JP2013145299A - 画像制御装置、画像制御プログラム及び画像生成システム - Google Patents

画像制御装置、画像制御プログラム及び画像生成システム Download PDF

Info

Publication number
JP2013145299A
JP2013145299A JP2012005392A JP2012005392A JP2013145299A JP 2013145299 A JP2013145299 A JP 2013145299A JP 2012005392 A JP2012005392 A JP 2012005392A JP 2012005392 A JP2012005392 A JP 2012005392A JP 2013145299 A JP2013145299 A JP 2013145299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
related information
superimposed
map
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012005392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6113408B2 (ja
Inventor
Uichiro Nozawa
宇一郎 野澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEISTER CORP
Saxa Inc
Original Assignee
MEISTER CORP
Saxa Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MEISTER CORP, Saxa Inc filed Critical MEISTER CORP
Priority to JP2012005392A priority Critical patent/JP6113408B2/ja
Publication of JP2013145299A publication Critical patent/JP2013145299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6113408B2 publication Critical patent/JP6113408B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

【課題】地図内の領域に関連する関連情報を出力する。
【解決手段】地図画像を取得する地図画像取得部108と、地図画像上に表示された複数の領域の中から選択された選択領域に関連する関連情報を取得する関連情報取得部114と、地図画像と、関連情報を図表により視覚化する図表画像とを出力する画像出力部124と、選択領域の変更に連動して変更された関連情報を図表の種類を変更することなく図表画像に反映させる制御部126とを備える。
【選択図】図24

