JP7116671B2 - システム開発支援装置およびシステム開発支援方法 - Google Patents

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本発明は、システム開発支援装置およびシステム開発支援方法に関するものである。
システムの開発ないし改修に際しては、各種設計書およびテスト観点の各生成や、当該設計書等に基づくプログラム開発、ならびに、開発したプログラム等に対するテストの実施といった様々な業務が必要となる。
従来から当該業務に係る工数の多さや煩雑さは問題視され、それによる人員等の各種リソースの逼迫も懸念されていた。
そこで、上述のシステム開発等を効率化する従来技術として、例えば、テスト対象システムの動作確認テストの実行および管理を行うコンピュータにより構成されたテスト管理システムであって、前記テスト対象システムに格納若しくは配置するテストデータおよびテスト内容を指定したテストシナリオを記憶するテスト資源記憶手段と、このテスト資源記憶手段に記憶された前記テストデータを前記テスト対象システムに格納若しくは配置するテスト環境構築ジョブ、および前記テスト資源記憶手段に記憶された前記テストシナリオを用いてテストを実行するテストジョブを含む複数のジョブを組み合わせてこれらのジョブの実行順序を指定して形成されたジョブネットを記憶するジョブ記憶手段と、このジョブ記憶手段に記憶された前記ジョブネットで指定されている実行順序に従って前記複数のジョブを連続実行するジョブ実行処理、前記複数のジョブのそれぞれを示す複数の図形を実行順序の通りに並べて画面表示するとともに各図形の中若しくはその近傍にジョブの名称および/またはジョブの内容を簡単に示す説明文を表示するジョブ図形表示処理、並びに、前記複数の図形を用いて実行中のジョブを示すテスト進捗表示処理を実行するジョブ実行手段とを備えたことを特徴とするテスト管理システム(特許文献1参照)などが提案されている。
また、テスト対象システムと接続され、当該テスト支援システムの機能のテストを支援するためのテスト支援装置において、前記テスト支援システムの修正前後における差分情報に基づいて、テスターの確認が必要な要確認画面について、当該要確認画面を含む画面遷移を特定する手段と、特定された画面を含む業務フローについて、前記テスト支援システムに対して画面単位のテストデータを入力してテスト実行させる手段と、前記テストにおいて、要確認画面の表示を検知し、検知した場合、テスターに確認可能なようにテスターの端末に表示させる手段とを有することを特徴とするテスト支援装置(特許文献2参照)なども提案されている。
特開2017-016507号公報 特開2017-58983号公報
ところで、金融機関におけるシステムに関してエンハンス開発を行う場合、考慮すべき特有の事情が存在する。
例えば、当該システムは、いわゆるミッションクリティカルなシステムであり、目的が
開発や改修と言えども機能の中断や停止は許容されにくい点を考慮する必要がある。
また、システム規模が大きく機能構成も広範なため、種々の処理段階で多岐に亘る画面等のインターフェイスを、確実に手当する必要もある。
一方、このような事情を踏まえつつ的確に該当業務を遂行するためには、相応のスキルや経験を備えた人員が必要とされ、該当業務における属人性の抑制が問題となりつつある。
上述のような事情があるものの、従来技術では、こうしたシステム特有の事情を十分考慮し、システム開発に係る業務の効率化を図る提案はなされていない。
そこで本発明の目的は、システム開発に伴う手間や属人性を適宜に抑制し、開発効率を良好なものとする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明のシステム開発支援装置は、対象システムの設計書と、各種画面に関する試験観点ごとの打鍵スクリプトとを保持する記憶部と、前記対象システムについて規定された必要試験項目に基づき、当該必要試験項目に対応する試験観点の前記打鍵スクリプトを呼び出し、当該打鍵スクリプトに対し、前記設計書のパラメータを設定して前記対象システムにおいて実行し、当該打鍵スクリプトの実行に伴う表示画面のイメージをエビデンスとして取得する演算部と、を含むことを特徴とする。
また、本発明のシステム開発支援方法は、対象システムの設計書と、各種画面に関する試験観点ごとの打鍵スクリプトとを保持する記憶部を備える情報処理装置が、前記対象システムについて規定された必要試験項目に基づき、当該必要試験項目に対応する試験観点の前記打鍵スクリプトを呼び出し、当該打鍵スクリプトに対し、前記設計書のパラメータを設定して前記対象システムにおいて実行し、当該打鍵スクリプトの実行に伴う表示画面のイメージをエビデンスとして取得する、ことを特徴とする。
本発明によれば、システム開発に伴う手間と属人性を適宜に抑制し、開発効率を良好なものとできる。
本実施形態のシステム開発支援装置を含むネットワーク構成図である。 本実施形態におけるシステム開発支援装置のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態における試験端末のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態の設計書における画面レイアウトの例を示す図である。 本実施形態の設計書における入出力項目情報の例を示す図である。 本実施形態の設計書における動的グレーアウト情報の例を示す図である。 本実施形態の打鍵スクリプト群のデータ構成例を示す図である。 本実施形態の必要試験項目情報のデータ構成例を示す図である。 本実施形態のエビデンスのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるシステム開発支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における画面例1を示す図である。 本実施形態における画面例2を示す図である。 本実施形態における画面例3を示す図である。
