JP6844569B2 - ワイヤハーネス用経路規制部材及びワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤハーネス用経路規制部材及びワイヤハーネスに関する。
従来、例えば車両用のワイヤハーネスには、所定の配索経路に沿って電線を配索するためのプロテクタが設けられている(例えば、特許文献1参照)。同文献のプロテクタは、電線を収容可能な凹部を有するプロテクタ本体と、凹部の開口を閉塞する蓋部材とを備えている。プロテクタ本体及び蓋部材は共に合成樹脂材料により形成されている。所定の配索経路に対応した形状のプロテクタを用いることにより、プロテクタ内に収容された電線の経路が規制される。
特開2016−46943号公報
ところで、特許文献1に記載のワイヤハーネスのプロテクタは、所定の配索経路に対応した形状を有している。そのため、配索経路毎に形状の異なるプロテクタを用いる必要がある。
本発明の目的は、簡単な構成によって配索経路を規制することのできるワイヤハーネス用経路規制部材及びワイヤハーネスを提供することにある。
上記目的を達成するためのワイヤハーネス用経路規制部材は、電線を備えるワイヤハーネスに適用され、前記電線が挿通されるとともに前記電線の経路を規制するワイヤハーネス用経路規制部材であって、筒状部材と、曲げ部を有し、前記筒状部材の端部が接続される筒状の接続部材と、を備える。
同構成によれば、経路規制部材が曲げ部を有する接続部材と筒状部材との分割構造を有する。このため、曲げ角度の異なる接続部材に変更することによって異なる配索経路に対応することが可能となる。また、接続部材の全長を短くすることができるため、接続部材を容易に形成することができる。したがって、簡単な構成によって配索経路を規制することができる。
上記ワイヤハーネス用経路規制部材において、前記接続部材及び前記筒状部材は共に導電性を有し、互いに電気的に接続されていることが好ましい。
同構成によれば、電線への通電に伴って発生する電磁波が接続部材及び筒状部材により吸収されるとともに、吸収された電荷が互いに電気的に接続された接続部材及び筒状部材の一方から他方に流れることで同電荷をグランドに放出することが可能となる。
上記ワイヤハーネス用経路規制部材において、前記接続部材は、可撓性及び絶縁性を有する筒状の本体部と、前記本体部の内部に設けられた導電体と、を有し、前記導電体と前記筒状部材とが電気的に接続されていることが好ましい。
同構成によれば、例えばゴムや樹脂などの絶縁性材料によって成形された本体部の内部に導電体を設けることによって導電性を有する接続部材を形成することができる。
また、本体部が可撓性を有することから、本体部が撓むこととなり、ワイヤハーネスの配索作業を容易に行うことができる。
上記ワイヤハーネス用経路規制部材において、前記導電体は、前記本体部に埋設された埋設部と、前記埋設部に連なるとともに前記本体部の内周面から突出する突出部とを有しており、前記突出部が前記筒状部材に当接されていることが好ましい。
同構成によれば、導電体の突出部が筒状部材に当接しているため、導電体及び筒状部材を良好に電気的に接続することができる。更に、導電体全体が接続部材の本体部の内側に露出するのではなく、導電体の埋設部と筒状部材との間には、接続部材の本体部が介在することとなる。このため、例えば接続部材の端部に筒状部材を挿入する際に、筒状部材のエッジが接触することによって導電体が損傷することを抑制できる。
上記ワイヤハーネス用経路規制部材において、前記導電体は、導電性の素線が筒状に編み込まれた編組部材であることが好ましい。
同構成によれば、シールド部材が編組線からなり、可撓性を有することから、本体部の撓み変形に対してシールド部材が追従して撓むこととなる。このため、ワイヤハーネスの配索作業を一層容易に行うことができる。
また、上記構成によれば、編組線からなる筒状のシールド部材をインサートして本体部を成形することにより、接続部材を容易に形成することができる。
上記ワイヤハーネス用経路規制部材において、前記筒状部材は、半割筒状をなす一対の半割体を有しており、前記半割体における周方向の端面及び周方向の端部外周面の少なくとも一方には、前記半割体同士の径方向における相対変位を規制する規制部が設けられていることが好ましい。
同構成によれば、一対の半割体により電線を挟むことで同電線を容易に覆うことができる。
また、上記構成によれば、半割体に設けられた規制部によって半割体同士の径方向における相対変位が規制される。このため、筒状部材を一対の半割体によって構成しつつも、半割体によって電線が覆われた状態を好適に維持することができる。