Description

本発明は、地図表示を制御する画像制御装置、画像制御プログラム及び画像生成システムに関する。
従来の画像生成システムにおいては、その一例として、都道府県別地図、道路地図、住宅地図などの地形や区画を示す地形図が表示される。
また、表示された地形や区画のなかから所望の地形や区画をマウスポインタ等によって選択すると、地形図を表示するウィンドウと共に表示された関連ウィンドウ内に、その選択された地形や区画に関連する緯度、経度、地質関連グラフなどの関連情報が表示される(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−163266号公報
しかしながら、関連ウィンドウ内に表示される関連情報の表示態様は、従来の画像生成システムの設計に関連する設計者によって予め決められていた。そのため、従来の画像生成システムを使用するユーザが所望する表示態様に応じて関連情報を表示することができないといったことや、選択された地形や区画の変更の際に前述の所望の表示態様に応じて関連情報を表示することにより関連情報を比較するといったことができないなどの問題があった。
そこで、本発明はこれらの点を鑑みてなされたものであり、ユーザが利用及び比較しやすいように地図に関する関連情報を出力又は表示することができる画像制御装置、画像制御プログラム及び画像生成システムを提供することを目的とする。
本発明は、その第1の態様において、地図画像を取得する地図画像取得部と、地図画像上に表示された複数の領域の中から選択された選択領域に関連する関連情報を取得する関連情報取得部と、地図画像と、関連情報を図表により視覚化する図表画像とを出力する画像出力部と、選択領域の変更に連動して変更された関連情報を図表の種類を変更することなく図表画像に反映させる制御部とを備える画像制御装置を提供する。
上記の関連情報取得部は、選択領域に含まれる地点又は区域ごとに集計された関連情報が当該選択領域ごとに集約された情報群を、選択領域に関連する関連情報として取得する。
上記の画像出力部は、選択領域を指示する指示画像を出力し、制御部は、指示画像の移動に応じて選択領域の変更を認識することが好ましい。
また、上記の制御部は、指示画像のドラッグ及びドロップ操作に基づいて指示画像の移動を認識してもよい。
また、制御部は、図表画像を表示するウィンドウ本体部と、ウィンドウ本体部から外側に延出する指示画像とを有する指示画像付ウィンドウを画像出力部に出力させてもよい。
本発明の第2の態様においては、コンピュータを、地図画像取得部に地図画像を取得させる地図画像取得部、地図画像上に表示された複数の領域の中から選択された選択領域に関連する関連情報を関連情報取得部に取得させる関連情報取得部、地図画像と、関連情報を図表により視覚化する図表画像とを出力させる画像出力部、及び、選択領域の変更に連動して変更された関連情報を図表の種類を変更することなく図表画像に反映させる制御部として機能させるための画像制御プログラムを提供する。
本発明の第3の態様においては、地図画像を記憶する地図画像サーバと、地図画像上に表示された複数の領域の中から選択された選択領域に関連する関連情報を記憶する関連情報サーバと、地図画像サーバから地図画像を取得し、関連情報サーバから関連情報を取得する上記の画像制御装置と、画像制御装置が出力する画像を描画する画像描画装置とを備える画像生成システムを提供する。
本発明によれば、ユーザが利用及び比較しやすいように地図内の領域に関連する関連情報を出力又は表示することができることができるという効果を奏する。
画像制御システムの構成例を示す。 画像制御システムの他の構成例を示す。 画像制御装置の構成を示す。 描画範囲及び重畳画像の概念を示す。 描画範囲の大きさと重畳画像の大きさとの関係を示す。 描画範囲の大きさと重畳画像の大きさとの関係を示す。 描画範囲の大きさと重畳画像の大きさとの関係を示す。 重畳画像の粒度の指定に用いられる管理情報テーブルの一例である。 画像制御装置の他の構成例を示す。 画像制御装置、地図画像サーバ、重畳画像サーバ及び画像描画装置の間の通信シーケンスを示す。 画像制御装置の動作フローチャートの一例を示す。 画像制御装置の動作フローチャートの一例を示す。 都道府県に対応する重畳画像が地図画像に重ねて表示された状態を示す。 従来の方法によって重畳画像「日本」における関東地方を拡大して表示された状態を示す。 市区町村に対応する重畳画像が地図画像に重ねて表示された状態を示す。 第2の実施形態の画像制御装置の構成を示す。 重畳画像群Aと数値範囲画像Aとの関係の一例を示す。 重畳画像群Bと数値範囲画像Bとの関係の一例を示す。 第2の実施形態に係る画像制御装置の動作フローチャートを示す。 都道府県別の従業者数に対応する重畳画像を示す。 世田谷区内の町別の従業者数に対応する重畳画像を示す。 第3の実施形態に係る画像制御装置の構成を示す。 描画範囲の変化に応じて描画態様が変わる様子を示す。 第4の実施形態に係る画像制御装置の構成を示す。 第4の実施形態の画像制御装置が生成する画像の一例を示す。 第5の実施形態の画像制御装置の構成を示す。 第5の実施形態の画像制御装置により出力される第1表示用ウィンドウ及び第2表示用ウィンドウの一例を示す。 図25の図表画像を表示する第2表示用ウィンドウを移動させたときの変化の様子の一例を示す。 第3表示用ウィンドウ及び指示画像が別個に存在する場合の一例を示す。 図27の指示画像を移動させたときの変化の様子の一例を示す。 指示画像が存在しない場合の一例を示す。 第6の実施形態に係る画像制御装置を構成するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す。 地下鉄の駅の位置を示す重畳画像である。 長方形からなる格子(メッシュ)状の区域からなる描画態様を有する重畳画像である。 区域ごとに複数の関連情報を表示する描画態様を有する重畳画像である。
<第1の実施形態>
[画像制御システム10の構成]
図1は、画像制御システム10の構成例を示す。画像制御システム10は、画像制御装置100、地図画像サーバ200及び重畳画像サーバ300を備える。画像制御装置100、地図画像サーバ200及び重畳画像サーバ300は、互いにネットワーク50を介してデータを送受信する。ネットワーク50は、例えばインターネット又はローカルエリアネットワークである。
地図画像サーバ200及び重畳画像サーバ300は、それぞれが物理的に離れたサーバであってもよく、地図画像サーバ200及び重畳画像サーバ300は、それぞれが物理的に一体になったサーバであってもよい。また、画像制御装置100が、地図画像サーバ200及び重畳画像サーバ300の全ての機能又は一部の機能を内蔵してもよい。
地図画像サーバ200は、地図画像を記憶する。地図画像とは、有体物の位置を表示する画像である。具体的には、地図画像は、国、都道府県及び市区町村の行政界、並びに、道路及び河川などの地理的情報を示す画像である。地図画像は、地理的情報を含まない画像であってもよい。例えば、店舗の売り場を始めとする建物内の配置を示す平面図も地図画像に含まれる。地図画像サーバ200は、例えば地図画像の頂点座標を示すデータを記憶する。
重畳画像サーバ300は、地図画像に対応する複数の重畳画像を記憶する。重畳画像とは、地図画像に重ね合わせて表示される画像に対応する情報である。例えば、重畳画像は、地図画像が含む区域に対応する閉図形の頂点座標を示すデータを含む画像データである。重畳画像は、閉図形の頂点座標のみを含んでもよい。重畳画像は、閉図形の頂点座標とともに、閉図形に対応する区域の特徴を示す関連情報を含んでもよい。重畳画像は、地図画像内のそれぞれの区域の関連情報に対応する描画態様を示す情報を有してもよい。重畳画像サーバ300は、上記の関連情報を重畳画像に対応づけて記憶してもよい。
ここで、関連情報とは、地図上の頂点座標データ(例えば緯度及び経度)又は境界線(例えば、都道府県や市町村)に応じて、地点又は区域ごとに集計された情報である。例えば、関連情報は、区域内の施設の位置情報、区域内の人口、平均所得、施設数のように、行政団体、民間団体又は個人によって集計された行政情報又は民間情報を含む。
一例として、重畳画像は、地図画像内の都道府県のそれぞれの人口、農産物の生産量及び面積などの統計値に基づいて、都道府県のそれぞれの区域が異なる描画態様で表示された画像である。重畳画像は、地図画像に対応づけて駅及び店舗などの位置を示す画像であってもよい。ここで、描画態様とは、例えば、色、模様、形及び表示される図形の数である。重畳画像が、関連情報に対応する描画態様で表示されることにより、統計値などの数値情報が可視化される。
重畳画像サーバ300は、地図画像に示される市区町村などの区域ごとに異なる重畳画像を有する。例えば、重畳画像サーバ300は、都道府県のそれぞれに対応する閉図形を示す重畳画像を有する。重畳画像サーバ300は、地図画像に示される区域のそれぞれに対して、複数種類の重畳画像を有してもよい。例えば、重畳画像サーバ300は、北海道のそれぞれの市の人口を示す重畳画像、及び、それぞれの市の農産物の生産量を示す重畳画像を有する。
画像制御装置100は、地図画像サーバ200から地図画像を取得し、重畳画像サーバ300から重畳画像を取得する。一例として、画像制御装置100は、重畳画像サーバ300から、地図画像上に重畳画像に対応するポリライン(連続直線)を生成するための複数の頂点座標を取得する。画像制御装置100は、取得した頂点座標データに基づいて地図画像上に重畳画像を表示させる。
頂点座標データは、例えば、緯度・経度情報、UTM(Universal Transverse Mercator)座標情報、又は、図葉格子(メッシュ)番号である。画像制御装置100は、重畳画像サーバ300から取得した頂点座標データに応じて閉図形の境界線を生成するとともに、それぞれの閉図形が示す区域に対応する統計値などの関連情報に応じた描画態様で閉図形を描画してもよい。
[画像制御システム10の他の構成例]
図2は、画像制御システム10の他の構成例を示す。図2に示した画像制御システム10は、画像描画装置400をさらに備える。画像描画装置400は、ネットワーク50を介して画像制御装置100との間でデータを送受信する。
画像制御装置100は、取得した地図画像及び重畳画像の頂点座標データを画像描画装置400に出力してもよい。画像描画装置400は、画像制御装置100から取得した重畳画像の頂点座標データに基づいてポリライン(連続直線)を生成し、地図画像とともに描画する。
一例として、画像制御装置100、地図画像サーバ200、重畳画像サーバ300及び画像描画装置400は、それぞれ異なるコンピュータである。当該コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより、画像制御装置100、地図画像サーバ200、重畳画像サーバ300及び画像描画装置400として機能する。一台のコンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより、画像制御装置100、地図画像サーバ200、重畳画像サーバ300及び画像描画装置400のいずれか複数の装置として機能してもよい。