---ネットワーク構成---
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のシステム開発支援装置100を含むネットワーク構成図である。
図1に示すシステム開発支援装置100は、システム開発に伴う手間と属人性を適宜に抑制し、開発効率を良好なものとするコンピュータ装置である。
なお、本実施形態におけるネットワーク構成としては、一例として、システム開発支援装置100と試験端末200とが、例えば社内ネットワークなどのセキュアなネットワーク10を介して通信可能に接続された構成を想定する。
このうち試験端末200は、具体的には、金融機関の営業店システムの一部である窓口端末機を想定できるが、勿論これに限定しない。金融機関における業務システムを構成する装置であれば、営業店サーバなど他のいずれの装置であっても適用対象となりうる。
一方、本実施形態のシステム開発支援装置100は、上述の営業店システムの開発等を担当するベンダーが運用するサーバ装置を想定できる(勿論、限定しない)。ベンダーは、このシステム開発支援装置100にて、設計書や試験観点、必要試験項目の策定、打鍵スクリプトの生成といった、試験に向けた事前業務を行うこととなる。
また、システム開発支援装置100は、こうして生成された設計書や試験観点、必要試験項目、および打鍵スクリプトのうち必要なものを、ネットワーク10を介し、試験端末200である窓口端末機にセットする。また、試験端末200である窓口端末機にて、当該窓口端末機について規定された必要試験項目に基づき、当該必要試験項目に対応する試験観点の打鍵スクリプトを打鍵スクリプト群から呼び出し、当該打鍵スクリプトに対し、設計書(窓口端末機に関するもの)のパラメータを設定して窓口端末機において実行させる。また、この打鍵スクリプトの実行に伴い、窓口端末機のディスプレイに出力された表示画面をキャプチャし、これで得たイメージをエビデンスとして適宜な記憶部に格納する。
なお、試験端末200である上述の窓口端末機は、営業店の窓口にて顧客対応を行うテラーの操作端末である。こうした顧客対応に用いる性質もあり、機能維持のための保守や顧客サービス向上のためのエンハンス開発が定期的に行われる端末でもある。
一方、そうしたエンハンス開発に際し、多数の画面について改修が生じるケースは多い。しかも画面各々の設定値も多く、具体的には、画面ごとに設定値が数百項目のオーダーで存在するケースも一般的である。さらに、各画面における入力項目についての設定も、やはり百項目のオーダーで存在するケースが多い。
他方、上述のような状況下で、各画面について開発業務(設計書の生成、試験観点生成、打鍵の実施)が必要である。従来であれば、全て人手により逐一行う外なかったが、本実施形態のシステム開発支援装置100によれば、当該業務に係る手間、工数を大幅に抑制し、開発効率を良好なものとできる。
また、エンハンス開発の担当者に関して言えば、非常に煩雑で手間のかかる開発業務ではあるものの、実際に打鍵を担当して初めて体得できる業務経験・スキルもある。その一方で、そうした打鍵には画面構成変化の知識等を要するため、担当者によっては工数が嵩みやすい難点もある。さらに、担当者の入れ替わりが生じれば、試験結果がノウハウとして蓄積されない懸念も生じる。
スキルや経験が不十分な担当者が打鍵業務を行えば、例えば画面構成変化を理解せずに誤った打鍵を実施するに至り、また試験観点を理解しないまま打鍵を行うことで、試験結果すなわちエビデンスが不足するケースも起こりうる。
本実施形態のシステム開発支援装置100によれば、こうした担当者に関わる課題についても適宜に対処し、打鍵自体を、各画面の設定値が設定された好適な打鍵スクリプトの自動実行により遂行し、その際の表示画面をキャプチャするなどしてエビデンスの取得も確実に行うことができる。しかも、打鍵スクリプトの実行速度をユーザ指示に応じて制御することで、スキルや経験が不十分な担当者に対し、好適な打鍵業務の遂行内容として画面遷移と打鍵内容を目視可能に提示し、システム開発業務に関するスキルアップに結びつけることも期待できる。
---ハードウェア構成---
また、システム開発支援装置100のハードウェア構成は、図2に示す如くとなる。すなわちシステム開発支援装置100は、記憶部101、メモリ103、演算部104、入力部105、出力部106、および通信部107、を備える。
このうち記憶部101は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶手段である。
また、メモリ103は、RAMなど揮発性記憶素子で構成される記憶手段である。
また、演算部104は、記憶部101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUである。
また、入力部105は、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付けるキーボードやマウスなどの入力装置である。
また、出力部106は、演算部104での処理データの表示を行うディスプレイ等の出力装置である。
