JP6835570B2 - 水車発電システム及び水車発電システムの制御方法 - Google Patents

水車発電システム及び水車発電システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、水車発電システム及び水車発電システムの制御方法に関する。
ポンプ逆転水車を用いて電力を発生させるようにした水車発電システムが知られている。特許文献1には、水路を流れる水量の増減に伴って水車の回転数を調整するようにした水車発電システムが開示されている。特許文献2には、停電時に水車入口に発生する水撃圧を抑制するようにした水車発電システムが開示されている。
特開2002−257026号公報 特開2013−223324号公報
しかしながら、特許文献1,2の水車発電システムは、低圧電力(例えば50kW未満)を安定供給することについて、何も考慮されていない。
本発明は、低圧電力の安定供給が可能な水車発電システム及び水車発電システムの制御方法を提供することを課題とする。
本発明の第1態様は、主流路と、前記主流路に並列接続された副流路とを有する水路と、前記主流路に配置された水車と、前記水車によって駆動される発電機と、前記発電機の出力を直流に変換して直流電路に出力する発電側変換器と、前記直流電路に接続され、前記発電側変換器が出力した直流を交流に変換して交流電路に出力する系統側変換器と、前記系統側変換器が出力する電力を定められた設定電力に制限する出力制限手段と、前記直流電路に接続され、前記設定電力を超える余剰電力を消費するための抵抗器と、前記水路への水の流入を許容する開口面積を変更するための電動弁と、前記副流路に配置され、前記主流路及び前記副流路を含む前記水路全体に流れる水量を調整するための調整弁と、前記水路を流れる水量を計測するための流量計と、前記系統側変換器からの入力信号に基づいて前記電動弁を制御するとともに、前記流量計の検出結果に基づいて前記調整弁を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記系統側変換器からの入力信号が前記設定電力を超えていることを示す場合、前記電動弁の開口面積を減少させた後、前記流量計の検出結果が定められた目標流量よりも少ないことを示せば前記調整弁を開作動させる一方、前記流量計の検出結果が前記目標流量以上であることを示せば前記調整弁を閉作動させて、前記発電機からの出力を調整する、水車発電システムを提供する。
この水車発電システムによれば、出力制限手段によって系統側変換器が交流電路に出力する電力が設定電力に制限されるため、設定電力を超える電力供給を防止できる。また、設定電力を超える余剰電力は抵抗器によって消費されるため、出力制限を行うことに伴う直流電路の電圧上昇を抑制できる。よって、水車発電システムの非常停止、発電力抑制による年間の発電量が減少、及び水車の回転数変更を行うことなく、水車発電システムの連続運転が可能である。その結果、定められた電力を安定供給できる。
また、本態様では、電動弁を閉作動することで有効落差を減少できるため、発電機によって発生する電力を低減できる。よって、抵抗器によって電力を連続的に消費し続ける必要がないため、発電機盤に設置可能な小型の抵抗器を用いることができる。
さらに、本態様では、制御手段が流量計の検出結果に基づいて調整弁を制御することで、水車を配置した水路の流量を水車発電システムの目標流量に調整できる。
本態様では、前記直流電路の電圧が設定電圧よりも大きくなると、前記直流電路から前記抵抗器への通電を可能とする切換手段を備えることが好ましい。この態様によれば、設定電力よりも発電力が多い場合だけ抵抗器によって電力が消費されるため、発電力が設定電力以下の場合に発生させた電力が無駄に消費されることを防止できる。