特に、上記規制部が半割体における周方向の端面や周方向の端部外周面に設けられるため、こうした規制部を半割体の内周側に設けなくて済む。このため、筒状部材の内部空間が規制部によって制限されることを抑制でき、電線を覆うために半割体(筒状部材)を大型化することを抑制できる。これにより、半割体の体格の増大、ひいてはワイヤハーネスの体格の増大を抑制できる。
上記ワイヤハーネス用経路規制部材において、前記規制部は、前記半割体における周方向の端部外周面から外周側に突出する規制凸部であり、前記接続部材の端部内周面には、前記規制凸部が嵌合される嵌合凹部が設けられていることが好ましい。
同構成によれば、一対の半割体の端部を接続部材の端部に挿入して接続する際に、規制凸部を接続部材の嵌合凹部に嵌合させることで接続部材に対する半割体の位置決めを行うことができる。
上記目的を達成するためのワイヤハーネスは、電線と、上記いずれか1つのワイヤハーネス用経路規制部材と、を備える。
同構成によれば、上記ワイヤハーネス用経路規制部材のいずれか1つの作用効果と同様な作用効果を奏することができる。
本発明によれば、簡単な構成によって配索経路を規制することができる。
ワイヤハーネス用経路規制部材及びワイヤハーネスの一実施形態について、車両に配索された状態のワイヤハーネスを示す側面図。 図1のA部を拡大して示す斜視図。 図2に示す筒状部材を構成する第1半割体及び第2半割体を互いに離間して示す斜視図。 同実施形態の接続部材を示す斜視図。 同実施形態の接続部材の長さ方向に沿った断面構造を示す断面図。 変形例における筒状部材の斜視図。 変形例における筒状部材について、(a)は、筒状部材を構成する一対の半割体を互いに離間して示す斜視図、(b)は、筒状部材の軸線に直交する断面構造を示す断面図、(c)は、筒状部材の軸線に沿った断面構造を示す断面図。
以下、図1〜図5を参照して、一実施形態について説明する。
図1に示すように、ワイヤハーネス10は、例えばハイブリッド車や電気自動車などの車両90の床下を含む経路に配索されるものであり、車両90の前部に配置されるモータ91と、車両90の後部に配置されるインバータ92とを電気的に接続する。
図2に示すように、ワイヤハーネス10は、電線11と、電線11が挿通されるとともに電線11の経路を規制する筒状の経路規制部材20とを備えている。
電線11は、芯線12と芯線12の外周を覆う絶縁被覆13とを有している。芯線12は、例えば、銅合金からなる複数の金属素線を撚り合わせて形成される撚り線である。絶縁被覆13は、ポリ塩化ビニル(PVC)などの絶縁体である。
経路規制部材20は、電線11の長さ方向において互いに間隔をおいて配置される複数の筒状部材40と、上記長さ方向において隣り合う2つの筒状部材40の間に設けられ、接続部材30の端部がそれぞれ接続された曲げ部30bを有する筒状の接続部材30と、接続部材30を筒状部材40に対して締め付ける締付部材50とを備えている。
次に、筒状部材40及び接続部材30について詳細に説明する。
<筒状部材40>
図2及び図3に示すように、筒状部材40は、直線状に延在する軸線を有するとともに半割円筒状をなす一対の半割体(第1半割体41及び第2半割体42)を有している。各半割体41,42は、いずれもアルミニウム合金によって形成されている。なお、以降において、筒状部材40の軸線を中心とした周方向を単に周方向として称する。
第1半割体41には、周方向の両端部から外周側に突出するとともに周方向の両端面41bよりも周方向に突出する一対の規制凸部41aが設けられている。本実施形態の規制凸部41aは、断面半円形状をなしており、第1半割体41の長さ方向の全体にわたって設けられている。
図2に示すように、第1半割体41の両端面41bと第2半割体42の両端面とが付き合わされた状態において、両規制凸部41aが第2半割体42の周方向の両端部の外周面にそれぞれ対向する。これにより、半割体41,42同士の径方向における相対変位が規制される。
<接続部材30>
図2、図4及び図5に示すように、接続部材30は、筒状部材40の端部が挿入される一対のストレート部30aと、これらストレート部30aの間に位置する曲げ部30bとを有している。
図4及び図5に示すように、接続部材30は、接続部材30の外殻をなす筒状の本体部31と、本体部31の内部に設けられた導電体からなるシールド部材32とを有している。
本体部31は、ゴム材料により形成され、可撓性及び絶縁性を有している。
