JP2004118280A - 情報提供サービスシステム及びサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】通信ネットワークに接続可能なユーザ端末装置を操作することにより、サーバに接続して地図を分割した領域に関する情報を取得する情報提供サービス及びサーバを提供する。
【解決手段】インターネットを介して情報サーバに接続可能なユーザ端末装置があり、情報提供サービス利用者はユーザ端末装置を操作して情報サーバにアクセスする。項目欄101で取得する情報項目を選択することにより、選択情報に基づいて地図欄102に表示されている地図が塗り分けられる、また、地図欄102で地方自治体を選択することにより、その選択地方自治体の選択情報についての詳しいデータ、選択地方自治体と同程度の人口を有する地方自治体との比較グラフ、選択地方自治体に関る種々の情報を画面情報や文字データ、画像データ、音声データ等で取得することができる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報提供サービスシステム及びサーバに関し、詳細には、通信ネットワークに接続可能なユーザ端末装置を操作することにより、サーバに接続して地図を分割した領域に関する情報を取得する情報提供サービス及びサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザ端末装置がインターネットを介してサーバに接続し、プログラムデータ、画像データ、音声データ等の様々な種類のデータをサーバからユーザ端末装置へダウンロードすることは、一般的に行われている。また、ユーザ端末装置の画面上で、地図上から一部領域(例えば、都道府県別に分割されている地図の中の1つの都道府県)を選択することにより、サーバ側に蓄えられた選択領域の情報をユーザ端末装置に表示したり、データをダウンロードしたり、情報の種類を選択することにより、単一項目の情報について地図を塗り分けてユーザ端末装置に表示したりということも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、提供される情報は選択した領域のものに限られ、選択された地図上の領域と比較することに適した領域(例えば、人口が同じ程度であったり、世帯数が同じ程度であったり、人口密度が同じ程度であったり、面積が同じ程度であったりする領域)を自動的に抽出して、その比較領域の情報も併せてユーザ端末装置の画面に表示したり、データをダウンロードしたりということは行われていない。
【0004】
また、選択された項目の情報について、地図を塗り分けて表示する場合には、単一の項目についての塗り分けは行われていても、複数項目についての同時塗り分け表示は行われていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明の情報提供サービスシステムでは、通信ネットワークに接続可能なユーザ端末装置と、地図を分割した領域に関する情報を提供するサーバとを通信ネットワークを介して接続した情報提供サービスシステムであって、前記ユーザ端末装置は、画面を生成する画面情報を前記サーバから受信する画面情報受信手段と、当該画面情報受信手段が受信した前記画面情報を記憶する画面情報記憶手段と、当該画面情報記憶手段が記憶した前記画面情報を表示する表示手段と、前記画面情報記憶手段が記憶した前記画面情報を前記表示手段に表示する表示制御手段と、前記表示手段が表示した、複数の領域に分割された地図を示す地図画面において少なくとも1つの領域を選択する領域選択手段と、前記表示手段が表示した、提供を受ける情報の種類を示す入力画面において提供を受ける情報の種類を選択する情報選択手段と、前記領域選択手段及び前記情報選択手段において選択された選択情報を前記サーバに送信する選択情報送信手段とを備え、前記サーバは、前記選択情報送信手段から送信された前記選択情報を受信する選択情報受信手段と、前記ユーザ端末装置へ提供する提供情報の基となる基本情報を記憶する基本情報記憶手段と、前記選択情報に基づいて、選択された領域及び種類の情報を、前記基本情報記憶手段が記憶した前記基本情報から抽出する第1抽出手段と、当該第1抽出手段が抽出した第1抽出情報に基づいて、前記地図画面に表示されている地図を塗り分けた塗り分け地図を作成する塗り分け地図作成手段と、前記第1抽出情報に基づいて、グラフ、表及びデータファイルのうちの少なくとも1つを作成する提供情報作成手段と、前記塗り分け地図、前記グラフ、前記表及び前記データファイルに基づいて提供情報画面を作成する提供画面作成手段と、前記ユーザ端末装置へ前記地図画面、前記入力画面及び前記提供情報画面のうちの少なくとも1つの前記画面情報を送信する画面情報送信手段とを備えている。尚、通信ネットワークは、少なくともインターネット又は携帯電話網である。
【0006】
この構成の情報提供サービスシステムでは、ユーザ端末装置の画面情報受信手段は、画面を生成する画面情報をサーバから受信し、画面情報記憶手段は、画面情報受信手段が受信した画面情報を記憶し、表示手段は、画面情報記憶手段が記憶した画面情報を表示し、表示制御手段は、画面情報記憶手段が記憶した画面情報を表示手段に表示し、領域選択手段は、表示手段が表示した、複数の領域に分割された地図を示す地図画面において少なくとも1つの領域を選択し、情報選択手段は、表示手段が表示した、提供を受ける情報の種類を示す入力画面において提供を受ける情報の種類を選択し、選択情報送信手段は、領域選択手段及び情報選択手段において選択された選択情報をサーバに送信する。また、サーバは、選択情報受信手段は、選択情報送信手段から送信された選択情報を受信し、基本情報記憶手段は、ユーザ端末装置へ提供する提供情報の基となる基本情報を記憶し、第1抽出手段は、選択情報に基づいて、選択された領域及び種類の情報を、基本情報記憶手段が記憶した基本情報から抽出し、塗り分け地図作成手段は、第1抽出手段が抽出した第1抽出情報に基づいて、地図画面に表示されている地図を塗り分けた塗り分け地図を作成し、提供情報作成手段は、第1抽出情報に基づいて、グラフ、表及びデータファイルのうちの少なくとも1つを作成し、提供画面作成手段は、塗り分け地図、グラフ、表及びデータファイルに基づいて提供情報画面を作成し、画面情報送信手段は、ユーザ端末装置へ地図画面、入力画面及び提供情報画面のうちの少なくとも1つの画面情報を送信する。
【0007】
また、請求項2に係る発明の情報提供サービスシステムでは、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記領域は都道府県別、市区町村別、又は字丁目別によるものであることを特徴とする構成となっている。
【0008】
この構成の情報提供サービスシステムでは、請求項1に記載の発明の作用に加えて、領域は都道府県別、市区町村別、又は字丁目別により分割されたものが用いられる。
【0009】
また、請求項3に係る発明の情報提供サービスシステムでは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記サーバは、領域選択手段で選択された領域と人口、世帯数、人口密度、及び面積のうちの少なくとも1つが同じ程度である対比領域を選択する対比領域選択手段と、当該対比領域選択手段が選択した前記対比領域に関する情報を抽出する第2抽出手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
【0010】
この構成の情報提供サービスシステムでは、請求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、サーバの対比領域選択手段は、領域選択手段で選択された領域と人口、世帯数、人口密度、及び面積のうちの少なくとも1つが同じ程度である対比領域を選択し、第2抽出手段は、対比領域選択手段が選択した対比領域に関する情報を抽出する。
【0011】
また、請求項4に係る発明の情報提供サービスシステムでは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記データファイルは、文書データ、静止画像データ、音声データ及び動画データのうちの少なくとも1つであることを特徴とする構成となっている。
【0012】
この構成の情報提供サービスシステムでは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の作用に加えて、データファイルは、文書データ、静止画像データ、音声データ及び動画データのうちの少なくとも1つが用いられる。
【0013】
また、請求項5に係る発明の情報提供サービスシステムでは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記塗り分け地図作成手段は、地図を分割した領域を少なくとも1つ以上の項目に関するデータに基づいて塗り分けを行い、前記領域を項目数で分割し、各項目毎の領域を作成する領域分割手段と、前記項目に関するデータを各項目毎に少なくとも1つ以上の階層に振り分ける階層振り分け手段と、当該階層振り分け手段で振り分けられた階層毎に塗り分けの色又は模様を決定する色決定手段と、前記領域分割手段で作成された各項目毎の分割領域を、その分割領域に該当する項目の階層に対して前記色決定手段が決定した色又は模様で塗り潰す塗り潰し手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
【0014】
この構成の情報提供サービスシステムでは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、塗り分け地図作成手段は、領域を少なくとも1つ以上の項目に関するデータに基づいて塗り分けを行い、領域分割手段は、領域を項目数で分割し、各項目毎の領域を作成し、階層振り分け手段は、項目に関するデータを各項目毎に少なくとも1つ以上の階層に振り分け、色決定手段は、階層振り分け手段で振り分けられた階層毎に塗り分けの色又は模様を決定し、塗り潰し手段は、領域分割手段で作成された各項目毎の分割領域を、その分割領域に該当する項目の階層に対して色決定手段が決定した色又は模様で塗り潰す。
【0015】
また、請求項6に係る発明のサーバでは、通信ネットワークに接続可能なユーザ端末装置に通信ネットワークを介して接続し、地図を分割した領域に関する情報を提供するサーバであって、前記ユーザ端末装置から送信された前記選択情報を受信する選択情報受信手段と、前記ユーザ端末装置へ提供する提供情報の基となる基本情報を記憶する基本情報記憶手段と、前記選択情報に基づいて、選択された領域及び種類の情報を、前記基本情報記憶手段が記憶した前記基本情報から抽出する第1抽出手段と、当該第1抽出手段が抽出した第1抽出情報に基づいて、前記地図画面に表示されている地図を塗り分けた塗り分け地図を作成する塗り分け地図作成手段と、前記第1抽出情報に基づいて、グラフ、表及びデータファイルのうちの少なくとも1つを作成する提供情報作成手段と、前記塗り分け地図、前記グラフ、前記表及び前記データファイルに基づいて提供情報画面を作成する提供画面作成手段と、前記ユーザ端末装置へ前記地図画面、前記入力画面及び前記提供情報画面のうちの少なくとも1つの前記画面情報を送信する画面情報送信手段とを備えている。尚、通信ネットワークは、少なくともインターネット又は携帯電話網である。
