JP2872021B2 - 圧力センサおよびその製造方法 - Google Patents
圧力センサおよびその製造方法Info
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Description
定する圧力センサに関し、例えばエンジンルーム内の車
体に取付けてエンジン吸気管よりホースをつないで使用
するものである。
(特開平6−281519号)により提案されている従
来の圧力センサ(以下、第1の従来例という)を示す断
面図、図4は図3を右からみた側面図である。図におい
て、1は外部に電気的に接続されるターミナルで、折曲
げ部1aを有している。2はターミナル1をターミナル
保持部2aで保持しかつ図示しない外部コネクタと機械
的に接続されるコネクタ部2bを備えたプラスチック製
カバー、3は感圧素子4と感圧素子4の出力信号を増幅
し更に温度補償をする機能を持つハイブリッドIC5と
を装着した基板で、ターミナル1と半田部6により接続
されている。7はシールドカバー8に装着されかつター
ミナル1に半田付けされたコンデンサ、9はフィルタ1
0を内蔵したベースで、カバー2に固定されてケースを
構成している。
ようとする気体又は液体は、ベース9のニップル9aよ
り導入されて感圧素子4まで導かれ、この感圧素子4に
て気体又は液体の圧力は電気信号へ変換される。更に、
ハイブリッドIC5により電気信号が増幅,調整され、
コネクタ部2b内のターミナル1を通して外部へ出力さ
れる。
33号公報に示される従来の圧力センサ(以下、第2の
従来例という)を示す断面図である。図において、11
はベース9の台座9bに設けた基準圧力としての空気圧
を導入するための大気導入孔、12は大気導入孔11か
ら導入した空気圧を検出して電気信号に変換する感圧素
子、13はセンサ信号増幅用のハイブリッドIC、14
は基準圧導入孔11を覆うように台座9b上に配置した
ドーム形のプラスチックプレートで、中心には通孔14
aが設けられている。15は通孔14aを閉止するよう
にプラスチックプレート14の裏面の平坦面に熱溶着に
より取付けたフッ素樹脂系フィルタ、16はプラスチッ
クプレート14の外周部と台座9bとを接着固定するた
めのシール剤で、液状シール剤を流し込むことにより常
温で硬化する。17はシール剤16の流れ出し防止用の
突出部である。
プレート14と台座9bとの係合部がシール剤16によ
って気密性が確保され、基準圧導入孔11におけるケー
ス内外の防水性を図ることができ、これによってフッ素
樹脂系フィルタ15の非透水性機能を生かすことができ
る。
準圧力としての外部圧力は、基準圧導入孔11より導入
されると共に、フッ素樹脂系フィルタ15を通過してケ
ース内へ導入され、感圧素子4により検出される。ここ
で、フッ素樹脂系フィルタ15は、はっ水性を有して通
気性はあるが、非透水性であるのでケースの防水性を得
ている。
力センサは図3,図4に示すように構成されているの
で、プラスチック製カバー2の成形時、折曲げ部1aを
有するターミナル1の固定が充分でなく、樹脂の流れに
よってはターミナル1が図6に示すように変形する可能
性があるという第1の問題点があった。
5に示すように外部基準圧導入部位を構成するためにプ
ラスチックプレート14が必要であるので、これが小形
化を防げる要因になるという第2の問題点があった。
問題点を解消するためになされたもので、ターミナルの
変形を無くしてカバーの成形不良を防止できる圧力セン
サおよびその製造方法を得ることを第1の目的とする。
解消するためになされたもので、プラスチックプレート
を無くして小形化できる圧力センサを得ることを第2の
目的とする。
力センサは、ターミナルのうち樹脂と一体化される部分
に樹脂で覆われない露出部を設けたものである。
法は、ターミナルを樹脂製のコネクタ部にインサート成
形する時に金型でターミナルを支持し、この金型の部分
でターミナルのうち樹脂と一体化される部分に樹脂で覆
われない露出部が形成されるようにしたものである。
スの基準圧導入孔に直接フッ素樹脂系フィルタを熱溶着
したものである。
樹脂と一体化される部分に樹脂で覆われない露出部を有
するので、ターミナルを樹脂製のコネクタ部にインサー
ト成形する時にターミナルが変形しない。
樹脂製のコネクタ部にインサート成形する時に金型でタ
ーミナルを支持するので、インサート成形時にターミナ
ルが変形しない。
圧導入孔にフッ素樹脂系フィルタを直接熱溶着したの
で、プラスチックプレートが不要になる。
図2について説明する。図1は断面図、図2は図1を右
からみた側面図であり、前記第1の従来例のものと同一
または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
2に形成したターミナル保持部で、ターミナル1のうち
樹脂と一体化される部分に樹脂で覆われない露出部1b
が形成されるようにターミナル1と部分的に接する形状
