JP6837524B2 - 不織布用繊維処理剤 - Google Patents

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Description

本発明は、不織布用繊維処理剤に関する。
従来、衛生材料向け不織布等の分野において、合成繊維に親水性を付与するために種々のアルキルリン酸エステル塩や、親水性シリコーン誘導体、非イオン界面活性剤等を配合した薬剤を用いる手法が提案されており、これまでに発明者も様々な不織布用繊維処理剤を提案している(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1に記載の不織布製造用処理剤は、(A)炭素数8〜18のアルキル基を有するアルキルリン酸エステル塩と(B)ポリエーテル変性シリコーンとを所定の重量比で配合することにより、均一な組成を有する不織布を製造できるとされている。
特許文献2に記載の不織布用繊維処理剤は、(A)アルキルリン酸エステル塩およびポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル塩から選ばれる少なくとも1種、(B)融点が15℃以上である、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン多価アルコール脂肪酸エステルおよび天然由来ワックスから選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴としている。これら(A)成分と(B)成分とを含有していることにより、特許文献2の不織布用繊維処理剤は、親水性(透水速度の高さ)と繰り返し透水性(耐久親水性)を不織布に付与することができるとされている。
合成繊維の親水化処理に用いられるアルキルリン酸エステル塩は、特許文献1及び2のように以前より様々な検討がなされており、炭素数4〜22のアルキル基を有するアルキルリン酸エステル塩およびポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル塩は、不織布に極めて良好な親水性を付与することができるため、繊維処理剤へ配合することは広く知られている。
特開平04−82961号公報 特開2019−019417号公報
しかしながら、耐久親水性の向上を目的として、アルキル鎖の比較的長いアルキルリン酸エステル塩を適用すると、薬剤のハンドリング性が低下することが知られており、親水化剤の耐久親水性付与とハンドリング性との両立が課題であった。
上記の特許文献1、2の不織布用繊維処理剤においても、不織布の耐久親水性について改善の余地が残されていた。また、従来のアルキルリン酸エステル塩を主基剤とする不織布用繊維処理剤においては、薬剤の高濃度化が容易では無く、薬剤自体が高粘度になったり、経時での分離を伴ったりするため、薬剤のハンドリング性能に改善の余地が残されていた。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、不織布の原糸もしくは原綿、これらを加工した不織布自身の透水性能を損なうことなく、薬剤処理した不織布に耐久親水性を付与し、ハンドリング性が良好な不織布用繊維処理剤を提供することを課題としている。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意検討した結果、アルキル基が特定の炭素数である直鎖または分岐のアルキルリン酸エステル塩およびポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩から選ばれる少なくとも1種を、特定の質量比で薬剤中に配合することにより、薬剤のハンドリング性が良好であり、かつ透水性能を保持しつつ薬剤処理した不織布に耐久親水性能を付与できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明の不織布用繊維処理剤は、直鎖または分岐のアルキルリン酸エステル塩およびポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩から選ばれる少なくとも1種(A)を含有し、該成分(A)には、前記アルキルリン酸エステル塩のアルキル基および/またはポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩のアルキル基のうち少なくとも一つが炭素数16(a1)および18(a2)である成分を含み、さらに前記両成分の質量比(a1)/(a2)が1.0〜3.4である。
