JP6841527B1 - 加熱調理器の調理用プレート - Google Patents

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Abstract

【課題】 外観上調理面が水平な調理用プレートにおいて、油汁を効率よく開口から滴下させ、かつ油汁を加熱源に滴下させず、確実に油ドレンパンや水槽に滴下させる。【解決手段】加熱調理器の外箱の上面開口に載置可能な調理用プレートであって、プレート本体の表面に水平な調理面が形成され、その調理面から一段下がった位置に多数の凹状の溝が連なって溝群が形成され、該溝群の底面の一部に調理面で発生した油汁を油ドレンや水槽等に流れ落とすための開口が形成され、前記溝群の底面は前記開口に向かって下り傾斜しているので、溝群に油汁を滴下することにより、調理面には油汁が残らず、美味しい調理が可能となる。プレート本体の裏面側で加熱源側へ逆流するのを防止するため、油汁逆流防護部を設けているので、開口から滴下した油汁を加熱源側に流れるのを確実に防止できる。【選択図】図4

Description

本発明は、電熱器、ガスバーナ等を熱源とする加熱調理器の調理用プレートに関するものである。
従来、この種の調理用プレートとして、特許文献1には、焼肉調理中にケーシング内に垂れ落ちる油汁を確実に水槽内に誘導するため、全体が半球面状で、その外周縁より複数の小判状の開口を、その長手方向が球面の頂点に向かうように形成され、さらに、該開口と同様に配置された断面半円状の溝を複数有するようにし、調理用プレートを半球面状に形成し、調理時に発生する油汁を半球面状の調理用プレート面および溝から開口に確実に滴下するようにしている。
特開2000−300443号公報
しかしながら、この種の調理用プレートにおいて、外観上からも調理面を半球面状ではなく、フラットな平面状に形成して、かつ油汁を効率良く開口から滴下する構造とし、その際、油汁を加熱源に滴下させずに油ドレンや水槽に確実に回収できる構造の調理用プレートの出現が望まれている。
本発明は、上記に鑑み、外観上調理面がフラットな調理用プレートにおいて、油汁を効率よく開口から滴下して、油汁を加熱源に滴下させず、かつ油汁を水槽等に確実に入るようにすることができる加熱調理器の調理用プレートの提供を目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明においては、加熱調理器の外箱の上面開口に載置可能な調理用プレートであって、プレート本体の表面に水平な調理面が形成され、その調理面から一段下がった位置に多数の凹状の溝が連なって溝群が形成され、該溝群の底面の一部に調理面で発生した油汁を油ドレンや水槽等に流れ落とすための開口が形成され、前記溝群の底面は前記開口に向かって下り傾斜している。
フラットな調理面において、加熱時に焼肉等の被調理物から発生する油汁を油ドレンパンや水槽に確実に落とすことが大きな課題となっている。この課題を解決するため、まず、水平な調理面から一段下がった位置に多数の凹状の溝を連なって形成する。この多数の連なった溝を溝群と称する。この溝群に油汁を滴下することにより、水平な調理面には油汁が残らず、肉が油汁で茹で上がる等の不具合がなくなり、美味しい被調理物を調理することができる。
この溝群に流れ落ちた油汁は、溝群の一部に形成された開口から油ドレンパンや水槽内に垂れ落ちる。しかし、溝群の溝底が水平に形成されている場合、溝群に溜まった油汁が確実に開口に向かうとは限らない。溝群の溝底を開口に向かって下り傾斜にすれば、重力の作用で油汁が確実に開口に向かい、開口から下方に滴下する。
この溝群の配置及び調理面は、加熱調理器および調理用プレートの形状によって、種々選択することができる。まず、調理面としては、多数のリブ又は多数のドット状の突起が挙げられる。リブとして、曲線状のものや直線状のもののいずれであってもよい。直線状のリブを間隔をおいて平行に配列すれば、格子状のリブとなる。リブの向きは、一つの調理面において、複数の領域に分けて、各領域で異なる方向に配列した態様であってもよい。多数のドット状の突起は、それぞれ円柱状や角柱状のいずれであってもよい。これらの多数のリブ又はドット状の突起との間に多数の溝が形成される。多数のリブおよび多数の突起は、被調理物を調理するのに適した数量であればよく、また、リブの幅および長さや、突起の径も同様に被調理物を調理するのに適したものであればよい。さらに、これらのリブあるいは突起間に形成される溝群も、油汁が滴下して開口に向かって流れ落ちる態様であればよい。