をしている。
コネクタ部2bにターミナル1をインサート成形する時
に、ターミナル保持部18の間のスペース19に金型
(図示せず)を入れ、この金型によりターミナル1の上
面(露出部1b)を押えることによりターミナル1の上
方への変形(前記した第1の問題点)を防止するので、
ターミナル1は変形することなく図1,図2に示すよう
にインサート成形される。
化される部分に樹脂で覆われない露出部1bを有するの
で、ターミナル1の変形しない圧力センサが得られる。
コネクタ部2bにインサート成形する際に金型でターミ
ナル1を支持するので、ターミナル1の変形しないイン
サート成形が可能となる。なお、この成形時のターミナ
ル1の下方への移動は、ターミナル1下端が金型(図示
せず)により支持されることにより防止される。
1について説明する。図において、20はベース9に設
けた基準圧導入孔、21は基準圧導入孔20を覆うよう
にベース9の内面に熱溶着したフッ素樹脂系フィルタで
ある。
フッ素樹脂系フィルタ21を直接熱溶着しておくと、前
記した第2の従来例におけるプラスチックプレートが不
要になり、外部基準圧導入孔20におけるケース内の防
水性を保ちながらケース内へ外部基準圧を導入できる。
ナルの変形を無くしてカバーの成形不良を防止できると
いう第1の効果が得られる。
ートを無くして小形化できるという第2の効果が得られ
る。
面図である。
る。
る。
示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 折曲げ部を有するターミナルをインサー
トした樹脂製のコネクタ部を一体化したプラスチック製
カバーを備えた圧力センサにおいて、 前記ターミナルのうち樹脂と一体化される部分に樹脂で
覆われない露出部を設けたことを特徴とする圧力セン
サ。 - 【請求項2】 樹脂製のコネクタ部を一体化したプラス
チック製カバーの成形時に、折曲げ部を有するターミナ
ルを前記コネクタ部にインサートする圧力センサの製造
方法において、 前記インサート成形時に金型で前記ターミナルを支持
し、この金型の部分で前記ターミナルのうち樹脂と一体
化される部分に樹脂で覆われない露出部が形成されるよ
うにしたことを特徴とする圧力センサの製造方法。 - 【請求項3】 基準圧を圧力センサ外部より導入する相
対圧方式で、ケースにプラスチックスを用いた圧力セン
サにおいて、前記基準圧を導入するケースの基準圧導入
孔を覆うように直接フッ素樹脂系フィルタをケースに熱
溶着したことを特徴とする圧力センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29808693A JP2872021B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 圧力センサおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29808693A JP2872021B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 圧力センサおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151626A JPH07151626A (ja) | 1995-06-16 |
JP2872021B2 true JP2872021B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=17854982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29808693A Expired - Lifetime JP2872021B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 圧力センサおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2872021B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3345306B2 (ja) * | 1997-07-23 | 2002-11-18 | 三菱電機株式会社 | 圧力検出装置 |
JP6843278B1 (ja) * | 2020-01-06 | 2021-03-17 | 三菱電機株式会社 | 差圧センサ |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP29808693A patent/JP2872021B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07151626A (ja) | 1995-06-16 |
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