JP2001198964A - 射出成形用金型の温度制御装置と射出成形用金型の温度制御方法 - Google Patents

射出成形用金型の温度制御装置と射出成形用金型の温度制御方法

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JP2001198964A JP2000011938A JP2000011938A JP2001198964A JP 2001198964 A JP2001198964 A JP 2001198964A JP 2000011938 A JP2000011938 A JP 2000011938A JP 2000011938 A JP2000011938 A JP 2000011938A JP 2001198964 A JP2001198964 A JP 2001198964A
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refrigerant temperature
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弘明 山縣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型内の温度の位置的バラツキや特定箇所に
おける温度ムラの発生を抑制すると共に、成形品の寸法
精度のバラツキや成形時の残留応力のバラツキを抑制す
ることができるようにした。 【解決手段】 温度センサの配設位置i及び配設位置
i、j間の重要度を考慮した評価関数を作成し(S
1)、次いで、温度センサの検出結果及び冷媒温度の微
小変化が各金型温度に与える影響係数Hki、Hki′を算
出し(S2)、これらを記憶する(S3)。次いで各温
度センサで温度を計測し(S4)、評価関数が最小とな
るように各温調機の冷媒温度を算出する(S5)。次い
で、算出された最適冷媒温度となるように温調機の冷媒
温度を制御し(S6)、温調機に対して冷媒温度の設定
値を出力し(S7)、成形加工が終了するまでステップ
S4〜ステップS7の処理を繰返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形用金型の
温度制御装置と射出成形用金型の温度制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】射出成形は、周知の如く、シリンダ中で
加熱流動化した樹脂等の成形材料を高圧下、金型内に射
出し、該金型内で成形材料を冷却固化又は硬化させ、こ
の後金型を開いて成形品を取り出す成形加工法であり、
一般に型締め、成形材料の射出、保圧、冷却、
型開き、成形品の取出しを1成形サイクルとして行
なわれる。そして、上述した射出成形工程は、熱的外乱
のない定常状態では1成形サイクル内での金型への熱の
出入りは一定し、したがって、どの成形サイクルにおい
ても同一場所、同一時期では成形品に温度差は生じず、
形状寸法の良好な成形品を得ることができる。
【0003】しかしながら、供給される成形材料の量的
変化、溶融温度や室温の変化、冷却管の熱伝達率の変化
等、何らかの熱的外乱が生じると、同一場所、同一時期
であっても成形品の温度履歴に変化が生じ、該温度履歴
の変化に起因して成形品の精度や成形時の残留応力等に
バラツキが発生する。
【0004】このため、従来より、例えば金型内に温度
センサを配設して該温度センサと温調機とを1セットと
し、該温度センサの検出値が一定となるように温調機の
冷媒温度を制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の温度制御方法では、温度センサと温調機とを1セッ
トにして温調機の冷媒温度を制御することにより金型の
温度制御を行っているため、温度センサの配設位置に依
存した制御となっており、したがって上述した熱的外乱
の発生に場所的な偏りがある場合は、温度センサの位置
から離れた場所では上述した冷媒の温度制御を行ったた
めに却って成形品のばらつきが大きくなってしまう虞が
あるという問題点があった。
【0006】また、成形時の寸法精度を一定の許容範囲