【0016】
この構成のサーバでは、選択情報受信手段は、ユーザ端末装置から送信された選択情報を受信し、基本情報記憶手段は、ユーザ端末装置へ提供する提供情報の基となる基本情報を記憶し、第1抽出手段は、選択情報に基づいて、選択された領域及び種類の情報を、基本情報記憶手段が記憶した基本情報から抽出し、塗り分け地図作成手段は、第1抽出手段が抽出した第1抽出情報に基づいて、地図画面に表示されている地図を塗り分けた塗り分け地図を作成し、提供情報作成手段は、第1抽出情報に基づいて、グラフ、表及びデータファイルのうちの少なくとも1つを作成し、提供画面作成手段は、塗り分け地図、グラフ、表及びデータファイルに基づいて提供情報画面を作成し、画面情報送信手段は、ユーザ端末装置へ地図画面、入力画面及び提供情報画面のうちの少なくとも1つの画面情報を送信する。
【0017】
また、請求項7に係る発明のサーバでは、請求項6に記載の発明の構成に加えて、前記領域は都道府県別、市区町村別、又は字丁目別によるものであることを特徴とする構成となっている。
【0018】
この構成のサーバでは、請求項6に記載の発明の作用に加えて、領域は都道府県別、市区町村別、又は字丁目別により分割されたものが用いられる。
【0019】
また、請求項8に係る発明のサーバでは、請求項6又は7に記載の発明の構成に加えて、前記ユーザ端末装置で選択された領域と人口、世帯数、人口密度、及び面積のうちの少なくとも1つが同じ程度である対比領域を選択する対比領域選択手段と、当該対比領域選択手段が選択した前記対比領域に関する情報を抽出する第2抽出手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
【0020】
この構成のサーバでは、請求項6又は7に記載の発明の作用に加えて、対比領域選択手段は、ユーザ端末装置で選択された領域と人口、世帯数、人口密度、及び面積のうちの少なくとも1つが同じ程度である対比領域を選択し、第2抽出手段は、対比領域選択手段が選択した対比領域に関する情報を抽出する。
【0021】
また、請求項9に係る発明のサーバでは、請求項6乃至8のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記データファイルは、文書データ、静止画像データ、音声データ及び動画データのうちの少なくとも1つであることを特徴とする構成となっている。
【0022】
この構成のサーバでは、請求項6乃至8のいずれかに記載の発明の作用に加えて、データファイルは、文書データ、静止画像データ、音声データ及び動画データのうちの少なくとも1つが用いられる。
【0023】
また、請求項10に係る発明のサーバでは、請求項6乃至9のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記塗り分け地図作成手段は、地図を分割した領域を少なくとも1つ以上の項目に関するデータに基づいて塗り分けを行い、前記領域を項目数で分割し、各項目毎の領域を作成する領域分割手段と、前記項目に関するデータを各項目毎に少なくとも1つ以上の階層に振り分ける階層振り分け手段と、当該階層振り分け手段で振り分けられた階層毎に塗り分けの色又は模様を決定する色決定手段と、前記領域分割手段で作成された各項目毎の分割領域を、その分割領域に該当する項目の階層に対して前記色決定手段が決定した色又は模様で塗り潰す塗り潰し手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
【0024】
この構成のサーバでは、請求項6乃至9のいずれかに記載の発明の作用に加えて、塗り分け地図作成手段は、領域を少なくとも1つ以上の項目に関するデータに基づいて塗り分けを行い、領域分割手段は、領域を項目数で分割し、各項目毎の領域を作成し、階層振り分け手段は、項目に関するデータを各項目毎に少なくとも1つ以上の階層に振り分け、色決定手段は、階層振り分け手段で振り分けられた階層毎に塗り分けの色又は模様を決定し、塗り潰し手段は、領域分割手段で作成された各項目毎の分割領域を、その分割領域に該当する項目の階層に対して色決定手段が決定した色又は模様で塗り潰す。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態である情報提供サービスシステムを構成する機器の構成を示すブロック図である。図1に示すように、ユーザ端末装置3はインターネット4を介して情報提供サービス提供会社1に設置された情報サーバ2に接続可能である。したがって、情報提供サービス利用者はユーザ端末装置3を用いて、情報提供サービス提供会社1の情報サーバ2にインターネット4を介して接続し、様々な情報を入手するものである。なお、ユーザ端末装置3は、インターネット4に接続可能な端末装置であり、インターネット4上のWEBページを閲覧可能なWEBブラウザプログラムを記憶している。
【0026】
また、本発明はGIS(Geografic Information System、地理情報システム)を基本にして様々な情報を提供する。ここで、「地理情報システム関係省庁連絡会議」の定義によると、GISとは「地理的位置を手がかりに、位置に関する情報を持ったデータ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術」であり、つまりは、地図上の位置情報に対して種々の数値データや画像データ、音声データ、文字データ等を関連付け、システム利用者に提供する技術である。
【0027】
次いで、図2を参照して情報サーバ2の構造を説明する。図2は、情報サーバ2の電気的構成のブロック図である。図2に示すように、情報サーバ2には、情報サーバ2の制御を司るCPU20が設けられ、CPU20には、各種のデータを一時的に記憶するRAM21と、BIOS等を記憶したROM22と、データの受け渡しの仲介を行うI/Oインターフェース23とが接続されている。I/Oインターフェース23には、ハードディスク装置28が接続され、当該ハードディスク装置28には、基礎情報記憶エリア280、参考情報記憶エリア281、項目関連情報記憶エリア282、ユーザ端末装置情報記憶エリア283、地図用データ記憶エリア284、グラフ用データ記憶エリア285、CPU20で実行されるプログラムを記憶したプログラム記憶エリア286と、その他の情報記憶エリア287とが設けられている。
【0028】
ここで、各記憶エリアに記憶されている情報の詳細について説明する。基礎情報記憶エリア280には、地方自治体の名称、住所、人口等の基礎情報が地方自治体毎に記憶されている基礎情報テーブルが記憶されている。参考情報記憶エリア281には、花火大会の開催場所や日時等の情報が記憶されている花火大会情報テーブルや、首長選挙の開催日等が記憶されている首長選挙テーブルや、総務省の合併重点支援地域に指定されている市町村名等が記憶されている合併情報テーブルなど地方自治体に関係する様々な情報に関するデータテーブル及び、各地方自治体の参考情報画面とこの画面を用いてダウンロード可能なデータが記憶されている。また、情報サーバ2がユーザ端末装置3へ提供する情報は「首長選挙」「過疎化指定地域」「65歳以上人口比率」等の項目に分類されており、項目関連情報記憶エリア282には、各情報項目について、どのテーブルのどのデータを検索すべきかといった情報が記憶されている検索項目テーブル2821及び複数項目対応テーブル2822が記憶されている。ユーザ端末装置情報記憶エリア283には、ユーザ端末装置3側で選択されて、受信した受信情報が記憶されているユーザ端末装置情報テーブル2831が記憶されている。地図用データ記憶エリア284には、ユーザ端末装置3へ提供する地図用のデータが記憶されている。グラフ用データ記憶エリア285には、ユーザ端末装置3へ提供するグラフ用のデータが記憶されている。
【0029】
また、I/Oインターフェース23には、ビデオコントローラ24と、キーコントローラ25と、CD−ROMドライブ26と、LANカード29とが接続され、ビデオコントローラ24にはCRT60が接続され、キーコントローラ25にはキーボード61が接続され、LANカード29にはルータ62が接続され、インターネット4に接続可能となっている。なお、CD−ROMドライブ26に挿入されるCD−ROM27には、情報サーバ2の制御プログラムが記憶されており、導入時には、制御プログラムは、CD−ROM27から、ハードディスク装置28にセットアップされてプログラム記憶エリア286に記憶されるようになっている。
【0030】
ここで、図3乃至図8を参照して、ユーザ端末装置3に表示される画面を用いて本発明の情報提供サービスシステムの一実施例について説明する。利用者は、ユーザ端末装置3のWEBブラウザを用いて、情報提供サービス提供会社1の初期画面10(図3参照)にアクセスする。さらに、初期画面10の項目欄101から取得する情報項目を選択することにより、地図欄102に表示されている地図が選択された項目の情報に従って塗り分けられ、利用者は視覚的に選択項目情報を捉えることができる。また、地図上から地方自治体を選択することにより、その地方自治体の情報が表示される。この情報は選択項目の数値データや、選択地方自治体と人口が同程度の地方自治体との選択項目情報の比較グラフ、選択地方自治体の基礎情報や参考情報である。
【0031】
図3は、ユーザ端末装置3のWEBブラウザにて表示される初期画面10のイメージ図である。図4は、地図縮尺変更画面11のイメージ図である。図5は、項目選択後画面12のイメージ図である。図6は、詳細情報画面13のイメージ図である。図7は、グラフ画面14のイメージ図である。図8は、基礎情報画面15のイメージ図である。
【0032】
図3に示すように、初期画面10には項目欄101と地図欄102が設けられている。項目欄101では取得できる情報項目が表示されており、項目欄101に表示されている情報項目は、「くらし」、「基礎データ」及び「行政」に分類されており、「行政」に分類された「総務省合併重点支援地域」及び「首長選挙(平成14年度)」が表示されている。また、項目欄の右端にはスクロールバーが設けられており、スクロールインジケータを操作することにより「首長選挙」以下の情報項目も表示することができ、「くらし」及び「基礎データ」の文字の前に表示されている「+」を選択することにより、それらに分類された情報項目も表示することができる。
【0033】
