JP6835511B2 - 樹脂燃料タンク - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂燃料タンクに関する。
近年、自動車には樹脂燃料タンクが採用されてきている。樹脂燃料タンクは、雰囲気温度の変化等によるタンク内圧の変化による変形を抑制するために、対向する内壁、例えば、底壁と上壁の間に補強部材が配置されている。補強部材(支柱)は、両端部に設けられたフランジ部が底壁と上壁に溶着されることによって、燃料タンク内に固定されている。
特開2016−128277号公報
しかし、上記先行技術では、補強部材のフランジ部と燃料タンクの壁部との溶着状態によっては、燃料タンクに大荷重が入力された際にフランジ部と壁部との溶着部に形成された溶着ビードに応力が集中して、溶着部から破断するおそれがある。
本発明は上記事実を考慮し、大荷重入力時に、設定された位置から支柱が安定的に破断される樹脂燃料タンクを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、中空箱状に形成され、上壁及び下壁においてそれぞれ内側に突出形成された上側取付座と下側取付座とを備える樹脂製の燃料タンク本体と、燃料タンク本体の内部に配設され、前記上側取付座と前記下側取付座を結ぶ方向を軸方向とされ前記軸方向の中間部に脆弱部が設けられ、かつ内部を貫通する孔部が形成された軸部と、前記軸方向における前記軸部の上端部に形成され前記上側取付座に溶着された上フランジ部と、前記軸方向における前記軸部の下端部に形成され前記下側取付座に溶着された下フランジ部と、を有し、前記上フランジ部と前記下フランジ部がそれぞれ前記上側取付座と前記下側取付座よりも前記軸方向と直交する径方向の外側まで延出されている樹脂製の支柱と、を備え、前記軸部は、軸と、前記上フランジ部と前記下フランジ部の間に前記軸方向に延在しているリブと、を有し、前記軸又は前記リブに局所的な肉の欠損部によって前記脆弱部が設けられており、前記脆弱部と、前記上側取付座及び前記下側取付座のそれぞれの前記径方向の外側端部と、を結ぶ線を荷重伝達線として、前記リブの上端及び下端の前記径方向の外側端部が、それぞれ前記荷重伝達線よりも前記径方向の外側に位置している。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記軸部の下端側には燃料孔が形成され、かつ前記軸部の上端側には空気抜き孔が形成されることにより、前記孔部が燃料の貯留スペースとされている。
この構成によれば、樹脂製の支柱の上フランジ部が樹脂製の燃料タンク本体の上壁に設けられた上側取付座よりも径方向外側まで延出して形成されている。したがって、樹脂燃料タンクの製造時に上側取付座と上フランジ部の溶着面から溶融樹脂がはみ出し、上フランジ部の上面において上側取付座の径方向外側に溶着ビードが形成される。同様に、下側フランジ部の下面において下側取付座の径方向外側に溶着ビードが形成される。
樹脂製の燃料タンク本体に荷重が入力されると、上側取付座から上フランジ部を介して、又は下側取付座から下フランジ部を介して軸部に荷重が伝達される。この際、溶着ビードは上側取付座や下側取付座の径方向端部よりも径方向外側に位置するため、上側取付座から上フランジ部を介して、又は下側取付座から下フランジ部を介して軸部に伝達される荷重伝達経路から径方向外側に外れて位置することになる。この結果、樹脂製の燃料タンク本体に大荷重が入力された場合に、溶着ビード(に形成されたノッチ)に応力集中することが抑制され、溶着ビード(支柱と取付座との溶着部)を起点として樹脂製の燃料タンク本体が損傷することが防止又は抑制される。すなわち、樹脂製の燃料タンク本体に大荷重が入力された場合に、樹脂製の支柱の軸部の脆弱部を起点して支柱が安定的に破断される。
なお、「脆弱部が形成された軸部」には、軸状のピラーのみならずピラーにリブ等が形成されたものを含み、さらにリブ等に脆弱部が設けられたものを含む。