また、通信部107は、ネットワーク10と接続して試験端末200など他装置との通信処理を担う、ネットワークインターフェイスカードなどの通信装置である。
なお、記憶部101内には、本実施形態のシステム開発支援装置として必要な機能を実装する為のプログラム102に加えて、設計書125、打鍵スクリプト群126、必要試験項目情報127、およびエビデンス128が少なくとも記憶されている。ただし、これら情報の詳細については後述する。
また、図3に本実施形態の試験端末200のハードウェア構成例を示す。本実施形態の試験端末200は、記憶部201、メモリ203、演算部204、入力部205、出力部206、および通信部207、を備える。
このうち記憶部201は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶手段である。
また、メモリ203は、RAMなど揮発性記憶素子で構成される記憶手段である。
また、演算部204は、記憶部201に保持されるプログラム202をメモリ203に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUである。
また、入力部205は、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付けるキーボードやマウスなどの入力装置である。
また、出力部206は、演算部204での処理データの表示を行うディスプレイ等の出力装置である。
また、通信部207は、ネットワーク10と接続してシステム開発支援装置100など他装置との通信処理を担う、ネットワークインターフェイスカードなどの通信装置である。
なお、記憶部201内には、本実施形態の試験端末として必要な機能を実装する為のプログラム202に加えて、打鍵スクリプトセット226、およびエビデンス227が少なくとも記憶されている。ただし、これら情報の詳細については後述する。
---データ構造例---
続いて、本実施形態のシステム開発支援装置100が用いる情報について説明する。図4に、本実施形態における設計書125における画面レイアウト構成1251の一例を示す。
この画面レイアウト構成1251は、試験端末200たる窓口端末機で出力される各画面のレイアウトを定義した情報である。
その構造は、例えば、画面の各位置をセルで対応付けたスプレッド形式のデータを想定できる。図4の例であれば、1行目の「記号番号」について、18列から26列までの入力項目12511と、28列から29列までの入力項目12512と、31列から39列までの入力項目12513とが用意された構成となっている。
勿論、この図4の具体例は、画面レイアウト構成1251として管理する、ある1つの画面レイアウトについてのみ例示したものであり、他の画面に関しても同様に情報が保持されている。
また、図5に、本実施形態の設計書125における入出力項目情報1252の一例を示す。入出力項目情報1252は、上述の画面レイアウト構成1251における各入出力項目に関する定義を格納したテーブルである。
そのデータ構造は、上述の「記号番号」といった項目名称をキーとして、そのID、種別、レイアウト・表示、入力制御、データチェック、などといった各種データから成るレコードの集合体である。
このうち種別は、該当入出力項目が入力項目か出力項目か特定する値である。
また、レイアウト・表示は、該当項目の上述の画面レイアウト上での表示位置等を示す値であり、具体的には、該当項目のセルの行、列の各位置、幅(セルの数)、といった値である。
また、入力制御は、該当項目に対する入力動作を行うインターフェイスの種類等を示す
値である。具体的には、「テンキー盤面」や「テキストボックス」での入力内容を示す値となる。
また、データチェックは、該当項目に入力されるべき値の文字種等について定めた値である。具体的には、「数字」や「文字」といったものが規定される。
なお、図7で例示する入出力項目情報1252のデータ構成は紙面の都合上、あくまでもごく一部を記載したにすぎない。実際の設計書125における入出力項目情報1252では、より多くの項目、値が設定されているものとなる。
勿論、この図5の具体例は、入出力項目情報1252として管理する、ある1つの画面についての入出力項目についてのみ例示したものであり、他の画面に関しても同様に情報が保持されている。
また、図6に、本実施形態の設計書125における動的グレーアウト情報1253の一例を示す。動的グレーアウト情報1253は、上述の画面レイアウト構成1251や入出力項目情報1252で定義がなされている各画面のうち、動的グレーアウト対象の入力項目を含むものに関して、その動的グレーアウトの制御内容を規定したテーブルである。
そのデータ構造は、項目名称をキーとして、動的グレーアウト要否、および種目といったデータから成るレコードの集合体である。
上述のうち、動的グレーアウト要否は、各項目のうち動的グレーアウト対象の入力項目を、例えば「○」などの値で指定する項目である。
また、種目は、各項目に対し入力されると動的グレーアウト制御の契機となる値を規定したものである。図6の例では、「種目」、「記号」、「番号」、および「通帳面現在高」の各項目に「180」が入力されると、入力された項目以外の項目がグレーアウトすなわち入力不可となる規定が設定されている。また、「預入年月日」の項目に「185」が入力されると、入力された「預入年月日」項目以外の項目がグレーアウトすなわち入力不可となる規定が設定されている。
