JP6875909B2 - モータのコントローラおよび射出成形機 - Google Patents

モータのコントローラおよび射出成形機 Download PDF

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Description

本発明は、射出成形機等におけるモータ駆動技術に関する。
射出成形機は筐体で覆われているが、金型の交換、メンテナンス等を目的として筐体内部にアクセスする必要があるため、安全ドアが設けられる。この安全ドアは、保安上の観点から、射出成形機の動作中、言い換えればサーボモータの回転中には開かないようにロックされている。
従来では、モータの回転数を検出するエンコーダ(回転センサ)の出力にもとづいて、モータが停止しているか否かを判定し、停止中のみ、安全ドアのロックを解除する方式が採られていた。また、モータに供給される電力を監視し、当該電力がゼロである場合にのみ、安全ドアのロックを解除するなどの方法も提案されている。射出成形機には、モータの回転中に安全ドアが誤って開いた場合には、モータへの給電を瞬時に遮断するなどの保護機能が実装される場合もある。
また射出成形機のモータ駆動装置には、モータの回転数が所定のしきい値を超える速度超過状態を検出する機能(暴走検出機能)が実装される場合がある。モータ駆動装置は、モータの暴走を検出すると、モータへの給電を停止する。
特開2013−240908号公報
本発明者は、射出成形機について検討した結果、以下の課題を認識するに至った。従来のように、モータが完全に停止している場合にのみ、安全ドアのロックが解除される射出成形機では安全性は高まる反面、メンテナンス時に安全ドアの内部に一切アクセスすることができないという問題があり、射出成形機の保守の観点から改善の余地があった。そこで本発明者は、モータの回転数が所定のしきい値より低い場合にのみ、安全ドアのロックを解除する方式を検討した。
このような射出成形機において、モータの回転数検出を単一の回転センサのみに委ねると、回転センサを含む検出系に異常や故障が生じて正しい回転数をモニタできない状況に陥った場合に、回転数がしきい値より高いにもかかわらず、安全ドアのロックが解除される可能性がある。また正しい回転数をモニタできない状況は、速度超過状態の検出機能にも影響を及ぼす。同様の問題は、ショベルやクレーンなどの建設機械においても生じうる。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、信頼性を高めた射出成形機などの提供にある。
本発明のある態様は射出成形機に関する。射出成形機は、モータと、回転センサと、モータを駆動するインバータと、モータの回転数がしきい値より低いときにロックが解除されるドアと、インバータを制御するインバータ制御部と、回転センサの出力にもとづいて、モータの回転数を検出する回転数検出部と、モータの回転数を推定する回転数推定部と、回転数検出部による回転数検出値と、回転数推定部による回転数推定値とにもとづいて、異常を検出する異常検出部と、を備える。
モータの回転数検出を2重化することにより、回転センサや回転数検出部を含む回転数検出系の異常を検出することができる。これにより、誤った回転数にもとづいて、モータの高速回転中にドアのロックが解除されるような状況を防止できる。
異常検出部は、回転数検出値と回転数推定値の差分にもとづいて、異常を検出してもよい。
異常検出部は、回転数検出値と回転数推定値の誤差率が所定の範囲から逸脱すると、異常と判定してもよい。異常検出部は、誤差率が所定時間持続して所定の範囲から逸脱すると、異常と判定してもよい。これによりノイズによる誤動作を防止できる。
回転数推定部は、回転数の領域に応じて、推定方式が切り替え可能であってもよい。
回転数推定部は、回転数が第1領域に含まれるとき、誘起電圧にもとづいて回転数推定値を生成し、回転数が第1領域より低い第2領域に含まれるとき、突極性にもとづいて回転数推定値を生成してもよい。
モータに供給される駆動電圧を検出する電圧センサと、モータに供給される駆動電流を検出する電流センサと、をさらに備えてもよい。回転数推定部は、電圧センサの出力および電流センサの出力にもとづいて、回転数推定値を生成してもよい。
