシングボール、このミキシングボール内に回転可能に配置される攪拌羽根およびこの攪拌羽根の回転軸を有する攪拌羽根体、この攪拌羽根体の回転軸の上端で回転力が入力される駆動受部、および前記攪拌羽根体の攪拌羽根の鉛直上方に設けられ前記ミキシングボールに供給される飲料原料を前記攪拌羽根上に落下させる飲料原料投入部を備えたミキシング装置と、このミキシング装置が着脱可能に装着される装着部と、この装着部に設けられ、この装着部に装着された前記ミキシング装置の駆動受部に対して回転力を伝達可能に連結される連結体と、この連結体に対して異なる位置で回転力を入力する駆動部と、この駆動部から入力される回転力を前記連結体に伝達する伝達機構と、前記ミキシング装置の飲料原料投入部に飲料原料を供給する飲料原料供給部と、前記ミキシング装置に飲料原料と混合する液体を供給する液体供給部とを具備しているものである。
請求項7記載の飲料提供装置は、請求項6記載の飲料提供装置において、ミキシングボールは、攪拌羽根体の攪拌羽根体が回転可能に配置される円筒形に形成されたボール部を備えたものである。
請求項8記載の飲料提供装置は、請求項6および7記載の飲料提供装置において、伝達機構は、攪拌羽根体の攪拌羽根より小径で連結体が設けられた小径ギヤと、この小径ギヤより大径で小径ギヤに噛合して駆動部から回転力が入力される大径ギヤとを備えているものである。
請求項9記載の飲料提供装置は、請求項6ないし8いずれか記載の飲料提供装置において、ミキシング装置は、独立して設けられた複数のミキシングボールと、これら複数のミキシングボールが配置される一体形のロート体とを備えているものである。
請求項1記載のミキシング装置によれば、攪拌羽根体の回転軸と回転力が入力される駆動受部とを異なる位置に配置し、駆動受部から攪拌羽根体の回転軸に伝達機構で回転力を伝達することにより、伝達機構に対して異なる位置で攪拌羽根体の攪拌羽根の鉛直上方に設けた飲料原料投入部から飲料原料を攪拌羽根上に直接落下させることができ、そのため、攪拌羽根体の回転によって飲料原料を液体と確実に攪拌混合できて飲料原料の溶解性能を向上でき、ミキシングボールの内面に飲料原料が付着して残ることがなく、ミキシングボール内の汚れを軽減できる。
請求項2記載のミキシング装置によれば、請求項1記載のミキシング装置の効果に加えて、飲料原料を攪拌羽根上に供給できるため、この攪拌羽根が回転可能に配置されるボール部を円筒状に形成することができ、この円筒状のボール内で回転する攪拌羽根によって飲料原料と液体とを確実に攪拌混合できて飲料原料の溶解性能を向上できる。
請求項3記載のミキシング装置によれば、請求項1または2記載のミキシング装置の効果に加えて、伝達機構が、攪拌羽根体の攪拌羽根より小径で回転軸に取り付けられた小径ギヤと、この小径ギヤより大径で小径ギヤに噛合して駆動受部に取り付けられた大径ギヤとを備えることにより、攪拌羽根体の攪拌羽根の鉛直上方に飲料原料投入部を設けるスペースを確保することができる。
請求項4記載のミキシング装置によれば、請求項1ないし3いずれか記載のミキシング装置の効果に加えて、ミキシングボールの流出口から流出する飲料を受け入れるロートの底面の飲料受入位置から注出口にわたって形成された溝状の飲料通路により、ミキシングボールの流出口から流出する飲料を受け入れてこの飲料を注出する注出口に導くことができるため、ミキシングボールから流出する飲料が飲料通路内に納まってロート内で広がらず、飲料の注出時間を早くでき、ロート内に残る飲料を少なくして注出後に飲料が注出口から液だれするのを軽減できる。
請求項5記載の飲料提供装置によれば、請求項1ないし4いずれか記載のミキシング装置を用いることにより、飲料の濃度ばらつきが少なく、ミキシングボール内の汚れによる洗浄の頻度を軽減できる。
請求項6記載の飲料提供装置によれば、装着部に装着されたミキシング装置の駆動受部に対して回転力を伝達する連結体と駆動部の回転力を入力する位置とを異なる位置に配置し、駆動部から入力される回転力を伝達機構で連結体に伝達することにより、駆動部に対して異なる位置で攪拌羽根体の攪拌羽根の鉛直上方に設けた飲料原料投入部から飲料原料を攪拌羽根上に直接落下させることができ、そのため、攪拌羽根体の回転によって飲料原料を液体と確実に攪拌混合できて飲料原料の溶解性能を向上でき、ミキシングボールの内面に飲料原料が付着して残ることがなく、ミキシングボール内の汚れを軽減できる。
請求項7記載の飲料提供装置によれば、請求項6記載の飲料提供装置の効果に加えて、飲料原料を攪拌羽根上に供給できるため、この攪拌羽根が回転可能に配置されるボール部を円筒状に形成することができ、この円筒状のボール内で回転する攪拌羽根によって飲料原料と液体とを確実に攪拌混合できて飲料原料の溶解性能を向上できる。
