JP6840027B2 - 景品獲得ゲーム機及び昇降装置 - Google Patents

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Description

この発明は、フィールド上に載置された景品を景品把持部を用いて把持し、景品落下口に落下させて獲得する景品獲得ゲーム機及び昇降装置に関するものである。
クレーンゲーム機に代表される、フィールド上に載置された景品を獲得する景品獲得ゲーム機において、昇降部によりフィールドを上下方向に移動させることによって変化のあるゲームを実現するゲーム装置が開示されている(特許文献1参照)。
特許第5897833号公報
このような景品獲得ゲーム機においては、筐体の側面に扉部が設けられ、この扉部の開口から、ゲームセンターの管理者等がフィールド上への景品の補充及びフィールドに載置された景品の位置調整を行っている。
このため、管理者等による景品補充作業等において、昇降部によるフィールドの上下動から管理者等を保護する安全機構の設置が望まれていた。
そこで、この発明は、昇降部によるフィールドの上下動から管理者等を保護することができる景品獲得ゲーム機及び昇降装置を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明は、収納部、及びその側部に設けられて前記収納部に連通する開口を形成する枠体を有する筐体と、開口を開閉自在に閉止する扉部と、収納部の底面をなし、景品落下口が設けられた基台と、景品が載置され、景品落下口を臨む位置に切欠部が形成されたフィールドと、基台の上に設置され、フィールドを上下方向に移動させる昇降部と、フィールドの上方を移動して景品に対する把持動作を行い、景品が景品落下口の上方に移動したら景品に対して開放動作を行い、この景品を景品落下口に落下させる景品把持部とを有する景品獲得ゲーム機であって、さらに、フィールドの開口側の縁部、及び切欠部の縁部の少なくとも一方に設けられ、フィールドと枠体との間の間隙、及びフィールドと基台との間の間隙の少なくとも一方を覆うカバー部を有することを特徴とする。
ここで、カバー部は、フィールドの枠体側の縁部に設けられ、この縁部から下方に延出する側部カバー板、及び、フィールドの切欠部の縁部に設けられ、この切欠部の縁部から下方に延出する切欠部カバー板の少なくとも一方を有するとよい。
さらに、側部カバー板は、昇降部によりフィールドが最上位置にあるときに、その下端部が枠体よりも下方に位置するように設けられているとよい。
さらに、切欠部カバー板は、昇降部によりフィールドが最上位置にあるときに、その下端部が基台よりも下方に位置するように設けられているとよい。
さらに、フィールドは本体部と枠体側縁部に設けられた枠体端部とに分割され、枠体端部は本体部に対して上方への回動のみ許容された状態で回動自在に取り付けられているとよい。
さらに、扉部の開閉状態を検知する開閉検知部と、開閉検知部により扉部が開放状態にあると検知されたら昇降部の動作を停止させる昇降制御部とを有するとよい。
そして、景品獲得ゲーム機へのプレイヤーの近接を検知する近接検知部を有し、昇降制御部は、近接検知部によりプレイヤーの近接が検知されたら昇降部の動作を開始させるとよい。
また、この発明は、収納部、及びその側部に設けられて収納部に連通する開口を形成する枠体を有する筐体と、開口を開閉自在に閉止する扉部と、収納部の底面をなし、景品落下口が設けられた基台とを有する景品獲得ゲーム機に用いられる昇降装置であって、景品が載置され、景品落下口を臨む位置に切欠部が形成されたフィールドと、基台の上に設置され、フィールドを上下方向に移動させる昇降部と、フィールドの開口側の縁部、及び切欠部の縁部の少なくとも一方に設けられ、フィールドと枠体との間の間隙、及びフィールドと基台との間の間隙の少なくとも一方を覆うカバー部とを有することを特徴とする。
ここで、カバー部は、フィールドの枠体側の縁部に設けられ、この縁部から下方に延出する側部カバー板、及び、フィールドの切欠部の縁部に設けられ、この切欠部の縁部から下方に延出する切欠部カバー板の少なくとも一方を有するとよい。
このような本発明の景品獲得ゲーム機は、フィールドと枠体との間の間隙、及びフィールドと基台との間の間隙の少なくとも一方を覆うカバー部を有する。
上記した構成なので、カバー部によりフィールドと枠体との間の間隙、及びフィールドと基台との間の間隙の少なくとも一方を覆うことができる。これにより、管理者等の身体がこれら間隙に入った状態で昇降部によりフィールドが移動することを阻止することができ、昇降部によるフィールドの上下動から管理者等を保護することができる。
ここで、カバー部が、フィールドの枠体側の縁部に設けられ、この縁部から下方に延出する側部カバー板、及び、フィールドの切欠部の縁部に設けられ、この切欠部の縁部から下方に延出する切欠部カバー板の少なくとも一方を有する場合、管理者等の身体がこれら側部カバー板及び切欠部カバー板に当接することで、管理者等の身体がこれら間隙に入ることを阻止することができる。これにより、昇降部によるフィールドの上下動から管理者等をさらに保護することができる。
さらに、昇降部によりフィールドが最上位置にあるときに、側部カバー板の下端部が枠体よりも下方に位置するように設けられている場合、管理者等の身体が側部カバー板に当接し、かつ、フィールドと枠体との間の間隙を側部カバー板により覆うことで、管理者等の身体が間隙に入ることを阻止することができる。これにより、昇降部によるフィールドの上下動から管理者等をさらに保護することができる。
さらに、昇降部によりフィールドが最上位置にあるときに、切欠部カバー板の下端部が基台よりも下方に位置するように設けられている場合、管理者等の身体が切欠部カバー板に当接し、かつ、フィールドと基台との間の間隙を切欠部カバー板により覆うことで、管理者等の身体が間隙に入ることを阻止することができる。これにより、昇降部によるフィールドの上下動から管理者等をさらに保護することができる。
さらに、フィールドが本体部と枠体側縁部に設けられた枠体端部とに分割され、枠体端部が本体部に対して上方への回動のみ許容された状態で回動自在に取り付けられている場合、仮に管理者等の身体がフィールドと枠体との間の間隙に侵入した際にフィールドが下方に移動しても、この枠体端部が身体に当接した際に上方に回動することで、枠体端部による身体への当接力を緩和することができる。これにより、昇降部によるフィールドの上下動から管理者等をさらに保護することができる。
