JPH0529828U - 自動車用タンク - Google Patents

自動車用タンク

Info

Publication number
JPH0529828U
JPH0529828U JP7908191U JP7908191U JPH0529828U JP H0529828 U JPH0529828 U JP H0529828U JP 7908191 U JP7908191 U JP 7908191U JP 7908191 U JP7908191 U JP 7908191U JP H0529828 U JPH0529828 U JP H0529828U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
wall
surface side
recesses
connecting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7908191U
Other languages
English (en)
Inventor
実 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP7908191U priority Critical patent/JPH0529828U/ja
Publication of JPH0529828U publication Critical patent/JPH0529828U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タンク壁の肉厚を増すことなく、しかも耐衝
撃性能を損なうことなく、タンクの剛性を高める。 【構成】 タンク1の上面壁11および下面壁13の所
定部位に、各々タンク1の内部方向に向かってへこむ凹
部12,14が形成されるとともに、上側凹部12と下
側凹部14とが連結部15で互いに連結され、該連結部
15は、上面側および下面側の各凹部12及び14を形
成するタンク壁12a,12b及び14a,14bよりも肉厚
が小さく設定されていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用タンクの改良に関する
【0002】
【従来の技術】
周知のように、自動車用の燃料タンクでは、特に近年、レイアウト上の都合に よる形状の複雑化、あるいはより一層の軽量化の要求に応えるために、樹脂製の ものが一部に採用されつつある。 ところが、燃料タンクを樹脂製とした場合、例えば温度変化等の影響によりタ ンク内圧が変化すると、タンク自体が比較的容易に膨張・収縮してその容積およ び上下方向の高さ寸法等が変化し、タンク容量あるいは車体に取り付けた際の地 上高に影響を及ぼすという問題がある。
【0003】 この樹脂製タンクの膨張・収縮に伴う問題に関して、タンク容量あるいは地上 高の確保を直接に意識したものではないが、例えば実開昭63−67328号公 報では、タンク本体の互いに対向する壁面から相対するように延びるリブを設け 、該リブの先端部どうしの間隔を所定値、例えば、サクションパイプの先端とタ ンク底壁との間隔よりも小さい値に設定したものが開示されている。 かかる構成とすることにより、タンク内圧が低下してタンク本体が収縮する際 に、所定量以上収縮すると上記リブの先端部どうしが当接するので、タンクの上 下方向寸法が所定量以上小さくなることを防止でき、サクションパイプの吸い込 み口がタンク底壁で塞がれることを有効に防止することができる。
【0004】 しかしながら、上記従来のタンク構造では、タンクの収縮に伴う問題に対して は一定の対策効果が得られるものの、タンクが膨張してその容量あるいは高さが 増す場合にについては何等の対策とはなり得ない。
【0005】 また、自動車用の燃料タンクは、例えば金属製のマウントベルト等により、車 体フロアの下面側に吊り下げ状態で取り付けられるのが一般的である(例えば、 実開平2−5326号公報参照)。 この場合、タンク上面側は、そのほぼ全面に渡って車体のフロアパネルに対し て押圧されて制振されるが、下面側はベルトが掛かる部分以外はフリーであるの で振動し易く、この振動によって耳障りなこもり音が発生する場合がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記樹脂製タンクの膨張あるいは収縮に伴う諸問題に対する対策として、タン ク壁の肉厚を厚くすることが考えられるが、この場合には、コストの上昇を招く とともに、タンク重量が増大するという問題がある。
【0007】 そこで、タンク壁の肉厚を増すことなくタンクの剛性を高めるものとして、例 えば図5に示すように、タンク上面51及び下面53の所定部位に、各々タンク の内部方向に向かってへこむ凹部52,…,52及び54,…,54を形成し、上面 側の凹部52,…,52と下面側の凹部54,…,54の底壁どうしを接合すること が考えられる かかる構造を採用することにより、タンク壁の肉厚を厚くすることなくタンク の剛性を高めることができ、内圧変化等によるタンク50の膨張・収縮などの変 形を最小限に止どめることができるとともに、下面壁53の振動の抑制を図るこ とができる。
