JP4069874B2 - センサ装置 - Google Patents

センサ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4069874B2
JP4069874B2 JP2004022986A JP2004022986A JP4069874B2 JP 4069874 B2 JP4069874 B2 JP 4069874B2 JP 2004022986 A JP2004022986 A JP 2004022986A JP 2004022986 A JP2004022986 A JP 2004022986A JP 4069874 B2 JP4069874 B2 JP 4069874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
connector
sensor device
structures
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004022986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005214829A (ja
Inventor
誠 畑中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004022986A priority Critical patent/JP4069874B2/ja
Priority to CNB2005100058728A priority patent/CN100390518C/zh
Publication of JP2005214829A publication Critical patent/JP2005214829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4069874B2 publication Critical patent/JP4069874B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Description

本発明は、センシング部を有するセンサ構造部と、センシング部からの信号を外部に出力するためのコネクタ部とを備えるセンサ装置に関する。
従来、センシング部を有するセンサ構造部と、センシング部からの信号を外部に出力するためのコネクタ部とを備えるセンサ装置としては、たとえば、センシング部としてのセンサチップをダイアフラム上に設けたセンサ構造部と、コネクタ部としてのコンタクトピンとを備える圧力センサが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特表2002−542107号公報
図7は、上記したこの種のセンサ装置について、本発明者が試作した圧力センサの全体構成を示す一部断面図である。また、図8は、図7中のケース300におけるセンシング部設置部301の概略断面図である。
ケース300は、金属等からなり、一端側(図中、上側)に開口部302が形成された段付円筒形状をなすものであり、このケース300における開口部302の底部を挟んで開口部302とは反対側(図中、下側)の部位は、センシング部が配置されるセンシング部設置部301として構成されている。
図8に示すように、センシング部設置部301は、ケース300の他端側に形成された凹部303を有し、この凹部303内にセンシング部としての感圧素子11が設置されたものである。この感圧素子11は例えば半導体ダイアフラム式のセンサ素子であり、印加圧力に応じた電気信号を出力するものを採用することができる
また、凹部303は、ケース300に溶接等にて固定されたメタルダイアフラム304によって閉塞されており、凹部303内には圧力伝達媒体としてのオイル305が封入されている。
そして、このメタルダイアフラム304に印加された圧力がオイル305を介して感圧素子11に伝達され、感圧素子11は受圧した圧力に基づいて信号を出力するようになっている。
また、図8に示すように、ケース300における開口部302の底部には、センシング部設置部301に設置された感圧素子11に通じる貫通穴306が形成されている。
そして、ケース300における開口部302から金属等からなるターミナルピン307が挿入されており、このターミナルピン307の一端部側は、貫通穴306を通じて開口部301の底部を貫通し、凹部303内に露出している。
また、貫通穴306において、ケース300とターミナルピン307との間は、絶縁性のハーメチックガラスとしてのガラス部材308によって封止されている。そして、ケース300とターミナルピン307とはガラス部材308を介して、電気的に絶縁されている。
そして、凹部303内に露出しているターミナルピン307の一端部は、感圧素子11と、金やアルミ等のボンディングワイヤ309によって結線され、電気的に接続されている。
また、図7に示すように、ケース300の開口部302から突出するターミナルピン307の他端部には、鉄系金属等からなるコネクタピン310が溶接やかしめ、はんだ等の導電性接着材等により電気的・機械的に接合されている。
また、コネクタピン310は樹脂等からなる成形体311に支持されてコネクタ部としてのコネクタアッシー312として構成されている。
また、このコネクタアッシー312の成形体311には、ターミナルピン307が貫通可能な穴部313を有する支持部314が一体成形されており、この穴部313にターミナルピン314が挿入され支持されている。
また、金属等からなる円筒状のパイプ部材315の一端部が、ケース300の開口部302側に取り付けられている。そして、このパイプ部材315によって、開口部302から突出するターミナルピン307は、ターミナルピン307とコネクタピン310との接合部まで覆われている。
ここで、図7に示すように、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂等の樹脂材料からなるコーティング材316、317が、ケース300の開口部302内およびパイプ部材315内に充填されている。
このような圧力センサにおいては、センシング部設置部301を被測定環境に置き、メタルダイアフラム304に印加された圧力が、オイル305を介して感圧素子11に伝達される。そして、感圧素子11から出力されるセンサ信号は、ボンディングワイヤ309、ターミナルピン307、コネクタピン310を介して、外部に伝達されるようになっている。
ところで、このようなセンサ装置としての圧力センサにおいては、センサの径方向のサイズを縮小化すること、すなわちセンサを細径化することが要望されており、具体的には、上記図8に示される圧力センサにおいて感圧素子11の小型化が必要である。