画像制御装置100は、例えばHTTP(Hypertext Transfer Protocol)によって、地図画像サーバ200及び重畳画像サーバ300から地図画像及び重畳画像を取得する。画像制御装置100は、地図画像サーバ200及び重畳画像サーバ300からXMLなどのマークアップ言語で記述されたファイルを取得し、当該ファイルを介して地図画像及び重畳画像を取得してもよい。画像制御装置100は、その他の任意の通信プロトコルを用いて地図画像サーバ200及び重畳画像サーバ300と通信してもよく、XML以外のマークアップ言語により記述されたファイルを取得してもよい。
画像制御装置100は、例えば、画像制御装置100を使用するユーザからの指示を取得し、ユーザからの指示に基づいて地図画像サーバ200及び重畳画像サーバ300との間でデータを送受信する。画像制御装置100は、HTTPによって画像描画装置400から指示を取得し、HTTPを用いて表示画像を画像描画装置400に出力してもよい。画像描画装置400は、画像制御装置100が提供するAPI(Application Program Interface)を介して、画像制御装置100に対して指示を出してもよい。
[画像制御装置100の構成]
図3は、画像制御装置100の構成を示す。画像制御装置100は、範囲取得部102、粒度情報取得部104及び選択部106を有する。範囲取得部102は、地図画像の描画範囲を示す情報を取得する。具体的には、範囲取得部102は、地図画像のなかで画像描画装置400に描画させる範囲を指示する情報を取得する。一例として、範囲取得部102は、描画する範囲の中心位置の座標情報又は緯度・経度情報、及び、描画する縮尺情報を重畳画像サーバ300から取得する。範囲取得部102は、描画する範囲に対応する多角形の頂点に対応する位置の座標情報を取得してもよい。
範囲取得部102は、描画範囲を示す情報を画像描画装置400から取得してもよい。例えば、画像描画装置400は、描画範囲をユーザに指定させる操作インターフェイス画像を表示する。操作インターフェイス画像を用いてユーザが指定した情報を取得し、取得した情報を範囲取得部102に送信する。
粒度情報取得部104は、描画範囲において地図画像に重ねて描画される重畳画像の詳細度を示す粒度に対応する粒度情報を取得する。重畳画像の粒度とは、重畳画像が示す情報単位の大きさである。一例として、重畳画像の粒度は、重畳画像が示す領域の細分化レベルに対応する。具体的には、重畳画像の粒度は、重畳画像が示す都道府県及び市区町村などに対応する。粒度情報取得部104は、画像制御装置100内のメモリに記憶された粒度情報を読み出すことにより取得してもよく、粒度情報を重畳画像サーバ300から取得してもよい。
図4は、描画範囲及び重畳画像の概念を示す。図4に示す例においては、描画範囲内に重畳画像A1の全体が表示される。重畳画像A1は重畳画像A2を含む。このような場合に、重畳画像A1の粒度は重畳画像A2の粒度よりも大きい。
例えば、都道府県の人口に応じて都道府県ごとに色分けされた都道府県別人口を示す重畳画像は、市区町村の人口に応じて市区町村ごとに色分けされた市区町村別人口を示す重畳画像よりも情報単位が大きい。つまり、都道府県別人口を示す重畳画像の粒度は、市区町村別人口を示す重畳画像の粒度よりも大きい。
ユーザが重畳画像により提供される情報を適切に把握するには、画像制御装置100が、地図画像の描画範囲に適した粒度の重畳画像を表示することが好ましい。例えば、地図画像の描画範囲が日本全国を含むにもかかわらず、市区町村ごとに色分けされた重畳画像が表示されていると、ユーザは市区町村ごとの情報を視認することができない。したがって、地図画像が日本全国を表示している場合には、都道府県単位で色分けされた重畳画像が画像描画装置400に表示されることが好ましい。
逆に、地図画像の描画範囲が北海道のみを含むにもかかわらず、都道府県ごとに色分けされた重畳画像が表示されていると、ユーザは重畳画像からは北海道に関する情報を得られるのみで、市区町村単位の情報を得ることができない。地図画像の描画範囲が北海道のみを含む場合には、ユーザは、北海道内の市区町村のそれぞれを認識できるのであるから、画像描画装置400は、市区町村ごとの情報を表示することが好ましい。
そこで、選択部106は、複数の粒度情報のなかから、描画範囲に含まれる領域の割合が所定の範囲内である重畳画像に対応する粒度情報を選択する。一例として、選択部106は、重畳画像の面積のうちの描画閾値以上の面積が地図画像の描画範囲に重なっている重畳画像のうち、最も大きな粒度に対応する粒度情報を有する重畳画像を選択する。ここで、描画閾値とは、選択部106が、指定された描画範囲において重畳画像を選択するか否かの判断に用いる閾値である。
具体的には、選択部106は、重畳画像の領域のうち描画範囲に含まれる領域の割合(以下、「内包率」と称する)を算出する。例えば、重畳画像の大きさが描画範囲と一致する場合は、内包率が100%である。重畳画像の50%の領域が描画範囲に含まれている場合は、内包率が50%である。
選択部106は、範囲取得部102が取得した描画範囲における重畳画像の内包率と当該重畳画像の描画閾値とを比較する。選択部106は、内包率が描画閾値よりも大きく、かつ、重畳画像に描画範囲が含まれない重畳画像のうち、粒度が最も大きい重畳画像を優先的に選択する。
図5A、図5B及び図5Cは、描画範囲の大きさと重畳画像の大きさとの関係を示す。図5Aに示す重畳画像は、描画範囲を含んでいる。このような場合は、描画範囲の全ての領域を単一の重畳画像が占めるので好ましくない。図5Bのように、描画閾値(例えば80%)の重畳画像の内包率が描画閾値よりも小さい場合も、描画範囲内の領域を少数の重畳画像が占めるので好ましくない。図5Cのように、少なくとも1つの重畳画像の内包率が描画閾値よりも大きい場合には、描画範囲内に多数の重畳画像が含まれる可能性が高いので好ましい。
図6は、重畳画像の粒度の指定に用いられる管理情報テーブルの一例である。画像制御装置100は、管理情報テーブルが含む情報を重畳画像サーバ300から取得してもよく、画像制御装置100内の記憶部に記憶していてもよい。管理情報テーブルは、例えば、重畳画像を識別する「画像ID」、重畳画像の粒度を示す「粒度レベル」、重畳画像の階層を示す「管理コード」、重畳画像の名称を示す「画像名」及びそれぞれの重畳画像に対応する「描画閾値」を含む。
画像制御装置100は、管理情報テーブルが有する「粒度レベル」及び「描画閾値」を用いて地図画像の描画範囲に好適な重畳画像を選択する。画像制御装置100は、管理情報テーブルが有する画像IDを用いて、選択した重畳画像を重畳画像サーバ300に通知してもよい。
[地図画像と重畳画像とを合成した画像を生成する構成例]
図7は、本実施形態の画像制御装置100の他の構成例を示す。同図に示した画像制御装置100は、地図画像取得部108、重畳画像取得部110及び画像生成部112をさらに有する点で、図3に示した画像制御装置100と異なる。画像制御装置100は、地図画像の描画範囲に対して好適な粒度の重畳画像を選択し、選択した重畳画像を重畳画像サーバ300から取得する。画像描画装置400は、画像制御装置100から取得した地図画像及び重畳画像を描画する。
[装置間の通信シーケンス]
図8は、画像制御装置100、地図画像サーバ200、重畳画像サーバ300及び画像描画装置400の間の通信シーケンスを示す。図7及び図8を参照して、画像制御装置100が地図画像及び重畳画像を画像描画装置400に表示させる手順を説明する。
まず、画像描画装置400がユーザから地図を表示する指示を取得すると、画像描画装置400は画像制御装置100に地図画像を要求する。画像描画装置100は、画像描画装置400から受けた地図画像要求に応じて、地図画像サーバ200に地図画像を要求する。地図画像の要求を受けた地図画像サーバ200は、地図画像を画像制御装置100に送信する。地図画像取得部108は、地図画像サーバ200から送信された地図画像を取得する。画像制御装置100は、取得した地図画像を画像描画装置400に送信する。画像描画装置400は、受信した地図画像を表示部に表示する。
画像描画装置400は、表示すべき情報の種別をユーザから取得すると、重畳画像種別を示す情報を画像制御装置100に送信する。さらに、画像描画装置400は、表示すべき範囲をユーザから取得すると、描画範囲を示す情報を画像制御装置100に送信する。
画像制御装置100は、重畳画像種別及び描画範囲を示す情報を取得すると、選択部106が、当該情報に基づいて重畳画像の種別及び粒度を選択する。画像制御装置100は、選択した重畳画像の種別及び粒度に対応する画像IDを重畳画像サーバ300に送信する。
重畳画像サーバ300は、画像制御装置100から送信された画像IDに対応する重畳画像を画像制御装置100に送信する。画像制御装置100における重畳画像取得部110は、選択部106が選択した粒度の重畳画像を重畳画像サーバ300から取得する。例えば、重畳画像取得部110は、重畳画像に対応する頂点座標データを取得する。
続いて、画像生成部112は、地図画像と重畳画像とを重ね合わせて表示される表示画像を生成する。画像生成部112は、生成した表示画像を画像描画装置400に送信する。画像生成部112は、表示画像に代えて、表示画像の頂点座標及び描画態様を示す情報を画像描画装置400に送信してもよい。画像生成部112は、生成した表示画像を画像描画装置400に送信することなく、画像制御装置100自身が有する表示部に表示してもよい。
ユーザが、表示している地図を拡大又は縮小する指示を画像描画装置400に入力すると、画像描画装置400は画像制御装置100に地図画像を要求する。画像制御装置100は地図画像サーバ200に地図画像を要求し、地図画像を取得する。
続いて、画像制御装置100には、拡大又は縮小によって変化した描画範囲に基づいて、画像描画装置400で表示する重畳画像の粒度を算出し、当該粒度に対応する画像IDを重畳画像サーバ300に送信する。画像制御装置100は、送信した画像IDに対応する重畳画像を受信し、画像描画装置400に表示する画像を出力する。
[画像制御装置100の動作フローチャート]
図9及び図10は、画像制御装置100の動作フローチャートの一例を示す。以下、選択部106が重畳画像の粒度を選択するアルゴリズムの詳細を説明する。
まず、範囲取得部102は描画範囲を取得する(S102)。続いて、粒度情報取得部104は、重畳画像の粒度情報を取得する(S104)。具体的には、粒度情報取得部104は、画像制御装置100内または重畳画像サーバ300内に格納された管理情報テーブルを取得する。選択部106は、管理情報テーブルを参照し、最も粒度が大きい重畳画像を選択する(S106)。選択部106は、図6に示した管理情報テーブルにおいては、画像IDが「1」の重畳画像「日本」を選択する。
続いて、選択部106は、取得した最大粒度の重畳画像と地図画像の描画範囲とを比較し、S106において選択した重畳画像に対応する描画閾値の条件を満たすか否かを判断する(S108)。例えば、選択部106は、重畳画像「日本」の描画範囲に対する内包率が、重畳画像「日本」の描画閾値である50%より大きいか否かを判断する。選択部106は、描画範囲に対する重畳画像の内包率が描画閾値より大きい場合には、当該重畳画像を選択するべく、管理情報に選択マークを付す(S110)。
