JP6841027B2 - 導光板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光板の製造方法に関するものである。
従来、LCD(Liquid Crystal Display)パネル等の表示部を面光源装置によって照明し、映像を表示する表示装置が知られている。
面光源装置は、大きく分けて、各種光学シート等の光学部材の直下に光源を配置する直下型のものと、光学部材の側面側に光源が配置されるエッジライト型のものがある。このうち、エッジライト型の面光源装置は、光源を導光板等の光学部材の側面側に配置することから、直下型のものに比べて面光源装置をより薄型化できるという利点を有し、広く用いられている。
また、エッジライト型の面光源装置は、表示装置のバックライトとしてだけでなく、近年ではフロントライトとしても広く用いられている。
一般的に、エッジライト型の面光源装置では、導光板の側面である入光面に対面する位置に光源が配置されており、光源が発する光は、入光面から導光板に入射し、出光面とこれに対向する面とで反射を繰り返しながら、入光面に対向する対向面側へ、入光面に直交する方向(導光方向)に進む。
そして、導光板に設けられた凹凸形状等によって光の進行方向を変化させることにより、導光方向に沿った出光面の各位置から少しずつ光がLCDパネル側へ出光していく(例えば、特許文献1)。
特開2009−217283号公報
エッジライト型の面光源装置をフロントライトとして用いる表示装置では、導光板を通して表示部の表示する映像を視認するため、太陽光や照明光等外光の映り込みやぎらつき等を防止する観点から、導光板よりも観察者側に微細な凹凸形状を有する防眩層等を設けたものが知られている。
しかし、一般的に、この防眩層は、導光板に対して別部材である防眩フィルム等を接合層を介して導光板に貼り合わせる等により形成されており、導光板の部品点数の増加や生産工数の増加、生産コストの増加等の問題があった。
本発明の課題は、部品点数が少なく、製造が容易な光板の製造方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
第1の発明は、光が入射する入光面と、前記入光面に交差し光が出射する出光面と、前記入光面に対向する対向面と、前記出光面に対向する面とを有し、前記入光面から入射した光を前記対向面側に導光しながら前記出光面から出射させる導光板であり、前記入光面から入射した光を前記対向面側へ導光させる本体部と、前記本体部の前記出光面に対向する面側の面に形成され、前記本体部よりも屈折率が低く、前記本体部側とは反対側の表面に凹凸形状を有する表面機能層と、を備え、前記本体部と前記表面機能層との界面で、前記入光面から入射した光の少なくとも一部は全反射する導光板の製造方法であって、前記本体部(121)を押し出し成形法によって形成する本体部形成工程と、前記本体部形成工程によって形成された前記本体部の前記出光面に対向する面(12d)側の面に、前記表面機能層(125)を形成する樹脂を吐出し、前記凹凸形状(126)を賦形する成形版に押圧して前記凹凸形状を賦形する表面機能層形成工程と、を備えること、を特徴とする導光板の製造方法である。
第2の発明は、第1の発明の導光板の製造方法において、前記本体部形成工程では、前記導光板(12)を形成する樹脂を、前記導光板の形状に対応する凹凸形状を有する成形版(70)に押し出す樹脂押出工程と、前記樹脂押出工程によって押し出された前記樹脂を搬送しながら前記成形版に押圧した状態で前記樹脂の少なくとも一部を硬化させる成形工程と、前記成形工程によって成形された前記本体部を前記成形版から離型する離型工程と、を備えること、を特徴とする導光板の製造方法である。
本発明によれば、部品点数が少なく、製造が容易な光板の製造方法を提供することができる。
実施形態の表示装置1を説明する図である。 実施形態の導光板12を説明する図である。 実施形態の表示装置1の光の主たる導光方向(X方向)及び厚み方向(Z方向)に平行な断面の一部を拡大した図である。 実施形態の導光板12の成形に使用する賦形シート70を説明する図である。 実施形態の導光板12の製造方法を説明する図である。 実施形態の導光板12の製造方法を説明する図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
本明細書において、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