インバータ制御部は、電圧センサの出力および電流センサの出力にもとづいて、インバータを制御してもよい。インバータ制御部が参照する電圧センサおよび電流センサを、回転数推定部による処理に流用することにより追加のハードウェアを少なくできる。
本発明の別の態様は射出成形機のモータの駆動を制御するコントローラに関する。コントローラは、モータの通電を制御する制御部と、回転センサの出力にもとづいて、モータの回転数を検出する回転数検出部と、モータの回転数を推定する回転数推定部と、回転数検出部による回転数検出値と、回転数推定部による回転数推定値とにもとづいて、異常を検出する異常検出部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、回転検出系の異常を検出できる。
実施の形態に係る射出成形機を示す図である。 射出成形機の電気系統を示すブロック図である。 実施の形態に係るコントローラを備えるモータ駆動装置の機能ブロック図である。 図3のコントローラの動作波形図である。 一実施例に係るコントローラの回転数推定部を示すブロック図である。 実施の形態に係る建設機械の一例であるショベルの外観を示す斜視図である。 実施の形態に係るショベルの電気系統や油圧系統などのブロック図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、実施の形態に係る射出成形機600を示す図である。射出成形機600は主として、射出装置611、型締装置612、エジェクタ装置671を備える。これらはベースフレーム613の上に支持されている。また射出成形機600には、着脱可能な金型装置643が取り付けられる。
(1)金型装置
金型装置643は固定金型644および可動金型645を含む。射出装置611は、樹脂を加熱して溶かし、金型装置643の内部空間に流し込む(射出)。型締装置612は、固定金型644と可動金型645とを締結し、内部の樹脂に圧力を加え、冷却し、樹脂を金型に応じた形状に成形する。エジェクタ装置671は、成形された樹脂(成形品)を金型装置643から取り出す。
(2)射出装置
射出装置611は、射出装置フレーム614によって支持されている。ガイド681は、射出装置フレーム614の長手方向に配設される。そして、射出装置フレーム614によってボールねじ軸621が回転自在に支持され、ボールねじ軸621の一端が可塑化移動用モータ622に連結される。また、ボールねじ軸621とボールねじナット623とが螺合させられ、ボールねじナット623と射出装置611とがスプリング624およびブラケット625を介して連結される。したがって、可塑化移動用モータ622を正方向あるいは逆方向に駆動すると、可塑化移動用モータ622の回転運動は、ボールねじ軸621とボールねじナット623との組合せ、すなわち、ねじ装置691によって直線運動に変換され、この直線運動がブラケット625に伝達される。そして、ブラケット625がガイド681に沿って矢印A方向に移動させられ、射出装置611が進退させられる。
また、ブラケット625には、前方(図における左方)に向けて加熱シリンダ615が固定され、加熱シリンダ615の前端(図における左端)に射出ノズル616が配設される。そして、加熱シリンダ615にホッパ617が配設されるとともに、加熱シリンダ615の内部にはスクリュ626が進退(図における左右方向に移動)自在に、かつ、回転自在に配設され、スクリュ626の後端(図における右端)が支持部材682によって支持される。
支持部材682には計量装置駆動用サーボモータ(以下、計量用サーボモータと略称する)683が取り付けられ、この計量用サーボモータ683を駆動することによって発生させられた回転がタイミングベルト684を介してスクリュ626に伝達されるようになっている。
射出装置フレーム614には、スクリュ626と平行にボールねじ軸685が回転自在に支持されるとともに、ボールねじ軸685と射出装置駆動用サーボモータ(以下、射出用サーボモータと略称する)686とがタイミングベルト687を介して連結される。そして、ボールねじ軸685の前端は、支持部材682に固定されたボールねじナット674と螺合させられる。したがって、射出用サーボモータ686を駆動すると、その回転運動は、ボールねじ軸685とボールねじナット674との組合せ、すなわち、ねじ装置692によって直線運動に変換され、直線運動が支持部材682に伝達される。
