JP6843278B1 - 差圧センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタの接合安定性を向上できる差圧センサを提供する。【解決手段】差圧センサは、大気圧と測定媒体の圧力との差圧を検出するセンサモジュールと、センサモジュールを収容するとともに、大気を内部に導入する大気導入孔が形成されたケース体と、ケース体の内側から大気導入孔を覆うように設けられたフィルタと、を備え、ケース体は、ケース体の内側に凸となる凸部を有しており、大気導入孔は、凸部に設けられており、フィルタは、凸部に接合されている。【選択図】図2

Description

本開示は、大気圧と測定媒体の圧力との差圧を検出する差圧センサに関するものである。
特許文献1には、半導体差圧センサが記載されている。半導体差圧センサは、大気圧と測定媒体の圧力との差圧を検出する圧力センサモジュールと、圧力センサモジュールを収納するハウジング及びケースと、を有している。ハウジング及びケースは、いずれも熱可塑性樹脂により形成されている。ケースには、ケース内部に大気圧を導入するための大気導入孔が形成されている。大気導入孔には、粉塵又は水がケース内部に浸入するのを防ぐフィルタが設けられている。
特許第6253825号公報
特許文献1に記載された半導体差圧センサのフィルタは、ケースの内壁面のうち大気導入孔の周囲に設けられた接合面に、例えば溶着によって接合されている。ケースの接合面は、当該接合面の周囲の内壁面と同一面上に形成されている。ケースには、周囲温度の変化によって熱膨張又は熱収縮が生じる。接合面とその周囲の内壁面とが同一面上に形成されている場合、接合面には、ケースの膨張又は収縮の影響による変形が生じやすい。このため、特許文献1に記載された半導体差圧センサには、接合面の変形によりフィルタの接合安定性が低下してしまうという課題があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、フィルタの接合安定性を向上できる差圧センサを提供することを目的とする。
本開示に係る差圧センサは、大気圧と測定媒体の圧力との差圧を検出するセンサモジュールと、前記センサモジュールを収容するとともに、大気を内部に導入する大気導入孔が形成されたケース体と、前記ケース体の内側から前記大気導入孔を覆うように設けられたフィルタと、を備え、前記ケース体は、前記ケース体の内側に凸となる凸部を有しており、前記大気導入孔は、前記凸部に設けられており、前記フィルタは、前記凸部に接合されている。
本開示によれば、差圧センサにおけるフィルタの接合安定性を向上させることができる。
実施の形態1に係る半導体差圧センサの構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る半導体差圧センサの大気導入孔及びフィルタの構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る半導体差圧センサの凸部及びフィルタの構成を示す上面図である。 実施の形態1に係る半導体差圧センサにおいて、フィルタが取り付けられる前の大気導入孔の構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る半導体差圧センサにおいて、フィルタが取り付けられる前の大気導入孔の構成を示す上面図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る差圧センサについて説明する。本実施の形態では、差圧センサとして半導体差圧センサを例示している。本実施の形態に係る半導体差圧センサは、例えば、自動車のガソリンタンクに取り付けられ、ガソリン蒸気の圧力変化を検出するために用いられる。
図1は、本実施の形態に係る半導体差圧センサの構成を示す断面図である。図1の上下方向は、例えば、鉛直方向を表している。図1に示すように、半導体差圧センサは、ガソリンタンク100の上面部に形成された貫通孔101に取り付けられる。
半導体差圧センサは、大気圧と測定媒体の圧力との差圧を検出するセンサモジュール10を有している。センサモジュール10は、圧力検出素子11と、圧力検出素子11を保持する樹脂パッケージ13と、を有している。圧力検出素子11は、接着剤層14により樹脂パッケージ13に固定されている。接着剤層14は、シリコーン樹脂等の低剛性の接着剤を用いて形成されている。また、樹脂パッケージ13の上方には、大気が導入される圧力基準室12が形成されている。圧力基準室12は、圧力検出素子11と隣接して設けられている。
圧力検出素子11は、中央部に配置された薄膜状のダイヤフラム11aと、ダイヤフラム11aの歪みを検出する不図示の電気回路と、を有している。圧力検出素子11は、単結晶シリコン基板を用いて形成されている。ダイヤフラム11aの上面には、圧力基準室12内の圧力である大気圧が作用する。ダイヤフラム11aの下面には、測定媒体の圧力が作用する。電気回路には、ダイヤフラム11aの歪みを抵抗値の変化として検出するためのピエゾ抵抗が含まれている。