請求項8記載の飲料提供装置によれば、請求項6および7記載の飲料提供装置に加えて、伝達機構は、攪拌羽根体の攪拌羽根より小径で連結体が設けられた小径ギヤと、この小径ギヤより大径で小径ギヤに噛合して駆動部から回転力が入力される大径ギヤとを備えることにより、攪拌羽根体の攪拌羽根の鉛直上方に飲料原料投入部を設けるスペースを確保することができる。
請求項9記載の飲料提供装置によれば、請求項6ないし8いずれか記載の飲料提供装置に加えて、ミキシングボールを独立して設けているため、使用頻度の高く汚れやすいミキシングボールを選択して個別に洗浄でき、メンテナンス回数を削減できるうえに、これら独立した複数のミキシングボールを一体形のロート体に配置したことで、独立した複数のミキシングボールの取り扱い性を容易にできる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1ないし図6に第1の実施の形態を示す。
図6において、11は飲料提供装置としての給茶機で、この給茶機11は機体12を備えている。この機体12は、前面に開口部13が形成された箱状の本体14と、この本体14の前面側に配置されて開口部13を開閉する図示しない扉体とで構成されている。
本体14内の後部側には、液体供給部15として、湯を供給する湯供給部16、および冷水を供給する冷水供給部17が配置されている。湯供給部16は、ヒータで所定温度に沸き上げた湯を貯湯する湯タンクを有し、この湯タンク内の湯を供給する。また、冷水供給部17は、冷却機を用いて冷却した冷却水を貯留する冷却タンクを有し、この冷却タンクの冷却水中に配置した給水パイプを通じて冷却した冷水を供給する。
本体14内の前部側の略中段の高さ位置には、取付台18が機体12の左右方向である幅方向に沿って配設されている。この取付台18の下側にミキシング装置19が着脱可能に装着される装着部20が配設され、取付台18の上側にミキシング装置19に飲料原料を供給する複数であって例えば4つの飲料原料供給部21が着脱可能に配置され、取付台18の前側には各飲料原料供給部21から供給する飲料原料をミキシング装置19に導くシュート体22が着脱可能に取り付けられている。
本体14内の前部側の下部域であってミキシング装置19の下方には、ミキシング装置19内の湿気を排気する排気ユニット23が配設され、この排気ユニット23の前側にミキシング装置19で調合した飲料を注出するカップ置き台24が着脱可能に配置されている。
次に、ミキシング装置19について説明する。図1ないし図6に示すように、ミキシング装置19は、2つのミキシングボール体31、これら各ミキシングボール体31の上面にそれぞれ着脱可能に取り付けられる蓋体32、これら各蓋体32に回転可能に取り付けられた2つの攪拌羽根体33、および2つのミキシングボール体31に組み合わされる1つのロート体34などを備えている。
各ミキシングボール体31の前部側には、2つのミキシングボール36が幅方向に並んで一体に形成されている。
各ミキシングボール36は、円形の底面部37およびこの底面部37の周縁から上方に突出する周壁部38が設けられた円筒状のボール部36aを有し、このボール部36a内に上方に開口する円筒状でかつ凹状の攪拌空間39が形成されている。円筒状のボール部36aは、攪拌羽根体33の外径より少し大きい程度の内径で、ボール部36aの内周面と攪拌羽根体33の外周部との間隔は攪拌羽根体33の半径よりも小さく形成されている。なお、ボール部36aの形状の円筒状とは、真円断面の円筒状、あるいは真円に近い円形断面の略円筒状でもよい。
底面部37の略中央には飲料が流出する流出口40が形成されているとともに底面部37上には流出口40を中心として攪拌羽根体33が回転可能に対向して配置される攪拌羽根体回転空間部41が形成されている。底面部37は、流出口40に向けて下降するように傾斜状に形成されているとともに、攪拌羽根体回転空間部41に臨み流出口40を中心として周方向に同一形状に形成されている。
流出口40の下方には、放射状に配置される複数のリブ42によって攪拌羽根体33の下端側を回転可能に支持する下部軸受部43が形成されている。
各ミキシングボール36の後部側には下方に窪む窪み部44が形成され、この窪み部44の上面は前方の攪拌空間39へ向けて下降するように傾斜状に形成されている。窪み部44の後部の幅方向の一側には排気ユニット23に連通する通気口45が下方へ向けて形成されている。
また、蓋体32は、ミキシングボール体31に並んで形成された2つのミキシングボール36の上面に覆うように、ミキシングボール体31の上部に着脱可能に嵌め込み装着される。
蓋体32には、各ミキシングボール36の上方において、前後方向の中央には攪拌羽根体33の上端側を回転可能に支持する上部軸受部47が形成され、前部側には飲料原料を投入する飲料原料投入部としての飲料原料投入口48が形成され、後部側で幅方向の他側位置には湯または冷水を注入する注入口49が形成されている。