本発明によれば、不織布の原糸もしくは原綿、これらを加工した不織布自身の透水性能を損なうことなく、薬剤処理した不織布に耐久親水性を付与することができ、しかもハンドリング性が良好な不織布用繊維処理剤が得られる。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明の不織布用繊維処理剤は、直鎖または分岐のアルキルリン酸エステル塩およびポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩から選ばれる少なくとも1種(A)を含有している。
本発明の不織布用繊維処理剤に使用される成分(A)は、次式(I)で表されるリン酸モノエステル塩および/またはリン酸ジエステル塩を主成分とし、リン酸モノエステル塩を最も多く含むものが好ましい。成分(A)は、これらの他、ポリリン酸塩等を含んでもよい。成分(A)は、典型的にはこれらの混合物である。
Figure 0006837524
(上記式中、Rはアルキル基、AOはオキシアルキレン基(Aはアルキレン部位)を示し、Mはカチオンを示し、mはポリオキシアルキレンの平均付加モル数、nは1または2の整数を示す。各式中におけるRおよびMが複数の場合、その各々は同一でも互いに異なっていてもよい。AOは、各々が同一であっても互いに異なっていてもよい。)
リン酸モノエステル塩、リン酸ジエステル塩等の混合物である成分(A)は、例えば、対応するアルキル基を有するアルキルアルコールやポリオキシアルキレンアルキルエーテルと無水リン酸を反応させることにより得られるアルキルリン酸エステルやポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルを、水酸化カリウム等のアルカリで中和することにより得ることができる。
成分(A)のうち、ポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩におけるオキシアルキレン基は、炭素数2〜4が好ましく、炭素数2〜3がより好ましく、炭素数2が更に好ましい。その中でも、各々が同一であっても互いに異なっていてもよい。オキシアルキレン基の全体において、オキシエチレン基を含んでいることが好ましい。その中でも、全てのオキシアルキレン基がオキシエチレン基のみからなるもの、オキシエチレン基とオキシプロピレン基が混在しているものがより好ましく、全てのオキシアルキレン基がオキシエチレン基のみからなるものが更に好ましい。オキシアルキレン基に炭素数の異なる複数種が混在している場合、例えばオキシエチレン基とオキシプロピレン基が混在している場合、これらはランダム状に混在していてもよく、ブロック状に混在していてもよい。
成分(A)のうち、ポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩におけるポリオキシアルキレンの平均付加モル数mは、前記式(I)中におけるRO(AO)mが複数の場合はそれぞれ独立に、例えば0.25以上、0.5以上、1以上、または2以上である。また、例えば30以下、20以下、10以下、または6以下である。
成分(A)におけるカチオンMとしては、特に限定されるものではないが、例えば、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、マグネシウム、有機アンモニウム等が挙げられる。アルカリ金属としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。アルカリ土類金属としては、例えば、カルシウム等が挙げられる。有機アンモニウムとしては、例えば、NRで表されるものが挙げられる。ここでR〜Rはそれぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ポリアルキレングリコール基を示す。これらの中でも、ナトリウムおよびカリウムから選ばれるいずれかのアルカリ金属、アンモニウム、炭素数20以下、好ましくは10以下、より好ましくは5以下のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基を有する有機アンモニウムが好ましい。
成分(A)のうち、直鎖または分岐のアルキルリン酸エステル塩としては、例えば、ヘキシルリン酸エステル塩、オクチルリン酸エステル塩、2−エチルヘキシルリン酸エステル塩、デシルリン酸エステル塩、イソデシルリン酸エステル塩、ドデシルリン酸エステル塩(ラウリルリン酸エステル塩)、トリデシルリン酸エステル塩、イソトリデシルリン酸エステル塩、テトラデシルリン酸エステル塩(ミリスチルリン酸エステル塩)、ヘキサデシルリン酸エステル塩(セチルリン酸エステル塩)、オクタデシルリン酸エステル塩(ステアリルリン酸エステル塩)、イソオクタデシルリン酸エステル塩(イソステアリルリン酸エステル塩)等が挙げられる。