また、地図欄102には都道府県毎に境界線が引かれた全国レベルの白地図が表示されており、地図欄102の上部には地図の縮尺を変更するためのツールアイコンが表示されている。一番左のプラスアイコンを選択し、地図上の一点をマウスクリックすると、クリックされた地点を中心として地図が拡大表示される。また、左から2番目のマイナスアイコンを選択し、地図上の一点をマウスクリックすると、クリックされた地点を中心として地図が縮小表示される。また、左から3番目のハンドアイコンを選択し、地図上をドラッグさせると、ドラッグ開始地点がドラッグ方向へ移動する。また、左から4番目の範囲拡大アイコンを選択し、地図上をドラッグさせると、ドラッグ開始地点からドラッグ終了地点を結んだ線を対角線とする長方形で囲まれた領域が拡大表示される。また、左から5番目の範囲縮小アイコンを選択し、地図上をドラッグさせると、ドラッグ開始地点からドラッグ終了地点を結んだ線の中点を中心として地図が縮小表示される。そして、全国レベルの地図から拡大表示が行われ、地図表示が所定の縮尺(例えば、150万分の1)より小さくなった時点で、地図欄102の中心に表示されている都道府県の市町村毎の境界線が表示され都道府県レベルの地図表示となる。なお、図4は、地図欄102が拡大表示されて都道府県レベルの地図が表示されている地図縮尺変更画面11のイメージ図であり、地図欄102には神奈川県地図が市町村毎に境界線が引かれた状態でが表示されている。また、市町村名も表示されている。
【0034】
また、項目欄101では、取得したい情報の文字の上をマウスクリック又はキー操作により選択し、項目欄101右側の「選択」ボタンを選択することによって選択する情報の項目が確定される。すると、選択された項目番号(項目毎に割り当てられた番号)と、地図欄102に表示されている地図の地図番号(全国及び都道府県毎に割り当てられた番号)が情報サーバ2へ送信され、情報サーバ2から地図欄102に選択項目の情報の塗り分け地図が表示された画面(項目選択後画面12、図5参照)が送信されてくるので、ユーザ端末装置3は受信して表示する。この時、地図欄102に地図に全国レベルの地図が表示されている場合には、都道府県毎に塗り分けがなされた塗り分け地図が、都道府県レベルの地図が表示されている場合には、市町村毎に塗り分けがなされた塗り分け地図が表示される。そこで、利用者は、市町村の情報を取得したい場合には、地図欄102で地図の縮尺変更を行い、情報を取得したい市町村が属する都道府県の地図を表示させた後に取得情報項目の選択を行う。そして、都道府県の情報を取得したい場合には、地図の縮尺を行わずに全国レベルの地図が表示されている状態で取得情報項目の選択を行う。
【0035】
図5は、項目欄101で「行政」に分類されている「首長選挙(平成14年度)」を選択した場合に表示される項目選択後画面12であり、神奈川県で平成14年度に首長選挙が行われる市町村である、横浜市、逗子市、秦野市、大磯町、二宮町、中井町、大井町、真鶴町に色が塗られており、これらの市町村で平成14年度に首長選挙が開催されることがわかる。
【0036】
さらに、図5に示す項目選択後画面12の地図欄102にて、マウスクリックにより1つの市町村を選択すると、選択された地方自治体の地方自治体番号(各地方自治体毎に割り当てられた番号)が情報サーバ2へ送信され、情報サーバ2から、選択された地方自治体の、選択された項目の詳細な情報を載せた画面(詳細情報画面13、図6参照)が送信されてくるので、ユーザ端末装置3は受信して表示する。図6に示すように、地方自治体選択後には、地図欄102の右横に選択地方自治体名、詳細情報欄131及びその他の情報表示のためのボタン群が表示される。詳細情報欄131には、選択された地方自治体の、選択された項目情報の詳細な情報が表示される。さらに、詳細情報欄131の下部にはその他の情報表示のためのボタン群である「基礎情報画面」ボタン、「グラフ画面」ボタン及び「参考情報画面」が設けられている。
【0037】
図6に示す例では、項目欄101で「首長選挙(平成14年度)」が選択され、地図欄102には神奈川県の塗り分け地図が表示されており、平成14年度に首長選挙が開催される市町村がわかる。また、選択地方自治体としては神奈川県逗子市が選択されて、詳細情報欄131の上部に「選択地方自治体:神奈川県逗子市」と表示されている。さらに、詳細情報欄131には項目欄と内容欄が設けられ、項目欄には「平成14年度首長選挙」が表示され、内容欄には「あり」が表示されており、ここでも神奈川県逗子市は平成14年度に首長選挙が行われることがわかる。
【0038】
また、「グラフ画面」ボタンを選択すると、グラフ画面依頼情報が情報サーバ2へ送信され、情報サーバ2から選択地方自治体と、人口が同程度の地方自治体とのグラフを載せた画面(グラフ画面14、図7参照)が送信されてくるので、ユーザ端末装置3は受信して表示する。このグラフ画面14は、図6に示す詳細情報画面13の詳細情報欄131の部分にグラフ欄141が設けられている。グラフは円グラフ、棒グラフ、高低グラフ、折れ線グラフ、レーダチャートグラフ、散布グラフの6種類のグラフの表示が可能であり、選択項目に最適なグラフ形式でグラフ欄141に表示されるが、グラフ欄141の下部に表示されている「円」ボタン、「棒」ボタン、「高低」ボタン、「折れ線」ボタン、「レーダ」ボタン、「散布」ボタンを選択することにより、他の形式のグラフで表示することも可能である。この場合は、グラフ画面依頼情報にグラフ形式を指定したグラフ番号(グラフ種類毎に割り当てられた番号を載せて、情報サーバ2へ送信される。また、グラフ種類ボタンの下部に表示されている「詳細情報画面」ボタンを選択することにより、図6に示す詳細情報画面13が再び表示される。
【0039】
図7に示す例では、神奈川県逗子市と同程度の人口(逗子市の人口を基準に−5%以上かつ+5%以下)の市町村での平成14年度に首長選挙の開催状況が円グラフで表示されており、首長選挙が開催される市町村が27.5%、開催されない市町村が72.5%であることがわかる。
【0040】
さらに、詳細情報画面13及びグラフ画面14の「基礎情報画面」ボタンを選択すると、基礎情報画面依頼情報が情報サーバ2へ送信され、情報サーバ2から選択地方自治体の基礎情報を載せた画面(基礎情報画面15、図8参照)が送信されてくるので、ユーザ端末装置3は受信して表示する。なお、基礎情報画面15は、別ウィンドウで表示される。
【0041】
図8に示す例では、郵便番号は249−8686であり、住所は逗子市逗子5−2−16であり、電話番号は0468−73−1111であり、市制施行年月は1954年4月15日であり、市の花・木はつばきであり、面積は17.34平方キロメートルであり、工業出荷額は313,064万円であり、課税退職所得額は1,257億円であり、職員数301人であり、世帯数は21,991世帯であり、小学校数は6校であり、中学校は5校であり、乗用車保有台数は世帯当り0.72台であり、新設住宅数は739戸であり、65歳以上人口は12,626人であり、65歳以上構成比は22.04%であり、人口は58,548人であり、人口密度は1平方キロメートル当り3370人である。また、指定された文字をクリックすることにより、決算状況、電子自治体の推進状況、地域情報化の推進状況、パソコンの整備状況、地域情報通信システムの整備状況を表示する画面へリンクできるようになっている。
【0042】
さらに、図6の詳細情報画面13の「参考情報画面」ボタンを選択すると、参考情報画面依頼情報が情報サーバ2へ送信され、情報サーバ2から選択地方自治体の参考情報を載せた画面(参考情報画面、図示外)が送信されてくるので、ユーザ端末装置3は受信して表示する。なお、参考情報画面は、別ウィンドウで表示され、画面中のボタンや文字を選択すると、データ依頼情報が情報サーバ2へ送信され、情報サーバ2からデータがダウンロードされたり、画面に表示されたりする。参考情報は、選択地方自治体に関する様々な情報であり、選択項目に係わりのない情報であってもよく、データ形式も文書データ、静止画像データ、動画データ、音声データ等どのようなものでもよい。例えば、公式ホームページ、観光名所の静止画像データや動画データ、広報のデジタルデータ、統計データなどが考えられる。
【0043】
また、初期画面10、地図縮尺変更画面11、項目選択後画面12、詳細情報画面13及びグラフ画面14において、項目欄101の右下には「ログアウト」ボタンが設けられており、この「ログアウト」ボタンを選択すると、情報提供サービスからログアウトして、「情報提供サービスをご利用いただきまして、ありがとうございました。」等のサービスを終了した事を示すメッセージ画面へ移行する。
【0044】
したがって、情報提供サービス利用者はユーザ端末装置3に表示される以上のようなイメージの画面から情報を取得する。次いで、情報サーバ2の情報提供処理について説明する。情報サーバ2は、ユーザ端末装置3からインターネット4を介して接続され、ユーザ端末装置3から送信されてくる情報に従い、情報を提供する。
【0045】
まず、図9を用いてユーザ端末装置3から送信されてきた情報を記憶するためのユーザ端末装置情報テーブル2831について説明する。図9は、情報サーバ2のハードディスク装置28のユーザ端末装置情報記憶エリア283に記憶されたユーザ端末装置情報テーブル2831の模式図である。ここには、項目番号欄、地図番号欄及び地方自治体番号欄が設けられており、ユーザ端末装置3から送信されてきた項目番号及び地図番号、地方自治体番号を記憶する。図に示す例では、項目番号は「30002」であり、地図番号は「14」であり、地方自治体番号は「14208」である。
【0046】
次いで、図10のフローチャートを用いて、情報サーバ2の処理について説明する。図10は、情報サーバ2の情報提供処理のフローチャートである。本処理は、ユーザ端末装置3から情報提供サービスホームページの初期画面10へのアクセス要求が行われた時点で開始される。情報サーバ2では、まずユーザID及びパスワードの入力欄を設けたログイン入力画面を送信する(S9)。そして、ユーザ端末装置3から返信されてきたユーザID及びパスワードが登録されているものであるか否かを確認する(S10)。ユーザID及びパスワードが登録されていないものであった場合には(S10:NO)、S9へ戻り再びログイン入力画面を送信する(S9)。ユーザID及びパスワードが登録されているものであった場合には(S10:YES)、当該ユーザIDのログインを受け付け、GISソフトウェア動作環境を送信する(S11)。次いで、初期画面10を送信する(S12)。
【0047】
ユーザ端末装置3側で初期画面10を受信すると、図3乃至図9を用いて説明したように、利用者は、取得情報項目の選択したり、情報取得地方自治体を選択したり、「グラフ画面」ボタンや「基礎情報画面」ボタンや「参考情報画面」ボタンを選択したりして、ユーザ端末装置3は操作による依頼情報を送信してくる。そこで、情報サーバ2では、まず、項目番号及び地図番号を受信したかを確認する(S13)。項目番号及び地図番号の情報を受信した場合には(S13:YES)、地図塗り分け処理を行い(S14、図16参照)、項目選択後画面12を作成して、ユーザ端末装置3へ送信して(S15)、S28へ進む。ここで項目番号及び地図番号は、S14の地図塗り分け処理において、ユーザ端末装置情報テーブル2831の項目番号欄及び地図番号欄に記憶される。
【0048】