加熱調理器の外箱が有底直方体の場合、その上面開口に載置する調理用プレートの形状は、平面視で矩形である。また、加熱調理器の外箱が有底円筒形の場合、その上面開口に載置する調理用プレートは、平面視で円形である。
調理面は、多数のリブ又はドット状の突起から形成され、これらのリブ又はドッド状の突起の間に溝群が形成される。そして、開口から落下した油汁が加熱源に滴下しないよう、加熱源の配置に応じて、前記開口が、プレート本体の中央、あるいはプレート本体の外周部に配置される。
多数のリブ群および多数のドット状の突起群は、全体としてほぼ水平に形成され、水平な調理面が形成される。これらのリブ又は突起の間に前記溝群が形成され、前記開口から落下した油汁が加熱源に滴下しないよう、加熱源の配置に応じて、開口が、プレート本体の中央、あるいはプレート本体の外周部に配置されている。勿論、この場合も、溝群の溝底は開口に向かって下り傾斜している。
また、プレート本体の裏面側は、溝群の溝底を形成する肉厚がほぼ同じくなるように溝底の傾斜面と平行に傾斜して形成されている。開口に向かって下り傾斜している調理用プレートの裏面側では、本来、開口から下方に滴下した油汁が加熱源側に向かって逆流するおそれが少なくなる。
ただ、調理用プレートが鋳造品であり、その鋳肌が粗面であることや、油汁の表面張力により、油汁が調理用プレートの裏面側の傾斜面を遡るよう逆流するおそれがある。そこで、開口から落下する油汁が加熱源側に逆流するのを防止する油汁逆流防護部を設け、確実に油汁の逆流を防止する。
その油汁逆流防護部の一つとして、プレート本体の裏面において、開口よりも加熱源側に形成された断面ジグザグ状の凹凸からなる第1の油汁逆流防護部を設ける。このジグザグ状の凹凸からなる第1の油汁逆流防護部により、油汁の逆流を確実に防止する。このジグザグ状の凹凸は、円形の調理用プレートの場合、プレート本体の中心の周囲に同心状に形成し、プレート本体の中央あるいは外周のいずれかに設けた開口に油汁が逆流するのを防止する。
プレート本体の裏面がフラットな場合に比べて、ジグザグ状の凹凸からなる油汁逆流防護部を形成すると、裏面側の表面積が大きくなるため、加熱源である電熱器からの輻射やガスバーナによる対流に対して受熱面積を大きくすることができ、効率のよい加熱調理が可能となる。
また、油汁逆流防護部として、プレート本体の裏面において、第1の油汁逆流防護部よりも開口側で下方に向かって垂下する第2の油汁逆流防護部を設ける。これにより、開口から下方に向かう油汁が堰き止められ、第2の油汁逆流防護部の先端から確実に落下させることができる。
本発明によると、外観上調理面が水平な調理用プレートにおいて、多数の溝群を開口に向かって下り傾斜にて形成しているので、この溝群に油汁を滴下することにより、調理面には油汁が残らず、美味しい調理が可能となる。この際、プレート本体の裏面側は、溝群の溝底を形成する肉厚がほぼ同じくするように溝底の傾斜面と平行に傾斜しているので、開口から滴下する油汁が、プレート本体の裏面側で加熱源側へ逆流するのを防止することができる。さらに、油汁逆流防護部を設けているので、開口から滴下した油汁を加熱源側に流れるのを確実に防止することができる。そのため、熱源が電気ヒータ類の場合、油汁の滴下による熱源の汚れにより放射が妨げられ、あるいは電極面が汚損し腐食するのを抑制することができる。また、熱源がガスバーナの場合、炎孔の詰まりや腐食を抑止することができる。したがって、加熱調理器としての熱効率を維持することができると共に、加熱調理器の信頼性を向上させ、寿命を延ばすことができる。
本発明に係る加熱調理器の第1の実施形態である中央に開口を有する矩形調理用プレートの平面図である。 同じくその底面図(裏面図)である 同じくその正面図である。 同じく調理用プレートを拡大した側面断面図である。 第2の実施形態である外側に開口を有する矩形調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。 第3の実施形態である中央に開口を有する円形調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。 第4の実施形態である外側に開口を有する円形調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。 