本明細書において、板、シート、フィルム等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、これらの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
本明細書中において、シート面とは、各シートにおいて、そのシート全体として見たときにおける、シートの平面方向となる面を示すものであるとする。なお、板面、フィルム面に関しても同様であるとする。
(実施形態)
図1は、本実施形態の表示装置1を説明する図である。
図2は、本実施形態の導光板12を説明する図である。図2(a)は、出光面12c側から見た導光板12の平面図であり、図2(b)は、光の主たる導光方向(X方向)及び厚み方向(Z方向)に平行な導光板12の断面の一部を拡大した図である。
図3は、本実施形態の表示装置1の光の主たる導光方向(X方向)及び厚み方向(Z方向)に平行な断面の一部を拡大した図である。
本実施形態の表示装置1は、面光源装置10とLCDパネル13とを備えている。表示装置1は、LCDパネル13の観察者側に面光源装置10が配置されており、LCDパネル13を面光源装置10により観察者側から照明し、LCDパネル13に形成される映像情報を表示する。即ち、本実施形態の表示装置1では、観察者Eは、導光板12越しに、LCDパネル13の表示面13aに表示される映像情報を視認する。
また、本実施形態の表示装置1は、後述する面光源装置10の導光板12とLCDパネル13とが接合層14を介して一体に接合されている。
なお、図1を含め以下の図中及び以下の説明において、理解を容易にするために、表示装置1の使用状態において、表示装置1の画面に平行であって互いに直交する2方向のうち導光板12の後述する入光面12aに直交する方向をX方向とし、X方向に直交する方向をY方向とする。また、表示装置1の画面に直交する方向(厚み方向)をZ方向とする。なお、厚み方向(Z方向)のうち+Z側を観察者側とし、−Z側を裏面側とする。
本実施形態の表示装置1の画面は、面光源装置10の最も+Z側(観察者側)の面(以下、表示面という)10aに相当し、表示装置1の「正面方向」とは、この表示面10aの法線方向であり、Z方向に平行であり、後述する導光板12の板面等の法線方向と一致するものとする。
LCDパネル13は、液晶表示素子により形成され、LCDパネル13の表示面13aに映像情報を形成する反射型の表示部である。
このLCDパネル13は、略平板状であり、その外形は、Z方向から見て矩形形状である。
面光源装置10は、LCDパネル13を観察者側(+Z側)から照明する装置であり、光源部11、導光板12等を備えている。この面光源装置10は、エッジライト型の面光源装置(フロントライト)である。
光源部11は、LCDパネル13を照明する光を発する部分である。この光源部11は、導光板12のX方向の一方(+X側)の端面である入光面12aに対面する位置に、Y方向に沿って配置されている。
光源部11は、点光源がY方向に所定の間隔で複数配列されて形成されている。この点光源は、LED(Light Emitting Diode)光源を用いている。なお、光源部11は、例えば、冷陰極管等の線光源としてもよいし、Y方向に延在するライトガイドの端面に光源を配置した形態としてもよい。
また、光源部11の発する光の利用効率を向上させる観点から、光源部11の外側を覆うように不図示の反射板を設けてもよい。
導光板12は、正面方向(Z方向)から見て矩形形状であり、X方向に平行な対向する2辺と、Y方向に平行な対向する2辺とを有している。
導光板12は、光を導光する略平板状の部材であり、入光面12a、対向面12b、出光面12c、観察者側面12dを有している。
入光面12a及び対向面12bは、導光板12のX方向の両端部(−X側端部、+X側端部)に位置し、互いに対向しており、導光板12の板面の法線方向(Z方向)から見てY方向に平行に延在している。出光面12c及び観察者側面12dは、導光板12のZ方向の両端部(−Z側端部、+Z側端部)に位置し、互いに対向している。
この導光板12の板面は、XY面に平行であり、表示装置1の表示面10aとなる観察者側面12dは、この板面に平行な面である。