ここで、この種の感圧素子11としては、センサ信号を処理する回路がセンサチップに一体化された集積化センサチップが採用されており、感圧素子11を小型化するためには、回路の簡素化が必要である。
しかしながら、センサにおいて、診断や通信など要求される機能は増加する方向であり、感圧素子すなわちセンシング部の小型化との両立を実現するには、半導体プロセスの見直しが必要となり、時間・コスト・品質から実際の選択は難しい。
そこで、感圧素子すなわちセンシング部の機能を分割して、感圧素子は検知部のみの構成とし、増幅・調整を行う回路部(IC)は別部位に設ける構成が考えられる。また、センシング部としての集積化センサチップの機能を維持したまま、さらに必要な回路部を別部位に設ける構成が考えられる。
このように、回路部をセンシング部とは別部位に設ける構成とした場合、たとえば、上記図7に示される圧力センサにおいては、その回路部(IC)は、支持部314などに収納されることになる。
しかしながら、必要に応じてコンデンサを追加することなど、回路部を用途に応じて自由に変更することが要求されており、回路部の構成の変更への対応が容易な構造が求められている。
なお、上記した問題は、圧力センサ以外にも、センシング部を有するセンサ構造部と、センシング部からの信号を外部に出力するためのコネクタ部とを備えるセンサ装置について、共通した問題であると考えられる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、センシング部を有するセンサ構造部と、センシング部からの信号を外部に出力するためのコネクタ部とを備えるセンサ装置において、センサ装置の細径化を実現しつつ、回路部の構成の変更などにも容易に対応可能なセンサ装置を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、センシング部(11)を有するセンサ構造部(100)と、センシング部(11)からの信号を外部に出力するためのコネクタ部(200)とを備えるセンサ装置において、センサ構造部(100)とコネクタ部(200)との間には、複数個の構造体(30、40)が介在することによって、センサ構造部(100)、複数個の構造体(30、40)およびコネクタ部(200)が積層されてなる積層体が形成されており、この積層体における外周部には、センサ構造部(100)、個々の構造体(30、40)およびコネクタ部(200)を互いに支持して固定する支持部(22、32、42、52)が設けられており、個々の構造体(30、40)には、電子部品(31、41)が搭載されており、センシング部(11)、電子部品(31、41)およびコネクタ部(200)は、電気的に接続されていることを特徴としている。
それによれば、各構造体(30、40)に搭載された電子部品(31、41)によって、センシング部(11)からの信号の信号処理などを行う回路部を構成することができる。そして、センシング部(11)からの信号は、当該電子部品により構成された回路部を介して、コネクタ部(200)から出力可能となる。
また、積層体の各部の支持は、積層体の外周部に設けられた支持部(22、32、42、52)にて行われるため、個々の構造体(30、40)の中央部において、当該構造体(30、40)に搭載される電子部品(31、41)の種類やレイアウトを適宜設計変更することが自由である。
そのため、回路部を用途に応じて自由に変更することが容易であり、また、センシング部(11)やコネクタ部(200)の構成が変更されても、これらセンシング部(11)およびコネクタ部(200)と構造体(30、40)との接続構造を容易に変更することができる。
そして、上述したように、回路部は、積層された各構造体(30、40)により構成できる。つまり、回路部はセンサ装置の軸方向に配置されることになるため、センサ装置の径方向の体格を増大させることは極力防止できる。
よって、本発明によれば、センシング部(11)を有するセンサ構造部(100)と、センシング部(11)からの信号を外部に出力するためのコネクタ部(200)とを備えるセンサ装置において、センサ装置の細径化を実現しつつ、回路部の構成の変更などにも容易に対応可能なセンサ装置を実現することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のセンサ装置において、支持部(22、32、42、52)は、センサ構造部(100)、個々の構造体(30、40)およびコネクタ部(200)のそれぞれの外周部において2箇所以上設けられていることを特徴としている。
支持部は積層体を構成する個々の部材において、1箇所であってもよいが、本発明のように、個々の部材において2箇所以上設ければ、積層体の安定な支持が可能となり、好ましい。
また、請求項に記載の発明では支持部(22、32、42、52)は、センサ構造部(100)、個々の構造体(30、40)およびコネクタ部(200)のそれぞれの部材同士において、一方の部材に凸部(22a、32a、42a)、これに対向する他方の部材の部分に凸部(22a、32a、42a)が嵌合される凹部(32b、42b、52b)を有するものであることを特徴としている。
支持部(22、32、42、52)としてはこのようなものにでき、凸部(22a、32a、42a)と凹部(32b、42b、52b)とが嵌合することで、隣接する部材間の固定が適切になされるとともに、これら凸部と凹部とが目印となって位置あわせを行いやすい。
さらに、請求項に記載の発明では凸部(22a、32a、42a)および凹部(32b、42b、52b)の形状または位置は、正規の組合せ以外では凸部と凹部とが嵌合しないように、センサ構造部(100)、個々の構造体(30、40)およびコネクタ部(200)のそれぞれの部材同士の間で相違していることを特徴としている。
それによれば、間違った積層の順序で各部材(100、30、40、200)を積層した場合には、対向する部材の凸部(22a、32a、42a)と凹部(32b、42b、52b)とが嵌合しない場合が生じる。つまり、本発明によれば、組み付け順序や向きの間違いなど防止することができ、好ましい。
請求項に記載の発明では、請求項1、2に記載のセンサ装置において、センサ構造部(100)、個々の構造体(30、40)およびコネクタ部(200)のそれぞれの部材同士において、一方の部材にピン部材(23、33、43)、これに対向する他方の部材の部分に貫通穴(34、44、54)が設けられており、ピン部材(23、33、43)が貫通穴(34、44、54)に挿入されて一方の部材と他方の部材とが電気的に接続されていることにより、センシング部(11)、電子部品(31、41)およびコネクタ部(200)は、電気的に接続されていることを特徴としている。
