JP6844938B1 - 金型温度制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】系統数の多い大きな金型においても的確に温度管理することが可能な金型温度制御システムを提供する。【解決手段】本発明に係る金型温度制御システム1は、ダイカスト機2の金型3の温度を制御するシステムであって、金型3の各部位の温度を検出する温度センサ6と、金型3の各部位を冷却する冷却水の瞬間流量を制御するフローコントローラ17と、温度センサ6により検出された金型温度を取得して、生産サイクルの周期毎に目標の金型温度と現在の金型温度の偏差を算出し、流量値に換算してフローコントローラ17に転送する制御装置7を備え、生産時に一定流量で制御していた冷却水の流量を1ショット内で変更するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、ダイカスト機の金型の温度を制御する金型温度制御システムに関する。
アルミダイカスト製品を鋳造するダイカスト機において、金型はショット毎にアルミの湯が金型中央に入り込むため、冷却による温度制御が重要である。特に、金型のサイズが大きくなると部位毎に温度ムラが発生し易く、この温度ムラを無くすためには、適切な部位に適切な冷却水量で排熱する必要があり、部位毎に冷却水量を変える必要がある。ところが、大きな金型はその部位が極めて多いことから、管理方法が複雑であり、通常の方法では管理することが困難である。
従来の管理方法に関する文献を見てみると、例えば、特許文献1の金型温度制御装置や特許文献2の金型温度制御システムがあるが、単に金型温度に応じて冷却水量を調節する旨の記載があるだけで、多くても2〜3のゾーンに分けて可変するレベルの管理方法である。温度の制御方法については他の文献も含めて件数は多いが、系統数が多い金型に関する管理方法についてはほとんど無いのが現状である。
実際に4気筒のエンジンブロックの金型冷却孔は多いもので120系統もあり、固定型と可動型とで入熱も異なる。また、金型のサイズが2〜3m角と大きいことから、各系統についてどの箇所の温度を目指して制御すれば良いかを判断することができない。更に、各系統の金型温度が一定になるように120系統の各箇所を個別に制御すると、隣の系統との相互干渉により想定通りに制御することができず、期待通りの温度管理が行えないという問題があった。
特開平11−47883号公報 特開平10−109343号公報
そこで、本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、系統数の多い大きな金型においても的確に温度管理することが可能な金型温度制御システムを提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有するものである。
請求項1に記載の金型温度制御システムは、ダイカスト機の金型の温度を制御するシステムであって、前記金型の各部位の温度を検出する温度センサと、前記金型の各部位を冷却する冷却水の瞬間流量を制御するフローコントローラと、前記温度センサにより検出された金型温度を取得して、生産サイクルの周期毎に目標の金型温度と現在の金型温度の偏差を算出し、流量値に換算して前記フローコントローラに転送する制御装置を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の金型温度制御システムは、請求項1に記載のシステムにおいて、前記制御装置は、前記金型の各部位における代表の金型温度と現在の金型温度を比較して偏差を算出し、その偏差から流量の補正値を決定することを特徴とする。
請求項3に記載の金型温度制御システムは、請求項2に記載のシステムにおいて、前記補正値が前記金型の部位毎に同じ値であり、全体の流量値を一定量調整するものであることを特徴とする。
請求項4に記載の金型温度制御システムは、請求項2に記載のシステムにおいて、前記補正値が前記金型の部位毎に異なる値であり、前回の生産サイクル時の値を100%とし、その値から部位毎の比率で流量値を調整するものであることを特徴とする。