請求項1記載の発明の樹脂燃料タンクは、上記構成としたので、燃料タンク本体に大荷重が入力された場合に、設定された位置から支柱を安定的に破断することができる。
本発明の一実施形態に係る燃料タンクの縦断面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の一実施形態に係る内蔵支柱の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る燃料タンク本体に対する内蔵支柱の取付状態を示す図1の要部拡大断面図である。 比較例に係る燃料タンクの図4に対応する図である。
本発明の一実施形態に係る燃料タンクについて図1〜図5を参照して説明する。なお、各図は模式的なものであり、本発明と関連性の低いものは図示を省略している。また、各図中に示される矢印FRは車両前方、矢印Wは車幅方向、矢印UPは車両上方を示す。以下、単に上下の方向について説明する場合、車両上下方向の上下を示すものとする。
(構成)
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係る自動車の燃料タンク10は、内部に燃料Fを貯留する樹脂製の燃料タンク本体12と、燃料タンク本体12の内部に配設された樹脂製の内蔵支柱14とを備えている。この内蔵支柱14は、本発明の「支柱」に相当する。なお、図2においては、ポンプモジュールに符号16を付している。
燃料タンク本体12は、図1に示されるように、車両上下方向に互いに対向した一対の壁部である底壁18と上壁20と、底壁18と上壁20の外周縁部を車両上下方向に繋いだ側壁22とを備えており、中空の略直方体形状に形成されている。
なお、底壁18には、壁部の一部が上方(燃料タンク内側)に向かって円錐台形状に突出された下側取付座24が形成されている。下側取付座24は、平面視円形で底壁18に略平行な平面であり、内蔵支柱14の下端が固定されるものである。同様に、上壁20にも、壁部の一部が下方(燃料タンク内側)に向かって円錐台形状に突出された上側取付座26が形成されている。上側取付座26は、平面視円形で上壁20に略平行な平面であり、下側取付座24に対向した形成され、内蔵支柱14の上端が固定されるものである。
内蔵支柱14は、燃料タンク本体12の内部に配設され、底壁18と上壁20の間に架設されている。この内蔵支柱14は、図2に示されるように、平面視において燃料タンク本体12の中央に配設されている。なお、本実施形態では、燃料タンク本体12内に内蔵支柱14が一本だけ配設されているが、燃料タンク本体12内に複数の内蔵支柱14を配設しても良い。また、燃料タンク本体12の形状、若しくは内蔵支柱14の本数によっては、内蔵支柱14の配置位置は燃料タンク本体12の中央でなくても良い。
内蔵支柱14は、上壁20(上側取付座26)と底壁18(下側取付座24)の対向方向(車両上下方向)に沿った長さが、下側取付座24と上側取付座26との間隔と等しく設定されている。内蔵支柱14は、車両上下方向に延在する軸部28と、軸部28の上端と下端にそれぞれ形成された上フランジ部30と下フランジ部32と、軸部28に設けられた複数(本実施形態では4つ)のリブ34とを有している。
軸部は軸としての軸部28とリブ34とを有し、軸部28は、燃料タンク本体12の内部に下側取付座24と上側取付座26との対向方向(車両上下方向)を軸方向として配設されている。軸部28の車両上下方向長さは、下側取付座24と上側取付座26との車両上下方向の間隔に等しく設定されている。
上フランジ部30は、図3及び図4に示すように、軸部28の軸方向一端部(上端部)から径方向外側へ延出して形成されており、下フランジ部32は、軸部28の軸方向他端部(下端部)から径方向外側へ延出して形成されている。上フランジ部30及び下フランジ部32は、図2に示すように、軸部28の軸方向から視て円形であり、内側に軸部28の内部を貫通した孔部36が形成されている。