ダイヤフラム11aは、大気圧と測定媒体の圧力との差圧によって変形する。電気回路では、ダイヤフラム11aの変形量に応じてピエゾ抵抗の抵抗値が変化することを利用して、差圧が検出される。なお、本実施の形態の圧力検出素子11は、ダイヤフラム11aの歪みが抵抗値の変化として検出されるように構成されているが、圧力検出素子11は、ダイヤフラム11aの歪みが静電容量の変化として検出されるように構成されていてもよい。
また、センサモジュール10は、増幅調整回路15を有している。増幅調整回路15は、接着剤層14と同様の接着剤層16により、樹脂パッケージ13に固定されている。増幅調整回路15は、増幅回路、調整回路、ROM(Read Only Memory)等を有している。増幅回路では、圧力検出素子11によって検出された圧力が電気信号に変換され、その電気信号が増幅される。調整回路では、増幅された電気信号が調整され、所定の出力特性を有する電圧信号が生成される。ROMには、調整回路で用いられる調整データが格納されている。
圧力検出素子11及び増幅調整回路15は、金又はアルミニウムにより形成されたワイヤ17を介して、リードフレーム18に接続されている。リードフレーム18は、溶接又ははんだ付けにより、外部接続用ターミナル19に接続されている。増幅調整回路15によって生成された電圧信号は、外部接続用ターミナル19を介して外部に出力される。圧力検出素子11、増幅調整回路15及びワイヤ17は、保護部材20によって覆われている。保護部材20は、フロロシリコーンゲル、フッ素ゲル等により形成されている。
樹脂パッケージ13の上方には、圧力基準室12の開口部を塞ぐカバー21が取り付けられている。カバー21は、樹脂パッケージ13に対し、接着又は圧入によって取り付けられている。樹脂パッケージ13は、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂により形成されている。カバー21は、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PolyButyleneTerephtalate樹脂;PBT樹脂)、ポリフェニレンスルファイド樹脂(PolyPhenyleneSulfide樹脂;PPS樹脂)等の熱可塑性樹脂により形成されている。カバー21には、圧力基準室12に大気を導入するための1つ又は複数の大気導入孔22が形成されている。
樹脂パッケージ13は、円柱状に形成された円柱部23を有している。円柱部23は、圧力検出素子11の下方に位置している。円柱部23の下端には、円柱部23と同軸でかつ円柱部23よりも小径の円柱状に形成された突出部24が設けられている。突出部24の外周には、Oリング25が装着されている。Oリング25は、樹脂パッケージ13と後述するケース50との双方に密着している。突出部24の先端部には、面取りが施されている。円柱部23及び突出部24の内部には、ガソリン蒸気を測定媒体として導入する測定媒体導入路26が形成されている。測定媒体導入路26は、円柱部23及び突出部24をそれぞれの中心軸に沿って貫通している。測定媒体導入路26の上端は、ダイヤフラム11aの下面と対向するように上向きに開口している。測定媒体導入路26の下端は、下向きに開口している。
センサモジュール10は、ケース体30の内部空間に収容されている。ケース体30は、ハウジング40、ケース50及びカバー60を有している。ハウジング40、ケース50及びカバー60はいずれも、PBT樹脂、PPS樹脂等の熱可塑性樹脂により形成されている。
ハウジング40は、センサモジュール10を格納する格納部41を有している。格納部41は、センサモジュール10を外周側から支持している。格納部41は、センサモジュール10の上方に位置する上部空間42と、センサモジュール10の下方に位置する下部空間43と、を形成している。上部空間42は、大気導入孔22を介して圧力基準室12とつながっている。上部空間42と下部空間43との間は、格納部41を貫通した大気導入路44を介してつながっている。
また、ハウジング40は、格納部41の側方に配置されたコネクタ45を有している。コネクタ45は、凹部45aを有している。凹部45aの内側には、外部接続用ターミナル19の端部が露出している。コネクタ45は、車両コントロールユニットに接続された雌側コネクタ(図示せず)に装着される。
ハウジング40は、PBT樹脂、PPS樹脂等の熱可塑性樹脂を用いたインサート成形により、センサモジュール10、カバー21、リードフレーム18、外部接続用ターミナル19等と一体化されている。すなわち、センサモジュール10は、接着剤を使用することなくハウジング40と一体化されている。