成分(A)のうち、ポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩としては、例えば、ポリオキシエチレンヘキシルエーテルリン酸エステル塩(POE(1)〜POE(30))、ポリオキシエチレンオクチルエーテルリン酸エステル塩(POE(1)〜POE(30))、ポリオキシエチレンデシルエーテルリン酸エステル塩(POE(1)〜POE(30))、ポリオキシエチレンドデシルエーテルリン酸エステル塩(ラウリルエーテルリン酸エステル塩)(POE(1)〜POE(30))、ポリオキシエチレントリデシルエーテルリン酸エステル塩(POE(1)〜POE(30))、ポリオキシエチレンテトラデシルエーテルリン酸エステル塩(ミリスチルエーテルリン酸エステル塩)(POE(1)〜POE(30))、ポリオキシエチレンヘキサデシルエーテルリン酸エステル塩(セチルエーテルリン酸エステル塩)(POE(1)〜POE(30))、ポリオキシエチレンオクタデシルエーテルリン酸エステル塩(ステアリルエーテルリン酸エステル塩)(POE(1)〜POE(30))等が挙げられる。なお、括弧内の数字は、ポリオキシエチレン(POE)単位の数を示す。
本発明の不織布用繊維処理剤における成分(A)の製造方法は特に限定されるものではないが、対応するアルキル基を有するアルキルアルコールおよび/またはポリオキシアルキレンアルキルエーテルと五酸化二リンの無溶媒による反応後にアルカリ物質で中和する方法により簡便に目的の化合物を得ることができる。この方法を用いる場合、対応するアルキル基を有するアルキルアルコールおよび/またはポリオキシアルキレンアルキルエーテルと五酸化二リンとの反応モル比[(リン酸化度)=(対応するアルキル基を有するアルキルアルコールおよび/またはポリオキシアルキレンアルキルエーテルのモル数)/五酸化二リンのモル数]によりリン酸モノエステル塩の生成量が変化するが、経験的にリン酸化度は2.0〜3.0が好ましい。リン酸化度が2.0未満となると成分中に無機リン酸塩が多くなり工程通過性に悪影響を及ぼす虞があり、リン酸化度が3.0を超えると未反応のポリオキシアルキレンアルキルエーテルが増加して親水性や帯電防止性に悪影響を及ぼす虞がある。
また、本発明の不織布用繊維処理剤は、成分(A)として、アルキルリン酸エステル塩のアルキル基および/またはポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩のアルキル基のうち少なくとも一つが炭素数16成分(a1)および18成分(a2)を含有している。アルキル基の炭素数16成分(a1)および18成分(a2)を含有すると、疎水性であるアルキル基の炭素数が比較的大きいため、特に耐久親水性がより良好となる。すなわち、従来より高度な親水性能を付与するとともに、他の薬剤を添加することなく不織布の耐久親水性を満足する不織布用繊維処理剤が得られる。
前記成分(a1)および成分(a2)について、両成分の質量比(a1)/(a2)は、耐久親水性およびハンドリング性能が良好となる点等を考慮すると、1.0〜3.4であり、3.0以下がより好ましい。両成分の質量比(a1)/(a2)が上記の範囲内であれば、不織布に所期の耐久親水性を付与できると共に、薬剤の良好なハンドリング性能の実現を両立することができる。
成分(a1)および成分(a2)のアルキル基としては、リン酸モノエステル塩であれば、ヘキサデシル基(セチル基)とオクタデシル基(ステアリル基)が挙げられる。リン酸ジエステル塩であれば、ヘキサデシル基(セチル基)とオクタデシル基(ステアリル基)のほかに例えば、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基(ラウリル基)、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘプタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、へンイコシル基、ドコシル基等が挙げられる。成分(a1)および成分(a2)は、互いに異なるアルキル基を有する化合物の混合物であってもよく、この場合、成分(a1)であれば炭素数16のアルキル基、成分(a2)であれば炭素数18のアルキル基を分子中に少なくとも一つ含むことを必須とする。
