JP2019159347A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
こうした装置においては、人事情報を用いて人員を分析し、人事施策などのマネジメント業務へ活用する人事分析業務が行われている。この人事分析業務では、相関分析などの統計的手法を用いて、人事情報の、ある特徴に対する傾向などの分析を行っている。
先ず、本実施の形態の装置構成を説明する。
情報処理装置としての人事情報処理装置10は、例えば企業に設置され、当該企業の社員(人員)の人事情報を管理、分析する業務を行う装置である。但し、人事情報処理装置10は、企業の社員の人事情報だけでなく、社員以外の人員の人事情報を管理、分析する構成としてもよい。
図1に示すように、人事情報処理装置10は、例えば、分析手段、表示制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示手段としての表示部14と、記憶手段としての記憶部15と、通信部16と、を備える。人事情報処理装置10の各部は、バス17を介して接続されている。
また、表示部14についても、人事情報処理装置10に備えられた構成以外にも、例えば、通信部16を介して通信接続された表示装置に、CPU11から指示された表示情報に従い各種表示を行わせる構成としてもよい。
なお、上記のように、「年齢」T106〜「職種」T110は、定量的な評価値で示される項目である。
「項目1」T202は、人事分析処理において用いる他の項目を示す。「項目1」T202の項目は、「分析対象項目」T201の項目に影響していると思われる項目(関連項目)が予め設定されたものである。
また、「項目3」T206は、人事分析処理において用いる他の項目を示し、「分析方法3」T207は、「分析対象項目」T201と「項目3」T206の項目の組み合わせに応じて設定される分析方法を示す。
また、「項目4」T28は、人事分析処理において用いる他の項目を示し、「分析方法4」T29は、「分析対象項目」T201と「項目4」T28の項目の組み合わせに応じて設定される分析方法を示す。
なお、「分析対象項目」T201、「項目1」T202、「項目3」T206及び「項目4」T28に示される項目は、定量的な評価値で示される項目である。
次に、人事情報処理装置10の動作を説明する。
図4は、人事情報処理装置10において実行される人事分析処理を示すフローチャートである。
人事情報処理装置10においては、例えば、操作部12を介してユーザから人事分析処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU11は、記憶部15から読み出して適宜RAM13に展開した人事分析プログラム151との協働で、人事分析処理を実行する。
図5に示すように、分析条件画面G1は、対象組織指定欄G11と、分析項目指定欄G12と、実行ボタンG13と、終了ボタンG14と、を有する。
分析項目指定欄G12によりユーザが一の項目を選択すると、分析設定テーブルT200が参照され、「分析対象項目」T201が選択された一の項目となっているフィールドの、「項目1」T202、「項目2」T204、「項目3」T206、「項目4」T208で示される項目が、相関分析処理に用いる他の項目として選択される。
終了ボタンG14は、ユーザが操作部12を介して押下操作することで、分析条件画面G1のクローズ(表示の終了)を指示する入力を受け付ける。
図6に示すように、分析結果画面G2は、分析結果表示欄100と、終了ボタン300と、を有する。
相関図201aにおいて、縦軸は「分析項目1」T21の項目であり、横軸は「項目1」T202、「項目2」T204又は「項目3」T206のいずれかの項目である。
相関図201aには、対象組織指定欄G11で指定された組織の社員についてのデータ点が表示(プロット)されている。また、相関図201aには、このデータを回帰分析した結果の回帰直線である分析グラフL1と、当該分析グラフL1に係る決定係数R2とが表示されている。
なお、相関図表示画面201に表示されている相関図201a、分析グラフL1、及び決定係数R2は、相関情報の一態様である。
そして、分析方法設定画面202により分析方法の設定が行われた場合には、その設定された分析方法にて生成された分析グラフL1に更新される。
なお、決定係数R2は、相関係数Rの2乗に等しくなる。この相関係数Rは、2つの項目の相関関係に応じて−1から1までの値をとり得る係数であり、2つの項目が正の相関を有している場合に正の値をとり、負の相関を有している場合に負の値をとり、関連性が強いほど絶対値が1に近くなる。よって、相関係数Rによっても2つの項目間の相関関係を示すことができるため、相関図表示画面201において、決定係数R2に代えて相関係数Rを表示させても良い。
また、相関図表示画面201において、データ上にカーソルを合わせると、そのデータに対応する人事情報が表示される等の構成としても良い。
分析方法設定画面202においては、相関図表示画面201に表示中の分析グラフL1の生成において選択された分析方法に対して、チェックボックスにチェックが入った状態となっている。
そして、選択したい分析方法のチェックボックスにチェックを入れなおすことで、分析方法を変更することができる。
これにより、CPU11は、分析方法設定画面202により選択された分析方法を用いて相関分析処理を行い、相関図表示画面201の初期画面に表示された分析グラフL1を更新する。