請求項5に記載の金型温度制御システムは、請求項3または請求項4に記載のシステムにおいて、前記制御装置は、前記生産サイクル中の流量を可変させた流量プログラムが予め設定されており、その流量プログラムの波形を変えずに前記補正値を追加することを特徴とする。
請求項6に記載の金型温度制御システムは、請求項1に記載のシステムにおいて、前記制御装置は、前記生産サイクルの1周期をタイマーによりT1、T2、T3の順に3つの時間帯に区分して、T1とT3の流量については予め決められた流量値とし、T2の流量については生産サイクル終了後の金型温度を取得し、次回の生産サイクルの流量値を算出して補正することを特徴とする。
請求項7に記載の金型温度制御システムは、請求項6に記載のシステムにおいて、前記補正は、前記T2の流量値を増減することにより行われることを特徴とする。
請求項8に記載の金型温度制御システムは、請求項6に記載のシステムにおいて、前記補正は、前記生産サイクルの1周期をT4としたとき、T4の定められた時間内で前記T2の時間を増減することにより行われることを特徴とする。
本発明によれば、冷却水の瞬間流量を制御するフローコントローラを使用することにより、設置スペースやコストを抑え、多くの冷却系統の金型温度制御を実現することができるという効果がある。また、生産時に一定流量で制御していた冷却水の流量を1ショット内で変更することにより、凝固速度を変化させ、製品の特性を向上させることができるという効果がある。更に、生産時の1ショット内の温度フラツキの高さを調節することが可能になり、薄肉や複雑な形状の製品を製造する際に、製品の品質や歩留まりが向上するという効果もある。
本発明に係る金型温度制御システムの全体構成を示す概念図である。 同システムにおける流量制御ユニットの構造を示す部分断面図である。 同システムにおけるフローコントローラの内部構造を示す断面図である。 同システムによる制御方法を示すフローチャート図である。 金型温度特性データの一例を示す説明図である。 生産サイクルにおける金型温度と冷却水流量の関係を示すグラフ図である。 演算処理の詳細を示すブロック図である。 基準温度と基準流量の関係を示すテーブル図である。 流量の補正値の例を示すグラフ図である。 流量プログラムの波形に補正値を加える例を示すグラフ図である。 生産サイクル中のT2の流量値を増加する補正例を示すグラフ図である。 生産サイクル中のT4の定められた時間内でT2の時間を増加する補正例を示すグラフ図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の金型温度制御システム1は、アルミダイカスト製品を生産(鋳造)するダイカスト機2において、生産時に一定流量で制御していた冷却水の流量を変更することにより、金型3の温度を制御するシステムである。金型3はダイカスト機2の一部を構成しており、射出装置に設けられる固定型4と、型締装置に設けられる可動型5とから構成されている。
金型3(固定型4と可動型5)の各部位には、熱電対または測温抵抗体からなる温度センサ6(〜6n)が取り付けられている。温度センサ6は、生産サイクル内での金型3の最高温度、最低温度、平均温度、現在温度をリアルタイムで検出する。検出された金型3の温度情報は、電気信号に変換され、後述の演算処理を行う制御装置7に出力される。
ダイカスト機2の外部には、金型3の温度を調節する手段として、冷却水を循環させる冷却水循環装置8が設けられている。冷却水循環装置8は、クーリングタワー9、熱交換器10、タンク11、ポンプ12を備えて構成されている。タンク11内の水は、クーリングタワー9により熱交換器10を介して冷却される。その冷却水は、ポンプ12によって給水配管13を通って金型3の各部位に設けられた冷却水孔に供給され、戻り配管14を通ってタンク11へと循環する。
金型3(固定型4と可動型5)には、それぞれ流量制御ユニット15が取り付けられている。流量制御ユニット15は、図2に示すように、給水配管13に接続されるマニホールド16と、マニホールド16に連装される複数個のフローコントローラ17(〜17n)の集合体からなる。マニホールド16には、給水配管13からの冷却水がストレーナ(図示略)を経由してキャビティ18内に導入され、複数個のポート19(〜19n)で分岐して個々のフローコントローラ17(〜17n)に供給される。
