JP2014229143A - 区域類似度算出装置及び区域類似度算出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】人間の感覚に依存しない客観的な情報、特に複数の各区域に含まれる複数種類それぞれの施設数を用いることにより、防犯マップに含まれる複数の各区域の防犯環境に係る類似度を算出することができる区域類似度算出装置を提供する。【解決手段】複数の区域を識別する区域識別情報、及び各区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数を対応付けて記憶する記憶部と、該記憶部が記憶する一の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数と、複数の他の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数とに基づいて、前記一の区域識別情報及び前記他の区域識別情報にて識別される各区域の類似度を、前記複数の他の区域毎に算出する類似度算出部とを区域類似度算出装置に備える。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の区域の類似度を算出する区域類似度算出装置及び区域類似度算出方法に関する。
特許文献1には、客観的な指標と、人間の感覚に基づく指標とを取り入れ、信頼性の高い防犯マップを作成する防犯マップシステムが開示されている。該防犯マップシステムは、ユーザから提供されるそれぞれの場所の「視野」「照度」等のカテゴリに対する印象から導き出された5段階評価の値を集計して防犯マップを作成する。
特許文献2には、地域住民の感覚、意識に合致したリアルタイムの情報を開示する防犯マップ作成方法が開示されている。該防犯マップ作成方法においては、特許文献1に係る発明と同様に各ユーザが所有する携帯端末から当該箇所の印象を投票することによって防犯マップを作成する。
特許文献3には、居住者の居住地域に対するセキュリティへの貢献度を算出し、その結果を経済的効果として受け取る事を可能にする地域セキュリティシステムが開示されている。該地域セキュリティシステムにおいては、例えば空き巣被害が多くなる在宅率の低い平日の昼間に当該建物内にいる住人は、住人自身が監視の役割を果たしているため当該建物のセキュリティに対する貢献が高い等の貢献ポイントを計算することで、住人に対する管理費の値下げ等のフィードバックを与える。
特開2011−70246号公報 特開2011−128950号公報 特許4829688号公報
しかしながら、特許文献1及び2においては、環境に何らかの変化が発生した際、変化した環境に対するユーザの印象等のデータを集め直す負担が大きいという問題があった。
また、ユーザの感覚によって提供されるデータはユーザ毎の感性の違いによる影響を排除することが非常に困難であるという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、人間の感覚に依存しない客観的な情報、特に複数の各区域に含まれる複数種類それぞれの施設数を用いることにより、防犯マップに含まれる複数の各区域の防犯環境に係る類似度を算出することができる区域類似度算出装置及び区域類似度算出方法を提供することにある。
本発明に係る区域類似度算出装置は、複数の区域を識別する区域識別情報、及び各区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数を対応付けて記憶する記憶部と、該記憶部が記憶する一の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数と、複数の他の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数とに基づいて、前記一の区域識別情報及び前記他の区域識別情報にて識別される各区域の類似度を、前記複数の他の区域毎に算出する類似度算出部とを備える。
本発明にあっては、記憶部は複数の区域を識別する区域識別情報と、各区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数とを対応付けて記憶している。類似度算出部は、一の区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数と、他の区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数とに基づいて、各区域の類似度を算出する。例えば、事件が一の区域で発生した場合、該一の区域と、他の区域との類似度を算出することによって、同様の事件が発生し得る他の区域を特定することが可能になる。
本発明に係る区域類似度算出装置は、前記複数の区域に存在する人の位置情報を取得する人位置情報取得部と、該人位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、各区域内に存在する人の数を特定する人数特定部と、前記区域識別情報と、該区域識別情報にて識別される区域内に存在する人の数とを対応付けて前記記憶部に記憶させる人数記憶処理部とを備え、前記類似度算出部は、前記記憶部が記憶する一の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数及び人の数と、複数の他の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数及び人の数とに基づいて、前記一の区域識別情報及び前記他の区域識別情報にて識別される各区域の類似度を、前記複数の他の区域毎に算出する。
本発明にあっては、記憶部は複数の区域を識別する区域識別情報と、各区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数と、前記複数の区域に存在する人の数とを対応付けて記憶している。類似度算出部は、一の区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数及び人の数と、他の区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数及び人の数とに基づいて、各区域の類似度を算出する。区域内に存在する人の数は、防犯環境設計(CPTED)において指針の一つとなっている監視性の確保に着眼した防犯環境の指標となる。また、区域内に存在する人の数は客観的な情報であるため、ユーザ毎の感性の違いによる評価のばらつきの影響を排除することが可能である。各区域に存在する人の数を考慮して各区域の類似度を算出することによって、監視性に係る防犯環境が類似た区域を特定することが可能になる。
本発明に係る区域類似度算出装置は、前記複数の区域に存在する車両の位置情報を取得する車両位置情報取得部と、該車両位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、各区域内に存在する車両の数を特定する車両数特定部と、前記区域識別情報と、該区域識別情報にて識別される区域内に存在する車両の数とを対応付けて前記記憶部に記憶させる車両数記憶処理部とを備え、前記類似度算出部は、前記記憶部が記憶する一の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数及び車両の数と、複数の他の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数及び車両の数とに基づいて、前記一の区域識別情報及び前記他の区域識別情報にて識別される各区域の類似度を、前記複数の他の区域毎に算出する。
本発明にあっては、記憶部は複数の区域を識別する区域識別情報と、各区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数と、前記複数の区域に存在する車両の数とを対応付けて記憶している。類似度算出部は、一の区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数及び車両の数と、他の区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数及び車両の数とに基づいて、各区域の類似度を算出する。区域内に存在する車両の数は、監視性の確保に着眼した防犯環境の指標となる。また、区域内に存在する車両の数は客観的な情報であるため、ユーザ毎の感性の違いによる評価のばらつきの影響を排除することが可能である。各区域に存在する車両の数を考慮して各区域の類似度を算出することによって、監視性に係る防犯環境が類似した区域を特定することが可能になる。
