JP3448048B1 - 情報管理システム - Google Patents

情報管理システム

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JP3448048B1
JP3448048B1 JP2002299802A JP2002299802A JP3448048B1 JP 3448048 B1 JP3448048 B1 JP 3448048B1 JP 2002299802 A JP2002299802 A JP 2002299802A JP 2002299802 A JP2002299802 A JP 2002299802A JP 3448048 B1 JP3448048 B1 JP 3448048B1
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Abstract

【要約】 【課題】 本発明は、空間的位置に関連付けて情報を登
録可能で、空間的条件を手がかりに前記情報の少なくと
も一部を出力可能である情報管理システムを提供する事
を目的とする。 【解決手段】 予め空間を複数の単位区分に分割し、更
に空間を少なくとも一の外の複数の単位区分にも分割し
ておき、情報提供者より提供される所望の空間的位置を
含む情報を登録可能とする情報入力手段およびDB登録
手段と、情報受給者に対して所望の空間的条件を含む要
求に応じた情報を出力可能とするDB検索手段および情
報出力手段を備え、空間的位置と空間的条件の少なくと
も一方が入力されると、空間的位置/空間的条件を、そ
れより小さな単位区分を少なく組合せる加算方式(11
2)と、それより大きな単位区分と差分とを少なく組合
せる減算方式(113―115)の、各演算結果から1
又は2以上を組合せ、データサイズをより小さくすべく
選択し表現可能とする位置最適化手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空間的位置に関連
付けて情報を登録可能で、空間的条件を手がかりに前記
情報を出力可能な情報管理装置に関し、特に所定の通信
ネットワークを介して情報管理装置及び端末装置が接続
され情報を入出力可能とされる情報管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】本明細書において、データベースをDB
と略し、特に説明がない限り、基本的にDBはテキスト
形式のデータベースを示し、代表的な製品としてはオラ
クルが知られている。一方、前記テキスト形式のDBに
対して、ベクトル形式の地図データベースを単に「図」
とした。また本明細書の一部において、情報提供者は情
報提供者が操作する端末装置、情報受給者は情報受給者
が操作する端末装置を示している。
【0003】従来、地理情報システム(以下「GIS」
という)をインターネットを介して公開することで、空
間的位置に関連付けて各種情報を登録可能な情報管理シ
ステム(例えば、特許文献1参照。)、および空間的条
件を手がかりに前記情報の少なくとも一部を出力可能な
情報管理システム(例えば、特許文献2参照。)は既に
知られている。
【0004】前記情報管理システムは、インターネット
上にWEBサイトとして実施可能とし、広告主と被広告
者との間での各種広告を可能とし、広告主、即ち情報提
供者は空間的位置として点情報(店舗等)を登録可能で
あって、被広告者、即ち情報受給者は空間的条件として
行政界、郵便番号等の単純な範囲を指定可能で該範囲内
の各種情報を受給可能とする。前記情報管理システム
は、情報提供者に対して、空間上の一点に関連付けて各
種情報を登録可能としているが、空間的に所望の範囲に
関連付けて情報を登録可能とはされていない。また、情
報受給者に対して、住所、郵便番号を指定するか又は所
望の矩形を指定する等の単純な空間的条件でしか情報を
受給できない。
【0005】そこで本発明の出願人は、前記問題点を鑑
み、先に特許を出願した(特許文献3参照。)。該特許
文献3において、前記空間的位置と空間的条件の少なく
とも一方は空間的にいびつな範囲を指定可能で、DB検
索時間が登録される情報の量にほとんど影響されず、簡
便に利用可能な情報管理システムを提供する事を可能と
した。
【0006】ところで、全国的にチェーン展開している
宅配ピザ屋の出前情報を登録する事を仮定する。まず例
えば、A町1丁目、同2丁目、の様に丁目単位を1レコ
ードとすれば、1店舗当りの出前範囲は概ね200〜3
00レコードで表現できる。しかし、これでは1の宅配
ピザ屋チェーンだけで10万レコード以上を占め、実用
的とは言えない。次に、特許文献3の技術を用いると、
1店舗当りの出前範囲は概ね70〜100レコードで表
現でき、DBのサイズを概ね1/3に削減できる。しか
し、これでも1の宅配ピザ屋チェーンだけで3万レコー
ド以上を占める。
【0007】そこで、更にDBのサイズを削減できる技
術が求められる。第15図は、登録される情報量201
を横軸に、使用されるレコード数202を縦軸にとり、
情報量とレコード数の関係を示している。求められる技
術は、特許文献3の技術を用いた場合のレコード数の伸
び203に対して大きく削減したレコード数の伸び20
4を可能とする技術1(205)と、レコード数が所定
数を超えると実施しレコード数の伸び206に削減可能
とする技術2(207)である。
【0008】また、特許文献3において、情報DBを検
索する事で所望の情報を出力可能としたが、一度出力さ
れた情報は情報DBとの関連付けが断たれてしまう。し
かし例えば、情報が販売店の広告情報であって、情報D
Bに該販売店が自治体から許可された営業範囲情報が登
録されていれば、広告情報は、一度情報DBから出力さ
れようとも、常に情報DBに登録された営業範囲情報と
関連付けられ、出力された広告情報が閲覧される度に閲
覧者の空間的位置と広告情報の営業範囲とが照合される
事が望ましい。
【0009】
【特許文献1】特許第2756483号公報(第4−5
頁、第3−4図)
【特許文献2】特許第3011098号公報(第2−5
頁、第2−5図)
【特許文献3】特許第3302986号公報(第12
頁、第9−10図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、空間的位置
に関連付けて情報を登録可能で、空間的条件を手がかり
に前記情報を出力可能とする情報管理装置を提供する事
