JP6834290B2 - 人材情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
このような情報処理装置を用いたグラフ作成においては、ユーザの操作を簡単にするための技術が多数提案されており、例えば、特許文献1には、表データのデータ構造に基づきグラフの種別を判定し、グラフを自動作成する技術が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1の技術は、表データのデータ構造に基づき画一的にグラフの種別が判定されるため、データの内容が加味されたものではなく、必ずしも適切なデータ形式とならない。そして、データ形式が不適切な場合には、ユーザが経験やスキルによって手作業でグラフの設定を行う必要が生じ、操作が煩雑になっていた。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、一乃至複数の人材と、前記人材についての一乃至複数の評価項目の値とをグラフ化データとして指定する指定手段、前記指定手段により指定された前記人材の数及び前記評価項目の組み合わせに応じて、複数のグラフ形式から推奨するグラフ形式を推奨形式として選択する選択手段、第1の表示領域に前記複数のグラフ形式を並べて表示させるとともに、第2の表示領域に人材毎に前記複数の評価項目に対して当該評価項目の値が示された人材一覧画面を表示させる表示制御手段、として機能させ、前記表示制御手段は、前記指定手段が指定対象とするグラフ化データをユーザが選択するための選択操作手段として、前記人材一覧画面を表示させる、ことを特徴とする。
これらのプログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態でプログラム記憶部15Aに格納されている。CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
図2に、人材テーブル20のデータ格納例を示す。
図2に示すように、人材テーブル20には、「社員番号」21、「氏名」22、「所属」23、「役職」24、「性別」25、「年齢」26、「取得年」27、「評価項目欄」28の項目が設けられており、これらの項目からなる人材情報が、社員毎に1レコードとして格納されている。
図3に、人材履歴テーブル40のデータ格納例を示す。
図3に示すように、人材履歴テーブル40には、「社員番号」41、「氏名」42、「取得年」43、「評価項目欄」44の項目が設けられている。
また、図3に示すように、この人材履歴テーブル40においては、同一の社員の「取得年」43の異なるレコードが、連続して格納されている。
また、「評価項目欄」44には、図2の「評価項目欄」28と同様に、「積極性」、「協調性」、「分析力」、「企画力」、「判断力」、「内向性」、「外向性」、「調整力」、「統率力」、「自己成長力」の項目が設けられている。
図4に、第1の判定テーブル60の一例を示す。
図4に示すように、第1の判定テーブル60には、「no」61、「条件」62、「グラフ形式」63の項目が設けられている。
具体的に、図4においては、以下の設定がなされている。
2個目(「no=2」)の条件として、「人数」が「1」、「評価項目」が「1」、且つ「時系列データ」が「有り」である。
3個目(「no=3」)の条件として、「人数」が「1」、且つ「評価項目」が「2」である。
4個目(「no=4」)の条件として、「人数」が「1以上」、且つ「評価項目」が「3以上」である。
5個目(「no=5」)の条件として、「人数」が「1」、且つ「評価項目」が「3以上、5以下」である。
7個目(「no=7」)の条件として、「人数」が「100以上」、且つ「評価項目」が「2」である。
8個目(「no=8」)の条件として、「人数」が「100以上」、且つ「性別の選択」が「有り」である。
9個目(「no=9」)の条件として、「評価項目」が「内向性及び外向性」である。
10個目(「no=10」)の条件として、「評価項目」が「内向性、外向性、統率力、及び調整力」である。
11個目(「no=11」)の条件として、「評価項目」が「自己成長力」で、且つ「時系列データ」が「有り」である。
そして、「条件」52の内容に基づき、各グラフ形式に対して、選択可能形式(以下、「選択可」と称する)、選択不可能形式(以下、「選択不可」と称する)、又は推奨形式の何れかが設定されている。
また、「選択不可」は、「条件」52の内容に対して、そのグラフ形式が選択不可能な形式(選択不可能形式)であることを示す。
また、「推奨形式」は、「条件」52の内容に対して、推奨するグラフ形式であることを示す。
図5に、第2の判定テーブル80の一例を示す。
図5に示すように、第2の判定テーブル80には、「no」81、「条件」82、「グラフ形式」83の項目が設けられている。
具体的に、図5においては、以下の設定がなされている。
2個目(「no=2」)の条件として、「役職」が「部長以上」である。
3個目(「no=3」)の条件として、「担当業務」が「採用業務」(即ち、「所属」が「総務部」)である。
4個目(「no=4」)の条件として、「グラフ作成の先月実行回数」が「10回以上、20回未満」である。
5個目(「no=5」)の条件として、「グラフ作成の先月実行回数」が「20回以上、30回未満」である。
6個目(「no=6」)の条件として、「グラフ作成の先月実行回数」が「30回以上」である。