内とするためには金型内の温度の位置的バラツキの他、
或る一定の箇所での温度ムラをも低減化しつつ温度制御
する必要があるが、従来のように温度センサの検出値に
対応して温調機の冷媒温度を制御する方法では、上述し
た温度ムラを低減するのことができないという問題点が
あった。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、金型内の温度の位置的バラツキや特定箇
所における温度ムラの発生を抑制すると共に、成形品の
寸法精度のバラツキや成形時の残留応力のバラツキを抑
制することができる射出成形用金型の温度制御装置と射
出成形用金型の温度制御方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る射出成形用
金型の温度制御装置は、金型に埋設されて該金型の温度
を検出する複数の温度検出手段と、前記金型内部を流れ
る複数の冷媒温度の温度調整を行う冷媒温度調整手段
と、前記金型の複数箇所での時間的な温度分布の変動量
を総合的に表現する評価関数を作成する評価関数作成手
段と、該評価関数作成手段によって作成された評価関数
が最小となるような冷媒温度を算出する冷媒温度算出手
段と、該冷媒温度算出手段の算出結果に基づいて前記冷
媒温度調整手段を制御する制御手段とを備えていること
を特徴としている。
【0009】また、本発明に係る射出成形用金型の温度
制御方法は、複数の温度検出手段で金型温度を計測する
と共に、金型内部を流れる複数の冷媒温度の温度調整を
行う一方、前記金型の複数箇所での時間的な温度分布の
変動量を総合的に表現する評価関数を作成し、前記評価
関数が最小となるような冷媒温度を算出し、該算出され
た冷媒温度となるように金型内部を流れる複数の冷媒温
度を制御することを特徴としている。
【0010】尚、本発明の他の特徴は、下記の発明の実
施の形態の記載により明らかとなろう。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0012】図1は本発明に係る射出成形用金型の温度
制御装置の一実施の形態を模式的に示したブロック構成
図であって、該温度制御装置は、所望形状の成形品を射
出成形して製造するための射出成形用金型1と、該射出
成形用金型1の温度を制御する温度制御部2とを有して
いる。
【0013】射出成形用金型1は、固定側金型3と、キ
ャビティ4が形成された可動側金型5とからなり、固定
側金型3及び可動側金型5の内部にはn個の温度センサ
6及びm個の冷却管7が配設されている。
【0014】温度制御部2は、上記複数の温度センサ6
と接続されて金型温度の計測を行う計測部20と、配管
8を介して冷却管7に接続され該冷却管7を流れる水等
の冷媒の温度調整を行う第1及び第2の温調機9a、9
bと、温度制御を行うための評価関数の入力を行う入力
部10と、該入力部10の入力結果に基づいて温度制御
のために種々の最適化演算を行う演算部11と、該演算
部11の演算結果を記憶する記憶部12と、演算部11
の演算結果に基づいて第1及び第2の温調機9a、9b
の冷媒温度を制御する制御部13とから構成されてい
る。尚、第1の温調機9aは固定側金型3の温度調整を
行い、第2の温調機9bは可動側金型5の温度調整を行
う。
【0015】そして、射出成形用金型1においては、加
熱流動化された成形材料が、高圧下、射出ノズル(不図
示)から金型内に射出され、冷却菅7内を通過する水等
の冷媒による温度制御を介して成形材料が硬化され、可
動側金型5を開蓋することによりキャビティ形状に対応
した所望の成形品が得られる。
【0016】図2は本発明の温度制御方法の制御手順を
示すフローチャートである。
【0017】まず、ステップS1で評価関数を作成す
る。
【0018】すなわち、記憶部12には予め数式(1)
に示すような評価関数Vの一般式が格納されている。
【0019】
【数2】 ここで、Tiは温度センサ6の配設位置iの温度、Tjは
温度センサ6の配設位置jの温度を夫々示し、Δは熱的
外乱の生じない安定状態との偏差を示す。したがって、
ΔTiは温度センサ6の配設位置iにおける安定状態と
の偏差を示し、Δ|Ti−Tj|は温度センサ6の配設位