さらに、扉部の開閉状態を検知する開閉検知部と、開閉検知部により扉部が開放状態にあると検知されたら昇降部の動作を停止させる昇降制御部とを有する場合、管理者等が扉部を開放して景品の補充作業等を行うときに、開閉検知部がこの扉部の開放状態を検知して昇降制御部が昇降部の動作を停止させる。これにより、昇降部が不意に移動することを抑止することができ、昇降部によるフィールドの上下動から管理者等をさらに保護することができる。
そして、景品獲得ゲーム機へのプレイヤーの近接を検知する近接検知部を有し、昇降制御部は、近接検知部によりプレイヤーの近接が検知されたら昇降部の動作を開始させる場合、プレイヤーの近接により昇降制御部が昇降部の動作を自動的に開始させるので、プレイヤーに景品獲得ゲーム機への興味を喚起させることができ、ゲームの興趣性を高めることができる。
また、このような本発明の昇降装置は、景品が載置され、景品落下口を臨む位置に切欠部が形成されたフィールドと、基台の上に設置され、フィールドを上下方向に移動させる昇降部と、フィールドの開口側の縁部、及び切欠部の縁部の少なくとも一方に設けられ、フィールドと枠体との間の間隙、及びフィールドと基台との間の間隙の少なくとも一方を覆うカバー部とを有する。
上記した構成なので、カバー部によりフィールドと枠体との間の間隙、及びフィールドと基台との間の間隙の少なくとも一方を覆うことができる。これにより、管理者等の身体がこれら間隙に入った状態で昇降部によりフィールドが移動することを阻止することができ、昇降部によるフィールドの上下動から管理者等を保護することができる。
ここで、カバー部が、フィールドの枠体側の縁部に設けられ、この縁部から下方に延出する側部カバー板、及び、フィールドの切欠部の縁部に設けられ、この切欠部の縁部から下方に延出する切欠部カバー板の少なくとも一方を有する場合、管理者等の身体がこれら側部カバー板及び切欠部カバー板に当接することで、管理者等の身体がこれら間隙に入ることを阻止することができる。これにより、昇降部によるフィールドの上下動から管理者等をさらに保護することができる。
第1実施例の景品獲得ゲーム機を示す正面図である。 第1実施例の景品獲得ゲーム機を示す縦断面図である。 第1実施例の景品獲得ゲーム機を示す上面透視図である。 第1実施例の景品獲得ゲーム機の扉部を開放した状態を示す一部破断斜視図である。 第1実施例の景品獲得ゲーム機に用いられるドアセンサーの一例を示す斜視図である。 第1実施例の景品獲得ゲーム機に用いられるドアセンサーの他の例を示す斜視図である。 第1実施例の景品獲得ゲーム機に用いられる昇降装置を示す図であって、フィールドが昇降部により最上位置に位置された状態を示す斜視図である。 第1実施例の景品獲得ゲーム機に用いられる昇降装置を示す図であって、フィールドが昇降部により最下位置に位置された状態を示す斜視図である。 第1実施例の景品獲得ゲーム機に用いられる昇降装置のフィールドを示す斜視図である。 第1実施例の景品獲得ゲーム機の扉部を開放した状態のフィールドを示す一部破断斜視図である。 第1実施例の作用を説明するための図である。 第1実施例の景品獲得ゲーム機の昇降装置のフィールドの他の例を示す一部破断斜視図である。 第1実施例の景品獲得ゲーム機のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施例の景品獲得ゲーム機の動作を説明するためのフローチャートである。 第2実施例の景品獲得ゲーム機の扉部を開放した状態を示す一部破断斜視図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施例]
本発明である景品獲得ゲーム機を、景品把持部としてクレーン機構及びXYステージを用い、プレイヤーの操作入力に応じてクレーン機構を移動させ、フィールド上に載置された景品の獲得を目指すゲーム機(いわゆるクレーンゲーム機)に適用した本発明の第1実施例について、図1〜図3を参照して説明する。
なお、本明細書において景品の図示は省略している。また、図1〜図3に図示したように、以下の説明では、図1に示す面であるゲーム機の正面に向かって左右方向にX軸をとり、ゲーム機の正面から見て奥行方向にY軸をとり、図1に示す状態での上下左右、及び前後方向により主に説明を行う。
<ゲーム機>
図1〜図3に示すように、本実施例のゲーム機1は外形略直方体状の筐体2を有する。この筐体2の上部は略直方体状の中空に形成され、この中空な部分がゲーム空間である収納部3とされる。
筐体2の正面及び左右側面にはそれぞれ透明板4(左右側面の透明板の図示は省略する)が取り付けられており、この収納部3を外方から視認可能とされている。また、筐体2の正面には、透明板4が嵌め込まれた枠体5a(図4等参照)を有する扉部5が開放自在に設けられており、この扉部5は、収納部3に連通し、筐体2の正面に設けられた枠体9により形成される開口8(図4等を参照)を開閉自在に閉止するとともに、扉部5を開放することで、開口8を通じて収納部3を外部に開放することができる。なお枠体9は一体の部品で構成されている必要はなく、複数の部品で構成されていてもよい。
収納部3の底面は平板状の基台6とされ、この基台6には、筐体2を正面から見た状態で左部、上面から見た状態で左奥部に景品落下口となる矩形状の切欠部7が形成されている。また、この基台6上には、景品が搭載されるフィールド40及び昇降部41が搭載されている。これらフィールド40及び昇降部41の詳細については後述する。
<景品把持部>
筐体2の上部には、クレーン機構10と、このクレーン機構10を収納部3内で略水平に移動させるXYステージ12とが設けられている。また、これらを電子制御する制御基板60が、ゲーム機1の筐体2の正面部分から前方に向けて突設された操作台16に内蔵されている。本実施例では、クレーン機構10、XYステージ12及び制御基板60により景品把持部が構成されている。
XYステージ12は、プレイヤーの操作入力指示に基づいて制御基板60により動作制御される直動ステージであって、例えばガントリ型ステージなどにより実現される。