本実施形態の導光板12は、厚み方向(Z方向)から見た形状が長方形状に形成されており、より多くの光を導光する観点から、厚み方向に平行な4つの側面のうち、長手方向(Y方向)に平行な面を入光面12a及び対向面12bとしている。なお、これに限らず、入光面12a及び対向面12bは、短手方向(X方向)に平行な面としてもよい。
本実施形態の導光板12は、図2(b)に示すように、その厚み方向(Z方向)において、本体部121と、本体部121の観察者側(+Z側)に位置する表面機能層125とを有している。
導光板12の出光面12cは、本体部121の裏面側(−Z側)の面に相当し、観察者側面12dは、表面機能層125の観察者側(+Z側)の面に相当する。
表面機能層125は、光透過性を有し、その観察者側の面は、微細な凹凸形状126により、粗面状となっている。本実施形態では、凹凸形状126を形成する凸形状及び凹形状の大きさや配列等は、微細かつ不規則である。なお、これに限らず、凹凸形状126を形成する凸形状や凹形状は、その大きさや配列が規則性を有していてもよい。
また、表面機能層125は、本体部121よりも屈折率が小さい。表面機能層125と本体部121との界面Kは、導光板12の板面及びXY面に平行又は略平行である。
本実施形態の表面機能層125は、前述の凹凸形状により、太陽光や照明光等の不要な外光の映り込みやぎらつき等を防止する防眩機能を有している。なお、これに限らず、表面機能層125は、所望する性能に合わせて、ハードコート機能や帯電防止機能、防汚機能、反射防止機能等を有していてもよい。
本実施形態の表面機能層125の厚さは、10〜100μm程度とすることが好ましく、例えば、約30μmである。
また、本実施形態の表面機能層125は、アクリル系の紫外線硬化型樹脂(例えば、ウレタンアクリレートやエポキシアクリレート)等により形成されている。なお、これに限らず、表面機能層125は、電子線硬化型樹脂等の他の電離放射線硬化型樹脂により形成されていてもよい。
本体部121は、光透過性を有し、入光面12aから入射した光を導光させる主たる部分である。
本体部121は、観察者側(+Z側)に表面機能層125との界面Kを有し、裏面側(−Z側)に出光面12cを有している。本体部121は、表面機能層125よりも屈折率が大きい材料により形成されている。
本体部121と表面機能層125との屈折率の差は、光を効率よく導光する観点や、材料の選定や入手の簡便さ等を考慮し、0.05以上0.20以下とすることが好ましい。なお、材料の選定や入手の簡便さ等への考慮が不要であり、光の導光効率のみを考慮する場合には、本体部121と表面機能層125との屈折率の差は、0.05以上とすることが望ましい。
出光面12cには、図2に示すように、入光面12aに垂直な方向(導光方向、X方向)に所定の間隔で微小な柱状の単位光学形状である凸部123が配列されて形成された凹凸部122が形成されている。これにより、導光板12内に導光される光を適宜、出光面12cから出光させることができる。
凹凸部122は、図2に示すように、導光板12のY方向に延在し、X方向に所定の間隔で配列された矩形断面の凸部123と、凸部123間に位置する矩形断面の凹部124とを有している。
凹凸部122の凹凸形状は、微細に形成されており、例えば、凸部123の側面123bの寸法、即ち、頂面123aから凹部124の底面124aまでの深さd(Z方向の寸法)は、0.1μm以上3.0μm以下程度である。また、凹部124の底面124aの幅W2(X方向の寸法)及び凸部123の頂面123aの幅W1(X方向の寸法)は、1μm以上30μm以下程度である。
凹部124の底面124aの幅W2と凸部123の頂面123aの幅W1とは、同じ寸法であってもよいし、異なっていてもよい。また、凹部124の底面124aの幅W2及び凸部123の頂面123aの幅W1は、凸部123の配列方向(X方向)に沿って一定としてもよいし、変化していてもよい。
また、凹凸部122の形状は上述の例に限られることなく、他の形態が適用されたり、複数の態様が複合して用いられたりしてもよい。
凹凸部122の他の形態としては、例えば、所定の断面を有して導光板12の幅方向(Y方向)に対して斜めになるように延びる形態、複数の錐状の凸部が平面視で縦横に配置されるような二次元的な形状を有する形態、複数の凸部が平面視でドット状に配置される形態等が挙げられる。