本発明に係る区域類似度算出装置は、各施設で消費される電力を示す電力量情報を取得する電力量情報取得部と、該電力量情報取得部が取得した電力量情報に基づいて、各区域内の消費電力量を特定する電力量特定部と、前記区域識別情報と、該区域識別情報にて識別される区域内の消費電力量とを対応付けて前記記憶部に記憶させる消費電力量情報記憶処理部とを備え、前記類似度算出部は、前記記憶部が記憶する一の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数及び消費電力量と、複数の他の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数及び消費電力量とに基づいて、前記一の区域識別情報及び前記他の区域識別情報にて識別される各区域の類似度を、前記複数の他の区域毎に算出する。
本発明にあっては、記憶部は複数の区域を識別する区域識別情報と、各区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数と、前記複数の区域内の消費電力量を対応付けて記憶している。類似度算出部は、一の区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数及び区域内の消費電力量と、他の区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数及び区域内の消費電力量とに基づいて、各区域の類似度を算出する。区域内の消費電力量は、監視性の確保に着眼した防犯環境の指標となる。消費電力量が多い区域には、電力を消費する人が存在している可能性が高いためである。また、区域内の消費電力量は客観的な情報であるため、ユーザ毎の感性の違いによる評価のばらつきの影響を排除することが可能である。各区域の消費電力量を考慮して各区域の類似度を算出することによって、監視性に係る防犯環境が類似した区域を特定することが可能になる。
本発明に係る区域類似度算出装置は、前記複数の区域を表す地図情報を記憶する地図情報記憶部と、前記類似度算出部が算出した類似度と、閾値とを比較する比較部と、該比較部の比較結果及び前記地図情報記憶部が記憶する地図情報に基づいて、各区域を該比較結果に応じた態様で表した地図画像を生成する地図画像生成部とを備える。
本発明にあっては、比較部は、類似度算出部が算出した他の複数の区域の類似度と、閾値とを比較する。地図画像生成部は、各区域を該比較結果に応じた態様で表した地図画像を生成する。例えば、一の区域に類似している他の区域を第1の態様で表し、前記一の区域に非類似の他の区域を第2の態様で表す。なお、閾値は一つである必要は無く、複数の閾値を用いて、各区域の表示態様を類似度に応じた3以上の複数の異なる態様で表す構成も本発明に含まれる。
本発明に係る区域類似度算出装置は、前記記憶部は、更に各区域に含まれる建物を識別する建物識別情報、及び該建物の特徴を示す建物特徴情報を、前記建物が含まれる区域を識別する区域識別情報に対応付けて記憶するようにしてあり、前記類似度算出部は、前記記憶部が記憶する一の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、及び該建物識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数と、前記記憶部が記憶する他の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、及び該建物識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数とに基づいて、前記一の建物識別情報及び前記他の建物識別情報にて識別される各建物の類似度を、前記複数の他の建物毎に算出する建物類似度算出部を備える。
本発明にあっては、記憶部は前記情報に加え、各区域に含まれる建物を識別する建物識別情報と、該建物の特徴を示す建物特徴情報とを、前記建物が含まれる区域を識別する区域識別情報に対応付けて記憶している。建物類似度算出部は、一の建物に係る建物特徴情報、及び該一の建物が含まれる区域内にある複数種類の施設それぞれの数と、他の建物に係る建物特徴情報、及び該他の建物が含まれる区域内にある複数種類の施設それぞれの数とに基づいて、各建物の類似度を算出する。
本発明に係る区域類似度算出装置は、前記複数の区域に存在する人の位置情報を取得する人位置情報取得部と、該人位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、各建物内に存在する人の数を特定する建物内人数特定部と、前記建物識別情報と、該建物識別情報にて識別される建物内に存在する人の数とを対応付けて前記記憶部に記憶させる建物内人数情報記憶処理部とを備え、前記建物類似度算出部は、前記記憶部が記憶する一の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、該建物識別情報にて識別される建物内に存在する人の数、及び前記建物識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数と、前記記憶部が記憶する他の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、該建物識別情報にて識別される建物内に存在する人の数、及び前記他の建物識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数とに基づいて、前記一の建物識別情報及び前記他の建物識別情報にて識別される各建物の類似度を、前記複数の他の建物毎に算出する。
本発明にあっては、記憶部は前記情報に加え、建物内に存在する人の数を該建物を識別する建物識別情報に対応付けて記憶している。建物類似度算出部は、一の建物に係る建物特徴情報と、該建物内に存在する人の数と、該建物が含まれる区域内にある複数種類の施設それぞれの数と、他の建物に係る建物特徴情報と、該建物内に存在する人の数と、該建者が含まれる区域内にある複数種類の施設それぞれの数とに基づいて、各建物の類似度を算出する。
本発明に係る区域類似度算出装置は、前記人位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、各区域内に存在する人の数を特定する人数特定部と、前記区域識別情報と、該区域識別情報にて識別される区域内に存在する人の数とを対応付けて前記記憶部に記憶させる人数記憶処理部とを備え、前記建物類似度算出部は、前記記憶部が記憶する一の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、該建物識別情報にて識別される建物内に存在する人の数、並びに前記建物識別情報に対応付けられた区域識別情報にて識別される区域内に含まれる施設の数及び人の数と、前記記憶部が記憶する他の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、該建物識別情報にて識別される建物内に存在する人の数、並びに前記他の建物識別情報に対応付けられた区域識別情報にて識別される区域内に含まれる施設の数及び人の数とに基づいて、前記一の建物識別情報及び前記他の建物識別情報にて識別される各建物の類似度を、前記複数の他の建物毎に算出する。
本発明にあっては、記憶部は前記情報に加え、各区域内に存在する人の数を区域識別情報に対応付けて記憶している。建物類似度算出部は、一の建物に係る建物特徴情報と、該建物内に存在する人の数と、該建物が含まれる区域内にある複数種類の施設それぞれの数及び人の数と、他の建物に係る建物特徴情報と、該建物内に存在する人の数と、該建物が含まれる区域内にある複数種類の施設それぞれの数及び人の数とに基づいて、各建物の類似度を算出する。