図3に示すように、軸部28の周囲には、複数のリブ34が形成されている。複数のリブ34は、上フランジ部30と下フランジ部32の間に軸部28の軸方向に延在している。複数のリブ34は、図2に示すように、軸部28の軸方向から視て、軸部28の外周面28Aから放射状に突出して形成されており、周方向に等間隔とされている。各リブ34は、軸部28の周方向を板厚方向とする板状に形成されており、軸部28の軸方向に延在している。各リブ34は、図3及び図4に示すように、軸部28の軸方向中央に向かうほど、軸部28の径方向長さが減少している。すなわち、各リブ34は、軸部28の周方向から視て略台形状(略三角形状)に形成されている。
各リブ34には、図3及び図4に示すように、軸部28の軸方向における中央部に対応する位置に、脆弱部としての切欠部38が形成されている。各切欠部38は、各リブ34の一部が軸部28側に局部的に凹んで形成されており、軸部28の軸方向の中央部側に向かって径方向長さが減少するように形成されている。すなわち、図4に示すように、切欠部38は、軸部28の周方向から視て略三角形状に形成されている。
したがって、各リブ34は、各切欠部38によって、軸部28の軸方向一端側(上側)に位置する上側リブ34Aと、軸部28の軸方向他端側(下側)に位置する下側リブ34Bに分断されている。
なお、図4に示すように、各上側リブ34Aの上端(上フランジ部30との当接部分)における径方向長さは、切欠部38と上側取付座26の外周部(径方向外側端部)とを結ぶ荷重伝達線L1よりも径方向外側に位置するように設定されている。同様に、各下側リブ34Bの下端(下フランジ部32との当接部分)における径方向長さは、切欠部38と下側取付座24の外周部(径方向外側端部)とを結ぶ荷重伝達線L2よりも径方向外側に位置するように設定されている。
なお、内蔵支柱14には、軸部28の下端側で下フランジ部32よりも若干上側に、軸部28の内部に形成された孔部36に燃料Fを流入させるための図示しない燃料孔(小孔)が形成されている。また、軸部28の上端側で上フランジ部30よりも若干下側に、図示しない空気抜き孔(小孔)が形成されている。これにより、軸部28内の孔部36が燃料Fの貯留スペースとして活用可能とされている。また、この燃料孔の付近には、下フランジ部32と軸部28の間に図示しない補強用の小リブが形成されており、空気抜き孔の付近には、上フランジ部30と軸部28の間に図示しない補強用の小リブが形成されている。この小リブによって燃料孔及び空気孔付近における軸部28の強度低下を補う構成となっている。
このように構成される内蔵支柱14は、図4に示すように、上側取付座26に上フランジ部30、下側取付座24に下フランジ部32が溶着されることによって、製造時に燃料タンク本体12に固定される。この製造時に、溶融樹脂が上側取付座26と上フランジ部30との溶着面から径方向外側にはみ出して溶着ビード40を形成する。燃料タンク10では、上側取付座26よりも上フランジ部30の外径が大きいため、上フランジ部30の上面30Aにおいて上側取付座26の径方向外側に溶着ビード40が形成されている。同様に、下側取付座24よりも下フランジ部32の外径が大きいため、下フランジ部32の下面32Aにおいて下側取付座24の径方向外側に溶着ビード42が形成されている。
(作用)
このように構成された燃料タンク10の作用について説明する。
燃料タンク10では、燃料タンク本体12の内圧が変動すると燃料タンク本体12が変形する。例えば、気温の上昇等により、燃料タンク本体12の内圧が上昇すると、燃料タンク本体12が膨張する。この際、燃料Fの重量が作用している底壁18が最も大きく変形する(図1、二点鎖線参照)。この点において、燃料タンク10では、燃料タンク本体12の上壁20と底壁18の間に内蔵支柱14が架設されているため、燃料タンク本体12の変形が抑制される。特に、内蔵支柱14が結合されている部分では、底壁18と上壁20との間隔の変動が防止又は効果的に抑制される。
また、内蔵支柱14が上フランジ部30と下フランジ部32を有しているため、内蔵支柱14が上フランジ部30と下フランジ部32とを有していない構成と比較して上側取付座26及び下側取付座24との溶着面積を拡大することができる。この結果、内蔵支柱14と燃料タンク本体12との溶着強度を良好に確保できると共に、通常時における燃料タンク本体12の変形を抑制可能となる。