【0008】 しかしながら、この場合には、タンク50に衝撃荷重が作用した際に、上記接 合部55あるいはその近傍に局部的な応力集中が生じる可能性がある。
【0009】 この考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、タンク壁の肉厚を増すこと なく、しかも耐衝撃性能を損なうことなく、タンクの剛性を高めるようにした自 動車用タンクを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 このため、この考案は、タンク上面および下面の所定部位に、各々タンクの内 部方向に向かってへこむ凹部が形成されるとともに、上面側の凹部と下面側の凹 部とを連結する連結部が設けられ、該連結部は、上面側および下面側の各凹部を 形成するタンク壁面よりも破断強度が低く設定されていることを特徴としたもの である。
【0011】
【考案の効果】
この考案によれば、上面側の凹部と下面側の凹部とを連結部で連結したので、 特にタンク壁の肉厚を増すことなく、タンクの剛性を高めることができ、内圧変 化等による膨張・収縮などのタンクの変形を最小限に止どめることができるとと もに、下面壁の振動の抑制を図ることができる。 また、上記連結部は、上面側および下面側の各凹部を形成するタンク壁よりも 破断強度が低く設定されているので、タンクに衝撃荷重が作用した際には、タン ク壁に衝撃荷重が作用する以前に上記連結部に衝撃荷重が作用して上下の凹部間 の結合が解除される。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の実施例を、添付図面に基づいて説明する。 図1に示すように、本実施例に係る合成樹脂製の自動車用燃料タンク1は、そ の側面にタンク1内へ燃料を注入する燃料注入パイプ3が接続されるとともに、 上面には、内部に迷路状の燃料貯留部およびポンプ装置(不図示)を有するチャン バ5が取り付けられ、該チャンバ5には、エンジンEに燃料を送給する燃料送給 パイプ7とリターンパイプ9とが接続されている。
【0013】 上記燃料タンク1には、その上面壁部11の所定の部位に、下方に向かってへ こまされた凹部12,…,12(上側凹部)が形成されている。 一方、図2に示すように、下面壁部13にも、上記上側凹部12,…,12に対 応した部位に、上方に向かってへこまされた凹部14,…,14(下側凹部)が形成 されている。 そして、図3に詳しく示すように、各下側凹部14の底壁14bと上側凹部1 2の底壁12bとは、連結部15で相互に連結されている。
【0014】 このように、上側凹部12と下側凹14とを連結することにより、特にタンク 1の壁部の肉厚を増すことなく、タンク1の剛性を高めることができ、内圧変化 等による膨張・収縮などのタンク1の変形を最小限に止どめることができるとと もに、タンク1を車体に取り付けた際における下面壁13の振動の抑制を図り、 耳障りなこもり音の発生を防止することができる。
【0015】 本実施例では、上記上下の凹部12,14は、より好ましくは、その傾斜部1 2a,14a及び底壁12b,14bの肉厚が、タンク本体1の上下の壁部11及び1 3の肉厚T0に略等しく設定され、一方、上記連結部15の肉厚tは、上記タンク 壁面11,13の肉厚T0よりも所定量だけ小さくなるように設定されている。
【0016】 すなわち、上記連結部15は、上側凹部12および下側凹部14を各々形成す るタンク壁12a,12b及び14a,14bよりも破断強度が低いので、タンク1に 衝撃荷重が作用した際には、タンク壁12a,12bあるいは14a,14bに衝撃荷 重が作用する以前に、上記連結部15に衝撃荷重が作用して上下の凹部12,1 4間の結合が解除される。
【0017】 以上、説明したように、本実施例によれば、タンク1の壁部の肉厚を特に増す ことなく、また、タンク1の耐衝撃性能を損なうことなく、タンク1の剛性を高 め、内圧変化等に起因するタンク1の膨張・収縮などの変形を最小限に止どめる ことができるとともに、タンク取付時における下面壁13の振動発生を有効に抑 制することができるのである。
【0018】 尚、上記実施例は、連結部15の肉厚tを上下の凹部12,14の肉厚T0より も小さく設定したものであったが、この代わりに、例えば図4に示すように、連 結部25を、その肉厚T1が上下の凹部22,24の壁面の肉厚T1と略等しくな るように形成し、上記連結部25の途中部に所定深さのノッチ部26を設けるこ とにより、同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例に係る自動車用タンクの斜視
図である。
【図2】 図1のA−A方向の断面説明図である。
【図3】 上記タンクの連結部の拡大断面説明図であ
る。
【図4】 本考案の他の実施例に係る自動車用タンクの
連結部の拡大断面説明図である。
【図5】 従来例に係るタンクの縦断面説明図である。
【符号の説明】
1…燃料タンク 11…上面壁部 12,22…上側凹部 13…下面壁部 14,24…下側凹部 15,25…連結部 26…ノッチ部 T0,t…肉厚