具体的には、選択部106は、管理情報テーブルのデータ領域の一部に割り当てられた管理マークデータの値を「11」にセットする。選択部106が、管理マークデータの値を用いて選択した重畳画像を示すことにより、画像制御装置100は、描画すべき重畳画像を容易に示すことができる。
例えば、画像制御装置100は、重畳画像サーバ300に対して管理マークデータを付した管理情報を送信するのみで、取得すべき重畳画像を特定することができる。画像制御装置100が、地図画像及び重畳画像を描画する描画部を有する場合には、描画部は、管理情報内の管理マークデータを参照することで、描画すべき重畳画像を容易に特定することができる。
選択部106は、描画範囲に対する重畳画像の内包率が描画閾値よりも小さい場合、又は、重畳画像に描画範囲全体が内包される場合には(S112)、当該重畳画像を選択候補とするべく、管理情報に仮マークを付す(S114)。具体的には、選択部106は、管理情報のデータ領域の一部に割り当てられた管理マークデータの値を「10」にセットする。選択部106は、描画範囲と重畳画像とが全く重ならない場合には(S112)、管理情報に選択マークも仮マークも付さないでS202に移行する。
選択部106は、S110において選択マークを付した第1重畳画像の大きさが描画範囲の大きさよりも小さい場合に、第1重畳画像が描画範囲に重ならない領域に描画される複数の第2重畳画像のうち、第1粒度情報が示す粒度と同一の粒度を示す第2粒度情報を選択する。例えば、選択部106が上記の手順において第1重畳画像「東京都」を選択した場合に、重畳画像「東京都」の大きさが描画範囲よりも小さい場合には、東京都に隣接する千葉県、神奈川県、埼玉県などに対応する第2重畳画像の粒度情報を選択する。選択部106が同一の粒度を示す複数の重畳画像を選択することで、描画範囲内の複数の区域間の統計値を比較しやすくなるという効果を奏する。
具体的には、選択部106は、S108からS116までの処理を行った重畳画像と同じ粒度を有する他の重畳画像があるか否かを判断する(S202)。同じ粒度の重畳画像が存在する場合には、選択部106は、当該重畳画像の管理情報を取得する(S204)。選択部106は、取得した管理情報に基づいて、S108からS116までの手順を実行する。
選択部106は、S202において、同じ粒度の重畳画像が存在しないと判断すると、S110において選択マークを付した重畳画像があるか否かを判断する(S206)。選択部106は、選択マークを付した重畳画像がない場合には、次に細かい粒度の重畳画像があるか否かを判断する(S208)。選択部106は、次に細かい粒度の重畳画像がある場合には、当該重畳画像の管理情報を取得する(S210)。
例えば、S108からS116までの手順が実行された重畳画像が「日本」であった場合には、選択部106は、次に細かい粒度の重畳画像として、都道府県に対応する重畳画像を選択し、当該重畳画像の管理情報を取得する。選択部106は、都道府県に対応する重畳画像に対して、S108からS116までの手順を繰り返す。
以上の手順を終了すると、選択部106は選択マークを付した重畳画像があるか否かを再度確認する(S212)。S206及びS212において、選択部106が、マークを付した重畳画像があると判断すると、選択部106は選択マークを付した管理情報を出力する(S214)。例えば、画像制御装置100が、画像を描画して表示する描画部を有する場合には、選択部106は、選択マークを付した管理情報を描画部に対して出力する。
S212において選択マークを付した重畳画像がない場合には、さらに細かい粒度を有する好適な重畳画像がないということを意味する。そこで、選択部106は、粒度情報取得部104が取得した第2重畳画像に対応する複数の第2粒度情報のなかに第1粒度情報と同一の粒度情報がない場合、第1粒度情報が示す粒度よりも大きな粒度を示す第3粒度情報を選択する。
具体的には、選択部106は、既にS108からS116までの手順を実行した、より大きな粒度の管理情報を検索し(S216)、仮マークが付された重畳画像の管理情報を選択して出力する(S218)。以上の手順により、選択部106は、描画範囲の大きさに対する割合が所定の範囲内であり、かつ、描画範囲に好適な粒度を有する重畳画像を選択することができる。
図11は、都道府県に対応する重畳画像が地図画像に重ねて表示された状態を示す。図12は、従来の方法によって図11の重畳画像における関東地方を単純に拡大して表示された状態を示す。図13は、本実施形態に係る画像制御装置100において、図11に示した地図画像の拡大に伴い、地図画像に重ねて表示される重畳画像が都道府県から市区町村に切り替えられた状態を示す。具体的には、図13は、本実施形態に係る画像制御装置100が出力する東京都内の市区町村に対応する重畳画像が表示された状態を示す。
図12においては、描画範囲が東京都周辺であるにもかかわらず、日本全体を表示していた図11と同じく都道府県単位で色が塗り分けられている。図12の描画範囲をさらに狭くして東京都のみが表示される状態になると、全体が、東京都に塗られた色で表示されるのみであり、重畳画像からは有益な情報を得ることができない。
これに対して、図13に示される画像制御装置100により生成された重畳画像においては、東京都内の市区町村単位で色が塗り分けられている。したがって、ユーザは東京都内の市区町村別の統計値を把握することができる。
[第1の実施形態における効果]
以上のように、本実施形態に係る画像制御装置100及び画像制御システム10によれば、地図画像の描画範囲に応じて好適な粒度の重畳画像を重ねて表示することができる。したがって、画像制御装置100及び画像制御システム10のユーザが、地図の拡大及び縮小に応じて適切な粒度で可視化された情報を容易に取得することができるという効果を奏する。
<第2の実施形態>
[粒度の変化に連動して、区域ごとの描画態様を変化させる]
図14は、第2の実施形態の画像制御装置100の構成を示す。図14に示した画像制御装置100は、関連情報取得部114及び画像加工部116をさらに有する点で、図7に示した画像制御装置100と異なる。図15は、重畳画像群Aと数値範囲画像Aとの関係の一例を示す。図16は、重畳画像群Bと数値範囲画像Bとの関係の一例を示す。図17は、第2の実施形態に係る画像制御装置100の動作フローチャートを示す。以下、図14、図15、図16及び図17を用いて、本実施形態における画像制御装置100の構成及び動作を説明する。
関連情報取得部114は、重畳画像が示す区域に対応する関連情報を取得する(S302)。例えば、関連情報取得部114は、区域Aから区域Dのそれぞれの区域における人口を示す情報を重畳画像サーバ300から取得する。関連情報取得部114は、重畳画像サーバ300以外の情報源から関連情報を取得してもよい。
画像加工部116は、関連情報が複数の数値範囲のいずれに属するかに基づいて重畳画像の描画態様を加工する。具体的には、画像加工部116は、重畳画像が示す区域に対応する関連情報が属する数値範囲を選択する(S304)。続いて、画像加工部116は、選択した数値範囲に対応する描画態様に重畳画像を加工する(S306)。
図15に示すように、重畳画像群Aは区域A、区域B、区域C及び区域Dを有する。数値範囲画像Aは、5つの数値範囲を有する。画像加工部116は、重畳画像群Aに含まれるそれぞれの重畳画像が示す区域に対応する人口、従業者数などの関連情報に応じて、それぞれの重畳画像を数値範囲画像Aに示された描画態様に加工する。
上記の構成により、ユーザは、それぞれの区域の関連情報がどの数値範囲に属するかを視覚的に把握することができる。例えば、図15を参照することで、ユーザは、最も人口が多い区域Bの人口は160万人以上200万人未満であり、最も人口が少ない区域Dの人口は40万人未満であることを容易に把握することができる。
図16における重畳画像群Bは重畳画像群Aにおける区域Aに対応する。重畳画像群Bに属する重畳画像は、重畳画像群Aに属する重畳画像よりも粒度が小さい重畳画像である。重畳画像群Bに含まれる区域A11から区域A44のうち、最も人口が多い地域は区域A11であり、人口が15万人であるとする。
もしも図16のように重畳画像の粒度が小さくなったにもかかわらず、数値範囲と描画態様との関係が切り替わらないとすると、粒度が変更された後の重畳画像群Bにおける全ての重畳画像に対応する関連情報は、同じ数値範囲に含まれることが多いと考えられる。例えば、重畳画像群Bに含まれる重畳画像に対応する区域の人口は最大でも15万人であるから、全ての区域の人口は図15における数値範囲画像Aの白色の領域に含まれる。その結果、重畳画像群Bの全ての重畳画像が白色で表示されることになる。
このような事態を避けるべく、画像加工部116は、選択部106が粒度情報を選択し直すと、複数の数値範囲の大きさの比率を維持しつつ、変更後の粒度情報の重畳画像に対応する関連情報に基づいて複数の数値範囲の境界値を変化させる。画像加工部116は、例えば描画範囲内の複数の重畳画像に対応する複数の関連情報のうちの最大の関連情報に基づいて、境界値を変化させる。具体的には、画像加工部116は、粒度の変化に応じて数値範囲の境界値を以下のように算出する。
変更前の粒度の重畳画像群Aに属する複数の重畳画像に対応する複数の関連情報のうち、最大の関連情報を最大値Aとする。変更後の粒度の重畳画像群Bに属する複数の重畳画像に対応する複数の関連情報のうち、最大の関連情報を最大値Bとする。画像加工部116は、数値範囲画像Aにおける数値範囲の境界値に、最大値Aと最大値Bとの比である最大値B/最大値Aを乗じることにより、数値範囲画像Bにおける数値範囲の境界値を算出する。画像加工部116は、最大値とともに最小値も用いて好適な境界値を算出してもよい。
図18は、都道府県別の従業者数に対応する重畳画像を示す。図19は、世田谷区内の町別の従業者数に対応する重畳画像を示す。ユーザが、図18に示された都道府県別の重畳画像が示された地図を拡大すると、図19に示された世田谷区内の町別の重畳画像に切り替わる。
図18においては、(1)100万人以下、(2)100万人以上200万人未満、(3)200万人以上700万人未満、(4)700万人以上800万人未満、(5)800万人以上900万人以下の5つの数値範囲に分かれている。最も多くの従業者を有する東京都の従業者数は900万人であり、東京都の重畳画像は、800万人以上900万人以下の数値範囲に対応する描画態様で示されている。
図19においては、最も従業者が多い町の従業者数が6000人であるとする。そこで、画像加工部116は、図17における数値範囲の境界値に、東京都の従業者数である900万人と世田谷区で最も従業者が多い町の従業者数である6000人との比を乗じることにより、図18における数値範囲の境界値を算出する。
画像加工部116は、粒度の変化に応じて、複数の数値範囲の比率と境界値とを好適に変更してもよい。例えば、画像加工部116は、全ての区域が同じ描画態様により描画されるという状態の発生を防ぐべく、複数の区域に対応する関連情報が、少なくとも2つの数値範囲に分かれるように数値範囲の比率及び境界値を選択してよい。
[第2の実施形態における効果]