を目的とし、特に所定の通信ネットワークを介して情報
管理装置及び端末装置が接続され情報を入出力可能とす
る情報管理システムを提供する事を目的とし、具体的に
前記空間的位置と空間的条件の少なくとも一方は空間的
にいびつな範囲を指定可能で、DB検索時間が登録され
る情報の量にほとんど影響されず、簡便に利用可能で、
従来の技術よりも更にDBのサイズを削減可能とした情
報管理システムを提供する事を目的とする。
【0011】また本発明は、情報に、一度情報DBから
出力されようとも、常に情報DBに登録された空間的位
置と関連付けておき、出力された情報が閲覧者によって
利用されようとすると、利用者および情報にそれぞれ関
連付け情報DBに登録しておいた空間的位置を照合可能
とし、該照合の結果に基づいて利用を許可又は拒絶可能
とする事を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】まず、上記目的を達成す
るために、所定の通信ネットワークを介してホストに接
続されたDBへ端末装置より情報を登録可能とし、DB
より端末装置へ情報を出力可能とする情報管理システム
において、予め空間を複数の単位区分に分割し、更に空
間を少なくとも一の外の複数の単位区分にも分割してお
き、情報提供者に対して所望の空間的位置を含む情報を
入力可能とする情報入力手段と、情報受給者に対して所
望の空間的条件を含む要求を入力可能とする要求入力手
段と、情報と要求の少なくとも一方(以下「情報/要
求」と記載する)をDBへ登録可能とするDB登録手段
と、要求と情報とを照合可能とするDB検索手段と、D
B検索手段により選択した情報を情報受給者へ出力可能
とする情報出力手段と、空間的位置と空間的条件の少な
くとも一方(以下「空間的位置/空間的条件」と記載す
る)が入力されると、空間的位置/空間的条件を、デー
タサイズをより小さくするよう前記単位区分を選択し表
現する位置最適化手段を備えている。
【0013】そして前記情報管理システムにおいて、前
記技術1として、前記位置最適化手段は、空間的位置/
空間的条件より小さな単位区分を少なく組合せる加算方
式と、空間的位置/空間的条件より大きな単位区分とそ
の差分とを少なく組合せる減算方式の、各演算結果から
1又は2以上を組合せ選択可能としている。
【0014】なお、前記減算方式とは、例えば「東京の
23区のうち渋谷区を除く全域」を表現するために、特
許文献3において開示した従来の方式、即ち加算方式で
は23−1=22レコードを費やすのに対して、「23
区―渋谷区」=2レコードで表現する方法であり、場合
によっては大幅にレコード数を削減できる技術である。
本発明の位置最適化手段は、加算方式および減算方式を
施し、各演算結果から1又は2以上を組合せ、データサ
イズをより小さくするよう単位区分を選択し表現可能と
している。
【0015】インターネット上の一部の著名なポータル
サイトにおいて、利用者に対して例えば「日本の大学―
N大学文学部」という条件式を指定可能としており、日
本の全大学を「大学」項を大分類、「学部」を中分類と
して分類し登録しておいたDBから、N大学の文学部を
除く全ての日本の大学の情報を出力するかに思われる。
しかし実際には、前記ポータルサイトにおいて、前記条
件式内の「N大学文学部」を1の文字の塊と認識してい
る以外に、上位から「日本の大学」、「N大学」、「文
学部」の順に分類し識別しているとは考えられず、空間
的位置を多階層で分類した単位区分を少なく組合せ表現
する、本発明の技術とは異なる。
【0016】ところで、日本は、47の都道府県そして
約3,200の市町村に分割され自治されており、1の
都道府県当り約68の市町村に分割されている。例え
ば、1の県内の35市町村に渡る、ある宅配業者の営業
範囲を表現する為に、前記加算方式では35レコードを
費やし、前記減算方式では34レコードを費やし、いず
れの方式を用いても大幅にレコード数を削減できない。
この問題点は、1の県内の市町村数が多い点、市町
村階層の中には、各単位区分が、中心地の様に小さく密
集している箇所とへき地の様に大きくされている箇所と
が共に存在している点、に起因している。しかし、予め
密集している複数の市町村、即ち単位区分、をグループ
化しようにも最適な基準が不明確である。
【0017】そこで前記情報管理システムにおいて、前
記技術2として、更に、所定の条件を満たすことで、D
Bに登録された複数の空間的位置/空間的条件に含まれ
統合可能な複数の単位区分を検出し、該複数の単位区分
を統合する一の単位区分を新設し、当該複数の空間的位
置/空間的条件を新設した単位区分で置換しDBのサイ
ズを小さくするDB最適化手段を備えている。
【0018】なお前記所定の条件は例えば、空間的位置
/空間的条件が登録されたDBが所定のサイズを超える
事、空間的位置の少なくとも一部が重複する情報が所定
の数を超える事、また、所定の時間が経過する事、等で
ある。前記DB最適化手段は、所定の条件を満たすこと
で、多くの登録された情報位置に一様に含まれる複数の
単位区分をグループ化するものであり、DBに蓄積され
る情報位置に応じて柔軟にかつ実用的にグループ化する
ものである。
【0019】また前記DB最適化手段は、一度新設した
単位区分であっても、後に情報位置が追加されたDBの
分析結果に応じて、該グループを拡大または縮小した
り、また複数のグループを統合したり、1のグループを
分割したり、また削除可能としている。
【0020】ところで本発明の出願人は、特許文献1の
[0084]〜[0085]項および第30、31図に
おいて、単位区分を分割または統合する技術を開示た。
しかし該技術は、県、市町村等の、明確な規則、慣習に
基づいて予め分割しておいた単位区分を、例えば道路の
新設、廃止等の、明確な規則、慣習に基づいて、分割ま
たは統合可能とした技術であるのに対して、本発明のD
B最適化手段は、単位区分を、DBに登録された情報に
基づいて、柔軟かつ最適に新設、分割または統合可能と
する技術である。なお、単位区分図、単位区分DB、情
報位置DBおよび要求位置DBについて、新設する単位
区分の為の階層を予め設けておいても、必要に応じて階
層を新設するのであっても構わない。
【0021】 また前記情報管理システムにおいて、情報
にはDBから出力されようともDBに登録された空間的
位置と関連付けておき、出力された情報が利用者によっ