また、図8は、図7のように分析方法が選択された結果、表示領域R1の相関図表示画面201において、相関図201aが更新された状態の一例を示す図である。
図7では、表示領域R1の分析方法設定画面202において、元の「正相関」の選択が解除され、新たな分析方法として「負相関」が選択された状態となっている。この状態において反映ボタン203が操作されると、図8に示すように、表示領域R1の相関図表示画面201において、相関図201aが更新される。図8では、当初の右上がりの分析グラフL1が、右下がりの分析グラフL1に更新され、また、更新後の分析グラフL2に係る除外後の決定係数R2が表示されている。
そして、終了指示入力がない場合(ステップS17:NO)、CPU11は、上記ステップS15に移行し、一方、終了指示入力があった場合(ステップS17:YES)、CPU11は、本処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、人事情報処理装置10のCPU11は、人事情報の2つの項目間の相関を示す相関情報を生成する相関分析処理を行い、ユーザが選択可能な複数の分析方法を各々の模式図202aとともに示す選択設定情報、及び前記選択設定情報から選択された分析方法にて相関分析処理を行って生成された相関情報を表示部14に並べて表示させる。
このため、ユーザは、表示部14において、選択設定情報と相関情報とを同時に閲覧でき、分析方法を選択するとその結果が表示されるので、分析方法を何度も選択する試行作業を行う場合にも操作が容易であり、人事分析業務の効率化を図ることができる。
このため、ユーザは、グラフ形式の相関情報を確認することができる。
このため、分析グラフをより確認しやすくすることができる。
このため、人事分析業務をより行いやすくすることができる。
このため、ユーザの分析方法の選択操作を、反映ボタン203に対する操作により開始する構成とすることができる。
このため、ユーザは、表示部14において、選択されている分析方法を認識することができる。
このため、初期設定の分析方法にて相関分析処理した初期の分析グラフが自動的に生成される。よって、ユーザが分析方法を選択することなしに分析グラフが生成されるので、より人事分析業務の効率化を図ることができる。
このため、ユーザは、分析項目の設定を容易に行うことができる。
このため、ユーザは、複数の分析グラフを比較できるので、より綿密な分析が可能となる。
図10は、分析方法設定画面202においても、各分析方法がどのようなものなのかを視覚的に示す模式的なグラフ(模式図202a)が表示される。
そして、図11に示すように、分析方法設定画面202において分析方法設の選択が行われ、反映ボタン203が操作されると、相関図201aの分析グラフL1は、図12に示すように、分析方法設定画面202にて選択された分析方法で回帰分析した結果である分析グラフL2に更新され、また、更新後の分析グラフL2に係る除外後の決定係数R2が表示される。なお、分析方法が「分離相関」であった場合には、2つの決定係数R2が表示される。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
人員に関する複数の定量的な項目を含む人事情報の前記項目間の相関を示す相関情報を生成する相関分析処理を行う分析手段と、
ユーザが選択可能な複数の分析方法を各々の模式図とともに示す選択設定情報、及び前記選択設定情報から選択された分析方法にて前記相関分析処理を行って生成された相関情報を表示手段に並べて表示させる表示制御手段と、を備える情報処理装置。
<請求項2>
前記分析手段は、前記相関情報として分析グラフを生成し、
前記表示制御手段は、前記分析グラフを表示させる請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
前記表示制御手段は、前記分析グラフを前記模式図よりも大きく表示させる請求項2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記分析手段は、前記相関情報として前記分析グラフに係る決定係数を生成し、
前記表示制御手段は、前記決定係数を表示させる請求項2又は3に記載の情報処理装置。
<請求項5>
前記表示制御手段は、前記選択された分析方法による前記相関分析処理の実行を指示する指示ボタンを前記表示手段に表示させる請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項6>
前記表示制御手段は、前記複数の分析方法のうち前記相関分析処理にあたり使用された分析方法を選択された状態として表示させる請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項7>
前記分析手段は、項目の組み合わせが設定されると、項目の組み合わせに対応する初期設定の分析方法を予め記憶する記憶手段を参照して、当該設定された項目の組み合わせに対応する初期設定の分析方法を特定し、特定した初期設定の分析方法にて前記相関分析処理を行って初期の相関情報を生成し、
前記表示制御手段は、生成した初期の相関情報を前記表示手段に初期表示させる請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項8>