センサ構造部(100)、個々の構造体(30、40)およびコネクタ部(200)のそれぞれの部材同士における電気的な接続は、このようなものにできる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載のセンサ装置において、ピン部材(23、33、43)が貫通穴(34、44、54)に挿入されてなる電気的接続部は、積層体における外周部に位置することを特徴としている。
それによれば、支持部(22、32、42、52)に加えて電気的な接続部も積層体の外周部に位置するため、個々の構造体(30、40)の中央部において、当該構造体(30、40)に搭載される電子部品(31、41)の種類やレイアウトを適宜設計変更することが、より自由となる。
ここで、請求項に記載の発明のように、請求項1〜請求項に記載のセンサ装置において、個々の構造体(30、40)は、樹脂またはセラミックにより形成されたものにできる。
また、請求項に記載の発明では、請求項1〜請求項に記載のセンサ装置において、複数個の構造体(30、40)の外周囲は、ケース(60)にて被覆されていることを特徴としている。
それによれば、ケース(60)によって、各構造体(30、40)の適切な保護がなされ、好ましい。
また、請求項に記載の発明のように、請求項1〜請求項に記載のセンサ装置において、センシング部は、圧力検出を行う感圧素子(11)を有するものにできる。
つまり、本発明によれば、請求項1〜請求項に記載のセンサ装置を圧力センサとして適用したものにできる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るセンサ装置としての圧力センサS1の全体構成を示す概略断面図であり、図2は、図1中の各部構成を示す図である。用途を限定するものではないが、この圧力センサS1は、たとえば自動車のブレーキシステムにおけるブレーキオイルの圧力を検出する圧力センサ等に適用することができる。
図2において、(a)は図1中のA−A線に沿った第4の構造体50の概略断面図、(b)は図1中のB−B線に沿った面における第3の構造体40の概略平面図、(c)は図1中のC−C線に沿った面における第2の構造体30の概略平面図、(d)は図1中のD−D線に沿った面における第1の構造体20の概略平面図である。
[センサの構成等]
この圧力センサS1は、大きくは、センシング部11を有するセンサ構造部100と、センシング部11からの信号を外部に出力するためのコネクタ部200とを備える。ここで、第1の構造体20はセンサ構造部100の一部であり、第4の構造体50はコネクタ部200の一部として構成されている。
そして、センサ構造部100とコネクタ部200との間には、複数個の構造体30、40、50が介在することによって、センサ構造部100、第2の構造体40、第3の構造体50およびコネクタ部200が積層されてなる積層体が形成されている。
センサ構造部100は、内部に中空部を有する有底筒状のステム10すなわち中空筒状をなすステム10とこのステム10に取り付けられた第1の構造体20とにより構成されている。
ステム10は、基本的には円筒体を加工することにより形成されている。このステム10は、その外面の一部に圧力によって変形可能なダイアフラム10aを有するとともに中空部へ圧力を導入するための開口部10bを有する。
本実施形態では、ダイアフラム10aは、ステム10の軸一端側の端面に設けられ、開口部10bは、ステム10の軸他端側に設けられている。ここで、ダイアフラム10aは、ステム10の軸一端側の端面を薄肉部とすることにより形成されている。
また、このステム10は、開口部10b側の部位にて被測定物にシールされた形で取り付けられるようになっており、ステム10の開口部10b側における外周面には、シール用の図示しないOリングを取り付けるためのOリング溝10cが形成されている。ここで、上記被測定物は、たとえば自動車のブレーキシステムにおけるブレーキオイルの配管である。
このようにして、ステム10が被測定物に取り付けられた状態において、被測定物からの圧力すなわち被測定圧力は、ステム10の開口部10bからステム10の中空部に導入される。すると、導入された被測定圧力の大きさに応じて、ダイアフラム10aが歪むようになっている。
また、図1、図2(d)に示されるように、ステム10のダイアフラム10a上には、センシング部としてのセンサチップ11が設けられている。このセンサチップ11は、上記したダイアフラム10aの変形に応じた電気信号を出力するものであり、圧力検出を行う感圧素子として構成されている。
たとえば、センサチップ11は、単結晶Si(シリコン)等の半導体チップからなるものであり、本例では、図示しない低融点ガラスなどによってステム10のダイアフラム10aに接合され固定されている。
限定するものではないが、具体的に、センサチップ11としては、ブリッジ回路を有し、ステム10の開口部10bから導入された圧力によってダイアフラム10aが変形したとき、この変形に応じた抵抗値変化を電気信号に変換して出力する歪みゲージとして機能するものにできる。そして、これらダイアフラム10aおよびセンサチップ11が、圧力センサS1の基本性能を左右する。
また、ステム10において、ダイアフラム10aとOリング溝10cとの間の外周面には、当該外周面から突出するフランジ部10dが形成されている。そして、このフランジ部10dに第1の構造体30およびケース60が搭載されるようになっている。
ここで、ステム10を構成する金属材料には、超高圧を受けることから高強度であること、および、Siからなるセンサチップ11をガラスなどにより接合するため低熱膨張係数であることなどが求められる。
具体的には、ステム10は、Fe、Ni、CoまたはFe、Niを主体とし、析出強化材料としてTi、Nb、Alまたは、Ti、Nbが加えられた材料を選定し、プレス、切削や冷間鍛造等により形成することができる。
センサ構造部100の一部としての第1の構造体20は、リング形状をなしており、電気絶縁性を有する樹脂やセラミックなどにより構成されている。この第1の構造体20は、ステム10のフランジ部10d上に接着などにより搭載されステム10に固定されている。
そして、第1の構造体20は、ステム10におけるダイアフラム10aおよびセンサチップ11の周囲を取り囲むように設けられている。ここで、図2(d)に示されるように、第1の構造体20の上端面には、アルミニウム(Al)や金(Au)、銅(Cu)などからなるパッド21が設けられている。
そして、このパッド21とセンサチップ11とが、金やアルミニウムなどからなるワイヤ12により結線され、電気的に接続されている。このワイヤ12はワイヤボンディングなどにより形成される。