蓋体32の上面には、上部軸受部47の上方から後部側にかけてギヤ収納部50が形成され、このギヤ収納部50の底面にギヤ軸受部51が形成されている。ギヤ収納部50には、攪拌羽根体33より小径で攪拌羽根体33の上端に取り付けられる小径ギヤ52と、ギヤ軸受部51に軸受された大径ギヤ53とがそれぞれ回転可能に配置され、これらギヤ52,53が互いに噛合されて回転力を伝達可能としている。これらギヤ52,53を回転可能に覆うカバー54が蓋体32の上面に取り付けられている。大径ギヤ53の軸には、この大径ギヤ53と一体に回転する駆動受部55が取り付けられている。この駆動受部55は、円板状に形成され、その上面でかつ回転中心から外れた円周上の位置に複数の連結部56が突設されている。したがって、攪拌羽根体33の回転軸の軸方向に対して交差する水平方向(後方)の異なる位置で回転力が入力される駆動受部55が配置されている。また、小径ギヤ52および大径ギヤ53によって、駆動受部55から攪拌羽根体33に回転力を伝達する伝達機構57が構成されている。
蓋体32の下面には、各ミキシングボール36の上方において、注入口49からミキシングボール36のボール部36a内に供給する湯または冷水を攪拌羽根体33上でこの攪拌羽根体33の径方向に広く拡散させて注出する注出ガイド58がそれぞれ設けられている。
また、攪拌羽根体33は、回転軸61、およびこの回転軸61の下端側近傍に配置された攪拌羽根62を有している。
回転軸61の上端側が蓋体32の上部軸受部47に回転可能に軸支されているとともに上端には小径ギヤ52が取り付けられている。回転軸61の下端にはミキシングボール36の下部軸受部43に挿入されて回転可能に軸支される軸部63が形成されている。
攪拌羽根62は、ミキシングボール36の流出口40より大径に形成され、ミキシングボール36の底面部37上の攪拌羽根体回転空間部41に回転可能に配置される円板状のディスク部64を有している。このディスク部64は、下面が平面状に形成され、上面が中央側から周辺側に向かって下降傾斜する傾斜面状つまり円錐面状に形成されている。
ディスク部64には、このディスク部64の周方向の複数位置に上下方向に貫通する複数の孔部65が形成されている。これら孔部65は、周方向においては例えば90°の角度毎に等間隔となる位置に設けられている。
ディスク部64の下面には、このディスク部64の回転方向に対して反対側となる各孔部65の縁部に臨んで、板状の羽根部66がディスク部64の半径方向に沿ってそれぞれ突設されている。各羽根部66は、ミキシングボール36の底面部37との間に所定の間隙をあけて平行に対向するように突設されており、流出口40に対向するディスク部64の中央付近には切欠部67が形成されている。
そして、伝達機構57に対して水平方向(前方)の異なる位置で攪拌羽根体33の攪拌羽根62の鉛直上方に対向して飲料原料投入口48が配置され、この飲料原料投入口48から投入される飲料原料が攪拌羽根62上に直接落下するように構成されている。
また、図4に示すように、ロート体34には、2つのミキシングボール体31が幅方向に並んで着脱可能に嵌め込まれて配置されている。すなわち、このロート体34の幅方向両側に、各ミキシングボール体31の上面を除く外面部分が嵌め込まれて配置されるように上方に開口した凹状のミキシングボール体配置部71が形成されている。各ミキシングボール体配置部71には、各ミキシングボール体31の各ミキシングボール36の位置に対応して、各ミキシングボール36が嵌め込まれる凹状のロート72が形成されている。このロート72には、ミキシングボール36の円筒状のボール部36aが配置される円筒状の凹部73が形成され、この凹部73の底面の中央位置がミキシングボール36の流出口40の下方に位置してこの流出口40から流出する飲料を受け入れる飲料受入位置74とされている。
ロート体34の前部中央には、各ロート72に受け入れた飲料をカップ置き台24のカップが配置される中央位置に対して注出する各ロート72毎に対応した注出口75がそれぞれ形成されている。
各ロート72の底面の飲料受入位置74から各注出口75にわたって溝状の飲料通路76が形成されている。
したがって、ロート72は、円筒状の凹部73と溝状の飲料通路76との二段階の凹形状に形成されている。
また、図1に示すように、ミキシング装置19を装着する装着部20には、ミキシング装置19の各攪拌羽根体33をそれぞれ個別に回転駆動する複数の駆動ユニット81が配置されている。各駆動ユニット81は、取付台18の下側の装着部20に取り付けられたギヤ機構82を有し、このギヤ機構82の後部側下面にギヤ機構82を駆動する駆動部としての攪拌用モータ83が配設され、ギヤ機構82の前部側下面に攪拌用モータ83の駆動によってギヤ機構82を通じて回転駆動する駆動軸84が突設されている。