図3に最もよく示すように、XYステージ12は、収納部3の上部にX軸方向に沿って設けられ、さらに、筐体2の前後端部にそれぞれ平行に設けられた一対のX軸レール12aと、これらX軸レール12aのそれぞれ上部を移動可能な1対のX軸スライダ12bとを有する。
X軸スライダ12bの少なくとも一方には、制御基板60の電子制御により、このX軸スライダ12bをX軸レール12aに対して駆動する駆動部と、X軸レール12aの所定基準位置に対する相対位置を検出する位置検出部とが設けられている(いずれも図示略)。位置検出部は、例えば、測距センサや駆動部の回転数カウンタなどにより実現される。位置検出部により検出された位置検出情報は制御基板60にフィードバックされる。
XYステージ12は、一対のX軸スライダ12bの間にY軸方向に沿って掛け渡されたY軸レール12cと、このY軸レール12cに沿って移動可能なY軸スライダ12dとをさらに有する。Y軸スライダ12dはX軸スライダ12bと同様の構成を有し、制御基板60の制御によりY軸レール12cの所定基準位置に対して位置決め自在にスライド移動できる。
図1に示すように、クレーン機構10は、昇降装置等を内蔵したクレーンベース10aを有する。このクレーンベース10aはY軸スライダ12dから吊り下げられて固定されており、制御基板60の電子制御によって、クレーンヘッド10bを昇降制御するとともに、クレーンヘッド10bに設けられた景品把持アーム10cを開閉する。
クレーン機構10は、プレイヤーの操作入力指示に応じて、XYステージ12によりフィールド40の所望する上方位置に移動される。そして、移動操作が終了すると、景品把持アーム10cを開いた状態でフィールド40へ向けてクレーンヘッド10bが降下されるように動作制御される。
降下動作制御がなされたならば、クレーン機構10は、景品把持アーム10cを閉じるように把持動作制御され、次いでクレーンヘッド10bをフィールド40上方へ引き上げるように引き上げ動作制御される。景品把持アーム10cを閉じた際に、上手く景品を把持することができれば景品獲得となる。つまり、降下動作制御から、把持動作制御、引き上げ動作制御と続く一連の制御が、本実施形態における景品の獲得動作制御となる。
そして、クレーン機構10は獲得動作制御された後、基台6に設けられた景品落下口7の上方に移動され、景品把持アーム10cを開くように放下動作制御される。
<操作台>
上述したように、ゲーム機1の正面部分には、筐体2から前方に向けて操作台16が突設されている。この操作台16には、ゲームプレイの対価としてのコインを投入するためのコイン投入口18と、ポイント表示パネル20と、ゲーム操作を入力するための操作ボタン22とが備えられている。
コイン投入口18から投入されたコインは、操作台16に内蔵されたコイン計算機19にて検知・収容される。コイン計算機19は、コイン投入を検知すると、検知信号を制御基板60へ出力する装置であって、コインカウンターなどとも呼ばれる。なお、コイン投入口18及びコイン計算機19は、プリペイドカードやクレジットカードの挿入口及びそれらカードのリーダライター装置に置き換えることができる。勿論、両者を併設するとしても良い。
本実施例のゲーム機1では、プレイヤーが予めゲーム対価として設定されているコインを投入すると、ゲームプレイに必要な所定値の「プレイポイント」が付与される。ポイント表示パネル20は、今現在のプレイポイントの残高を表示する手段であって、例えば7セグメントディスプレイや、液晶ディスプレイなどにより実現され、制御基板60により表示制御される。
本実施形態では、クレーン機構10をXYステージ12のホームポジション(例えば景品落下口7の上方)からフィールド40の所望する位置に移動させて、クレーン機構10により景品を獲得することを目指して遊ぶゲームルールであって、X軸方向(正面から見て右方向)及びY軸方向(奥行方向)の移動操作はそれぞれ一度のみ有効に設定されている。
このため、操作ボタン22は、クレーン機構10が降下する目標位置を決定するために、このクレーン機構10をゲーム機1の奥行き方向に移動させるY軸方向移動ボタン22aと、ゲーム機1の右方向に移動させるX軸方向移動ボタン22bとを備える。
より具体的には、XYステージ12は、ゲーム開始当初、クレーン機構10を所定のホームポジションに維持する。そこから移動ボタン22a、22bの押下に応じて、XYステージ12によるクレーン機構10の移動が開始され、移動ボタン22a、22bを離すとXYステージ12による移動が終了する。
そして、XYステージ12によるY軸方向とX軸方向の各方向の移動がそれぞれ終了すると、自動的にクレーン機構10による獲得動作が行われる。すなわち、(1)クレーン機構10が景品把持アーム10cを開いた状態で降下し、(2)所定位置まで降下したところで景品把持アーム10cを閉じ、(3)再び上昇するように動作制御される。
さらに、(4)景品落下口7の直上までクレーン機構10を移動するようにXYステージ12が自動制御され、(5)景品落下口7の直上に達すると、クレーン機構10の景品把持アーム10cを開いて把持した景品を放下し、(6)クレーン機構10を初期位置に戻すようにXYステージ12が制御される。
なお、操作ボタン22の数や種類は、これに限らずゲームルールに応じて適宜設定すると良い。例えば、クレーン機構10の降下の開始を入力するトリガーを追加しても良いし、Y軸方向移動ボタン22a及びX軸方向移動ボタン22bに代えてジョイスティックとしても良いし、レバーやダイヤル、タッチパネルなどを用いても良い。
景品排出部26は、上述した景品落下口7を入口とし、操作台16の正面左側に設けられた開口部を景品取出口28(出口)とする通路を構成する。景品落下口7に落下された景品は景品取出口28に導入され、プレイヤーはこの景品取出口28から景品を取り出すことができる。
景品取出口28にはその上端が筐体2に回動自在に支持された蓋29が設けられている。従って、景品取出口28に景品が落下したら、プレイヤーはこの蓋29を図1において奥行き方向にはね上げて景品取出口28を開放し、景品を取り出すことができる。なお、景品排出部26には、景品取出口28への景品の落下を検出する検出機構及びこの検出機構により景品取出口28に景品が落下している場合には蓋29の開閉を阻止する蓋閉止機構(いずれも図示略)が設けられている。
<人感センサ及びドアセンサ>