以上のように、本実施形態に係る画像制御装置100及び画像制御システム10によれば、表示される重畳画像の粒度の変化に連動して、区域ごとの描画態様が変化する。したがって、本実施形態に係る画像制御装置100及び画像制御システム10は、表示される区域間の統計値などの違いを視覚的に把握しやすくなるという効果を奏する。
<第3の実施形態>
[描画範囲の変更に応じて、描画態様を切り替える]
図20は、第3の実施形態に係る画像制御装置100の構成を示す。本実施形態の画像制御装置100は、範囲取得部102、地図画像取得部108、重畳画像取得部110、画像生成部112、関連情報取得部114及び画像加工部116を備える。図20に示した画像制御装置100は、粒度情報取得部104及び選択部106を有しない点、及び、情報生成部118を有する点で図14に示した画像制御装置100と異なる。
情報生成部118は、複数の関連情報がいずれかに属する複数の数値範囲と重畳画像の描画態様との対応関係を示す対応関係情報を生成する。例えば、情報生成部118は、複数の数値範囲のそれぞれに、複数の描画態様のそれぞれを対応づけるテーブルを生成する。情報生成部118は、画像制御装置100又は画像描画装置400のユーザによる入力操作に応じて、複数の数値範囲の境界値と描画態様とを取得して、上記の対応関係情報を生成してもよい。
情報生成部118は、描画範囲が変化すると、複数の数値範囲の大きさの比率を維持しつつ、描画範囲に属する重畳画像に対応する関連情報に基づいて複数の数値範囲の境界値を変化させる。例えば、情報生成部118は、複数の重畳画像に対応する複数の関連情報のうちの最大の関連情報に基づいて境界値を変化させる。具体的には、情報生成部118は、粒度の変化に応じて数値範囲の境界値を以下のように算出する。
描画範囲が変化する前に表示していた重畳画像群Aに属する複数の重畳画像に対応する複数の関連情報のうち、最大の関連情報を最大値Aとする。描画範囲が変化した後に表示する重畳画像群Bに属する複数の重畳画像に対応する複数の関連情報のうち、最大の関連情報を最大値Bとする。情報生成部118は、数値範囲画像Aにおける数値範囲の境界値に、最大値Aと最大値Bとの比である最大値B/最大値Aを乗じることにより、数値範囲画像Bにおける数値範囲の境界値を算出する。
情報生成部118が上記のように描画範囲の変化に応じて複数の数値範囲の境界値を変化させることにより、複数の数値範囲と重畳画像の描画態様との関係を示す対応関係情報の内容も変化する。例えば、情報生成部118が複数の数値範囲のそれぞれに、複数の描画態様のそれぞれを対応づけるテーブルを生成する場合には、複数の描画態様に対応する複数の数値範囲の値が変化する。
画像加工部116は、情報生成部118が生成した対応関係情報に基づいて複数の区域のそれぞれの描画態様を加工する。したがって、描画範囲の変化に伴って情報生成部118が生成する対応関係情報が変化すると、画像加工部116は、複数の区域のそれぞれの描画態様が変化するように加工する。その結果、画像制御装置100は、描画範囲の変化に伴って、自動的に複数の区域の描画態様を変化させることができる。
図21は、描画範囲の変化に応じて描画態様が変わる様子を示す。図21に示す描画範囲1において最も人口が多い区域Cの人口は200万人であるとする。また、描画範囲2において最も人口が多い区域Eの人口は50万人であるとする。この場合において、情報生成部118は、描画範囲が描画範囲1から描画範囲2に変化すると、区域Cの人口と区域Eの人口の比率に応じて、複数の数値範囲の境界値を変化させる。
例えば、情報生成部118は、描画範囲1においては、0万人以上80万人未満の区域を白色で描画するところ、描画範囲2においては、0万人以上20万人未満の区域を白色で描画する。情報生成部118が上記のように描画範囲に応じて描画態様を変化させることで、全ての区域の人口が80万人未満である描画範囲2の全ての区域が白色で描画されるという状況を防ぐことができる。
情報生成部118は、描画範囲に属する所定の割合以上の複数の重畳画像に対応する複数の関連情報が同一の数値範囲に属する場合、当該数値範囲を分割した複数の分割数値範囲と描画態様との関係を示す対応関係情報を生成してもよい。例えば、図21における描画範囲2の全ての区域の人口が20万人以上30万人未満である場合には、情報生成部118は、20万人以上30万人未満の数値範囲を2万人ずつの数値範囲に分割して、20万人以上22万人未満、22万人以上24万人未満、24万人以上26万人未満、26万人以上28万人未満、及び、28万人以上30万人未満の分割数値範囲に対応する描画態様を決定する。画像加工部116は、生成された対応関係情報に基づいて複数の重畳画像のそれぞれの描画態様を変更する。
以上のように、情報生成部118が数値範囲を分割した複数の分割数値範囲と描画態様との関係を示す対応関係情報を生成することにより、対応する関連情報が同程度である区域の間の関連情報の違いを視認しやすくなるという効果を奏する。
関連情報取得部114は、複数の重畳画像のそれぞれに対応する複数の関連情報を取得してもよい。例えば、関連情報取得部114は、複数の重畳画像に対応する区域ごとに男性の人口を示す第1関連情報及び女性の人口を示す第2関連情報を取得する。
情報生成部118は、第1関連情報に対応する第1対応関係情報、及び、第2関連情報に対応する第2対応関係情報を生成する。画像加工部116は、第1対応関係情報及び第2対応関係情報に基づいて複数の重畳画像のそれぞれの描画態様を加工する。
例えば、情報生成部118は、複数の区域における男女を合わせた人口が同一である場合においても、男女の人口の割合の違いに応じて、それぞれの区域の描画態様を異なる態様にする。例えば、情報生成部118は、区域に対応する複数の関連情報を含む円グラフ又は棒グラフを生成する。情報生成部118がこのように描画態様を制御することにより、ユーザは、区域ごとの複数の特徴の違いを容易に認識することができるという効果を奏する。
[第3の実施形態における効果]
以上のように、本実施形態に係る画像制御装置100及び画像制御システム10によれば、描画範囲の変化に連動して、区域ごとの描画態様が変化する。したがって、描画範囲を移動することによって統計値の傾向が変化した場合であっても、表示される区域間の統計値などの違いを視覚的に把握しやすいという効果を奏する。
<第4の実施形態>
[数値範囲に対応する図形画像の大きさに応じて描画態様を変更する]
図22は、第4の実施形態に係る画像制御装置100の構成を示す。図23は、本実施形態の画像制御装置100が生成する画像の一例を示す。本実施形態の画像制御装置100は、図形画像生成部120及び指示取得部122を備える点で、図20に示した画像制御装置100と異なる。
図形画像生成部120は、複数の数値範囲のそれぞれに対応し、複数の数値範囲の大きさに応じた大きさに表示される描画態様の複数の図形画像を生成する。例えば、図23に示される図形画像群のように、図形画像生成部120は、0万人以上40万人未満の数値範囲よりも、40万人以上120万人未満の数値範囲の方が大きな長方形画像を生成する。一例として、図形画像生成部120は、数値範囲の大きさに比例した面積の図形画像を生成する。図形画像生成部120は、長方形以外の任意の形状の図形画像を生成してもよい。
画像加工部116は、重畳画像が含むそれぞれの区域に対応する関連情報が属する数値範囲に応じて、それぞれの区域の描画態様を加工する。図23においては、描画範囲に対応する重畳画像は区域A、区域B、区域C及び区域Dを備える。本実施形態においては、区域Aの人口が20万人、区域Bの人口が100万人であるとする。この場合において、区域Aの人口は40万人以下なので、画像加工部116は区域Aを白色に加工する。区域Bの人口は80万人以上160万人未満なので、画像加工部116は区域Bを斜線模様に加工する。
指示取得部122は、複数の図形画像の大きさを変更する指示を取得する。例えば、指示取得部122は、画像制御装置100又は画像描画装置400のユーザにより入力された数値範囲の境界値を取得する。指示取得部122は、ユーザによるマウスカーソルなどの操作に応じた信号を取得してもよい。
図形画像生成部120は、指示取得部122が取得した指示に基づいて複数の図形画像の大きさを変更する。例えば、図形画像生成部120は、図23に示すように、40万人以上80万人未満に対応する図形画像を40万人以上120万人未満に対応する図形画像に変更する。
情報生成部118は、変更後の複数の図形画像の大きさに基づいて対応関係情報を変更する。具体的には、情報生成部118は、40万人以上80万人未満の数値範囲に対応していた図形画像の描画態様を、40万人以上120万人未満の数値範囲に対応する図形画像の描画態様に変更する。
画像加工部116は、変更後の対応関係情報に基づいて複数の区域のそれぞれの描画態様を変更する。例えば、画像加工部116は、人口が100万人の区域Bが属する数値範囲が40万人以上80万人未満の数値範囲から40万人以上120万人未満の数値範囲に切り替わることに応じて、区域Bの描画態様を変更する。
画像加工部116は、重畳画像の粒度の変化、及び、描画範囲の変化に応じて、複数の図形画像の大きさを変更してもよい。画像加工部116は、重畳画像の粒度の変化、及び、描画範囲の変化に応じて、複数の図形画像が対応する数値範囲を変更してもよい。
[第4の実施形態における効果]
以上のように、本実施形態に係る画像制御装置100によれば、ユーザが数値範囲を容易に変更することができるとともに、ユーザが変更した数値範囲に応じた描画態様の重畳画像を生成することができる。したがって、ユーザが複数の重畳画像のそれぞれに対応する関連情報の大きさを直感的に把握しやすくなるという効果を奏する。
<第5の実施形態>
[選択領域の変更に連動して所望の表示態様の図表画像に関連情報を反映させる]
[画像制御システム10の構成]
第5の実施形態の画像制御システム10は、前述の実施形態と同様、図1に示すように、画像制御装置100、地図画像サーバ200及び重畳画像サーバ300を備える。また、第5の実施形態の画像制御システム10は、図2に示すように、画像制御装置100が出力する画像を描画する画像描画装置400を更に備えていてもよい。
既述のとおり、重畳画像サーバ300は、重畳画像を構成するための基礎となる関連情報を記憶する関連情報サーバとしても機能する。重畳画像サーバ300は、1つの領域内(例えば都道府県内)に含まれる地点(例えば施設)又は区域(例えば市区町村)ごとに集計された複数の関連情報が集約された関連情報を記憶する。例えば、重畳画像サーバ300は、県内に含まれる市町村ごとに集計された公立小学校の数が集約された、県内の公立小学校の数を関連情報として記憶する。
画像制御装置100は、ユーザによって選択された領域(以下、選択領域)を指定する情報を重畳画像サーバ300に通知する。重畳画像サーバ300は、画像制御装置100によって指定された選択領域に対応する関連情報を画像制御装置100に送信する。画像制御装置100は、指定された選択領域に対応づけて関連情報を表示する。
[画像制御装置100の構成]
図24は、第5の実施形態の画像制御装置100の構成を示す。本実施形態の画像制御装置100は、地図画像取得部108、重畳画像取得部110、関連情報取得部114、画像出力部124、入力部126及び制御部128を備える。画像出力部124は、画像加工部116及び画像生成部112を有する。当該画像制御装置100は、入力部126及び制御部128をさらに有する点で、図14等に示した画像制御装置100と異なる。入力部126及び制御部128以外の構成については前述の実施形態の画像制御装置100と同様なので、主な相違点を以下に説明する。