分岐アルキル基としては、例えば、主鎖に1つまたは複数、例えば1〜2個の分岐鎖を有するアルキル基が挙げられる。分岐の形態としては、特に限定されず、iso、neo、sec、tertで表記される分岐形態を含む。具体的には、例えば、2−エチルヘキシル基等のイソオクチル基、2−プロピルヘプチル基や3,6−ジメチルオクチル基等のイソデシル基、2−ブチルオクチル基等のイソドデシル基、3,5−ジメチルウンデシル基等のイソトリデシル基、2−ヘプチルノニル基等のイソセチル基、2−メチルヘプタデシル基等のイソステアリル基等が挙げられる。成分(a1)および成分(a2)の原料となる分岐高級アルコールはオレフィンのヒドロホルミル化反応により得られる分岐構造を有するアルコール(オキソアルコール)や、ゲルベ反応による2分子縮合で得られた、β位に分岐構造を有するアルコール(ゲルベアルコール)が市販されており、これらを用いることが好ましく、いずれの分岐高級アルコールも側鎖は直鎖状であっても分岐状であってもよい。
また、本発明の不織布用繊維処理剤では、前記成分(a1)および成分(a2)に加えて、成分(A)のうち、アルキル基のうち少なくとも一つが炭素数10以下である成分(a3)をさらに含有することが好ましい。前記成分(a1)と前記成分(a2)の質量の合計(a1+a2)に対する前記成分(a3)の質量比(a3)/(a1+a2)は、成分(a1)および成分(a2)による耐久親水性を保持しつつ成分(a3)により浸透性やカード透過性が良好となる点等を考慮すると、3.0以下であることが好ましく、2.5以下であることがより好ましく、2.0以下であることが特に好ましい。(a3)/(a1+a2)の値が、上記の範囲内であれば、不織布用繊維処理剤を付与した不織布の耐久親水性が良好となる。
本発明の不織布用繊維処理剤において、成分(a1)および(a2)の質量の合計は、本発明の効果を得る点を考慮すると、全アルキルリン酸エステル塩中の10〜70質量%であることが好ましく、10〜50質量%がより好ましく、10〜30質量%が特に好ましい。成分(a1)および(a2)の質量の合計量が上記の範囲内であれば、不織布用繊維処理剤を付与した不織布の耐久親水性が良好となる。
本発明の不織布用繊維処理剤は、成分(a1)、成分(a2)および成分(a3)を溶解するための水や溶剤を含有し、その中でも水を含有することが好ましい。本発明に使用する水としては、純水、蒸留水、精製水、軟水、イオン交換水、水道水等のいずれであってもよい。本発明の不織布用繊維処理剤における固形分の割合は、特に限定されないが、5〜90質量%が好ましく、10〜80質量%がより好ましい。
本発明の不織布用繊維処理剤は、上記した各成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲内において、その他の成分を含有していてもよい。その他の成分としては、例えば、界面活性剤、親水性シリコーン樹脂、浸透剤、平滑剤、抗菌剤、酸化防止剤、防腐剤、艶消し剤、顔料、防錆剤、芳香剤、消泡剤、香料、pH調整剤、粘度調整剤等が挙げられる。界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルおよびポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド等の非イオン界面活性剤、アルファオレフィンスルホン酸塩およびアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸エステル塩等の陰イオン界面活性剤、アルキルベタインおよびアルキルスルホベタイン、アルキルアミノ脂肪酸塩等の両性界面活性剤、アルキル第四級アンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤等が挙げられる。
本発明の不織布用繊維処理剤の製造方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、成分(a1)、成分(a2)および成分(a3)および水を配合し、必要に応じてその他の成分を配合し、常温または必要に応じて加熱(例えば40〜100℃)して均一に混合することにより、本発明の不織布用繊維処理剤を得ることができる。各成分の配合順序、配合方法は特に限定されない。本発明の不織布用繊維処理剤は、例えば、本発明の不織布用繊維処理剤を必要に応じて水で希釈して、水溶液もしくはエマルション分散液として繊維に付与することができる。
次に、本発明の不織布用繊維処理剤を用いた不織布について説明する。