置i、j間の温度差の安定状態との偏差を示している。
【0020】また、数式(1)の右辺第1項は温度セン
サ6の特定の配設位置iでの安定状態に対する温度変動
の影響度合を示し、右辺第2項は温度センサ6の配設位
置i、j間での安定状態に対する温度変動の影響度合を
示している。
【0021】そして、ステップS1では温度センサ6の
配設位置i(i=1〜n)における金型温度の重み付け
係数Wi、及び温度センサ6の配設位置iと配設位置j
(j=1〜n;但し、i≠j)との間における金型温度
の重み付け係数Wijを決定し、評価関数Vを作成する。
すなわち、温度変動の重要度は、金型内の位置や成形内
容に応じて成形品毎に異なるため、金型内の位置や成形
内容に応じた最適な重み付け係数Wi、Wijを決定し、
評価関数Vを作成する。尚、数式(1)から明らかなよ
うに、評価関数Vは熱的外乱のない安定状態からのバラ
ツキを示しており、熱的外乱のない安定状態では「Δ=
0」となるため、評価関数Vは「0」となる。
【0022】次いで、ステップS2では温度センサ6の
検出値を計測部で計測すると共に、数式(2)(3)で
定義される影響係数Hki、Hki′を演算部11で算出す
る。
【0023】
【数3】 ここで、δTkは位置k(k=1〜m)における温調機
9の冷媒温度の変化量を示し、δTi は、温度センサ6
の配設位置iで計測された金型温度の変化量を示し、ま
たδ(Ti−Tj)は、温度センサ6の配設位置i及び配
設位置j間における金型温度の変化量を示す。すなわ
ち、制御部13により各温調機9の冷媒温度を独立して
変化させていった場合にその時の各温度センサ6の温度
変化を計測し、金型温度の変化量δTi又はδ(Ti−T
j)と冷媒温度の変化量δTkとの比として影響係数Hk
i、Hki′を算出する。つまり、影響係数Hkiは、温調
機9の冷媒温度を変化させたときの温度センサ7の変化
量を示し、影響係数Hkiにより位置k(k=1〜m)に
おける冷媒温度が温度センサ6の配設位置iに及ぼす影
響が算出される。同様に、影響係数Hki′により位置k
(k=1〜m)における冷媒温度が温度センサ6の配設
位置i及び配設位置j間に及ぼす影響が算出される。
【0024】そして、ステップS3では各温度センサ6
で検出された温度及び演算部11で演算された影響係数
Hki、Hki′を系の安定した標準状態を示すものとして
記憶部12に記憶する。
【0025】以上のステップS1〜ステップS3の各処
理を実行することにより初期処理を終了する。
【0026】ステップS4では計測部20で各温度セン
サ6で検出される温度を計測し、続くステップS5では
演算部11で評価関数Vが最小となるように各温調機の
冷媒温度を算出する。すなわち、上述したように、評価
関数Vは熱的外乱のない安定状態からのバラツキを示し
ており、評価関数Vが「0」に最接近するように冷媒温
度を調整する。
【0027】具体的には、まず、数式(4)(5)に示
すように、冷媒温度の変化量ΔTkwに基づきΔTi値及
びΔ|Ti−Tj|値を算出する。
【0028】
【数4】 次いで、数式(4)、(5)を数式(1)に代入し、最
小二乗法等の数値演算を行って評価関数Vが最小値とな
るような冷媒温度を算出する。尚、冷媒温度を制御でき
る温調機9の個数が、温度センサ6の個数と同数以上で
あれば、評価関数Vが「0」となるような冷媒温度を算
出することが可能であるが、温調機9の個数が、温度セ
ンサ6個数に比べて少ない場合、評価関数Vを「0」と
することができないため、少なくとも評価関数Vが最小
値となるような最適冷媒温度を算出する。
【0029】次いで、ステップS6ではステップS5で
算出された最適冷媒温度となるように温調機9の冷媒温
度を制御部13で制御し、ステップS7で温調機9に対
して冷媒温度の設定値を出力する。
【0030】そして、ステップS8では成形加工が終了
したか否かを判断し、成形加工が終了していない場合は
ステップS4に戻り、成形加工が終了するまで上述した
ステップS4〜ステップS7の処理を繰返し、成形加工
の終了で温度制御処理を終了する。
【0031】このように本実施の形態では、成形箇所の