本体部31の両端部の内周面には、各ストレート部30aの長さ方向に沿って一対の嵌合凹部31aが延設されている。本実施形態の嵌合凹部31aは、規制凸部41aの形状に沿った断面半円形状をなしている。
本体部31の両端部の外周面には、各ストレート部30aの周方向に沿って延びる環状溝31bが形成されている。
図2に示すように、各嵌合凹部31aには、筒状部材40(第1半割体41)の両規制凸部41aが嵌合される。また、環状溝31b(図4及び図5参照)には、金属製のカシメリングなどの締付部材50が取り付けられる。
図4及び図5に示すように、シールド部材32は、導電性の素線が筒状に編み込まれた編組部材からなる。シールド部材32を構成する素線は、筒状部材40と同一のアルミニウム合金により形成されている。
シールド部材32は、本体部31に対して全周にわたって埋設された埋設部32aと、埋設部32aの長さ方向の両側に連なるとともに本体部31の内周面から突出する一対の突出部32bとを有している。
各突出部32bは、本体部31の延在方向の内側に向けて折り返されている。なお、各突出部32bのうち上記嵌合凹部31aに対応する部分は、切り欠かれている。各突出部32bの外周側に、上記環状溝31bが設けられている。
本体部31の両端部に対して筒状部材40(第1半割体41,第2半割体42)が挿入された状態において、環状溝31bに取り付けられた締付部材50によって筒状部材40に対して接続部材30が締め付けられる。これにより、シールド部材32の各突出部32bの内周面に筒状部材40の外周面が当接されてシールド部材32と筒状部材40とが電気的に接続されている。
なお、筒状部材40の他方の端部は、粘着テープ(図示略)により留められている。
本実施形態の作用効果について説明する。
(1)経路規制部材20は、筒状部材40と、曲げ部30bを有し、筒状部材40の端部が接続される筒状の接続部材30とを備えている。
こうした構成によれば、経路規制部材20が曲げ部30bを有する接続部材30と筒状部材40との分割構造を有する。このため、曲げ角度の異なる接続部材30に変更することによって異なる配索経路に対応することが可能となる。また、接続部材30の全長を短くすることができるため、接続部材30を容易に形成することができる。したがって、簡単な構成によって配索経路を規制することができる。
(2)接続部材30は、可撓性及び絶縁性を有する筒状の本体部31と、本体部31の内部に設けられた導電体からなるシールド部材32とを有する。筒状部材40は、導電性の金属材料からなる。シールド部材32と筒状部材40とが電気的に接続されている。
こうした構成によれば、電線11への通電に伴って発生する電磁波が接続部材30及び筒状部材40により吸収されるとともに、吸収された電荷が互いに電気的に接続された接続部材30及び筒状部材40の一方から他方に流れることで同電荷をグランドに放出することが可能となる。
こうした構成によれば、絶縁性のゴム材料によって成形された本体部31の内部に導電体からなるシールド部材32を設けることによって導電性を有する接続部材30を形成することができる。
また、本体部31が可撓性を有することから、本体部31が撓むこととなり、ワイヤハーネス10の配索作業を容易に行うことができる。
(3)シールド部材32は、導電性の素線が筒状に編み込まれた編組部材からなる。シールド部材32は、本体部31に埋設された埋設部32aと、埋設部32aに連なるとともに本体部31の内周面から突出する突出部32bとを有している。突出部32bが筒状部材40に当接されている。
こうした構成によれば、シールド部材32の突出部32bが筒状部材40に当接しているため、シールド部材32及び筒状部材40を良好に電気的に接続することができる。更に、シールド部材32全体が接続部材30の本体部31の内側に露出するのではなく、シールド部材32の埋設部32aと筒状部材40との間には、接続部材30の本体部31が介在することとなる。このため、例えば接続部材30の端部に筒状部材40を挿入する際に、筒状部材40のエッジが接触することによってシールド部材32が損傷することを抑制できる。
また、シールド部材32が編組部材からなり、可撓性を有することから、本体部31の撓み変形に対してシールド部材32が追従して撓むこととなる。このため、ワイヤハーネス10の配索作業を容易に行うことができる。
また、上記構成によれば、編組部材からなる筒状のシールド部材32をインサートして本体部31を成形することにより、接続部材30を容易に形成することができる。