て利用されようとすると、利用者および情報にそれぞれ
関連付けDBに登録しておいた空間的位置を照合可能と
し、該照合の結果に基づいて利用を許可又は拒絶可能と
している。
【0022】 また、情報をDBへ登録可能で情報をDB
より出力可能とする情報管理装置において、予め空間を
複数の単位区分に分割し、更に空間を少なくとも一の外
の複数の単位区分にも分割しておき、情報および要求を
入力可能な入力部と、情報を確認および出力可能な出力
部と、空間的位置を含む情報を登録可能とするDBと、
所望の空間的位置を含む情報を入力可能とする情報入力
手段と、情報受給者に対して所望の空間的条件を含む要
求を入力可能とする要求入力手段と、情報/要求をDB
へ登録可能とするDB登録手段と、要求と情報とを照合
可能とするDB検索手段と、DB検索手段により選択し
た情報を情報受給者へ出力可能とする情報出力手段と、
空間的位置/空間的条件が入力されると、空間的位置/
空間的条件を、データサイズをより小さくするよう前記
単位区分を選択し表現する位置最適化手段を備えてい
る。
【0023】 そして前記情報管理装置において、前記
技術1として、前記位置最適化手段は、空間的位置/空
間的条件より小さな単位区分を少なく組合せる加算方式
と、空間的位置/空間的条件より大きな単位区分とその
差分とを少なく組合せる減算方式の、各演算結果から1
又は2以上を組合せ選択可能としている。
【0024】 また前記情報管理装置において、前記技
術2として、更に、所定の条件を満たすことで、DBに
登録された複数の空間的位置/空間的条件に含まれ統合
可能な複数の単位区分を検出し、該複数の単位区分を統
合する一の単位区分を新設し、当該複数の空間的位置/
空間的条件を新設した単位区分で置換しDBのサイズを
小さくするDB最適化手段を備えている。
【0025】 また前記情報管理装置において、情報に
はDBから出力されようともDBに登録された空間的位
置と関連付けておき、出力された情報が利用者によって
利用されようとすると、利用者および情報にそれぞれ関
連付けDBに登録しておいた空間的位置を照合可能と
し、該照合の結果に基づいて利用を許可又は拒絶可能と
している。
【0026】 また、情報をDBへ登録し情報をDBより
出力する情報管理方法において、予め空間を複数の単位
区分に分割し、更に空間を少なくとも一の外の複数の単
位区分にも分割しておき、情報提供者に対して所望の空
間的位置を含む情報を入力させる情報入力段階と、情報
受給者に対して所望の空間的条件を含む要求を入力させ
る要求入力段階と、情報/要求をDBへ登録するDB登
録段階と、要求と情報とを照合するDB検索段階と、D
B検索手段により選択した情報を情報受給者へ出力する
情報出力段階と、空間的位置/空間的条件が入力される
と、空間的位置/空間的条件を、データサイズをより小
さくするよう前記単位区分を選択し表現する位置最適化
段階を備えている。
【0027】 そして前記情報管理方法において、前記技
術1として、前記位置最適化段階は、空間的位置/空間
的条件より小さな単位区分を少なく組合せる加算方式
と、空間的位置/空間的条件より大きな単位区分とその
差分とを少なく組合せる減算方式の、各演算結果から1
又は2以上を組合せ選択する。
【0028】 また前記情報管理方法において、前記技術
2として、更に、所定の条件を満たすことで、DBに登
録された複数の空間的位置/空間的条件に含まれ統合可
能な複数の単位区分を検出し、該複数の単位区分を統合
する一の単位区分を新設し、当該複数の空間的位置/空
間的条件を新設した単位区分で置換しDBのサイズを小
さくするDB最適化段階を備えている。
【0029】 また前記情報管理方法において、情報には
DBから出力されようともDBに登録された空間的位置
と関連付けておき、出力された情報が利用者によって利
用されようとすると、利用者および情報にそれぞれ関連
付けDBに登録しておいた空間的位置を照合可能とし、
該照合の結果に基づいて利用を許可又は拒絶可能として
いる。
【0030】 また、コンピュータのDBに情報を登録可
能で登録された情報を選択可能とするための情報管理プ
ログラムにおいて、コンピュータを、予め空間を複数の
単位区分に分割し、更に空間を少なくとも一の外の複数
の単位区分にも分割しておき、入力された空間的位置を
含む情報と入力された空間的条件を含む要求の少なくと
も一方をDBへ登録可能とするDB登録手段と、要求と
情報とを照合可能とするDB検索手段と、DB検索手段
により選択した情報を情報受給者へ出力可能とする情報
出力手段と、空間的位置/空間的条件が入力されると、
空間的位置/空間的条件を、データサイズをより小さく
するよう前記単位区分を選択し表現する位置最適化手段
として機能させる。
【0031】 そして前記情報管理プログラムにおいて、
前記技術1として、前記位置最適化手段は、空間的位置
/空間的条件より小さな単位区分を少なく組合せる加算
方式と、空間的位置/空間的条件より大きな単位区分と
その差分とを少なく組合せる減算方式の、各演算結果か
ら1又は2以上を組合せ選択可能としている。
【0032】 また前記情報管理プログラムにおいて、前
記技術2として、更に、所定の条件を満たすことで、D
Bに登録された複数の空間的位置/空間的条件に含まれ
統合可能な複数の単位区分を検出し、該複数の単位区分
を統合する一の単位区分を新設し、当該複数の空間的位
置/空間的条件を新設した単位区分で置換しDBのサイ
ズを小さくするDB最適化手段として機能させる。
【0033】 また前記情報管理プログラムにおいて、情
報にはDBから出力されようともDBに登録された空間
的位置と関連付けておき、出力された情報が利用者によ
って利用されようとすると、利用者および情報にそれぞ
れ関連付けDBに登録しておいた空間的位置を照合可能
とし、該照合の結果に基づいて利用を許可又は拒絶可能
としている。
【0034】 なお前記単位区分について、例えば、土地
又は海洋をそれぞれ市単位、丁目単位、番地単位の単位
区分に分割した二以上の地図レイヤ(層)より構成され
た単位区分図及び単位区分DBを用意しておく。番地単
位の複数の単位区分を組合せる事で丁目単位の一の単位
区分を表現でき、丁目単位の複数の単位区分を組合せる
事で市単位の一の単位区分を表現できる。
【0035】 また前記位置最適化手段又は位置最適化段
階について、具体的には情報位置/要求位置が入力され