位置や成形内容に応じて重み付け係数Wi、Wijを設定
する一方、温度センサ6の計測値等に基づいてΔTi値
及びΔ|Ti−Tj|値を算出し、評価関数Vが最小とな
るように冷媒温度を設定しているので、金型内の温度バ
ラツキや特定箇所の温度ムラに起因した不良成形品が得
られるのを回避することができ、所望の成形品を得るこ
とができる。
【0032】
【実施例】次に、本発明の実施例を具体的に説明する。
【0033】図3は本温度制御装置の適用対象となる射
出成形用金型1であって、該射出成形用金型1は、固定
側金型3には3個、可動側金型5に3個の総計6個の温
度センサ6が埋設されている。すなわち、本実施例では
6個の温度センサ6が配設位置T1〜T6に埋め込まれ
ており、第1及び第2の温調機9a、9bの冷媒温度T
a、Tbにより金型の温度制御が行われる。
【0034】すなわち、まず、評価関数Vを作成すべ
く、重み付け係数Wi、Wijを設定する。
【0035】図4は重み付け係数Wiの設定状態を示す
テーブルであって、各センサ位置i(i=1〜6)に対
し、いずれの重み付け係数Wiも「5」に設定されてい
る。また、図5は重み付け係数Wijの設定状態を示すマ
ップであって、本実施例では成形品(キャビティ面)の表
裏の温度差により生ずる「そり」を抑制するため、特定
の温度センサにより計測される温度値より、温度センサ
間の温度差が少なくなるように重み付け係数が設定され
ている。
【0036】そして、本実施例では、図4及び図5で設
定された重み付け係数Wi、Wijを使用し、数式(1)
で示す評価関数Vが最小となるように冷媒温度Ta、T
bを制御する。
【0037】図6は、1日の室温変化を熱的外乱とした
場合の第1及び第2の温調機9a、9bの冷媒温度を示
している。すなわち、計測は6時から20時まで行い、
図中、実線Aが第1の温調機9aの冷媒温度の変化、実
線Bが第2の温調機9bの冷媒温度の変化を示し、破線
Cが室温変化を示している。
【0038】また、図7は、図6のように1日の室温変
化の過程で冷媒温度を制御していった場合におけるセン
サ位置T2とセンサ位置T5の温度センサ6の経時的温
度変化を比較例(冷媒制御を行わなかった場合)と共に
示した図である。
【0039】図中、実線Dがセンサ位置T5において本
発明を適用した場合を示し、破線D′はセンサ位置T5
において本発明の冷媒温度制御を行わなかった場合を示
している。
【0040】また、実線Eはセンサ位置T2において本
発明を適用した場合を示し、破線E′はセンサ位置T2
において本発明の冷媒温度制御を行わなかった場合を示
している。
【0041】この図7から明らかなように、本発明の冷
媒温度制御を行うことにより、温度変化を抑制すること
ができ、特にセンサ位置T2では金型温度は略一定とす
ることができることが判る。
【0042】図8はセンサ位置T2及びセンサ位置T5
におけるセンサ位置間の温度差の経時変化を示したもの
であり、実線Fは本発明、破線F′が冷媒温度制御を行
わなかった比較例を示している。
【0043】本実施例では、図5に示すようにセンサ位
置T2とセンサ位置T5の重み付け係数Wijが「10」
と大きく設定されているので、センサ位置T2とセンサ
位置T5との間の温度差が冷媒温度制御を行わなかった
場合に比べて小さくなる。すなわち、冷媒温度制御を行
わなかった場合はセンサ位置T2とセンサ位置T5との
間の温度差が最大で約5℃であるのに対し(図中、Δ
X′で示す)、本実施例の場合は前記温度差が最大で約
2℃であり(図中、ΔXで示す)、センサ位置T2とセ
ンサ位置T5との間の温度変動幅が小さくなることが判
る。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、外
気温度の変化、冷却管の腐食などによる熱伝達率の変化
などの熱的外乱が発生しても、温度センサ位置の温度変
化、温度センサ間の温度差の低減化を図ることができ
る。したがって、温度ばらつきが原因で発生する「そ
り」や残留応力などの成形時のばらつき低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形用金型の温度制御装置の
一実施の形態を示すブロック構成図ある。