次いで、項目番号及び地図番号を受信していない場合には(S13:NO)、地方自治体番号を受信したかを確認する(S16)。地方自治体番号を受信した場合には(S16:YES)、地方自治体番号をユーザ端末装置情報テーブル2831へ記憶し(S17)、地図用抽出データテーブル2841(図13参照)にセットされたデータの内の受信した地方自治体番号のデータに基づいて、詳細情報画面13を作成して、ユーザ端末装置3へ送信し(S18)、S28へ進む。なお、地図用抽出データテーブル2841のデータは、S14の地図塗り分け処理においてセットされている。次いで、地方自治体番号を受信していない場合には(S16:NO)、グラフ画面14の送信依頼情報を受信したかを確認する(S19)。グラフ画面依頼情報を受信した場合には(S19:YES)、ユーザ端末装置情報テーブル2831の地方自治体番号欄に記憶されている地方自治体とその地方自治体と同程度の人口を有する地方自治体との、項目番号欄に記憶されている項目についてのグラフを作成し(S20、グラフ作成処理、図21参照)、グラフ画面14を作成してユーザ端末装置3へ送信し(S21)、S28へ進む。
【0049】
グラフ画面依頼情報を受信していない場合には(S19:NO)、基礎情報画面の依頼情報を受信したかを確認する(S22)。基礎情報画面依頼情報を受信した場合には(S22:YES)、基礎情報記憶エリア280に記憶されている基礎情報に基づいて、ユーザ端末装置情報テーブル2831の地方自治体番号欄に記憶されている地方自治体の基礎情報画面15を作成し、ユーザ端末装置3へ送信し(S23)、S28へ進む。基礎情報画面依頼情報を受信していない場合には(S22:NO)、参考情報画面の依頼情報を受信したかを確認する(S24)。参考情報画面依頼情報を受信した場合には(S24:YES)、参考情報記憶エリア281に記憶されている情報に基づいて参考情報画面を作成し、ユーザ端末装置3へ送信し(S25)、S28へ進む。
【0050】
参考情報画面依頼情報を受信していない場合には(S24:NO)、データ依頼情報受信かを確認する(S26)。データ依頼情報を受信した場合には(S26:YES)、依頼情報で指定されているデータをユーザ端末装置3へ送信し(S27)、S28へ進む。データ依頼情報を受信していない場合には(S26:NO)、ログアウト情報の受信であるかを確認し(S28)、ログアウト情報である場合には(S28:YES)、当該ユーザIDのログアウト処理を行い、サービス終了画面をユーザ端末装置3へ送信して(S29)、処理を終了し、ログアウト情報でない場合には(S28:NO)、S13へ戻り再びユーザ端末装置3からの情報受信の確認を行う。
【0051】
ここで、情報サーバ2からユーザ端末装置3へ提供される情報について説明する。提供情報はその内容及びデータ数に応じて7つのデータ種類に分類され、地図の塗り分け方法及びグラフはこの種類により決定される。データ種類1は、データ項目が1つのみであり、その内容は「有」を示す「1」、「無」を示す「0」で表現されている。この場合、「有」の地方自治体には色を塗り、「無」の地方自治体には色を塗らないことで地図の塗り分けを行い、グラフは円グラフが用いられる。データ種類2は、データ項目が複数であり、その内容は「有」を示す「1」、「無」を示す「0」で表現されている。この場合、地方自治体がデータ項目の内のどれくらいの割合の項目に対して「有」のデータであるかを算出し、その割合に応じて予め割り当てられた色番号で地図を塗り分ける。この割合は、その地方自治体のデータ項目の「有」の数を項目数で割った値である。ここで、割合が高くなるにつれて色が濃くなるように色番号を指定すると、色の濃い方が「有」が多い地方自治体となるのでわかり易い塗り分け地図になる。また、グラフは棒グラフが用いられる。
【0052】
データ種類3は、データ項目が1つのみであり、その内容は数値で表現されている。この場合、塗り分けを行う地方自治体群のデータの内の最小値と最大値とを求め、その差の値を10等分し、データを10の範囲に分割する。そして、それぞれの範囲に色番号を割り当て、地方自治体のデータがどの範囲の値であるか判定して、その範囲に割り当てられた色番号で塗り潰す。ここで、値が大きくなるにつれて、色が濃くなるように色番号を指定すると、色の濃い方が値が大きい地方自治体となるのでわかり易い塗り分け地図になる。グラフは棒グラフが用いられる。データ種類4は、データ項目が上限値及び下限値の2つであり、その内容は数値で表現されている。この場合、上限値と下限値との平均値を求め、さらに平均値の最小値と最大値とを求め、その最小平均値と最大平均値との差の値を10等分し、データを10の範囲に分割する。そして、それぞれの範囲に色番号を割り当て、地方自治体のデータがどの範囲の値であるか判定して、その範囲に割り当てられた色番号で塗り潰す。グラフは高低グラフが用いられる。
【0053】
データ種類5、データ種類6及びデータ種類7についての地図塗り分けは、地方自治体の領域全体を1つの色で塗り分けるのではなく、領域を項目数の領域に分割して、項目の値に基づいて分割領域を塗り分ける方法が用いられる。この塗り分け方法の詳細については後述する。データ種類5は、データ項目が複数であり、その内容は数値で表現されている。データ種類6は、データ項目が複数であり、その内容は数値で表現されている。データ種類7は、データ項目が2つであり、その内容は数値で表現されている。データ種類5は折れ線グラフが用いられ、データ種類6はレーダチャートグラフが用いられる。データ種類7は散布グラフが用いられる。
【0054】
次に、図11及び図12を参照して項目番号による情報取得先の検索方法について説明する。図11は、情報サーバ2のハードディスク装置28の項目関連情報記憶エリア282に記憶された検索項目テーブル2821の模式図であり、図12は、情報サーバ2のハードディスク装置28の項目関連情報記憶エリア282に記憶された複数項目対応テーブル2822の模式図である。これらのテーブルを用いて、取得情報項目に必要なデータ及びデータ種類を知ることができる。
【0055】
まず、図11を参照して、検索項目テーブル2821について説明する。検索項目テーブル2821の項目番号欄には、提供情報毎に割り当てられた項目番号が記憶されており、この項目番号毎に情報名欄、データ種類欄、データ取得先情報欄が設けられている。情報名欄には、項目番号に対応した情報名が記憶され、データ種類欄にはその項目番号のデータの種類を示す数字が記憶され、データ取得先情報には、テーブル名欄、データ名欄、複数項目用次レコード番号欄が設けられており、テーブル名欄には情報を取得するテーブル名が記憶され、データ名欄には情報を取得するテーブルのデータ名が記憶され、複数項目用次レコード番号欄には、複数のデータを取得する場合に、他にどのデータ項目から情報を取得するかの情報が記憶されている複数項目対応テーブル2822のレコード番号が記憶されている。
【0056】
次に、図12を参照して、複数項目対応テーブル2822について説明する。レコード番号欄には、レコード毎に割り当てられたレコード番号が記憶され、データ取得先情報欄には、テーブル名欄、データ名欄、複数項目用次レコード番号欄が設けられており、テーブル名欄には情報を取得するテーブル名が記憶され、データ名欄には情報を取得するテーブルのデータ名が記憶され、複数項目用次レコード番号欄には、複数のデータを取得する場合に、他にどのデータ項目から情報を取得するかの情報が記憶されているレコードのレコード番号が記憶されている。レコード番号が「99999999」である場合には、さらに取得するデータ項目はないことを表している。
【0057】
図11に示す例では、項目番号10001の情報名は花火大会であり、データ種類は2であり、データ取得先は、テーブル名花火情報テーブルのデータ名花火大会名1であり、複数項目用次レコード番号は10001001である。項目番号10002の情報名は過疎地域マップであり、データ種類は3であり、データ取得先は、テーブル名基礎情報テーブルのデータ名人口であり、複数項目用次レコード番号は10002001である。項目番号10003の情報名は先月の気温であり、データ種類は4であり、データ取得先は、テーブル名気象情報テーブルのデータ名先月最高気温であり、複数項目用次レコード番号は10003001である。項目番号20001の情報名は人口であり、データ種類は3であり、データ取得先は、テーブル名基礎情報テーブルのデータ名人口であり、複数項目用次レコード番号は99999999である。項目番号20002の情報名は車両保有台数であり、データ種類は5であり、データ取得先は、テーブル名基礎情報テーブルのデータ名貨物用車両数であり、複数項目用次レコード番号は20002001である。項目番号20003の情報名は65歳以上人口構成比であり、データ種類は3であり、データ取得先は、テーブル名基礎情報テーブルのデータ名65歳以上人口構成比であり、複数項目用次レコード番号は99999999である。項目番号30001の情報名は総務省合併重点支援地域であり、データ種類は1であり、データ取得先は、テーブル名合併データテーブルのデータ名市町村コードであり、複数項目用次レコード番号は99999999である。項目番号30002の情報名は選挙(H14首長選挙)であり、データ種類は1であり、データ取得先は、テーブル名選挙データテーブルのデータ名市町村コードであり、複数項目用次レコード番号は99999999である。項目番号30003の情報名は決算状況であり、データ種類は6であり、データ取得先は、テーブル名決算情報テーブルのデータ名公債費比率であり、複数項目用次レコード番号は30003001である。
【0058】
図12に示す例では、レコード番号10001001は、テーブル名花火情報テーブルのデータ名花火大会名2であり、複数項目用次レコード番号は10001002である。レコード番号10001002は、テーブル名花火情報テーブルのデータ名花火大会名3であり、複数項目用次レコード番号は10001003である。レコード番号10001003は、テーブル名花火情報テーブルのデータ名花火大会名4であり、複数項目用次レコード番号は10001004である。レコード番号10001004は、テーブル名花火情報テーブルのデータ名花火大会名5であり、複数項目用次レコード番号は99999999である。レコード番号10002001は、テーブル名基礎情報テーブルのデータ名前年度人口であり、複数項目用次レコード番号は99999999である。レコード番号10003001は、テーブル名気象情報テーブルのデータ名先月最低気温であり、複数項目用次レコード番号は99999999である。レコード番号20002001は、テーブル名基礎情報テーブルのデータ名乗用車数であり、複数項目用次レコード番号は20002002である。レコード番号20002002は、テーブル名基礎情報テーブルのデータ名軽自動車数であり、複数項目用次レコード番号は20002003である。レコード番号20002003は、テーブル名基礎情報テーブルのデータ名世帯当り保有数であり、複数項目用次レコード番号は99999999である。レコード番号30002001は、テーブル名選挙データテーブルのデータ名開催日であり、複数項目用次レコード番号は99999999である。レコード番号30003001は、テーブル名決算情報テーブルのデータ名起債制限比率であり、複数項目用次レコード番号は30003002である。レコード番号30003002は、テーブル名決算情報テーブルのデータ名財政力指数であり、複数項目用次レコード番号は30003003である。レコード番号30003003は、テーブル名決算情報テーブルのデータ名経常収支比率であり、複数項目用次レコード番号は30003004である。レコード番号30003004は、テーブル名決算情報テーブルのデータ名基準財政需要額であり、複数項目用次レコード番号は99999999である。