そして、「条件」82の内容に基づき、所定のグラフ形式に対して、「−2」から「+3」までのポイントが設定されている。
具体的には、図5において、設定されたポイントが「3以上」のグラフ形式に当てはまり、且つ第1の判定テーブル60の結果、そのグラフ形式が「選択可」となっている場合、そのグラフ形式について、第1の判定テーブル60の判定が「選択可」から「推奨形式」に変更される。
図6に、人材情報処理装置1において実行されるグラフアイコン表示処理のフローチャートを示す。グラフアイコン表示処理は、入力部12から処理開始の指示が入力された際にCPU11と記憶部15に記憶されている処理プログラム151との協働により実行される。
人材一覧画面141は、ユーザが、分析対象となる人材や分析条件(所属、役職、性別、年齢、取得年、評価項目)を選択するための画面である。人材一覧画面141の内容は、RAM13のワークエリアに読み込まれた人材テーブル20の内容に基づいて表示される。
図7に示すように、人材一覧画面141には、人材選択操作部141aと、グループ選択操作部141bと、評価項目選択操作部141cと、グラフ選択操作部141dと、終了ボタン141eと、が表示される。
グラフ選択操作部141dにおいては、上記各操作部(人材選択操作部141a、グループ選択操作部141b、評価項目選択操作部141c)により選択された条件に応じて、各グラフアイコンの表示が「選択不可能」「選択可能」「推奨形式」を示す何れかの表示に切り換わるようになっている。
「選択不可能」を示す表示は、グラフ選択操作部141dにおいて、そのグラフ形式のアイコンが暗く表示され、且つ、ユーザによる選択操作が不可能になっている。
「選択可能」を示す表示は、グラフ選択操作部141dにおいて、そのグラフ形式のアイコンが明るく表示され、且つ、ユーザによる選択操作が可能になっている。
「推奨形式」を示す表示は、グラフ選択操作部141dにおいて、そのグラフ形式のアイコンが、「選択可能」と識別可能に、例えば、アイコンの枠の縁どりされて表示され、且つ、ユーザによる選択操作が可能になっている。なお、識別可能な表示としては、これに限定されず、例えば、アイコンのグラフの背景の色が変化する等の強調表示などでも良い。
図9は、人材一覧画面141において、社員番号が「1000」の1名の社員について、「積極性」「協調性」「分析力」「企画力」「判断力」の評価項目が選択された例である。
次いで、CPU11は、記憶部15に記憶されている第2の判定テーブル80を参照し、第2の判定テーブル80の「条件」82を満たすか否かの判定を行う。この場合、第2の判定テーブル80において「no=3」が抽出される。
図9の例では、第1の判定テーブル60の「グラフ形式」63、及び第2の判定テーブル80の「グラフ形式」83に基づいて、「棒」、「折れ線」、「面」、「円」が「選択可」を示す表示である。また、「プロット」、「人口ピラミッド」、「横棒」が「選択不可」を示す表示である。また、「レーダー」が「推奨形式」を示す表示である。
図10(a)は、「社員番号=1000」、「評価項目=積極性」が選択された場合の例である。
図10(b)は、「社員番号=1000」、「評価項目=積極性」が選択され、「時系列データ=有」の場合の例である。
図10(c)は、「社員番号=1000」、「評価項目=内向性及び外向性」が選択された場合の例である。
図10(d)は、「社員番号=1000」、「評価項目=内向性、外向性、調整力、統率力」が選択された場合の例である。
一方、終了ボタン141eが操作されたと判断した場合(ステップS8:YES)、CPU11は、本処理を終了する。
このため、指定されたグラフ化データの内容に応じて、推奨するグラフ形式が選択されるので、ユーザに適切なグラフ形式を提示することができる。よって、ユーザが不適切なデータ形式を設定してしまいグラフ形式の再設定を行わなければならないという事態を回避できるので、グラフ作成を簡単に行うことができる。
このため、ユーザが、グラフ作成にあたって適切なグラフ形式を容易に把握することができる。
このため、指定されたグラフ化データの内容に応じて、選択可能なグラフ形式と、選択不可能なグラフ形式が選択されるので、ユーザに選択可能及び選択不可能なグラフ形式を提示することができる。
このため、ユーザが、グラフ作成にあたって適切なグラフ形式、使用可能なグラフ形式、使用不可能なグラフ形式を容易に把握することができる。
このため、ユーザによる、適切なグラフ形式又は使用可能なグラフ形式の選択操作に応じて、グラフを作成することができる。
[付記]
<請求項1>
一乃至複数の人材と、前記人材についての一乃至複数の評価項目の値とをグラフ化データとして指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された前記人材の数及び前記評価項目の組み合わせに応じて、複数のグラフ形式から推奨するグラフ形式を推奨形式として選択する選択手段と、
を備える人材情報処理装置。
<請求項2>
前記複数のグラフ形式を並べて表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記複数のグラフ形式のうち前記推奨形式を識別可能に表示させる請求項1に記載の人材情報処理装置。
<請求項3>
前記選択手段は、