ると、一の市が含まれていれば一のレコードで表現し、
更に一の丁目が含まれていれば一のレコードで表現し、
更に一の番地が含まれていれば一のレコードで表現し
(加算方式)、また情報位置/要求位置を含みより大き
い単位区分(A)とその差分(B)よりA−Bとして表
現し(減算方式)、データサイズを最少に出来る組合せ
を選択可能とする。また前記位置最適化手段又は位置最
適化段階において、情報位置/要求位置を厳密に一致さ
せて最適化できない場合には、例えば面積計で数%以内
の誤差を許容し近似して最適化を施す。また、情報位置
/要求位置を表現するレコード数を最大でnに制限して
おき、厳密に一致可能であったとしても、レコード数を
n以内に抑えるために近似して最適化を施す。
【0036】 なお本発明の情報管理システム、情報管理
装置そして情報管理プログラムが備える外の各手段およ
び各語句、そして情報管理方法が備える外の各段階およ
び各語句について、特許文献3および未公開特許1に開
示してあり、本明細書において省略した。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施の
形態において図示された各装置は、本発明の要部を説明
したものであって、図示されていなくとも、公知のコン
ピュータが備える各部を、適宜、好適に具備している事
は勿論である。前記各部とは例えば、インターネット等
の通信ネットワークに接続する為のモデム等の通信部、
キーボード等の入力部、ディスプレイ等の出力部、デー
タを一時記録させるためのメモリ部、データを記録させ
るためのハードディスク等の記録部、各種演算を実行す
る為のCPU等の演算部である。また本発明の各技術に
おいて、所定の目的を達成するのであれば、具体的な処
理方法は一に限定されない。
【0038】 また基本的に各実施の形態において、情報
提供者より入力されるデータを情報と記載し、情報は基
本的に情報内容および情報位置により構成され、また情
報を受給する為に情報受給者より入力されるデータを要
求と記載し、要求は基本的に要求内容および要求位置に
より構成される。また一部の実施の形態において、情報
と要求の両方がDBへ登録可能とされる為、一部の図を
説明する際に、入力される情報位置と要求位置とを共通
して入力位置と記載し、入力される情報内容と要求内容
とを共通して入力内容と記載しており、情報と要求とも
DBへ登録されれば共通して情報と記載し、具体的に情
報内容、情報位置と記載している。なお請求の範囲にお
いて、情報位置および要求位置が空間的なデータである
事を示す為に、情報位置を空間的位置と、要求位置を空
間的条件と記載している。
【0039】 まず本発明の第1の実施の形態について説
明する。第1図は第1の実施の形態における情報管理シ
ステムの構成図、第2図は第1の実施の形態における情
報管理システムの要部の処理流れ図、第3図は第1の実
施の形態における情報管理システムが備える各種DBお
よび図、第4図は第1の実施の形態における情報内容入
力画面、第5図は第1の実施の形態における情報位置入
力画面、第6図は第1の実施の形態における一覧形式の
情報位置出力画面、第7図は第1の実施の形態における
地図形式の情報位置出力画面、第8図は第1の実施の形
態における位置最適化手段を説明する処理流れ図および
中間データファイル、第9図は第1の実施の形態におけ
る対話方式のDB最適化手段を含む一連の処理を説明す
る処理流れ図、第10図は第1の実施の形態における対
話方式のDB最適化手段により更新される単位区分図、
単位区分DBおよび情報位置DB、第11図は第1の実
施の形態における自動方式のDB最適化手段を含む一連
の処理を説明する処理流れ図、第12図は第1の実施の
形態における自動方式のDB最適化手段により更新され
る単位区分図、単位区分DBおよび情報位置DBであ
る。
【0040】 第1図において、複数の端末装置1が図示
されないモデム等の通信部を用いて通信ネットワーク2
に接続することで相互に通信可能としている。端末装置
1の少なくとも一部が本発明の情報管理装置として稼動
している。本発明の情報管理システムは具体的に、情報
管理装置がWEBサーバとして動作するクライアント・
サーバ型(以下「C/S型」とする)またはピアツーピ
ア型(以下「P2P型」とする)のネットワークとして
実施可能である。P2P型は更に、ナップスターに代表
されるハイブリッド型とグヌーテラに代表されるピュア
型に分類されるが、本発明の情報管理システムはいずれ
の形態でも実施可能である。
【0041】 第2図において、START1(41)か
らEND1(49)までの処理流れは情報提供者との間
で対話式になされる一連の情報提供の処理を説明してお
り、START2(51)からEND2(59)までの
処理流れは情報受給者との間で対話式になされる一連の
情報受給の処理を説明しており、START3(61)
からEND3(65)までの処理流れは情報提供者より
入力され情報DB4に登録された情報と情報受給者より
入力され要求DB5に登録された要求とを照合し情報を
出力する一連の処理を説明している。なお、情報出力手
段48、情報出力手段58および情報出力手段64は基
本的に同一である。
【0042】 情報管理システムにおいて、情報提供者が
参照DBを参照可能とした情報内容入力画面および参照
図を参照可能とした情報位置入力画面に所望の情報を入
力すると、情報入力手段42が入力された情報内容およ
び情報位置を受領し、例えば情報位置が店舗より徒歩3
0分圏内と指定されていれば、位置演算手段43が空間
性状図8および空間性状DB9を参照することで面状の
情報位置を演算し、面状の情報位置が入力されていれ
ば、位置最適化手段44が単位区分図2および単位区分
DB3を参照することで情報位置を複数の単位区分を少
なく組合せ表現する。更に、情報提供者からの指図が情
報DB4への登録であれば(45)、情報DB登録手段
46が情報内容および最適化した情報位置を情報DB4
へ登録し、一方で情報DB4への登録でなければ、要求
DB検索手段47が要求DBを検索し、情報出力手段4
8が検索した情報を所定の装置へ出力し、一連の処理を
終了する。
【0043】 情報管理システムにおいて、情報受給者が
参照DBを参照可能とした要求内容入力画面および参照
図を参照可能とした要求位置入力画面に所望の要求を入
力すると、要求入力手段52が入力された要求内容およ