また、第1の構造体20の上端面には、センサ構造部100、複数個の構造体30、40およびコネクタ部200が積層されてなる積層体を支持して固定するための支持部22が設けられている。この支持部22は、リング状の第1の構造体20の上端面に設けられることにより、センサ構造部100の外周部に設けられた形となっている。
ここでは、第1の構造体20すなわちセンサ構造部100の支持部22は、2箇所以上(図示例では3箇所)設けられており、それぞれの支持部22は、第1の構造体20の上端面から突出する柱状のものであり、その先端部に凸部22aを有する。
さらに、第1の構造体20の上端面には、導電性のピン部材23が突出して設けられている。このピン部材23は、たとえば金属などのピン部材をインサート成形などにより第1の構造体20に固定したものである。
そして、ピン部材23とパッド21とは、第1の構造体20の表面に形成された図示しない配線などにより、電気的に導通している。つまり、センサ構造部100において、センサチップ11とピン部材23とは、ワイヤ12、パッド21を介して電気的に接続されている。
また、第2の構造体30は、センサ構造部100すなわち第1の構造体20の上に積層されているが、この第2の構造体30は、樹脂やセラミックからなる円板形状のものである。
図2(c)に示されるように、第2の構造体30の上面には、本圧力センサS1の回路部を構成する電子部品としてのICチップ31が実装されている。ここでは、ICチップ31は、ワイヤ31aを介したワイヤボンド実装されている。
また、第2の構造体30の上面の外周部には、センサ構造部100、複数個の構造体30、40およびコネクタ部200が積層されてなる積層体を支持して固定するための支持部32が設けられている。
ここでは、第2の構造体30の支持部32は、2箇所以上(図示例では3箇所)設けられており、それぞれの支持部32は、第2の構造体30の上面から突出する柱状のものであり、その先端部に凸部32aを有する。
また、図1に示されるように、第2の構造体30の下面(図2に示される面とは反対側の面)において、上記第1の構造体20における支持部22の凸部22aに対応した位置には、第1の構造体20の凸部22aがはめ込まれる凹部32bが形成されている。
第2の構造体30においては、第2の構造体30の凸部32aと凹部32bとにより、第2の構造体30の支持部32が構成されている。そして、第1の構造体20の凸部22aと第2の構造体30の凹部32bとが嵌合することにより、第1の構造体20すなわちセンサ構造部100と第2の構造体30とが互いに支持されて固定されている。
さらに、図2(c)に示されるように、第2の構造体30の上端面には、導電性のピン部材33が突出して設けられている。このピン部材33は、たとえば金属などのピン部材をインサート成形などにより第2の構造体30に固定したものである。
さらに、第2の構造体30の外周部において、第1の構造体20のピン部材23に対向する部位には貫通穴34が設けられている。
この貫通穴34には、図1に示されるように、第1の構造体20のピン部材23が挿入されることにより、第1の構造部材10と第2の構造部材30とが電気的に接続されている。この貫通穴34とピン部材23との電気的接続は、バネ接点式の接続方法やはんだなどによる接続によって行うことができる。
そして、第2の構造体30において、ICチップ31とピン部材33および貫通穴34とは、ワイヤ31および図示しない配線などによって電気的に導通している。こうして、センサ構造部100におけるセンサチップ11と第2の構造体30に搭載されたICチップ31とは電気的に接続されている。
また、第3の構造体40は、第2の構造体30の上に積層されているが、この第3の構造体40も、樹脂やセラミックからなる円板形状のものである。
図2(b)に示されるように、第3の構造体40の上面には、本圧力センサS1の回路部を構成する電子部品としてのチップコンデンサ41が実装されている。ここでは、チップコンデンサ41は4個示されており、図示しない導電性接着剤やはんだなどにより実装されている。
また、第3の構造体40の上面の外周部には、センサ構造部100、複数個の構造体30、40およびコネクタ部200が積層されてなる積層体を支持して固定するための支持部42が設けられている。
ここでは、第3の構造体40の支持部42は、2箇所以上(図示例では3箇所)設けられており、それぞれの支持部42は、第3の構造体40の上面から突出する柱状のものであり、その先端部に凸部42aを有する。
また、図1に示されるように、第3の構造体40の下面(図2に示される面とは反対側の面)において、上記第2の構造体30における支持部32の凸部32aに対応した位置には、第2の構造体30の凸部32aがはめ込まれる凹部42bが形成されている。
第3の構造体40においては、第3の構造体40の凸部42aと凹部42bとにより、第3の構造体40の支持部42が構成されている。そして、第2の構造体30の凸部32aと第3の構造体40の凹部42bとが嵌合することにより、第2の構造体30と第3の構造体40とが互いに支持されて固定されている。
さらに、図2(b)に示されるように、第3の構造体40の上端面には、導電性のピン部材43が突出して設けられている。このピン部材43は、たとえば金属などのピン部材をインサート成形などにより第3の構造体40に固定したものである。
さらに、第3の構造体40の外周部において、第2の構造体30のピン部材33に対向する部位には貫通穴44が設けられている。
この貫通穴44には、第2の構造体30のピン部材33が挿入されることにより、第2の構造部材30と第3の構造部材40とが電気的に接続されている。この貫通穴44とピン部材33との電気的接続も、上述したものと同様に、バネ接点式の接続方法やはんだなどによる接続によって行うことができる。
そして、第3の構造体40において、チップコンデンサ41とピン部材43および貫通穴44とは、図示しない配線などによって電気的に導通している。こうして、第2の構造体30に搭載されたICチップ31と第3の構造体40に搭載されたチップコンデンサ41とは電気的に接続されている。
また、第4の構造体50は、第3の構造体40の上に積層されているが、この第4の構造体50は、コネクタ部200の一部として、コネクタ部200のうちの下部に一体に形成された円板形状のものである。
ここで、コネクタ部200は、導電性の金属材料などからなるターミナル210を樹脂部220にインサート成形してなるものである。ここでは、3本のターミナル210が設けられており、図1において、各ターミナル210の上端部側は、自動車のECU等へ配線部材を介して電気的に接続可能となっている。
そして、第4の構造体50は、この樹脂部220の一部として一体に成形されたものである。
