JP6923337B2 - パワーコンポーネント - Google Patents
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Description
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図2は、第1実施例に係るパワーコンポーネント300Aの回路図である。パワーコンポーネント300Aは、整流器302、メインスイッチ304、DCリンク306、平滑コンデンサ308、半導体スイッチ310、コントローラ320を備える。
図4は、第2実施例に係るパワーコンポーネント300Bの回路図である。パワーコンポーネント300Bは、図2のパワーコンポーネント300Aに加えて、抵抗312をさらに備える。抵抗312は、第2経路311上に、半導体スイッチ310と直列に設けられる。
第1、第2実施例では、整流器302を備えるパワーコンポーネント300を説明したがその限りではない。図5は、第3実施例に係るパワーコンポーネント300Cの回路図である。パワーコンポーネント300Cは昇降圧コンバータであり、ダイオード330,332、リアクトル334、スイッチング素子336,338を備える。
(1) 射出成形機
続いてパワーコンポーネント300の用途を説明する。図6は、射出成形機600を示す図である。射出成形機600は主として、射出装置611、型締装置612、エジェクタ装置671を備える。これらはベースフレーム613の上に支持されている。また射出成形機600には、着脱可能な金型装置643が取り付けられる。
金型装置643は固定金型644および可動金型645を含み、型締装置612に取り付けられる。射出装置611は、樹脂を加熱して溶かし、金型装置643の内部空間に流し込む(射出)。型締装置612は、固定金型644と可動金型645とを締結し、内部の樹脂に圧力を加え、冷却し、樹脂を金型に応じた形状に成形する。エジェクタ装置671は、成形された樹脂(成形品)を金型装置643から取り出す。
射出装置611は、射出装置フレーム614によって支持されている。ガイド681は、射出装置フレーム614の長手方向に配設される。そして、射出装置フレーム614によってボールねじ軸621が回転自在に支持され、ボールねじ軸621の一端が可塑化移動用モータ622に連結される。また、ボールねじ軸621とボールねじナット623とが螺合させられ、ボールねじナット623と射出装置611とがスプリング624およびブラケット625を介して連結される。したがって、可塑化移動用モータ622を正方向あるいは逆方向に駆動すると、可塑化移動用モータ622の回転運動は、ボールねじ軸621とボールねじナット623との組合せ、すなわち、ねじ装置691によって直線運動に変換され、この直線運動がブラケット625に伝達される。そして、ブラケット625がガイド681に沿って矢印A方向に移動させられ、射出装置611が進退させられる。
次に、型締装置612について説明する。型締装置612は、射出装置611と対向するようにしてベースフレーム613に支持される。型締装置612は、固定プラテン651、トグルサポート652、固定プラテン651とトグルサポート652との間に架設されたタイバー653、固定プラテン651と対向して配設され、タイバー653に沿って進退自在に配設された可動プラテン654、および、可動プラテン654とトグルサポート652との間に配設されたトグル機構656を備える。そして、固定プラテン651および可動プラテン654に、互いに対向させて固定金型644および可動金型645がそれぞれ取り付けられる。
図7は、射出成形機600の電気系統を示すブロック図である。整流器702は交流電源と接続され、交流電圧を整流する。DCリンク705には平滑コンデンサ703が接続されており、整流器702の出力電圧が平滑化される。コンバータ704は、平滑コンデンサ703に生ずる直流電圧(DCリンク電圧)VDC1を、所定の電圧レベルに安定化し、DCリンク708にDCリンク電圧VDC2を発生する。DCリンク708には平滑コンデンサ706が接続される。DCリンク708には、複数のインバータ720が接続される。各インバータ720は対応するモータ722を駆動する。モータ722A〜722Cは、上述の可塑化移動用モータ622、計量用サーボモータ683、射出用サーボモータ686、型締用サーボモータであってもよい。そのほか射出成形機600にはさまざまなサーボ機構が設けられており、各軸に、インバータ720とモータ722が設けられる。
パワーコンポーネントは、ショベルやクレーンなどの建設機械にも用いることができる。図8は、建設機械の一例であるショベル500の外観を示す斜視図である。ショベル500は、主として下部走行体(クローラ)502と、下部走行体502の上部に旋回機構503を介して回動自在に搭載された上部旋回体504とを備えている。
Claims (7)
- パワーコンポーネントであって、
第1DCリンクと、
前記第1DCリンクと接続される第1平滑コンデンサと、
蓄電手段の電圧を昇圧して前記第1DCリンクに発生するとともに、前記第1DCリンクの電圧を降圧して前記蓄電手段に回収可能な双方向コンバータと、
前記双方向コンバータの前記蓄電手段側の入力と前記第1DCリンクの間に設けられるダイオードと、
前記蓄電手段から前記双方向コンバータの前記蓄電手段側の入力に至る第1経路に設けられる第1メインスイッチと、
前記第1メインスイッチと並列な第2経路に設けられる第1半導体スイッチと、
を備え、
前記パワーコンポーネントの起動時に、前記第1半導体スイッチがスイッチングすることにより、前記第1半導体スイッチのオン期間に前記第1平滑コンデンサに電流が供給されて前記第1平滑コンデンサを充電可能であることを特徴とするパワーコンポーネント。 - 前記第2経路に、前記第1半導体スイッチと直列に設けられた抵抗をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のパワーコンポーネント。
- 前記第1平滑コンデンサへの充電電流を検出する電流センサと、
前記充電電流の検出値にもとづいて、前記第1半導体スイッチのスイッチングをフィードバック制御するコントローラと、
をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のパワーコンポーネント。 - 初期充電期間において、オープンループで前記第1半導体スイッチのスイッチングを制御するコントローラをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のパワーコンポーネント。
- 前記第1メインスイッチは電磁接触器であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のパワーコンポーネント。
- 第2DCリンクと、
前記第2DCリンクと接続される第2平滑コンデンサと、
入力が交流電源と接続される整流器と、
それぞれの入力が前記第2DCリンクに接続され、それぞれの出力がモータと接続されている複数のインバータと、
前記整流器の出力から前記第2平滑コンデンサに至る第3経路に設けられる第2メインスイッチと、
前記第2メインスイッチと並列な第4経路に設けられる第2半導体スイッチと、
を備え、
前記パワーコンポーネントの起動時に、前記第2半導体スイッチがスイッチングすることにより、前記第2半導体スイッチのオン期間に前記第2平滑コンデンサに電流が供給されて前記第2平滑コンデンサを充電可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のパワーコンポーネント。 - 前記第1DCリンクと前記第2DCリンクの間に設けられるコンバータをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のパワーコンポーネント。
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