JP6833524B2 - 基板実装用のコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電気信号の高速伝送に適したコネクタに関する。具体的には、コネクタが備える複数の端子が近接して配列された際に、端子同士が互いの容量あるいは誘導により生じ得るクロストークの発生を防止するためのプレートを備えた絶縁性のハウジング内の構造に関する。
近年、計測機器、音響・映像(AV)機器等の電子機器に搭載されたデータ処理装置の能力が向上し、電子機器において膨大なデータを処理できるようになり、それに伴って、大量のデータが電気信号としてコネクタを介して高速に送受信されるようになった。このような高周波の電気信号等を伝送する際に使用するコネクタには、一般的に、一方の端子群と他方の端子群を向い合せで保持する絶縁性のハウジングと、当該ハウジングを収容する外部導体シェルを備えるものがある。
例えば、特許第5669285号(特許文献1)に記載のコネクタは、互いに間隔をおいて配置された複数の端子であって、上部に配列された一方の端子群と、下部に配列された他方の端子群が向かい合うように配列された複数の端子と、各端子を保持する絶縁性のハウジングと、各端子を保持したハウジングを覆う金属製のシェルとを備える。
このような従来型のコネクタでは、各端子群に高速信号伝送用の差動ペアとなる2つの信号端子(端子ペア)を少なくとも1つ以上含み、各々の端子群に含まれる端子ペアを構成する端子の形状を互いに同一形状とすることで、インピーダンス整合を維持し、スキューの発生を抑制することができる。すなわち、各々の端子群に含まれる複数の端子を同一形状とすることで、隣り合う端子が互いに一定の間隔を保つようにハウジングで保持することができるので、クロストークが原因で生じるインピーダンス整合等のコネクタの高周波特性への電気的悪影響を低減することが可能となる。
特許第5669285号公報
しかしながら、電子機器の小型化に伴って基板上の回路配線スペース等の確保のために、基板上に実装されるコネクタの小型化した場合、絶縁性のハウジングに保持される一方の端子群と他方の端子群との間の間隔はより狭くなるため、それらの端子群間で生じるクロストーク等の電気的悪影響を低減又は回避することが困難となる。
以上のような課題を解決するために、コネクタの嵌合方向に沿って対向するように配置された2つの端子群と、該端子群を保持する絶縁性のハウジングと、該ハウジングを収容する外部導体シェルとを備える基板側コネクタにおいて、ハウジングを第1の端子群を保持する第1のハウジング部材とし、第2の端子群を保持する第2のハウジング部材として構成し、第1及び第2のハウジング部材がそれぞれ対向する面(つまり、コネクタの嵌合方向の中心軸側の面、以下「合わせ面」という)の少なくともいずれか一方に、導電性のプレートを収容するための収容部を設けて、第1の端子群に含まれる複数の端子と第2の端子群に含まれる複数の端子とが近接して、基板に対して平行な方向である水平方向に対向して配列された間に導電性のプレートを配置することで、第1の端子群と第2の端子群を電気的に遮断して、クロストークの発生を抑えることができ、高周波特性への電気的悪影響を低減又は回避することが可能なコネクタを提供する。
本発明の1つの実施形態に係るコネクタは、コネクタの嵌合方向に沿って対向するように配置された第1の端子群と第2の端子群を含む端子群と、該端子群を保持した絶縁性のハウジングとを少なくとも含むコネクタであって、
前記ハウジングは、少なくとも前記第1の端子群を保持する第1のハウジング部材と、前記第2の端子群を保持する第2のハウジング部材を含み、
前記第1のハウジング部材と第2のハウジング部材との間に、導電性部材を含むことを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記端子群に含まれる複数の端子の各々は、前記コネクタを実装する基板に対して平行な水平面上に当該端子が並んだ水平部分を含み、
前記導電性部材は、前記第1のハウジング部材と前記第2のハウジング部材によって挟まれて保持され、前記第1の端子群の前記水平部分と前記第2の端子群の前記水平部分との間に配置されたことを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記端子群に含まれる複数の端子の各々は、前記コネクタの先端側の端部に相手側コネクタの端子と接触して接続するための接触部と、
前記コネクタの後端側の端部に基板に実装するための端子実装部と、
前記接触部から前記端子実装部までの間に、少なくとも、前記コネクタの嵌合方向に対して直交する外側に折れ曲がった第1屈曲部、及び、該第1屈曲部を経て外側に折れ曲がった部分を前記コネクタの嵌合方向に沿って平行に後端側に折り曲げた第2屈曲部と
を含み、
前記端子群のうち前記第1の端子群は前記導電性部材の上方に配置され、前記第2の端子群は前記導電性部材の下方に配置され、
前記導電性部材は、少なくとも、前記第1の端子群に含まれる前記第1屈曲部及び前記第2屈曲部と、前記第2の端子群に含まれる前記第1屈曲部及び前記第2屈曲部とが向かい合った間を遮るように配置されたことを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記端子群に含まれる複数の端子の各々は、前記第2屈曲部から前記端子実装部までの間に、下方又は上方に折れ曲がった部分と該部分を経て前記コネクタの嵌合方向に沿って後端側に折れ曲がった水平部分を含む階段状の屈曲段部を含み、
前記第1の端子群の前記屈曲段部は下方に折れ曲がった部分と水平部分を含む下向段部であり、
前記第2の端子群の前記屈曲段部は上方に折れ曲がった部分と水平部分を含む上向段部であることを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記屈曲段部の前記水平部分は、前記導電性部材が配置された平面と同一平面上にあることを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記端子群に含まれる複数の端子の各々は、さらに、前記屈曲段部の前記水平部分を下方に折り曲げた第3屈曲部と、前記第3屈曲部から前記端子実装部の手前までの間に基板に対して垂直な部分であるリード部とを含み、
前記リード部の長さが互に等しいことを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記端子群に含まれる複数の端子の各々は、前記第3屈曲部から前記端子実装部までの少なくとも一部は、前記第1のハウジング部材の端子保護部又は前記第2のハウジング部材の端子保護部によって覆われていることを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記導電性部材は、前記第1の端子群の前記接触部の少なくとも一部から前記下向段部の手前までの部分と、前記第2の端子群の前記接触部の少なくとも一部から前記上向段部の手前までの部分との間を遮る形状であることを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記導電性部材は金属板であり、