び要求位置を受領し、例えば要求位置が居所より徒歩3
0分圏内と指定されていれば、位置演算手段53が空間
性状図8および空間性状DB9を参照することで面状の
要求位置を演算し、面状の要求位置が入力されていれ
ば、位置最適化手段54が単位区分図2および単位区分
DB3を参照することで要求位置を複数の単位区分を少
なく組合せ表現する。更に、情報受給者からの指図が要
求DB5への登録であれば(55)、要求DB登録手段
56が要求内容および最適化した要求位置を要求DB5
へ登録し、一方で要求DB5への登録でなければ、情報
DB検索手段57が情報DBを検索し、情報出力手段5
8が検索した情報を所定の装置へ出力し、一連の処理を
終了する。
【0044】 情報管理システムにおいて、計時手段62
が所定の時間を計時することで、DB検索手段62が情
報DBおよび要求DBを照合し、情報出力手段64が検
索した情報を所定の装置へ出力し、一連の処理を終了す
る。本処理流れは、図において簡便に記載してあるが、
具体的には、図示されない出力計画策定手段が情報を受
給可能な状態の端末装置毎に時系列の出力計画を登録す
る図示されない出力計画ファイルを生成し、該出力計画
に従い計時手段63および情報出力手段64が動作す
る。なお出力計画策定手段は、情報を受給可能な状態の
端末装置毎に、要求が更新される度に、情報DBを再検
索し出力計画ファイルを更新する。また出力計画策定手
段は、情報が更新される度に、要求DBを検索し影響を
被る全ての出力計画ファイルを選択し、情報DBを再検
索し該出力計画ファイルを更新する。
【0045】 第3図において、空間を複数の単位区分に
分割した単位区分図2および単位区分DB3と、各利用
者に参照可能とした参照図6と、各利用者に参照可能と
した参照DB7と、道路網図等の空間性状図8および各
線分の延長、所要時間等が入力された空間性状DB9
と、情報のうち情報位置を登録する情報位置DB11お
よび情報内容を登録する情報内容DB12と、要求のう
ち要求位置を登録する要求位置DB13および要求内容
を登録する要求内容DB14とを備えている。前記各D
Bについて、高速なレコードの検索を可能とする為に適
宜インデックスが作成されソートされている。
【0046】 情報位置DB11および情報内容DB12
が情報DB4を構成し、要求位置DB13および要求内
容DB14が要求DB5を構成する。情報位置DB11
および情報内容DB12はそれぞれの情報IDフィール
ドの値で関連付けられており、情報位置DB11は外に
単位区分DB3と関連付けられたn個の単位区分レベル
フィールドより構成されており、情報内容DB12は外
に参照DB7のK個のDBがそれぞれ関連付けられたk
個の情報種別フィールドと、テキスト形式で入力可能な
付加内容フィールドより構成されている。例えば図にお
いて、情報ID=6810に登録された情報は、その情
報位置が情報位置DB11において5レコードで構成さ
れ、情報内容が情報内容DB12において1レコードで
構成されている。情報位置DB11および要求位置DB
13について、1の情報位置を1又は2以上のレコード
で構成しており、1の情報位置を、±フィールドの値が
+のレコードと−のレコードを組合せ、+の単位区分と
−の単位区分との差分として構成可能としている。要求
DB5、即ち要求位置DB13および要求内容DB14
も前記情報DB4と同様に構成されている。
【0047】 参照DB7は、情報の種別を登録した情報
種別DB、郵便番号一覧を登録した郵便番号DB、住所
一覧を登録した住所DB、参照図に表示可能とした各ア
イコンを登録したアイコンDB等、の図示されない各種
DBにより構成され、更に、単位区分図2および単位区
分DB3が、空間を面的に複数の単位区分に分割してい
れば各単位区分に対応する面積が登録された図示されな
い単位区分別面積DBを、また空間を線的に複数の単位
区分に分割していれば各単位区分に対応する延長が登録
された図示されない単位区分別延長DBを、含んでい
る。また、単位区分毎の面積又は延長を単位区分DB3
にフィールドを設け直接登録しておくことも有効であ
る。
【0048】 第4図の情報内容入力画面について、情報
提供者の要求に基づいて例えば端末装置のディスプレイ
部に表示され、提供者名71、情報内容をリストから選
択可能とした種別1(72)および種別1を更に細分化
した種別2(73)、拠点住所74、定休日75、そし
て特徴76を入力可能としている。そして、OKボタン
77が選択されれば所望の情報を次の手段へ引き渡し情
報位置入力画面を表示し、中止ボタン78が選択されれ
ば入力された情報を破棄し処理を終了する。
【0049】 第5図の情報位置入力画面について、情報
提供者の要求に基づいて例えば端末装置のディスプレイ
部に表示され、郵便番号単位81、行政区単位82、所
望の半径の円指定83に加えて、地図ウインドウ85上
でマウス等を用いる選択84、等の方法で「いびつ」な
情報位置を入力可能としている。追加ボタン、中止ボタ
ン、OKボタン88を用いることで、入力した情報位置
をそれぞれ、登録し更なる入力を促し、キャンセルして
処理を終了し、また登録して処理を終了する。縮尺項8
7で縮尺をリストから選択することで地図ウインドウ8
5の縮尺を変更でき、また移動ボタン86を用いること
で地図ウインドウ85の表示位置を移動できる。
【0050】 一方で、情報受給者に要求内容および要求
位置を入力可能とするそれぞれ要求内容入力画面および
要求位置入力画面も情報受給者の要求に基づいて端末装
置のディスプレイ部に表示され、情報受給者が所望の要
求を入力可能としているが、それぞれ前記第4図の情報
内容入力画面および第5図の情報位置入力画面と類似し
ている為に図示を省いた。
【0051】 第6図の一覧形式の情報出力画面につい
て、情報受給者の要求に基づいて端末装置のディスプレ
イ部に表示され、一覧ウインドウ98に情報受給者の要
求に基づき自宅周辺、職場周辺、実家周辺、一時的滞在
地、等のそれぞれの検索結果を一覧形式で表示でき、該
検索結果をタブを選択する事で切り換え表示可能として
いる。また、検索結果の表示順を、例えば図の様に、訪
問介護業者を居所からの距離順(91)に、洋食出前業
者を価格順(92)に、そしてマッサージ業者を利用者
評価順(93)に、先頭からそれぞれ選択した後に並べ
変えボタン94を選択することで、表示順を該選択順に
変更可能としている。また検索結果より所望の情報を選