図25は、第5の実施形態の画像制御装置100により出力される第1表示用ウィンドウW1及び第2表示用ウィンドウW2の一例を示す。図26は、図25の図表画像を表示する第2表示用ウィンドウW2を移動させたときの変化の様子の一例を示す。ここで、第1表示用ウィンドウW1は地図画像及び重畳画像を表示するウィンドウである。第2表示用ウィンドウW2は、重畳画像に関連する関連情報を表示するウィンドウである。
地図画像取得部108は、地図画像サーバから地図画像を取得する。重畳画像取得部110は、重畳画像を重畳画像サーバ300から取得する。重畳画像取得部110が取得する重畳画像は、前述の実施形態のように区域の統計情報に基づいて色分け等された重畳画像であってもよく、取得した地図画像上において区分けされた区域を視覚上区別するためだけに単に色分け等された重畳画像であってもよい。
入力部126は、ユーザの操作に応じて、地図上で選択された領域や地図画像が表示されるウィンドウの移動を指示する入力情報を取得する。入力部126は、例えば、マウス等のポインティングデバイスやキーボードなどにより構成される。
関連情報取得部114は、入力部126が取得した入力情報に応じて、地図画像上に表示された複数の領域の中から選択された選択領域に関連する関連情報を重畳画像サーバ300から取得する。例えば、関連情報取得部114は、選択領域に含まれる地点又は区域ごとに集計された関連情報が選択領域ごとに集約された情報群を関連情報として取得する。前述の他の実施形態と同様に、関連情報取得部114は、重畳画像サーバ300以外の情報源から関連情報を取得してもよい。
画像出力部124は、画像加工部116及び画像生成部112を用いて、地図画像と、関連情報を図表により視覚化する図表画像とを出力する。具体的には、画像加工部116は、関連情報取得部114が取得した関連情報に応じて、図又は表に加工する。画像加工部116は、複数の図又は表を加工してもよい。画像加工部116は、入力部126を介して入力されたユーザの指示に基づいて図又は表を加工してよい。
また、画像加工部116は、入力部126から送られた入力情報の一部又は全部を入力画像に加工する。例えば、入力画像は、マウスポインタ又は文字を示す画像である。
画像生成部112は、地図画像及び図表画像を生成する。図表画像は、画像加工部116により取得した図表を視覚化した画像である。画像生成部112は、ユーザによる認識を容易にするために、第1表示ウィンドウW1及び第2表示ウィンドウW2に地図画像及び図表画像をそれぞれ個別に生成することが好ましい。
画像生成部112は、複数の第2表示ウィンドウW2を表示してもよい。例えば、画像生成部112は、第1表示ウィンドウW1に表示された地図画像内の複数の区域のそれぞれに対応する複数の第2表示ウィンドウW2を表示する。画像生成部112が複数の第2表示ウィンドウW2を同時に表示することで、複数の区域の関連情報を視覚的に比較しやすくなる。
また、画像生成部112は、選択領域を指示するための指示画像D1を生成する。指示画像D1は、例えば、図表画像が表示される第2表示ウィンドウW2のウィンドウ本体から外側に延出する。
画像生成部112は、地図画像と重畳画像とを重ね合わせた表示画像を生成してもよい。画像生成部112は、一例として、生成した表示画像を画像描画装置400に送信する。画像生成部112は、表示画像に代えて、表示画像の頂点座標及び描画態様を示す情報を画像描画装置400に送信してもよい。画像生成部112は、生成した表示画像を画像描画装置400に送信することなく、画像制御装置100自身が有する表示部に表示してもよい。
制御部128は、図25及び図26に示すように、ユーザが第2表示ウィンドウW2をドラッグ及びドロップ操作によって移動させることによって、第2表示ウィンドウW2に連結した吹き出し型の指示画像D1が指示する選択領域が変更された場合、選択領域の変更に連動して変更された関連情報を、図表の種類を変更することなく図表画像に反映させる。
例えば、図25及び図26に示すように、関連情報が示された図が選択領域の全人口、20〜40歳の人口及び平均所得に関する3個の棒グラフである場合、制御部128は、図の種類は棒グラフに保持しつつ、選択領域の変更に連動して関連情報を変更する。
[第5の実施形態における効果]
以上のように、本実施形態に係る画像制御装置100及び画像制御システム10によれば、選択領域の変更に連動して変更された関連情報を、図表の種類を変更することなく、図表画像に反映させる。したがって、本実施形態に係る画像制御装置100及び画像制御システム10は、ユーザが利用及び比較しやすいように地図に関する関連情報を出力又は表示することができるという効果を奏する。
[第5の実施形態に関する他の実施形態]
図27は、第3表示ウィンドウW3及び指示画像D2が重なることなく表示される場合の一例を示す。図28は、図27の指示画像D2を移動させたときの変化の様子の一例を示す。本実施形態では、吹き出し型の指示画像D1及びウィンドウ本体(例えば第3表示ウィンドウW3)が一体となった第2表示ウィンドウW2ではなく、指示画像D2がウィンドウ本体と離れて表示されている点で、図25及び図26に示した実施形態と異なる。
本実施形態においても、ユーザが矢印形状の指示画像D2をドラッグ及びドロップ操作することによって、制御部128は指示画像D2の移動に応じた選択領域の変更を認識することができる。その結果、図25及び図26に示した実施形態と同様の効果を奏する。また、矢印形状の指示画像D2を表示することなく、入力画像(マウスポインタ)で代用しても同様の効果を奏する。
[第5の実施形態に関する他の実施形態]
図29は、指示画像D1及び指示画像D2が存在しない場合の一例を示す。指示画像D1及び指示画像D2が存在しない点で図25から図28に示した実施形態と異なる。本実施形態においては、画像生成部112は、選択領域の決定に用いられるプルダウンメニュー等の選択メニューを出力する。ユーザは、選択メニューを用いることで地図画像上に表示された複数の領域の中から選択領域を選択することができる。
<第6の実施形態>
[コンピュータを用いた構成例]
図30は、第6の実施形態に係る画像制御装置100を構成するコンピュータ1000のハードウェア構成の一例を示す。コンピュータ1000は、CPU500、ROM510、RAM520、グラフィックコントローラ530、表示装置540、通信インターフェイス560、通信コントローラ550、ディスクコントローラ570、ハードディスクドライブ580及びCD−ROMドライブ590を備える。コンピュータ1000は、CPU500がROM510に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、画像制御装置100として機能する。
CPU500は、ディスクコントローラ570を介してハードディスクドライブ580に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、画像制御装置100として機能してもよい。CPU500は、ハードディスクドライブ580以外の記憶媒体に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、画像制御装置100として機能してもよい。
具体的には、CPU500は、プログラムを実行することにより、範囲取得部102、粒度情報取得部104、選択部106、地図画像取得部108、重畳画像取得部110、画像生成部112、関連情報取得部114、画像加工部116、情報生成部118、図形画像生成部120、指示取得部122及び制御部128として機能する。
例えば、CPU500は、プログラムを実行することにより、通信インターフェイス560及び通信コントローラ550を介して地図画像サーバ200から地図画像を取得する地図画像取得部108として機能する。CPU500は、プログラムを実行することにより、通信インターフェイス560及び通信コントローラ550を介して重畳画像サーバ300から重畳画像を取得する重畳画像取得部110として機能する。CPU500は、プログラムを実行することにより、通信インターフェイス560及び通信コントローラ550を介して画像描画装置400に出力する画像を生成する画像生成部112として機能する。
<第7の実施形態>
[重畳画像のその他の描画態様例]
画像制御装置100により生成される重畳画像の描画態様は、上記の実施形態に限定されるものではない。図31は、地下鉄の駅の位置を示す重畳画像である。画像制御装置100は、重畳画像の粒度が小さい場合には全ての駅の位置を表示する画像を生成し、粒度が大きくなると、一部の駅の位置のみを表示する画像を生成してもよい。
図32は、長方形からなる格子(メッシュ)状の区域からなる描画態様を有する重畳画像である。画像制御装置100は、市区町村などの行政界ごとに描画態様を変化させるのではなく、任意の形状の区域ごとに描画態様を変化させてよい。画像制御装置100は、粒度又は描画範囲の変化に応じて、メッシュの大きさを変化させてよい。例えば、画像制御装置100は、粒度に応じて1次メッシュ、2次メッシュ、・・・、n次メッシュ(ただし、nは自然数)のいずれかを選択する。
図33は、区域ごとに複数の関連情報を表示する描画態様を有する重畳画像である。画像制御装置100は、図33に示されるような円グラフを用いることで、区域ごとの年齢別人口分布を示すことができる。画像制御装置100は、粒度又は描画範囲の変化に応じて、表示する円グラフの数を増減してよい。例えば、画像制御装置100は、第1の粒度においては都道府県単位の年齢別人口分布を示す円グラフを表示し、第1の粒度よりも小さな第2の粒度においては市区町村単位の年齢別人口分布を示す円グラフを表示する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した方法における各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲及び明細書中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・・画像制御システム、50・・・ネットワーク、100・・・画像制御装置、102・・・範囲取得部、104・・・粒度情報取得部、106・・・選択部、108・・・地図画像取得部、110・・・重畳画像取得部、112・・・画像生成部、114・・・関連情報取得部、116・・・画像加工部、118・・・情報生成部、120・・・図形画像生成部、122・・・指示取得部、124・・・画像出力部、126・・・入力部、128・・・制御部、200・・・地図画像サーバ、300・・・重畳画像サーバ、400・・・画像描画装置、530グラフィックコントローラ、540・・・表示装置、550・・・通信コントローラ、560・・・通信インターフェイス、570・・・ディスクコントローラ、580・・・ハードディスクドライブ、590・・・CD−ROMドライブ、1000・・・コンピュータ、D1〜D2・・・指示画像、W1〜W3・・・表示ウィンドウ