前記金属板と前記第1の端子群の前記水平部分との間隔と、前記金属板と前記第2の端子群の前記水平部分との間隔とが等しいことを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記第1のハウジング部材の前記第2のハウジング部材に対向する面である第1の合わせ面、及び、前記第2のハウジング部材の前記第1のハウジング部材に対向する面である第2の合わせ面の少なくとも一方に、前記導電性部材を収容するための収容部を設けたことを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記導電性部材は、複数枚の部分導電性部材から構成されたことを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記第1の端子群及び前記第2の端子群は、それぞれ2つの端子からなる端子ペアを少なくとも1組以上含むことを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記第1の端子群及び前記第2の端子群は、2組以上の前記端子ペアと、1以上のグランド端子を含み、
前記グランド端子は、前記端子ペアの各々の間に配置されたことを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記導電性部材は、前記第1の端子群に含まれるグランド端子及び前記第2の端子群に含まれるグランド端子の少なくとも一方に電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記ハウジングを収容する外部導体シェルをさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係るコネクタの好ましい実施形態として、
前記導電性部材は、前記外部導体シェルと電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明に係るコネクタは、2つの端子群を保持するハウジングを、第1の端子群を保持する第1のハウジング部材と、第2の端子群を保持する第2のハウジング部材との間であって、第1の端子群に含まれる複数の端子と第2の端子群に含まれる複数の端子とが基板に対して平行な水平方向に対向して配列された部分の間を、導電性のプレートで電気的に遮ることで、第1の端子群と第2の端子群間のクロストークの発生を抑えることができ、高周波特性への電気的悪影響を低減又は回避することができる。
本発明の一実施形態に係るコネクタの外観を示す図である。 図1に示す基板側のコネクタと接続するケーブル側のコネクタの外観を示す図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの正面図である。 図3に示すA−A線に沿ってコネクタを垂直に切った断面図である。 導電性のプレートを間に挟んだ2つのハウジング部材からなるハウジングをコネクタの外部導体シェルに収容する様子を示す図である。 図3に示した2つのハウジング部材のうち下側のハウジング部材の合わせ面に設けられた収容部にプレートを収容した様子を示す図である。 図3に示した2つのハウジング部材のうち上側のハウジング部材の合わせ面の様子を示す図である。 図6及び図7に示した2つのハウジング部材を組み合わせたハウジングの外観を示す図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタに用いられる複数の端子を示す図である。 図9に示した2つの端子群を上下に重ねて配置した様子を示す上面図である。 図10に示した2つの端子群の間に配置されたプレートの様子を示す上面図である。 図11に示した2つの端子群の間に配置されたプレートの様子を示す側面図である。 図12に示した2つの端子群の屈曲段部から端子実装部までの状態を示す後方斜視図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタのハウジング内における2つの端子群とプレートの配置の状態を示す上方斜視図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタのハウジング内における2つの端子群とプレートの配置の状態を示す下方斜視図である。
以下に図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、実施の形態を説明するための全ての図において、同一部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、それぞれの実施形態は、独立して説明されているが、互いの構成要素を組み合わせてコネクタを構成することを排除するものではない。
図1は本発明の一実施形態に係るコネクタの外観を示し、図2は図1に示す基板側のコネクタと接続するケーブル側のコネクタの外観を示す。図1及び図2を参照すると、各コネクタの嵌合方向は、図中のX1―X2方向(X軸方向)である。基板側のコネクタ100の先端側はX2方向側であり、ケーブル側のコネクタ200の先端側はX1方向側である。基板300に対して垂直な面はX―Z平面であり、基板300に対して水平な面(平行な面)はX―Y平面である。図中のZ軸方向に沿って上方及び下方を、それぞれのコネクタの上下とする。以上の事項は、その他の図においても同様である。
基板側のコネクタ100は、ケーブル側のコネクタ200との接続側(X2方向側)に嵌合凸部104を形成する複数の端子を保持する合成樹脂等の絶縁性の材料で成型されたハウジング150(図5から8参照)と、ハウジング150を内部に配置できるように形成された筒状の外部導体シェル106とから構成される。嵌合凹部102は、嵌合凸部104を取り囲み、嵌合凸部104と外部導体シェル106の内壁との間の空間である。
外部導体シェル106は、当該外部導体シェル106を基板300に実装して固定するためのシェル実装部108a及び108bを含む。シェル実装部108a及び108bは、基板300に設けられた孔に挿入され、半田付けされるディップ端子であるが、基板の表面に実装可能な端子でも良い。シェル実装部108aは、シェル実装部108bよりもコネクタ100の先端側(X2側)の側面に設けられる。
シェル実装部108aは、外部導体シェル106の先端側(X2側)上部の折返部128で折り返して形成された折返面148を介して、外部導体シェル106の両側側壁に沿って基板300に向かって垂直方向(Z軸方向)にそれぞれ延出することができる。接触片126は、外部導体シェル106の中央上部及び中央下部に設けることができ、ケーブル側のコネクタ200の嵌合部202との嵌合の際に、嵌合部202の表面に弾性接触することができる。接触片126は、本実施形態に限定されるものではなく、外部導体シェル106の左右の側壁等、嵌合部202の表面に弾性接触が可能な位置に設けることができる。
また、外部導体シェル106は、ケーブル側のコネクタ200のロック突部206と係合するロック孔110を備える。ロック孔110は、ケーブル側のコネクタ200のロック突部206と係合できる位置に設けられる。図1では、ロック孔110は、コネクタ100の外部導体シェル106の両側(X2側からみて左右)の側壁に設けられる。ロック孔110は、ロック突部206と係合できる構造であれば、必ずしも外部導体シェルを貫通した孔でなくてもよい。別の実施形態として、基板側のコネクタの外部導体シェルにロック突部を設け、ケーブル側のコネクタの外部導体シェルにロック孔を設けてもよい。