次に、射出装置611の動作について説明する。まず、計量工程においては、計量用サーボモータ683を駆動し、タイミングベルト684を介してスクリュ626を回転させ、射出用サーボモータ686を駆動し、タイミングベルト687を介してスクリュ626を所定の位置まで後退(図における右方に移動)させる。このとき、ホッパ617から供給された樹脂は、加熱シリンダ615内において加熱されて溶融させられ、スクリュ626の後退に伴ってスクリュ626の前方に溜められる。
次に、射出工程においては、射出ノズル616を固定金型644に押し付け、射出用サーボモータ686を駆動し、タイミングベルト687を介してボールねじ軸685を回転させる。このとき、支持部材682はボールねじ軸685の回転に伴って移動させられ、スクリュ626を前進(図における左方に移動)させるので、スクリュ626の前方に溜められた樹脂は射出ノズル616から射出され、固定金型644と可動金型645との間に形成されたキャビティ空間647に充填される。
(3)型締装置
次に、型締装置612について説明する。型締装置612は、射出装置611と対向するようにしてベースフレーム613に支持される。型締装置612は、固定プラテン651、トグルサポート652、固定プラテン651とトグルサポート652との間に架設されたタイバー653、固定プラテン651と対向して配設され、タイバー653に沿って進退自在に配設された可動プラテン654、および、可動プラテン654とトグルサポート652との間に配設されたトグル機構656を備える。そして、固定プラテン651および可動プラテン654に、互いに対向させて固定金型644および可動金型645がそれぞれ取り付けられる。
トグル機構656は、図示されない型締用サーボモータによってクロスヘッド658をトグルサポート652と可動プラテン654との間で進退させることによって、可動プラテン654をタイバー653に沿って進退させ、可動金型645を固定金型644に対して接離させて、型閉、型締および型開を行うようになっている。
そのために、トグル機構656は、クロスヘッド658に対して揺動自在に支持されたトグルレバー661、トグルサポート652に対して揺動自在に支持されたトグルレバー662、可動プラテン654に対して揺動自在に支持されたトグルアーム663から成り、トグルレバー661とトグルレバー662との間、およびトグルレバー662とトグルアーム663との間がそれぞれリンク結合される。
また、ボールねじ軸664がトグルサポート652に対して回転自在に支持され、ボールねじ軸664と、クロスヘッド658に固定されたボールねじナット665とが螺合させられる。そして、ボールねじ軸664を回転させるために、トグルサポート652の側面に型締用サーボモータ(図示省略)が取り付けられる。
したがって型締用サーボモータを駆動すると、型締用サーボモータの回転運動が、ボールねじ軸664とボールねじナット665との組合せ、すなわち、ねじ装置693によって直線運動に変換され、直線運動がクロスヘッド658に伝達され、クロスヘッド658は矢印C方向に進退させられる。すなわち、クロスヘッド658を前進(図における右方に移動)させると、トグル機構656が伸展して可動プラテン654が前進させられ、型閉および型締が行われ、クロスヘッド658を後退(図における左方に移動)させると、トグル機構656が屈曲して可動プラテン654が後退させられ、型開が行われる。
(4)電気系統
図2は、射出成形機600の電気系統を示すブロック図である。図2には、例として型締装置612に関連する部分が示される。整流器702は交流電源と接続され、交流を整流して直流電圧を生成する。この直流電圧VDCは必要に応じてコンバータによって昇圧され、DCリンクバス708にDCリンク電圧VDCを発生する。DCリンクバス708には、DCリンク電圧VDCを安定化するための平滑コンデンサ706が接続される。DCリンクバス708には、インバータ720が接続される。インバータ720は、型締用のサーボモータ(以下、単にモータという)722を駆動する。上述のように射出成形機600にはさまざまなサーボ機構が設けられており、各軸に、インバータ720とモータ722が設けられる。