フローコントローラ17は、金型3(固定型4と可動型5)の各部位を冷却する冷却水の瞬間流量を制御する流量制御装置である。フローコントローラ17は、図3に示すように、流量調節弁20と、流量測定部21と、制御部22を備えて構成されており、互い違いに連結された2個のジョイントアダプタ23,23を介してマニホールド16のポート19に接続されている。
流量調節弁20は、本実施形態ではボールバルブ機構を採用している。このボールバルブ機構は、モータアクチュエータ24の回転軸に接続された弁体25と、弁体25の先端に設けられて弁開度を調節可能なボール部26とを有する。
流量測定部21は、本実施形態では羽根車式流量計を採用している。この羽根車式流量計は、流路内で回転可能に支持された羽根車27と、羽根車27の回転数を測定するセンサユニット28とを有する。センサユニット28は、センサ基板29と、GMRセンサ30と、バイアスマグネット31を含み、GMRセンサ30で検知した羽根車27の回転数を測定し、測定結果に応じたパルス信号(回転数信号)を制御部22に出力する。
制御部22は、マイクロコンピュータである。制御部22は、流量測定部21から出力された回転数信号に基づいてモータアクチュエータ24を制御し、流量調節弁20の開度をフィードバック制御(PID制御)する。
以上が本実施形態の金型温度制御システム1の構成であるが、次にその制御方法を図4に基づいて説明する。
〈STEP401〉
はじめに、制御装置7においてシステムの起動を行う。
〈STEP402〉
温度制御を行うにあたって、事前に適正な金型温度分布により、冷却水量のパラメータから金型温度特性データを作成する。金型温度特性データは、まず適正な金型温度分布になるように冷却水を調整し、このときの温度を制御時の目標温度(SV)とする。また、冷却水量を記録し、このときの流量値を基準流量(StFWn)とする。
次に、図5に示すように、金型3の部位毎に冷却水のグループ分けを行う。グループ分けをした中で、基準位置となる部位(冷却No.)を決定する。基準位置は、各部位の温度を調節する際に、中央に近い部位で、かつ変化が現れ易く、温度センサ6を取り付け易い部位が好ましい。なお、既に金型温度特性データが作成されている場合には、既存データの読み込みを行う。
〈STEP403〉
ダイカスト機2による捨て打ち鋳造が終了し、生産が開始されると、金型温度制御状態となる。
〈STEP404〉
工程トリガ信号にて、金型温度制御(演算処理)を開始する。
〈STEP405〉
工程トリガ信号間を生産サイクル間隔とし、時間計測を行う。この時間計測結果を演算周期に設定し、実際の生産サイクルと演算周期とが一致するように調整する。
〈STEP406〉
温度センサ6により金型温度を検出する。図6に示すように、金型温度としては、生産サイクル内での最高温度(MAX)、最低温度(MIN)、平均温度(AVE)、現在温度(DIR)を取得保持し、そのうちのいずれかの温度を、演算処理を行う際の金型温度(PV)に設定する。
〈STEP407〉
演算周期を監視する。
〈STEP408〉
周期毎に目標温度(SV)と金型温度(PV)、本実施形態では現在温度(DIR)を監視し、両温度を比較してSV−PV偏差を算出し、PID演算を実行する。
〈STEP409〉
PID演算を行い、得られた結果をフローコントローラ17の流量値に換算する流量値換算処理を行う。
〈STEP410〉
流量値換算処理により得られた流量値を、制御装置7からフローコントローラ17へ転送する。
〈STEP411〉
鋳造工程における生産サイクルは、製品の取り出し処理などによって時間に遅れが発生し、予め設定した演算周期では生産サイクルと演算処理にズレが生じることがある。このため、工程トリガの入力間隔を生産サイクル間隔として計測し、演算周期の補正を行う。
〈STEP412〉
生産終了後、システムを停止する。
以上のように、演算周期(タイムアップ)後に演算処理が行われ、演算処理は生産開始後、生産終了まで周期的に行われる。なお、この演算処理は、グループ分けされた冷却水グループの基準点についてのみ行われる。