図4に示すように、本実施例のゲーム機1の筐体2には、収納部3に連通する開口8に人感センサ(近接検知部)30及びドアセンサ(開閉検知部)31が設けられている。
より詳細には、筐体2の前部には、収納部3の下方であって枠体9後方の開口8を臨む位置に人感センサ30が設けられている。この人感センサ30は、ゲーム機1の前方に赤外線を放射し、反射された赤外線を検出することによりプレイヤーが存在するか否かを検知している。本実施例のゲーム機1では、人感センサ30が一対設けられており、これによりゲーム機1の前方の広範囲にわたってプレイヤーの存在を検知することができる。当然、人感センサ30の配置位置及び配置個数は種々選択が可能である。
同様に、筐体2の前部には、枠体9の下部にドアセンサ31が設けられている。このドアセンサ31は、扉部5が閉止されている際に枠体5a、9が互いに当接、あるいは極近傍に近接しているときは信号を出力せず、扉部5が開放されることにより枠体5aが枠体9から離間することで信号を出力する。
ドアセンサ31により扉部5の開放が検知されている間、後述するCPU62は、昇降部41によりフィールド40が上下動させられている場合でも、I/Oインタフェース回路70及び昇降部ドライバ75を介して昇降部41によるフィールド40の上下動を停止させる制御を行う。
このようなドアセンサ31の一例として、図5に示すように、図略のマイクロスイッチが内蔵された本体31aと、前方に突出するように付勢され、枠体5a、9の当接または近接に伴って後方に押し込まれることでマイクロスイッチを動作させるボタン31bとを有するようなドアセンサ31が挙げられる。
あるいは、図6に示すように、扉部5の枠体5a側に図略の突部を設けておき、この突部により押圧されることでマイクロスイッチを動作させる凹部31cを有するようなドアセンサ31であってもよい。
<昇降装置>
図7及び図8を参照して、本実施例のゲーム機1の基台6の上に設置された昇降装置について説明する。本実施例の昇降装置Sは、フィールド40及びこのフィールド40を上下方向に移動させてその上下位置を調整する昇降部41を有する。
これら図に示すように、フィールド40は略矩形板状に形成され、基台6に形成された景品落下口7を臨む位置に矩形状の切欠部40aが形成されている(図3参照)。上述したように、このフィールド40の上面には景品が搭載されているが、ここでは図示を省略している。
昇降部41は、図7に最もよく示すように、基台6の上に載置された略矩形状のベース板42と、フィールド40の図中下面に取り付けられ、このフィールド40を下方から支持する図略の支持部と、ベース板42に対してこの支持部を上下動自在に支持するリンク機構43と、このリンク機構43を動作させる駆動部50とを備える。
リンク機構43は、直線状の一対のリンク部材44a、44bをその中心部でピン45により回動自在に連結したサブリンク機構46を一対有し、これらサブリンク機構46は図7においてベース板42の手前側及び奥側の長手方向(図7において左手前から右奥方向)に沿って設けられている。一対のサブリンク機構46のリンク部材44aは、ベース板42の短手方向に延びる一対の連結リンク47(図7では一方の連結リンク47のみ図示している)により互いに連結され、これにより、一対のサブリンク機構46が連動するように構成されている。
サブリンク機構46を構成するリンク部材44bの下端は、それぞれベース板42の一端部(図7において右端部)にそれぞれピン48により回動自在に固定されている。同様に、図示は省略しているが、リンク部材44bの上端も支持部にピンにより回動自在に固定されている。
一方、サブリンク機構46を構成するリンク部材44aの下端には、ベース板42に向かってガイドピン49が突設され、また、ベース板42にはその長手方向に延在するガイド穴42aが形成されている。そして、ガイドピン49がこのガイド穴42aにガイドされながら移動することで、リンク部材44aの下端がベース板42の長手方向に沿ってスライド自在となるようにこのベース板42に支持されている。
また、図示は省略しているが、リンク部材44aの上端にもガイドピンが突設されているとともに、フィールド40の下面に取り付けられた支持部にもベース板42の長手方向に延在するガイド穴が形成されており、これにより、リンク部材44aの上端がベース板42の長手方向に沿ってスライド自在となるように支持部に支持されている。
駆動部50はベース板42上に設置され、リンク機構43のリンク部材44aの下端をベース板42の長手方向に沿ってスライドさせることでリンク機構43を動作させ、これによりフィールド40を上下動させてその上下位置を調整する。
駆動部50の具体的構成は任意であるが、一例として、本実施例では、ステッピングモータ50aと、このステッピングモータ50aから図中左前方に突出し、ステッピングモータ50aにより回転駆動されてその突出位置が調整可能なボールねじ50bとを備えるリニアアクチュエータを用いている。駆動部50は、ボールねじ50bの長手方向がベース板42の長手方向に沿って延在するようにベース板42に取り付けられている。
ボールねじ50bの先端には、ベース板42の短手方向に延在する駆動リンク51が取り付けられており、この駆動リンク51の両端はそれぞれリンク部材44aの下端に固定されている。これにより、駆動部50のボールねじ50bの突出長さをステッピングモータ50aにより調整することで、リンク機構43を動作させることができ、そして、フィールド40の上下位置を精密に調整した状態でこのフィールド40を上下方向に移動させることができる。
<カバー板>
フィールド40には、図9に示すように、側部カバー板52及び切欠部カバー板53が取り付けられている。これら側部カバー板52及び切欠部カバー板53は、本発明のカバー部をなしている。
側部カバー板52は、図10に示すように、フィールド40の開口8側端縁部、すなわち、ゲーム機1の前面側端縁部に取り付けられ、この開口8側端縁部から下方に延出されている。
また、切欠部カバー板53は、フィールド40の切欠部40aの端縁部に取り付けられ、この切欠部40aの端縁部から同様に下方に延出されている。図9に示すように、本実施例のフィールド40の切欠部40aの端縁部は概略L字形をなしており、したがって、切欠部カバー板53も上面視した状態で略L字形に形成されている。