本発明に係る区域類似度算出装置は、前記複数の区域に存在する車両の位置情報を取得する車両位置情報取得部と、該車両位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、各区域内に存在する車両の数を特定する車両数特定部と、前記区域識別情報と、該区域識別情報にて識別される区域内に存在する車両の数とを対応付けて前記記憶部に記憶させる車両数記憶処理部とを備え、前記建物類似度算出部は、前記記憶部が記憶する一の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、並びに該建物識別情報に対応付けられた区域識別情報にて識別される区域内に含まれる施設の数及び車両の数と、他の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、並びに該建物識別情報に対応付けられた区域識別情報にて識別される区域内に含まれる施設の数及び車両の数とに基づいて、前記一の建物識別情報及び前記他の建物識別情報にて識別される各建物の類似度を、前記複数の他の建物毎に算出する。
本発明にあっては、記憶部は前記情報に加え、各区域に存在する車両の数を、区域識別情報に対応付けて記憶している。建物類似度算出部は、一の建物に係る建物特徴情報、及び該一の建物が含まれる区域内にある複数種類の施設それぞれの数、及び車両の数と、他の建物に係る建物特徴情報、及び該他の建物が含まれる区域内にある複数種類の施設それぞれの数、及び車両の数とに基づいて、各建物の類似度を算出する。
本発明に係る区域類似度算出装置は、各施設で消費される電力を示す電力量情報を取得する電力量情報取得部と、該電力量情報取得部が取得した電力量情報に基づいて、各区域内の消費電力量を特定する電力量特定部と、前記区域識別情報と、該区域識別情報にて識別される区域内の消費電力量とを対応付けて前記記憶部に記憶させる消費電力量情報記憶処理部とを備え、前記建物類似度算出部は、前記記憶部が記憶する一の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、該建物識別情報に対応付けられた区域識別情報にて識別される区域内に含まれる施設の数、及び該区域内の消費電力量と、他の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、該建物識別情報に対応付けられた区域識別情報にて識別される区域内に含まれる施設の数、及び該区域内の消費電力量とに基づいて、前記一の建物識別情報及び前記他の建物識別情報にて識別される各建物の類似度を、前記複数の他の建物毎に算出する。
本発明にあっては、記憶部は前記情報に加え、各区域の消費電力量を、区域識別情報に対応付けて記憶している。建物類似度算出部は、一の建物に係る建物特徴情報、及び該一の建物が含まれる区域内にある複数種類の施設それぞれの数、及び消費電力量と、他の建物に係る建物特徴情報、及び該他の建物が含まれる区域内にある複数種類の施設それぞれの数、及び消費電力量とに基づいて、各建物の類似度を算出する。
本発明に係る区域類似度算出装置は、前記建物特徴情報は、建物の築年数、階数又は面積を含む。
本発明にあっては、建物特徴量として建物の築年数、階数又は面積を用いて建物の類似を算出する。
本発明に係る区域類似度算出装置は、前記複数の区域及び建物を表す地図情報を記憶する地図情報記憶部と、前記建物類似度算出部が算出した類似度と、閾値とを比較する比較部と、該比較部の比較結果及び前記地図情報記憶部が記憶する地図情報に基づいて、各建物を該比較結果に応じた態様で表した地図画像を生成する地図画像生成部とを備える。
本発明にあっては、比較部は、建物類似度算出部が算出した他の複数の建物の類似度と、閾値とを比較する。地図画像生成部は、各建物を該比較結果に応じた態様で表した地図画像を生成する。例えば、一の建物に類似している他の建物を第1の態様で表し、前記一の建物に非類似の他の建物を第2の態様で表す。なお、閾値は一つである必要は無く、複数の閾値を用いて、各建物の表示態様を類似度に応じた3以上の複数の異なる態様で表す構成も本発明に含まれる。
本発明に係る区域類似度算出方法は、複数の区域を識別する区域識別情報、及び各区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数を対応付けて記憶部に記憶させ、該記憶部が記憶する一の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数と、複数の他の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数とに基づいて、前記一の区域識別情報及び前記他の区域識別情報にて識別される各区域の類似度を、前記複数の他の区域毎に算出する。
本発明にあっては、複数の区域を識別する区域識別情報と、各区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数とを対応付けて記憶部に記憶させる。次いで、一の区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数と、他の区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数とに基づいて、各区域の類似度を算出する。
本発明によれば、人間の感覚に依存しない客観的な情報、特に区分けされた複数の各区域に含まれる複数種類それぞれの施設数を用いることにより、防犯マップに含まれる複数の各区域の防犯環境に係る類似度を算出することができる。
防犯マップ作成システムの一構成例を示す概念図である。 防犯マップ作成装置の一構成例を示すブロック図である。 複数に区分けされた地図を示す模式図である。 メインテーブルの一構成例を示す概念図である。 建物情報DBのレコードレイアウト例を示す概念図である。 区域情報DBのレコードレイアウト例を示す概念図である。 防犯マップの作成に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 情報の蓄積に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 人口情報DBのレコードレイアウト例を示す概念図である。 車両台数情報DBのレコードレイアウト例を示す概念図である。 消費電力量情報DBのレコードレイアウト例を示す概念図である。 建物内人数情報DBのレコードレイアウト例を示す概念図である。 建物の築年数をスコアに変換するための築年数スコア化テーブルである。 建物の階数をスコアに変換するための階数スコア化テーブルである。 建物の面積をスコアに変換するための面積スコア化テーブルである。 スコア化された建物情報を概念的に示すテーブルである。 各建物の類似度を概念的に示すテーブルである。 地図画像を示す模式図である。 変形例に係るメインテーブルの一構成例を示す概念図である。 変形例に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 複数に区分けされた地図画像を示す模式図である。 変形例に係る地図画像を示す模式図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は防犯マップ作成システムの一構成例を示す概念図である。防犯マップ作成システムは、通信網Nに接続された防犯マップ作成装置1を備える。防犯マップ作成装置1は、区域内の動的な情報を収集し、収集した動的な情報と、区域及び建物の静的な情報とに基づいて、各区域の防犯環境の類似度を算出する。
動的な情報としては、人20の位置情報、車両30の位置情報、建物における消費電力量、建物内における人20の位置情報等が上げられる。人20の位置情報は、人20が保有するGPS端末装置2から通信網Nを介して取得する。また、車両30の位置情報は、車載GPS端末装置3から通信網Nを介して取得する。更に、建物を含む各種施設における消費電力量は、各施設40に設置された消費電力量測定装置4からルータ6及び通信網Nを介して取得する。図1に示す施設40は一例として住宅としての建物を示している。更にまた、建物内における人20の位置情報は、宅内に設置された宅内センサ5からルータ6及び通信網Nを介して取得する。
静的な情報としては、各区域に含まれる複数種類の施設40それぞれの数、建物の築年数、階数等の特徴を示す建物特徴量等が挙げられる。