【0059】
項目番号が「30003」であった場合には、まず検索項目テーブル2821の項目番号欄を検索し、「30003」であるデータレコードを参照する。すると、データ取得先欄には「決算情報テーブル」の「公債費比率」データと記憶されているので、このデータを取得する。次いで、複数項目用次レコード番号欄には「30003001」と記憶されているので、複数項目対応テーブル2822のレコード番号欄を検索し、「30003001」であるデータレコードを参照する。すると、データ取得欄には「決算情報テーブル」の「起債制限比率」データと記憶されているので、このデータを取得し、次いで複数項目用次レコード番号欄に記憶されている「30003002」のレコード番号のデータレコードを参照し、「決算情報テーブル」の「財政力指数」データを取得する。次いで複数項目用次レコード番号欄に記憶されている「30003003」のレコード番号のデータレコードを参照し、「決算情報テーブル」の「経常収支比率」データを取得する。次いで複数項目用次レコード番号欄に記憶されている「30003004」のレコード番号のデータレコードを参照し、「決算情報テーブル」の「基準財政需要額」データを取得する。ここで複数用次レコード番号は「99999999」となっているので、項目番号「30003」の情報に必要なデータは以上であることがわかる。
【0060】
次に、地図塗り分け処理(図10、S14参照)で使用するデータについて図13乃至図15を参照して説明する。図13は、情報サーバ2のハードディスク装置28の地図用データ記憶エリア284に記憶された地図用抽出データテーブル2841の模式図であり、データ種類が「6」である「決算状況」情報が記憶されている。図14は、地図用データ記憶エリア284に記憶された地図用計算データテーブル2842の模式図であり、「決算状況」情報が記憶されている。図15は、地図用データ記憶エリア284に記憶された地図用階層データテーブル2843の模式図であり、「決算状況」情報が記憶されている。
【0061】
まず、図13を参照して地図用抽出データテーブル2841について説明する。地方自治体コード欄には、地方自治体毎に割り振られた地方自治体コードが記憶されており、この地方自治体コード毎にデータ欄が設けられている。地方自治体コード欄は、受信地図番号が示す全国又は都道府県に所属する地方自治体数分の欄が設けられ、夫々の地方自治体コードがセットされる。そして、データ欄にはデータ種類に合わせて項目欄が設けられている。データ種類1及びデータ種類3では1つの項目欄が設けられ、データ種類4及びデータ種類7では2つの項目欄が設けられ、データ種類2、データ種類5及びデータ種類6ではその情報の項目数に応じて複数の項目欄が設けられている。
【0062】
図13では、データ種類「6」である「決算状況」の神奈川県の抽出データが例示されている。これは図9に示すユーザ端末装置情報テーブル2831に示すように受信項目番号が30002、受信地図番号が14である場合に作成される地図用抽出データテーブル2841であり、ここで地図番号14は神奈川県を示しているものとする。
【0063】
まず、地方自治体コード欄に、神奈川県に所属する地方自治体のコードが記憶される。次いで、データ欄に記憶されるデータ項目を検索項目テーブル2821及び複数項目対応テーブル2822から検索すると、前述したように、項目番号「30003」では、「決算情報テーブル」の「公債費比率」、「起債制限比率」、「財政力指数」、「経常収支比率」及び「基準財政需要額」が必要であることがわかるので、これらの値を項目1から順に各地方自治体毎にセットする。
【0064】
具体的には地方自治体コード14100(横浜市)の項目1(公債費比率)は16.0であり、項目2(起債制限比率)は14.7であり、項目3(財政力指数)は0.89であり、項目4(経常収支比率)は84.1であり、項目5(基準財政需要額)は646,806,783である。地方自治体コード14130(川崎市)の項目1(公債費比率)は15.1であり、項目2(起債制限比率)は12.6であり、項目3(財政力指数)は0.94であり、項目4(経常収支比率)は84.6であり、項目5(基準財政需要額)は231,088,095である。地方自治体コード14201(横須賀市)の項目1(公債費比率)は16.2であり、項目2(起債制限比率)は12.8であり、項目3(財政力指数)は0.82であり、項目4(経常収支比率)は83.4であり、項目5(基準財政需要額)は66,916,550である。地方自治体コード14208(逗子市)の項目1(公債費比率)は9.7であり、項目2(起債制限比率)は8.7であり、項目3(財政力指数)は0.89であり、項目4(経常収支比率)は85.3であり、項目5(基準財政需要額)は9,409,738である。地方自治体コード14423(津久井郡相模湖町)の項目1(公債費比率)は15.6であり、項目2(起債制限比率)は12.1であり、項目3(財政力指数)は0.45であり、項目4(経常収支比率)は87.1であり、項目5(基準財政需要額)は2,388,545である。地方自治体コード14424(津久井郡藤野町)の項目1(公債費比率)は7.9であり、項目2(起債制限比率)は5.7であり、項目3(財政力指数)は0.47であり、項目4(経常収支比率)は77.0であり、項目5(基準財政需要額)は2,583,159である。
【0065】
次に、図14を参照して地図用計算データテーブル2842について説明する。これは、図13に示した地図用抽出データテーブル2841に基づいて、領域分割塗り分け地図を作成する際に算出される計算データを記憶するテーブルであり、地図用計算データテーブル2842の地方自治体コード欄に加えて、最大値欄、最小値欄及び階層幅欄が設けられ、最大値、最小値、階層幅、地方自治体コード毎にデータ欄が設けられている。このテーブルはデータ種類が2,3,4,5,6又は7である場合に使用される。最大値欄には地図作成に使用されるデータの最大値がセットされ、最小値欄には最小値がセットされ、階層幅欄には最大値と最小値との差を10で割った値がセットされ、地方自治体コード欄には各地方自治体コードの階層決定係数が記憶される。さらに、データ欄には塗り分けられる領域数分の領域欄が設けられている。データ種類が2,3又は4である場合は地方自治体領域は分割塗り分けされないのでデータ欄は領域1欄のみであり、データ種類が5,6又は7である場合は地方自治体領域を分割塗り分けするので、データ欄は項目数分の領域欄が設けられる。
【0066】
図14に示す例では、領域1欄の最大値は16.9であり、最小値は3.2であり、階層幅は1.37であり、地方自治体コード14100の階層決定係数は9.3であり、地方自治体コード14130の階層決定係数は8.7であり、地方自治体コード14201の階層決定係数は9.5であり、地方自治体コード14208の階層決定係数は4.7であり、地方自治体コード14423の階層決定係数は9.1であり、地方自治体コード14424の階層決定係数は3.4である。領域2欄の最大値は14.7であり、最小値は2.0であり、階層幅は1.27であり、地方自治体コード14100の階層決定係数は10.0であり、地方自治体コード14130の階層決定係数は8.3であり、地方自治体コード14201の階層決定係数は8.5であり、地方自治体コード14208の階層決定係数は5.3であり、地方自治体コード14423の階層決定係数は8.0であり、地方自治体コード14424の階層決定係数は2.9である。領域3欄の最大値は1.35であり、最小値は0.4であり、階層幅は0.095であり、地方自治体コード14100の階層決定係数は5.2であり、地方自治体コード14130の階層決定係数は5.7であり、地方自治体コード14201の階層決定係数は4.4であり、地方自治体コード14208の階層決定係数は5.2であり、地方自治体コード14423の階層決定係数は0.5であり、地方自治体コード14424の階層決定係数は0.7である。領域4欄の最大値は91.9であり、最小値は74.9であり、階層幅は1.7であり、地方自治体コード14100の階層決定係数は5.4であり、地方自治体コード14130の階層決定係数は5.7であり、地方自治体コード14201の階層決定係数は5.0であり、地方自治体コード14208の階層決定係数は6.1であり、地方自治体コード14423の階層決定係数は7.2であり、地方自治体コード14424の階層決定係数は1.2である。領域5欄の最大値は646,806,783であり、最小値は1,183,627であり、階層幅は64,562,315.6であり、地方自治体コード14100の階層決定係数は10.0であり、地方自治体コード14130の階層決定係数は3.6であり、地方自治体コード14201の階層決定係数は1.0であり、地方自治体コード14208の階層決定係数は0.1であり、地方自治体コード14423の階層決定係数は0.019であり、地方自治体コード14424の階層決定係数は0.022である。
【0067】
次に、図15を参照して地図用階層データテーブル2843について説明する。これは、地図を塗り分ける際に使用する10の階層を示す数値を地方自治体コード及び領域番号に対応させて記憶するデータテーブルである。14100の領域1の階層値は10であり、領域2の階層値は10であり、領域3の階層値は6であり、領域4の階層値は6であり、領域5の階層値は10である。14130の領域1の階層値は9であり、領域2の階層値は9であり、領域3の階層値は6であり、領域4の階層値は6であり、領域5の階層値は4である。14201の領域1の階層値は10であり、領域2の階層値は9であり、領域3の階層値は5であり、領域4の階層値は6であり、領域5の階層値は2である。14208の領域1の階層値は5であり、領域2の階層値は6であり、領域3の階層値は6であり、領域4の階層値は7であり、領域5の階層値は1である。14423の領域1の階層値は10であり、領域2の階層値は9であり、領域3の階層値は1であり、領域4の階層値は8であり、領域5の階層値は1である。14424の領域1の階層値は4であり、領域2の階層値は3であり、領域3の階層値は1であり、領域4の階層値は2であり、領域5の階層値は1である。
【0068】
次に、図16乃至図19を参照して、各地方自治体の領域を分割塗り分けする方法についてフローチャート及びイメージ図を用いて説明する。図16は、地図塗り分け処理(図10、S14参照)のフローチャートである。図17は、地図塗り分け処理内で行われる分割地図塗り分け処理(図16、S54参照)のフローチャートである。図18は、地方自治体領域Rを分割塗り分けする場合の領域分割のイメージ図である。図19は、図18で例示した地方自治体領域Rを塗り分けしたイメージ図である。
【0069】