ケーブル側のコネクタ200は、基板側のコネクタ100との接続側(X1方向側)に嵌合部202を有し、複数の端子を保持するハウジングを内部に収めた外部導体シェル204と、外部導体シェル204の孔から突出したロック突部206と連動するロック操作用ボタン208と、外部導体シェル204とケーブル400との接続部分を覆うカバー部材210とから構成される。
嵌合部202は、基板側のコネクタ100との接続時に、嵌合凹部102(図1参照)に挿入される。外部導体シェル204は、ロック突部206を内側から突出させるための孔を側壁に有する。ロック突部206は、基板側のコネクタ100のロック孔110と係合できる位置に設けられる。図2では、ロック突部206は、コネクタ200の外部導体シェル204の両側(X2側からみて左右)の側壁に設けられる。ロック突部206は、ロック孔110と係合できる構造であればどのような構造でもよい。
ロック突部206は、外部導体シェル204の内部で、ロック操作用ボタン208と連結され、ロック操作用ボタン208を押し込むことに連動して、ロック突部206が押し込まれる。基板側のコネクタ100との接続時に、ロック操作用ボタン208を押し込むことで、ロック突部206がロック孔110から外れて、ケーブル側のコネクタ200は、基板側のコネクタ100から抜くことができる。
図3は、本発明の一実施形態に係る基板側のコネクタ(以下、単に「コネクタ」と呼ぶ)の正面図である。外部導体シェル106に収容されたハウジング150(図5参照)は、コネクタ100の嵌合方向に沿って対向するように基板に対して平行な水平面上(X−Y平面上)に配置された2つの端子群を保持して、嵌合方向の先端側(X2側)に嵌合凹部102を形成する。嵌合凹部102は、外部導体シェル106の先端側(X2側)に設けられた嵌合凸部104と、外部導体シェル106の内壁との間の空間である。接触部130は、ハウジング150に保持される2つの端子群に含まれる複数の端子の先端部分にそれぞれ設けられる。接触部130のうち上側の接触部130aと下側の接触部130bは、向い合せで配列方向(Y軸方向)に半ピッチずれて並べて配置される。
屈曲片124は、コネクタ100の嵌合凹部102(すなわち、相手側コネクタとの嵌合口)の縁部に設けられ、コネクタ100の外部導体シェル106と、相手側コネクタ(コネクタ200)の嵌合部202とが間違った向きで嵌合させることを防止することができる。図3に示す実施例では、屈曲片124は、外部導体シェル106の嵌合凹部102の長辺(Z軸方向に延びる側壁)の縁部から延出して内側に折り曲げられ、屈曲片124の先端は、嵌合凹部102の短辺(Y軸方向に延びる側壁)の縁部に達するように設けられているが、この位置に限定されるものではなく、相手側コネクタとの誤嵌合を防止できれば、嵌合凹部102の縁部のどの位置でもよい。
シェル実装部108aは、外部導体シェル106の先端側(X2側)上部の折返部128で折り返して形成された折返面148を介して、外部導体シェル106の両側側壁に沿って基板300に向かって垂直方向(Z軸方向)にそれぞれ延出するように構成することができる。そのため、図3に示されるように、シェル実装部108aは、外部導体シェル106の後端側(X1側)に設けられたシェル実装部108bよりも、嵌合方向に直交する方向(Y方向)において、外部導体シェル106の外側に設けられている。
シェル実装部114は、ハウジング150(図5参照)から露出した2つの端子群の端子実装部132(端子実装部132aと132b)の間を通って基板300に実装される。脚部146は、ハウジング150の底面に形成され、該底面から下方に突出した形状とすることができる。脚部146は、基板300に設けられた孔に挿入又は圧入されることでコネクタ100(特に、ハウジング150)を固定することができる。
図4は、図3に示すA−A線に沿ってコネクタを垂直に切った断面図である。外部導体シェル106の上部分及び下部分に設けられた接触片126は自由端であり、ケーブル側のコネクタ200との嵌合時に、嵌合部202の外側表面に弾性接触して、それぞれ外側(それぞれZ軸方向の上方と下方)に押し込まれる。折返面148には、外側(Z軸方向の上側)に押される接触片126のスペースを確保するために、貫通した孔が設けられている。
ハウジング150は、外部導体シェル106の内部に収容される。ハウジング150は、上側のハウジング部材150a(第1のハウジング部材)と下側のハウジング部材150b(第2のハウジング部材)を含む。本実施形態では、ハウジング150は、2つのハウジング部材150a及び150bから構成されるが、2つのハウジング部材に限定するものではなく、2以上のハウジング部材で構成してもよい。ハウジング部材150aとハウジング部材150bの間には、導電性部材であるプレート160を配置することができる。プレート160は、接触部130aと接触部130bとの間を、先端部分を除いた途中部分(少なくとも一部)を遮るように配置され、接触部130aを含む第1の端子群(端子群134a)と接触部130bを含む第2の端子群(端子群134b)との間を遮るような形状に構成される(図11参照)。
図5は、導電性のプレートを間に挟んだ2つのハウジング部材からなるハウジングをコネクタの外部導体シェルに収容する様子を示す。ハウジング150に保持される2つの端子群の後端部分(X1側の端部)には、端子実装部132が設けられる。ハウジング150を構成する第1のハウジング部材150a及び第2のハウジング部材150bのうち、第1のハウジング部材150aに保持される第1の端子群(端子群134a、図9参照)の後端部分(X1側の端部)には端子実装部132aが形成され、第2のハウジング部材150bに保持される第2の端子群(端子群134b、図9参照)の後端部分(X1側の端部)には端子実装部132bが形成される。
端子実装部132a及び132bを露出するハウジング150の後方部分(X1側の後壁部分)には、コネクタの嵌合方向(X軸方向)後方側(X1側)に膨らんだ端子保護部156を設けることができる。端子保護部156aは、端子実装部132aに至るまでの複数の端子の垂直方向(X軸方向)に並んで配列された部分を保護することができる。端子保護部156aの後方側(X1側)の底部から端子実装部132aを露出する。同様に端子保護部156bも、端子実装部132bに至るまでの複数の端子の垂直方向(X軸方向)に並んで配列された部分を保護することができる。端子保護部156bの後方側(X1側)の底部から端子実装部132bを露出する。
導電性部材であるプレート160は、ハウジング部材150aの合わせ面170aに設けられた収容部172(図7参照)と、ハウジング部材150bの合わせ面170bに設けられた収容部174に収容することができる。収容部172及び収容部174は、プレート160の形状に合わせた凹面である。収容部174には、ハウジング150の外側から、プレート160を確認可能なプレート確認孔152を設けることができる。例えば、ハウジング150にプレート160が正常に収容されているかを、レーザー光等で検査する際に、プレート確認孔152を介してハウジング150の内部のプレート160をチェックすることができる。