ハウジング40の格納部41の上方には、カバー60が取り付けられている。上部空間42の上方の開口部は、カバー60によって塞がれている。カバー60は、溶着、接着等によりハウジング40に接合されている。
ハウジング40の下部に設けられた外周部46は、溶着、接着等により、ケース50と接合されている。下部空間43の下方の開口部は、ケース50及びOリング25によって塞がれている。
ケース50は、ガソリンタンク100の貫通孔101に挿入される円柱状の挿入部51を有している。挿入部51の外周面には、Oリング52を装着するための溝部53が形成されている。Oリング52は、挿入部51の外周面と貫通孔101の内周面との双方に密着している。これにより、ガソリンタンク100内のガソリン蒸気が、貫通孔101と挿入部51との間の隙間から外部に漏れないようになっている。
挿入部51の内部には、ガソリン蒸気を測定媒体として導入する測定媒体導入路54が形成されている。測定媒体導入路54は、挿入部51を当該挿入部51の軸方向に沿って貫通している。測定媒体導入路54の上端は、樹脂パッケージ13に形成された測定媒体導入路26の下端と対向するように上向きに開口している。測定媒体導入路54の下端は、ガソリンタンク100内の空間に面するように下向きに開口している。測定媒体導入路54は、樹脂パッケージ13の測定媒体導入路26及びガソリンタンク100内の空間の双方とつながっている。測定媒体導入路54及び測定媒体導入路26は、Oリング25によって下部空間43から分離されている。
ケース50には、下部空間43に大気を導入する大気導入孔55が形成されている。大気導入孔55は、ケース50の下面に下向きに形成されている。下部空間43は、大気導入孔55を介して、ケース体30の外部の空間とつながっている。本実施の形態では、1つの大気導入孔55が設けられているが、大気導入孔55は複数設けられていてもよい。
大気導入孔55からケース50の内部に粉塵又は水が浸入すると、圧力検出素子11等の構成部品に機能不良が生じるおそれがある。このため、大気導入孔55には、粉塵又は水がケース50の内部に浸入するのを防ぐフィルタ70が設けられている。フィルタ70は、ケース50の内側から大気導入孔55を覆うように設けられている。フィルタ70は、例えば、樹脂製のメッシュを用いて形成されている。フィルタ70の外周形状は例えば円形である。
このように、ケース50には、ガソリンタンク100内のガソリン蒸気を内部に導入する測定媒体導入路54と、ケース体30の外部の大気を内部に導入する大気導入孔55と、が形成されている。
ガソリンタンク100内のガソリン蒸気は、測定媒体導入路54及び測定媒体導入路26を介してセンサモジュール10に導入される。これにより、ダイヤフラム11aの下面には、ガソリン蒸気の圧力が作用する。
ケース体30の外部の大気は、大気導入孔55、フィルタ70、下部空間43、大気導入路44、上部空間42及び大気導入孔22を介して、圧力基準室12に導入される。これにより、ダイヤフラム11aの上面には、基準圧力となる大気圧が作用する。
図2は、本実施の形態に係る半導体差圧センサの大気導入孔55及びフィルタ70の構成を示す断面図である。図3は、本実施の形態に係る半導体差圧センサの凸部80及びフィルタ70の構成を示す上面図である。図4は、本実施の形態に係る半導体差圧センサにおいて、フィルタ70が取り付けられる前の大気導入孔55の構成を示す断面図である。図5は、本実施の形態に係る半導体差圧センサにおいて、フィルタ70が取り付けられる前の大気導入孔55の構成を示す上面図である。図5では、後に取り付けられるフィルタ70の輪郭を破線で示している。図2及び図4のそれぞれの上下方向は、例えば、鉛直方向を表している。
図2〜図5に示すように、ケース50は、下部空間43側すなわちケース50の内側に凸となる凸部80を有している。凸部80は、ケース50の内壁面が凸となり、ケース50の外壁面が凹となるように形成されている。凸部80は、平面状の上面部81と、上面部81の周囲に形成された側面部82と、上面部81上に形成された環状突起84と、を有している。本実施の形態では、凸部80は、円筒状の形状を有している。凸部80の中心軸80aは、例えば、鉛直方向と平行になっている。また、凸部80の中心軸80aは、例えば、貫通孔101に対する半導体差圧センサの挿入方向と平行になっている。
上面部81は、円板状に形成されている。側面部82は、円筒面状に形成されている。中心軸80aに沿って見たとき、上面部81の面積は、フィルタ70の面積よりも大きくなっている。すなわち、中心軸80aに沿って見たとき、上面部81の直径D1は、フィルタ70の直径D2よりも大きくなっている(D1>D2)。
ケース50の外側には、円柱形状すなわち断面円形状の中空部83が形成されている。中空部83の中心軸は、凸部80の中心軸80aと一致している。中空部83の上端には、上面部81が設けられている。中空部83の下端は開口している。