第5の実施形態である中央に開口を有する円形調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。 第6の実施形態である外側に開口を有する円形調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である 第7の実施形態である中央に開口を有する円形調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。 第8の実施形態である外側に開口を有する円形調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
この実施形態に係る加熱調理器1は、図1〜図4に示すように、直方体形状の外箱2の上面開口に平面視で矩形の調理用プレート3が載置されている。外箱2内には、調理用プレート3の後述する開口8から落下した油汁を溜める水槽又は油ドレンパン(共に図示せず)が設けられている。
調理用プレート3は、矩形のプレート本体4を備えている。プレート本体4の表面側は、中央部の矩形の調理面4aと、調理面4aの周囲に設定され調理済の被加熱物を一時的に載置する載置面4bとを備えている。プレート本体4の表面にほぼ水平な調理面4aが形成されている。プレート本体4の調理面から一段下がった位置に多数の凹状の溝5aが連なって溝群5が形成され、該溝群5の底面の一部に調理面で発生した油汁を油ドレンや水槽等に流れ落とすための開口6が形成され、溝群5の底面は前記開口6に向かって下り傾斜している。
調理面4aには、複数の直線状のリブ7が上方に突出されると共に左右方向で互いに平行に配列される。リブ7を跨いで形成されるリブ天面は、周囲の載置面4bよりもわずかに下がった位置に配置されるが、リブ7全体では、水平でフラットな調理面4aとなっている。
複数のリブ7の間には、前記の多数の凹状の溝5aが形成されることになる。各溝5aは、図1に示すように、リブ7の前後方向長さに合わせて前後方向に長く形成される。また、複数の溝5aは、リブ7間に形成されているので、左右方向に互いに平行に間隔をおいて配列されている。各溝5aの溝幅は、概ね5mm−10mmとされ、また、各溝5aの間隔、つまりリブ7の横幅は概ね5mm〜10mm程度とされている。そして、溝5aの前後方向の端部同士が互いに繋がってプレート本体4の載置面4bとの間に外周溝8を形成するようになっている。
各溝5aには、その底面の一部に調理面で発生した油汁を油ドレンパンや水槽等に流れ落とすための長孔状の開口6が形成されている。本例では、図1に示すように、加熱源9となるガスバーナがプレート本体4の外周部に環状に配置されているので、開口6は、プレート本体4の中央部に配置されている。この開口6は、プレート本体4の前後方向の長さに対して約1/4程度の長さに設定されており、その孔幅は溝5aとほぼ同じ幅に設定されている。このように、開口6をプレート本体4の中央に配置したので、開口6から滴下した油汁が、プレート本体4の外周部側に配置したガスバーナ等の加熱源9に流れてガスバーナに接触するのを極力防止することができる。
溝5aは、直線状に形成されており、その溝底5bは、図4に示すように、前後方向から中央の開口6に向かって下り傾斜し、被調理物から溝5aに垂れ落ちた油汁を開口6に効率良く導くようになっている。
一方、プレート本体4の裏面側10は、溝5aの溝底5bを形成する肉厚がほぼ同じになるように溝底5bの傾斜面と平行に傾斜して形成される。すなわち、プレート本体4の調理面4aの裏面側10は、中央の開口6に向かって前後方向で下り傾斜した傾斜面となっている。
図2に示すように、プレート本体4の裏面側10において、多数の開口6の前後両側の夫々には、開口6から落下する油汁が加熱源側に逆流するのを防止する各々2条の突起部11,12(第2の油汁逆流防護部)がプレート本体4の裏面から下方に突出形成されている。これらの突起部11,12は、プレート本体4の四隅に形成された脚13の高さと同じ高さまで突出されている。2条の突起部11,12は、概ね10mm程度の間隔をおいて前後方向で平行に配置され、調理面4aの左右両側で互いに連結されている。