ここで、演算処理について更に詳しく説明すると、図7に示すように、基準点の設定流量値は、PID演算された値をそのまま流量値に変換する。基準点以外の設定流量値は、基準点の現在の設定流量値(SvFWn)と基準流量(StFWn)との増加減率(IDr)を利用して設定流量値に変換する。
図8に示すように、例えば基準点(冷却No.C002)の基準温度(SV)が122℃、基準流量(StFW002)が1.7L/minであり、同じグループの冷却No.C003の基準流量(StFW003)が2.5L/minであったとする。このとき、ある時点の基準点(冷却No.C002)の温度が145℃であり、演算結果として設定流量値(SvFW002)が2.3L/minであった場合、同じグループの冷却No.C003の設定流量値は、次のように算出される。
IDr=SvFW002/StFW002
=2.3/1.7
≒1.35
SvFW003=StFW003*IDr
=2.5*1.35
≒3.38L/min
次に、流量値の補正について説明する。金型温度特性データに基づいて定められた各部位の流量は、あくまでも現在の環境による最適配分であり、アルミ湯の温度、外気温、クーリングタワー9からの冷却水温は、季節や朝昼でも違いが出るため、予め決められた流量を流しても、この外乱によって金型温度は時間と共に変化してしまう。外乱を補正するには、冷却水の流量を調節する必要があるが、注意すべきは排熱配分を変えてはならないことである。この配分を変えてしまうと、全体の温度分布が崩れてしまうので注意が必要であり、配分を変えないように流量を増減し、温度制御することが重要になる。
本実施形態では、金型温度特性データに基づいて定められた流量の冷却水を金型3の各部位に供給した後、代表の金型温度と現在の金型温度を比較して偏差を算出し、その偏差から流量の補正値を決定する。この補正値は、あくまでも全体の補正値であり、補正値を変化率(%)とし、この変化率を各系統の現在の流量(初回は予め決められた流量)に与え、流量を増減して金型3の温度制御を行う。
ここで、図9(A)に示すように、補正値を金型3の部位(系統)毎に同じ値とし、全体の流量値を一定量調整することができる。また、図9(B)に示すように、補正値を金型3の部位(系統)毎に異なる値とし、部位(系統)毎に割合を調整しても良い。例えば、前回の生産サイクル時の値を100%とし、その値から部位(系統)毎の比率で流量値を調整することもできる。
この場合において、生産サイクルの1ショット内の流量は、成形ショット毎に一定であって良い。これにより、金型温度の検出は一つの代表値(基準点)のみで良く、補正値も一つであるため、系統数が増えても管理方法に変わりはなく、金型3のサイズが大きくても容易に温度管理を行うことができる。温度センサ6の個数については、複数個(2〜3個)取り付けて、加重平均によって一つの値にしても良い。補正値の算出に関しても、PID演算としたが、他のデータテーブルから算出する(ステップ制御)方法でも良い。なお、金型3は固定型4と可動型5が独立しているため、代表温度は各1個で合計2個となり、個々の固定型4と可動型5の温度が一定になるように、実際には個々の代表温度で制御して運用するのが望ましい。
また、生産サイクル中の流量を更に複雑に可変させると、より良い品質の製品を短いサイクル時間で提供することが可能になる。例えば図10に示すように、制御装置に生産サイクル中の流量を可変させた流量プログラムが予め設定されていて、その流量プログラムの波形をそのまま変えずに補正値を追加して流量を増減させる。その調整代は、図9(A)のように補正値が同じであっても良いし、図9(B)のように比率によって補正値が異なっていても良い。
また、以下に説明する実施形態は、3個のタイマーを用いて冷却水の流量を変更するものである。図11に示すように、生産サイクルの1周期を3個のタイマーによりT1、T2、T3の順に3つの時間帯に区分する。そして、T1とT3の流量については予め決められた流量値とし、T2の流量については生産サイクル終了後の金型温度を取得し、次回の生産サイクルのT2に流す流量値をPID演算により算出して補正する。