防犯マップ作成装置1は、作成した防犯マップの情報を分析結果を、通信網Nを介して通信端末7へ送信する。通信端末7は、例えばタブレット端末、スマートフォン、携帯型のコンピュータ、ゲーム機、電話等であり前記防犯マップの情報を受信し、受信した該情報に基づく防犯マップを表示する。
図2は防犯マップ作成装置1の一構成例を示すブロック図である。防犯マップ作成装置1は、例えば、該防犯マップ作成装置1の各構成部の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御部11を備えたコンピュータである。制御部11には、バスを介して、ROM12、RAM13、通信部14、記憶部15及び時計16が接続されている。
ROM12は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の不揮発性メモリであり、コンピュータの初期動作に必要な制御プログラムを記憶している。
RAM13は、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)等のメモリであり、制御部11の演算処理を実行する際にROM12及び記憶部15から読み出された制御プログラム及び後述のコンピュータプログラム17a、又は制御部11の演算処理によって生ずる各種データを一時記憶する。
通信部14は、外部のGPS端末装置2、車載GPS端末装置3、消費電力量測定装置4、宅内センサ5及び通信端末7との間で各種情報を送受信するためのインタフェースであり、通信部14による各種情報の送受信は制御部11によって制御される。例えば、通信部14は、防犯環境に関する動的な情報として、人20の位置情報、車両30の位置情報、建物の消費電力量、宅内における人20の位置情報等を受信する。
時計16は年月日及び時刻を計時している。また時計16はカレンダー情報を有しており、制御部11は該時計16から現在の年月日、時刻及び曜日などの時間情報を取得することができる。
記憶部15は、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の読み出しが可能なディスクドライブ、及び可搬式の記録媒体17からデータの読み出しが可能なCD−ROMドライブ等の装置である。記憶部15は、域内で消費される電力を分析するためのコンピュータプログラム17aを記憶している。コンピュータプログラム17aは、コンピュータ読み取り可能に記録された可搬式メディアであるCD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、BD(Blu-ray Disc:登録商標)等の記録媒体17を介すなどしてハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等に記録されている。なお、光ディスクは、記録媒体17の一例であり、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、外付けハードディスク、半導体メモリ等にコンピュータプログラム17aをコンピュータ読み取り可能に記録しても良い。また、通信網Nに接続されている図示しない外部コンピュータから本実施形態に係るコンピュータプログラム17aをダウンロードするようにしても良い。
また、記憶部15は、メインテーブル15a、建物情報DB15b、区域情報DB15c、人口情報DB15d、車両台数情報DB15e、消費電力量情報DB15f、建物人数情報DB15g、及び複数の区域を表す地図情報15hを記憶している。
制御部11は、コンピュータプログラム17aが記録された記録媒体17又は記憶部15から、コンピュータプログラム17aをRAM13に読み出し、実行することにより、コンピュータを防犯マップ作成装置1として機能させる。
図3は複数に区分けされた地図を示す模式図である。地図情報15hは、防犯マップを作成する対象地域を表した地図の画像データを含む。
また、地図情報15hは、前記地図を区画して得られた複数の各区域の範囲を特定する位置情報を含む。例えば、記憶部15は各区域の最北端及び最南端の緯度、並びに東西方向両端の経度の情報と、該区域を識別する区域IDとを対応付けて記憶している。なお各区域の位置情報の形式は特に限定されるものでは無く、例えば各区域の東西南北方向のピッチ、各区域の中心点の緯度経度情報等を記憶部15に記憶させるように構成しても良い。各区域の大きさは特に限定されるものでは無いが、例えば1km四方程度の大きさに区画すれば良い。
更に、地図情報15hは各区域内に存在する複数の建物の位置情報及び該建物を識別する建物IDを含む。なお、地図の画像データ、区域の範囲を特定する位置情報、建物の位置情報等のデータ形式は特に限定されない。
図4はメインテーブル15aの一構成例を示す概念図である。メインテーブル15aは防犯環境に関する静的な情報と、動的な情報とを複数の建物毎に対応付けたテーブルである。メインテーブル15aは、各建物及び区域の静的な情報と、制御部11によって収集した各種情報とを管理するためのものである。本実施の形態ではメインテーブル15aは、複数の列、例えば「建物情報」列、「区域情報」列、「人口情報」列、「車両台数情報」列、「消費電力量情報」列及び「建物人数情報」列を有する。メインテーブル15aの各行には、各情報の詳細、即ち建物情報DB15b、区域情報DB15c、人口情報DB15d、車両台数情報DB15e、消費電力量情報DB15f、建物人数情報DB15gを参照するための参照番号が各列に対応するように格納される。「建物情報」列及び「区域情報」列に係る情報は静的な情報であり、「人口情報」列、「車両台数情報」列、「消費電力量情報」列及び「建物人数情報」列に係る情報は動的な情報である。
図5は建物情報DB15bのレコードレイアウト例を示す概念図である。建物情報DB15bは、複数の列、例えば「建物ID」列、「築年数(年)」列、「階数(階)」列及び「面積(m2 )」列を有する。建物情報DB15bの各行には、各建物の築年数、階数及び面積が各列に対応するように格納される。なお、建物の築年数、階数及び面積は、建物の特徴を示す建物特徴情報の一例である。
図6は区域情報DB15cのレコードレイアウト例を示す概念図である。区域情報DB15cは、複数の列、例えば「区域ID」列、「世帯数」列、「駅数」列、「交番数」列、「商店数」列、「大型店舗数」列、「主要道路数」列、「公共施設数」列等を有する。区域情報DB15cの各行には、各区域の世帯、駅、交番、商店、大型店舗、主要道路、公共施設の数が各列に対応するように格納される。以下、各区域に存在する世帯が居住する家屋、駅、交番、商店、大型店舗、主要道路、公共施設を包括して施設40と呼ぶ。
人口情報DB15d等に格納される動的な情報についての詳細は後述する。
図7は防犯マップの作成に係る制御部11の処理手順を示すフローチャートである。まず制御部11は、図7に示すように複数に区画された各区域それぞれの動的な情報を蓄積する(ステップS11)。
図8は情報の蓄積に係る制御部11の処理手順を示すフローチャートである。まず制御部11は、複数の区域に存在する人20の位置情報を取得する(ステップS51)。具体的には、各区域に存在する人20が保有するGPS端末装置2は位置情報を無線で送信しており、制御部11は、GPS端末装置2から通信網Nを介して送信された人20の位置情報を、通信部14にて受信する。また、制御部11は、宅内センサ5から通信網Nを介して送信された人20の位置情報を、通信部14にて受信する。なお、防犯マップ作成装置1は、人20の位置情報をGPS端末装置2又は宅内センサ5から直接的に取得するように構成しても良いし、人20の位置情報を収集しているサーバから該位置情報を取得するように構成しても良い。
なお、宅内センサ5が設けられた建物の中にいる人20がGPS端末装置2を保有している場合、宅内センサ5から送信された位置情報を破棄し、GPS端末装置2から送信された位置情報のみを受信するように構成しても良い。逆にGPS端末装置2から送信された位置情報を破棄し、宅内センサ5から送信された位置情報のみを受信するように構成しても良い。
次いで、制御部11は、ステップS51で取得した位置情報に基づいて、各区域内に存在する人20の数を特定する(ステップS52)。具体的には、制御部11は、記憶部15が記憶している各区域の位置情報と、ステップS51で取得した位置情報とを比較し、該位置情報が示す地点が含まれる区域を識別する区域IDを特定する。