Claims (7)

  1. 地図画像を取得する地図画像取得部と、
    前記地図画像上に表示された複数の領域の中から選択された選択領域に関連する関連情報を取得する関連情報取得部と、
    前記地図画像と、前記関連情報を図表により視覚化する図表画像とを出力する画像出力部と、
    前記選択領域の変更に連動して変更された前記関連情報を、前記図表の種類を変更することなく前記図表画像に反映させる制御部と
    を備える画像制御装置。
  2. 前記関連情報取得部は、前記選択領域に含まれる地点又は区域ごとに集計された前記関連情報が前記選択領域ごとに集約された情報群を、前記選択領域に関連する前記関連情報として取得する請求項1に記載の画像制御装置。
  3. 前記画像出力部は、前記選択領域を指示する指示画像を出力し、
    前記制御部は、前記指示画像の移動に応じて前記選択領域の変更を認識する請求項1又は2に記載の画像制御装置。
  4. 前記制御部は、前記指示画像のドラッグ及びドロップ操作に基づいて前記指示画像の移動を認識する請求項3に記載の画像制御装置。
  5. 前記制御部は、前記図表画像を表示するウィンドウ本体部と、前記ウィンドウ本体部から外側に延出する前記指示画像とを有する指示画像付ウィンドウを前記画像出力部に出力させる請求項1から4のいずれか一項に記載の画像制御装置。
  6. コンピュータを、
    地図画像取得部に地図画像を取得させる地図画像取得部、
    前記地図画像上に表示された複数の領域の中から選択された選択領域に関連する関連情報を関連情報取得部に取得させる関連情報取得部、
    前記地図画像と、前記関連情報を図表により視覚化する図表画像とを出力させる画像出力部、及び、
    前記選択領域の変更に連動して変更された前記関連情報を、前記図表の種類を変更することなく前記図表画像に反映させる制御部
    として機能させるための画像制御プログラム。
  7. 地図画像を記憶する地図画像サーバと、
    前記地図画像上に表示された複数の領域の中から選択された選択領域に関連する関連情報を記憶する関連情報サーバと、
    前記地図画像サーバから前記地図画像を取得し、前記関連情報サーバから前記関連情報を取得する請求項1から5のいずれか一項に記載の画像制御装置と、
    前記画像制御装置が出力する画像を描画する画像描画装置と
    を備える画像生成システム。
JP2012005392A 2012-01-13 2012-01-13 画像制御装置、画像制御プログラム及び画像生成システム Active JP6113408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012005392A JP6113408B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 画像制御装置、画像制御プログラム及び画像生成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012005392A JP6113408B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 画像制御装置、画像制御プログラム及び画像生成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013145299A true JP2013145299A (ja) 2013-07-25
JP6113408B2 JP6113408B2 (ja) 2017-04-12