駆動軸84の下端には、攪拌羽根体33側の駆動受部55と連結して攪拌用モータ83からの回転駆動力を伝達する連結体85が取り付けられている。この連結体85は、円板状で、その下面でかつ回転中心から外れた円周上の位置に軸状の連結部86が突設されている。
そして、装着部20にミキシング装置19を装着した際に、各連結体85に対して各駆動受部55が同軸上に配置され、連結体85の回転により連結部86が連結部56に当接して駆動受部55が一体に回転可能としている。
なお、装着部20にミキシング装置19を装着することにより、ミキシング装置19の各注入口49に湯供給部16からの湯または冷水供給部17からの冷水を供給可能とするとともに、ミキシング装置19の通気口45などを通じてミキシングボール36内を排気ユニット23で排気可能としている。
また、各飲料原料供給部21は、飲料原料として例えば緑茶などの粉末原料を収容する容器91を有し、この容器91内に収納されている飲料原料を図示しない繰出機構によって所定量ずつシュート体22に繰り出して供給する。
また、シュート体22は、各飲料原料供給部21から繰り出された飲料原料を受け入れて蓋体32に形成された飲料原料投入口48を通じてミキシングボール36に送り込む。
次に、給茶機11の動作について説明する。
まずは、給茶機11の各構成の組み立てについて説明する。
2つのミキシングボール体31とロート体34とを組み合わせ、このミキシングボール体31上に攪拌羽根体33を取り付けている蓋体32を被せ、ミキシング装置19を構成する。
このミキシング装置19を機体12の装着部20に装着する。ミキシング装置19を装着部20に装着することにより、各連結体85に対して各駆動受部55が同軸上に配置され、連結体85の回転により連結部86が駆動受部55の連結部56に当接して駆動受部55が一体に回転可能となる。
機体12の取付台18上に複数の飲料原料供給部21を装着し、これら飲料原料供給部21とミキシング装置19との間にシュート体22を装着する。各飲料原料供給部21には飲料原料を補充する。
ミキシング装置19の下方にカップ置き台24を配置する。
続いて、給茶機11による飲料の注出動作について説明する。
カップをカップ置き台24に置き、扉体の前面に配置されている選択ボタンの中から選択する飲料種類の選択ボタンを操作することにより、注出動作を開始する。
注出動作の開始により、対応する駆動ユニット81の攪拌用モータ83を駆動し、ギヤ機構82、連結体85、駆動受部55、各ギヤ53,52を介して、攪拌羽根体33を回転させる。
選択された飲料種類の飲料原料供給部21から飲料原料を所定量繰り出し、シュート体22を通じてミキシングボール36に供給する。このとき、シュート体22を通じて蓋体32の飲料原料投入口48からミキシングボール36内に供給される飲料原料は、攪拌羽根62上に直接落下する。
湯供給部16からの湯または冷水供給部17からの冷水をミキシングボール36に供給する。このとき、ミキシングボール36に供給する湯または冷水は、注出ガイド58によって、攪拌羽根体33のディスク部64上でこのディスク部64の径方向に広く拡散させて注出する。
なお、攪拌羽根体33の回転、飲料原料の供給、湯または冷水の供給のタイミングは、飲料種類に応じて適宜に設定される。
そして、回転する攪拌羽根体33によってミキシングボール36内の飲料原料と湯または冷水とを攪拌混合して飲料を調合する。
このとき、飲料原料が攪拌羽根62上に直接落下されるため、攪拌羽根体33の回転によって飲料原料と液体とを確実に攪拌混合できる。さらに、ミキシングボール36のボール部36aを攪拌羽根62の直径に近い円筒状に形成されているため、従来よりも少ない液量でも効率よく飲料原料を溶解できる。
さらに、攪拌羽根体33は、従来よりも比較的低い回転速度で回転する。これは、攪拌羽根体33のディスク部64が、ミキシングボール36の流出口40より大径であり、ミキシングボール36の底面部37上の流出口40を中心として形成した攪拌羽根体回転空間部41に配置されているので、攪拌羽根体33の回転速度を従来に比べて低くしても、ディスク部64の外径側の周速を従来と同程度に保つことができることによる。そのため、攪拌羽根体33の回転速度が遅くても飲料を確実に攪拌混合でき、また、攪拌羽根体33の回転速度が低くなることで飲料の泡立ちを低減できる。
しかも、攪拌羽根体33のディスク部64に上下方向へ貫通する複数の孔部65を設け、ディスク部64の下面に複数の羽根部66を半径方向に沿って設けていることにより、攪拌羽根体33の回転による飲料の攪拌時において、飲料が攪拌羽根体33を中心としてミキシングボール36内を回転する流れが発生するとともに、ディスク部64の中心側上方の飲料が複数の孔部65およびディスク部64の下側を通じてディスク部64の外周側へ向かう流れが発生するため、攪拌によって発生した泡や仮に溶けずに浮遊している浮遊原料が攪拌羽根体33の中心側に集まってきても、これらを飲料とともに攪拌できる。