大気導入孔55は、上面部81の中心部に設けられている。大気導入孔55は、円形の断面形状を有しており、中空部83と同軸に形成されている。大気導入孔55の中心軸は、凸部80の中心軸80aと一致している。
中空部83の断面積は、大気導入孔55の断面積よりも大きくなっている。すなわち、中心軸80aに沿って見たとき、中空部83の直径D3は、大気導入孔55の直径D4よりも大きくなっている(D3>D4)。ケース体30の外部の空気は、中空部83を通って大気導入孔55に流入する。
環状突起84は、上面部81からケース50の内側に突出している。環状突起84の突出方向は、凸部80の突出方向と同方向である。環状突起84は、中心軸80aに沿って見たとき、大気導入孔55の周囲を囲むように設けられている。環状突起84は、大気導入孔55と同軸の円環状に形成されている。環状突起84の中心軸は、凸部80の中心軸80aと一致している。中心軸80aに沿って見たとき、環状突起84により囲まれる部分の面積は、フィルタ70の面積よりも小さくなっている。すなわち、中心軸80aに沿って見たとき、環状突起84の内径D6は、フィルタ70の直径D2よりも小さくなっている(D6<D2)。また、中心軸80aに沿って見たとき、環状突起84の内径D6は、大気導入孔55の直径D4よりも大きくなっている(D6>D4)。環状突起84の外径D5は、図2ではフィルタ70の直径D2よりも小さくなっているが、直径D2以上であってもよい。
フィルタ70は、環状突起84に対し、溶着等により接合されている。フィルタ70は、環状突起84に全周にわたって接合されている。例えば、フィルタ70は、環状突起84以外の部分には接合されていない。
上面部81には、ケース50の内側に突出した外壁部85が形成されている。外壁部85の突出方向は、凸部80の突出方向と同方向である。外壁部85の突出高さH1は、フィルタ70接合後の環状突起84の突出高さH2よりも高くなっている。外壁部85は、フィルタ70の外周を囲むように設けられている。外壁部85は、大気導入孔55と同軸の円環状に形成されている。外壁部85の中心軸は、凸部80の中心軸80aと一致している。中心軸80aに沿って見たとき、外壁部85によって囲まれる部分の面積は、フィルタ70の面積よりも大きくなっている。すなわち、中心軸80aに沿って見たとき、外壁部85の内径D7は、フィルタ70の直径D2よりも大きくなっている(D7>D2)。外壁部85は、例えば、フィルタ70の取付け位置を規制するために設けられている。
フィルタ70を環状突起84に溶着する際には、熱ゴテ等を用いて環状突起84の全周の上面を加熱して溶融させ、溶融した樹脂をフィルタ70の網目に入り込ませる。その後、溶融した樹脂を冷却して固化させる。これにより、フィルタ70が環状突起84に接合される。フィルタ70は、環状突起84に接合される際、図2に示したように径方向断面において撓みが生じるようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、中心軸80aに沿って見たとき、凸部80、中空部83、環状突起84、外壁部85及びフィルタ70がいずれも円形状となっているが、これには限られない。凸部80、上面部81、中空部83、環状突起84、外壁部85及びフィルタ70の一部又は全ては、中心軸80aに沿って見たとき、四角形状などの多角形状であってもよい。例えば、凸部80は、中心軸80aに沿って見たときに四角形状であってもよい。この場合、中心軸80aに沿って見たとき、環状突起84及び外壁部85のそれぞれが四角形状であってもよいし、大気導入孔55及び中空部83のそれぞれが四角形状であってもよい。
また、本実施の形態の凸部80は環状突起84を有しているが、これには限られない。凸部80は、環状突起84を有していなくてもよい。この場合、フィルタ70は、ケース体30の内側から大気導入孔55を覆うように、凸部80に接合される。
以上説明したように、本実施の形態に係る半導体差圧センサは、センサモジュール10と、ケース体30と、フィルタ70と、を備える。センサモジュール10は、大気圧と測定媒体の圧力との差圧を検出するように構成されている。ケース体30は、センサモジュール10を収容するとともに、大気を内部に導入する大気導入孔55が形成されたものである。フィルタ70は、ケース体30の内側から大気導入孔55を覆うように設けられている。ケース体30は、ケース体30の内側に凸となる凸部80を有している。大気導入孔55は、凸部80に設けられている。フィルタ70は、凸部80に接合されている。ここで、半導体差圧センサは、差圧センサの一例である。
この構成によれば、フィルタ70が接合される凸部80の表面は、凸部80の周囲に位置するケース体30の内壁面とは同一面ではなく、当該内壁面から独立して設けられる。このため、ケース体30に熱膨張又は熱収縮が生じたとしても、凸部80には、ケース体30の膨張又は収縮の影響による変形は生じにくい。また、ケース体30の成形時にケース体30の内壁面にヒケが生じたとしても、凸部80には変形又は歪みは生じにくい。これにより、フィルタ70を凸部80に強固にかつ安定して接合することができる。したがって、上記構成によれば、フィルタ70の接合安定性を向上させることができる。よって、フィルタ70が剥離してしまうのを防ぐことができる。