本体部121は、光透過性を有する樹脂により形成される。例えば、本体部121を形成する材料としては、脂環式構造を有する重合体樹脂、メタクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、メタクリル酸メチル−スチレン共重合樹脂、ABS樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂等の熱可塑性樹脂のほか、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系の反応性樹脂等を挙げることができる。これらは、導光板等の光学部材用の材料として広く使用され、優れた機械的特性、光学特性、安定性及び加工性等を有するとともに、安価に入手可能である。
本実施形態の本体部121は、その厚さが約300〜600μmである。
図3に示すように、導光板12は、その出光面12cが接合層14を介して、LCDパネル13に接合されている。
接合層14は、光透過性を有し、導光板12の本体部121よりも屈折率の低い粘着剤等により形成されている。本実施形態の接合層14は、アクリル系の粘着剤により形成されているが、これに限らず、シリコン系の粘着剤等により形成してもよい。なお、このような接合層14としては、十分な透過率を有し、無色透明である等、映像光に対する影響が小さく、導光板12の本体部121よりも屈折率が低いものであれば、接着剤を用いてもよい。
接合層14は、図3に示すように、導光板12の出光面12cの凹凸部122の凹凸形状を埋めるように形成されている。
この接合層14と本体部121との屈折率の差は、光を効率よく導光する観点や、材料の選定や入手の簡便さ等を考慮し、0.05以上0.20以下とすることが好ましい。なお、材料の選定や入手の簡便さ等への考慮が不要であり、光の導光効率のみを考慮する場合には、接合層14と本体部121との屈折率の差は、0.05以上とすることが望ましい。
次に、本実施形態の導光板12での光の導光の様子を説明する。
本実施形態の導光板12は、光源部11が発する光を入光面12aから導光板12(本体部121)内に入射させる。そして、図3に示すように、本体部121内を進む光L1,L2を、出光面12c(頂面123a及び底面124a)と界面Kとで全反射させながら、入光面12aに対向する対向面12b側(+X側)へ、主としてX方向に導光させる。このとき、出光面12cに入射した光の一部L2は、凸部123の側面123bに臨界角未満で入射する等により、出光面12cからLCDパネル13側(−Z側)へ適宜出射する。
LCDパネル13側へ出射した光は、接合層14を透過してLCDパネル13へ入射する。LCDパネル13は、反射型の表示部であり、入射した光を反射することにより、LCDパネル13の表示面13aの映像情報を観察者Eに視認可能に表示する。
(導光板12の製造方法について)
図4は、本実施形態の導光板12の成形に使用する賦形シート70を説明する図である。
賦形シート70は、図4に示すように、基材部71及び成形層72が積層された長尺状(帯状)の可撓性を有する樹脂により形成された成形版であり、導光板12の製造前においては巻き取られた状態となっている。
基材部71は、賦形シート70の基礎となる基材であり、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリプロピレン、ポリカーボネート等の樹脂により形成されている。
成形層72は、基材部71側とは反対側の面(表面)に導光板12の出光面12cの凹凸部122に対応する凹凸形状部73が形成された層である。成形層72は、例えば、ウレタンアクリレートやエポキシアクリレート等の樹脂により形成されている。
成形層72に設けられる凹凸形状部73は、導光板12の本体部121を複数枚、同時に成形するために、成形層72の表面上に、複数配列して設けられている。
本実施形態では、一例として、長尺状の賦形シート70の短辺に平行な方向に3列、長辺に平行な方向に複数段に渡って凹凸形状部73が形成されている例を挙げて説明する。なお、これに限らず、短辺に平行な方向に配列される凹凸形状部73の数は、所望する導光板12の大きさ等に応じて適宜変更してよい。
図5,図6は、本実施形態の導光板12の製造方法を説明する図である。図5,図6には、本実施形態の導光板12を製造する製造装置80が記載されている。
製造装置80は、図5,図6に示すように、第1ロール81、第2ロール82、第3ロール83、第4ロール84、ダイ85、剥離ロール86、ダイ87、第5ロール88、第6ロール89、紫外線照射器90、ニップロール91,92等を備えている。