側部カバー板52は、図10に示すように、フィールド40が昇降部41により最上位置に位置させられているときも、さらに、図示は省略しているが、フィールド40が昇降部41により最下位置に位置させられているときも、枠体9からその下端部52aが露出しないように、その延出長さが設定されている。これにより、フィールド40の上下位置がいずれの位置にされていても、フィールド40と枠体9との間に形成される間隙が側部カバー板52により覆われる。
同様に、切欠部カバー板53は、図10に示すように、フィールド40が昇降部41により最上位置に位置させられているときも、さらに、図示は省略しているが、フィールド40が昇降部41により最下位置に位置させられているときも、その下端部53aが基台6よりも下方に位置するように、その延出長さが設定されている。これにより、フィールド40の上下位置がいずれの位置にされていても、フィールド40と基台6との間に形成される間隙が切欠部カバー板53により覆われる。
本実施例のフィールド40の切欠部40aの端縁部には、図9に示すように、切欠部カバー板53に加えて難易度調整板54が取り付けられている。この難易度調整板54は、切欠部カバー板53と同様に上面視した状態で略L字形に形成されている。難易度調整板54には上下方向に延在する長穴54aが形成されている、この長穴54aにネジ55がねじ込まれてフィールド40に固定されることで、その上下位置が調整可能に構成されている。
この難易度調整板54は、上述のクレーン機構10及びXYステージ12により景品を把持して景品落下口7に移動させる際に、景品把持の高さによっては景品の少なくとも一部がこの難易度調整板54に当接して景品把持アーム10cによる景品把持が解除されてしまうことを目的として設けられている。つまり、難易度調整板54の上下位置により景品獲得の難易度が調整可能となっている。
本実施例の切欠部カバー板53はこの難易度調整板54の内側、言い換えれば景品落下口7に近い側に取り付けられている。
<ハードウェア構成>
図13を参照して、本実施例のゲーム機1のハードウェア構成について説明する。
制御基板60には、CPU(Central Processing Unit)62、及びRAM64やROM66等の各種ICメモリが搭載されている。CPU62は、本実施例のゲーム機1全体の動作制御を行う。RAM64は、CPU62によるゲーム機1制御の際のワークメモリとして用いられ、各種データ等が一時的に格納される。ROM66にはゲーム機1の動作制御に用いられるファームウェア等のプログラムが格納され、ゲーム機1の電源がオンされてCPU62の動作が開始すると、このプログラムが読み出されてCPU62により実行され、これによりゲーム機1の動作制御が行われる。
これらCPU62等は、バス回路68を介して互いに電気的に接続され、データの読み書きや信号の送受信が可能に接続されている。また、バス回路68には、I/Oインタフェース回路70を介して、コイン検出装置71、クレーン位置センサ72、人感センサ30、ドアセンサ31、Y軸方向移動ボタン22a及びX軸方向移動ボタン22bが接続されている。
I/Oインタフェース回路70は、各種入出力部との信号の中継をする回路である。例えば、接続される入出力部の規格に合わせた信号を生成する複数種類のI/OインタフェースICを含んでも良い。
コイン検出装置71は、ゲームプレイの対価の支払いを受け入れる装置である。図1の例ではコイン計算機19がこれに該当するが、プリペイドカードやクレジットカード、電子マネーを対価支払いの手段として認める場合には、それらの記録媒体でなるカードのリーダライター装置であってもよい。
クレーン位置センサ72は、例えば、XYステージ12の基準位置に対するX軸スライダ12bやY軸スライダ12dの現在座標を検出する。クレーン位置センサ72は、例えば、ロータリーエンコーダ、距離センサ、駆動系に含まれる歯車やプーリの回転センサなどで実現される。
CPU62は、I/Oインタフェース回路70を介して、デジタルスイッチの現在設定値やクレーン機構10の位置座標情報、操作ボタン22に為された操作入力の情報、さらには人感センサ30及びドアセンサ31の検出出力を取得することができる。
CPU62には、I/Oインタフェース回路70を介して、XYステージドライバ73、クレーンドライバ74、昇降部ドライバ75、及びポイント表示パネルドライバ76が電気的に接続されている。
ここで言う「ドライバ」とは、CPU62の制御信号に応じて、対象とする表示素子やモータ等の駆動素子を駆動制御するための制御信号を生成・出力することのできる電子素子及び回路である。
具体的には、XYステージドライバ73は、X軸スライダ12b及びY軸スライダ12dにそれぞれ搭載されているX軸方向駆動モータ12x及びY軸方向駆動モータ12yの駆動信号を生成する。
また、クレーンドライバ74は、クレーン機構10のクレーンヘッド10bの昇降モータ10d、及び景品把持アーム10cの開閉モータ10eの駆動信号を生成する。昇降部ドライバ75は、昇降部41の駆動部50のステッピングモータ50aを駆動させる駆動信号を生成し、フィールド40を昇降させる。
ポイント表示パネルドライバ76は、ポイント表示パネル20にプレイポイントの残高を表示させる。
以上の構成において、CPU62、I/Oインタフェース回路70及び昇降部ドライバ75により本発明の昇降制御部が構成されている。
尚、制御基板60に搭載される演算素子はCPU62のみに限らず、適宜GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などの各種マイクロプロセッサを含む構成とすることができる。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む構成としても良い。尚、RAM64やROM66のICメモリについても適宜VRAM等の特定用途のRAMやフラッシュメモリ等を含んでも良い。
<ゲーム機1の動作>
次に、図14を参照して、本実施例のゲーム機1の動作について説明する。
図略の電源スイッチをオンして制御基板60に電源が供給されることにより、図14のフローチャートに示す動作が開始する。まず、ステップS1では、人感センサ30からの検出出力をCPU62が受入可能(イネーブル状態)となるようにCPU62が自身を設定する。