択し、地図表示ボタン95を選択する事で、該情報を地
図上で確認可能としている。また、入力した空間的条件
内において、検索結果の分布が偏り過ぎていると判断し
た場合には、メッセージを表示し、利用者に範囲再選択
97を勧めたり、地図上でその偏り具合を表示可能とし
ている。
【0052】 第6図の地図表示ボタン95を選択する
と、第7図の地図形式の情報出力画面が表示され、検索
結果を、一覧形式で表示101し、地図上に認識し易い
図式で表示し、地図上で所望の検索結果を選択すること
で、更に詳細な情報を表示可能としている。また本実施
の形態の特徴として、検索結果を地図上で更に空間的に
絞り込み可能としている。追加ボタン、中止ボタン、O
Kボタン102を用いることで、更に入力した要求位置
をそれぞれ、登録し更なる入力を促し、キャンセルして
処理を終了し、また登録して更に検索結果を絞り込む。
縮尺項104で縮尺をリストから選択することで地図ウ
インドウ105の縮尺を変更でき、また移動ボタン10
3を用いることで地図ウインドウ105の表示位置を移
動できる。
【0053】 第8図の位置最適化手段において、単位区
分図2、図示されない単位区分DB、入力位置が入力さ
れた入力位置図21、位置最適化の途中に中間データフ
ァイルとして作成される入力位置DB1〜6(22〜2
7)、および位置最適化された入力位置が保持される入
力位置DB28を利用する。図において、単位区分図2
のf層および入力位置図21を重ね合せ示しており、入
力位置を太線で示している。
【0054】 位置最適化がスタート111すると、まず
入力位置を加算方式、即ち従来の方式、で位置最適化し
結果を入力位置1DB22に保持(111)し、次に入
力位置を、完全に含む最小の単位区分(図においてf層
の300番)を用い、減算方式で位置最適化し結果を入
力位置2DB23に保持(113)する。次に入力位置
のうち、境界が単位区分と交わる部分(図においてf+
1層の330番、350番、370番および390番)
を減算方式で位置最適化し結果を入力位置3DB24〜
入力位置6DBに保持(114)し、これをf+1層か
らn−1まで繰り返す。各中間データファイルの相互関
係は図の様に表すことが出来る。なお図において、f+
1=n−1=2であるから、中間データファイルは入力
位置2DB23を始めとして3層で終わっているが、単
位区分の層数、即ちnが4以上であれば、中間データフ
ァイルの層数も最大でnとなる。次に各入力位置DB、
即ち中間データファイル、を照合することで、レコード
数を最小とする組合せを演算し結果を入力位置DB28
に入力(115)し、全ての中間データファイルを初期
化(116)した後に、処理を終了(117)する。
【0055】 なお、情報DBを検索する情報DB検索手
段と、要求DBを検索する要求DB検索手段について、
情報位置DBおよび要求位置DBを検索するために、各
レコードを±フィールドの値に基づき、具体的に値が−
であれば除外する単位区分と判定する外は、特許文献3
および未公開特許1の技術を継承している。
【0056】 第9図において、START121からE
ND134までの処理流れは、管理者136との間で対
話方式になされる、単位区分を更新する一連の処理を説
明している。該一連の処理において、単位区分図2、単
位区分DB3、情報DB4および要求DB5(以下「各
図、DB」と総称する)を利用する。
【0057】 情報管理システムにおいて、管理者136
により単位区分の更新が要求される(122)と、各
図、DBを参照可能とした単位区分更新画面を表示し単
位区分の更新を促進(123)し、管理者136により
所望の空間的位置が入力される(124)と、該空間的
位置を位置最適化した後に単位区分として仮設(12
5)し、仮設した単位区分を用いて情報DBおよび要求
DBから削減できるレコード数を試算(126)し、削
減レコード数を管理者136へ通知(127)する。管
理者136が前記削減レコード数に満足(128)し、
OKボタンが選択され(129)れば、仮設した単位区
分を正式に新設し各図、DBを更新(130)し、単位
区分更新が完了した事を通知(131)する。一方、管
理者136が前記削減レコード数に満足(128)せ
ず、キャンセルを希望(132)しなければ、空間的位
置の再入力(124)を可能とし(135)、一方、キ
ャンセルを希望(132)し、キャンセルボタンが選択
され(133)れば、それまでの演算結果を破棄し一連
の処理を終了する。
【0058】 第10図において、DB最適化手段が、単
位区分図に、f層31とf+1層32との間に新f+1
層33を設け、旧f+1層32以下を新f+2層以下へ
とずらし、例えば旧f+1層32の単位区分XX31〜
35を新f+2層32においてXX311〜315と改
名し、新f+1層33において、新f+2層32の単位
区分XX311〜313を統合する、単位区分XX31
0を新設し、同様に単位区分図3においても、f層とf
+1との間に新f+1層を設け、全レコードを更新し、
更に情報位置DB11および図示されない要求位置DB
においても、f層とf+1との間に新f+1層を設け、
例えば単位区分XX311〜313の3レコードが含ま
れる情報および要求について1のレコードXX310に
置換し、残りのレコードも更新する。
【0059】 第11図において、START141から
END157までの処理流れは、自動方式になされた演
算結果を管理者158が認証する、単位区分を更新する
一連の処理を説明している。該一連の処理において、各
図、DBを利用する。
【0060】 情報管理システムにおいて、所定の時間を
計時(142)し、各図、DBを参照することで情報D
B4および要求DB5のレコードを集計(143)し、
具体的に情報位置DBおよび要求位置のレコードを集計
し、例えば各情報位置を全体的または部分的に重み付け
等の方法で分析し、密集地域、即ち面積の割に多くのレ
コードを費やす空間的位置、を抽出(144)する。そ
して密集地域毎(148)に、最適解が出る(147)
まで、即ち最もレコード数を削減できるまで、単位区分
を仮設(145)し、仮設した単位区分を用いて削減で
きるレコード数を試算する。そして、推奨する単位区分
案および削減できるレコード数を管理者158へ通知
(149)し、管理者158が最適案を許可(150)
し、OKボタンが選択され(151)れば、最適案の単