ダイ85は、不図示の押出機から供給された熱可塑性樹脂組成物R1を吐出する開口部であり、溶融された熱可塑性樹脂組成物R1を、所定の幅まで帯状に広げて押し出す。
第1ロール81、第2ロール82、第3ロール83、第4ロール84は、略円柱形状であり、その中心軸を回転軸として、回転駆動可能となっている。
第1ロール81、第2ロール82、第3ロール83、第4ロール84は、いずれも不図示の温度調整部等を備えた冷却ロールであり、ロール芯での温度が所定の温度となるように温度調節されている。この第1ロール81、第2ロール82、第3ロール83、第4ロール84は、熱可塑性樹脂組成物R1及び賦形シート70をその周囲に巻きつけながら搬送し、冷却する。
まず、図5に示すように、巻き取られた賦形シート70を巻き出して、第1ロール81と、この第1ロール81に対して所定の間隙を有して配置される第2ロール82との間に順次搬送する。ここで、賦形シート70の搬送方向Sは、賦形シート70の短辺に垂直な方向に平行な方向である。
それから、賦形シート70の凹凸形状部73が形成された側の面70a(成形層72の表面)と第2ロール82との間に、溶融した熱可塑性樹脂組成物R1(本体部121を形成する樹脂)をダイ85から押し出す(樹脂押出工程)。
次に、押し出された熱可塑性樹脂組成物R1を賦形シート70とともに搬送しながら、第1ロール81及び第2ロール82間に挟み込んで押圧する(成形工程)。これにより、熱可塑性樹脂組成物R1は、賦形シート70の成形層72(図4参照)の表面に設けられた凹凸形状部73内に充填され、第2ロール82及び大気(外気、製造装置の作業環境等)で冷却されることにより少なくともその表面が硬化し、賦形シート70の凹凸形状部73に沿った形状が形成される。
そして、熱可塑性樹脂組成物R1は、第3ロール83及び第4ロール84を経てさらに冷却され、最終的に形状が固定される。これにより、導光板12の本体部121が縦横に多面付けされた本体部多面付けシートF1を得ることができる。
次に、剥離ロール86により、本体部多面付けシートF1を賦形シート70から離型する(離型工程)。以上が、本体部121を形成する本体部形成工程である。
次に、本体部多面付けシートF1の本体部121の出光面121cが形成されている面とは反対側の面に、ダイ87から紫外線硬化型樹脂組成物R2(表面機能層125を形成する樹脂)を吐出し、これを第5ロール88及び第6ロール89間に挟み込んで押圧する。この第5ロール88は、その表面に凹凸形状126の逆型となる形状が賦形された賦形ロールであり、第6ロールは、押圧ロールである。そして、紫外線硬化型樹脂組成物R2の表面に凹凸形状126を賦形し、紫外線照射器90によって硬化させて形状を固定する。
これにより、本体部多面付けシートF1の本体部121の出光面121cが形成されている面とは反対側の面に、凹凸形状126を有する表面機能層125が形成された本体部多面付けシートF2を得ることができる。以上が、表面機能層125を形成する表面機能層形成工程である。
導光板12の凹凸部122を有する面(出光面12c)に接合層14を設ける方法については、適宜採用してよい。
例えば、図6に示すように、剥離性を有する基材15の片面に粘着剤により形成された接合層14が形成された粘着シートNを巻出し、本体部多面付けシートF2の本体部121の出光面121cが形成されている面に接合層14が面するようにして、本体部多面付けシートF2及び粘着シートNをニップロール91,92で押圧し、貼り合わせることにより、接合層14を形成してもよい。
これにより、剥離性を有する基材15が片面に積層された接合層14、本体部121、表面機能層125が積層された状態の本体部多面付けシートF3を得ることができ、これに対して、打ち抜き、切断等の加工を施すことにより、個片化された複数の導光板12を得ることができる。そして、表示装置1の組み立て工程において、基材15を剥離して、接合層14により、LCDパネル13に導光板12を容易に貼り合わせることができる。
また、上述の例に限らず、例えば、本体部多面付けシートF2に打ち抜きや裁断等の加工を施して個片化した複数の導光板の本体部121を作成し、この本体部121の凹凸部122を有する面に粘着剤を塗布する等により、接合層14を設けてもよい。
従来、一般的には、本体部121を形成したのち、粘着剤層を介して防眩フィルムを一体に積層することにより、表面機能層125を有する導光板12を製造している。