モータ722の回転軸723は型締装置612と連結されており、モータ722の回転運動が直線運動に変換され、金型装置の圧力が制御される。モータ722には回転センサ730が取り付けられており、その回転数が監視される。たとえば回転センサ730は、モータ722の回転の機械的変位量を電気信号に変換するエンコーダであってもよい。電圧センサ732は、モータ722に印加される駆動電圧V,V,Vを検出し、電圧検出信号Sを生成する。電流センサ734は、モータ722に印加される駆動電流I,I,Iを検出し、電流検出信号Sを生成する。
コントローラ100は、回転センサ730、電圧センサ732、電流センサ734の出力にもとづいて、インバータ720を制御する。
射出成形機600には、安全ドア602が設けられる。安全ドア602にはロック機構604が取り付けられており、ロック機構604は、モータ722の回転数が所定のしきい値より低いときに安全ドア602のロックを解除し、作業者が安全ドア602を開閉可能な状態とする。
図3は、実施の形態に係るコントローラ100を備えるモータ駆動装置200の機能ブロック図である。コントローラ100は、制御プログラムなどのソフトウェアを実行可能なCPUやマイコンなどのハードウェアであってもよいし、FPGA(Field Programmable Gate Array)のようなプログラマブルなハードウェアであってもよいし、ASIC( Application Specified Integrated Circuit)であってもよい。
インバータ制御部102は、インバータ720を制御する。インバータ制御部102の制御方式は、PWM(Pulse Width Modulation)方式によってインバータ720を制御してもよい。より詳しくは、駆動対象のモータが型締用のサーボモータである場合、型締装置612が発生する圧力が、圧力指令値と一致するようにインバータ720をフィードバック制御してもよい。このフィードバック制御には、電圧センサ732が検出した駆動電圧の検出値や、電流センサ734が検出した駆動電流の検出値も使用される。
回転数検出部104は、回転センサ730の出力SENCにもとづいて、モータ722の実回転数を検出し、回転数検出値Vを生成する。たとえば回転センサ730の出力SENCが位置情報を示す場合、回転数検出部104は、位置情報を微分することにより、速度情報に変換してもよい。回転数推定部106は、モータ722の回転数を推定し、回転数推定値Vを生成する。
異常検出部108は、回転数検出部104による回転数検出値Vと、回転数推定部106による回転数推定値Vとにもとづいて、回転センサ730や回転数検出部104を含む回転検出系の異常を検出する。たとえば異常検出部108は、回転数検出値Vと回転数推定値Vの差分(V−V)にもとづいて、異常を検出してもよい。より具体的には、式(1)で表される誤差率ε(%)を計算し、誤差率εが所定の規定誤差率εMAXを超えたときに、異常と判定してもよい。
ε=|V−V|/V×100 (%) …(1)
あるいは式(1)に代えて式(2)を用いてもよい。
ε=|V−V|/V×100 (%) …(2)
異常検出部108は、ε<εMAXであるとき異常検出フラグSflagをネゲートし(=0)、ε>εMAXであるとき異常検出フラグSflagをアサート(=1)してもよい。
インバータ制御部102は、異常検出信号Sflagのアサートに応答して、モータ722への通電が停止するように、インバータ720およびその他の保護回路を動作させる。また異常検出信号Sflagがアサートされると、ロック機構604のロック解除を禁止、言い換えれば安全ドア602を開かないように制御してもよい。
回転数検出値Vや回転数推定値Vはノイズの影響を受ける場合がある。したがって強いノイズが混入すると、回転センサ730が正常であるにもかかわらず、異常検出フラグSflagがアサートされるという問題が生ずる。そこで所定の判定時間τより短い異常検出フラグSflagのアサートはマスクするようにしてもよい。インバータ制御部102は、異常検出フラグSflagのアサート状態が判定時間τより長く持続すると、モータ722への給電が遮断されるようにインバータ720を制御し、および/または図示しない保護回路を動作させてもよい。
図4は、図3のコントローラ100の動作波形図である。時刻tより前において、回転センサ730は正常であり、回転数検出値Vと回転数推定値Vは、近い値を示している。このときの誤差率εは、許容値εMAXよりも小さい。