本実施の形態に係る半導体差圧センサにおいて、凸部80は、上面部81を有している。大気導入孔55は、上面部81に設けられている。凸部80は、上面部81からケース体30の内側に突出して大気導入孔55の周囲を囲む環状突起84をさらに有している。フィルタ70は、環状突起84に接合されている。
ケース体30とフィルタ70との接合が面同士の接合となる場合、ケース体30の接合面には、高い平面度が確保される必要がある。これに対し、上記構成では、ケース体30の接合部分が環状突起84上に限られる。このため、フィルタ70と接合される環状突起84には、面同士の接合となる場合ほどの高い平面度が必要とされない。したがって、上記構成によれば、半導体差圧センサの製造歩留まりを向上させることができる。
さらに、フィルタ70を環状突起84に溶着する工程では、熱ゴテ等を用いて、接合部分となる環状突起84のみを局所的に加熱して溶融させればよい。このため、環状突起84を溶融させるときの熱効率を向上させることができ、接合部分の溶融時間を短縮することができる。したがって、上記構成によれば、半導体差圧センサの製造時間を短縮することができる。
本実施の形態に係る半導体差圧センサにおいて、凸部80は、ケース体30の外側に中空部83が形成される筒状の形状を有している。この構成によれば、中空部83によって凸部80の放熱効率を向上させることができる。このため、フィルタ70を環状突起84に溶着する工程において、接合部分を溶融させた後の冷却時間を短縮することができる。したがって、上記構成によれば、半導体差圧センサの製造時間を短縮することができる。
本実施の形態に係る半導体差圧センサにおいて、大気導入孔55は、中空部83と同軸に形成されている。中空部83は、大気導入孔55の断面積よりも大きい断面積を有している。この構成によれば、凸部80の放熱効率をより向上させることができるため、接合部分を溶融させた後の冷却時間を短縮することができる。したがって、上記構成によれば、半導体差圧センサの製造時間を短縮することができる。
本実施の形態に係る半導体差圧センサにおいて、上面部81には、ケース体30の内側に突出してフィルタ70の外周を囲む外壁部85が形成されている。この構成によれば、外壁部85によってフィルタ70の取付け位置が規制されるため、フィルタ70の位置ずれを防ぐことができる。
10 センサモジュール、11 圧力検出素子、11a ダイヤフラム、12 圧力基準室、13 樹脂パッケージ、14 接着剤層、15 増幅調整回路、16 接着剤層、17 ワイヤ、18 リードフレーム、19 外部接続用ターミナル、20 保護部材、21 カバー、22 大気導入孔、23 円柱部、24 突出部、25 Oリング、26 測定媒体導入路、30 ケース体、40 ハウジング、41 格納部、42 上部空間、43 下部空間、44 大気導入路、45 コネクタ、45a 凹部、46 外周部、50 ケース、51 挿入部、52 Oリング、53 溝部、54 測定媒体導入路、55 大気導入孔、60 カバー、70 フィルタ、80 凸部、80a 中心軸、81 上面部、82 側面部、83 中空部、84 環状突起、85 外壁部、100 ガソリンタンク、101 貫通孔。

Claims (4)

  1. 大気圧と測定媒体の圧力との差圧を検出するセンサモジュールと、
    前記センサモジュールを収容するとともに、大気を内部に導入する大気導入孔が形成されたケース体と、
    前記ケース体の内側から前記大気導入孔を覆うように設けられたフィルタと、
    を備え、
    前記ケース体は、前記ケース体の内側に凸となる凸部を有しており、
    前記凸部は、上面部を有しており、
    前記大気導入孔は、前記凸部の前記上面部に設けられており、
    前記凸部は、前記上面部から前記ケース体の内側に突出して前記大気導入孔の周囲を囲む環状突起をさらに有しており、
    前記フィルタは、前記凸部の前記環状突起に接合されている差圧センサ。
  2. 前記凸部は、前記ケース体の外側に中空部が形成される筒状の形状を有している請求項に記載の差圧センサ。
  3. 前記大気導入孔は、前記中空部と同軸に形成されており、
    前記中空部は、前記大気導入孔の断面積よりも大きい断面積を有している請求項に記載の差圧センサ。
  4. 前記上面部には、前記ケース体の内側に突出して前記フィルタの外周を囲む外壁部が形成されている請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の差圧センサ。
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