位区分を正式に新設し各図、DBを更新(154)す
る。前記案は最適案以外に推奨順に複数の案がリスト形
式で表示されており、管理者158が最適案を許可(1
50)せず、リストより所望の案が選択されOKボタン
が選択され(153)れば、選択された案の単位区分を
正式に新設し各図、DBを更新(154)し、一方でい
ずれの案にも満足せずキャンセルボタンが選択され(1
56)れば、それまでの演算結果を破棄し一連の処理を
終了する。
【0061】 なお、自動方式のDB最適化手段につい
て、単位区分を新設する外に、過去に設けた単位区分の
形状を変更するか又は削除する、1の単位区分を複数に
分割する、又は複数の単位区分を1に統合する、事も検
討し、最適解を導く。
【0062】 第12図において、DB最適化手段が、単
位区分図に、f層34とf+1層35との間に新f+1
層36を設け、旧f+1層35以下を新f+2層以下へ
とずらし、図において新f+1層36に3箇所の密集地
域を抽出し、それぞれ新設する単位区分案を削減できる
レコード数順に上から表示している(37〜39)。情
報管理システムは、管理者に対して各密集地域につい
て、最適案、即ち最上位に表示した単位区分を推奨する
が、残りの案もリスト表示し、管理者に所望の単位区分
案を選択可能とする。
【0063】 次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。第13図は第2の実施の形態における情報管
理システムの利用形態を説明する処理流れ図、第14図
は第2の実施の形態における情報管理システムが備える
利用者位置DBおよびコンテンツ位置DBである。
【0064】 第13図において、情報は映像、楽曲、プ
ログラム等のコンテンツであり、本発明の情報管理シス
テムは該コンテンツを管理するコンテンツ管理システム
であり、各種手段を実装した位置認証サーバ161と、
利用者位置DB163を管理する利用者位置サーバ16
2と、コンテンツ位置DB165を管理するコンテンツ
位置サーバ164より構成される。利用者位置DB16
3は、例えば利用者の携帯電話の位置が登録されたロケ
ーションレジスタであり、その場合利用者位置サーバ1
61は携帯電話交換機であり、また利用者位置DB16
3は予め利用者により居所が登録された居所DBであ
る。コンテンツ位置DB165は、例えば各コンテンツ
の利用が許可された空間的位置が登録されており、具体
的にコンテンツが通信販売WEBサイトであれば、その
空間的位置は通信販売業者が法律等により制限された営
業範囲である。
【0065】 一方、コンテンツ管理装置166は、コン
テンツを再生等の制御可能な装置であって、例えばコン
テンツを配信するWEBサーバ、またはコンテンツを再
生する端末装置のいずれも該当する。コンテンツ173
には固有に識別可能な識別情報174が記録されてお
り、例えばワールドワイドウェブ(WWW)におけるU
RLも該識別情報の1になり得る。一方、識別情報17
2は、コンテンツ制御装置166又は利用者167に固
有の識別情報であり、例えば電話番号、位置認証サーバ
により付与された利用者ID等である。
【0066】 コンテンツ制御装置166において、利用
者167によりコンテンツの利用が要求される(17
1)と、識別情報172および識別情報174を位置認
証サーバ161へ通知し位置認証を要求(175)す
る。そして、位置認証サーバ161において、識別情報
172を利用者位置サーバ162へ通知し識別情報17
2に関連付けられた利用者位置を要求した後に取得し、
同様に識別情報174をコンテンツ位置サーバ164へ
通知し識別情報174に関連づけられたコンテンツ位置
を要求した後に取得し、両位置情報を照合(176)
し、位置認証結果をコンテンツ制御装置166へ通知
(177)する。そして、両位置情報に重複があり前記
結果が「認証」であれ(178)ば、利用者167に対
して、例えばコンテンツを再生するなど、コンテンツ1
73の利用要求を許可(179)し、一方、前記結果が
「不認証」であれ(178)ば、コンテンツの利用要求
を拒絶(180)する。
【0067】 第14図において、図示されない利用者位
置サーバは利用者DBを構成する、利用者位置DB16
3および利用者内容DB181を管理し、両DBは情報
IDフィールドの値により関連付けられており、情報I
Dは電子メールアドレスが用いられている。一方、図示
されないコンテンツ位置サーバはコンテンツDBを構成
する、コンテンツ位置DB165およびコンテンツ内容
DB182を管理し、両DBは情報IDフィールドの値
により関連付けられており、情報IDはWEBサイトの
URLが用いられている。
【0068】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0069】 空間的位置に関連付けて情報を登録可能
で、空間的条件を手がかりに前記情報を出力可能とする
情報管理装置を提供でき、特に所定の通信ネットワーク
を介して情報管理装置及び端末装置が接続され情報を入
出力可能とする情報管理システムを提供でき、具体的に
前記空間的位置と空間的条件の少なくとも一方は空間的
にいびつな範囲を指定可能で、DB検索時間が登録され
る情報の量にほとんど影響されず、簡便に利用可能で、
従来の技術よりも更にDBのサイズを削減可能とした情
報管理システムを提供できる。
【0070】 また情報に、一度情報DBから出力されよ
うとも、常に情報DBに登録された空間的位置と関連付
けておき、出力された情報が閲覧者によって利用されよ
うとすると、利用者および情報にそれぞれ関連付け情報
DBに登録しておいた空間的位置を照合可能とし、該照
合の結果に基づいて利用を許可又は拒絶可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における情報管理システムの
構成図である。
【図2】第1の実施の形態における情報管理システムの
要部の処理流れ図である。
【図3】第1の実施の形態における情報管理システムが
備える各種DBおよび図である。
【図4】第1の実施の形態における情報内容入力画面で
ある。
【図5】第1の実施の形態における情報位置入力画面で
ある。
【図6】第1の実施の形態における一覧形式の情報位置
出力画面である。
【図7】第1の実施の形態における地図形式の情報位置
出力画面である。
【図8】第1の実施の形態における位置最適化手段を説