ハウジング部材150aとハウジング部材150bとを合わせた際に、ハウジング部材同士のずれを防止するために、ハウジング部材150aの両側(X2側からみて左右)の側壁に規制溝176を設け、ハウジング部材150bの両側(X2側からみて左右)の側壁に規制片178を設けることができる。規制溝176に規制片178が嵌り込み、ハウジング部材150aとハウジング部材150bを合わせて構成されたハウジング150は、外部導体シェル106の後側(X1側)から圧入(又は挿入)することができる。
後壁部112は、外部導体シェル106の後方側(X1側)に設けられる。図5では、シェル実装部114は、後壁部112から後端方向(X1方向)に延出する。ハウジング150を外部導体シェル106内に収容した後、後壁部112は、屈曲部113で垂直方向(Z軸方向)に下方に折り曲げられる。シェル実装部114は、外部導体シェル106の後壁部112と一体に形成されており、屈曲部113で後壁部112が垂直方向(Z軸方向)に折り曲げられた際に、シェル実装部114がハウジング150の後壁(X1側の壁)に沿うように外部導体シェル106の後端側に設けられている。
シェル実装部114は、ハウジング150から露出した2つの端子群(端子実装部132aと132b)の間を通って基板300に実装される。これにより、外部導体シェル106は、端子実装部132aと端子実装部132bとの間に位置するシェル実装部114の側とは反対側(コネクタ100の側部側)に、シェル実装部108bをそれぞれコネクタ100の後端側(X1側)に設けており、2つの一群の端子実装部132a及び132bは、それぞれシェル実装部114と、コネクタ100の後端側(X1側)の側面に設けられたシェル実装部108bとの間に配置されることになる。
シェル実装部114は、2つの端子群に含まれる複数の端子に対して接地電極の役割を果たすので、信号を伝送する複数の端子のそれぞれの間にグランド端子を設けない実施形態でも、電気信号の高速伝送に必要な高周波特性を維持することができる。それにより、コネクタに含まれる端子の数を減らすことができ、端子の数(すなわち、部品数)を減へらすことで、コネクタの内部構造は簡略化され、インピーダンス整合を容易に調整可能な内部構造にすることができる。
外部導体シェル106に収容されたハウジング150は、コネクタ100の嵌合方向に沿って対向するように配置された2つの端子群(図9参照)を保持し、2つの端子群134a及び134bに含まれる複数の端子は、外部導体シェル106の後方(X1側)のハウジング150から露出し、露出した各端子に設けられた端子実装部132(132a、132b)によって基板300の表面上に半田付けされて固定される。それぞれの端子実装部132は、基板300に表面実装されるが、基板に設けられた孔に差し込んで実装されるようにディップ端子として構成してもよい。
ハウジング150は、側面(Y軸方向を向いた側面)に突状の圧入突起153を備え、当該側面の後方側(X1側)の縁部分が突出した突状縁部154を備える。圧入突起153は嵌合方向(X2方向)に延出し、突状縁部154は、側面の縁部分に沿って垂直方向(Z方向)に延出する。図5では、ハウジング150の一方の側面を示しているが、他方の側面にも同様に、圧入突起153及び突状縁部154を設けることができる。圧入突起153は、本実施形態に限定されるものではなく、ハウジング150の両側側面以外に、上面、底面等、外部導体シェル106の内壁に対向する、ハウジング150(すなわち、ハウジング部材150a、150b)の外側の表面に1以上設けることができる。
図5に示されるように、ハウジング150を収容する前の外部導体シェル106は、内部にハウジング150を収容した際に後方側(X1側)を塞ぐための後壁部114が開いた状態である。外部導体シェル106は、側面(Y軸方向を向いた側面)の後方側(X1側)の縁部分において、ハウジング150の圧入突起153を嵌め込むことが可能な位置に、圧入爪116と当接面117を含む圧入部118を備える。
嵌合方向(X軸方向)に延出する圧入突起153の長さに対応して、圧入部118は、縁部から先端方向(X2方向)に、側面を切り取って形成される。ハウジング150を外部導体シェル106に収容する際に、圧入突起153が圧入部118に圧入または挿入され、圧入爪116でしっかりと圧入突起153を当接面117に押し当てることで、ハウジング150を固定することができる。
このような構成により、コネクタ100の量産を行った際に、必ず圧入突起153が当接面117に押し当てられることで、外部導体シェル106におけるハウジング150(ハウジング部材150a、ハウジング部材150b)の位置を常に同じにすることができる。そのため、嵌合凸部104及び嵌合凹部102の位置及び寸法等に関する製造上の誤差をほぼなくすことができる。圧入部118は、本実施形態に限定されるものではなく、圧入部118の両側側面以外に、上面、底面に1以上設けることができる。
ハウジング150を収容した後、屈曲部113で、後壁部112の根元から垂直方向(Z軸方向)下方に折り曲げたことで、外部導体シェル106の両側側面に設けられた係合突部120が、後壁部112の両側縁部から延出した板状部分に設けられた係合孔122に入って係合され、後壁部112が固定される。また、ハウジング150の突状縁部154は、外部導体シェル106の後方側(X1側)の縁部と後壁部112の縁部に挟まれて固定される。
本実施形態では、ハウジング150は、2つの端子群のうち一方の端子群を保持する第1のハウジング部材150a及び他方の端子群を保持する第2のハウジング部材150bの2つの部材から構成されているが、これに限定されるものではなく、ハウジング150は端子群及びプレート160(導電性部材)を含めて一体に成型することもできる。
図6は、図3に示した2つのハウジング部材のうち下側のハウジング部材の合わせ面に設けられた収容部にプレートを収容した様子を示す。図7は、図3に示した2つのハウジング部材のうち上側のハウジング部材の合わせ面の様子を示す。図6に示されるように、導電性部材であるプレート160は、合わせ面170bの凹面部分である収容部174(図5参照)に収容される。収容部174に収容されたプレート160は、両側側壁に設けられた規制片178と、突起群162(図7参照)及び突起群164(図6参照)と、端子保護部156の内側(X2側)の側壁によって位置がずれないように位置決めすることができる。
図6及び図7に示される実施例では、収容部172及び収容部174は、それぞれ合わせ面170a及び170bに設けられているが、これに限定されるものではなく、2つの合わせ面の少なくとも一方に収容部を設けることもできる。収容部の形状は、凹面に限定されるものではなく、導電性部材であるプレートの形状に合わせて適宜変更することができる。
図6及び図7に示されるように、ハウジング部材150bは、ハウジング部材150aに対向する面(合わせ面170b)に、突起164a、突起164b、突起164c、突起164d、164eを含む突起群164を備える。また、ハウジング部材150aは、ハウジング部材150bに対向する面(合わせ面170a)に、突起162a、突起162b、突起162c、突起162d、162eを含む突起群162を備える。図6及び図7に示す実施例では、突起群162及び突起群164に含まれる突起はそれぞれ5つであるが、5つに限定されるものではなく、1つ以上あればよく、突起はそれぞれ嵌合凸部104a及び104bの裏側の面に配置されるが、この配置に限定されるものではなく、それぞれ合わせ面170a及び170bの表面上にあればよい。
突起群164に含まれる突起164a、突起164b、突起164c、突起164d、突起164eは、合わせ面170bの表面上において、ハウジング部材150bが第2の端子群134b(図9参照)に含まれる複数の端子を保持している部分の間又は隣にそれぞれ配置されている。図6及び図7に示す実施例では、嵌合凸部104bから露出する複数の端子(接触部130b)が保持されている部分の間又は隣の面上に突起164a、突起164b、突起164c、突起164d、突起164eがそれぞれ配置されている。
同様に、突起群162に含まれる突起162a、突起162b、突起162c、突起162d、162eも、合わせ面170aの表面上において、ハウジング部材150aが第1の端子群134a(図9参照)に含まれる複数の端子を保持している部分の間又は隣にそれぞれ配置されている。図6及び図7に示す実施例では、嵌合凸部104aから露出する複数の端子(接触部130a)が保持されている部分の間又は隣の面上に突起162a、突起162b、突起162c、突起162d、突起162eがそれぞれ配置されている。
図6及ぶ図7に示されるように、ハウジング部材150aの合わせ面170a上には、突起群162に含まれる突起162a、突起162b、突起162c、突起162d、突起162eがコネクタの嵌合方向に対して直交する水平方向(Y軸方向)に並べて配列され、ハウジング部材150bの合わせ面170b上には、突起群164に含まれる突起164a、突起164b、突起164c、突起164d、突起162eがコネクタの嵌合方向に対して直交する水平方向(Y軸方向)に並べて配列されている。突起の配列は、図6及び図7に示す実施例に限定されるものではなく、例えば、突起群162に含まれる突起162a、突起162b、突起162c、突起162d、突起162eが、合わせ面170aの表面上において、ハウジング部材150aが第1の端子群134a(図9参照)に含まれる複数の端子を保持している部分の間又は隣にそれぞれ配置される位置であれば、直線状や曲線状等自由に並べて配列することができる。突起群164に含まれる突起164a、突起164b、突起164c、突起164d、突起164eについても、同様に配列することができる。
図6及び図7に示されるように、ハウジング部材150bは、合わせ面170bに、嵌合孔168a、嵌合孔168b、嵌合孔168c、嵌合孔168d、嵌合孔168eを含む嵌合孔群168を備える。また、同様に、ハウジング部材150aは、合わせ面170aに、嵌合孔166a、嵌合孔166b、嵌合孔166c、嵌合孔166d、嵌合孔166eを含む嵌合孔群166を備える。図6及び図7に示す実施例では、嵌合孔166及び嵌合孔群168に含まれる嵌合孔はそれぞれ5つであるが、5つに限定されるものではなく、1つ以上あればよく、嵌合孔はそれぞれ嵌合凸部104a及び嵌合凸部104bの裏側の面に配置されるが、この配置に限定されるものではなく、それぞれ合わせ面170a及び170bの表面上にあればよい。
ハウジング部材150aの合わせ面170a上には、突起群162に含まれる突起162a、突起162b、突起162c、突起162d、突起162eと、嵌合孔群166に含まれる嵌合孔166a、嵌合孔166b、嵌合孔166c、嵌合孔166d、嵌合孔168eとが、コネクタの嵌合方向に対して直交した水平方向(Y軸方向)に交互に並べて配置されている。ハウジング部材150bの合わせ面170b上には、突起群164に含まれる突起164a、突起164b、突起164c、突起164d、突起164eと、嵌合孔群168に含まれる嵌合孔168a、嵌合孔168b、嵌合孔168c、嵌合孔168d、嵌合孔168eとが、コネクタの嵌合方向に対して直交した水平方向(Y軸方向)に交互に並べて配置されている。
嵌合孔群166は、合わせ面170aにおいて突起群162と同じ方向(Y軸方向)の直線上に並べて配置されている。当然のことながら、この配置に限定されるものではなく、突起群162が、嵌合孔群166よりも先端側(X2側)又は後端側(X1側)に配置されてもよく、突起群162に含まれる複数の突起の一部が、嵌合孔群166に含まれる複数の嵌合孔の一部よりも先端側(X2側)又は後端側(X1側)に配置されてもよい。
同様に、嵌合孔群168は、合わせ面170bにおいて突起群164と同じ方向(Y軸方向)の直線上に並べて配置されている。当然のことながら、この配置に限定されるものではなく、突起群164が、嵌合孔群168よりも先端側(X2側)又は後端側(X1側)に配置されてもよく、突起群164に含まれる複数の突起の一部が、嵌合孔群168に含まれる複数の嵌合孔の一部よりも先端側(X2側)又は後端側(X1側)に配置されてもよい。
嵌合孔群166に含まれる嵌合孔166a、嵌合孔166b、嵌合孔166c、嵌合孔166d、嵌合孔166eは、合わせ面170aの表面上において、ハウジング部材150aが第1の端子群134a(図9参照)に含まれる複数の端子を保持している部分にそれぞれ重ねて配置され、嵌合孔166a、嵌合孔166b、嵌合孔166c、嵌合孔166d、嵌合孔166eは、それぞれの端子に到達する。つまり、嵌合孔166a、嵌合孔166b、嵌合孔166c、嵌合孔166d、嵌合孔166eから、それぞれ端子の一部が露出する。
同様に、嵌合孔群168に含まれる嵌合孔168a、嵌合孔168b、嵌合孔168c、嵌合孔168d、嵌合孔168eは、合わせ面170bの表面上において、ハウジング部材150bが第2端子群134b(図9参照)に含まれる複数の端子を保持している部分にそれぞれ重ねて配置され、嵌合孔168a、嵌合孔168b、嵌合孔168c、嵌合孔168d、嵌合孔168eは、それぞれの端子に到達する。つまり、嵌合孔168a、嵌合孔168b、嵌合孔168c、嵌合孔168d、嵌合孔168eから、それぞれ端子の一部が露出する。
嵌合孔の配列は、図6及び図7に示す実施例に限定されるものではなく、例えば、嵌合孔群166に含まれる嵌合孔166a、嵌合孔166b、嵌合孔166c、嵌合孔166d、嵌合孔166eは、合わせ面170aの表面上において、ハウジング部材150aが端子群134a(図9参照)に含まれる複数の端子を保持している部分にそれぞれ重ねて配置可能な位置であれば、直線状や曲線状等自由に並べて配列することができる。嵌合孔群168に含まれる嵌合孔168a、嵌合孔168b、嵌合孔168c、嵌合孔168d、嵌合孔168eについても、同様に配列することができる。
ハウジング部材150a及び150bの各々の合わせ面170a、170bの嵌合孔166a、166b、166c、166d、166e及び嵌合孔168a、168b、168c、168d、168eには、ハウジング部材150a及び150bを成型する際に、端子群に含まれる複数の端子を支持するための治具によって絶縁性の合成樹脂が流れ込まずに形成された跡(すなわち、孔)を利用することができる。
言い換えると、端子群をそれぞれ保持するハウジング部材150a及び150bを一体成型する場合に、複数の端子を金型内の定位置に固定する治具があるために、絶縁性の合成樹脂等の材料が固まって治具を取り外した後に生ずる複数の孔を、ハウジング部材150a及び150bの各々の合わせ面170a、170bの嵌合孔166a、166b、166c、166d、166e及び嵌合孔168a、168b、168c、168d、168eとして機能させることができる。
このように、ハウジング部材150a及び150bの各々の合わせ面170a、170bに、ハウジング部材150a及び150bを一体成型した場合に生ずる複数の孔を形成し、嵌合孔166a、166b、166c、166d、166e及び嵌合孔168a、168b、168c、168d、168eとして利用することで、ハウジング部材150aとハウジング部材150bを合せて構成されるハウジング150の外面には孔が形成されず、外部からの高周波特性への影響を低減することができる。
図6及び図7に示されるように、合わせ面170aに設けられた突起群162に含まれる突起162a、突起162b、突起162c、突起162d、突起162eと、合わせ面170bに設けられた嵌合孔群168に含まれる嵌合孔168a、嵌合孔168b、嵌合孔168c、嵌合孔168d、嵌合孔168eとは、それぞれ対向する位置に配置され、ハウジング部材150aとハウジング部材150bを合せて、図8に示すようなハウジング150を構成した際に、突起162a、突起162b、突起162c、突起162d、突起162eは、嵌合孔168a、嵌合孔168b、嵌合孔168c、嵌合孔168d、嵌合孔168eにそれぞれ圧入され嵌め合わされる。
同様に、合わせ面170bに設けられた突起群164に含まれる突起164a、突起164b、突起164c、突起164d、突起164eと、合わせ面170aに設けられた嵌合孔群166に含まれる嵌合孔166a、嵌合孔166b、嵌合孔166c、嵌合孔166d、嵌合孔166eとは、それぞれ対向する位置に配置され、ハウジング部材150aとハウジング部材150bを合せてハウジング150を構成した際に、突起164a、突起164b、突起164c、突起164d、突起164eは、嵌合孔166a、嵌合孔166b、嵌合孔166c、嵌合孔166d、嵌合孔166eにそれぞれ圧入され嵌め合わされる。
突起群162、164に含まれる各突起の幅や長さを変えること、及び、嵌合孔群166、168に含まれる各嵌合孔の幅や深さを変えることで、圧入にかかる力を調整することができ、各突起の側面の全部又は一部を突出させたリブ及び各嵌合孔の内壁の全部又は一部を突出させたリブの少なくとも一方を設けることでも、圧入にかかる力を調整することができる。また、突起群162、164に含まれる各突起は、先細の四角柱形状であるが、この形状に限定されるものではなく、円形、多角形等、各嵌合孔と嵌め合せることが可能な形状であればどのような形状でもよい。同様に、嵌合孔群166、168に含まれる各嵌合孔は角筒形状であるが、この形状に限定されるものではなく、円形、多角形等、各突起と嵌め合せることが可能な形状であればどのような形状でもよい。
図8は、図6及び図7に示した2つのハウジング部材を組み合わせたハウジングの外観を示す。合わせ面170a、170bで、ハウジング部材150aとハウジング部材150bを合せた際に、それぞれの嵌合孔にそれぞれの突起が入って嵌合されることで、各嵌合孔は塞がれてハウジング内部の隙間がなくなり(又は小さくなり)、2つ端子群を保持するハウジング内部の構造の変化を最小限に抑えることができ、容易にインピーダンス整合をとることができる。
また、突起群162、164の各突起が、嵌合孔群168、166の各嵌合孔にそれぞれ嵌合されたことで、ハウジング150を構成するハウジング部材150aとハウジング部材150bのズレや変形を防止し、コネクタの高周波特性を安定的に保つことができる。
ハウジング150は、嵌合方向に沿って向かい合わせで配置された2つの端子群と一体成型することができ、複数の端子の少なくとも一部分を覆うことができる。また、ハウジング150は、2つの端子群と一体成型する以外にも、複数の端子をそれぞれ圧入することもでき、ハウジング150に複数の端子を保持できる方法であればどのような方法でもよい。
図9は、本発明の一実施形態に係るコネクタに用いられる複数の端子を示す。また、図10は、図9に示した2つの端子群を上下に重ねて配置した様子を示す上面図である。図10は、本発明の一実施形態に係るコネクタ100のハウジング150で保持される2つの端子群134a及び134bの配置の様子を示す。
図9及び図10に示されるように、ハウジング部材150aで保持される第1の端子群134aは、端子1から端子5を含み、ハウジング部材150bで保持される第2の端子群134bは、端子6から端子10を含む。2つの端子が差動伝送に対応した1組の端子ペアを構成する。図9及び図10に示す実施形態では、端子1と端子2、端子4と端子5、端子6と端子7、端子9と端子10がそれぞれ電気信号を伝送するための端子ペアとなる。端子3及び端子8は、グランド端子であり、それぞれ端子ペアの間に配置される。端子ペアの各端子及びグランド端子は、互いの形状に沿って平行に配置することができ、同一平面(X−Y平面、Y−Z平面)上に隣り合わせで配置することができる。
このように、端子1、2からなる端子ペアと端子4、5からなる端子ペアの間にグランド端子3が配置されていることにより、端子ペア間で生じえるクロストークの発生を抑制することができ、同様に、端子6、7からなる端子ペアと端子9、10からなる端子ペアの間にグランド端子8が配置されていることにより、端子ペア間で生じ得るクロストークの発生を抑制することができ、電気的特性の向上を図ることができる。
端子群134(134a、134b)は、コネクタ100を実装する基板300に対して平行な水平面(X−Y平面)上に複数の端子が並べられた水平部分を含み、当該水平部分の先端側(X1側)の接触部130(130a、130b)から後端側(X2側)の端子実装部132(132a、132b)までの間に、屈曲部136と、屈曲部138とを順に備える。さらに、端子群134(134a、134b)に含まれる複数の端子(端子1から5及び端子6から10)の各々は、屈曲部136から端子実装部132までの間に、下方又は上方に折れ曲がった部分と該部分を経てコネクタ100の嵌合方向(X軸方向)に沿って後端側(X1側)に折れ曲がった水平部分を含む階段状の屈曲段部140(140a、140b)を含む。
屈曲部136aは、コネクタの嵌合方向に沿って平行に後方(X1側)に延びた端子1から5をコネクタの嵌合方向に直交した一方の方向(一方のY軸方向)に折り曲げることができる。屈曲部136bは、コネクタの嵌合方向に沿って平行に後方(X1側)に延びた端子6から10をコネクタの嵌合方向に直交した他方の方向(他方のY軸方向)に折り曲げることができる。
屈曲部138aは、屈曲部136aによりハウジングの一方の側壁側に延びた端子1から5を、コネクタの嵌合方向に沿うように後端側(X1側)に折り曲げることができる。屈曲部138bは、屈曲部136bによりハウジングの他方の側壁側に延びた端子6から10を、コネクタの嵌合方向に沿うように後端側(X1側)に折り曲げることができる。
屈曲段部140は、下向段部140a及び上向段部140bを含む。下向段部140aは、屈曲部138aによりハウジングの後端側に延びた端子1から5を下向き1段の階段状に折り曲げることができる。上向段部140bは、屈曲部138bによりハウジングの後端側に延びた端子6から10を上向きの1段の階段状に折り曲げることができる。
図10を参照すると、端子群134aの各端子の接触部130aは、端子群134bの各端子の接触部130bの間で向かい合うように配置され、同様に、端子群134bの各端子の接触部130bは、端子群134aの各端子の接触部130aの間で向かい合うように配置される。
図11から図13は、本発明の一実施形態に係るコネクタの内部構造として、外部導体シェル及びハウジングを除いて、2つの端子群及びプレートのみを示した図である。図11は、図10に示した2つの端子群の間に配置されたプレートの様子を示す上面図である。図12は、図11に示した2つの端子群の間に配置されたプレートの様子を示す側面図である。図13は、図12に示した2つの端子群の屈曲段部から端子実装部までの状態を示す後方斜視図である。
図11及び図12に示されるように、端子群134aは、基板300に対して平行な水平面(X−Y平面)上に複数の端子(端子1から5)が並べられた水平部分を含み、端子群134bは、基板300に対して平行な水平面(X−Y平面)上に複数の端子(端子6から10)が並べられた水平部分を含む。プレート160は、端子群134aの水平部分と端子群134bの水平部分との間に配置され、図6に示したように、ハウジング部材150aとハウジング部材150bによって挟まれて保持される。また、プレート160は、端子群134aの接触部130aの少なくとも一部から下向段部140aの手前までの部分と、端子群134bの接触部130bの少なくとも一部から上向段部140bの手前までの部分との間を遮る形状とすることができる。
プレート160は、例えば、導電性部材である金属板で構成することができる。本実施形態では、プレート160は、1枚のプレートであるが、これに限定されるものではなく、1枚の導電性のプレートを複数枚の部分プレートに分割して、複数枚の部分プレートからなる導電性のプレートを構成することもできる。また、プレート160は、金属プレート、導電性樹脂などの導電性物質であればどのようなものでもよい。
図12を参照すると、端子群134aの下向段部140aは、下方(垂直方向(Z軸方向)の基板側)に折れ曲がった部分と該部分を経て後端側(X1側)に基板に対して平行な水平部分を含む。端子群134bの上向段部140bは、上方(垂直方向(Z軸方向)の基板とは反対側)に折れ曲がった部分と該部分を経て後端側(X1側)に基板に対して平行な水平部分を含む。下向段部140aの下方(垂直方向(Z軸方向)の基板側)に折れ曲がった部分の長さと、上向段部140bの上方(垂直方向(Z軸方向)の基板とは反対側)に折れ曲がった部分の長さを等しくなるように構成することができる。
下向段部140aの水平部分と上向段部140bの水平部分とは、プレート160が配置された平面(X−Y平面)と同一平面上に位置するように後端側(X1側)に折り曲げられている。プレート160は、端子群134aの接触部130aから下向段部140aの手前までの部分と、端子群134bの接触部130bから上向段部140bの手前まで部分との間のちょうど中間の平面上に配置される。つまり、プレート160と端子群134aの水平部分との間隔と、プレート160と端子群134bの水平部分との間隔とが等しくなるように構成することができる。このような構成により、プレート160と端子群134に含まれる複数の端子の各々との間隔を一定に保つことができる。
図12及び図13に示されるように、端子群134(134a、134b)に含まれる複数の端子の各々は、屈曲段部140の水平部分を下方に折り曲げた屈曲部142を含む。具体的には、端子群134aは、下向段部140aから端子実装部132aの間に、下向段部140aの水平部分を下方に垂直に折り曲げた屈曲部142aを含み、端子群134bは、上向段部140bから端子実装部132bの間に、上向段部140bの水平部分を下方に垂直に折り曲げた屈曲部142bを含む。屈曲段部140(下向段部140a、上向段部140b)から屈曲部142(142a、142b)までの長さは、互に等しくなるように構成することができる。
ここで、屈曲部142を経て端子実装部132の手前までの間の部分であって、基板に対して垂直な部分をリード部144とする。つまり、リード部144のうちリード部144aは、屈曲部142aを経て端子実装部132aの手前までの間の部分であって、基板に対して垂直な部分であり、リード部144bは、屈曲部142bを経て端子実装部132bの手前までの間であって、基板に対して垂直な部分である。端子群134(134a、134b)に含まれる複数の端子の各々は、少なくとも、屈曲部142(142a、142b)を経て、端子実装部132(132a、132b)の手前までの間のリード部144(144a、144b)の長さを同じにするように構成することができる。また、端子群134に含まれる複数の端子の各々は、屈曲部142からリード部144を経て端子実装部132の端部までの長さを、互に等しくすることができる。
このように、端子群134は、屈曲段部140を設けて少なくとも屈曲部142を経て、端子実装部132の手前までの基板に対して垂直な部分の長さを同じにすることで、複数の端子の各々の長さがほぼ同じにすることができる。その結果、複数の端子の各々の長さの違いにより生じ得るインピーダンス整合の乱れ等の電気的悪影響を未然に防ぐことができる。また、本実施形態では、ハウジング150で保持される端子群134に含まれる複数の端子を、同一平面(例えば、X−Y平面、Y−Z平面)上で平行に隣り合わせて配置し、このような一定間隔を保った配置を、屈曲部136、屈曲部138、屈曲段部140、屈曲部142でそれら複数の端子を折り曲げた場合でも維持することによって、複数の端子間の間隔の変化を小さくでき、インピーダンス整合の乱れ等により生じる高周波特性の悪化を抑制することができる。
端子群134に含まれる複数の端子の各々は、屈曲部142から端子実装部132までの少なくとも一部は、ハウジング150の端子保護部156によって覆うことができる。図5に示されるように、端子保護部156aは、端子群134aの下向段部140aから端子実装部132aの手前までの部分を覆い、端子保護部156bは、端子群134bの上向段部140bから端子実装部132bの手前までの部分を覆うことができる。これにより、複数の端子への外乱(ノイズ等)を防止することができる。
図14は、本発明の一実施形態に係るコネクタのハウジング内における2つの端子群とプレートの配置の状態を示す上方斜視図であり、図15は、当該2つの端子群とプレートの配置の状態を示す下方斜視図である。プレート160は、ハウジング部材150aとハウジング部材150bによって挟まれて保持され(図5参照)、端子群134aに含まれる複数の端子(端子1から5)が並べられた水平面(X−Y平面)上にある水平部分と、端子群134bに含まれる複数の端子(端子6から10)が並べられた水平面(X−Y平面)上の水平部分との間に配置することができる。そして、プレート160は、少なくとも、端子群134aに含まれる屈曲部136a及び屈曲部138aと、端子群134bに含まれる屈曲部136b及び屈曲部138bとが向かい合った間を遮るように配置することができる。