さらに、内蔵支柱14の上フランジ部30と下フランジ部32は、複数のリブ34(上側リブ34A及び下側リブ34B)を介して軸部28と連結されているため、通常時における燃料タンク本体12の内圧変化や外部からの入力に対して撓みが抑制される。これにより、上フランジ部30及び下フランジ部32の撓みに伴う燃料タンク本体12の変形が効果的に抑制される。
次に、例えば、車両の衝突などにより、燃料タンク10に対して大荷重が入力された際における燃料タンク10の作用を、比較例に係る燃料タンク100との対比で説明する。
先ず、比較例に係る燃料タンク100について図5を参照して説明する。燃料タンク10と異なる点は、上フランジ部30、下フランジ部32のみなので、その部分についてのみ説明する。なお、燃料タンク10と同様の構成要素については、同一の参照符号に100を足した参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
燃料タンク100は、上フランジ部130、下フランジ部132と、上側取付座126、下側取付座124との外径の大小関係が燃料タンク10と反対に設定されたものである。したがって、燃料タンク100の製造時に上フランジ部130と上側取付座126との溶着面からはみ出した溶融樹脂は、上側取付座126上において上フランジ部130の径方向外側に溶着ビード140として形成されている。同様に、下側取付座124上で下フランジ部132の径方向外側に溶着ビード142が形成されている。
したがって、例えば、車両の衝突などにより燃料タンク100に対して大荷重が入力されると、下側取付座124から下フランジ部132を介して、又は上側取付座126から上フランジ部130を介して軸部128やリブ134に大荷重が伝達される。
この際、下側取付座124、上側取付座126上においてそれぞれ下フランジ部132、上フランジ部130の径方向外側に形成された溶着ビード142、140に、下側取付座124、上側取付座126から大荷重が入力し、剥離荷重として作用すると共に、溶着ビード142、140に形成されたノッチに応力が集中する。この結果、燃料タンク100では、溶着ビード140、142が破断の起点となり、下側取付座124又は上側取付座126と内蔵支柱114との結合部位(溶着部)が破断されるおそれがある。
これに対して燃料タンク10では、上フランジ部30及び下フランジ部32の外径がそれぞれ上側取付座26、下側取付座24の外径よりも大きく形成されている。この結果、上フランジ部30の上面30A及び下フランジ部32の下面32A上において、それぞれ上側取付座26、下側取付座24の径方向外側に溶着ビード40、42が形成されている。
したがって、溶着ビード40、42は、底壁18の下側取付座24から下フランジ部32を介して、又は上壁20の上側取付座26から上フランジ部30を介してリブ34及び軸部28に至る荷重伝達経路から径方向外側に外れて位置することになる。
このように、溶着ビード40、42が荷重伝達経路(下側取付座24、上側取付座26)から径方向外側に外れて位置するため、燃料タンク本体12に大荷重が作用しても、溶着ビード40、42に形成されたノッチに応力が集中することを抑制できる。したがって、燃料タンク本体12に対する大荷重の入力によって溶着ビード40、42が破断の起点となることを防止又は抑制することができる。
また、上側リブ34Aの上端および下側リブ34Bの下端の径方向外側端部がそれぞれ荷重伝達線L1、L2よりも径方向外側に位置しているため、上側リブ34Aの上端および下側リブ34Bの下端の径方向外側端部と上フランジ部30および下フランジ部32とのなす角部44、46に応力が集中することが防止又は抑制される。したがって、燃料タンク本体12に大荷重が入力した場合に、角部44、46が破断の起点となることが防止又は抑制される。