不織布の原料繊維としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維等や、これらのうち2種以上を使用した混合繊維、複合繊維等が挙げられる。
繊維の断面形態としては、円形断面、異形断面等が挙げられる。異形断面としては、例えば、星形、楕円形、三角形、四角形、五角形、多葉形、アレイ形、T字形、馬蹄形等が挙げられる。
複合繊維の断面形態としては、例えば、鞘芯型、並列型、偏心鞘芯型、多層型、放射型、海島型等が挙げられる。複合繊維としては、例えば、高密度ポリエチレン/ポリプロピレン、直鎖状低密度ポリエチレン/ポリプロピレン、低密度ポリエチレン/ポリプロピレン、プロピレンと他のα−オレフィンとの二元共重合体または三元共重合体/ポリプロピレン、直鎖状低密度ポリエチレン/高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン/高密度ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂/ポリオレフィン樹脂や、ポリプロピレン/ポリエチレンテレフタレート、高密度ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート、直鎖状低密度ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート、低密度ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート等のポリオレフィン樹脂/ポリエステル樹脂や、共重合ポリエステル/ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂/ポリエステル樹脂や、ポリアミド樹脂/ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂/ポリアミド樹脂の組み合わせ等が挙げられる。
原料繊維の紡糸方法としては、公知の紡糸方法であってよく、例えば、溶融紡糸法、湿式紡糸法、乾式紡糸等が挙げられる。紡糸した繊維は、延伸、捲縮等の処理を行ってもよい。
不織布の製造工程では、繊維の集積層(ウェブ)を形成し、次に繊維同士を結合させる。
繊維の集積層を形成する方法としては、例えば、乾式法、湿式法、スパンボンド法等が挙げられる。乾式法は、短繊維(例えば15〜100mm)を、カード機やエアレイと呼ばれる空気流で一定方向またはランダムに並べて、繊維の集積層を形成する。湿式法は、短い繊維を水中に分散し抄紙機で漉いて繊維の集積層を形成する。スパンボンド法は、溶融した原料樹脂を紡糸機のノズルの先から溶出・紡糸させ、連続した長繊維で繊維の集積層を形成する。繊維を作る(紡糸)工程からそのまま不織布を製造する方法としては、その他にメルトブロー法、フラッシュ紡糸法等が挙げられる。
繊維同士を結合させる方法としては、例えば、サーマルボンド法、ニードルパンチ法、水流絡合法、ケミカルボンド法等が挙げられる。サーマルボンド法は、低融点の熱融着繊維を混合した繊維の集積層を、熱ロールの間を通して熱圧着し、あるいは熱風を当て、繊維同士を接着させる。ニードルパンチ法は、繊維の集積層を、高速で上下するニードル(針)で繰り返し突き刺し、ニードルに刻まれた突起により繊維を絡ませる。水流絡合法は、スパンレース、ウォーターパンチ、ウォータージェットとも呼ばれ、繊維の集積層に高圧の水流を噴射して繊維を絡ませる。ケミカルボンド法は、エマルジョン系の接着樹脂を含浸や噴霧等の方法で繊維の集積層に付着させ、加熱乾燥させて繊維の交点を接着する。
本発明の不織布用繊維処理剤を用いて、繊維に付着処理する方法は、特に限定されるものではない。本発明の不織布用繊維処理剤は、製造工程の円滑化、容易化等を目的とする紡糸油剤、工程油剤や、最終用途に対する効果を目的とする仕上げ油剤として供給されてよい。工程油剤として使用される場合、カード機等での摩擦による静電気の発生、繊維のちぎれ、毛玉の発生等を抑制する、制電性能、平滑性、耐久親水性、熱安定性、安全性等の性能も付与し得る。本発明の不織布用繊維処理剤を繊維に付着させる工程としては、例えば、紡糸、延伸、捲縮等の工程が挙げられる。付着方法としては、繊維の製造工程やその特性に応じて均一に効率よく目的の付着量が得られる手段として、例えば、ローラーによる給油、浸漬、噴霧、泡塗工等の手段で本発明の不織布用繊維処理剤を繊維に供給し、乾燥する方法等が挙げられる。あるいは、繊維同士を結合した不織布に対して本発明の不織布用繊維処理剤を、例えば、ローラーによる給油、浸漬、噴霧、泡塗工等の手段で、供給、乾燥することで付着処理してもよい。