まず、地図塗り分け処理について図16のフローチャートを用いて説明する。この処理は、図10に示す情報サーバ2の情報提供処理内にて、情報サーバ2がユーザ端末装置3から項目番号及び地図番号を受信した際に行われる。まず、受信した項目番号及び地図番号をユーザ端末装置情報テーブル2831へセットする(S40)。そして、地図用抽出データテーブル2841にデータをセットする(S41)。ここでは、地図番号で示された都道府県又は全国を構成する地方自治体の地方自治体コードを地方自治体コード欄にセットし、項目番号に基づいて検索項目テーブル2821及び複数項目対応テーブル2822からデータ取得先を検索して、データ取得先からデータを取得してデータ欄にセットする。
【0070】
次いで、受信した項目番号の情報がデータ種類1であるか否かを、項目番号から検索項目テーブル2821により確認する(S42)。データ種類1であった場合には(S42:YES)、地図用階層データテーブル2843を作成する(S43)。データ種類1は、項目数が1で、内容は「有」を示す「1」、「無」を示す「0」で表現されているので、地図用抽出データテーブル2841の値が「1」である地方自治体は「10」を、「0」である地方自治体は「0」を地図用階層データテーブル2843にセットする。そして、S52へ進む。
【0071】
次いで、データ種類1でなかった場合には(S42:NO)、データ種類2であるか否かを確認する(S44)。データ種類2であった場合には(S44:YES)、地図用階層データテーブル2843を作成する(S45)。データ種類2は、項目数が複数で、内容は「有」を示す「1」、「無」を示す「0」で表現されているので、まず、各項目毎に「1」である項目を数え、項目数で割った値を地図用計算データテーブル2842にセットする。そして、地図用計算データテーブル2842に記憶された値が、0なら階層値「0」、0より多く0.1以下であれば階層値「1」、0.1より多く0.2以下であれば階層値「2」、0.2より多く0.3以下であれば階層値「3」、0.3より多く0.4以下であれば階層値「4」、0.4より多く0.5以下であれば階層値「5」、0.5より多く0.6以下であれば階層値「6」、0.6より多く0.7以下であれば階層値「7」、0.7より多く0.8以下であれば階層値「8」、0.8より多く0.9以下であれば階層値「9」、0.9より多く1以下であれば階層値「10」を地図用階層データテーブル2843にセットする。そして、S52へ進む。
【0072】
データ種類2でなかった場合には(S44:NO)、データ種類4であるか否かを確認する(S46)。データ種類4であった場合には(S46:YES)、データ種類4は、データ項目が上限値及び下限値の2つであり、その内容は数値で表現されているので、各地方自治体毎に上限値と下限値との平均値を算出し、ハードディスク装置28の地図用データ記憶エリア284のデータ種類4用計算データテーブル(図示外)に記憶させ(S47)、S49へ進む。また、データ種類4でなかった場合には(S46:NO)、データ種類3であるか否かを確認する(S48)。データ種類3であった場合には(S48:YES)、S49へ進む。データ種類3は、データ項目が1つのみであり、その内容は数値で表現されている。ここで、S49にはデータ種類3及びデータ種類4であるデータが流れてくる。そこで、データ種類3であれば、地図用抽出データテーブル2841に記憶されている値の最大値及び最小値を、データ種類4であれば、データ種類4用計算データテーブルに記憶されている平均値の値の最大値及び最小値を、地図用計算データテーブル2842の最大値欄及び最小値欄にセットして、最大値と最小値との差を10で割った値を階層幅欄にセットする(S49)。次いで、階層幅及びデータに基づいて、各市町村の階層決定係数を決定し、地図用計算データテーブル2842の領域欄に地方自治体毎にセットする(S50)。この階層決定係数は、その地方自治体の値から最小値を引いた値を階層幅で割ることにより求められる。次いで、地図用階層データテーブル2843を作成する(S51)。これは、階層決定係数が0であれば階層値「0」、0より多く1以下であれば階層値「1」、1より多く2以下であれば階層値「2」、2より多く3以下であれば階層値「3」、3より多く4以下であれば階層値「4」、4より多く5以下であれば階層値「5」、5より多く6以下であれば階層値「6」、6より多く7以下であれば階層値「7」、7より多く8以下であれば階層値「8」、8より多く9以下であれば階層値「9」、9より多く10以下であれば階層値「10」がセットされる。そして、S52へ進む。
【0073】
S52にはデータ種類1、データ種類2、データ種類3及びデータ種類4であるデータが流れてくる。これらのデータ種類は共に、地方自治体領域を分割することなく、1つの色で塗る塗り分け方法を用いている。そこで、地図用階層データテーブル2843に記憶されている階層値に従い、予め階層値毎に定められて色番号テーブル(図示外)に記憶されている色番号の色で地方自治体領域を塗り潰すことにより、塗り分け地図を作成する(S52)。そして、処理を終了する。
【0074】
次いで、データ種類3でなかった場合(S48:NO)には、データ種類5、データ種類6又はデータ種類7であるか否かを確認する(S53)。データ種類5、データ種類6又はデータ種類7であった場合には(S53:YES)、地方自治体領域を分割して塗り分けを行うので、分割地図塗り分け処理を行い(S54、図17参照)、処理を終了する。データ種類5、データ種類6又はデータ種類7でなかった場合には(S53:NO)、何もせずに処理を終了する。
【0075】
図17のフローチャートを用いて分割地図塗り分け処理について説明する。まず、地図用階層データテーブル2843を作成し(S91〜S96)、その後、各地方自治体毎に地方自治体領域を分割して、地図用階層データテーブル2843に記憶された階層値に従い、分割領域を塗りつぶす(S97〜S103)。地図上の地方自治体領域は境界線で囲まれたポリゴン(多角形)として考えられ、このポリゴンを2次元XY座標軸上に配置して考える。
【0076】
まず、項目番号カウンタiに初期値の「0」をセットし(S91)、1を足す(S92)。そして、項目番号カウンタiの値が地図用抽出データテーブル2841に記憶されている全項目数よりも大きくなったか否かを確認し(S93)、全項目数よりも大きくない場合には(S93:NO)、i番目の項目の各地方自治体の値の最大値、最小値及び階層幅を算出して、地図用計算データテーブル2842の最大値欄、最小値欄、階層幅欄にセットする(S94)。最大値及び最小値は、地図用抽出データテーブル2841に記憶されているi番目の項目の各地方自治体の値の最大値及び最小値を取得する。階層幅は、最大値と最小値との差を10で割った値がセットされる。次いで、i番目の領域の各地方自治体の階層決定係数を算出し、地図用計算データテーブル2842の領域欄の各地方自治体欄にセットする(S95)。この階層決定係数は、その地方自治体の値から最小値を引いた値を階層幅で割ることにより求められる。次いで、i番目の領域の各地方自治体の階層値を決定する(S96)。これは、地図用計算データテーブル2842に記憶されている階層決定係数が0であれば階層値「0」、0より多く1以下であれば階層値「1」、1より多く2以下であれば階層値「2」、2より多く3以下であれば階層値「3」、3より多く4以下であれば階層値「4」、4より多く5以下であれば階層値「5」、5より多く6以下であれば階層値「6」、6より多く7以下であれば階層値「7」、7より多く8以下であれば階層値「8」、8より多く9以下であれば階層値「9」、9より多く10以下であれば階層値「10」がセットされる。そして、S92へ戻り、項目番号カウンタiに1を足して(S92)、項目番号カウンタiの値が全項目数よりも大きくなったか否かを確認する(S93)。全項目数よりも大きくなったら(S93:YES)、S97へ進む。
【0077】
S97では、地方自治体数カウンタjに初期値の「0」をセットし(S97)、1を足す(S98)。そして地方自治体数カウンタjの値が地図用階層データテーブル2843に記憶されている全地方自治体数よりも大きくなったか否かを確認する(S99)。全地方自治体数よりも小さい場合には(S99:NO)、j番目の地方自治体の地方自治体領域(ポリゴン)Rの最大x座標Ax及び最大y座標Ayと最小x座標Bx及び最小y座標Byとを求める(S100)。ここで、ポリゴンRは直線x=Ax,y=Ay,x=Bx,y=Byで囲まれた領域内に、各直線に少なくとも1点で接した状態で含まれている。次いで、領域分割幅Pの値を算出する(S101)。領域分割幅Pの値は、ポリゴンRのx座標幅をn等分した値であり、最大x座標Axから最小x座標Bxの値を引き、nで割ることにより求められる。
【0078】
次いで、ポリゴンRをn個に分割する(S102)。nは、地図用階層データテーブル2843に記憶された全領域数に等しく、ポリゴンRに対して、y軸に平行で、x=Bxからx=Axの間に領域分割幅Pずつの等間隔に引かれたn−1本の直線である領域分割線kを引くことにより行う。ここで、領域分割線kの内、x座標が小さい方から1本目と数えるとすると、1本目の領域分割線k1はx=Bx+P×1の式で表され、2本目のの領域分割線k2はx=Bx+P×2の式で表される。x座標が領域分割線k1よりも小さい分割領域を領域R1、x座標が領域分割線k1のx座標以上であり、かつ領域分割線k2よりも小さい分割領域をR2と考える。
【0079】
次いで、各領域を、地図用階層データテーブル2843のj番目の地方自治体の各領域欄の階層値に従い、予め階層値毎に定められている色番号の色で地方自治体領域を塗り潰し(S103)、S98へ戻る。そして地方自治体数カウンタjに1をたして(S98)、地方自治体数カウンタjの値が全地方自治体数よりも大きくなったら(S99:YES)、全ての地方自治体領域が塗り潰されているので、処理を終了する。
【0080】
図18では、神奈川県逗子市の領域を例に挙げており、逗子市領域はポリゴンRとして表現されており、直線x=Ax,y=Ay,x=Bx,y=Byで囲まれた領域内に、各直線に少なくとも1点で接した状態で含まれている。また、ポリゴンRはx=Bxからx=Axの間に領域分割幅Pずつの等間隔に引かれた4本の領域分割線k1、k2、k3、k4で、5つの領域、領域1、領域2、領域3、領域4、領域5に分割されている。
【0081】
さらに、図19は図18で示したようにポリゴンRを5つに分割された領域を、図15に示した地図用階層データテーブル2843の地方自治体コード「14208(逗子市)」のデータに基づいて、塗り分けを行った一例のイメージ図である。図15に示すように、領域1の階層値は「5」、領域2の階層値は「6」、領域3の階層値は「6」、領域4の階層値は「7」、領域5の階層値は「1」である。したがって、図19に示す例では、1番右にある領域5の色が最も薄く、次いで、階層値「5」である領域1が領域5の色よりも濃くなっており、領域2及び領域3は、階層値が同じ「6」であるので、領域1よりも少し濃く、同じ色で塗られており、階層値「7」である領域4が最も濃く塗られている。地図表示が都道府県レベルの場合には全ての市町村が、全国レベルの場合には全ての都道府県がこのように塗り分けられる。