本発明の第2の態様は、水路の主流路に配置した水車の回転による発電機の出力を、発電側変換器によって直流に変換して直流電路に出力し、系統側変換器によって前記直流電路から入力される直流を交流に変換しつつ、前記系統側変換器が交流電路に出力する電力を、出力制限手段によって定められた設定電力に制限し、前記直流電路に接続された抵抗器によって前記設定電力を超える余剰電力を消費する一方、前記系統側変換器からの入力信号が前記設定電力を超えていることを示す場合、前記水路に配置された電動弁の開口面積を減少させた後、前記水路に配置された流量計の検出結果が定められた目標流量よりも少ないことを示せば前記水路の副流路に配置された調整弁を開作動させる一方、前記流量計の検出結果が前記目標流量以上であることを示せば前記調整弁を閉作動させて、前記発電機からの出力を調整する、水車発電システムの制御方法を提供する。
本発明では、系統側変換器が交流電路に出力する電力が、出力制限手段によって設定電力に制限されるため、設定電力を超える電力供給を防止できる。また、設定電力を超える余剰電力は抵抗器によって消費されるため、電力の出力制限に伴う直流電路の電圧上昇を抑制できる。よって、定められた低圧電力を安定供給できる。
実施形態の水車発電システムの概略構成図。 水路の流量と発電力の関係の一例を示すタイムチャート。 水車発電システムの制御を示すフローチャート。 変形例の水車発電システムの概略構成図。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1から図3は、本発明の実施形態に係る水車発電システム10を示す。図1に示すように、水車発電システム10は、ポンプ逆転水車(以下「水車」という。)16、発電機17、発電側変換器20、及び系統側変換器22を備える。水車16の回転により発電機17が発生させた電力は、発電側変換器20を介して系統側変換器22から交流電路23に出力される。本実施形態では、発電力Pが定められた設定電力Pdを超える場合に、これらの差である余剰電力Psを自己消費しつつ、発電力Pが設定電力Pdになるように調整する。
水車発電システム10は、定められた高度に設けられた水源(図示せず)と、この水源に接続された閉水路12とを備える。水路12には、並列に接続された主流路13と副流路14とが形成されている。主流路13には、水源から流入した水によって回転する水車16が配置されている。この水車16としては、ガイドベーンが設けられていない簡素な構成の水車が用いられている。水車16には、水車16の回転によって電力を発生させる発電機17が連結されている。発電機17としては、例えば永久磁石式同期発電機が用いられる。
発電機17の近傍には発電機盤19が配置され、この発電機盤19に発電側変換器20と系統側変換器22とが配置されている。発電側変換器20は発電機17に電気的に接続され、系統側変換器22は直流電路21によって発電側変換器20に電気的に接続されている。発電側変換器20は、発電機17の出力を直流に変換して直流電路21に出力する整流器である。系統側変換器22は、発電側変換器20が出力した直流を交流に再変換して交流電路23に出力するインバータである。交流電路23は、商用電力系統に接続するための系統連系である。
本実施形態の水車発電システム10は、系統側変換器22からの最大供給電力Pmを規定電力Pp未満とする低圧発電設備である。発電設備に関する基準では、交流電路23の電圧が低圧(基準電圧210V)の場合、系統側変換器22から交流電路23への供給電力Poを規定電力Pp(50kW)未満にする必要がある。最大供給電力Pmを設定電力Pd(例えば49.9kW)に制限(Pp>Pd=Pm)するために、水車発電システム10には、出力制限手段25、抵抗器26、電動弁28、調整弁29、流量計30、及び制御手段33が用いられている。
出力制限手段25は、系統側変換器22が出力する供給電力Poを設定電力Pdに制限するものである。この出力制限手段25としては、系統側変換器22に内蔵され、交流電路23に出力された電圧を計測し、電流を調整することで出力する供給電力Poを調整可能な計測ユニットが用いられている。
抵抗器26は、設定電力Pdを超える余剰電力Psを熱として消費する制動抵抗である。この抵抗器26は、発電側変換器20と系統側変換器22との間の直流電路21に電気的に接続されている。直流電路21と抵抗器26との間には切換手段27が設けられている。抵抗器26と切換手段27とは発電機盤19内に配置されている。