勿論、この図6の具体例は、動的グレーアウト情報1253として管理する、ある1つの画面についての動的グレーアウト情報についてのみ例示したものであり、他の動的グレーアウト対象の画面に関しても同様に情報が保持されている。
また、図7に、本実施形態における打鍵スクリプト群126の一例を示す。本実施形態の打鍵スクリプト群126は、各試験観点に関して、当該試験観点が規定する画面での打鍵動作を実行する打鍵スクリプトを格納したテーブルである。
そのデータ構造は、打鍵スクリプトを一意に特定するIDをキーとして、スクリプト名、および、各当該打鍵スクリプトのファイル名(格納先であってもよい)といったデータから成るレコードの集合体である。
なお、この打鍵スクリプト群127は、システム開発支援装置100が必要に応じて試験端末200に送信し、打鍵スクリプトセット226としてセットするものである。打鍵スクリプトセット226は、各試験観点に関して、当該試験観点が規定する画面での打鍵動作を実行する打鍵スクリプトを格納したデータベースである。
また、図8に、本実施形態における必要試験項目情報127の一例を示す。本実施形態
の必要試験項目情報127は、試験対象たる試験端末200の試験に関し、必要であると規定された試験項目を、上述の試験観点に基づき規定したテーブルである。
そのデータ構造は、対象システムの識別情報をキーとして、実行順序ごと、当該対象システム(試験端末200)の試験に際して呼び出して実行すべき打鍵スクリプトのID、といったデータから成るレコードの集合体である。
また、図9に、本実施形態におけるエビデンス128の一例を示す。本実施形態のエビデンス128は、上述の各打鍵スクリプトが実行されたことで表示された画面のキャプチャデータを格納したテーブルである。
そのデータ構造は、対象システムの識別情報をキーとして、実行順序ごとに得られたエビデンスのファイル名(格納先であってもよい)といったデータから成るレコードの集合体である。
なお、このエビデンス128は、試験端末200がシステム開発支援装置100に送信したエビデンス227、に該当するものである。
---フロー例1---
以下、本実施形態におけるシステム開発支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明するシステム開発支援方法に対応する各種動作は、システム開発支援装置100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図10は、本実施形態におけるシステム開発支援方法のフロー例を示す図である。まず、システム開発支援装置100は、試験端末200の試験に関して記憶部101で保持する必要試験項目情報127を参照し、この必要試験項目情報127が示す打鍵スクリプトを、打鍵スクリプト群126から抽出する(s1)。
また、システム開発支援装置100は、s1で抽出した打鍵スクリプトに対し、そのパラメータとして、試験端末200に関する設計書125の入出力項目情報1252における対応値を設定し、打鍵スクリプトセット226を生成する(s2)。
ここでシステム開発支援装置100は、s2で生成した打鍵スクリプトセット226を試験端末200に対し、ネットワーク10を介してセットする(s3)。
また、システム開発支援装置100は、例えば、その管理者等の指示を入力部105で受けるなどして、上述の打鍵スクリプトセット226に対し、必要試験項目情報225が規定する実行順序にしたがって打鍵処理の実行指示を送信する(s4)。
つまり、システム開発支援装置100は、対象システムたる試験端末200について規定された必要試験項目に基づき、当該必要試験項目に対応する試験観点の打鍵スクリプトを打鍵スクリプト群126から呼び出し、当該打鍵スクリプトに対し、設計書125における各種パラメータを設定し、これを試験端末200において実行したのである。
続いて、システム開発支援装置100は、上述のs4の実行指示に伴い、試験端末200における打鍵スクリプトの実行に伴う表示画面について、その画面イメージを取得し、当該画面イメージの所定属性に基づいて、アクティブ画面を特定する(s5)。
上述のイメージ属性による特定とは、例えば、図11で例示するように、画面の上部な
いし下部のフレーム部分における色が「白色」など特定色であればアクティブ画面1000、「グレー」であれば非アクティブ画面1001、といったアルゴリズムを想定できる。
続いて、システム開発支援装置100は、s5で特定したアクティブ画面が、打鍵スクリプトにおける打鍵対象であるか判定する(s6)。
この判定では、例えば、そのアクティブ画面が、現在実行中の打鍵スクリプトにおいて打鍵対象としている画面か否か、或いは、上述の実行順序で次の打鍵スクリプトが打鍵対象の画面として規定されているものか、により判定することを想定できる。
上述の判定の結果、アクティブ画面が打鍵対象ではなかった場合(s6:n)、システム開発支援装置100は、必要試験項目情報に規定された全ての打鍵スクリプトを実行したか判定する(s7)。
この判定の結果、必要な全ての打鍵スクリプトが実行された場合(s7:y)、処理を終了する。
他方、上述の判定の結果、未実行の打鍵スクリプトが残されている場合(s7:n)、システム開発支援装置100は、例えば所定時間待機した上で、処理をs6を再実行する。すなわち、打鍵対象の画面が表示されるまで、必要な画面遷移を待つこととなる。
他方、上述のs6での判定の結果、アクティブ画面が打鍵対象であった場合(s6:y)、システム開発支援装置100は、この打鍵対象であるアクティブ画面の打鍵項目が、動的グレーアウト対象であるか動的グレーアウト情報1253に基づき判定する(s8)。