【0082】
ここで、最後に図10に示す情報サーバ2の情報提供処理内にて、情報サーバ2がユーザ端末装置3からグラフ画面依頼情報を受信した際に行われるグラフ作成処理(S20)について説明する。図20は情報サーバ2のハードディスク装置28のグラフ用データ記憶エリア285に記憶されたグラフ用データテーブル2851の模式図である。ここには、グラフを作成する際に用いるデータが記憶される。地方自治体コード欄には地方自治体コードがセットされる。これは選択された地方自治体と人口が同程度(選択地方自治体の人口を基準に−5%以上かつ+5%以下)の地方自治体がセットされている。そして、データ欄にはグラフ作成に使用されるデータが、項目番号、検索項目テーブル2821及び複数項目対応テーブル2822に基づいてセットされる。データ欄には項目欄が設けられており、データ種類1及びデータ種類3では項目欄は1つ設けられ、データ種類4では項目欄は項目1欄及び項目2欄の2つが設けられ、データ種類2、データ種類5、データ種類6及びデータ種類7では項目欄は2つ以上であり、その項目のデータ項目数に対応して設けられる。
【0083】
図20に示す例では、「行政」に分類されている「首長選挙(平成14年度)」、神奈川県逗子市が選択されている場合のグラフ用データテーブル2851の模式図である。逗子市の人口が58548人であるとすると、人口が58,548人の約−5%である55,620人以上、約+5%である61,475人以下である地方自治体の地方自治体コードが地方自治体コード欄に記憶されており、図20に示す例では01235(北海道石狩市)、16205(富山県氷見市)、・・・、27232(大阪府阪南市)、14208(神奈川県逗子市)、08204(茨城県古河市)、・・・・・がセットされている。次いで、項目欄101には首長選挙の有無情報がセットされており、首長選挙がある場合には「1」、ない場合には「0」がセットされている。01235(北海道石狩市)は「0」、16205(富山県氷見市)は「1」、27232(大阪府阪南市)は「0」、14208(神奈川県逗子市)は「1」、08204(茨城県古河市)は「0」である。
【0084】
次に、図21を用いてグラフ作成処理を説明する。図21は、グラフ作成処理のフローチャートである。情報サーバ2の情報提供処理内にて、情報サーバ2がユーザ端末装置3からグラフ画面依頼情報を受信すると(図10、S19:YES)、本処理は開始される。まず、ユーザ端末装置情報テーブル2831に記憶されている地方自治体番号の人口を、基礎情報記憶エリア280に記憶されている、全ての地方自治体の地方自治体番号及び人口を記憶した地方自治体人口テーブル(図示外)から取得し、その人口の−5%の人口下限値及び+5%の人口上限値を算出する(S71)。次いで、地方自治体人口テーブルから人口が人口下限値以上かつ人口下限値以下である地方自治体を検索し、その地方自治体コードをグラフ用データテーブル2851へセットする(S72)。次いで、ユーザ端末装置情報テーブル2831に記憶されている項目番号から、検索項目テーブル2821及び複数項目対応テーブル2822を検索し、指定されているデータテーブルから各地方自治体のデータを取得して、グラフ用データテーブル2851へセットする(S73)。
【0085】
次いで、受信したグラフ画面依頼情報の中に、グラフ指定がされているか否かを確認し(S74)、グラフ指定がされている場合には(S74:YES)、指定グラフ番号をグラフ種類番号にセットし(S76)、グラフ番号が指定されていない場合には(S74:NO)、データ種類に合わせたグラフ番号をグラフ種類番号にセットする(S75)。次いで、グラフ種類番号にセットされているグラフ番号のグラフで、グラフ用データテーブル2851に記憶されているデータのグラフを作成する(S77)。
【0086】
以上説明したように、上記の実施の形態の情報提供サービスシステムでは、情報提供サービス利用者は、ユーザ端末装置3を操作して情報提供サービス提供会社1の情報サーバ2へ接続することができる。サービス利用者は、ユーザ端末装置3に表示された画面の項目欄101で取得する情報項目を選択することにより、選択情報に基づいて地図欄102に表示されている地図が塗り分けられ、視覚的に地図上の地方自治体の情報を捉えることができ、また、地図欄102で地方自治体を選択することにより、その選択地方自治体の選択情報についての詳しいデータ、選択地方自治体と同程度の人口を有する地方自治体との比較グラフ、選択地方自治体に関る種々の情報を画面情報や文字データ、画像データ、音声データ等で取得することができる。
【0087】
尚、本発明は、以上詳述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。本発明を適用する実施の形態の変形例について、以下に説明する。上記実施の形態では、通信ネットワークとしてインターネットを使用しているが、これはインターネットに限らず携帯電話通信網やその他の通信ネットワークであってもよい。
【0088】
また、上記実施の形態では、グラフを作成する際に選択地方自治体の比較対象地方自治体として、人口が−5%以上かつ+5%以下である地方自治体を選んでいるが、これはこの値に限らず、−3%以上かつ+3%以下等の他の値であっても良く、また、上限値と下限値の割合が同じである必要もなく、割合でなく具体的な値であっても良い。さらに、比較する値は人口に限らず、人口密度、世帯数、又は面積などでもよい。また、数値で比較して比較対象地方自治体を選ぶのではなく、隣接地方自治体、市町村であれば同一都道府県の市町村、都道府県であれば同一地方の都道府県など地理的に比較対象地方自治体を選んでもよい。
【0089】
また、上記実施の形態では、ユーザ端末装置3から情報提供サービスホームページの初期画面10へのアクセス要求が行われた時点でログイン入力画面を表示して、ログイン処理を行っているが、ログインのタイミングはこの時点に限らず、取得項目を選択した時点や地方自治体を選択した時点であってもよい。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明の情報提供サービスシステムでは、ユーザ端末装置の画面情報受信手段は、画面を生成する画面情報をサーバから受信し、画面情報記憶手段は、画面情報受信手段が受信した画面情報を記憶し、表示手段は、画面情報記憶手段が記憶した画面情報を表示し、表示制御手段は、画面情報記憶手段が記憶した画面情報を表示手段に表示し、領域選択手段は、表示手段が表示した、複数の領域に分割された地図を示す地図画面において少なくとも1つの領域を選択し、情報選択手段は、表示手段が表示した、提供を受ける情報の種類を示す入力画面において提供を受ける情報の種類を選択し、選択情報送信手段は、領域選択手段及び情報選択手段において選択された選択情報をサーバに送信することができる。また、サーバは、選択情報受信手段は、選択情報送信手段から送信された選択情報を受信し、基本情報記憶手段は、ユーザ端末装置へ提供する提供情報の基となる基本情報を記憶し、第1抽出手段は、選択情報に基づいて、選択された領域及び種類の情報を、基本情報記憶手段が記憶した基本情報から抽出し、塗り分け地図作成手段は、第1抽出手段が抽出した第1抽出情報に基づいて、地図画面に表示されている地図を塗り分けた塗り分け地図を作成し、提供情報作成手段は、第1抽出情報に基づいて、グラフ、表及びデータファイルのうちの少なくとも1つを作成し、提供画面作成手段は、塗り分け地図、グラフ、表及びデータファイルに基づいて提供情報画面を作成し、画面情報送信手段は、ユーザ端末装置へ地図画面、入力画面及び提供情報画面のうちの少なくとも1つの画面情報を送信することができる。したがって、ユーザ端末装置に表示された地図の領域及び提供を受ける情報の種類を選択することにより、サーバに蓄えられた情報を、塗り分け地図、グラフ、表及びデータファイルのうちの少なくとも1つの形で入手することができる。
【0091】
また、請求項2に係る発明の情報提供サービスシステムでは、請求項1に記載の発明の効果に加えて、領域は都道府県別、市区町村別、又は字丁目別により分割されたものを用いることができる。したがって、都道府県別、市町村別、字丁目別にサーバから情報提供を受けることができる。
【0092】
また、請求項3に係る発明の情報提供サービスシステムでは、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、サーバの対比領域選択手段は、領域選択手段で選択された領域と人口、世帯数、人口密度、及び面積のうちの少なくとも1つが同じ程度である対比領域を選択し、第2抽出手段は、対比領域選択手段が選択した対比領域に関する情報を抽出することができる。したがって、情報提供を受けたい領域と、人口、世帯数、人口密度、及び面積のうちの少なくとも1つが同じ程度である領域の情報も入手することができ、ユーザは選択した情報の領域の情報と比較することができる。
【0093】
また、請求項4に係る発明の情報提供サービスシステムでは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、データファイルは、文書データ、静止画像データ、音声データ及び動画データのうちの少なくとも1つを用いることができる。したがって、ユーザは文書データ、静止画像データ、音声データ及び動画データとして情報を取得することができる。
【0094】
また、請求項5に係る発明の情報提供サービスシステムでは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、塗り分け地図作成手段は、領域を少なくとも1つ以上の項目に関するデータに基づいて塗り分けを行い、領域分割手段は、領域を項目数で分割し、各項目毎の領域を作成し、階層振り分け手段は、項目に関するデータを各項目毎に少なくとも1つ以上の階層に振り分け、色決定手段は、階層振り分け手段で振り分けられた階層毎に塗り分けの色又は模様を決定し、塗り潰し手段は、領域分割手段で作成された各項目毎の分割領域を、その分割領域に該当する項目の階層に対して色決定手段が決定した色又は模様で塗り潰すことができる。したがって、領域が項目毎、階層毎に塗り分けられるので、複数の項目についての状況を視覚的に捉えることができる。
【0095】
また、請求項6に係る発明のサーバでは、選択情報受信手段は、ユーザ端末装置から送信された選択情報を受信し、基本情報記憶手段は、ユーザ端末装置へ提供する提供情報の基となる基本情報を記憶し、第1抽出手段は、選択情報に基づいて、選択された領域及び種類の情報を、基本情報記憶手段が記憶した基本情報から抽出し、塗り分け地図作成手段は、第1抽出手段が抽出した第1抽出情報に基づいて、地図画面に表示されている地図を塗り分けた塗り分け地図を作成し、提供情報作成手段は、第1抽出情報に基づいて、グラフ、表及びデータファイルのうちの少なくとも1つを作成し、提供画面作成手段は、塗り分け地図、グラフ、表及びデータファイルに基づいて提供情報画面を作成し、画面情報送信手段は、ユーザ端末装置へ地図画面、入力画面及び提供情報画面のうちの少なくとも1つの画面情報を送信することができる。