切換手段27は、直流電路21の電圧Vが設定電圧Vc1よりも大きくなると、直流電路21から抵抗器26への通電を可能とするものである。この切換手段27は、直流電路21の電圧Vを検出する電圧検出器と、スイッチング素子からなる常開の抵抗チョッパとを備える。例えば切換手段27は、検出電圧Vが第1設定電圧Vc1(例えば720V)まで上昇すると抵抗チョッパを閉鎖し、検出電圧Vが第2設定電圧Vc2(例えば680V)まで低下すると抵抗チョッパを開放する。抵抗チョッパの閉鎖により直流電路21から抵抗器26への通電が可能になり、抵抗器26で余剰電力Psを消費することで、直流電路21の電圧Vの上昇を抑制する。
電動弁28は、通水可能な開口面積を変更することで、水源から水路12に流入する水の流量Qiを調整するものである。この電動弁28は、主流路13と副流路14の分岐部上流側の水路12本体部分に配置されている。
調整弁29は、水路12全体に流れる水量を調整するもので、副流路14に配置されている。この調整弁29は、電動弁28よりも全開状態の開口面積が小さい電動弁であり、開口面積を変更することで、水車16の上流側の主流路13の第1圧力と、水車16の下流側の主流路13の第2圧力とを平衡できる。これにより、電動弁28を作動させることに伴う水路12の流量変動を抑制できる。
流量計30は、水路12に流れる水量を検出するもので、電動弁28の上流側に配置されている。
制御手段33は、例えばプログラマブルロジックコントローラ(PLC)からなり、発電機盤19とは別に設けられた制御盤32に配置されている。制御手段33は、系統側変換器22、電動弁28、調整弁29、及び流量計30に通信可能に接続されている。制御手段33には、出力制限手段25が計測した電圧Vから得られる本来の発電力Pに相当する第1信号が入力される。また、制御手段33には、流量計30が計測した水路12への水の流量Qiに相当する第2信号が入力される。
制御手段33は、系統側変換器22からの入力信号による発電力Pが設定電力Pdを超えていることを示す場合、電動弁28を閉作動(例えば開口率80%)させる。一方、発電力Pが設定電力Pd以下であることを示す場合、電動弁28を開作動させることで全開状態にする。また、制御手段33は、流量計30からの入力信号による流量Qiが定められた目標流量Qgよりも少ないことを示す場合、調整弁29を開作動させる。一方、流量Qiが目標流量Qg以上であることを示す場合、調整弁29を閉作動させる。
この水車発電システム10では、水車16の効率と発電機17の効率を一定とすれば、これらによる発電力Pは、水路12を流れる水の流量Qと有効落差(水車16が動力に変換できる水頭)Hに比例する(P∝QH)。よって、図2に破線で示すように、発電力(発電出力)Pは、流量Qと有効落差Hが変わることで変化する。例えば降雨により水源の水位が上がると、水路12に流れ込む水の流量Qは増え、有効落差Hも大きくなるため、発電力Pは大きくなる。一方、干ばつにより水源の水位が下がると、水路12に流れ込む水の流量Qは減り、有効落差Hも小さくなるため、発電力Pは小さくなる。
図2に実線で示すように、本実施形態では、出力制限手段25によって系統側変換器22からの供給電力(系統出力)Poを設定電力Pdに制限している。そして、発電力Pが設定電力Pdを超えると、余剰電力Psを抵抗器26によって消費させる。但し、抵抗器26で電力を消費させ続ける場合、定格時間が連続になっている大型の抵抗器を用いる必要があり、この様な抵抗器は防水対策を十分施した機盤を用いて屋外に設置する必要がある。よって、本実施形態では、電動弁28の開口面積を調整することで、発電力Pを調整する。
電動弁28を閉作動させると、破線で示す従来例(非作動の場合)と比べて、水路12に流入する流量Qは少なくなり、有効落差Hも低くなる。ここで、水路12での流量Qは、水路12の断面積Aと水の流速vによって得られるため(Q=Av)、発電力Pは、水路12の断面積Aと水の流速vと有効落差Hに比例することになる(P∝AvH)。また、水の流速vと有効落差Hとは相関関係があるため(v∝√H)、有効落差Hは、電動弁28を閉作動(開口面積を減少)させると低くなる。