さらに、図4に示すように、プレート本体4の裏面において、突起部11,12よりも加熱源側の前後方向に断面ジグザグ状の凹凸部15(第1の油汁逆流防護部)が形成されている。この凹凸部15は、プレート本体4の裏面において、開口8側に下向きに傾斜した傾斜面に多数の凹凸が左右方向に長く形成された態様となっているため、油汁がたとえ逆流しようとしても傾斜面10によって油汁の逆流が防止され、かつ途中の凸部の先端から下方に垂れ落ちるようになっている。
また、プレート本体4の調理面4aの裏面側四隅には、調理用プレート3を上下に重ねて保管できるようにスタッキング用の突起16が形成され、この突起16が下側の調理用プレート3の調理面4aの外周溝8に嵌り合うようになっている。
上記構成において、プレート本体4の水平な調理面4aで、肉等の被調理物を加熱調理する場合、天面がフラットで水平なリブ7上で被調理物を加熱調理する。そうすると、リブ7に接している被調理物は、リブ7からの伝熱により線状の焼き痕が付く。また、リブ7間には複数の溝条5aからなる溝群5が形成されており、溝底5bが傾斜した溝5aの最低部に開口6が形成されているので、調理面4aで発生した油汁は溝5aの溝底5bの傾斜面を素早く滑り落ち、確実に開口6から落下する。そのため、被調理物が油汁で茹で上がることなく、油切れがよくなるので、美味しい被調理物を提供することができる。
また、溝5aの傾斜に沿って開口8から落下する油汁は、下方に滴下する。開口6はプレート本体4の中央に位置し、プレート本体4の外周側に位置する加熱源9から離れているので、油汁が加熱源9に落下するのを防止することができる。しかも、調理面4aの裏面側10では、中央の開口6に向かって下り傾斜しているので、油汁が加熱源9側に向かって逆流するおそれは少ない。
さらに、プレート本体4の裏面側10において、開口6の前後両側には、油汁逆流防止用の突起部11,12が下方に突出されているので、鋳造製のプレート本体4の鋳肌の粗面により、油汁がその表面張力の作用により下り傾斜面を逆流したとしても、突起部11,12により、確実に油汁の逆流を防止することができる。
さらに、プレート本体4の裏面側10において、突起部11,12よりも加熱源9側に断面ジグザグ状の凹凸部15を形成しているので、突起部11,12と共に確実に油汁が加熱源9側に流れるのを防止して、下方に落下させることができる。また、このジグザグ状の凹凸部15により、フラットな場合に比べて裏面側10の表面積が大きくなるため、加熱源9である電熱器からの輻射やガスバーナによる対流に対して受熱面積を大きくすることができ、効率のよい加熱調理が可能となる。
<第2の実施形態>
図5は外周側に開口を有する矩形の調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。この例では、プレート本体4の調理面には、複数の直線状のリブ7が上方に突出されると共に左右方向で互いに平行に配列される。各リブ7間にはそれぞれ溝5aが形成されている。これらの溝5aは、プレート本体4の前後方向の中間に位置する中心線Cを挟んで前後両側の溝底5bが外周側に向かって下り傾斜している。そして、溝5aの外周側にそれぞれ長孔状の開口6が形成された態様となっている。この調理用プレート3は、プレート本体4の前後方向の中央にある中心線Cに沿って直線状の電熱器等の加熱源を有する加熱調理器の外箱に載置して使用するのが好ましい。
この調理用プレート3は、ほぼ全面を調理面4aとしている。プレート本体4の裏面側10は、中心線Cを頂点にして前後方向に下り傾斜(傾斜角α)している。また、開口6から滴下した油汁が中央の加熱源側に向かうのを防止するために、開口6よりも内側には段差状に突起部11が形成されており、さらに、その中心側には断面ジグザグ状の凹凸部15が形成されている。
上記構成において、プレート本体4の水平な調理面4aで、肉等の被調理物を加熱調理する場合、天面がフラットで水平な多数のリブ7上で被調理物を加熱調理する。リブ7間には複数の溝5aからなる溝群5が形成されており、溝底5bが外周側に下り傾斜し、その溝5aの最低部に開口6が形成されているので、調理面4aで発生した油汁は溝5aの溝底5bの傾斜面を素早く滑り落ち、確実に開口6から落下する。
開口8から落下する油汁は下方に滴下するが、開口6がプレート本体4の外周側に位置し、プレート本体4の中央側に位置する加熱源から離れているので、油汁が加熱源に落下するのを防止することができる。しかも、プレート本体4の裏面側10には、外周側の開口6に向かって下り傾斜しているので、油汁が加熱源側に向かって逆流するおそれが少ない。万一、油汁が逆流しても、開口6よりも前後方向で中央側には、逆流防止用の突起部11と断面ジグザグ状の凹凸部15を有しているので、確実に油汁が加熱源側に流れるのを防止して、下方に落下させることができる。