そして、制御部11は、複数の各区域の人口情報、つまり各区域内に存在する人20の数を示す情報を記憶部15に記憶させる(ステップS53)。
図9は人口情報DB15dのレコードレイアウト例を示す概念図である。人口情報DB15dは、複数の列、例えば人口情報DB15dに格納される情報を識別するための識別情報を格納する「人口ID」列と、平日及び休日における複数の時間帯それぞれ示す列とを有する。平日における時間帯は、例えば24時間を30分刻みで「00:00〜00:30」、「00:30〜01:00」…分割したものである。休日における時間帯も同様にして24時間を30分刻みで分割したものである。人口情報DB15dの各行には、平日及び休日の各時間帯における人口を各列に対応するように格納する。制御部11は、メインテーブル15aの「人口情報」列に格納されている人口ID、つまり特定の建物に対応付けられた人口IDを用いて、人口情報DB15dを参照することによって、該建物が存在する区域の人口情報を特定することができる。
次いで、制御部11は、複数の区域に存在する車両30の位置情報を取得する(ステップS54)。具体的には、各区域に存在する車両30に搭載された車載GPS端末装置3は、該車両30の位置情報を無線で送信しており、制御部11は、車載GPS端末装置3から通信網Nを介して送信された車両30の位置情報を、通信部14にて受信する。なお、防犯マップ作成装置1は、車両30の位置情報を車載GPS端末装置3から直接的に取得するように構成しても良いし、車両30の位置情報を収集しているサーバから該位置情報を取得するように構成しても良い。
次いで、制御部11は、ステップS54で取得した位置情報に基づいて、各区域内に存在する車両30の数を特定する(ステップS55)。具体的には、制御部11は、記憶部15が記憶している各区域の位置情報と、ステップS54で取得した位置情報とを比較し、該位置情報が示す地点が含まれる区域を識別する区域IDを特定する。
そして、制御部11は、複数の各区域の車両台数情報、つまり各区域内に存在する車両30の数を示す情報を記憶部15に記憶させる(ステップS56)。
図10は車両台数情報DB15eのレコードレイアウト例を示す概念図である。車両台数情報DB15eは、複数の列、例えば車両台数情報DB15eに格納される情報を識別するための識別情報を格納する「車両台数ID」列と、平日及び休日における複数の時間帯それぞれ示す列とを有する。平日における時間帯は、例えば24時間を30分刻みで「00:00〜00:30」、「00:30〜01:00」…分割したものである。休日における時間帯も同様にして24時間を30分刻みで分割したものである。車両台数情報DB15eの各行には、平日及び休日の各時間帯における車両30の台数を各列に対応するように格納する。制御部11は、メインテーブル15aの「車両台数情報」列に格納されている車両台数ID、つまり特定の建物に対応付けられた車両台数IDを用いて、車両台数情報DB15eを参照することによって、該建物が存在する区域の車両台数情報を特定することができる。
制御部11は、複数の施設40で消費される消費電力量情報を取得する(ステップS57)。具体的には、各施設40に設けられた消費電力量測定装置4が該施設40における消費電力量を計測し、計測して得た消費電力量を防犯マップ作成装置1へ送信している。なお、防犯マップ作成装置1は、消費電力量情報を消費電力量測定装置4から直接的に取得するように構成しても良いし、消費電力量情報を収集しているサーバから該位置情報を取得するように構成しても良い。
次いで、制御部11は、ステップS57で取得した消費電力量情報に基づいて、各区域の消費される電力量を特定する(ステップS58)。具体的には、制御部11は、同じ区域に存在する施設40の消費電力量情報を合算することによって、各区域の消費電力量を特定する。
そして、制御部11は、複数の各区域の消費電力量情報、つまり各区域内で消費電力量を示す情報を記憶部15に記憶させる(ステップS59)。
図11は消費電力量情報DB15fのレコードレイアウト例を示す概念図である。消費電力量情報DB15fは、複数の列、例えば消費電力量情報DB15fに格納される情報を識別するための識別情報を格納する「消費電力ID」列と、平日及び休日における複数の時間帯それぞれ示す列とを有する。平日における時間帯は、例えば24時間を30分刻みで「00:00〜00:30」、「00:30〜01:00」…分割したものである。休日における時間帯も同様にして24時間を30分刻みで分割したものである。消費電力量情報DB15fの各行には、平日及び休日の各時間帯における消費電力量を各列に対応するように格納する。制御部11は、メインテーブル15aの「消費電力量情報」列に格納されている消費電力ID、つまり特定の建物に対応付けられた消費電力IDを用いて、消費電力量情報DB15fを参照することによって、該建物が存在する区域の消費電力量情報を特定することができる。
次いで、制御部11は、ステップS51で取得した位置情報に基づいて、各建物内に存在する人20の数を特定する(ステップS60)。具体的には、制御部11は、記憶部15が記憶している各建物の位置情報と、ステップS51で取得した位置情報とを比較し、該位置情報が示す地点が含まれる建物を識別する建物IDを特定する。
そして、制御部11は、複数の各建物内に存在する人20の数を記憶部15に記憶させ(ステップS61)、情報蓄積に係る処理を終える。
図12は建物人数情報DB15gのレコードレイアウト例を示す概念図である。建物人数情報DB15gは、複数の列、例えば建物人数情報DB15gに格納される情報を識別するための識別情報を格納する「建物人数ID」列と、平日及び休日における複数の時間帯それぞれ示す列とを有する。平日における時間帯は、例えば24時間を30分刻みで「00:00〜00:30」、「00:30〜01:00」…分割したものである。休日における時間帯も同様にして24時間を30分刻みで分割したものである。建物内人数情報DBの各行には、平日及び休日の各時間帯における建物内に存在する人20の数を各列に対応するように格納する。制御部11は、メインテーブル15aの「建物人数情報」列に格納されている建物人数ID、つまり特定の建物に対応付けられた建物人数IDを用いて、建物人数情報DB15gを参照することによって、該建物内に存在する人20の数を特定することができる。
次に図7に戻り、ステップS12以降の処理を説明する。情報の蓄積に係る処理を終えた制御部11は、端末装置による防犯マップの作成に係る操作を受け付け、類似度算出の基準となる建物を選択する(ステップS12)。防犯マップ作成装置1は地図情報15hを端末装置へ送信する。端末装置は、防犯マップ作成装置1から送信された地図情報15hを受信し、受信した地図情報15hに基づいて地図を表示部に表示する。地図には複数の建物が含まれており、防犯マップの作成者は、端末操作を操作することによって、ある特定の建物を選択する。操作部は例えば、マウス、タブレット等のポインティングデバイスであり、地図上に表された建物をポインティング操作することによって、該建物を選択することができる。防犯マップ作成者は、空き巣等の事件が発生するおそれがある地区ないし建物を特定する場合、空き巣等の事件が実際に発生した建物を端末装置の操作部にて選択する。端末装置は選択された建物の建物IDを防犯マップ作成装置1へ送信する。なお、建物IDの送信は一例であり、位置情報を送信しても良いし、画像上の位置情報を送信しても良い。
ステップS12の処理を終えた制御部11は、基準となる建物の比較対象となる複数の建物を選択する(ステップS13)。各区域に含まれる全ての建物を比較対象としても良いし、一部の建物を比較対象としても良い。
次いで、制御部11は、基準となる建物及び比較対象の建物に係る建物情報の類似度を算出する(ステップS14)。以下、建物の類似度の算出方法を説明する。
まず、制御部11は、建物の築年数、階数及び面積をスコア化する。
図13は建物の築年数をスコアに変換するための築年数スコア化テーブル、図14は建物の階数をスコアに変換するための階数スコア化テーブル、図15は建物の面積をスコアに変換するための面積スコア化テーブルである。築年数スコア化テーブルは、建物の築年数と、築年数に応じた築年数スコアを対応付けたテーブルである。制御部11は、建物の築年数を用いて築年数スコア化テーブルを参照し、築年数スコアを特定する。