本発明の不織布用繊維処理剤は、合成繊維に対し、吸水性能ならびに帯電防止性能等を付与し、不織布製造の工程油剤や仕上げ油剤として利用できるとともに、不織布へ帯電防止性と親水性、繰り返し透水性を付与する。
本発明の不織布用繊維処理剤の繊維への付着量は、特に限定されるものではないが、本発明の効果を得る点や工程油剤としての性能等を考慮すると、繊維質量を基準とし固形分として0.05〜2質量%が好ましく、0.1〜1.5質量%がより好ましい。
本発明の不織布用繊維処理剤で繊維が付着処理された不織布は、不織布の原糸もしくは原綿、これらを加工した不織布自身へ吸水性能ならびに帯電防止性能等を付与するとともに、薬剤処理した不織布の繰り返し透水性を損なうことなく工程通過性を改善できることから、このような性能が要求される各種用途に使用することができる。本発明の不織布が使用可能な分野としては、例えば、衛生材料用、医療用、衣料用、日用雑貨、農業・土木資材用、テープ用基材、フィルター用、包装資材用等が挙げられる。その中でも、紙おむつ、生理用品、マスク、包帯、絆創膏、消毒布、サージカルテープ等の衛生材料用、特に、乳児用使い捨ておむつ、介護用使い捨ておむつ等の紙おむつ、ナプキン等の生理用品等の吸収性物品の表面材、例えばトップシートや、トップシートと吸収要素との間に配置される中間シート等に好適である。
以下に、実施例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
1.不織布用繊維処理剤の調製
表4、表5の配合(質量部)の各成分を、50〜80℃で1時間撹拌して実施例および比較例の不織布用繊維処理剤を作製した。
表4、表5に示す直鎖または分岐のアルキルリン酸エステル塩およびポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩から選ばれる少なくとも1種(A)として、アルキルリン酸エステル塩のアルキル基および/またはポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩のアルキル基のうち少なくとも一つが炭素数16(a1)、アルキルリン酸エステル塩のアルキル基および/またはポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩のアルキル基のうち少なくとも一つが炭素数18(a2)、アルキルリン酸エステル塩のアルキル基および/またはポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩のアルキル基のうち少なくとも一つが炭素数10以下(a3)の各成分は、表1、表2、表3に示したものを使用した。なお、表4、表5に記載の配合量は有効分を示している。また、表6、表7に記載の各実施例は、不織布の種類を変更したこと以外は、表4、表5に記載の配合量で不織布用繊維処理剤を処理し、試験体を作製した。
アルキルリン酸エステル塩のアルキル基および/またはポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩のアルキル基のうち少なくとも一つが炭素数16(a1)
Figure 0006837524
アルキルリン酸エステル塩のアルキル基および/またはポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩のアルキル基のうち少なくとも一つが炭素数18(a2)
Figure 0006837524
アルキルリン酸エステル塩のアルキル基および/またはポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩のアルキル基のうち少なくとも一つが炭素数10以下(a3)
Figure 0006837524
2.評価
上記において作製した不織布用繊維処理剤を用いて次の評価を行った。なお、不織布としては、PET/PE短繊維およびエアスルー不織布とPPスパンボンド不織布をそれぞれ使用した。
以下の記述において、薬剤は実施例および比較例の不織布用繊維処理剤、付着量は薬剤の水以外の固形分(全有効分)の付着量を意味する。
<PET/PE短繊維およびエアスルー不織布>
[通液速度(ストライクスルー試験)]