このように、電動弁28を閉作動させ、有効落差Hと流量Qを低減させることで、発電機17による発電力Pを低減できる。但し、電動弁28による発電力Pの低減では、水路12で流量変動が生じ、水路12を流れる流量Qが目標流量Qgよりも少なくなる。よって、流量計30からの入力信号による流量Qiに基づいて、水路12全体に流れる流量Qが目標流量Qgになるように、調整弁29の開度を調整する。なお、流量Qが目標流量Qgよりも少なくなっても、有効落差Hは定常時よりも大きいため、発電力Pは設定電力Pdと同等になる。
次に、制御手段33による発電抑制処理について、図3を参照して説明する。なお、図3中のfは、発電抑制モードに設定されているか否かを示すフラグであり、1は設定状態、0は非設定状態であることを示す。
制御手段33は、発電力Pが設定電力Pdを超えるまで待機し、発電力Pが設定電力Pd以上になり(ステップS1:Yes)、フラグfが0である場合に(ステップS2:Yes)、電動弁28を閉作動させる(ステップS3)。その後、制御盤32に設けられた電動弁28の手動操作スイッチを無効化(操作禁止)し(ステップS4)、フラグfを1とする(ステップS5)。
次に、流量計30の検出結果から得られる流量Q1が目標流量Qgよりも小さいか否かを判断する(ステップS6)。なお、この流量判断は、発電力Pが設定電力Pd以上になり、フラグfが1である場合でも(ステップS2:No)、行われる。流量Qiが目標流量Qgよりも小さい場合、調整弁29を定められた開口率(例えば5%)分だけ開作動させる(ステップS7)。流量Qiが目標流量Qg以上である場合、調整弁29が閉状態であれば(ステップS8:Yes)、調整弁29の開度は調整せず、調整弁29が閉状態でなければ(ステップS8:No)、調整弁29を定められた開口率(例えば5%)分だけ閉作動させる(ステップS9)。
発電力Pが設定電力Pd未満で(ステップS1:No)、フラグfが1である場合(ステップS10:Yes)、発電力Pが設定電力Pdよりも低い制御解除電力Pc(例えば49.0kW)以下になっているか判断する。そして、発電力Pが制御解除電力Pc以下の場合(ステップS11:Yes)、流量Q1が目標流量Qgに戻り、有効落差Hも定常に戻ったと判断し、電動弁28を開作動させる(ステップS12)。その後、電動弁28の手動操作スイッチの無効化を解除し(ステップS13)、調整弁29を全閉状態にし(ステップS14)、フラグfを0とする(ステップS15)。
一方、発電力Pが設定電力Pdを超えることなく、フラグfが0である場合(ステップS10:No)、電動弁28の制御も調整弁29の制御も行わない。また、フラグfは1であるが、発電力Pが制御解除電力Pcを超える場合にも(ステップS11:No)、電動弁28の制御も調整弁29の制御も行わない。
以上のように、本実施形態の水車発電システム10では、系統側変換器22が交流電路23に出力する供給電力Poは、出力制限手段25によって設定電力Pdに制限されるため、設定電力Pdを超える電力供給を防止できる。また、設定電力Pdを超える余剰電力Psは抵抗器26によって消費されるため、出力制限に伴う直流電路21の電圧上昇を抑制できる。また、設定電力Pdよりも発電力Pが多い場合のみ、抵抗器26によって電力が消費されるため、発電力Pが設定電力Pd以下の場合に、発生させた電力Pが無駄に消費されることを防止できる。
抵抗器26によって余剰電力Psを消費しない従来例の場合、水車発電システムを非常停止し、作業者が手動で復旧しなければならない。よって、復旧までの時間は発電機会を失うため好ましくない。また、非常停止しないように、目標流量Qgを低くする(余裕値を持たせる)と、年間の発電量が減少するため、好ましくない。さらに、発電機からの入力(水車の回転数)を変更すると、水車の仕様点が変わるため、好ましくない。よって、抵抗器26で余剰電力Psを消費することで、この様な問題が生じることを防止し、水車発電システム10の連続運転を可能としているため、規定電力Pp未満の低圧電力Poを安定供給できる。
また、発電力Pが設定電力Pdを超えると、電動弁28を閉作動することで有効落差Hを減少できるため、発電機17が発生する電力Pを低減できる。よって、抵抗器26によって余剰電力Psを連続的に消費し続ける必要がないため、発電機盤19に設置可能な小型の抵抗器26を用いることができる。よって、定格時間が連続の抵抗器を用いる必要がないため、別途設置スペースや機盤を製作する必要はなく、コストも低減できる。しかも、調整弁29を作動させることで、水路12の流量変動を抑制できるため、水車16を配置した水路12全体の流量Qを水車発電システムの目標流量Qgに調整できる。