前記分析手段は、分析対象となる複数の項目の中から一の項目を指定するユーザ操作を受け付けると、前記複数の項目ごとに関連する関連項目を予め対応づけて記憶する記憶手段を参照して、前記一の項目に対応付けられた関連項目を抽出し、前記一の項目と前記関連項目の間の相関情報を生成する請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項9>
前記分析手段は、前記一の項目に対応付けられた前記関連項目を複数抽出した場合、前記一の項目と各々の前記関連項目との間の相関情報を生成し、
前記表示制御手段は、生成した複数の相関情報を、前記表示手段に並べて表示させる請求項8に記載の情報処理装置。
<請求項10>
コンピュータを、
人員に関する複数の定量的な項目を含む人事情報の前記項目間の相関を示す相関情報を生成する相関分析処理を行う分析手段、
ユーザが選択可能な複数の分析方法を各々の模式図とともに示す選択設定情報、及び前記選択設定情報から選択された分析方法にて前記相関分析処理を行って生成された相関情報を表示手段に並べて表示させる表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 表示部(表示手段)
15 記憶部(記憶手段)
151 人事分析プログラム
T1 社員基本情報テーブル
T2 分析設定テーブル
16 通信部
17 バス
G1 分析条件画面
G11 対象組織指定欄
G12、G15、G16 分析項目指定欄
G13 実行ボタン
G14 終了ボタン
G17 分析方法欄
G2 分析結果画面
100 分析結果表示欄
Rm、R1〜R4 表示領域
201 相関図表示画面(相関情報表示画面)
201a 相関図(相関情報)
L1 分析グラフ(相関情報)
202 分析方法設定画面(設定画面)
202a 模式図(選択設定情報)
203 反映ボタン(指示ボタン)
300 終了ボタン
Claims (10)
- 人員に関する複数の定量的な項目を含む人事情報の前記項目間の相関を示す相関情報を生成する相関分析処理を行う分析手段と、
ユーザが選択可能な複数の分析方法を各々の模式図とともに示す選択設定情報、及び前記選択設定情報から選択された分析方法にて前記相関分析処理を行って生成された相関情報を表示手段に並べて表示させる表示制御手段と、を備える情報処理装置。 - 前記分析手段は、前記相関情報として分析グラフを生成し、
前記表示制御手段は、前記分析グラフを表示させる請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記分析グラフを前記模式図よりも大きく表示させる請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記分析手段は、前記相関情報として前記分析グラフに係る決定係数を生成し、
前記表示制御手段は、前記決定係数を表示させる請求項2又は3に記載の情報処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記選択された分析方法による前記相関分析処理の実行を指示する指示ボタンを前記表示手段に表示させる請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記複数の分析方法のうち前記相関分析処理にあたり使用された分析方法を選択された状態として表示させる請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記分析手段は、項目の組み合わせが設定されると、項目の組み合わせに対応する初期設定の分析方法を予め記憶する記憶手段を参照して、当該設定された項目の組み合わせに対応する初期設定の分析方法を特定し、特定した初期設定の分析方法にて前記相関分析処理を行って初期の相関情報を生成し、
前記表示制御手段は、生成した初期の相関情報を前記表示手段に初期表示させる請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記分析手段は、分析対象となる複数の項目の中から一の項目を指定するユーザ操作を受け付けると、前記複数の項目ごとに関連する関連項目を予め対応づけて記憶する記憶手段を参照して、前記一の項目に対応付けられた関連項目を抽出し、前記一の項目と前記関連項目の間の相関情報を生成する請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記分析手段は、前記一の項目に対応付けられた前記関連項目を複数抽出した場合、前記一の項目と各々の前記関連項目との間の相関情報を生成し、
前記表示制御手段は、生成した複数の相関情報を、前記表示手段に並べて表示させる請求項8に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
人員に関する複数の定量的な項目を含む人事情報の前記項目間の相関を示す相関情報を生成する相関分析処理を行う分析手段、
ユーザが選択可能な複数の分析方法を各々の模式図とともに示す選択設定情報、及び前記選択設定情報から選択された分析方法にて前記相関分析処理を行って生成された相関情報を表示手段に並べて表示させる表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
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