【図2】射出成形用金型の温度制御方法の制御手順を示
すフローチャートである。
【図3】本発明の温度制御装置の適用対象となる射出成
形用金型の一実施例を模式的に示した図である。
【図4】重み付け係数Wiの設定状態を示すテーブルで
ある。
【図5】重み付け係数Wijの設定状態を示すマップであ
る。
【図6】1日の室温変化を熱的外乱とした場合の第1及
び第2の温調機の冷媒温度の温度特性図である。
【図7】センサ位置T2とセンサ位置T5の温度センサ
の経時的温度変化を比較例と共に示した特性図である。
【図8】センサ位置T2及びセンサ位置T5におけるセ
ンサ位置間の温度差の経時変化を示した特性図である。
【符号の説明】
1 射出成形用金型(金型) 9a 第1の温調機(冷媒温度調整手段) 9b 第2の温調機(冷媒温度調整手段) 10 入力部(評価関数作成手段) 11 演算部(冷媒温度算出手段) 13 制御部(制御手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型に埋設されて該金型の温度を検出す
    る複数の温度検出手段と、前記金型内部を流れる複数の
    冷媒温度の温度調整を行う冷媒温度調整手段と、前記金
    型の複数箇所での時間的な温度分布の変動量を総合的に
    表現する評価関数を作成する評価関数作成手段と、該評
    価関数作成手段によって作成された評価関数が最小とな
    るような冷媒温度を算出する冷媒温度算出手段と、該冷
    媒温度算出手段の算出結果に基づいて前記冷媒温度調整
    手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とす
    る射出成形用金型の温度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記冷媒温度の微小変化の金型温度に及
    ぼす影響度を算出する影響度算出手段を有すると共に、 前記評価関数作成手段は、前記温度検出手段の埋設箇所
    に対応する成形品部位の重要度に基づいた評価関数を作
    成し、 かつ、前記冷媒温度算出手段は、前記温度検出手段によ
    り検出される金型温度と前記冷媒温度の変化量と前記影
    響度とに基づき前記評価関数が最小となるような冷媒温
    度を算出することを特徴とする請求項1記載の射出成形
    用金型の温度制御装置。
  3. 【請求項3】 前記評価関数は、前記温度検出手段の配
    設位置i(iは正の整数)、j(jは正の整数;但し、
    i≠j)の温度をTi、Tj、安定状態との偏差をΔ、前
    記配設位置iの重み付け係数をWi、及び前記配設位置
    i及び前記配設位置j間の重み付け係数をWijとする
    と、 【数1】 で与えられることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の射出成形用金型の温度制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の温度検出手段で金型温度を計測す
    ると共に、金型内部を流れる複数の冷媒温度の温度調整
    を行う一方、前記金型の複数箇所での時間的な温度分布
    の変動量を総合的に表現する評価関数を作成し、前記評
    価関数が最小となるような冷媒温度を算出し、該算出さ
    れた冷媒温度となるように金型内部を流れる複数の冷媒
    温度を制御することを特徴とする射出成形用金型の温度
    制御方法。
  5. 【請求項5】 前記冷媒温度の微小変化の金型温度に及
    ぼす影響度を算出すると共に、前記温度検出手段の温度
    検出箇所に対応する成形品部位の重要度に基づいて前記
    評価関数を作成し、前記温度検出手段により検出される
    金型温度と前記冷媒温度の変化量と前記影響度とに基づ
    き前記評価関数が最小となるような冷媒温度を算出する
    ことを特徴とする請求項4記載の射出成形用金型の温度
    制御方法。
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