Family

ID=49041116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012005392A Active JP6113408B2 (ja) 2012-01-13 2012-01-13 画像制御装置、画像制御プログラム及び画像生成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6113408B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017182654A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 施設内活動分析装置、施設内活動分析システムおよび施設内活動分析方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002163266A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Nagai Geological Survey Inc 地図の表示方法、システム、プログラム及び記憶媒体
JP2004118280A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Cross Culture Ltd 情報提供サービスシステム及びサーバ
JP2008102252A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Mitsubishi Electric Information Systems Corp 地図表示装置及びプログラム
JP2008269493A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Pasuko:Kk ニーズ情報収集システム、ニーズ情報収集サーバ及びニーズ情報収集方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002163266A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Nagai Geological Survey Inc 地図の表示方法、システム、プログラム及び記憶媒体
JP2004118280A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Cross Culture Ltd 情報提供サービスシステム及びサーバ
JP2008102252A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Mitsubishi Electric Information Systems Corp 地図表示装置及びプログラム
JP2008269493A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Pasuko:Kk ニーズ情報収集システム、ニーズ情報収集サーバ及びニーズ情報収集方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017182654A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 施設内活動分析装置、施設内活動分析システムおよび施設内活動分析方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6113408B2 (ja) 2017-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9535586B2 (en) Geo-fence creation on touch-enabled devices
US8294710B2 (en) Extensible map with pluggable modes
US8671355B2 (en) Methods and systems for decluttering icons representing points of interest on a map
CN103714138A (zh) 一种基于密度聚类的区域数据可视化方法
JP4774560B2 (ja) 地図表示制御装置、地図表示制御方法並びに地図表示制御用プログラム及び情報記録媒体
Hennemann Information-rich visualisation of dense geographical networks
JP2009258583A (ja) 地図表示装置および地図表示方法
Zhou et al. A web-based geographical information system for crime mapping and decision support
CN104376038A (zh) 一种基于标签云的位置关联文本信息可视化方法
US10198158B2 (en) Map with different degrees of overlapping geocoded pixels
JP6113408B2 (ja) 画像制御装置、画像制御プログラム及び画像生成システム
JP6113407B2 (ja) 画像制御装置、画像制御プログラム及び画像生成システム
US20150178361A1 (en) Information processing apparatus, information processing terminal, computer program product, and information processing method
Hennemann et al. Cutting the Gordian knot of visualizing dense spatial networks: the case of the world city network, 2013
CN104063113A (zh) 数字地图中位置相关信息的集合显示和交互的方法
JP6204643B2 (ja) 画像制御装置、画像制御プログラム及び画像生成システム
US20190311509A1 (en) Generation and presentation of distance cartograms
Ipfelkofer et al. Ontology driven visualisation of maps with SVG-an example for semantic programming
Varol et al. Analysis of the association between image resolution and landscape metrics using multi-sensor LULC maps
JP2012208811A (ja) 商品検索システム
Wagtendonk et al. An indicator set for capturing long-term open space fragmentation and urban development dynamics
Li Variable-scale representation of road networks on small mobile devices
JP6875626B2 (ja) 分析図取得システム
JP2013161454A (ja) グラフ情報表示装置及びプログラム
Hong et al. Using 3D WebGIS to support the disaster simulation, management and analysis–examples of tsunami and flood

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160223

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160422

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170104

R155 Notification before disposition of declining of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R155

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6113408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250