大きな金型で系統数が多い場合には管理が困難であるため、予め赤外線サーモグラフィカメラ(図示略)等で金型温度分布を撮像し、最適時の金型温度分布になるように各系統の冷却水量を予め決定する。また、温度センサ6も代表的な部位に設置し、その温度が一定になるように系統毎にT2の流量を補正することにより、容易に金型温度の管理と温度波形の調整を行うことができる。
なお、この実施形態では、T1、T2、T3の3個のタイマーを使用したが、これに代えて、T1とT2、またはT2とT3の2個のタイマーのみで冷却水の流量を変更しても良い。また、補正についても、T2の流量値を増減することにより行うものとしたが、図12に示すように、生産サイクルの1周期をT4としたとき、T4の定められた時間内でT2の時間のみを増減することにより補正しても良い。
以上の実施形態は、生産サイクル内の金型温度の波形カーブを調整するものである。このように波形カーブを調整することにより、製品の仕上がり状態(凝固による湯ジワやヒケなど)の調整が可能となる。よって、製品の歩留まりが向上するだけでなく、最終的には1サイクルのショット時間の短縮にも繋がる。特に、薄肉の製品の場合には、これらの管理が必須となる。
1:金型温度制御システム
2:ダイカスト機
3:金型
4:固定型
5:可動型
6:温度センサ
7:制御装置
8:冷却水循環装置
9:クーリングタワー
10:熱交換器
11:タンク
12:ポンプ
13:給水配管
14:戻り配管
15:流量制御ユニット
16:マニホールド
17:フローコントローラ
18:キャビティ
19:ポート
20:流量調節弁
21:流量測定部
22:制御部
23:ジョイントアダプタ
24:モータアクチュエータ
25:弁体
26:ボール部
27:羽根車
28:センサユニット
29:センサ基板
30:GMRセンサ
31:バイアスマグネット

Claims (8)

  1. ダイカスト機の金型の温度を制御するシステムであって、
    前記金型の各部位の温度を検出する温度センサと、
    前記金型の各部位を冷却する冷却水の瞬間流量を制御するフローコントローラと、
    前記温度センサにより検出された金型温度を取得して、生産サイクルの周期毎に目標の金型温度と現在の金型温度の偏差を算出し、流量値に換算して前記フローコントローラに転送する制御装置を備えたことを特徴とする金型温度制御システム。
  2. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記制御装置は、前記金型の各部位における代表の金型温度と現在の金型温度を比較して偏差を算出し、その偏差から流量の補正値を決定することを特徴とする金型温度制御システム。
  3. 請求項2に記載のシステムにおいて、前記補正値が前記金型の部位毎に同じ値であり、全体の流量値を一定量調整するものであることを特徴とする金型温度制御システム。
  4. 請求項2に記載のシステムにおいて、前記補正値が前記金型の部位毎に異なる値であり、前回の生産サイクル時の値を100%とし、その値から部位毎の比率で流量値を調整するものであることを特徴とする金型温度制御システム。
  5. 請求項3または請求項4に記載のシステムにおいて、前記制御装置は、前記生産サイクル中の流量を可変させた流量プログラムが予め設定されており、その流量プログラムの波形を変えずに前記補正値を追加することを特徴とする金型温度制御システム。
  6. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記制御装置は、前記生産サイクルの1周期をタイマーによりT1、T2、T3の順に3つの時間帯に区分して、T1とT3の流量については予め決められた流量値とし、T2の流量については生産サイクル終了後の金型温度を取得し、次回の生産サイクルの流量値を算出して補正することを特徴とする金型温度制御システム。
  7. 請求項6に記載のシステムにおいて、前記補正は、前記T2の流量値を増減することにより行われることを特徴とする金型温度制御システム。
  8. 請求項6に記載のシステムにおいて、前記補正は、前記生産サイクルの1周期をT4としたとき、T4の定められた時間内で前記T2の時間を増減することにより行われることを特徴とする金型温度制御システム。
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