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク上面および下面の所定部位に、各
    々タンクの内部方向に向かってへこむ凹部が形成される
    とともに、上面側の凹部と下面側の凹部とを連結する連
    結部が設けられ、該連結部は、上面側および下面側の各
    凹部を形成するタンク壁よりも破断強度が低く設定され
    ていることを特徴とする自動車用タンク。
JP7908191U 1991-09-30 1991-09-30 自動車用タンク Pending JPH0529828U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7908191U JPH0529828U (ja) 1991-09-30 1991-09-30 自動車用タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7908191U JPH0529828U (ja) 1991-09-30 1991-09-30 自動車用タンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0529828U true JPH0529828U (ja) 1993-04-20

Family

ID=13679946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7908191U Pending JPH0529828U (ja) 1991-09-30 1991-09-30 自動車用タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0529828U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010285064A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Honda Motor Co Ltd 樹脂製燃料タンク
JP2014516327A (ja) * 2011-04-12 2014-07-10 イナジー・オートモーティブ・システムズ・リサーチ・(ソシエテ・アノニム) 機械的抵抗力を向上させた燃料タンク
JP2018039470A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 トヨタ自動車株式会社 燃料タンク
JP2018039413A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 トヨタ自動車株式会社 燃料タンク

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010285064A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Honda Motor Co Ltd 樹脂製燃料タンク
JP2014516327A (ja) * 2011-04-12 2014-07-10 イナジー・オートモーティブ・システムズ・リサーチ・(ソシエテ・アノニム) 機械的抵抗力を向上させた燃料タンク
JP2018039413A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 トヨタ自動車株式会社 燃料タンク
JP2018039470A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 トヨタ自動車株式会社 燃料タンク

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10906384B2 (en) Vibration prevention device
US4911495A (en) Side sill structure for automobile
US7618012B2 (en) Bracket fixing structure
JP2002227626A (ja) 自動車エンジン用オイルパン
KR100282837B1 (ko) 내연 기관의 오일 팬
JPH0529828U (ja) 自動車用タンク
US20180163842A1 (en) Transmission mount for vehicle having distributed stoppers
US4473042A (en) Cylinder block
JP2021139351A (ja) 車両用燃料タンク
JPS6313406Y2 (ja)
JP2717301B2 (ja) 自動車の燃料タンク
JP3945138B2 (ja) 車両用燃料タンク
US20240174070A1 (en) Vibration damping device
US4569317A (en) Cylinder block of engine
CN219257506U (zh) 后围板总成和车辆
CN220705823U (zh) 伸缩连结构件
US11927234B2 (en) Vibration proofing device and bracket
JPS5943131Y2 (ja) 合成樹脂製燃料タンク
JP2009097612A (ja) 液体封入式防振装置
JP2006307723A (ja) ディ―ゼル内燃機関の蓄圧式燃料噴射システム
JP2526130Y2 (ja) 高剛性シリンダブロック
JPH0524834Y2 (ja)
JP2508606Y2 (ja) 燃料タンクのサブタンク
JP4236234B2 (ja) キャブオーバ型トラックのオイルフィラー
JP2001059410A (ja) 内燃機関におけるオイル吸い込み管の構造