なお、本発明の水車発電システム10は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、図4に示すように、水路12の副流路14は、電動弁28の上流側で分岐させてもよい。電動弁28は、水車16の下流側に配置してもよい。流量計30も、水車16の下流側に配置してもよい。また、2以上の電動弁28と流量計30を水路12の所定位置に配置してもよい。切換手段27は、電圧検出器を用いることなく、抵抗チョッパの代わりにリードスイッチを用い、発電力Pが設定電力Pdを超えると制御手段33によって閉鎖することで、直流電路21から抵抗器26へ通電を可能としてもよい。また、電動弁28は、設定された開口率毎に、徐々に絞ったり徐々に開いたりしてもよい。
10…水車発電システム
12…水路
13…主流路
14…副流路
16…水車
17…発電機
19…発電機盤
20…発電側変換器
21…直流電路
22…系統側変換器
23…交流電路
25…出力制限手段
26…抵抗器
27…切換手段
28…電動弁
29…調整弁
30…流量計
32…制御盤
33…制御手段

Claims (3)

  1. 主流路と、前記主流路に並列接続された副流路とを有する水路と、
    前記主流路に配置された水車と、
    前記水車によって駆動される発電機と、
    前記発電機の出力を直流に変換して直流電路に出力する発電側変換器と、
    前記直流電路に接続され、前記発電側変換器が出力した直流を交流に変換して交流電路に出力する系統側変換器と、
    前記系統側変換器が出力する電力を定められた設定電力に制限する出力制限手段と、
    前記直流電路に接続され、前記設定電力を超える余剰電力を消費するための抵抗器と
    前記水路への水の流入を許容する開口面積を変更するための電動弁と、
    前記副流路に配置され、前記主流路及び前記副流路を含む前記水路全体に流れる水量を調整するための調整弁と、
    前記水路を流れる水量を計測するための流量計と、
    前記系統側変換器からの入力信号に基づいて前記電動弁を制御するとともに、前記流量計の検出結果に基づいて前記調整弁を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記系統側変換器からの入力信号が前記設定電力を超えていることを示す場合、前記電動弁の開口面積を減少させた後、前記流量計の検出結果が定められた目標流量よりも少ないことを示せば前記調整弁を開作動させる一方、前記流量計の検出結果が前記目標流量以上であることを示せば前記調整弁を閉作動させて、前記発電機からの出力を調整する、水車発電システム。
  2. 前記直流電路の電圧が設定電圧よりも大きくなると、前記直流電路から前記抵抗器への通電を可能とする切換手段を備える、請求項1に記載の水車発電システム。
  3. 水路の主流路に配置した水車の回転による発電機の出力を、発電側変換器によって直流に変換して直流電路に出力し、
    系統側変換器によって前記直流電路から入力される直流を交流に変換しつつ、前記系統側変換器が交流電路に出力する電力を、出力制限手段によって定められた設定電力に制限し、
    前記直流電路に接続された抵抗器によって前記設定電力を超える余剰電力を消費する一方、
    前記系統側変換器からの入力信号が前記設定電力を超えていることを示す場合、前記水路に配置された電動弁の開口面積を減少させた後、
    前記水路に配置された流量計の検出結果が定められた目標流量よりも少ないことを示せば前記水路の副流路に配置された調整弁を開作動させる一方、前記流量計の検出結果が前記目標流量以上であることを示せば前記調整弁を閉作動させて、前記発電機からの出力を調整する、水車発電システムの制御方法。
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