しかも、攪拌羽根体33の各羽根部66が、各孔部65におけるディスク部64の回転方向に対して反対側の縁部に沿って突設したことにより、ディスク部64の中心側上方の飲料が複数の孔部65およびディスク部64の下側を通じてディスク部64の外周側へ向かう流れを確実に発生させることができ、また、流出口40への飲料の流出を抑えながら攪拌し、飲料の攪拌効果を向上できる。
また、少なくとも飲料注出動作中は、排気ユニット23によりミキシングボール36内を排気し、ミキシングボール36内に湯を供給したときの湯気や湿気が飲料原料供給部21に向かうのを低減する。
そして、所定時間後に攪拌用モータ83を停止し、攪拌羽根体33の回転を停止させることにより、ミキシングボール36内に残る飲料が流出口40からロート体34のロート72に流出し、このロート72から注出口75を通じてカップ置き台24に置いたカップに飲料を注出する。
このとき、攪拌羽根体33のディスク部64の周方向の複数位置に上下方向へ貫通する複数の孔部65を設けていることにより、攪拌羽根体33の回転停止による飲料の流出時には、複数の孔部65を通じて飲料を迅速に流出させることができ、攪拌羽根体33のディスク部64の上面での飲料の付着も少なくできる。
さらに、ロート72は、ロート72の底面の飲料受入位置74に溝状に形成されている飲料通路76に飲料を受け入れ、この溝状の飲料通路76によって注出口75に飲料を導いて注出させる。そのため、ミキシングボール36から流出する飲料が飲料通路76内に納まってロート72内で広がらず、飲料の注出時間を早くでき、ロート72内に残る飲料を少なくして注出後に飲料が注出口75から液だれするのを軽減できる。
したがって、ミキシング装置19によれば、攪拌羽根体33の回転軸61と回転力が入力される駆動受部55とを水平方向(前後方向)の異なる位置に配置し、駆動受部55から攪拌羽根体33の回転軸61に伝達機構57で回転力を伝達することにより、伝達機構57に対して水平方向(後方)の異なる位置で攪拌羽根体33の攪拌羽根62の鉛直上方に設けた飲料原料投入口48から飲料原料を攪拌羽根62上に直接落下させることができるため、攪拌羽根体33の回転によって飲料原料を液体と確実に攪拌混合できて飲料原料の溶解性能を向上でき、ミキシングボール36の内面に飲料原料が付着して残ることがなく、ミキシングボール36内の汚れを軽減できる。
しかも、飲料原料を攪拌羽根62上に供給できるため、この攪拌羽根62が回転可能に配置されるミキシングボール36のボール部36aを円筒状に形成することができ、この円筒状のボール36a内で回転する攪拌羽根62によって飲料原料と液体とを確実に攪拌混合できて飲料原料の溶解性能を向上できる。さらに、ミキシングボール36のボール部36aを攪拌羽根62の直径に近い円筒状に形成することにより、従来よりも少ない液量でも効率よく飲料原料を溶解できる。
さらに、伝達機構57が、攪拌羽根体33の攪拌羽根62より小径で回転軸61に取り付けられた小径ギヤ52と、この小径ギヤ52より大径で小径ギヤ52に噛合して駆動受部55に取り付けられた大径ギヤ53とを備えることにより、攪拌羽根体33の攪拌羽根62の鉛直上方に飲料原料投入口48を設けるスペースを確保することができる。
そして、このミキシング装置19を用いた給茶機11では、提供する飲料の濃度ばらつきが少なく、ミキシングボール36内の汚れによる洗浄の頻度を軽減できる。
なお、伝達機構57は、小径ギヤ52と大径ギヤ53との組み合わせに限らず、他の構成のギヤ機構を用いてもよく、また、ギヤ機構に限らず、プーリとベルトとを用いた伝達機構などでもよい。
次に、図7ないし図11に第2の実施の形態を示す。
なお、第1の実施の形態と同様の構成については同一符号を用い、その説明を省略する。
図11に示すように、本体14内の前部側の略中段の高さ位置には、取付台18が機体12の左右方向である幅方向に沿って配設され、この取付台18の下側にミキシング装置19が着脱可能に装着される装着部20を構成するロートレール101が取り付けられている。
図8に示すように、ロートレール101は、幅方向両側の側面部材102およびこれら側面部材102を連結する連結部材103を有し、両側の側面部材102間に前方からミキシング装置19が着脱され、ミキシング装置19のロート体34の幅方向両側縁を両側の側面部材102で支持するように構成されている。
ミキシング装置19は、複数の独立したミキシングボール36、およびこれら複数のミキシングボール36が配置される1つの一体形のロート体34を備えている。各ミキシングボール36には、攪拌羽根体33が回転可能に取り付けられた蓋体32が組み合わされている。