前記指定手段により指定された前記人材の数及び前記評価項目の組み合わせに応じて、前記複数のグラフ形式から、前記グラフ化データによるグラフ作成が可能な選択可能形式と、前記グラフ化データによるグラフ作成が不可能な選択不可能形式と、を選択する請求項1又は2に記載の人材情報処理装置。
<請求項4>
前記複数のグラフ形式を並べて表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記複数のグラフ形式を、前記推奨形式、前記選択可能形式、及び前記選択不可能形式に分類して各々識別可能に表示させる請求項3に記載の人材情報処理装置。
<請求項5>
ユーザがグラフ形式の選択操作を実行する選択操作手段を備え、
前記選択操作手段により前記推奨形式又は前記選択可能形式の選択操作が行われた場合、選択された形式にて、前記グラフ化データによりグラフを作成するグラフ作成手段を備える請求項4に記載の人材情報処理装置。
<請求項6>
コンピュータを、
一乃至複数の人材と、前記人材についての一乃至複数の評価項目の値とをグラフ化データとして指定されると、指定された前記人材の数及び前記評価項目の組み合わせに応じて、複数のグラフ形式から推奨するグラフ形式を推奨形式として選択する選択手段、
として機能させるためのプログラム。
11 CPU(選択手段、表示制御手段、グラフ作成手段)
12 入力部(指定手段、選択操作手段)
13 RAM
14 表示部(指定手段、選択操作手段)
141 人材一覧画面
141a 人材選択操作部
141b グループ選択操作部
141c 評価項目選択操作部
141d グラフ選択操作部
141e 終了ボタン
15 記憶部
15A プログラム記憶部
151 処理プログラム
15B 情報データベース
20 人材テーブル
40 人材履歴テーブル
60 第1の判定テーブル
80 第2の判定テーブル
16 通信部
17 バス
N 通信ネットワーク
Claims (7)
- 一乃至複数の人材と、前記人材についての一乃至複数の評価項目の値とをグラフ化データとして指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された前記人材の数及び前記評価項目の組み合わせに応じて、複数のグラフ形式から推奨するグラフ形式を推奨形式として選択する選択手段と、
第1の表示領域に前記複数のグラフ形式を並べて表示させるとともに、第2の表示領域に人材毎に前記複数の評価項目に対して当該評価項目の値が示された人材一覧画面を表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記指定手段が指定対象とするグラフ化データをユーザが選択するための選択操作手段として、前記人材一覧画面を表示させる、
ことを特徴とする人材情報処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記複数のグラフ形式のうち前記推奨形式を識別可能に表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の人材情報処理装置。 - 前記選択手段は、
前記指定手段により指定された前記人材の数及び前記評価項目の組み合わせに応じて、前記複数のグラフ形式から、前記グラフ化データによるグラフ作成が可能な選択可能形式と、前記グラフ化データによるグラフ作成が不可能な選択不可能形式と、を選択する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の人材情報処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記複数のグラフ形式を、前記推奨形式、前記選択可能形式、及び前記選択不可能形式に分類して各々識別可能に表示させる、
ことを特徴とする請求項3に記載の人材情報処理装置。 - 前記第1の表示領域に並べて表示されている前記複数のグラフ形式のなかから前記推奨形式又は前記選択可能形式がユーザ操作により選択された場合に、当該選択された形式にて、グラフを作成するグラフ作成手段を備える、
ことを特徴とする請求項4に記載の人材情報処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記複数のグラフ形式を並べて表示させる際は、グラフ形式毎に当該グラフ形式を示すイラストが表現されたアイコンとして表示させる、
ことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の人材情報処理装置。 - コンピュータを、
一乃至複数の人材と、前記人材についての一乃至複数の評価項目の値とをグラフ化データとして指定する指定手段、
前記指定手段により指定された前記人材の数及び前記評価項目の組み合わせに応じて、複数のグラフ形式から推奨するグラフ形式を推奨形式として選択する選択手段、
第1の表示領域に前記複数のグラフ形式を並べて表示させるとともに、第2の表示領域に人材毎に前記複数の評価項目に対して当該評価項目の値が示された人材一覧画面を表示させる表示制御手段、
として機能させ、
前記表示制御手段は、前記指定手段が指定対象とするグラフ化データをユーザが選択するための選択操作手段として、前記人材一覧画面を表示させる、
ことを特徴とするプログラム。
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