<第3の実施形態>
図6は中央に開口を有する円形の調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。この円形の調理用プレート3は、円筒形の外箱の上面開口に載置され、加熱調理器の一部を構成する。円形の調理用プレート3は、プレート本体4の中央に開口6を有しており、加熱源がプレート本体4の外周に沿って配置されている加熱調理器に適用可能である。
プレート本体4は、円形状の開口6を通る中心線Cを中心として左右両側が中心線Cに向かって下り傾斜する態様となっている。プレート本体4の調理面4aには、中心線Cを挟んで左右両側に複数の直線状のリブ7が上方に突出されると共に互いに平行に配列される。各リブ7間にはそれぞれ溝5aが形成されている。これらの溝5aは、プレート本体4の中心線Cを挟んで左右両側の溝底5bが中央の開口6に向かって下り傾斜している。
一方、プレート本体4の裏面側10は、中心線Cを挟んで左右両側が開口6に向かって下り傾斜している。また、開口6から滴下した油汁が、外周側の加熱源に向かうのを防止するため、開口6の周囲には逆流防止用の突起部11(第2の油汁逆流防護部)がプレート本体4の裏面から下方に突出形成されている。さらに、円周状の突起部11の外側には断面ジグザグ状の凹凸部15(第1の油汁逆流防護部)が開口6を中心として同心状に配置されている。なお、中心線Cに沿う表面側の溝5aは開口6に向かうほど下り傾斜する構成が好ましい。
上記構成においても、天面がフラットで水平な多数のリブ7上で被調理物を加熱調理し、リブ7間の複数の溝5aに落下した油汁を中央の開口6側に下り傾斜した溝5aに沿って最低部の開口6に導き、確実に開口6から落下させる。しかも、落下した油汁は、開口6の周囲の突起部11およびその外側に同心状に形成された凹凸部15により外周側に逆流するのを防止することができる。
<第4の実施形態>
図7は外周側に開口を有する円形の調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。この円形の調理用プレート3は、第3の実施形態と同様に、円筒形の外箱の上面開口に載置され、加熱調理器の一部を構成する。円形の調理用プレート3は、プレート本体4の外周側に複数の開口6を有しており、加熱源をプレート本体4の中央に配置した加熱調理器に適用可能である。
プレート本体4は、その中心線Cを中心として左右両側が中心線Cから外周側に向かって下り傾斜する態様となっている。プレート本体4の調理面4aには、複数の直線状のリブ7が上方に突出されると共に互いに平行に配列される。各リブ7間にはそれぞれ溝5aが形成されている。これらの溝5aは、プレート本体4の中心線Cを挟んで左右両側の溝底5bが外周側に向かって下り傾斜し、油汁が外周側の長孔状の開口6に流れ落ちる態様となっている。
一方、プレート本体4の裏面側10は、中心線Cを挟んで左右両側が外周側の開口6に向かって下り傾斜している。また、開口6から滴下した油汁が、中心側の加熱源に向かうのを防止するために、外周側よりも中心側に円周状の突起部11(第2の油汁逆流防護部)が下方に向かって突出形成され、さらに、その内側には断面ジグザグ状の凹凸部15(第1の油汁逆流防護部)がプレート本体4の中心に対して同心状に形成されている。
上記構成においても、天面がフラットで水平な多数のリブ7上で被調理物を加熱調理し、リブ7間の複数の溝5aに落下した油汁を外周側の開口6に下り傾斜した溝5aに沿って外周側の開口6に導き、確実に開口6から落下させる。しかも、落下した油汁は、開口6の内周側に配置された円周状の突起部11と、その内側に配置された同心状の凹凸部15により中心側に逆流するのを防止し、中心側に位置する加熱源に油汁が滴下するのを防止することができる。
<第5の実施形態>
図8は中央に開口を有する円形の調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。この例では、プレート本体4の表面側は、中央の円形状の開口6が最も低い位置になるように、開口6を中心としてすり鉢状に形成される。さらに、プレート本体4の表面側は、中央の開口6を中心として区分線Dで区画されるよう3分割され、各領域において、直線状の複数のリブ7が平行に形成される。リブ7の向きは3領域において、それぞれ異なる方向に形成される。また、リブ7は水平でフラットな天面を有し、リブ間に形成された溝5aの溝底5bは、中央の開口6に流れるように下り傾斜した態様となっている。