図1に示されるように、第4の構造体50の下面(図2に示される面とは反対側の面)において、上記第3の構造体40における支持部42の凸部42aに対応した位置には、第3の構造体40の凸部42aがはめ込まれる凹部52bが形成されている。
そして、第4の構造体50すなわちコネクタ部200においては、この凹部52bにより、第4の構造体50の支持部52が構成されている。そして、第3の構造体40の凸部42aと第4の構造体50の凹部52bとが嵌合することにより、第3の構造体40と第4の構造体50すなわちコネクタ部200とが互いに支持されて固定されている。
さらに、図2(a)に示されるように、第4の構造体50の外周部において、第3の構造体40のピン部材43に対向する部位には貫通穴54が設けられている。
この貫通穴54には、第3の構造体40のピン部材43が挿入されることにより、第3の構造部材40と第4の構造部材50とが電気的に接続されている。この貫通穴54とピン部材43との電気的接続も、上述したものと同様に、バネ接点式の接続方法やはんだなどによる接続によって行うことができる。
そして、図1に示されるように、第4の構造体40すなわちコネクタ部200において、ターミナル210は貫通穴54内に露出しており、第3の構造体40のピン部材43と電気的に導通している。こうして、第3の構造体40に搭載されたチップコンデンサ41とコネクタ部200のターミナル210とは電気的に接続されている。
このようにして、本圧力センサS1においては、センサ構造部100とコネクタ部200との間には、複数個の構造体30、40が介在することによって、センサ構造部100、複数個の構造体30、40およびコネクタ部200が積層されてなる積層体が形成されている。
そして、上述したように、当該積層体における外周部には、センサ構造部100、個々の構造体30、40およびコネクタ部200を互いに支持して固定する支持部22、32、42、53が設けられている。
そして、センサ構造部100とコネクタ部200との間に介在する個々の構造体30、40には、電子部品31、41が搭載されており、センシング部としてのセンサチップ11、電子部品31、41およびコネクタ部200は、上述の如く電気的に接続されている。そして、これら電子部品31、41によって本圧力センサS1の回路部が構成されている。
また、図1に示されるように、ケース60がステム10のフランジ部10dに溶接などにより固定されている。このケース60は、金属や樹脂などからなる有底筒状のものであり、センサ構造部100の第1の構造体20、および第2、第3の構造体30、40、さらにはコネクタ部200の外周囲を被覆している。
ここで、コネクタ部200におけるターミナル210の外部との接続端部は、ケース60に設けられた貫通穴61からケース60の外方に突出している。また、コネクタ部200の樹脂部220とケース60との間にはOリング70が介在しており、第4の構造体50へ水分や異物が侵入するのを防止している。
本実施形態の圧力センサS1では、被測定圧力がステム10の開口部10bから導入され、導入された被測定圧力の大きさに応じて、ダイアフラム10aが歪む。そして、このダイアフラム10aの変形に応じた電気信号がセンサチップ11から出力され、上記電子部品31、41により構成された回路部を介して、コネクタ部200から出力可能となっている。
ここでは、たとえば、第2の構造体30に搭載されたICチップ31などにより、センサチップ11からの電気信号が、増幅・調整され、第3の構造体40に搭載されたチップコンデンサ41などにより、出力または電源のノイズやサージを抑制することが可能となっている。
[センサの組み付け]
そして、このような構成を有する本実施形態の圧力センサS1は、たとえば次のようにして組み付けられる。
まず、センサチップ11が搭載されたステム10と第1の構造体20とを組み付け、センサチップ11と第1の構造体20のパッド21との間でワイヤボンディングを行い、当該間をワイヤ12により結線する。
次に、ICチップ31が搭載された第2の構造体30、チップコンデンサ41が搭載された第3の構造体40を順に積層して組み付けていく。このとき、各構造体20〜50間の凹部32b〜52bと凸部22a〜42aを嵌合させるとともに、ピン部材を貫通穴に挿入して電気的に接続する。なお、各凹部32b〜52bと凸部22a〜42aとは、必要に応じて接着してもよい。
そして、コネクタ部200を第3の構造体40の上に積層して、組み付けた後、ケース60を積層体に被せ、ケース60とステム10とを接合する。こうして、本実施形態の圧力センサS1ができあがる。
[効果等]
ところで、本実施形態によれば、センシング部としてのセンサチップ11を有するセンサ構造部100と、センサチップ11からの信号を外部に出力するためのコネクタ部(200)とを備える圧力センサS1において、センサ構造部100とコネクタ部200との間には、複数個の構造体30、40が介在することで、センサ構造部100、複数個の構造体30、40およびコネクタ部200が積層されてなる積層体が形成されており、この積層体における外周部に、センサ構造部100、個々の構造体30、40およびコネクタ部200を互いに支持して固定する支持部22、32、42、52が設けられており、個々の構造体30、40に、電子部品31、41が搭載されており、センサチップ11、電子部品31、41およびコネクタ部200は、電気的に接続されていることを特徴としている。
それによれば、第2、第3の各構造体30、40に搭載された電子部品31、41によって、センサチップ11からの信号の信号処理などを行う回路部を構成することができる。そして、センサチップ11からの信号は、当該電子部品により構成された回路部を介して、コネクタ部200から出力可能となる。
また、積層体の各部の支持は、積層体の外周部に設けられた支持部22、32、42、52にて行われるため、第2、第3の個々の構造体30、40の中央部において、当該構造体30、40に搭載される電子部品31、41の種類やレイアウトを適宜設計変更することが自由である。
そのため、回路部を用途に応じて自由に変更することが容易であり、また、センサチップ11やコネクタ部200の構成が変更されても、これらセンサチップ11およびコネクタ部200と構造体30、40との接続構造を容易に変更することができる。
そして、上述したように、回路部は、積層された第2、第3の各構造体30、40により構成できる。つまり、回路部は圧力センサS1の軸方向に配置されることになるため、圧力センサS1の径方向の体格を増大させることは極力防止できる。