同様に、階数スコア化テーブルは建物の階数と、階数に応じた階数スコアとを対応付けたテーブルである。制御部11は、建物の階数を用いて階数スコア化テーブルを参照し、階数スコアを特定する。
面積スコア化テーブルは建物の面積と、面積に応じた面積スコアとを対応付けたテーブルである。制御部11は、建物の面積を用いて面積スコア化テーブルを参照し、面積スコアを特定する。
なお、築年数スコア、階数スコア及び面積スコアの値は特に限定されるものでは無く、防犯マップ作成装置1のユーザが適宜設定すれば良い。
図16はスコア化された建物情報を概念的に示すテーブルである。該テーブルは、複数の建物IDに、該建物IDで識別される建物の築年数スコアと、階数スコアと、面積スコアとを対応付けたものである。スコア化の処理によって、図5に示した建物情報は、図16に示すようなスコア情報に変換される。
そして、制御部11は、基準となる建物の各スコアと、比較対象の建物の各スコアとに基づいて、周辺環境を考慮しない建物自体の類似度を算出する。類似度は例えばコサイン類似度である。図16に示すスコアを用いると、基準となる建物と、建物Aとの類似度は(5×5+2×2+1×1)/{√(52 +22 +12 )×√(52 +22 +12 )}=1.00となる。
同様に、基準となる建物と、建物Bとの類似度は(5×2+2×4+1×5)/}√(52 +22 +12 )×√(22 +42 +52 )}=0.625となる。
また、基準となる建物と、建物Cとの類似度は(5×1+2×3+1×3)/}√(52 +22 +12 )×√(12 +32 +32 )}=0.586となる。
ステップS14の処理を終えた制御部11は、基準となる建物が含まれる区域及び比較対象の建物が含まれる区域に係る区域情報の類似度を算出する(ステップS15)。区域情報の類似度の算出方法は、建物情報の類似度と同様である。つまり、区域情報に含まれる世帯数、駅数、交番数、商店数、大型店舗数、主要道路数、公共施設数等をそれぞれスコア化し、各建物のコサイン類似度を算出する。
次いで、制御部11は、基準となる建物が含まれる区域及び比較対象の建物が含まれる区域に係る人口情報の類似度を算出する(ステップS16)。人口情報の類似度の算出方法は、建物情報の類似度と同様である。つまり、人口情報に含まれる平日及び休日の各時間帯の人口をスコア化し、各建物が含まれる区域における人口のコサイン類似度を算出する。なお、人口のスコア化は、予め用意したスコア化テーブルを用いても良いし、区域の世帯数で該区域の人口を除算することによってスコア化しても良い。
次いで、制御部11は、基準となる建物が含まれる区域及び比較対象の建物が含まれる区域に係る車両台数情報の類似度を算出する(ステップS17)。車両台数情報の類似度の算出方法は、人口情報の類似度と同様である。つまり、車両台数情報に含まれる平日及び休日の各時間帯の車両台数をスコア化し、各建物が含まれる区域における車両台数のコサイン類似度を算出する。
次いで、制御部11は、基準となる建物が含まれる区域及び比較対象の建物が含まれる区域に係る消費電力量情報の類似度を算出する(ステップS18)。消費電力量情報の類似度の算出方法は、人口情報の類似度と同様である。つまり、消費電力量情報に含まれる平日及び休日の各時間帯の消費電力量をスコア化し、各建物が含まれる区域における消費電力量のコサイン類似度を算出する。
次いで、制御部11は、基準となる建物及び比較対象の建物に係る建物人数情報の類似度を算出する(ステップS19)。建物人数情報の類似度の算出方法は、人口情報の類似度と同様である。つまり、建物人数情報に含まれる平日及び休日の各時間帯の人数をスコア化し、各建物に存在する人20の数のコサイン類似度を算出する。
次いで、制御部11は、ステップS14〜ステップS19で算出した類似度に基づいて、基準となる建物及び比較対象の建物の類似度を算出する(ステップS20)。
図17は各建物の類似度を概念的に示すテーブルである。該テーブルは、ステップS14〜ステップS19で算出した建物情報類似度と、区域情報類似度と、人口情報類似度と、車両台数情報類似度と、消費電力量情報類似度と、建物人数情報類似度とを対応付けたものである。類似度の算出処理によって、図4のメインテーブル15aに示した各情報は、図16に示すような類似度に変換される。
そして、比較対象の建物について算出した類似度を用いて、基準となる建物と、比較対象となる建物の類似度を算出する。例えば、比較対象の建物について算出された各類似度の総和を算出することによって、該建物の類似度を算出する。
例えば、基準となる建物と、建物Aとの周辺環境を考慮した類似度は、1+0.322+0.765+0.679+0.901+0.922=4.587となる。
同様に、基準となる建物と、建物Bとの周辺環境を考慮した類似度は0.626+0.188+0.554+0.559+0.678+0.432=3.083となる。
また、基準となる建物と、建物Cとの類似度は0.586+0.896+0.883+0.897+0.987+0.999=4.351となる。
となる。
なお、上述の類似度の算出方法は一例である。例えば、建物情報類似度と、区域情報類似度と、人口情報類似度と、車両台数情報類似度と、消費電力量情報類似度と、建物人数情報類似度とに重みを付けて類似度を算出しても良い。
例えば、基準となる建物と、建物Aとの周辺環境を考慮した類似度を、W1×1+W2×0.322+W3×0.765+W4×0.679+W5×0.901+W6×0.922=4.587となる。W1,…,W6は重み係数である。重み係数の値は、使用者が任意に設定すれば良い。
次いで、制御部11は、各建物について算出された類似度と、所定の閾値とを比較する(ステップS21)。閾値は、各建物同士の類似の程度を特定するための数値である。例えば、1つの閾値と、類似度とを比較することにより、類似度を類似、非類似の2段階で表すことができる。また、2つの閾値と、類似度とを比較することにより、類似度を低、中、高の3段階で表すことができる。閾値の数は特に限定されない。
次いで、制御部11は、ステップS21の比較結果及び地図情報15hに基づいて、類似度に応じた態様で各区域及び建物を表した地図画像を生成する(ステップS22)。
図18は地図画像を示す模式図である。例えば、図18に示すように、基準となる建物が含まれる区域を白色で表し、基準となる建物に類似の建物が含まれる区域を赤色、非類似の建物が含まれる区域を青色で表す。また、各建物を、類似度に応じた異なる態様で表示する。例えば、各建物の名称を類似度が高い程、大きく表示すると良い。また、各建物に相当する地図画像部分を区域と同様に色分け表示しても良い。
ステップS22の処理を終えた制御部11は、ステップS22で生成した地図画像データを出力又は送信する(ステップS23)。例えば、制御部11は地図画像データを端末装置へ送信する。端末装置は防犯マップ作成装置1から送信された地図画像データを受信し、受信した地図画像データに基づいて、図18に示すような地図画像を表示する。
このように構成された防犯マップ作成装置1及び防犯マップ作成方法によれば、人間の感覚に依存しない客観的な情報を用いて、複数の各建物の防犯環境に係る類似度を算出することができる。そして、ある建物を基準とした防犯環境の類似度に応じて各建物ないし区域を異なる態様で表した防犯マップを作成することができる。例えば、防犯環境が良好な区域ないし建物を青色で表示し、防犯環境が良好で無い区域ないし建物を赤色で表示することができる。
また、客観的な情報として、GPS端末装置2及び車載GPS端末装置3から得られる人20及び車両30の位置情報、消費電力量測定装置から得られる消費電力量、GPS端末装置2又は宅内センサ5から得られる建物内の人数を利用することによって、監視性に着眼した各区域の防犯環境の類似度を算出することができ、より信頼性が高い防犯マップを作成することができる。
また、これらの動的な情報は、区域内に存在する施設40が変化した場合、例えば工事による道路又は建物の状況が変化した場合であっても、GPS端末装置2等から容易に収集し、蓄積することができる。
更に、これらの動的な情報は、客観的な情報であるため、ユーザ毎の感性の違いによる評価のばらつきの影響を排除して、各区域の類似度を算出し、防犯マップを作成することができる。
(変形例)