この場合、システム開発支援装置100は、例えば、アクティブ画面に関して動的グレーアウト情報1253を参照し、その情報がなければ動的グレーアウト対象ではないと判定し、また、アクティブ画面に関して動的グレーアウト情報1253にて情報が登録されていれば、その画面に関して「動的グレーアウト要否」で「○」が設定された入力項目があるか判定する。
この判定の結果、上述のアクティブ画面の打鍵項目が動的グレーアウト対象でなかった場合(s9:n)、システム開発支援装置100は、当該アクティブ画面が予め定めた特定の画面(例:ポップアップ画面)であるか、当該アクティブ画面のイメージ属性に基づいて判定する(s10)。
この場合、イメージ属性を用いた上述の判定としては、例えば、図12で例示する画面1100のように、「これでよろしいですか?」および「最終確認をお願いします」といった確認を促すテキストが含まれたオブジェクト1101と、「OK」、「はい」、「確認しました」といったユーザ意思を示すテキストが含まれたオブジェクト1102が含まれていればポップアップ画面、などと判定するアルゴリズムを想定する。
上述の判定の結果、上述のアクティブ画面が特定の画面でなかった場合(s10:n)、システム開発支援装置100は、当該画面における入力項目に対応する値の打鍵処理を実行し(s11)、処理をs5に戻す。
この打鍵処理の対象となる値は、システム開発支援装置100が設計書125の入出力項目情報1252に従って定まる所定桁数の数字または文字、となる。
他方、上述の判定の結果、上述のアクティブ画面が特定の画面であった場合(s10:y)、システム開発支援装置100は、当該アクティブ画面に表示されているオブジェクトのうち「はい」、「OK」、「確認しました」といった上述の所定のイメージ属性のオブジェクトに対するクリックなど所定動作を打鍵処理として実行し(s12)、処理をs5に戻す。
なお、システム開発支援装置100は、上述のようにポップアップ画面等のアクティブ画面、すなわち既存画面以外に新たに出力された新規画面に対し、当該新規画面の基準座標(例:図13の画面11110における基準点1110Aの座標値)またはその新規画面を表示する試験端末200のディスプレイにおける基準座標(例:図13の画面1001における基準点1001Aの座標値)、のいずれかに基づいたマウスジェスチャを、打鍵スクリプトにより実行すると好適である。
ここで、システム開発支援装置100は、ポップアップ画面等のアクティブ画面またはディスプレイの基準座標と、ポップアップ画面も含めた各画面における各オブジェクト(例:アイコンの他、各種インターフェイスも含みうる)の表示座標を、設計書125に基づき打鍵スクリプトに予め設定しており、これら座標に基づくマウスアイコンの移動と、所定座標でのクリック動作、パラメータの入力動作など、所定マウスジェスチャやキーインの実行が可能である。
そこで、こうした構成を備えるシステム開発支援装置100では、上述のマウスジェスチャにてマウスカーソル1112を移動させ選択した所定の入力インターフェイス(図13の画面1110における入力欄1111)に対し、設計書125で該当入力インターフェイスに関して規定された、例えば「11111111」といったパラメータを入力する。
これによれば、いわゆるポップアップ画面など、既存画面中に立ち上がってくる新規画面に対して、その基準座標に基づくマウスジェスチャの再生が可能であり、テスト対象システムにおける環境(例:オペレーションシステム)や性能仕様などに影響されにくい試験実行が可能となる。
また、上述のごときマウスジェスチャの実行を、いわゆるリモートデスクトップ環境下で行う構成も想定できる。その場合、システム開発支援装置100は、打鍵スクリプトを、対象システムたる試験端末200とは異なる別システム、例えば、システム開発支援装置100におけるリモートデスクトップ環境で実行する。このことで、試験端末200における上述のマウスジェスチャの実行およびパラメータの入力を、実質的にはシステム開発支援装置100の環境で制御・実行することとなる。
なお、リモートデスクトップ環境自体は、一般的なオペレーションシステムにデフォルトで備わるコンポーネントなど既存技術を適宜に採用し、構築すればよい。
これによれば、上述のマウスジェスチャの再生動作をリモートデスクトップ環境下すなわち遠隔での実行が可能であり、テスト対象システムにおける環境や性能仕様に加えて、処理の実行主体や担当者の所在にも影響されにくい試験を実行可能となる。
他方、上述のs8での判定の結果、上述のアクティブ画面の打鍵項目が動的グレーアウト対象であった場合(s9:y)、システム開発支援装置100は、当該打鍵項目に関してグレーアウト動作の契機とならない所定値を動的グレーアウト情報1253で特定し、当該値を該当打鍵項目に打鍵処理する(s13)。
この動的グレーアウト動作の契機とならない値は、動的グレーアウト情報1253において、動的グレーアウト要否に「○」が設定されている項目の「種目」欄で「○」が設定されていない値、すなわち「-」が設定されている値である(図6の例では、「185」)。なお、システム開発支援装置100は、上述のs13の実行後、処理をs5に戻す。
以上のフローにて、必要試験項目情報225で規定した打鍵スクリプトを順次実行し、適宜な試験が、試験端末200に対して効率的に実行される形態を説明した。
一方、上述のフローを実行している中で、システム開発支援装置100は、打鍵スクリプトの実行、すなわち打鍵処理に伴って試験端末200での表示画面をキャプチャし、そのイメージをエビデンスとして取得しているものとする。ここで得たエビデンスは、試験端末200のIDおよび打鍵スクリプトの実行順序と紐付けて、エビデンス128に格納される。
なお、システム開発支援装置100は、打鍵スクリプトの実行速度について、入力部105で受けたユーザ指示に応じて変更するとしてもよい。ここで想定するのは、打鍵スクリプトの実行速度を低速にする制御となる。
この場合、システム開発支援装置100は、打鍵スクリプトの実行速度を低速に制御し、この打鍵スクリプト実行に伴う試験端末200での表示画面の表示時間ないし遷移間隔を通常より長くする。
こうした制御を行うことで、打鍵スクリプトの実行すなわち試験端末200での試験の様子を、その出力画面の遷移を介して目視可能に提示可能となる。こうした試験の内容や遷移の様子を確認できることは、特に試験担当者のスキルアップにつながり好適である。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、システム開発に伴う手間と属人性を適宜に抑制し、開発効率を良好なものとなる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態のシステム開発支援装置において、前記演算部は、前記打鍵スクリプトの実行に伴い表示される各画面のイメージ属性に基づいて、アクティブ画面を特定し、当該アクティブ画面が前記打鍵スクリプトにおける打鍵対象である場合に打鍵処理を実行するものである、としてもよい。
これによれば、ディスプレイ上に複数画面が一度に表示される状況下で、打鍵対象の画面がアクティブ画面であることを担保した上で打鍵処理が遂行される。本来の打鍵対象の画面が非アクティブ状態であるが、非打鍵対象の画面がアクティブ状態となっている状況において、当該非打鍵対象の画面に打鍵処理を行ってしまう事態を的確に回避できる。ひいては、システム開発に伴う手間と属人性を適宜に抑制し、開発効率をさらに良好なものとなる。
また、本実施形態のシステム開発支援装置において、前記演算部は、前記打鍵対象である前記アクティブ画面の打鍵項目が、動的グレーアウト対象であるか前記設計書に基づき判定し、前記打鍵項目が前記動的グレーアウト対象である場合、当該打鍵項目に関してグレーアウト動作の契機とならない所定値を前記設計書にて特定し、当該値を前記打鍵項目
に打鍵処理するものである、としてもよい。
これによれば、動的グレーアウト制御の対象画面における打鍵項目(インターフェイス)において、動的グレーアウトの契機となる特定の値を打鍵してしまうことで、引き続き打鍵を行うべき他の打鍵項目がグレーアウトすなわち打鍵不可となる事態を的確に回避できる。ひいては、システム開発に伴う手間と属人性を適宜に抑制し、開発効率をさらに良好なものとなる。
また、本実施形態のシステム開発支援装置において、前記演算部は、前記打鍵スクリプトの実行に伴い表示される各画面のイメージ属性に基づいて、アクティブ画面を特定し、当該アクティブ画面が予め定めた所定画面である場合、当該アクティブ画面に表示されているオブジェクトのうち所定のイメージ属性のオブジェクトに対する所定動作を実行するものである、としてもよい。
これによれば、例えば、所定画面での打鍵処理に伴い、その打鍵内容の最終確認を要求するポップアップ画面がアクティブ画面として立ち上がっている状況を認識し、当該ポップアップ画面に表示された「確認」或いは「OK」といった特定オブジェクトに対するクリック動作等の打鍵処理を行い、次なる打鍵対象の画面への遷移を確実なものとできる。ひいては、システム開発に伴う手間と属人性を適宜に抑制し、開発効率をさらに良好なものとなる。
また、本実施形態のシステム開発支援装置において、前記設計書および前記打鍵スクリプトは、前記対象システムとは異なる別システムで生成され、前記記憶部ないし前記別システムに格納されたものであり、前記演算部は、前記打鍵スクリプトの実行に際し、前記記憶部ないし前記別システムから前記打鍵スクリプトを呼び出して前記対象システムでの実行を行うものである、としてもよい。
これによれば、対象システムの稼働への影響をできるだけ回避した試験を行いやすくなり、ひいては、システム開発に伴う手間と属人性を適宜に抑制し、開発効率をさらに良好なものとなる。
また、本実施形態のシステム開発支援装置において、前記演算部は、前記打鍵スクリプトの実行速度を所定のユーザ指示に応じて変更し、前記打鍵スクリプトの実行に伴う表示画面の表示時間ないし遷移間隔を制御するものである、としてもよい。
これによれば、打鍵スクリプトの実行すなわち対象システムでの試験の様子を、その出力画面の遷移を介して目視可能に提示可能となる。こうした試験の内容や遷移の様子を確認できることは、特に試験担当者のスキルアップにつながり、ひいては、システム開発に伴う手間と属人性を適宜に抑制し、開発効率をさらに良好なものとなる。
また、本実施形態のシステム開発支援装置において、前記演算部は、既存画面以外に新たに出力された新規画面に対し、当該新規画面の基準座標または当該新規画面の表示装置における基準座標のいずれかに基づいたマウスジェスチャを、前記打鍵スクリプトにより実行し、当該マウスジェスチャにて選択した所定の入力インターフェイスに対して、前記設計書のパラメータを入力する処理を実行するものである、としてもよい。
これによれば、いわゆるポップアップ画面など、既存画面中に立ち上がってくる新規画面に対して、その基準座標に基づくマウスジェスチャの再生が可能であり、テスト対象システムにおける環境(例:オペレーションシステム)や性能仕様などに影響されにくい試験実行が可能となる。ひいては、システム開発に伴う手間と属人性を適宜に抑制し、開発
効率をさらに良好なものとなる。
また、本実施形態のシステム開発支援装置において、前記演算部は、前記打鍵スクリプトを、前記対象システムとは異なる別システムにおけるリモートデスクトップ環境で実行し、前記対象システムにおける前記マウスジェスチャの実行および前記パラメータの入力を行うものであるとしてもよい。
これによれば、上述のマウスジェスチャの再生動作をリモートデスクトップ環境下すなわち遠隔での実行が可能であり、テスト対象システムにおける環境や性能仕様に加えて、処理の実行主体や担当者の所在にも影響されにくい試験を実行可能となる。ひいては、システム開発に伴う手間と属人性を適宜に抑制し、開発効率をさらに良好なものとなる。
また、本実施形態のシステム開発支援方法において、前記情報処理装置が、前記打鍵スクリプトの実行に伴い表示される各画面のイメージ属性に基づいて、アクティブ画面を特定し、当該アクティブ画面が前記打鍵スクリプトにおける打鍵対象である場合に打鍵処理を実行する、としてもよい。
また、本実施形態のシステム開発支援方法において、前記情報処理装置が、前記打鍵対象である前記アクティブ画面の打鍵項目が、動的グレーアウト対象であるか前記設計書に基づき判定し、前記打鍵項目が前記動的グレーアウト対象である場合、当該打鍵項目に関してグレーアウト動作の契機とならない所定値を前記設計書にて特定し、当該値を前記打鍵項目に打鍵処理する、としてもよい。
また、本実施形態のシステム開発支援方法において、前記情報処理装置が、前記打鍵スクリプトの実行に伴い表示される各画面のイメージ属性に基づいて、アクティブ画面を特定し、当該アクティブ画面が予め定めた所定画面である場合、当該アクティブ画面に表示されているオブジェクトのうち所定のイメージ属性のオブジェクトに対する所定動作を実行する、としてもよい。
また、本実施形態のシステム開発支援方法において、前記設計書および前記打鍵スクリプトは、前記対象システムとは異なる別システムで生成され、前記記憶部ないし前記別システムに格納されたものであり、前記情報処理装置が、前記打鍵スクリプトの実行に際し、前記記憶部ないし前記別システムから前記打鍵スクリプトを呼び出して前記対象システムでの実行を行う、としてもよい。
また、本実施形態のシステム開発支援方法において、前記情報処理装置が、前記打鍵スクリプトの実行速度を所定のユーザ指示に応じて変更し、前記打鍵スクリプトの実行に伴う表示画面の表示時間ないし遷移間隔を制御する、としてもよい。
また、本実施形態のシステム開発支援方法において、前記情報処理装置が、既存画面以外に新たに出力された新規画面に対し、当該新規画面の基準座標または当該新規画面の表示装置における基準座標のいずれかに基づいたマウスジェスチャを、前記打鍵スクリプトにより実行し、当該マウスジェスチャにて選択した所定の入力インターフェイスに対して、前記設計書のパラメータを入力する処理を実行する、としてもよい。
また、本実施形態のシステム開発支援方法において、前記情報処理装置が、前記打鍵スクリプトを、前記対象システムとは異なる別システムにおけるリモートデスクトップ環境で実行し、前記対象システムにおける前記マウスジェスチャの実行および前記パラメータの入力を行うとしてもよい。
10 ネットワーク
100 システム開発支援装置
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信装置
125 設計書
1251 画面レイアウト構成
1252 入出力項目情報
1253 動的グレーアウト情報
126 打鍵スクリプト群
127 必要試験項目情報
128 エビデンス
200 試験端末(対象システム)
201 記憶装置
202 プログラム
203 メモリ
204 演算装置
205 入力装置
206 出力装置
207 通信装置
226 打鍵スクリプトセット
227 エビデンス

Claims (16)

  1. 対象システムの設計書と、各種画面に関する試験観点ごとの打鍵スクリプトとを保持する記憶部と、
    前記対象システムについて規定された必要試験項目に基づき、当該必要試験項目に対応する試験観点の前記打鍵スクリプトを呼び出し、当該打鍵スクリプトに対し、前記設計書のパラメータを設定して前記対象システムにおいて実行し、当該打鍵スクリプトの実行に伴う表示画面のイメージをエビデンスとして取得する演算部と、
    を含むことを特徴とするシステム開発支援装置。
  2. 前記演算部は、
    前記打鍵スクリプトの実行に伴い表示される各画面のイメージ属性に基づいて、アクティブ画面を特定し、当該アクティブ画面が前記打鍵スクリプトにおける打鍵対象である場合に打鍵処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム開発支援装置。
  3. 前記演算部は、
    前記打鍵対象である前記アクティブ画面の打鍵項目が、動的グレーアウト対象であるか前記設計書に基づき判定し、前記打鍵項目が前記動的グレーアウト対象である場合、当該打鍵項目に関してグレーアウト動作の契機とならない所定値を前記設計書にて特定し、当該値を前記打鍵項目に打鍵処理するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシステム開発支援装置。
  4. 前記演算部は、
    前記打鍵スクリプトの実行に伴い表示される各画面のイメージ属性に基づいて、アクティブ画面を特定し、当該アクティブ画面が予め定めた所定画面である場合、当該アクティブ画面に表示されているオブジェクトのうち所定のイメージ属性のオブジェクトに対する所定動作を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム開発支援装置。
  5. 前記設計書および前記打鍵スクリプトは、前記対象システムとは異なる別システムで生成され、前記記憶部ないし前記別システムに格納されたものであり、
    前記演算部は、前記打鍵スクリプトの実行に際し、前記記憶部ないし前記別システムから前記打鍵スクリプトを呼び出して前記対象システムでの実行を行うものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム開発支援装置。
  6. 前記演算部は、
    前記打鍵スクリプトの実行速度を所定のユーザ指示に応じて変更し、前記打鍵スクリプトの実行に伴う表示画面の表示時間ないし遷移間隔を制御するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム開発支援装置。
  7. 前記演算部は、
    既存画面以外に新たに出力された新規画面に対し、当該新規画面の基準座標または当該新規画面の表示装置における基準座標のいずれかに基づいたマウスジェスチャを、前記打鍵スクリプトにより実行し、当該マウスジェスチャにて選択した所定の入力インターフェイスに対して、前記設計書のパラメータを入力する処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム開発支援装置。
  8. 前記演算部は、
    前記打鍵スクリプトを、前記対象システムとは異なる別システムにおけるリモートデス
    クトップ環境で実行し、前記対象システムにおける前記マウスジェスチャの実行および前記パラメータの入力を行うものである、
    ことを特徴とする請求項7に記載のシステム開発支援装置。
  9. 対象システムの設計書と、各種画面に関する試験観点ごとの打鍵スクリプトとを保持する記憶部を備える情報処理装置が、
    前記対象システムについて規定された必要試験項目に基づき、当該必要試験項目に対応する試験観点の前記打鍵スクリプトを呼び出し、当該打鍵スクリプトに対し、前記設計書のパラメータを設定して前記対象システムにおいて実行し、当該打鍵スクリプトの実行に伴う表示画面のイメージをエビデンスとして取得する、
    ことを特徴とするシステム開発支援方法。
  10. 前記情報処理装置が、
    前記打鍵スクリプトの実行に伴い表示される各画面のイメージ属性に基づいて、アクティブ画面を特定し、当該アクティブ画面が前記打鍵スクリプトにおける打鍵対象である場合に打鍵処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のシステム開発支援方法。
  11. 前記情報処理装置が、
    前記打鍵対象である前記アクティブ画面の打鍵項目が、動的グレーアウト対象であるか前記設計書に基づき判定し、前記打鍵項目が前記動的グレーアウト対象である場合、当該打鍵項目に関してグレーアウト動作の契機とならない所定値を前記設計書にて特定し、当該値を前記打鍵項目に打鍵処理する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のシステム開発支援方法。
  12. 前記情報処理装置が、
    前記打鍵スクリプトの実行に伴い表示される各画面のイメージ属性に基づいて、アクティブ画面を特定し、当該アクティブ画面が予め定めた所定画面である場合、当該アクティブ画面に表示されているオブジェクトのうち所定のイメージ属性のオブジェクトに対する所定動作を実行する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のシステム開発支援方法。
  13. 前記設計書および前記打鍵スクリプトは、前記対象システムとは異なる別システムで生成され、前記記憶部ないし前記別システムに格納されたものであり、
    前記情報処理装置が、前記打鍵スクリプトの実行に際し、前記記憶部ないし前記別システムから前記打鍵スクリプトを呼び出して前記対象システムでの実行を行う、
    ことを特徴とする請求項9に記載のシステム開発支援方法。
  14. 前記情報処理装置が、
    前記打鍵スクリプトの実行速度を所定のユーザ指示に応じて変更し、前記打鍵スクリプトの実行に伴う表示画面の表示時間ないし遷移間隔を制御する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のシステム開発支援方法。
  15. 前記情報処理装置が、
    既存画面以外に新たに出力された新規画面に対し、当該新規画面の基準座標または当該新規画面の表示装置における基準座標のいずれかに基づいたマウスジェスチャを、前記打鍵スクリプトにより実行し、当該マウスジェスチャにて選択した所定の入力インターフェイスに対して、前記設計書のパラメータを入力する処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のシステム開発支援方法。
  16. 前記情報処理装置が、
    前記打鍵スクリプトを、前記対象システムとは異なる別システムにおけるリモートデスクトップ環境で実行し、前記対象システムにおける前記マウスジェスチャの実行および前記パラメータの入力を行う、
    ことを特徴とする請求項15に記載のシステム開発支援方法。
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