よって、本実施形態によれば、センサチップ11を有するセンサ構造部100と、センサチップ11からの信号を外部に出力するためのコネクタ部200とを備える圧力センサS1において、圧力センサS1の細径化を実現しつつ、回路部の構成の変更などにも容易に対応可能な圧力センサS1を実現することができる。
また、本実施形態では、図2に示されるように、支持部22、32、42、52は、センサ構造部100、第2、第3の個々の構造体30、40およびコネクタ部200のそれぞれの外周部において2箇所以上設けられている。
支持部は積層体を構成する個々の部材において、1箇所であってもよいが、本実施形態のように、個々の部材100、30、40、200において2箇所以上設ければ、積層体の安定な支持が可能となり、好ましい。
また、本実施形態では、支持部22、32、42、52は、センサ構造部100、第2、第3の個々の構造体30、40およびコネクタ部200のそれぞれの部材同士において、一方の部材に凸部22a、32a、42a、これに対向する他方の部材の部分に凸部22a、32a、42aがはめ込まれる凹部32b、42b、52bを有するものとしている。
それによれば、凸部22a、32a、42aと凹部32b、42b、52bとが嵌合することで、隣接する部材間の固定が適切になされるとともに、これら凸部と凹部とが目印となって位置あわせを行いやすい。
このような凸部と凹部との嵌合を利用した支持部とした場合、凸部22a、32a、42aおよび凹部32b、42b、52bの形状や位置は、正規の組合せ以外では凸部と凹部とが嵌合しないように、センサ構造部100、第2、第3の個々の構造体30、40およびコネクタ部200のそれぞれの部材同士の間で相違するようにしてもよい。
それによれば、間違った積層の順序で各部材100、30、40、200を積層した場合には、対向する部材の凸部22a、32a、42aと凹部32b、42b、52bとが嵌合しない場合が生じる。つまり、組み付け順序や向きの間違いなど防止することができ、好ましい。
また、本実施形態では、センサ構造部100、第2、第3の個々の構造体30、40およびコネクタ部200のそれぞれの部材同士において、一方の部材にピン部材23、33、43、これに対向する他方の部材に貫通穴34、44、54が設けられており、ピン部材23、33、43が貫通穴34、44、54に挿入されて一方の部材と他方の部材とが電気的に接続されている。そして、それにより、センシング部11、電子部品31、41およびコネクタ部200は、電気的に接続されている。
特に、上記図示した例では、好ましい形態として、ピン部材23、33、43が貫通穴34、44、54に挿入されてなる電気的接続部は、積層体における外周部に位置するものとしている。
それによれば、支持部22、32、42、52に加えて電気的な接続部も積層体の外周部に位置するため、第2、第3の個々の構造体30、40の中央部(図2(b)、(c)中の斜線ハッチング部分)において、当該構造体30、40に搭載される電子部品31、41の種類やレイアウトを適宜設計変更することが、より自由となる。
また、本実施形態では、第2、第3の複数個の構造体30、40の外周囲が、ケース60にて被覆されており、ケース60によって、各構造体30、40の適切な保護がなされ、好ましい。
[変形例]
本実施形態の変形例を図3、図4に示しておく。
図3は本実施形態の第1の変形例を示す平面図であって、センサチップ11と第1の構造体20とのワイヤ12の結線状態を変えたものである。このように、第1の構造体20におけるパッド21や支持部22、ピン部材23の配置を適宜変更することで、ワイヤ12の結線状態が変わっても容易に対応できる。
また、図4は本実施形態の第2の変形例を示す概略断面図であって、センサ構造部100とコネクタ部200との間に介在する構造体30、40、30’、40’の数を増やしたものである。
ここでは、上記図1に示される例に比べて、構造体30’、構造体40’を増やしたものであるが、この例では、これら構造体30’、構造体40’は、それぞれ上記第2の構造体30、第3の構造体40と同様の構成および同様の電子部品31、41を搭載したものである。
チップコンデンサ41やICチップ31などの電子部品を多数必要とする場合は、図4に示されるように、同様な設計の構造体30’、40’を追加することで対応することができる。
その際にはケース60のサイズを変えるだけで済むことから、第1の構造体20および第4の構造体50の構成は変更しなくてもよい。つまり、センサ構造部100およびコネクタ部200の変更の必要は生じない。
また、上記図1に示される例では、第2の構造体30にICチップ31、第3の構造体40にチップコンデンサ41がそれぞれ搭載されていたが、逆に、第2の構造体30にチップコンデンサ41、第3の構造体40にICチップ31がそれぞれ搭載されていてもよい。さらには、回路構成によっては、第2および第3の構造体30、40ともにICチップ31が搭載されていてもよい。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係るセンサ装置としての圧力センサS2の全体構成を示す一部断面図であり、図6は図5中のE−E線に沿った面における第1の構造体20の単体概略平面図である。上記実施形態との相違点を中心に述べる。
本実施形態の圧力センサS2は、上記図7、図8に示した圧力センサ(以下、試作品という)に対して本発明を適用したものである。
この圧力センサS2は、上記試作品と同様のケース300およびセンシング部設置部301の構成を有しており、第2、第3の構造体30、40、コネクタ部200およびケース60の構成は、上記第1実施形態と同様である。
そして、本実施形態の圧力センサS2では、センシング部設置部301を有するケース300およびこのケース300に接着などにより一体に固定された第1の構造体20とにより、センサ構造部200が形成されている。また、ケース60は、ケース300に溶接などにより固定されている。
本圧力センサS1では、センシング部設置部301において感圧素子すなわちセンサチップ11とつながっているターミナルピン307と、第1の構造体20との接続構造が、特徴点となっている。
つまり、図5、図6に示されるように、リング状の第1の構造体20において、内周面から導電性のターミナルバー25を突出して設け、このターミナルバー25に形成された穴にターミナルピン307を挿入して、電気的な接続を行うようにしている。
本実施形態の圧力センサS2の圧力検出動作は、上記した試作品の検出動作から明らかであり、メタルダイアフラム304に印加された圧力がオイル305を介して感圧素子11に伝達され、感圧素子11は受圧した圧力に基づいて信号を出力するものである(図8参照)。
そして、感圧素子11から出力された電気信号は、上記実施形態と同様に、上記電子部品31、41により構成された回路部を介して、コネクタ部200から出力可能となっている。