一方、プレート本体4の裏面側10は、外周側から中央の開口6に向かって下り傾斜している。また、開口6から滴下した油汁が、外周側の加熱源に向かうのを防止するために、開口6の周囲には円周状の突起部11(第2の油汁逆流防護部)が下方に突出形成され、さらに、円周状の突起部11の外側には断面ジグザグ状の凹凸部15(第1の油汁逆流防護部)が開口6を中心として同心状に形成されている。
上記構成においても、天面がフラットで水平な多数のリブ7上で被調理物を加熱調理し、リブ7間の複数の溝5aに落下した油汁を下り傾斜した溝5aに沿って中央の開口6に導き、確実に開口6から落下させる。しかも、落下した油汁は、開口6の外周側に配置された円周状の突起部11と、その外側に配置された同心状の凹凸部15により外周側の加熱源に逆流するのを防止することができる。
<第6の実施形態>
図9は外側に開口を有する円形の調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。この例では、図8に示す実施形態とは逆にプレート本体4の外周側に複数の長孔状の開口6が形成された態様である。プレート本体4の表面側は、中心が最も高いドーム形状に形成される。そして、プレート本体4の表面側は、その中心から区分線Dにより3分割され、各領域において、直線状の複数のリブ7が平行に形成される。リブ7の向きは3領域において、それぞれ異なる方向に形成される。また、リブ7は水平でフラットな天面を有し、リブ間に形成された溝5aの溝底5bは、外周側の開口6に流れるように下り傾斜した態様となっている。
一方、プレート本体4の裏面側10は、中央から外周側に向かって下り傾斜している。また、開口6から滴下した油汁が、中心側の加熱源に向かうのを防止するため、開口6の内周側には円周状の突起部11(第2の油汁逆流防護部)が下方に突出形成され、さらに、円周状の突起部11の内側には断面ジグザグ状の凹凸部15(第1の油汁逆流防護部)がプレート本体の中心に対して同心状に形成されている。
上記構成においても、天面がフラットで水平な多数のリブ7上で被調理物を加熱調理し、リブ7間の複数の溝5aに落下した油汁を外周側の開口6に溝底5bが下り傾斜した溝5aに沿って外周側の開口6に導き、確実に開口6から落下させる。しかも、落下した油汁は、開口6の内周側に配置された円周状の突起部11と、その内側に配置された同心状の凹凸部15により中心側に逆流するのを防止し、中心側に位置する加熱源に油汁が滴下するのを防止することができる。
<第7の実施形態>
図10は中央に開口を有する円形の調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。この例では、プレート本体4の表面側は、中央の円形状の開口6を中心としてすり鉢状に形成される。さらに、プレート本体4の表面側は、複数のドット状の突起70が間隔をおいて形成される。突起70の天面は水平でフラットな天面を形成するため、中央の開口に向かうほど突起70の高さが高く形成される。突起70間に形成された溝5aの溝底5bは、中央の開口6に流れるように下り傾斜した態様となっている。
一方、プレート本体4の裏面側10は、プレート本体4の外周側から中央の開口6に向かって下り傾斜している。また、開口6から滴下した油汁が、外周側の加熱源に向かうのを防止するため、開口6の周囲には円周状の突起部11(第2の油汁逆流防護部)が下方に突出形成され、さらに、円周状の突起部11の外側には断面ジグザグ状の凹凸部15(第1の油汁逆流防護部)が開口6を中心として同心状に形成されている。
上記構成においても、天面がフラットで水平な多数の突起70上で被調理物を加熱調理し、突起70間の複数の溝5aに落下した油汁を下り傾斜した溝底5bに沿って中央の開口6に導き、確実に開口6から落下させる。しかも、落下した油汁は、開口6の外周側に配置された円周状の突起部11と、その外側に配置された同心状の凹凸部15により外周側の加熱源に逆流するのを防止することができる。
<第8の実施形態>