ステップS2では、人感センサ30によりゲーム機1の前方にプレイヤーが存在するか否かが判定され、プレイヤーが存在すると判定された(ステップS2においてYES)ら、ステップS3において、CPU62はI/Oインタフェース回路70及び昇降部ドライバ75を介して昇降部41の駆動指令を送出し、この昇降部41によりフィールド40にアトラクトモード動作を行わせる。ここに、アトラクトモード動作とは、一例として昇降部41によりフィールド40を連続的に上下動させて、ゲーム機1の前方にいると思われるプレイヤーの注意を喚起し、プレイヤーにゲーム機1をプレイさせる契機を作り出すモード動作である。
昇降部41によりフィールド40のアトラクトモード動作が行われていることと並行して、ステップS4においてCPU62は、プレイヤーによるコイン投入口18へのコイン投入がされたことをコイン検出装置71が検出したかどうかを判定し、判定が肯定される(ステップS4においてYES:コインが投入された)とプログラムはステップS9に移行し、判定が否定される(ステップS4においてNO:コインがまだ投入されていない)とプログラムはステップS5に移行する。
ステップS5では、CPU62が、ステップS3におけるアトラクトモード動作が開始されてから所定時間、一例として5分経過したかどうかを判定し、判定が肯定される(ステップS5においてYES)とプログラムはステップS6に移行し、判定が否定される(ステップS5においてNO)とプログラムはステップS3に戻って、アトラクトモード動作を継続する。
ステップS6では、CPU62が昇降部41によるアトラクトモード動作を中止し、フィールド40を最上位置に停止させ、さらに、人感センサ30からの検出出力を受け入れない(ディスエーブル状態)ようにCPU62が自身を設定する。
ステップS7では、CPU62が、プレイヤーによるコイン投入口18へのコイン投入がされたことをコイン検出装置71が検出したかどうかを判定し、判定が肯定される(ステップS7においてYES:コインが投入された)とプログラムはステップS10に移行し、判定が否定される(ステップS7においてNO:コインがまだ投入されていない)とプログラムはステップS8に移行する。
ステップS8では、CPU62が、ステップS6においてフィールド40を停止させてから所定時間、一例として30秒〜60秒経過したかどうかを判定し、判定が肯定される(ステップS8においてYES)とプログラムはステップS1に戻り、判定が否定される(ステップS8においてNO)とプログラムはステップS7に戻って、コイン投入がされたことをコイン検出装置71が検出したかどうかの判定を行う。
ステップS9では、ステップS4においてコインが投入された、すなわち、プレイヤーがゲームを開始するものと判定し、CPU62が昇降部41によるアトラクトモード動作を中止する。
ついでステップS10では、CPU62はI/Oインタフェース回路70及び昇降部ドライバ75を介して昇降部41の駆動指令を送出し、この昇降部41によりフィールド40にゲームモード動作を行わせる。ここに、ゲームモード動作とは、一例として、アトラクトモード動作と同様に昇降部41によりフィールド40を連続的に上下動させるモード動作であるが、アトラクトモード動作におけるフィールド40の上下動範囲よりもその上下動範囲を狭く設定したモードである。
ステップS10におけるゲームモード動作の間、上述したようにプレイヤーは操作ボタン22(Y軸方向移動ボタン22a、X軸方向移動ボタン22b)を適宜押下することでクレーン機構10及びXYステージ12を動作させ、フィールド40上の景品獲得動作を行う。従って、ゲームモード動作におけるフィールド40の上下動範囲は、プレイヤーの景品獲得の難易度に影響を及ぼすことが予想されるので、上下動範囲を狭く設定している。当然、ゲームモード動作におけるフィールド40の上下動範囲により難易度の調整も可能であるので、アトラクトモード動作におけるフィールド40の上下動範囲よりもゲームモード動作におけるフィールド40の上下動範囲が必ずしも狭い必要はない。
ステップS10におけるゲームモード動作が所定時間、一例として30秒〜60秒経過したら、プログラムはステップS11に移行し、CPU62が、プレイヤーによるコイン投入口18へのコイン投入がされたことをコイン検出装置71が検出したかどうかを判定する。そして、判定が肯定される(ステップS11においてYES:コインが投入された)とプログラムはステップS10に戻ってゲームモード動作を再開し、判定が否定される(ステップS11においてNO:コインがまだ投入されていない)とプログラムはステップS12に移行する。
ステップS12では、CPU62が、ステップS10におけるゲームモード動作が終了してから所定時間、一例として30秒〜60秒経過したかどうかを判定し、判定が肯定される(ステップS12においてYES)とプログラムはステップS6に移行し、判定が否定される(ステップS12においてNO)とプログラムはステップS11に戻って、コイン投入がされたことをコイン検出装置71が検出したかどうかの判定を行う。
<本実施例の効果>
以上説明したように、本実施例のゲーム機1では、昇降部41によりフィールド40が最上位置にあるときに、フィールド40に設けられた側部カバー板52及び切欠部カバー板53により、フィールド40と枠体9との間の間隙、及びフィールド40と基台6との間の間隙が覆われているので、管理者等の身体がこれら間隙に入った状態で昇降部41によりフィールド40が移動することを阻止することができる。これにより、昇降部41によるフィールド40の上下動から管理者等を保護することができる。
また、昇降部41によりフィールド40が最下位置にあるときにも、側部カバー板52及び切欠部カバー板53により、開口8と基台6との間の間隙、及びフィールド40と景品落下口7との間の間隙が覆われているので、昇降部41によりフィールド40が最下位置にあるときにも、管理者等の身体がこれら間隙に入った状態で昇降部41によりフィールド40が移動することを阻止することができる。これにより、昇降部41によるフィールド40の上下動から管理者等をさらに保護することができる。
また、フィールド40の開口8側の縁部に設けられ、この縁部から下方に延出する側部カバー板52と、フィールド40の切欠部40aの縁部に設けられ、この切欠部40aの縁部から下方に延出する切欠部カバー板53を有するので、管理者等の身体がこれら側部カバー板52及び切欠部カバー板53に当接することで、管理者等の身体がフィールド40と枠体9との間の間隙、及びフィールド40と基台6との間の間隙に入ることを阻止することができる。これにより、昇降部41によるフィールド40の上下動から管理者等をさらに保護することができる。