また、本実施形態においても、上記第1実施形態にて述べられている効果と同様の効果を奏することは明らかである。
このように、本発明の積層体の構造は、上記したダイアフラム10aを有するステム10を備えた圧力センサ以外にも、種々のセンサ構造部の構成に対しても容易に対応できるものである。
そして、上述したように、上記各実施形態の圧力センサでは、中央部分に電子部品を配置し、外周部に支持と電気的接続部を配置した構造体を複数積み上げる構成とすることにより、小型で且つ工程が簡単なセンサを実現している。さらに、回路規模の拡張やバリエーション対応も容易となっている。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態において、センサ構造部100とコネクタ部200との間に介在する各構造体は、樹脂やセラミックの円板形状のものであったが、円板に限らず任意の平面形状を持つ板であってもよい。また、このような構造体としては、搭載されている電子部品や接続部を樹脂でモールドした形態のものであってもよい。
また、上記実施形態では、本発明のセンサ装置を、センシング部が圧力検出を行う感圧素子としてのセンサチップ11を有する圧力センサに適用した例を示したが、本発明は、圧力センサに限定されるものではない。
要するに、本発明は、センシング部を有するセンサ構造部と、センシング部からの信号を外部に出力するためのコネクタ部とを備えるセンサ装置であるならば、加速度センサ、角速度センサ、フローセンサ、ガスセンサ、温度センサ、湿度センサ、赤外線センサ、光センサなど種々のセンサ装置に適用可能である。
本発明の第1実施形態に係るセンサ装置としての圧力センサの全体構成を示す概略断面図である。 (a)は図1中のA−A線に沿った第4の構造体の概略断面図、(b)は図1中のB−B線に沿った面における第3の構造体の概略平面図、(c)は図1中のC−C線に沿った面における第2の構造体の概略平面図、(d)は図1中のD−D線に沿った面における第1の構造体の概略平面図である。 上記第1実施形態の第1の変形例を示す平面図である。 上記第1実施形態の第2の変形例を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサ装置としての圧力センサの全体構成を示す一部断面図である。 図5中のE−E線に沿った面における第1の構造体の単体の概略平面図である。 本発明者が試作した圧力センサの全体構成を示す一部断面図である。 図7中のケースにおけるセンシング部設置部の概略断面図である。
符号の説明
11…センシング部としてのセンサチップ(感圧素子)、
20…センサ構造部の一部としての第1の構造体、22…第1の構造体の支持部、
22a…第1の構造体の支持部の凸部、23…第1の構造体のピン部材、
30…第2の構造体、31…電子部品としてのICチップ、
32…第2の構造体の支持部、32a…第2の構造体の支持部の凸部、
32b…第2の構造体の支持部の凹部、33…第2の構造体のピン部材、
34…第2の構造体の貫通穴、40…第3の構造体、
41…電子部品としてのチップコンデンサ、42…第3の構造体の支持部、
42a…第3の構造体の支持部の凸部、42b…第3の構造体の支持部の凹部、
43…第3の構造体のピン部材、44…第3の構造体の貫通穴、
50…コネクタ部の一部としての第4の構造体、52…第4の構造体の支持部、
52b…第4の構造体の支持部の凹部、54…第4の構造体の貫通穴、
60…ケース、100…センサ構造部、200…コネクタ部。

Claims (7)

  1. センシング部(11)を有するセンサ構造部(100)と、
    前記センシング部(11)からの信号を外部に出力するためのコネクタ部(200)とを備えるセンサ装置において、
    前記センサ構造部(100)と前記コネクタ部(200)との間には、複数個の構造体(30、40)が介在することによって、前記センサ構造部(100)、前記複数個の構造体(30、40)および前記コネクタ部(200)が積層されてなる積層体が形成されており、
    前記積層体における外周部には、前記センサ構造部(100)、個々の前記構造体(30、40)および前記コネクタ部(200)を互いに支持して固定する支持部(22、32、42、52)が設けられており、
    個々の前記構造体(30、40)には、電子部品(31、41)が搭載されており、
    前記センシング部(11)、前記電子部品(31、41)および前記コネクタ部(200)は、電気的に接続されており、
    前記支持部(22、32、42、52)は、前記センサ構造部(100)、個々の前記構造体(30、40)および前記コネクタ部(200)のそれぞれの部材同士において、一方の部材に凸部(22a、32a、42a)、これに対向する他方の部材の部分に前記凸部(22a、32a、42a)が嵌合される凹部(32b、42b、52b)を有するものであり、
    前記凸部(22a、32a、42a)および凹部(32b、42b、52b)の形状または位置は、正規の組合せ以外では凸部と凹部とが嵌合しないように、前記センサ構造部(100)、個々の前記構造体(30、40)および前記コネクタ部(200)のそれぞれの部材同士の間で相違していることを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記支持部(22、32、42、52)は、前記センサ構造部(100)、個々の前記構造体(30、40)および前記コネクタ部(200)のそれぞれの外周部において2箇所以上設けられていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記センサ構造部(100)、個々の前記構造体(30、40)および前記コネクタ部(200)のそれぞれの部材同士において、一方の部材にピン部材(23、33、43)、これに対向する他方の部材の部分に貫通穴(34、44、54)が設けられており、
    前記ピン部材(23、33、43)が前記貫通穴(34、44、54)に挿入されて前記一方の部材と前記他方の部材とが電気的に接続されていることにより、前記センシング部(11)、前記電子部品(31、41)および前記コネクタ部(200)は、電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のセンサ装置。
  4. 前記ピン部材(23、33、43)が前記貫通穴(34、44、54)に挿入されてなる電気的接続部は、前記積層体における外周部に位置することを特徴とする請求項に記載のセンサ装置。
  5. 個々の前記構造体(30、40)は、樹脂またはセラミックにより形成されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のセンサ装置。