図7に示すように、攪拌羽根体33の回転軸61の上端に攪拌羽根体33と一体に回転する駆動受部105が取り付けられている。この駆動受部105は、回転軸61の軸方向に対して交差する水平方向に平板状とした板状に形成されている。
蓋体32には、第1の実施の形態と同様に、飲料原料投入口48および注入口49などが形成されているが、第1の実施の形態に設けられていたギヤ収納部50や伝達機構57などは設けられていない。
図7および図8に示すように、ロートレール101には、このロートレール101に装着された各ミキシングボール36の各攪拌羽根体33をそれぞれ個別に回転駆動する複数の駆動ユニット81が配置されている。各駆動ユニット81は、ロートレール101の連結部材103の上面に取り付けられたギヤ機構82を有し、このギヤ機構82の後部側下面にギヤ機構82を駆動する駆動部としての攪拌用モータ83が配設され、ギヤ機構82の前部側下面に攪拌用モータ83の駆動によってギヤ機構82を通じて回転駆動する駆動軸84が突設されている。
ロートレール101の連結部材103の下面には、各駆動ユニット81に対応した位置に支持部材107が取り付けられている。この支持部材107には、攪拌羽根体33より小径とする小径ギヤ108と、この小径ギヤ108より大径で小径ギヤ108に噛合する大径ギヤ109とが、前後方向に並んでそれぞれ回転可能に配置されている。小径ギヤ108の下部には、ロートレール101にミキシングボール36が装着された状態で、攪拌羽根体33の駆動受部105と一体に回転するように連結される連結体110が設けられている。この連結体110は、小径ギヤ108の中心から外れた円周上の位置に例えば軸状に突設されている。大径ギヤ109は駆動ユニット81の駆動軸84に連結されて回転駆動される。したがって、連結体110に対して小径ギヤ108の軸方向と交差する水平方向(後方)の異なる位置で回転力を入力する駆動ユニット81の駆動軸84が配置されていて、連結体110を設けた小径ギヤ108よりも後方に駆動ユニット81が配置されている。また、小径ギヤ108および大径ギヤ109によって、駆動ユニット81の駆動軸84から連結体110に回転力を伝達する伝達機構111が構成されている。
支持部材には、ロートレール101にミキシングボール36が装着された状態で、蓋体32の注入口49の上方に位置して湯や冷水を供給するノズル112が設けられている。
図10に示すように、ロート体34は、複数のミキシングボール36が幅方向に並んで着脱可能に嵌め込まれて配置される。すなわち、各ミキシングボール36の上面を除く外面部分が嵌め込まれて配置されるように上方に開口した凹状のミキシングボール配置部115が形成されている。各ミキシングボール配置部115には、各ミキシングボール36のボール部36aが嵌め込まれてミキシングボール36の流出口40から流出する飲料を受け入れる凹状のロート116が形成されている。このロート116の底面には受け入れた飲料をカップ置き台24のカップが配置される位置に対して注出する注出口117が形成されている。
また、シュート体22は、各ミキシングボール36毎に独立して設けられている。
次に、給茶機11の各構成の組み立てについて説明する。
複数のミキシングボール36とロート体34とを組み合わせ、各ミキシングボール36上に攪拌羽根体33を取り付けている蓋体32を被せ、ミキシング装置19を構成する。
このミキシング装置19を機体12の装着部20であるロートレール101に装着する。ミキシング装置19をロートレール101に装着することにより、攪拌羽根体33の回転軸61が小径ギヤ108と同軸上に配置され、攪拌羽根体33の回転軸61の駆動受部105と小径ギヤ108の連結体110とが係合可能となり、小径ギヤ108の回転により連結体110が駆動受部105に当接して駆動受部105が一体に回転可能となる。
機体12の取付台18上に複数の飲料原料供給部21を装着し、これら飲料原料供給部21とミキシングボール36との間にシュート体22を装着する。各飲料原料供給部21には飲料原料を補充する。
ミキシング装置19の下方にカップ置き台24を配置する。
続いて、給茶機11による飲料の注出動作について説明する。
カップをカップ置き台24に置き、扉体の前面に配置されている選択ボタンの中から選択する飲料種類の選択ボタンを操作することにより、注出動作を開始する。
注出動作の開始により、対応する駆動ユニット81の攪拌用モータ83を駆動し、ギヤ機構82、大径ギヤ109、小径ギヤ108、連結体110、駆動受部105を介して、攪拌羽根体33を回転させる。
選択された飲料種類の飲料原料供給部21から飲料原料を所定量繰り出し、シュート体22を通じてミキシングボール36に供給する。このとき、シュート体22を通じて蓋体32の飲料原料投入口48からミキシングボール36内に供給される飲料原料は、攪拌羽根62上に直接落下する。
湯供給部16からの湯または冷水供給部17からの冷水をミキシングボール36に供給する。このとき、ミキシングボール36に供給する湯または冷水は、注出ガイド58によって、攪拌羽根体33のディスク部64上でこのディスク部64の径方向に広く拡散させて注出する。
なお、攪拌羽根体33の回転、飲料原料の供給、湯または冷水の供給のタイミングは、飲料種類に応じて適宜に設定される。
そして、回転する攪拌羽根体33によってミキシングボール36内の飲料原料と湯または冷水とを攪拌混合して飲料を調合する。
このとき、飲料原料が攪拌羽根62上に直接落下されるため、攪拌羽根体33の回転によって飲料原料と液体とを確実に攪拌混合できる。さらに、ミキシングボール36のボール部36aを攪拌羽根62の直径に近い円筒状に形成されているため、従来よりも少ない液量でも効率よく飲料原料を溶解できる。
また、少なくとも飲料注出動作中は、排気ユニット23によりミキシングボール36内を排気し、ミキシングボール36内に湯を供給したときの湯気や湿気が飲料原料供給部21に向かうのを低減する。
そして、所定時間後に攪拌用モータ83を停止し、攪拌羽根体33の回転を停止させることにより、ミキシングボール36内に残る飲料が流出口40からロート体34のロート116に流出し、このロート116の注出口117を通じてカップ置き台24に置いたカップに飲料を注出する。
したがって、ロートレール101に装着されたミキシング装置19の駆動受部105に対して回転力を伝達する連結体110と駆動ユニット81の回転力を入力する駆動軸84の位置とを水平方向(前後方向)の異なる位置に配置し、駆動ユニット81の駆動軸84から入力される回転力を伝達機構111で連結体110に伝達することにより、連結体110を設けた小径ギヤ108よりも後方に駆動ユニット81を配置でき、そのため、ミキシングボール36には攪拌羽根体33の攪拌羽根62の鉛直上方に設けた飲料原料投入口48から飲料原料を攪拌羽根62上に直接落下させることができ、攪拌羽根体33の回転によって飲料原料を液体と確実に攪拌混合できて飲料原料の溶解性能を向上でき、ミキシングボール36の内面に飲料原料が付着して残ることがなく、ミキシングボール36内の汚れを軽減できる。
しかも、飲料原料を攪拌羽根62上に供給できるため、この攪拌羽根62が回転可能に配置されるミキシングボール36のボール部36aを円筒状に形成することができ、この円筒状のボール部36a内で回転する攪拌羽根62によって飲料原料と液体とを確実に攪拌混合できて飲料原料の溶解性能を向上できる。さらに、ミキシングボール36のボール部36aを攪拌羽根62の直径に近い円筒状に形成することにより、従来よりも少ない液量でも効率よく飲料原料を溶解できる。
伝達機構111は、攪拌羽根体33の攪拌羽根62より小径で連結体110が設けられた小径ギヤ108と、この小径ギヤ108より大径で小径ギヤ108に噛合して駆動ユニット81から回転力が入力される大径ギヤ109とを備えることにより、攪拌羽根体33の攪拌羽根62の鉛直上方に飲料原料投入口48を設けるスペースを確保することができる。
しかも、駆動ユニット81の駆動軸84に大径ギヤ109を直結しているため、この駆動伝達部分での騒音の発生を低減できる。
また、ミキシングボール36を独立して設けているため、使用頻度の高く汚れやすいミキシングボール36を選択して個別に洗浄でき、メンテナンス回数を削減できるうえに、これら独立した複数のミキシングボール36を一体形のロート体34に配置したことで、独立した複数のミキシングボール36の取り扱い性を容易にできる。
なお、伝達機構111は、小径ギヤ108と大径ギヤ109との組み合わせに限らず、他の構成のギヤ機構を用いてもよく、また、ギヤ機構に限らず、プーリとベルトとを用いた伝達機構などでもよい。
また、飲料提供装置としては、給茶機11に限らず、カップ式飲料自動販売機などにも適用でき、同様の作用効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態を示すミキシング装置の断面図である。 同上ミキシング装置の攪拌羽根体をミキシングボールに配置した平面図である。 同上ミキシング装置のミキシングボール体および蓋体を組み合わせた斜視図である。 同上ミキシング装置の2つのミキシングボール体および蓋体とロート体とを組み合わせた斜視図である。 同上ミキシング装置のロート体の内面を示す斜視図である。 同上ミキシング装置を用いた飲料提供装置の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示すミキシング装置の断面図である。 同上ミキシング装置を装着部に装着した状態の斜視図である。 同上ミキシング装置のミキシングボール体の斜視図である。 同上ミキシング装置のロート体の斜視図である。 同上ミキシング装置を用いた飲料提供装置の斜視図である。