明する処理流れ図および中間データファイルである。
【図9】第1の実施の形態における対話方式のDB最適
化手段を含む一連の処理を説明する処理流れ図である。
【図10】第1の実施の形態における対話方式のDB最
適化手段により更新される単位区分図、単位区分DBお
よび情報位置DBである。
【図11】第1の実施の形態における自動方式のDB最
適化手段を含む一連の処理を説明する処理流れ図であ
る。
【図12】第1の実施の形態における自動方式のDB最
適化手段により更新される単位区分図、単位区分DBお
よび情報位置DBである。
【図13】第2の実施の形態における情報管理システム
の利用形態を説明する処理流れ図である。
【図14】第2の実施の形態における情報管理システム
が備える利用者位置DBおよびコンテンツ位置DBであ
る。
【図15】従来の技術と本発明の技術とを対比して説明
するグラフであり、位置情報を含む各種情報をDBに登
録した場合の情報数とレコード数との関係を示すグラフ
である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信ネットワークを介してホスト
    に接続されたDBへ端末装置より情報を登録可能とし、
    DBより端末装置へ情報を出力可能とする情報管理シス
    テムであって、予め空間を複数の単位区分に分割し、更
    に空間を少なくとも一の外の複数の単位区分にも分割し
    ておき、情報提供者に対して所望の空間的位置を含む情
    報を入力可能とする情報入力手段と、情報受給者に対し
    て所望の空間的条件を含む要求を入力可能とする要求入
    力手段と、情報と要求の少なくとも一方をDBへ登録可
    能とするDB登録手段と、要求と情報とを照合可能とす
    るDB検索手段と、DB検索手段により選択した情報を
    情報受給者へ出力可能とする情報出力手段と、空間的位
    置と空間的条件の少なくとも一方(以下「空間的位置/
    空間的条件」とする)が入力されると、空間的位置/空
    間的条件を、データサイズをより小さくするよう前記単
    位区分を選択し表現する位置最適化手段を備え、前記位
    置最適化手段は、空間的位置/空間的条件より小さな単
    位区分を少なく組合せる加算方式と、空間的位置/空間
    的条件より大きな単位区分とその差分とを少なく組合せ
    る減算方式の、各演算結果から1又は2以上を組合せ選
    択可能とする事を特徴とする情報管理システム。
  2. 【請求項2】 情報をDBへ登録可能で情報をDBより
    出力可能とする情報管理装置であって、予め空間を複数
    の単位区分に分割し、更に空間を少なくとも一の外の複
    数の単位区分にも分割しておき、情報および要求を入力
    可能な入力部と、情報を確認および出力可能な出力部
    と、空間的位置を含む情報を登録可能とするDBと、所
    望の空間的位置を含む情報を入力可能とする情報入力手
    段と、情報受給者に対して所望の空間的条件を含む要求
    を入力可能とする要求入力手段と、情報と要求の少なく
    とも一方をDBへ登録可能とするDB登録手段と、要求
    と情報とを照合可能とするDB検索手段と、DB検索手
    段により選択した情報を情報受給者へ出力可能とする情
    報出力手段と、空間的位置/空間的条件が入力される
    と、空間的位置/空間的条件を、データサイズをより小
    さくするよう前記単位区分を選択し表現する位置最適化
    手段を備え、前記位置最適化手段は、空間的位置/空間
    的条件より小さな単位区分を少なく組合せる加算方式
    と、空間的位置/空間的条件より大きな単位区分とその
    差分とを少なく組合せる減算方式の、各演算結果から1
    又は2以上を組合せ選択可能とする事を特徴とする情報
    管理装置。
  3. 【請求項3】 情報をDBへ登録し情報をDBより出力
    する情報管理方法であって、予め空間を複数の単位区分
    に分割し、更に空間を少なくとも一の外の複数の単位区
    分にも分割しておき、情報提供者に対して所望の空間的
    位置を含む情報を入力させる情報入力段階と、情報受給
    者に対して所望の空間的条件を含む要求を入力させる要
    求入力段階と、情報と要求の少なくとも一方をDBへ登
    録するDB登録段階と、要求と情報とを照合するDB検
    索段階と、DB検索手段により選択した情報を情報受給
    者へ出力する情報出力段階と、空間的位置/空間的条件
    が入力されると、空間的位置/空間的条件を、データサ
    イズをより小さくするよう前記単位区分を選択し表現す
    る位置最適化段階を備え、前記位置最適化段階は、空間
    的位置/空間的条件より小さな単位区分を少なく組合せ
    る加算方式と、空間的位置/空間的条件より大きな単位
    区分とその差分とを少なく組合せる減算方式の、各演算
    結果から1又は2以上を組合せ選択する事を特徴とする
    情報管理方法。
  4. 【請求項4】 コンピュータのDBに情報を登録可能で
    登録された情報を選択可能とするための情報管理プログ
    ラムであって、コンピュータを、予め空間を複数の単位
    区分に分割し、更に空間を少なくとも一の外の複数の単
    位区分にも分割しておき、入力された空間的位置を含む
    情報と入力された空間的条件を含む要求の少なくとも一
    方をDBへ登録可能とするDB登録手段と、要求と情報
    とを照合可能とするDB検索手段と、DB検索手段によ
    り選択した情報を情報受給者へ出力可能とする情報出力
    手段と、空間的位置/空間的条件が入力されると、空間
    的位置/空間的条件を、データサイズをより小さくする
    よう前記単位区分を選択し表現する位置最適化手段とし
    て機能させ、前記位置最適化手段は、空間的位置/空間
    的条件より小さな単位区分を少なく組合せる加算方式
    と、空間的位置/空間的条件より大きな単位区分とその
    差分とを少なく組合せる減算方式の、各演算結果から1
    又は2以上を組合せ選択可能とする事を特徴とする情報
    管理プログラム。
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