(4)筒状部材40は、半割筒状をなす一対の半割体41,42を有している。第1半割体41における周方向の端部外周面には、半割体41,42同士の径方向における相対変位を規制する規制凸部41aが設けられている。
こうした構成によれば、一対の半割体41,42により電線11を挟むことで電線11を容易に覆うことができる。
また、上記構成によれば、第1半割体41に設けられた規制凸部41aによって半割体41,42同士の径方向における相対変位が規制される。このため、筒状部材40を一対の半割体41,42によって構成しつつも、半割体41,42によって電線が覆われた状態を好適に維持することができる。
特に、規制凸部41aが、第1半割体41における周方向の両端部から外周側に突出しているため、こうした規制凸部を第1半割体の内周側に設けなくて済む。このため、筒状部材40の内部空間が規制凸部41aによって制限されることを抑制でき、電線11を覆うために半割体41,42(筒状部材40)を大型化することを抑制できる。これにより、半割体41,42の体格の増大、ひいてはワイヤハーネス10の体格の増大を抑制できる。
(5)接続部材30の端部内周面には、規制凸部41aが嵌合される嵌合凹部31aが設けられている。
こうした構成によれば、一対の半割体41,42からなる筒状部材40の端部を接続部材30の端部に挿入して接続する際に、規制凸部41aを接続部材30の嵌合凹部31aに嵌合させることで接続部材30に対する半割体41,42の位置決めを行うことができる。
(6)シールド部材32を構成する素線は、筒状部材40と同一のアルミニウム合金により形成されている。このため、シールド部材32と筒状部材40との間での電食の発生を抑制することができる。
(7)接続部材30の外周面に設けられた環状溝31bには、接続部材30を筒状部材40に対して締め付ける締付部材50が取り付けられている。
こうした構成によれば、接続部材30と筒状部材40との相対変位を抑制することができる。また、シールド部材32の突出部32bの外周側に上記環状溝31bが設けられているため、突出部32bが筒状部材40に対して密着されることとなり、接続部材30と筒状部材40との電気的接続の信頼性を向上させることができる。また、環状溝31bによって締付部材50の位置決めを行うことができる。
(8)ワイヤハーネス10は、絶縁被覆された芯線12を有する電線11と、経路規制部材20とを備えている。
こうした構成によれば、上記作用効果(1)〜(7)と同様な作用効果を奏することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・締付部材50を合成樹脂製の結束バンドなどに変更することもできる。
・上記実施形態では、シールド部材32の各突出部32bのうち本体部31の嵌合凹部31aに対応する部分が切り欠かれた形状としたが、こうした切り欠き形状は必須の構成ではなく、省略することもできる。
・ワイヤハーネス10は、複数の接続部材30を備えるものであってもよい。この場合、各接続部材30に筒状部材40の端部が接続されるようにすればよい。
・接続部材30の本体部31の端部内周面に環状のシールリップ部を突設させることもできる。この場合、シールリップ部が筒状部材40の外周面に対して密接することで、筒状部材40と接続部材30との間のシール性を向上させることができる。
・規制凸部41aは、第1半割体41の長さ方向の全体にわたって設けられるものに限定されない。すなわち、第1半割体41の長さ方向において複数の規制凸部を互いに間隔をおいて設けることもできる。
・図6に示すように、第1半割体141及び第2半割体142における周方向の両端面に、半割体141,142同士の径方向における相対変位を規制する規制面141a,142aを設けることもできる。この場合、第1半割体141の両規制面141aは、筒状部材140の径方向に対して互いに逆方向に傾斜している。また、第2半割体142の両規制面142aは、対向する第1半割体141の規制面141aに沿って筒状部材140の径方向に対して互いに逆方向に傾斜している。これにより、上記実施形態の作用効果(4)に準じた作用効果を奏することができる。またこの場合、規制凸部41aを省略することができることから、半割体141,142を容易に形成することができる。またこの場合、本体部31の嵌合凹部31aを省略することができる。