  6. 前記複数個の構造体(30、40)の外周囲は、ケース(60)にて被覆されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のセンサ装置。
  7. 前記センシング部は、圧力検出を行う感圧素子(11)を有するものであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のセンサ装置。
JP2004022986A 2004-01-30 2004-01-30 センサ装置 Expired - Fee Related JP4069874B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004022986A JP4069874B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 センサ装置
CNB2005100058728A CN100390518C (zh) 2004-01-30 2005-01-27 传感器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004022986A JP4069874B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 センサ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005214829A JP2005214829A (ja) 2005-08-11
JP4069874B2 true JP4069874B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=34879100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004022986A Expired - Fee Related JP4069874B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 センサ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4069874B2 (ja)
CN (1) CN100390518C (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102131659B (zh) 2008-08-29 2015-03-18 米其林集团总公司 一维轮胎装置
CN103645004A (zh) * 2013-11-27 2014-03-19 芜湖通和汽车管路系统有限公司 一种压力传感器芯片封装结构

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2136466Y (zh) * 1992-10-06 1993-06-16 吉首大学 半导体压力传感器
CN2359686Y (zh) * 1997-08-08 2000-01-19 李怀平 轮胎气压欠压报警传感器
JPH11316166A (ja) * 1998-05-06 1999-11-16 Hitachi Ltd 半導体圧力センサ
US6453747B1 (en) * 2000-01-12 2002-09-24 Peter A. Weise Hermetic pressure transducer
CN1346974A (zh) * 2001-11-16 2002-05-01 湖南长沙索普测控技术有限公司 高温应变纳米膜压力传感器
JP3824964B2 (ja) * 2002-05-17 2006-09-20 長野計器株式会社 絶対圧型圧力センサ

Also Published As

Publication number Publication date
CN1648627A (zh) 2005-08-03
JP2005214829A (ja) 2005-08-11
CN100390518C (zh) 2008-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4419847B2 (ja) 圧力センサ
JP4075776B2 (ja) 物理量センサおよび圧力センサ
JP4548066B2 (ja) 圧力センサ
JP4815350B2 (ja) 圧力センサカプセル
US8061212B2 (en) Method of flip chip mounting pressure sensor dies to substrates and pressure sensors formed thereby
US7559247B2 (en) Pressure sensor with reduced size strain gauge mounting structure and manufacturing method of the same
JP2008151738A (ja) 圧力センサ
EP1970686B1 (en) Pressure sensor and manufacturing method of said sensor
US20070251328A1 (en) Force sensor package and method of forming same
KR101953455B1 (ko) 압력 센서
JP2005531012A (ja) 圧力測定のための装置
JP4027655B2 (ja) 圧力センサ装置
JPH09210829A (ja) 集積回路を有する圧力センサ装置
JP3915605B2 (ja) 圧力センサ装置
US9506829B2 (en) Pressure sensors having low cost, small, universal packaging
JP4069874B2 (ja) センサ装置
JP2005127750A (ja) 半導体センサおよびその製造方法
JP2005172761A (ja) 圧力センサ
JP4304482B2 (ja) 圧力センサ
US6021673A (en) Semiconductor pressure detecting device
JP4706634B2 (ja) 半導体センサおよびその製造方法
JP2008008829A (ja) 圧力センサ
JP2006208087A (ja) 圧力センサ
CN115144124B (zh) 传感器和阀组件
JP3700944B2 (ja) 圧力センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees