JP6835649B2 - パワーコンポーネント - Google Patents

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Description

本発明は、パワーコンポーネントに関する。
パワーエレクトロニクスの分野において、コンバータやインバータなどのパワーコンポーネントが用いられる。図1は、パワーコンポーネントの一例である昇降圧コンバータの回路図である。昇降圧コンバータ100は双方向コンバータであり、電磁接触器MC、リレーRY、充電抵抗R、DCリンク102,104、平滑コンデンサ106、スイッチング素子108,110、リアクトル112、ダイオード114,116、図示しないスナバ回路や、電流センサ、電圧センサを備える。
図2は、図1のパワーコンポーネント200の構造を示す断面図である。スイッチング素子108,110はパワーモジュールとして、DCリンク102,104は、ブスバー202,204として構成されている。パワーコンポーネント200は、構成部品が3次元的に配置されている。
平滑コンデンサ106は、複数の電解コンデンサ206を並列に接続して構成される。平滑コンデンサ106は発熱が多いため、パワーコンポーネント200の底部(最下層)に配置され、横から冷却ファンにより効率的に冷却可能となっている。
電解コンデンサは有寿命部品であり、定期的な保守による部品交換が必要である。ところが図2に示すように電解コンデンサ206を、パワーコンポーネント200の底部に設けると、メンテナンスに際して電解コンデンサ206にアクセスするために、その上層に設けられた多くの部品を、個別に取り外す必要があった。
具体的には、上部ブスバー202を取り外さなければ、下部ブスバー202を取り外すことはできず、下部ブスバー202を取り外さなければ、平滑コンデンサ106にアクセスすることはできない。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、メンテナンスが容易なパワーコンポーネントの提供にある。
本発明のある態様はパワーコンポーネントに関する。パワーコンポーネントは、パワーモジュール、平滑コンデンサ、パワーモジュールと平滑コンデンサを接続するブスバーを備え、それらが三次元的に配置される。パワーコンポーネントは、メンテナンスに際して、平滑コンデンサにアクセスするために取り外すべき複数の部品が、ひとつのサブモジュールとして構成され、取り外すべき複数の部品が一体に着脱可能となっている。
この態様によると、サブモジュールを取り外すだけで平滑コンデンサにアクセスできるため、メンテナンスが容易になる。
サブモジュールは、取り外すべき複数の部品を支持する第1板金を含んでもよい。第1板金を取り外すことで、複数の部品を一体に取り外すことが可能となる。サブモジュールの第1板金は、ねじによって着脱可能となっていてもよい。
パワーコンポーネントは、平滑コンデンサを支持する第2板金をさらに備え、第1板金は第2板金とねじ止めされてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、パワーコンポーネントのメンテナンスが容易になる。
パワーコンポーネントの一例である昇降圧(双方向)コンバータの回路図である。 図1のパワーコンポーネントの構造を示す断面図である。 実施の形態に係るパワーコンポーネントの斜視図である。 パワーコンポーネントの分解斜視図である。 パワーコンポーネントの断面図である。 図6(a)〜(d)は、パワーコンポーネントの分解斜視図である。 射出成形機を示す図である。 射出成形機の電気系統を示すブロック図である。 建設機械の一例であるショベルの外観を示す斜視図である。 ショベルの電気系統や油圧系統などのブロック図である。 蓄電手段の構成例を示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図3は、実施の形態に係るパワーコンポーネント300の斜視図である。パワーコンポーネント300は、コンバータやインバータなどである。図3のパワーコンポーネント300は、図1に示した昇降圧コンバータである。
パワーコンポーネント300は、パワーモジュール(不図示)、リアクトル(不図示)、平滑コンデンサ306、ブスバー320などを備え、それらが三次元的に配置される。平滑コンデンサ306は、複数の電解コンデンサの並列接続であり、それらは第2板金302によってパワーコンポーネント300の底部(最下層)に支持されている。
またパワーモジュールやリアクトルなどの部品は、第2板金302やカードプレート330に隠れている。図1の充電抵抗Rは、複数の抵抗を並列に接続して形成される。
メンテナンスに際して、平滑コンデンサ306にアクセスするために取り外すべき複数の部品は、ひとつのサブモジュール310として構成され、取り外すべき複数の部品が一体に着脱可能となっている。
図4は、パワーコンポーネント300の分解斜視図である。サブモジュール310に含まれる複数の部品は、第1板金312に支持される。たとえばサブモジュール310には、ブスバー群314やヒューズ316などが含まれうる。第1板金312は、第2板金302の上面に対して、ネジによって着脱可能である。
図5は、パワーコンポーネント300の断面図である。丸で囲んだ箇所は、ねじ穴322を示している。すべてのねじ穴322は、ドライバーの先端が容易に到達可能な箇所に配置されている。
図6(a)〜(d)は、パワーコンポーネント300の分解斜視図である。図6(a)は上側の板金カバー340を取り付けた状態である。図6(b)には、板金カバー340を取り外した状態が示され、サブモジュール310にアクセス可能となっている。パワーコンポーネント300は、サブモジュール310の他にも、2つのサブモジュール342,344を有する。サブモジュール342は、図3のカードプレート330であり、複数のカードが一体となって、着脱可能となっている。また別のサブモジュール344は、図3の充電抵抗である。図6(c)は、サブモジュール342を取り外した状態を示す。サブモジュール342の下側には、整流ダイオード346やパワーリレー348が設けられる。図6(d)は、すべてのサブモジュール310,342,344を取り外した状態を示す。なお上述したように、サブモジュール310の取り外しは、サブモジュール342、サブモジュール344を取り付けた状態でも可能であることに留意されたい。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例を説明する。
実施の形態では、パワーコンポーネントとして昇降圧コンバータを例に説明したがその限りでは無く、モータドライバ、整流器、昇圧コンバータ、降圧コンバータ、双方向コンバータ、レーザ駆動装置など、大容量の平滑コンデンサを備える様々なパワーコンポーネントに本発明は適用可能である。
(用途)
続いてパワーコンポーネントの用途を説明する。パワーコンポーネントは、射出成形機やプレスなどの産業用機械に用いることができる。
図7は、射出成形機600を示す図である。射出成形機600は主として、射出装置611、型締装置612、金型装置643、エジェクタ装置671を備える。これらはベースフレーム613の上に支持されている。
金型装置643は固定金型644および可動金型645を含む。射出装置611は、樹脂を加熱して溶かし、金型装置643の内部空間に流し込む(射出)。型締装置612は、固定金型644と可動金型645とを締結し、内部の樹脂に圧力を加え、冷却し、樹脂を金型に応じた形状に成形する。エジェクタ装置671は、成形された樹脂を金型装置643から取り出す。
射出成形機600の具体的な構成を説明する。
(射出装置)
射出装置611は、射出装置フレーム614によって支持されている。ガイド681は、射出装置フレーム614の長手方向に配設される。そして、射出装置フレーム614によってボールねじ軸621が回転自在に支持され、ボールねじ軸621の一端が可塑化移動用モータ622に連結される。また、ボールねじ軸621とボールねじナット623とが螺合させられ、ボールねじナット623と射出装置611とがスプリング624およびブラケット625を介して連結される。したがって、可塑化移動用モータ622を正方向あるいは逆方向に駆動すると、可塑化移動用モータ622の回転運動は、ボールねじ軸621とボールねじナット623との組合せ、すなわち、ねじ装置691によって直線運動に変換され、この直線運動がブラケット625に伝達される。そして、ブラケット625がガイド681に沿って矢印A方向に移動させられ、射出装置611が進退させられる。
また、ブラケット625には、前方(図における左方)に向けて加熱シリンダ615が固定され、加熱シリンダ615の前端(図における左端)に射出ノズル616が配設される。そして、加熱シリンダ615にホッパ617が配設されるとともに、加熱シリンダ615の内部にはスクリュ626が進退(図における左右方向に移動)自在に、かつ、回転自在に配設され、スクリュ626の後端(図における右端)が支持部材682によって支持される。
支持部材682には計量装置駆動用サーボモータ(以下、計量用サーボモータと略称する)683が取り付けられ、この計量用サーボモータ683を駆動することによって発生させられた回転がタイミングベルト684を介してスクリュ626に伝達されるようになっている。
射出装置フレーム614には、スクリュ626と平行にボールねじ軸685が回転自在に支持されるとともに、ボールねじ軸685と射出装置駆動用サーボモータ(以下、射出用サーボモータと略称する)686とがタイミングベルト687を介して連結される。そして、ボールねじ軸685の前端は、支持部材682に固定されたボールねじナット674と螺合させられる。したがって、射出用サーボモータ686を駆動すると、その回転運動は、ボールねじ軸685とボールねじナット674との組合せ、すなわち、ねじ装置692によって直線運動に変換され、直線運動が支持部材682に伝達される。
次に、射出装置611の動作について説明する。まず、計量工程においては、計量用サーボモータ683を駆動し、タイミングベルト684を介してスクリュ626を回転させ、スクリュ626を所定の位置まで後退(図における右方に移動)させる。このとき、ホッパ617から供給された樹脂は、加熱シリンダ615内において加熱されて溶融させられ、スクリュ626の後退に伴ってスクリュ626の前方に溜められる。
次に、射出工程においては、射出ノズル616を固定金型644に押し付け、射出用サーボモータ686を駆動し、タイミングベルト687を介してボールねじ軸685を回転させる。このとき、支持部材682はボールねじ軸685の回転に伴って移動させられ、スクリュ626を前進(図における左方に移動)させるので、スクリュ626の前方に溜められた樹脂は射出ノズル616から射出され、固定金型644と可動金型645との間に形成されたキャビティ空間647に充填される。
(型締装置)
次に、型締装置612について説明する。型締装置612は、射出装置611と対向するようにしてベースフレーム613に支持される。型締装置612は、固定プラテン651、トグルサポート652、固定プラテン651とトグルサポート652との間に架設されたタイバー653、固定プラテン651と対向して配設され、タイバー653に沿って進退自在に配設された可動プラテン654、および、可動プラテン654とトグルサポート652との間に配設されたトグル機構656を備える。そして、固定プラテン651および可動プラテン654に、互いに対向させて固定金型644および可動金型645がそれぞれ取り付けられる。
トグル機構656は、図示されない型締用サーボモータによってクロスヘッド658をトグルサポート652と可動プラテン654との間で進退させることによって、可動プラテン654をタイバー653に沿って進退させ、可動金型645を固定金型644に対して接離させて、型閉、型締および型開を行うようになっている。
そのために、トグル機構656は、クロスヘッド658に対して揺動自在に支持されたトグルレバー661、トグルサポート652に対して揺動自在に支持されたトグルレバー662、可動プラテン654に対して揺動自在に支持されたトグルアーム663から成り、トグルレバー661とトグルレバー662との間、およびトグルレバー662とトグルアーム663との間がそれぞれリンク結合される。
また、ボールねじ軸664がトグルサポート652に対して回転自在に支持され、ボールねじ軸664と、クロスヘッド658に固定されたボールねじナット665とが螺合させられる。そして、ボールねじ軸664を回転させるために、トグルサポート652の側面に型締用サーボモータ(図示省略)が取り付けられる。
したがって、型締用サーボモータを駆動すると、型締用サーボモータの回転運動が、ボールねじ軸664とボールねじナット665との組合せ、すなわち、ねじ装置693によって直線運動に変換され、直線運動がクロスヘッド658に伝達され、クロスヘッド658は矢印C方向に進退させられる。すなわち、クロスヘッド658を前進(図における右方に移動)させると、トグル機構656が伸展して可動プラテン654が前進させられ、型閉および型締が行われ、クロスヘッド658を後退(図における左方に移動)させると、トグル機構656が屈曲して可動プラテン654が後退させられ、型開が行われる。
図8は、射出成形機600の電気系統を示すブロック図である。整流器702は交流電源と接続され、交流電圧を整流する。DCリンク705には平滑コンデンサ703が接続されており、整流器702の出力電圧が平滑化される。コンバータ704は、平滑コンデンサ703に生ずる直流電圧(DCリンク電圧)VDC1を、所定の電圧レベルに安定化し、DCリンク708にDCリンク電圧VDC2を発生する。DCリンク708には平滑コンデンサ706が接続される。DCリンク708には、複数のインバータ720が接続される。各インバータ720は対応するモータ722を駆動する。モータ722A〜722Cは、上述の可塑化移動用モータ622、計量用サーボモータ683、射出用サーボモータ686、型締用サーボモータであってもよい。そのほか射出成形機600にはさまざまなサーボ機構が設けられており、各軸に、インバータ720とモータ722が設けられる。
双方向コンバータ710は、DCリンク708と蓄電モジュール712の間に設けられる。蓄電モジュール712は主としてバックアップ電源として機能し、交流電源が遮断された場合などに、双方向コンバータ710は、コンバータ704に変わって、蓄電モジュール712の電力を平滑コンデンサ706に供給する。また、インバータ720が回生運転を行い、余剰なエネルギーが発生した場合には、双方向コンバータ710はその余剰なエネルギーで蓄電モジュール712を充電する。
図8の双方向コンバータ(昇降圧コンバータ)710および平滑コンデンサ706に、上述したパワーコンポーネント300のアーキテクチャを採用してもよい。図8のコンバータ704および平滑コンデンサ706に、上述したパワーコンポーネント300のアーキテクチャを採用してもよい。図8のインバータ720および平滑コンデンサ706に、上述したパワーコンポーネント300のアーキテクチャを採用してもよい。
パワーコンポーネントは、ショベルやクレーンなどの建設機械にも用いることができる。図9は、建設機械の一例であるショベル500の外観を示す斜視図である。ショベル500は、主として下部走行体(クローラ)502と、下部走行体502の上部に旋回機構503を介して回動自在に搭載された上部旋回体504とを備えている。
旋回体504には、アタッチメント510が取り付けられる。アタッチメント510は、ブーム512と、ブーム512の先端にリンク接続されたアーム514と、アーム514の先端にリンク接続されたバケット516とを備える。ブーム512、アーム514、およびバケット516は、それぞれブームシリンダ520、アームシリンダ522、およびバケットシリンダ524によって油圧駆動される。また、旋回体504には、オペレータを収容するための運転室508や、油圧を発生するためのエンジン506といった動力源が設けられている。
図10は、ショベル500の電気系統や油圧系統などのブロック図である。なお、図10では、機械的に動力を伝達する系統を二重線で、油圧系統を太い実線で、操縦系統を破線で、電気系統を細い実線でそれぞれ示している。
エンジン506および電動発電機530の回転軸は、共に減速機532の入力軸に接続され、互いに連結されている。エンジン506の負荷が大きいときには、電動発電機530が自身の駆動力によりエンジン506の駆動力を補助(アシスト)し、電動発電機530の駆動力が減速機532の出力軸を経てメインポンプ534に伝達される。一方、エンジン506の負荷が小さいときには、エンジン506の駆動力が減速機532を経て電動発電機530に伝達されることにより、電動発電機530が発電を行う。
電動発電機530はアシスト用インバータ531の2次側(出力)端に接続される。アシスト用インバータ531は、コントローラ540(アシスト用インバータコントローラ)からの指令にもとづき、電動発電機530の運転制御を行う。電動発電機530の駆動と発電との切りかえは、ショベル500における電気系統の駆動制御を行うコントローラ540により、エンジン506の負荷等に応じて行われる。
減速機532の出力軸にはメインポンプ534およびパイロットポンプ536が接続されており、メインポンプ534には高圧油圧ライン542を介してコントロールバルブ544が接続されている。コントロールバルブ544は、ショベル500における油圧系の制御を行う装置である。コントロールバルブ544には、図9に示した下部走行体502を駆動するための油圧モータ550Aおよび550Bの他、ブームシリンダ520、アームシリンダ522およびバケットシリンダ524が高圧油圧ラインを介して接続されており、コントロールバルブ544は、これらに供給する油圧を運転者の操作入力に応じて制御する。
パイロットポンプ536には、パイロットライン552を介して操作手段554が接続されている。操作手段554は、旋回用電動機560、下部走行体502、ブーム512、アーム514およびバケット516を操作するためのレバーやペダルであり、オペレータによって操作される。
操作手段554には、油圧ライン556を介してコントロールバルブ544が接続され、また、油圧ライン558を介して圧力センサ559が接続される。操作手段554は、パイロットライン552を通じて供給される油圧(1次側の油圧)をオペレータの操作量に応じた油圧(2次側の油圧)に変換して出力する。操作手段554から出力される2次側の油圧は、油圧ライン556を通じてコントロールバルブ544に供給されるとともに、圧力センサ559によって検出される。
圧力センサ559は、操作手段554に対して旋回機構503を旋回させるための操作が入力されると、この操作量を油圧ライン558内の油圧の変化として検出する。圧力センサ559は、油圧ライン558内の油圧を表す電気信号を出力する。この電気信号は、旋回指令としてコントローラ540に入力され、旋回用電動機560の駆動制御に用いられる。
コントローラ540(旋回用インバータコントローラ)は、操作入力に応じた回転速度指令を受け、レゾルバ562により検出される旋回用電動機560の旋回速度が、回転速度指令と一致するように、旋回用インバータ561を制御する。たとえば旋回用電動機560は、PWM(Pulse Width Modulation)制御指令により旋回用インバータ561によって交流駆動される。
コントローラ540は、CPU(Central Processing Unit)および内部メモリを含む演算処理装置によって構成され、内部メモリに格納された駆動制御用のプログラムをCPUが実行することにより実現される。コントローラ540は、各種センサおよび操作手段554等からの操作入力を受けて、アシスト用インバータ531、旋回用インバータ561および蓄電手段570等の駆動制御を行う。
旋回用電動機560は、図9の旋回機構503に設けられ、上部旋回体504を回動させる交流電動機である。旋回用電動機560の回転軸566には、レゾルバ562、メカニカルブレーキ563および旋回減速機564が接続される。
旋回用電動機560が力行運転を行う際には、旋回用電動機560の回転駆動力の回転力が旋回減速機564にて増幅され、旋回体504が加減速制御され回転運動を行う。また、旋回体504の慣性回転により、旋回減速機564にて回転数が増加されて旋回用電動機560に伝達され、回生電力を発生させる。
レゾルバ562は、旋回用電動機560と機械的に連結され、旋回用電動機560の回転軸566の回転位置および回転角度を検出する。メカニカルブレーキ563は、機械的な制動力を発生させる制動装置であり、コントローラ540からの指令によって、旋回用電動機560の回転軸566を機械的に停止させる。旋回減速機564は、旋回用電動機560の回転軸566の回転速度を減速して旋回機構503に機械的に伝達する。
蓄電手段570は、旋回用インバータ561の電源であり、DCリンク電圧を供給する。蓄電手段570は、蓄電手段を含み、アシスト用インバータ531や旋回用インバータ561が回生運転を行う際には、それらからの回生エネルギーを蓄電可能に構成される。
図11は、ショベル500の電気系統のブロック図である。蓄電手段570は、蓄電モジュール572と、蓄電モジュール572の充放電を制御する双方向コンバータ574と、正極および負極の直流配線からなるDCリンク576とを備えている。DCリンク576には、平滑コンデンサ578が接続される。蓄電モジュール572としては、リチウムイオン電池等の充電可能な2次電池、キャパシタ、そのほか電力の授受が可能なその他の形態の電源を用いることができる。DCリンク576には、アシスト用インバータ531、旋回用インバータ561それぞれの1次側(直流入力)が接続されている。双方向コンバータ574は、コントローラ540によって、DCリンク576に生ずるDCリンク電圧VDCが所定の電圧レベルとなるように制御される。たとえば双方向コンバータ574は昇降圧コンバータであり、電動発電機530や旋回用電動機560が力行運転する際には、双方向コンバータ574を昇圧動作させ、それらに電源を供給する。反対に電動発電機530や旋回用電動機560が回生運転する際には、双方向コンバータ574を降圧動作させ、電動発電機530が発生した電力を蓄電器に回収する。なお、昇降圧コンバータの昇圧動作と降圧動作の切替制御は、DCリンク電圧値、バッテリ電圧値およびバッテリ電流値にもとづき、コントローラ540によって行われる。
以上がショベル500の全体構成である。図11の双方向コンバータ(昇降圧コンバータ)574および平滑コンデンサ578に、上述したパワーコンポーネント300のアーキテクチャを採用してもよい。
図11のアシスト用インバータ531と平滑コンデンサ578に、上述したパワーコンポーネント300のアーキテクチャを採用してもよい。図11の旋回用インバータ561と平滑コンデンサ578に、上述したパワーコンポーネント300のアーキテクチャを採用してもよい。
そのほか、実施の形態に係るパワーコンポーネント300は、電気自動車や電動フォークリフト、AGV(無人搬送車)にも採用することができる。
100…昇降圧コンバータ、RY…リレー、MC…電磁接触器、R…充電抵抗、102,104…DCリンク、106…平滑コンデンサ、107…電解コンデンサ、108,110…スイッチング素子、112…リアクトル、114,116…ダイオード、300…パワーコンポーネント、302…第2板金、304…抵抗、306…平滑コンデンサ、310…サブモジュール、312…第1板金、314…ブスバー群、316…ヒューズ、320…ブスバー、322…ねじ穴、330…カードプレート、342,344…サブモジュール。

Claims (5)

  1. 少なくともパワーモジュール、平滑コンデンサ、前記パワーモジュールと前記平滑コンデンサを接続するブスバーを備えるパワーコンポーネントであり、その構成部品が三次元的に配置される多層構造を有するパワーコンポーネントであって、
    前記平滑コンデンサは、前記多層構造の最下層に配置され、前記平滑コンデンサより上層に、複数の部品が配置されており、メンテナンスに際して、作業者が前記平滑コンデンサにアクセスするためには、前記複数の部品を取り外す必要があり、当該取り外すべき複数の部品が、ひとつのサブモジュールとして構成され、前記取り外すべき複数の部品が一体に着脱可能となっていることを特徴とするパワーコンポーネント。
  2. 前記サブモジュールは、前記取り外すべき複数の部品を支持する第1板金を含むことを特徴とする請求項1に記載のパワーコンポーネント。
  3. 前記サブモジュールの前記第1板金は、ねじによって着脱可能となっていることを特徴とする請求項2に記載のパワーコンポーネント。
  4. 前記平滑コンデンサを支持する第2板金をさらに備え、前記第1板金は前記第2板金とねじ止めされることを特徴とする請求項3に記載のパワーコンポーネント。
  5. 前記サブモジュールは、ブスバー群およびヒューズを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のパワーコンポーネント。
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