図11は外側に開口を有する円形の調理用プレートであって、同図(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。この例では、図10に示す実施形態とは逆にプレート本体4の外周側に複数の長孔状の開口6が形成された態様である。プレート本体4の表面側は、中心が最も高いドーム形状に形成される。そして、プレート本体4の表面側は、複数のドット状の突起70が間隔をおいて形成される。複数の突起70は水平でフラットな天面(調理面)を形成するため、外周側の開口6に向かうほど突起70の高さが高く形成される。突起70間に形成された溝5aの溝底5bは、外周側の開口6に流れるように下り傾斜した態様となっている。
一方、プレート本体4の裏面側10は、中央から外周側に向かって下り傾斜している。また、外周側の開口6から滴下した油汁が、中心側の加熱源に向かうのを防止するため、開口6の内周側には円周状の突起部11(第2の油汁逆流防護部)が下方に突出形成され、さらに、円周状の突起部11の内側には断面ジグザグ状の凹凸部15(第1の油汁逆流防護部)がプレート本体4の中心に対して同心状に形成されている。
上記構成においても、天面がフラットで水平な多数の突起70上で被調理物を加熱調理し、突起70間の複数の溝5aに落下した油汁を外周側の開口6に下り傾斜した溝5aに沿って外周側の開口6に導き、確実に開口6から落下させる。しかも、落下した油汁は、開口6の内周側に配置された円周状の突起部11と、その内側に配置された同心状の凹凸部15により中心側に逆流するのを防止し、中心側に位置する加熱源に油汁が滴下するのを防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で多くの修正・変更を加えることができるのは勿論である。例えば、多数のリブあるいは多数のドット状の突起やこれらの間に形成される溝の配置は、上記実施形態に限定されるものではなく、加熱調理器および調理用プレートの形状によって、種々選択することができる。
また、加熱源として、上記実施形態では、ガスバーナや電熱器を例示したが、これに限らず、木炭等を加熱源としてもよいことは勿論である。この場合、木炭を入れる樋状の収納箱を外箱の外周に設ける、あるいは中央に筒状の木炭収納箱を設け、この収納箱内に油汁が落下しないようにする。これにより、木炭に滴下した油汁が炎を立てて燃え上がることを防ぐことができる。
1 加熱調理器
2 外箱
3 調理用プレート
4 プレート本体
4a 調理面
4b 載置面
5 溝群
5a 溝
6 開口
7 リブ
8 外周溝
9 加熱源
10 プレート本体の裏面側
11,12 突起部(第2の油汁逆流防護部)
13 脚
15 凹凸部(第1の油汁逆流防護部)
70 ドット状の突起

Claims (4)

  1. 加熱調理器の外箱の上面開口に載置可能な調理用プレートであって、プレート本体の表面に水平な調理面が形成され、その調理面から一段下がった位置に多数の凹状の溝が連なって溝群が形成され、該溝群の底面の一部に調理面で発生した油汁を油ドレンや水槽等に流れ落とすための開口が形成され、前記溝群の底面は前記開口に向かって下り傾斜し、プレート本体の裏面側は、前記溝群の溝底の傾斜面に平行に傾斜して形成され、前記開口から落下する油汁が加熱源側に逆流するのを防止するために、第1の油汁逆流防護部が、前記開口から離れて配置された加熱源側に、プレート本体の裏面においてプレート本体の厚みを減じて断面ジグザグ状の凹凸部に形成されたことを特徴とする加熱調理器の調理用プレート。
  2. プレート本体の裏面において、第1の油汁逆流防護部よりも開口側で下方に突出する突起部からなる第2の油汁逆流防護部が形成された、請求項に記載の加熱調理器の調理用プレート。
  3. 調理面は、多数のリブ又は多数のドット状の突起から形成され、前記リブ又はドッド状の突起の間に前記溝群が形成され、前記開口から落下した油汁が加熱源に滴下しないよう、加熱源の配置に応じて、前記開口が、プレート本体の中央、あるいはプレート本体の外周部に配置されている、請求項1または2に記載の加熱調理器の調理用プレート。
  4. プレート本体の表面に複数のリブが突出して形成されるとともに平行に配列され、リブ天面により水平な調理面が形成され、複数のリブの間に凹状の溝が形成され、前記溝の延長方向に他の溝が形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の加熱調理器の調理用プレート。
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