しかし、本実施形態によれば、防眩機能を有し、かつ、良好に光を導光できる導光板12を、少ない部品点数で容易に製造でき、生産工数や生産コストの低減も抑制できる。
また、本実施形態によれば、導光板12の本体部121の形成から接合層14の形成、個々の導光板12への裁断工程まで1つの製造ライン上で行うことも可能であり、生産コストの低減、製造過程での各部材の搬送(横持ち)の削減等を実現できる。
なお、導光板12の本体部121が縦横に多面付けされた本体部多面付けシートF1に対して打ち抜き加工等を行い、個片化した複数の本体部121に対して、個々に、表面機能層125及び接合層14を形成する形態としてもよい。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)実施形態において、導光板12は、巻き出された賦形シート70により成形される例を示したが、これに限定されるものでない。例えば、賦形シート70ではなく、円柱状の周側面に凹凸形状部が形成されたロール版を用いて成形される形態としてもよい。
(2)実施形態において、表面機能層125を形成する紫外線硬化型樹脂組成物R2は、本体部121の出光面12c側とは反対側の面に直接塗布される形態を示したが、これに限らず、例えば、本体部121の出光面12c側とは反対側の面にプライマを塗布し、プライマ層を形成した後に、紫外線硬化型樹脂組成物R2を塗布してもよい。
このような形態とすることにより、表面機能層125と本体部121との密着性を向上させることができる。なお、このプライマは、光を効率よく導光する観点から、本体部121よりも屈折率が低い材料を用いることが好ましい。
(3)実施形態において、表示装置1は、導光板12の出光面12cに対面してLCDパネル13が配置される例を示したが、これに限らず、電子ペーパー等の各種方式の反射型表示デバイスを配置してもよい。
(4)実施形態において、導光板12の観察者側面12d(表面機能層125の観察者側表面)に、観察者側から導光板12に入射する光の反射を低減する層を設けて、表面機能層125にAGLR(anti−glare,low−reflection)機能を持たせてもよい。このような形態とすることにより、太陽光や照明光等の反射をさらに低減し、表示される映像のコントラスト低下を抑制し、視認性を向上できる。
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態等によって限定されることはない。
1 表示装置
10 面光源装置
11 光源部
12 導光板
121 本体部
122 凹凸形状
123 凸部
124 凹部
125 表面機能層
126 凹凸形状
13 LCDパネル
14 接合層

Claims (2)

  1. 光が入射する入光面と、前記入光面に交差し光が出射する出光面と、前記入光面に対向する対向面と、前記出光面に対向する面とを有し、前記入光面から入射した光を前記対向面側に導光しながら前記出光面から出射させる導光板であり、
    前記入光面から入射した光を前記対向面側へ導光させる本体部と、
    前記本体部の前記出光面に対向する面側の面に形成され、前記本体部よりも屈折率が低く、前記本体部側とは反対側の表面に凹凸形状を有する表面機能層と、
    を備え、
    前記本体部と前記表面機能層との界面で、前記入光面から入射した光の少なくとも一部は全反射する導光板の製造方法であって、
    前記本体部を押し出し成形法によって形成する本体部形成工程と、
    前記本体部形成工程によって形成された前記本体部の前記出光面に対向する面側の面に、前記表面機能層を形成する樹脂を吐出し、前記凹凸形状を賦形する成形版に押圧して前記凹凸形状を賦形する表面機能層形成工程と、
    を備えること、
    を特徴とする導光板の製造方法。
  2. 請求項に記載の導光板の製造方法において、
    前記本体部形成工程では、前記導光板を形成する樹脂を、前記導光板の形状に対応する凹凸形状を有する成形版に押し出す樹脂押出工程と、
    前記樹脂押出工程によって押し出された前記樹脂を搬送しながら前記成形版に押圧した状態で前記樹脂の少なくとも一部を硬化させる成形工程と、
    前記成形工程によって成形された前記本体部を前記成形版から離型する離型工程と、
    を備えること、
    を特徴とする導光板の製造方法。
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