図19は変形例に係るメインテーブル15aの一構成例を示す概念図である。変形例に係るメインテーブル15aは実施の形態のメインテーブル15aから建物情報及び建物人数情報を除いたものである。つまり、変形例に係るメインテーブル15aは、複数の列、例えば「区域情報」列、「人口情報」列、「車両台数情報」列及び「消費電力量情報」列を有する。メインテーブル15aの各行には、各情報の詳細、即ち区域情報DB15c、人口情報DB15d、車両台数情報DB15e、及び消費電力量情報DB15fを参照するための参照番号が各列に対応するように格納される。「区域情報」列に係る情報は静的な情報であり、「人口情報」列、「車両台数情報」列及び「消費電力量情報」列に係る情報は動的な情報である。
図20は変形例に係る制御部11の処理手順を示すフローチャート、図21は複数に区分けされた地図画像を示す模式図である。まず制御部11は、図21に示すように複数に区画された各区域それぞれの動的な情報を蓄積する(ステップS111)。変形例では、実施の形態と同様、区域情報、人口情報、車両台数情報、消費電力量情報等を蓄積する。
次いで、制御部11は、端末装置による防犯マップの作成に係る操作を受け付け、類似度算出の基準となる区域を選択する(ステップS112)。防犯マップ作成装置1は地図情報15hを端末装置へ送信する。端末装置は、防犯マップ作成装置1から送信された地図情報15hを受信し、受信した地図情報15hに基づいて地図を表示部に表示する。防犯マップの作成者は、端末操作を操作することによって、ある特定の区域を選択する。防犯マップ作成者は、空き巣等の事件が発生するおそれがある区域を特定する場合、空き巣等の事件が実際に発生した区域を端末装置の操作部にて選択する。端末装置は選択された区域の区域IDを防犯マップ作成装置1へ送信する。なお、区域IDの送信は一例である。
ステップS112の処理を終えた制御部11は、基準となる区域の比較対象となる複数の区域を選択する(ステップS113)。地図に含まれる全ての区域を比較対象としても良いし、一部の区域を比較対象としても良い。
次いで、制御部11は、基準となる区域及び比較対象の区域に係る区域情報の類似度を算出する(ステップS114)。区域情報の類似度の算出方法は、実施の形態と同様である。
次いで、制御部11は、基準となる区域及び比較対象の区域に係る人口情報の類似度を算出する(ステップS115)。また、制御部11は、基準となる区域及び比較対象の区域に係る車両台数情報の類似度を算出する(ステップS116)。次いで、制御部11は、基準となる区域及び比較対象の区域に係る消費電力量情報の類似度を算出する(ステップS117)。
次いで、制御部11は、ステップS114〜ステップS117で算出した類似度に基づいて、基準となる区域及び比較対象の区域の類似度を算出する(ステップS118)。各区域の類似度の算出方法は実施の形態と同様である。例えば、比較対象について算出された区域情報類似度と、人口情報類似度と、車両台数情報類似度と、消費電力量情報類似度との総和を類似度として算出する。また、区域情報類似度と、人口情報類似度と、車両台数情報類似度と、消費電力量情報類似度とに重みを付けて総和を算出しても良い。
次いで、制御部11は、各区域について算出された類似度と、所定の閾値とを比較する(ステップS119)。そして、制御部11は、ステップS119の比較結果及び地図情報15hに基づいて、類似度に応じた態様で各区域を表した地図画像を生成する(ステップS120)。
図22は変形例に係る地図画像を示す模式図である。制御部11は、例えば、図22に示すように、基準となる区域を白色で表し、基準となる区域に類似の区域を赤色、非類似の区域を青色で表す。
ステップS120の処理を終えた制御部11は、ステップS120で生成した地図画像データを出力又は送信する(ステップS121)。端末装置は防犯マップ作成装置1から送信された地図画像データを受信し、受信した地図画像データに基づいて、図22に示すような地図画像を表示する。
変形例によれば、人間の感覚に依存しない客観的な情報を用いて、複数の各区域の防犯環境に係る類似度を算出することができる。そして、ある区域を基準とした防犯環境の類似度に応じて各区域を色分け表示した防犯マップを作成することができる。例えば、防犯環境が良好な区域を青色で表示し、防犯環境が良好でない区域を赤色で表示することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 防犯マップ作成装置
2 GPS端末装置
3 車載GPS端末装置
4 消費電力量測定装置
5 宅内センサ
6 ルータ
7 通信端末
11 制御部
12 ROM
13 RAM
14 通信部
15 記憶部
15a メインテーブル
15b 建物情報DB
15c 区域情報DB
15d 人口情報DB
15e 車両台数情報DB
15f 消費電力量情報DB
15g 建物人数情報DB
15h 地図情報
16 時計
20 人
30 車両
40 施設
N 通信網

Claims (13)

  1. 複数の区域を識別する区域識別情報、及び各区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数を対応付けて記憶する記憶部と、
    該記憶部が記憶する一の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数と、複数の他の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数とに基づいて、前記一の区域識別情報及び前記他の区域識別情報にて識別される各区域の類似度を、前記複数の他の区域毎に算出する類似度算出部と
    を備える区域類似度算出装置。
  2. 前記複数の区域に存在する人の位置情報を取得する人位置情報取得部と、
    該人位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、各区域内に存在する人の数を特定する人数特定部と、
    前記区域識別情報と、該区域識別情報にて識別される区域内に存在する人の数とを対応付けて前記記憶部に記憶させる人数記憶処理部と
    を備え、
    前記類似度算出部は、
    前記記憶部が記憶する一の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数及び人の数と、複数の他の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数及び人の数とに基づいて、前記一の区域識別情報及び前記他の区域識別情報にて識別される各区域の類似度を、前記複数の他の区域毎に算出する
    請求項1に記載の区域類似度算出装置。
  3. 前記複数の区域に存在する車両の位置情報を取得する車両位置情報取得部と、
    該車両位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、各区域内に存在する車両の数を特定する車両数特定部と、
    前記区域識別情報と、該区域識別情報にて識別される区域内に存在する車両の数とを対応付けて前記記憶部に記憶させる車両数記憶処理部と
    を備え、
    前記類似度算出部は、
    前記記憶部が記憶する一の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数及び車両の数と、複数の他の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数及び車両の数とに基づいて、前記一の区域識別情報及び前記他の区域識別情報にて識別される各区域の類似度を、前記複数の他の区域毎に算出する
    請求項1又は請求項2に記載の区域類似度算出装置。
  4. 各施設で消費される電力を示す電力量情報を取得する電力量情報取得部と、
    該電力量情報取得部が取得した電力量情報に基づいて、各区域内の消費電力量を特定する電力量特定部と、
    前記区域識別情報と、該区域識別情報にて識別される区域内の消費電力量とを対応付けて前記記憶部に記憶させる消費電力量情報記憶処理部と
    を備え、
    前記類似度算出部は、