さらに、昇降部41によりフィールド40が最上位置にあるときに、側部カバー板52の下端部52aが枠体9よりも下方に位置するように設けられている場合、管理者等の身体が側部カバー板52に当接し、かつ、フィールド40と枠体9との間の間隙を側部カバー板52により覆うことで、管理者等の身体がこの間隙に入ることを阻止することができる。これにより、昇降部41によるフィールド40の上下動から管理者等をさらに保護することができる。
さらに、昇降部41によりフィールド40が最上位置にあるときに、切欠部カバー板53の下端部53aが基台6よりも下方に位置するように設けられているので、管理者等の身体が切欠部カバー板53に当接し、かつ、フィールド40と基台6との間の間隙を切欠部カバー板53により覆うことで、管理者等の身体がこの間隙に入ることを阻止することができる。これにより、昇降部41によるフィールド40の上下動から管理者等をさらに保護することができる。
さらに、扉部5の開閉状態を検知するドアセンサ31を設け、ドアセンサ31により扉部5が開放状態にあると検知されたら、CPU62がI/Oインタフェース回路70及び昇降部ドライバ75を介して昇降部41によるフィールド40の上下動を停止させる制御を行うので、管理者等が扉部5を開放して景品の補充作業等を行うときに、ドアセンサ31によりこの扉部5の開放状態が検知されて昇降部41の動作が停止される。これにより、昇降部41が不意に移動することを抑止することができ、昇降部41によるフィールド40の上下動から管理者等をさらに保護することができる。
そして、ゲーム機1へのプレイヤーの近接を検知する人感センサ30を有し、CPU62は、人感センサ30によりプレイヤーの近接が検知されたら昇降部41の動作を開始させているので、プレイヤーの近接により昇降部41の動作を自動的に開始させることができる。これにより、プレイヤーにゲーム機1への興味を喚起させることができ、ゲームの興趣性を高めることができる。
ここで、扉部5が開放されていれば、ドアセンサ31により昇降部41の動作が停止されているので、このドアセンサ31があれば、昇降部41によるフィールド40の上下動から管理者等をさらに保護することができるとも考えられる。
しかしながら、管理者等が景品補充動作等を行っている際に、不可抗力的に管理者等がドアセンサ31に触れてしまい、結果として昇降部41の動作が再開されてしまう可能性もある。本実施例のゲーム機1では、仮にそのような事態が生じて、フィールド40と枠体9との間の間隙に管理者等の身体が侵入しようとしても、管理者等の身体が側部カバー板52の図11に示す領域Aに当接し、フィールド40と枠体9との間の間隙に身体が侵入することが阻止される。同様に、フィールド40と基台6との間の間隙に管理者等の身体が侵入しようとしても、管理者等の身体が切欠部カバー板53の図11に示す領域BまたはCに当接し、フィールド40と基台6との間の間隙に身体が侵入することが阻止される。
このように、本実施形態のゲーム機1によれば、フィールド40の上下位置に関わらず、さらに、フィールド40が昇降部41により上下動されているときでも、フィールド40と枠体9との間の間隙及びフィールド40と基台6との間の間隙が常時側部カバー板52及び切欠部カバー板53により間隙が覆われているので、昇降部41によるフィールド40の上下動から管理者等を確実に保護することができる。
また、扉部5が開放されていればドアセンサ31により昇降部41の動作が停止され、さらに、景品取出口28に景品が落下していない限り、検出機構及び蓋閉止機構により蓋29は閉止されているので、プレイヤーが収納部3及び景品排出部26に立ち入る可能性は極めて低いものと考えられる。しかしながら、景品取出口28に景品が落下すれば蓋29が回動可能となり、この状態で昇降部41によるフィールド40の上下動作が継続している制御を行っていた場合、プレイヤーが景品取出口28に手を入れて景品を取り出す動作をした際に、フィールド40と基台6との間に身体が侵入してしまう可能性はある。
本実施例のゲーム機1では、切欠部カバー板53によりフィールド40と基台6との間の間隙を覆っているので、昇降部41によるフィールド40の上下動から管理者のみならずプレイヤーも確実に保護することができる。
当然、景品取出口28に景品が落下したことを検出機構が検出したら、昇降部41によるフィールド40の上下動作を停止するように制御すればなおよい。
[第2実施例]
上述の第1実施例では筐体2(正確には操作台16)の左部にのみ景品取出口28が設けられていたが、図15に示す第2実施例のゲーム機1では、その前面のほぼ幅方向全体にわたって景品取出口28が設けられている。従って、基台6に設けられた景品落下口7も、景品取出口28に対応して、基台6のほぼ幅方向全体にわたって設けられているとともに、昇降装置Sのフィールド40の切欠部40aもフィールド40の開口8側端部の全体にわたっている。
このような本実施例のゲーム機1では、側部カバー板52を省略して、切欠部カバー板53のみを設ければ足りる。
(その他)
本発明の景品獲得ゲーム機は、その細部が上述の実施例に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更が可能である。一例として、フィールド40の形状及び切欠部40aは上述の各実施例に限定されず、ゲーム機1の収納部3の形状等に応じて適宜変更が可能である。例えば、フィールドの一部を任意に開口可能な景品獲得ゲーム機の場合は、この開口部が本発明の切欠部に該当する。
加えて、図12に示すように、フィールド40を、本体部40bと枠体9側端部に設けられた枠体端部40cとに分割し、これら本体部40b及び枠体端部40cとをヒンジ(蝶番)56で連結してもよい。このヒンジ56は、図12の矢印で示すように、枠体端部40cを本体部40bに対して上方への回動のみ許容する状態でこの枠体端部40cを本体部40bに回動自在に取り付け、通常は本体部40bの上面及び枠体端部40cがほぼ面一となるようにこれら本体部40b及び枠体端部40cを支持している。