したがって、燃料タンク本体12に入力された大荷重は、下側取付座24から下フランジ部32を介して、又は上側取付座26から上フランジ部30を介してリブ34及び軸部28に伝達され、切欠部38を起点として内蔵支柱14が破断されることになる。具体的には、切欠部38は軸部28の外周面28Aまで達しているため、内蔵支柱14の軸部28が、リブ34の切欠部38が外周面28Aに到達した箇所を起点として破断される。
これにより、燃料タンク本体12に大荷重が入力した時に、上側取付座26及び下側取付座24と上フランジ部30及び下フランジ部32との結合部付近で損傷することを抑制できる。この結果、この損傷に起因する燃料タンク本体12からの燃料漏れのリスクを低減することができる。
このように、燃料タンク10では、上壁20、底壁18から内蔵支柱14に到る荷重伝達経路から溶着ビード40、42を径方向外側に外すことによって、溶着ビード40、42(に形成されたノッチ)に応力が集中して破断の起点となることを防止又は抑制できる。すなわち、燃料タンク10に大荷重が作用した場合に、内蔵支柱14の切欠部38が確実に破断の起点となり、意図した位置で内蔵支柱14を破断させることにより燃料タンク本体12の損傷を抑制することができる。
また、燃料タンク10では、上側リブ34Aの上端、下側リブ34Bの下端の径方向長さと上側取付座26、下側取付座24の外径との比、又は上側リブ34Aの上端、下側リブ34Bの下端の径方向長さと切欠部38の外径との比を調整することによって、上側取付座26、下側取付座24と上フランジ部30、下フランジ部32との溶着部の強度、切欠部38の強度、リブ34の上端又は下端の強度の比を調整することができる。
なお、本実施形態では、切欠部38にリブ34が形成されていないので、軸部28のみによって内蔵支柱14の破断荷重を設定することができる。したがって、破断荷重の設定が容易である。
[その他]
燃料タンク10では、脆弱部としての切欠部38がリブ34に設けられたが、軸部28に設けても良い。例えば、軸部28に孔部を形成して脆弱部としても良い。
また、燃料タンク10では、リブ34が存在したが、リブ34がない構成にも適用可能である。
さらに、本実施形態では、内蔵支柱14を樹脂製としたが、金属製の内蔵支柱にも適用可能である。
10 燃料タンク
12 燃料タンク本体
14 内蔵支柱(支柱)
24 下側取付座
26 上側取付座
28 軸部(軸)
30 上フランジ部
32 下フランジ部
34 リブ(軸部)
36 孔部
38 切欠部(脆弱部)
L1、L2 荷重伝達線

Claims (2)

  1. 中空箱状に形成され、上壁及び下壁においてそれぞれ内側に突出形成された上側取付座と下側取付座とを備える樹脂製の燃料タンク本体と、
    燃料タンク本体の内部に配設され、前記上側取付座と前記下側取付座を結ぶ方向を軸方向とされ前記軸方向の中間部に脆弱部が設けられ、かつ内部を貫通する孔部が形成された軸部と、前記軸方向における前記軸部の上端部に形成され前記上側取付座に溶着された上フランジ部と、前記軸方向における前記軸部の下端部に形成され前記下側取付座に溶着された下フランジ部と、を有し、前記上フランジ部と前記下フランジ部がそれぞれ前記上側取付座と前記下側取付座よりも前記軸方向と直交する径方向の外側まで延出されている樹脂製の支柱と、
    を備え
    前記軸部は、軸と、前記上フランジ部と前記下フランジ部の間に前記軸方向に延在しているリブと、を有し、
    前記軸又は前記リブに局所的な肉の欠損部によって前記脆弱部が設けられており、
    前記脆弱部と、前記上側取付座及び前記下側取付座のそれぞれの前記径方向の外側端部と、を結ぶ線を荷重伝達線として、
    前記リブの上端及び下端の前記径方向の外側端部が、それぞれ前記荷重伝達線よりも前記径方向の外側に位置している、
    樹脂燃料タンク。
  2. 前記軸部の下端側には燃料孔が形成され、かつ前記軸部の上端側には空気抜き孔が形成されることにより、前記孔部が燃料の貯留スペースとされている、請求項1記載の樹脂燃料タンク。
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