符号の説明
11 飲料提供装置としての給茶機
15 液体供給部
19 ミキシング装置
20 装着部
21 飲料原料供給部
33 攪拌羽根体
34 ロート体
36 ミキシングボール
36a ボール部
37 底面部
40 流出口
48 飲料原料投入部としての飲料原料投入口
52 小径ギヤ
53 大径ギヤ
55 駆動受部
57 伝達機構
61 回転軸
62 攪拌羽根
72 ロート
75 注出口
76 飲料通路
83 駆動部としての攪拌用モータ
105 駆動受部
108 小径ギヤ
109 大径ギヤ
110 連結体
111 伝達機構

Claims (9)

  1. 飲料原料およびこの飲料原料と混合される液体が供給され、これら飲料原料と液体との混合で調合された飲料が流出する流出口が底面部に形成されたミキシングボールと、
    このミキシングボール内に回転可能に配置される攪拌羽根およびこの攪拌羽根の回転軸を有する攪拌羽根体と、
    この攪拌羽根体の回転軸に対して異なる位置で回転力が入力される駆動受部と、
    この駆動受部から前記攪拌羽根体の回転軸に回転力を伝達する伝達機構と、
    この伝達機構に対して異なる位置で前記攪拌羽根体の攪拌羽根の鉛直上方に設けられ、前記ミキシングボールに供給される飲料原料を前記攪拌羽根上に落下させる飲料原料投入部と
    を具備していることを特徴とするミキシング装置。
  2. ミキシングボールは、攪拌羽根体の攪拌羽根体が回転可能に配置される円筒形に形成されたボール部を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のミキシング装置。
  3. 伝達機構は、攪拌羽根体の攪拌羽根より小径で回転軸に取り付けられた小径ギヤと、この小径ギヤより大径で小径ギヤに噛合して駆動受部に取り付けられた大径ギヤとを備えている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のミキシング装置。
  4. ミキシングボールが配置される凹状のロート、このロートの位置からずれた位置に設けられた飲料を注出する注出口、およびミキシングボールの流出口から流出する飲料を受け入れるロートの底面の飲料受入位置から注出口にわたって溝状に形成された飲料通路を有するロート体を具備している
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のミキシング装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか記載のミキシング装置と、
    このミキシング装置の駆動受部に回転力を入力する駆動部と、
    前記ミキシング装置の飲料原料投入部に飲料原料を供給する飲料原料供給部と、
    前記ミキシング装置に飲料原料と混合する液体を供給する液体供給部と
    を具備していることを特徴とする飲料提供装置。
  6. 供給される飲料原料と液体との混合で調合された飲料が流出する流出口が底面部に形成されたミキシングボール、このミキシングボール内に回転可能に配置される攪拌羽根およびこの攪拌羽根の回転軸を有する攪拌羽根体、この攪拌羽根体の回転軸の上端で回転力が入力される駆動受部、および前記攪拌羽根体の攪拌羽根の鉛直上方に設けられ前記ミキシングボールに供給される飲料原料を前記攪拌羽根上に落下させる飲料原料投入部を備えたミキシング装置と、
    このミキシング装置が着脱可能に装着される装着部と、
    この装着部に設けられ、この装着部に装着された前記ミキシング装置の駆動受部に対して回転力を伝達可能に連結される連結体と、
    この連結体に対して異なる位置で回転力を入力する駆動部と、
    この駆動部から入力される回転力を前記連結体に伝達する伝達機構と、
    前記ミキシング装置の飲料原料投入部に飲料原料を供給する飲料原料供給部と、
    前記ミキシング装置に飲料原料と混合する液体を供給する液体供給部と
    を具備していることを特徴とする飲料提供装置。
  7. ミキシングボールは、攪拌羽根体の攪拌羽根体が回転可能に配置される円筒形に形成されたボール部を備えた
    ことを特徴とする請求項6記載の飲料提供装置。
  8. 伝達機構は、攪拌羽根体の攪拌羽根より小径で連結体が設けられた小径ギヤと、この小径ギヤより大径で小径ギヤに噛合して駆動部から回転力が入力される大径ギヤとを備えている
    ことを特徴とする請求項6および7記載の飲料提供装置。
  9. ミキシング装置は、独立して設けられた複数のミキシングボールと、これら複数のミキシングボールが配置される一体形のロート体とを備えている
    ことを特徴とする請求項6ないし8いずれか記載の飲料提供装置。
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