図12に示すような構成をとると、仮に、扉部5を開放して管理者等が景品補充作業等を行っている際に、不可抗力的に管理者等がドアセンサ31に触れて昇降部41によるフィールド40の上下動作が再開された場合でも、枠体端部40cが上方に回動することで、フィールド40の上下動に伴って管理者等の身体へ作用する力を軽減させることができる。これにより、昇降部41によるフィールド40の上下動から管理者等をさらに保護することができる。
特に、図12に示す構成を採用した場合、側部カバー板52を省略してもフィールド40の上下動から管理者等をさらに保護することができる。
さらに、側部カバー板52及び切欠部カバー板53の形状も上述の各実施例に限定されず、種々の変更が可能である。一例として、切欠部カバー板53を上下方向に伸縮可能な構成、一例として蛇腹状に構成し、その下端部53aが基台6に常時当接するような構成も可能である。この場合、切欠部カバー板53の下端部53aにウェイト等を取り付け、その伸縮動作が円滑に行われるようにするとさらに良い。
さらに、上述の各実施例では、ドアセンサ31により扉部5の開放を検知していたが、扉部5に筐体2へのロック機構を設け、このロック機構が解除されたら昇降部41によるフィールド40の上下動作を停止するように制御してもよい。
加えて、筐体2の開口8の左右両端部にフォトセンサの発光部及び受光部をそれぞれ設け、このフォトセンサにより管理者等の枠体9内への侵入を検知して、昇降部41によるフィールド40の上下動作を停止するように制御してもよい。特に、このフォトセンサによりフィールド40と基台6との間の間隙への管理者等の枠体9内への侵入を検知するとなおよい。
1 ゲーム機(景品獲得ゲーム機)
2 筐体
3 収納部
5 扉部
5a、9 枠体
6 基台
7 切欠部(景品落下口)
8 開口
26 景品排出部
28 景品取出口
29 蓋
30 人感センサ
31 ドアセンサ
40 フィールド
40a 切欠部
41 昇降部
50 駆動部
52 側部カバー板
52a 下端部
53 切欠部カバー板
53a 下端部
62 CPU(昇降制御部)
70 I/Oインタフェース回路(昇降制御部)
75 昇降部ドライバ(昇降制御部)
S 昇降装置

Claims (4)

  1. 収納部、及びその側部に設けられて前記収納部に連通する開口を形成する枠体を有する筐体と、
    前記開口を開閉自在に閉止する扉部と、
    前記収納部の底面をなし、景品落下口が設けられた基台と、
    景品が載置され、前記景品落下口を臨む位置に切欠部が形成されたフィールドと、
    前記基台の上に設置され、前記フィールドを上下方向に移動させる昇降部と、
    前記フィールドの上方を移動して前記景品に対する把持動作を行い、前記景品が前記景品落下口の上方に移動したら前記景品に対して開放動作を行い、この景品を前記景品落下口に落下させる景品把持部と
    を有し、さらに、
    前記フィールドの前記開口側の縁部に設けられ、前記フィールドと前記枠体との間の間隙を覆うカバー部を有するとともに、
    前記カバー部は、前記フィールドの前記枠体側の縁部に設けられ、この縁部から下方に延出する側部カバー板を有しており、
    前記側部カバー板は、前記昇降部により前記フィールドが最上位置にあるときに、その下端部が前記枠体よりも下方に位置するように設けられていることを特徴とする景品獲得ゲーム機。
  2. 収納部、及びその側部に設けられて前記収納部に連通する開口を形成する枠体を有する筐体と、
    前記開口を開閉自在に閉止する扉部と、
    前記収納部の底面をなし、景品落下口が設けられた基台と、
    景品が載置され、前記景品落下口を臨む位置に切欠部が形成されたフィールドと、
    前記基台の上に設置され、前記フィールドを上下方向に移動させる昇降部と、
    前記フィールドの上方を移動して前記景品に対する把持動作を行い、前記景品が前記景品落下口の上方に移動したら前記景品に対して開放動作を行い、この景品を前記景品落下口に落下させる景品把持部と
    を有し、さらに、
    記切欠部の縁部に設けられ、前記フィールドと前記基台との間の間隙を覆うカバー部を有するとともに、
    前記カバー部は、前記フィールドの前記切欠部の縁部に設けられ、この切欠部の縁部から下方に延出する切欠部カバー板を有しており、
    前記切欠部カバー板は、前記昇降部により前記フィールドが最上位置にあるときに、その下端部が前記基台よりも下方に位置するように設けられていることを特徴とする景品獲得ゲーム機。
  3. 前記フィールドは本体部と前記枠体側縁部に設けられた枠体端部とに分割され、前記枠体端部は前記本体部に対して上方への回動のみ許容された状態で回動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の景品獲得ゲーム機。
  4. 収納部、及びその側部に設けられて前記収納部に連通する開口を形成する枠体を有する筐体と、
    前記開口を開閉自在に閉止する扉部と、
    前記収納部の底面をなし、景品落下口が設けられた基台と、
    景品が載置され、前記景品落下口を臨む位置に切欠部が形成されたフィールドと、
    前記基台の上に設置され、前記フィールドを上下方向に移動させる昇降部と、
    前記フィールドの上方を移動して前記景品に対する把持動作を行い、前記景品が前記景品落下口の上方に移動したら前記景品に対して開放動作を行い、この景品を前記景品落下口に落下させる景品把持部と
    を有し、さらに、
    前記フィールドの前記開口側の縁部、及び前記切欠部の縁部の少なくとも一方に設けられ、前記フィールドと前記枠体との間の間隙、及び前記フィールドと前記基台との間の間隙の少なくとも一方を覆うカバー部を有するとともに、
    前記扉部の開閉状態を検知する開閉検知部と、
    前記開閉検知部により前記扉部が開放状態にあると検知されたら前記昇降部の動作を停止させる昇降制御部と、
    前記景品獲得ゲーム機へのプレイヤーの近接を検知する近接検知部とを有し、
    前記昇降制御部は、前記近接検知部により前記プレイヤーの近接が検知されたら前記昇降部の動作を開始させることを特徴とする景品獲得ゲーム機。
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