時刻tより前の時刻tに、ノイズの影響で回転数推定値Vが変動している。これにより誤差率εは増加し、異常検出フラグSflagは短い期間、アサートされ、ネゲートに戻る。異常検出フラグSflagのハイレベルの期間は判定時間τより短いためマスクされる。
時刻tにおいて回転センサ730に異常が発生すると、回転数検出値Vが回転数推定値Vから逸脱し、時刻tに誤差率εが許容値εMAXを超えると異常検出フラグSflagがアサート(1)される。この状態が判定時間τ持続すると時刻tに、モータ722への通電が遮断され、モータ722の回転数はゼロに落ちる。
以上がコントローラ100の動作である。このコントローラ100の利点は、いくつかの比較技術との対比によって明確となる。
(比較技術1)
比較技術1では、回転数検出手段が、回転センサ730のみであり、回転数推定部は存在しない。この場合、回転センサ730に異常が発生すると、モータ722が、しきい値より高い回転数で回転しているにもかかわらず、回転数検出値がしきい値より低い値を示した場合に、安全ドア602のロック機構604が解除されてしまうおそれがある。
これに対して実施の形態に係るコントローラ100によれば、回転センサ730に異常が発生していることを検出できるため、誤った回転数検出値にもとづいて、安全ドア602のロック機構604が解除されるのを防止できる。
また比較技術1では、安全ドア602が空いた状態で以下の問題が生じうる。すなわち、メンテナンスなどを目的として、安全ドア602が開いた状態で、モータ722が低速回転しているとする。この場合に、回転センサ730に異常が発生すると、モータ722の回転数が制御不能となるおそれがある。
これに対して実施の形態に係るコントローラ100によれば、回転センサ730に異常が発生すると、モータ722が遮断されるため、安全ドア602が開いた状態でモータ722が高速で回転し続けるのを防止できる。
(比較技術2)
比較技術2では、回転センサ730が2つ設けられており、コントローラは、2つの回転センサ730の出力にもとづいて、モータ722の回転数を検出する。この構成によれば、一方の回転センサ730に異常が発生したことを検出可能であるし、また残りの正常な回転センサにもとづいて、さまざまな処理を継続できるかもしれない。しかしながら回転センサ730は高価であり、スペースも2倍占有することとなる。さらに、回転センサ730とコントローラ100を接続する配線も増えてしまう。
これに対して実施の形態に係る駆動装置200によれば、回転センサ730は1個で足りるため比較技術2に比べて、コストおよびサイズの観点で有利である。加えて、回転数推定に電圧センサ732および電流センサ734を利用していることから、特別な追加のハードウェアは不要である。なぜなら電圧センサ732および電流センサ734は、インバータ制御部102がインバータ720を制御すること、あるいは過電流保護、過電圧保護等を目的として、従来から備わっているからである。
このように、実施の形態に係るコントローラ100および駆動装置200によれば、コストやサイズの増加を抑制しつつ、安全性を高めることができる。
本発明は、図3のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、回路に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や回路動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な実施例や変形例を説明する。
図5は、一実施例に係るコントローラの回転数推定部106を示すブロック図である。回転数推定部106は、モータの回転数の領域に応じて、回転数の推定方式が切り替え可能である。たとえば回転数推定部106は、回転数が相対的に高い第1領域に含まれるとき、誘起電圧にもとづいて回転数推定値Vを生成し、回転数が第1領域に比べて相対的に低い第2領域に含まれるとき、突極性にもとづいて回転数推定値Vを生成する。
回転数推定部106は、機能的に、第1推定部110、第2推定部112、セレクタ114を含む。第1推定部110は、誘起電圧にもとづいて回転数推定値を生成し、第2推定部112は、突極性にもとづいて回転数推定値を生成する。セレクタ114は、現在の回転数が、第1領域と第2領域の境界であるしきい値より高いとき、第1推定部110の出力を選択し、回転数がしきい値より低いとき、第2推定部112の出力を選択する。なお上述のようにコントローラ100をCPUやマイコンなどで構成した場合、第1推定部110、第2推定部112、セレクタ114はCPUやマイコンなどのハードウェアにより実現される機能を示すに過ぎない。回転数に応じて、推定方法を切りかえることにより、より正確に回転数を推定できる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(変形例1)
図2では、型締用のモータ722の駆動装置を例としたが、そのほかの軸のサーボモータの駆動にも、図3のアーキテクチャを用いることができる。
(変形例2)
上の説明では回転数検出値Vと回転数推定値Vの差分にもとづく誤差率を指標として、回転センサ730等の検出系の異常を検出したがその限りではなく、回転数検出値Vと回転数推定値Vの比較、それらの相対的な関係(たとえば比)にもとづいて、異常を検出してもよい。
(変形例3)
上の説明では、誘起電圧や突極性にもとづいて回転数を推定したがその限りではない。たとえばモータ722のトルクは、駆動電流から導くことが可能であり、またモータ722の負荷が既知でありもしくは負荷が推定可能である場合には、トルクからモータの回転数を予測することができる。このように回転数の推定方法は特に限定されず、駆動電流、駆動電圧、モータに供給される電力などにもとづくさまざまな推定方法を採用しうる。
これまでは、射出成形機600に使用されるモータの駆動装置について説明したが、同様の技術をショベルやクレーンなどの建設機械にも用いることができる。図6は、実施の形態に係る建設機械の一例であるショベル500の外観を示す斜視図である。ショベル500は、主として下部走行体(クローラ)502と、下部走行体502の上部に旋回機構503を介して回動自在に搭載された上部旋回体504とを備えている。
上部旋回体504には、アタッチメント510が取り付けられる。アタッチメント510は、ブーム512と、ブーム512の先端にリンク接続されたアーム514と、アーム514の先端にリンク接続されたバケット516とを備える。ブーム512、アーム514、およびバケット516は、それぞれブームシリンダ520、アームシリンダ522、およびバケットシリンダ524によって油圧駆動される。また、上部旋回体504には、オペレータを収容するための運転室508や、油圧を発生するためのエンジン506といった動力源が設けられている。
図7は、実施の形態に係るショベル500の電気系統や油圧系統などのブロック図である。なお、図7では、機械的に動力を伝達する系統を二重線で、油圧系統を太い実線で、操縦系統を破線で、電気系統を細い実線でそれぞれ示している。
エンジン506および電動発電機530の回転軸は、共に減速機532の入力軸に接続され、互いに連結されている。エンジン506の負荷が大きいときには、電動発電機530が自身の駆動力によりエンジン506の駆動力を補助(アシスト)し、電動発電機530の駆動力が減速機532の出力軸を経てメインポンプ534に伝達される。一方、エンジン506の負荷が小さいときには、エンジン506の駆動力が減速機532を経て電動発電機530に伝達されることにより、電動発電機530が発電を行う。
電動発電機530はアシスト用インバータ531の2次側(出力)端に接続される。アシスト用インバータ531は、コントローラ540(アシスト用インバータコントローラ)からの指令にもとづき、電動発電機530の運転制御を行う。電動発電機530の駆動と発電との切りかえは、ショベル500における電気系統の駆動制御を行うコントローラ540により、エンジン506の負荷等に応じて行われる。
減速機532の出力軸にはメインポンプ534およびパイロットポンプ536が接続されており、メインポンプ534には高圧油圧ライン542を介してコントロールバルブ544が接続されている。コントロールバルブ544は、ショベル500における油圧系の制御を行う装置である。コントロールバルブ544には、図6に示した下部走行体502を駆動するための油圧モータ550Aおよび550Bの他、ブームシリンダ520、アームシリンダ522およびバケットシリンダ524が高圧油圧ラインを介して接続されており、コントロールバルブ544は、これらに供給する油圧を運転者の操作入力に応じて制御する。
パイロットポンプ536には、パイロットライン552を介して操作手段554が接続されている。操作手段554は、旋回用電動機560、下部走行体502、ブーム512、アーム514およびバケット516を操作するためのレバーやペダルであり、オペレータによって操作される。
操作手段554には、油圧ライン556を介してコントロールバルブ544が接続され、また、油圧ライン558を介して圧力センサ559が接続される。操作手段554は、パイロットライン552を通じて供給される油圧(1次側の油圧)をオペレータの操作量に応じた油圧(2次側の油圧)に変換して出力する。操作手段554から出力される2次側の油圧は、油圧ライン556を通じてコントロールバルブ544に供給されるとともに、圧力センサ559によって検出される。
圧力センサ559は、操作手段554に対して旋回機構503を旋回させるための操作が入力されると、この操作量を油圧ライン558内の油圧の変化として検出する。圧力センサ559は、油圧ライン558内の油圧を表す電気信号を出力する。この電気信号は、旋回指令としてコントローラ540に入力され、旋回用電動機560の駆動制御に用いられる。
コントローラ540(旋回用インバータコントローラ)は、操作入力に応じた回転速度指令を受け、レゾルバ562により検出される旋回用電動機560の旋回速度が、回転速度指令と一致するように、旋回用インバータ561を制御する。たとえば旋回用電動機560は、PWM(Pulse Width Modulation)制御指令により旋回用インバータ561によって交流駆動される。
コントローラ540は、CPU(Central Processing Unit)および内部メモリを含む演算処理装置によって構成され、内部メモリに格納された駆動制御用のプログラムをCPUが実行することにより実現される。コントローラ540は、各種センサおよび操作手段554等からの操作入力を受けて、アシスト用インバータ531、旋回用インバータ561および蓄電手段570等の駆動制御を行う。
旋回用電動機560は、図6の旋回機構503に設けられ、上部旋回体504を回動させる交流電動機である。旋回用電動機560の回転軸566には、レゾルバ562、メカニカルブレーキ563および旋回減速機564が接続される。
旋回用電動機560が力行運転を行う際には、旋回用電動機560の回転駆動力の回転力が旋回減速機564にて増幅され、上部旋回体504が加減速制御され回転運動を行う。また、上部旋回体504の慣性回転により、旋回減速機564にて回転数が増加されて旋回用電動機560に伝達され、回生電力を発生させる。
レゾルバ562は、旋回用電動機560と機械的に連結され、旋回用電動機560の回転軸566の回転位置および回転角度を検出する。メカニカルブレーキ563は、機械的な制動力を発生させる制動装置であり、コントローラ540からの指令によって、旋回用電動機560の回転軸566を機械的に停止させる。旋回減速機564は、旋回用電動機560の回転軸566の回転速度を減速して旋回機構503に機械的に伝達する。
蓄電手段570は、旋回用インバータ561の電源であり、DCリンク電圧を供給する。蓄電手段570は、蓄電手段を含み、アシスト用インバータ531や旋回用インバータ561が回生運転を行う際には、それらからの回生エネルギーを蓄電可能に構成される。
以上がショベルの構成である。図3の駆動装置200は、図7における旋回用電動機560の駆動に適用することができる。この場合、図2のモータ722は図7の旋回用電動機560に対応し、図2のインバータ720は図7の旋回用インバータ561に対応し、図2のコントローラ100は図7のコントローラ540に対応する。
100…コントローラ、102…インバータ制御部、104…回転数検出部、106…回転数推定部、108…異常検出部、110…第1推定部、112…第2推定部、200…駆動装置、500…ショベル、502…下部走行体、503…旋回機構、504…旋回体、506…エンジン、508…運転室、510…アタッチメント、512…ブーム、514…アーム、516…バケット、520…ブームシリンダ、522…アームシリンダ、524…バケットシリンダ、530…電動発電機、531…アシスト用インバータ、532…減速機、534…メインポンプ、536…パイロットポンプ、540…コントローラ、542…高圧油圧ライン、544…コントロールバルブ、550A,550B…油圧モータ、552…パイロットライン、554…操作手段、556…油圧ライン、560…旋回用電動機、561…旋回用インバータ、562…レゾルバ、563…メカニカルブレーキ、564…旋回減速機、566…回転軸、558…油圧ライン、559…圧力センサ、570…蓄電手段、600…射出成形機、611…射出装置、612…型締装置、613…ベースフレーム、614…射出装置フレーム、615…加熱シリンダ、616…射出ノズル、617…ホッパ、621…ボールねじ軸、622…可塑化移動用モータ、623…ボールねじナット、624…スプリング、625…ブラケット、626…スクリュ、643…金型装置、644…固定金型、645…可動金型、647…キャビティ空間、651…固定プラテン、652…トグルサポート、653…タイバー、654…可動プラテン、656…トグル機構、658…クロスヘッド、661,662…トグルレバー、663…トグルアーム、664…ボールねじ軸、665…ボールねじナット、671…エジェクタ装置、674…ボールねじナット、681…ガイド、682…支持部材、683…計量用サーボモータ、684…タイミングベルト、685…ボールねじ軸、686…射出用サーボモータ、687…タイミングベルト、691,692,693…ねじ装置、702…整流器、704…コンバータ、706…平滑コンデンサ、708…DCリンクバス、720…インバータ、722…モータ、730…回転センサ、732…電圧センサ、734…電流センサ、602…安全ドア、604…ロック機構。

Claims (7)

  1. サーボモータと、
    前記サーボモータの回転状態を示す出力を生成する回転センサと、
    前記サーボモータを駆動するインバータと、
    前記サーボモータの回転数がしきい値より低いときにロックが解除されるドアと、
    前記インバータを制御するインバータ制御部と、
    前記回転センサの出力にもとづいて、前記サーボモータの回転数を検出する回転数検出部と、
    前記サーボモータの回転数を推定する回転数推定部と、
    前記回転数検出部による回転数検出値と、前記回転数推定部による回転数推定値とにもとづいて異常を検出する異常検出部と、
    を備えることを特徴とする射出成形機。
  2. 前記異常検出部は、前記回転数検出値と前記回転数推定値の差分にもとづいて、異常を検出することを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記回転数推定部は、回転数の領域に応じて、推定方式が切り替え可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の射出成形機。
  4. 前記回転数推定部は、回転数が第1領域に含まれるとき、誘起電圧にもとづいて前記回転数推定値を生成し、回転数が前記第1領域より低い第2領域に含まれるとき、突極性にもとづいて前記回転数推定値を生成することを特徴とする請求項3に記載の射出成形機。
  5. 前記サーボモータに供給される駆動電圧を検出する電圧センサと、
    前記サーボモータに供給される駆動電流を検出する電流センサと、
    をさらに備え、
    前記回転数推定部は、前記電圧センサの出力および前記電流センサの出力にもとづいて、前記回転数推定値を生成することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の射出成形機。
  6. 前記インバータ制御部は、前記電圧センサの出力および前記電流センサの出力にもとづいて、前記インバータを制御することを特徴とする請求項5に記載の射出成形機。
  7. 射出成形機のサーボモータの駆動を制御するコントローラであって、
    前記サーボモータの通電を制御する制御部と、
    回転センサの出力にもとづいて、前記サーボモータの回転数を検出する回転数検出部と、
    前記サーボモータの回転数を推定する回転数推定部と、
    前記回転数検出部による回転数検出値と前記回転数推定部による回転数推定値とにもとづいて異常を検出する異常検出部と、
    を備えることを特徴とするコントローラ。
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