【0096】
また、請求項7に係る発明のサーバでは、請求項6に記載の発明の効果に加えて、領域は都道府県別、市区町村別、又は字丁目別により分割されたものを用いることができる。
【0097】
また、請求項8に係る発明のサーバでは、請求項6又は7に記載の発明の効果に加えて、対比領域選択手段は、ユーザ端末装置で選択された領域と人口、世帯数、人口密度、及び面積のうちの少なくとも1つが同じ程度である対比領域を選択し、第2抽出手段は、対比領域選択手段が選択した対比領域に関する情報を抽出することができる。
【0098】
また、請求項9に係る発明のサーバでは、請求項6乃至8のいずれかに記載の発明の効果に加えて、データファイルは、文書データ、静止画像データ、音声データ及び動画データのうちの少なくとも1つを用いることができる。
【0099】
また、請求項10に係る発明のサーバでは、請求項6乃至9のいずれかに記載の発明の効果に加えて、塗り分け地図作成手段は、領域を少なくとも1つ以上の項目に関するデータに基づいて塗り分けを行い、領域分割手段は、領域を項目数で分割し、各項目毎の領域を作成し、階層振り分け手段は、項目に関するデータを各項目毎に少なくとも1つ以上の階層に振り分け、色決定手段は、階層振り分け手段で振り分けられた階層毎に塗り分けの色又は模様を決定し、塗り潰し手段は、領域分割手段で作成された各項目毎の分割領域を、その分割領域に該当する項目の階層に対して色決定手段が決定した色又は模様で塗り潰すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態である情報提供サービスシステムを構成する機器の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、情報サーバ2の電気的構成のブロック図である。
【図3】図3は、ユーザ端末装置3のWEBブラウザにて表示される初期画面10のイメージ図である。
【図4】図4は、地図縮尺変更画面11のイメージ図である。
【図5】図5は、項目選択後画面12のイメージ図である。
【図6】図6は、詳細情報画面13のイメージ図である。
【図7】図7は、グラフ画面14のイメージ図である。
【図8】図8は、基礎情報画面15のイメージ図である。
【図9】図9は、ユーザ端末装置情報テーブル2831の模式図である。
【図10】図10は、情報サーバ2の情報提供処理のフローチャートである。
【図11】図11は、検索項目テーブル2821の模式図である。
【図12】図12は、複数項目対応テーブル2822の模式図である。
【図13】図13は、地図用抽出データテーブル2841の模式図である。
【図14】図14は、地図用計算データテーブル2842の模式図である。
【図15】図15は、地図用階層データテーブル2843の模式図である。
【図16】図16は、地図塗り分け処理のフローチャートである。
【図17】図17は、地図塗り分け処理内で行われる分割地図塗り分け処理のフローチャートである。
【図18】図18は、地方自治体領域を分割塗り分けする場合の領域分割のイメージ図である。
【図19】図19は、地方自治体領域を塗り分けたイメージ図である。
【図20】図20は、グラフ用データテーブル2851の模式図である。
【図21】図21は、グラフ作成処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報提供サービス提供会社
2 情報サーバ
3 ユーザ端末装置
4 インターネット
10 初期画面
11 地図縮尺変更画面
12 項目選択後画面
13 詳細情報画面
14 グラフ画面
15 基礎情報画面
28 ハードディスク装置
101 項目欄
102 地図欄
131 詳細情報欄
141 グラフ欄
280 基礎情報記憶エリア
281 参考情報記憶エリア
282 項目関連情報記憶エリア
2821 検索項目テーブル
2822 複数項目対応テーブル
283 ユーザ端末装置情報記憶エリア
2831 ユーザ端末装置情報テーブル
284 地図用データ記憶エリア
2841 地図用抽出データテーブル
2842 地図用計算データテーブル
2843 地図用階層データテーブル
285 グラフ用データ記憶エリア
2851 グラフ用データテーブル
Ax 最大x座標
Ay 最大y座標
Bx 最小x座標
By 最小y座標
P 領域分割幅
R ポリゴン
R1 分割領域
R2 分割領域
R3 分割領域
R4 分割領域
R5 分割領域
i 項目番号カウンタ
j 地方自治体数カウンタ
k 領域分割線

Claims (10)

  1. 通信ネットワークに接続可能なユーザ端末装置と、地図を分割した領域に関する情報を提供するサーバとを通信ネットワークを介して接続した情報提供サービスシステムであって、
    前記ユーザ端末装置は、
    画面を生成する画面情報を前記サーバから受信する画面情報受信手段と、
    当該画面情報受信手段が受信した前記画面情報を記憶する画面情報記憶手段と、
    当該画面情報記憶手段が記憶した前記画面情報を表示する表示手段と、
    前記画面情報記憶手段が記憶した前記画面情報を前記表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記表示手段が表示した、複数の領域に分割された地図を示す地図画面において少なくとも1つの領域を選択する領域選択手段と、
    前記表示手段が表示した、提供を受ける情報の種類を示す入力画面において提供を受ける情報の種類を選択する情報選択手段と、
    前記領域選択手段及び前記情報選択手段において選択された選択情報を前記サーバに送信する選択情報送信手段とを備え、
    前記サーバは、
    前記選択情報送信手段から送信された前記選択情報を受信する選択情報受信手段と、
    前記ユーザ端末装置へ提供する提供情報の基となる基本情報を記憶する基本情報記憶手段と、
    前記選択情報に基づいて、選択された領域及び種類の情報を、前記基本情報記憶手段が記憶した前記基本情報から抽出する第1抽出手段と、
    当該第1抽出手段が抽出した第1抽出情報に基づいて、前記地図画面に表示されている地図を塗り分けた塗り分け地図を作成する塗り分け地図作成手段と、
    前記第1抽出情報に基づいて、グラフ、表及びデータファイルのうちの少なくとも1つを作成する提供情報作成手段と、
    前記塗り分け地図、前記グラフ、前記表及び前記データファイルに基づいて提供情報画面を作成する提供画面作成手段と、
    前記ユーザ端末装置へ前記地図画面、前記入力画面及び前記提供情報画面のうちの少なくとも1つの前記画面情報を送信する画面情報送信手段とを備えたことを特徴とする情報提供サービスシステム。
  2. 前記領域は都道府県別、市区町村別、又は字丁目別によるものであることを特徴とする請求項1に記載の情報提供サービスシステム。
  3. 前記サーバは、
    領域選択手段で選択された領域と人口、世帯数、人口密度、及び面積のうちの少なくとも1つが同じ程度である対比領域を選択する対比領域選択手段と、
    当該対比領域選択手段が選択した前記対比領域に関する情報を抽出する第2抽出手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報提供サービスシステム。
  4. 前記データファイルは、文書データ、静止画像データ、音声データ及び動画データのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報提供サービスシステム。
  5. 前記塗り分け地図作成手段は、地図を分割した領域を少なくとも1つ以上の項目に関するデータに基づいて塗り分けを行い、
    前記領域を項目数で分割し、各項目毎の領域を作成する領域分割手段と、
    前記項目に関するデータを各項目毎に少なくとも1つ以上の階層に振り分ける階層振り分け手段と、
    当該階層振り分け手段で振り分けられた階層毎に塗り分けの色又は模様を決定する色決定手段と、
    前記領域分割手段で作成された各項目毎の分割領域を、その分割領域に該当する項目の階層に対して前記色決定手段が決定した色又は模様で塗り潰す塗り潰し手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報提供サービスシステム。
  6. 通信ネットワークに接続可能なユーザ端末装置に通信ネットワークを介して接続し、地図を分割した領域に関する情報を提供するサーバであって、
    前記ユーザ端末装置から送信された前記選択情報を受信する選択情報受信手段と、
    前記ユーザ端末装置へ提供する提供情報の基となる基本情報を記憶する基本情報記憶手段と、
    前記選択情報に基づいて、選択された領域及び種類の情報を、前記基本情報記憶手段が記憶した前記基本情報から抽出する第1抽出手段と、
    当該第1抽出手段が抽出した第1抽出情報に基づいて、前記地図画面に表示されている地図を塗り分けた塗り分け地図を作成する塗り分け地図作成手段と、
    前記第1抽出情報に基づいて、グラフ、表及びデータファイルのうちの少なくとも1つを作成する提供情報作成手段と、
    前記塗り分け地図、前記グラフ、前記表及び前記データファイルに基づいて提供情報画面を作成する提供画面作成手段と、
    前記ユーザ端末装置へ前記地図画面、前記入力画面及び前記提供情報画面のうちの少なくとも1つの前記画面情報を送信する画面情報送信手段とを備えたことを特徴とするサーバ。
  7. 前記領域は都道府県別、市区町村別、又は字丁目別によるものであることを特徴とする請求項6に記載のサーバ。
  8. 前記ユーザ端末装置で選択された領域と人口、世帯数、人口密度、及び面積のうちの少なくとも1つが同じ程度である対比領域を選択する対比領域選択手段と、
    当該対比領域選択手段が選択した前記対比領域に関する情報を抽出する第2抽出手段とを備えたことを特徴とす請求項6又は7に記載のサーバ。
  9. 前記データファイルは、文書データ、静止画像データ、音声データ及び動画データのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のサーバ。
  10. 前記塗り分け地図作成手段は、地図を分割した領域を少なくとも1つ以上の項目に関するデータに基づいて塗り分けを行い、
    前記領域を項目数で分割し、各項目毎の領域を作成する領域分割手段と、
    前記項目に関するデータを各項目毎に少なくとも1つ以上の階層に振り分ける階層振り分け手段と、
    当該階層振り分け手段で振り分けられた階層毎に塗り分けの色又は模様を決定する色決定手段と、
    前記領域分割手段で作成された各項目毎の分割領域を、その分割領域に該当する項目の階層に対して前記色決定手段が決定した色又は模様で塗り潰す塗り潰し手段とを備えたことを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載のサーバ。
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