    前記記憶部が記憶する一の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数及び消費電力量と、複数の他の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数及び消費電力量とに基づいて、前記一の区域識別情報及び前記他の区域識別情報にて識別される各区域の類似度を、前記複数の他の区域毎に算出する
    請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の区域類似度算出装置。
  5. 前記複数の区域を表す地図情報を記憶する地図情報記憶部と、
    前記類似度算出部が算出した類似度と、閾値とを比較する比較部と、
    該比較部の比較結果及び前記地図情報記憶部が記憶する地図情報に基づいて、各区域を該比較結果に応じた態様で表した地図画像を生成する地図画像生成部と
    を備える請求項1から請求項4までのいずれか一つに記載の区域類似度算出装置。
  6. 前記記憶部は、
    更に各区域に含まれる建物を識別する建物識別情報、及び該建物の特徴を示す建物特徴情報を、前記建物が含まれる区域を識別する区域識別情報に対応付けて記憶するようにしてあり、
    前記類似度算出部は、
    前記記憶部が記憶する一の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、及び該建物識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数と、前記記憶部が記憶する他の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、及び該建物識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数とに基づいて、前記一の建物識別情報及び前記他の建物識別情報にて識別される各建物の類似度を、前記複数の他の建物毎に算出する建物類似度算出部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の区域類似度算出装置。
  7. 前記複数の区域に存在する人の位置情報を取得する人位置情報取得部と、
    該人位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、各建物内に存在する人の数を特定する建物内人数特定部と、
    前記建物識別情報と、該建物識別情報にて識別される建物内に存在する人の数とを対応付けて前記記憶部に記憶させる建物内人数情報記憶処理部と
    を備え、
    前記建物類似度算出部は、
    前記記憶部が記憶する一の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、該建物識別情報にて識別される建物内に存在する人の数、及び前記建物識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数と、前記記憶部が記憶する他の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、該建物識別情報にて識別される建物内に存在する人の数、及び前記他の建物識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数とに基づいて、前記一の建物識別情報及び前記他の建物識別情報にて識別される各建物の類似度を、前記複数の他の建物毎に算出する
    請求項6に記載の区域類似度算出装置。
  8. 前記人位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、各区域内に存在する人の数を特定する人数特定部と、
    前記区域識別情報と、該区域識別情報にて識別される区域内に存在する人の数とを対応付けて前記記憶部に記憶させる人数記憶処理部と
    を備え、
    前記建物類似度算出部は、
    前記記憶部が記憶する一の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、該建物識別情報にて識別される建物内に存在する人の数、並びに前記建物識別情報に対応付けられた区域識別情報にて識別される区域内に含まれる施設の数及び人の数と、前記記憶部が記憶する他の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、該建物識別情報にて識別される建物内に存在する人の数、並びに前記他の建物識別情報に対応付けられた区域識別情報にて識別される区域内に含まれる施設の数及び人の数とに基づいて、前記一の建物識別情報及び前記他の建物識別情報にて識別される各建物の類似度を、前記複数の他の建物毎に算出する
    請求項7に記載の区域類似度算出装置。
  9. 前記複数の区域に存在する車両の位置情報を取得する車両位置情報取得部と、
    該車両位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、各区域内に存在する車両の数を特定する車両数特定部と、
    前記区域識別情報と、該区域識別情報にて識別される区域内に存在する車両の数とを対応付けて前記記憶部に記憶させる車両数記憶処理部と
    を備え、
    前記建物類似度算出部は、
    前記記憶部が記憶する一の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、並びに該建物識別情報に対応付けられた区域識別情報にて識別される区域内に含まれる施設の数及び車両の数と、他の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、並びに該建物識別情報に対応付けられた区域識別情報にて識別される区域内に含まれる施設の数及び車両の数とに基づいて、前記一の建物識別情報及び前記他の建物識別情報にて識別される各建物の類似度を、前記複数の他の建物毎に算出する
    請求項6から請求項8までのいずれか一つに記載の区域類似度算出装置。
  10. 各施設で消費される電力を示す電力量情報を取得する電力量情報取得部と、
    該電力量情報取得部が取得した電力量情報に基づいて、各区域内の消費電力量を特定する電力量特定部と、
    前記区域識別情報と、該区域識別情報にて識別される区域内の消費電力量とを対応付けて前記記憶部に記憶させる消費電力量情報記憶処理部と
    を備え、
    前記建物類似度算出部は、
    前記記憶部が記憶する一の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、該建物識別情報に対応付けられた区域識別情報にて識別される区域内に含まれる施設の数、及び該区域内の消費電力量と、他の建物識別情報に対応付けられた建物特徴情報、該建物識別情報に対応付けられた区域識別情報にて識別される区域内に含まれる施設の数、及び該区域内の消費電力量とに基づいて、前記一の建物識別情報及び前記他の建物識別情報にて識別される各建物の類似度を、前記複数の他の建物毎に算出する
    請求項6から請求項9までのいずれか一つに記載の区域類似度算出装置。
  11. 前記建物特徴情報は、建物の築年数、階数又は面積を含む
    請求項6から請求項10までのいずれか一つに記載の区域類似度算出装置。
  12. 前記複数の区域及び建物を表す地図情報を記憶する地図情報記憶部と、
    前記建物類似度算出部が算出した類似度と、閾値とを比較する比較部と、
    該比較部の比較結果及び前記地図情報記憶部が記憶する地図情報に基づいて、各建物を該比較結果に応じた態様で表した地図画像を生成する地図画像生成部と
    を備える請求項6から請求項11までのいずれか一つに記載の区域類似度算出装置。
  13. 複数の区域を識別する区域識別情報、及び各区域に含まれる複数種類の施設それぞれの数を対応付けて記憶部に記憶させ、
    該記憶部が記憶する一の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数と、複数の他の区域識別情報に対応付けられた複数種類の施設それぞれの数とに基づいて、前記一の区域識別情報及び前記他の区域識別情報にて識別される各区域の類似度を、前記複数の他の区域毎に算出する区域類似度算出方法。
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