透水性能はEDANA法のCOVERSTOCK法(NWSP 070.3)を参考に測定した。測定装置にはLENZING TECHNIK社製の通液度測定器(型式:LISTER AC)を用い、測定器付属のアクリル板の上に、指定の濾紙(INTEC GRADE:989 10cm角)を3枚重ね、さらにその上に試験布(薬剤付着量0.6%、10cm角)を置き、試験布の上に測定器付属の電極付き通液検知プレートを置いて測定の準備を行った。その後、試験布表面から25mmの高さのところで5mLの生理食塩液(0.9%塩化ナトリウム水溶液)を25mL/3.5秒の速さで滴下した。滴下から生理食塩水が布表面を通過終了するまでの時間を通液度測定器で計測し、通液速度[秒/5mL]とした。
[耐久親水性(繰り返し透水性)]
ストライクスルー試験の操作を1回毎に濾紙を交換しながら5回連続で行い、それぞれの通液速度を測定した。
評価は1回目の通液速度に対し2倍を超える通液速度が測定されるまでの試行回数が5回を超える場合は◎+、5回目は◎、4回目は○、3回目は△、2回目は×とした。
[ハンドリング性能(作業性)]
ハンドリング性能は、配合製品の性状が1)流動性を保つこと、2)製品分離を生じないことを評価対象とし、配合したリン酸エステル水溶液の濃度が50%のときに1)、2)を両立できているものは◎+、濃度30%のとき両立できるものは◎、濃度30%のとき流動性はやや劣るものの、製品分離を生じず、製品としては問題ないレベルのものは○、濃度30%のとき製品分離は生じないものの、流動性がかなり劣るものは△、濃度30%のとき流動性がかなり劣り、製品分離を生じているものは×とした。
[浸透性(綿沈降法)]
評価する薬剤の5%水溶液(有効分換算)を200mL調製して、その上から薬剤未処理のポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン複合繊維製評価用短繊維(1.7dTex,38mm)0.5gを静かに投下し、短繊維全体が水溶液中に水没するまでの時間を測定した。
評価は短繊維全体が水溶液中に水没するまでの時間が3秒以内であれば◎+、5秒以内であれば◎、10秒以内であれば○、15秒以内であれば△、15秒を超えるものは×とした。
[カード通過性]
評価する薬剤をポリプロピレン製評価用短繊維(1.7dTex,38mm)20gに付着量0.5%(有効分換算)となるように浸漬処理し、80℃で30分間乾燥させた後、オープナーで開繊した。開繊した処理原綿を全量ミニチュアローラーカードに通過させ、通過時の状態ならびに得られたウェブの状態を以下の項目について確認した。
(1)フライ発生の有無
(2)ネップ発生の有無
(3)スカム発生の有無
(4)シリンダーへの巻きつきの有無
(5)ウェブの形成不良
評価は(1)から(5)の項目が全く生じなければ◎+、軽度の不良が1つ生じた場合は◎、軽度の不良が2つ生じた場合は○、軽度の不良が3つ以上生じた場合は△、いずれか重度の不良が生じれば×とした。
上記評価の結果を表4、表5に示す。
Figure 0006837524
Figure 0006837524
<PPスパンボンド不織布>
不織布をPPスパンボンド不織布に変更したこと以外は、PET/PE短繊維およびエアスルー不織布と同様に試験体を作製し、上記のとおりの評価方法に基づき、[通液速度(ストライクスルー試験)]および[耐久親水性]を試験した。
上記評価の結果を表6、表7に示す。
Figure 0006837524
Figure 0006837524

Claims (2)

  1. 直鎖または分岐のアルキルリン酸エステル塩およびポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩から選ばれる少なくとも1種(A)を含有し、該成分(A)には、前記アルキルリン酸エステル塩のアルキル基および/またはポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテルリン酸エステル塩のアルキル基のうち少なくとも一つが炭素数16(a1)および18(a2)である成分を含み、
    さらに、前記成分(A)のうち、前記アルキル基のうち少なくとも一つが炭素数10以下である成分(a3)を含有し、
    前記成分(a1)および前記成分(a2)の質量比(a1)/(a2)が1.0〜3.4であり、
    前記成分(a1)と前記成分(a2)の質量の合計(a1+a2)に対する前記成分(a3)の質量比(a3)/(a1+a2)が3.0以下であることを特徴とする不織布用繊維処理剤。
  2. 前記成分(a1)および前記成分(a2)の質量の合計が、全アルキルリン酸エステル塩中の10〜70質量%であることを特徴とする請求項1に記載の不織布用繊維処理剤。
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