・図7(a)〜図7(c)に示すように、第1半割体241における周方向の両端面から周方向に沿って係合凸部243をそれぞれ突出させる一方、第2半割体242における周方向の両端面に、上記一対の係合凸部243に沿った形状を有し、係合凸部243が係合される係合凹部244を設けるようにしてもよい。各係合凸部243の周方向の端面には、筒状部材240の径方向に対して互いに逆方向に傾斜する第1規制面241aが設けられている。また、各係合凸部243の両側面、すなわち筒状部材240の長さ方向における両端面には、内周側ほど互いに近接するように傾斜する第2規制面243aが設けられている。この場合、半割体241,242同士の径方向及び長さ方向における相対変位を規制することができる。なお、上記第1規制面241a及び第2規制面243aのうちの一方を省略することもできる。この場合であっても、半割体241,242同士の径方向における相対変位を規制することができる。
・半割体は、半割体同士の径方向における相対変位を規制する規制部を有していないものであってもよい。
・上記実施形態では、一対の半割体41,42によって筒状部材40を分割して構成したが、1つの筒体によって筒状部材40を構成することもできる。
・接続部材を構成する導電体は、編組部材からなるシールド部材32に限定されない。例えばアルミニウム合金などからなる金属箔によって導電体を構成することもできる。
・筒状部材及び導電体は、同種の金属材料であることが好ましく、アルミニウム合金以外の金属材料によって形成してもよい。また、筒状部材及び導電体は、同種の金属材料によって形成されるものに限定されず、異種の金属材料によって形成することもできる。
・例えば接続部材全体がアルミニウム合金などの金属材料によって鋳造されたものであってもよい。
・例えばゴム材料からなる本体部31のみによって接続部材を構成することもできる。また、硬質樹脂材料によって筒状部材を構成することもできる。この場合、例えば電線を導電性の編組部材からなるシールド部材によって覆うことが好ましい。
10…ワイヤハーネス、11…電線、12…芯線、13…絶縁被覆、20…経路規制部材、30…接続部材、30a…ストレート部、30b…曲げ部、31…本体部、31a…嵌合凹部、31b…環状溝、32…シールド部材、32a…埋設部、32b…突出部、40,140,240…筒状部材、41,141,241…第1半割体、41a…規制凸部、41b…端面、42,142,242…第2半割体、50…締付部材、90…車両、91…モータ、92…インバータ、141a,142a…規制面、241a…第1規制面、243…係合凸部、243a…第2規制面、244…係合凹部。

Claims (6)

  1. 電線を備えるワイヤハーネスに適用され、前記電線が挿通されるとともに前記電線の経路を規制するワイヤハーネス用経路規制部材であって、
    筒状部材と、
    曲げ部を有し、前記筒状部材の端部が接続される筒状の接続部材と、を備え
    前記接続部材及び前記筒状部材は共に導電性を有し、互いに電気的に接続されており、
    前記接続部材は、可撓性及び絶縁性を有する筒状の本体部と、前記本体部の内部に設けられた導電体と、を有し、
    前記導電体と前記筒状部材とが電気的に接続されている、
    ワイヤハーネス用経路規制部材。
  2. 前記導電体は、前記本体部に埋設された埋設部と、前記埋設部に連なるとともに前記本体部の内周面から突出する突出部とを有しており、
    前記突出部が前記筒状部材に当接されている、
    請求項に記載のワイヤハーネス用経路規制部材。
  3. 前記導電体は、導電性の素線が筒状に編み込まれた編組部材である、
    請求項または請求項に記載のワイヤハーネス用経路規制部材。
  4. 前記筒状部材は、半割筒状をなす一対の半割体を有しており、
    前記半割体における周方向の端面及び周方向の端部外周面の少なくとも一方には、前記半割体同士の径方向における相対変位を規制する規制部が設けられている、
    請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のワイヤハーネス用経路規制部材。
  5. 前記規制部は、前記半割体における周方向の端部外周面から外周側に突出する規制凸部であり、
    前記接続部材の端部内周面には、前記規制凸部が嵌合される嵌合凹部が設けられている、
    請求項に記載のワイヤハーネス用経路規制部材。
  6. 絶縁被覆された芯線を有する電線と、
    請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のワイヤハーネス用経路規制部材と、を備える、
    ワイヤハーネス。
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