図11から図15に示される実施形態では、プレート160は、端子群134aの接触部130aの少なくとも途中部分から下向段部140aの手前までの部分(基板300に対して平行な水平面上に配列された部分)と、端子群134bの前記接触部の少なくとも途中部分から前記上向段部の手前までの部分(基板300に対して平行な水平面上に配列された部分)との間を完全に遮るように、端子群134a及び134bの形に合わせた形状にすることができる。本実施形態では、接触部130の先端の一部を除いて、2つの端子群134の水平部分の間を完全遮るようにプレート160が配置されているが、これに限定されるものではなく、2つの端子群134の水平部分の間を部分的に遮るようにしてもよい。
このように、端子群134を保持するハウジング150を、端子群134aを保持するハウジング部材150aと、端子群134bを保持するハウジング部材150bとに分けて、端子群134aに含まれる各端子の一部分と端子群134bに含まれる各端子の一部分とが、基板に対して平行な水平面上に対向して配列された間(すなわち、2つの端子群134a及び134bの水平部分の間)を、導電性部材であるプレート160で電気的に遮ることで、端子群134aと端子群134b間のクロストークの発生を抑えることができ、高周波特性への電気的悪影響を低減又は回避することができる。
図11から図15に示される実施形態では、ハウジング部材150aの収容部172及びハウジング部材150bの収容部174に収容されるプレート160は、2つのハウジング部材150a及び150b以外の部材に接触していないが、これに限定されるものではない。別の実施形態として、導電性部材であるプレートは、端子群134に含まれる端子3及び端子8(グランド端子)の少なくとも一方に電気的に接触するように構成してもよく、外部導体シェル106に電気的に接触するように構成してもよく、コネクタ100を実装する基板300に直接実装するように構成してもよい。
これらのように構成しても、導電性のプレートは、直接的に又は間接的に(外部導体シェル106又はグランド端子(端子3,8)を介して)基板300に接続されるので、プレートは接地電極の役割を果たすことができる。その結果として、これらの別の実施形態に係るプレートも、2つの端子群間のクロストークの発生を抑え、高周波特性への電気的悪影響を低減又は回避することができるため、電気信号の高速伝送に必要な高周波特性の達成に寄与することができる。
本発明の個々の実施形態は、独立したものではなく、それぞれ組み合わせて適宜実施することができる。
本発明に係るコネクタは、高周波信号を扱う計測機器等の電子機器によって、高い周波数の電気信号を伝送するために、機器間をケーブルで接続する際に利用することができる。
1,2,4,5,6,7,9,10 端子
3,8 端子(グランド端子)
100 コネクタ
102 嵌合凹部
104,104a,104b 嵌合凸部
106 外部導体シェル
108a,108b シェル実装部
110 ロック孔
112 後壁部
113 屈曲部
114 シェル実装部
116 圧入爪
117 当接面
118 圧入部
120 係合突部
122 係合孔
124 屈曲片
126 接触片
128 折返部
130,130a,130b 接触部
132,132a,132b 端子実装部
134 端子群
134a 端子群(第1の端子群)
134b 端子群(第2の端子群)
136,136a,136b 屈曲部(第1屈曲部)
138,138a,138b 屈曲部(第2屈曲部)
140 屈曲段部
140a 屈曲段部(下向段部)
140b 屈曲段部(上向段部)
142 屈曲部(第3屈曲部)
144,144a,144b リード部
146 脚部
148 折返面
150 ハウジング
150a ハウジング部材(第1のハウジング部材)
150b ハウジング部材(第2のハウジング部材)
152 プレート確認孔
153 圧入突起
154 突状縁部
156,156a,156b 端子保護部
158 保護片
160 プレート
162 突起群
162a,162b,162c,162d,162e 突起
164 突起群
164a,164b,164c,164d,164e 突起
166 嵌合孔群
166a,166b,166c,166d,166e 嵌合孔
168 嵌合孔群
168a,168b,168c,168d,168e 嵌合孔
170a,170b 合わせ面
172,174 収容部
176 規制溝
178 規制片
200 コネクタ
202 嵌合部
204 外部導体シェル
206 ロック突部
208 ロック操作用ボタン
210 カバー部材
212 嵌合凹部
300 基板
400 ケーブル

Claims (14)

  1. コネクタの嵌合方向に沿って対向するように配置された第1の端子群と第2の端子群を含む端子群と、該端子群を保持した絶縁性のハウジングとを少なくとも含むコネクタであって、
    前記ハウジングは、少なくとも前記第1の端子群を保持する第1のハウジング部材と、前記第2の端子群を保持する第2のハウジング部材を含み、
    前記第1のハウジング部材と第2のハウジング部材との間に、導電性部材を含み、
    前記端子群に含まれる複数の端子の各々は、前記コネクタの先端側の端部に相手側コネクタの端子と接触して接続するための接触部と、
    前記コネクタの後端側の端部に基板に実装するための端子実装部と、
    前記接触部から前記端子実装部までの間に、少なくとも、前記コネクタの嵌合方向に対して直交する外側に折れ曲がった第1屈曲部、及び、該第1屈曲部を経て外側に折れ曲がった部分を前記コネクタの嵌合方向に沿って平行に後端側に折り曲げた第2屈曲部と、
    前記第2屈曲部から前記端子実装部までの間に、下方又は上方に折れ曲がった部分と該部分を経て前記コネクタの嵌合方向に沿って後端側に折れ曲がった水平部分を含む階段状の屈曲段部と
    を含み、
    前記端子群に含まれる複数の端子の各々は、前記接触部から前記端子実装部の手前までの間の部分が前記導電性部材と平行であり、
    前記第1の端子群の前記屈曲段部は下方に折れ曲がった部分と水平部分を含む下向段部であり、
    前記第2の端子群の前記屈曲段部は上方に折れ曲がった部分と水平部分を含む上向段部であり、
    前記端子群に含まれる複数の端子の各々は、さらに、前記屈曲段部の前記水平部分を下方に折り曲げた第3屈曲部と、前記第3屈曲部から前記端子実装部の手前までの間に基板に対して垂直な部分であるリード部とを含み、
    前記リード部の長さが互に等しいことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記端子群に含まれる複数の端子の各々は、前記コネクタを実装する基板に対して平行な水平面上に当該端子が並んだ水平部分を含み、
    前記導電性部材は、前記第1のハウジング部材と前記第2のハウジング部材によって挟まれて保持され、前記第1の端子群の前記水平部分と前記第2の端子群の前記水平部分との間に配置されたことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 記端子群のうち前記第1の端子群は前記導電性部材の上方に配置され、前記第2の端子群は前記導電性部材の下方に配置され、
    前記導電性部材は、少なくとも、前記第1の端子群に含まれる前記第1屈曲部及び前記第2屈曲部と、前記第2の端子群に含まれる前記第1屈曲部及び前記第2屈曲部とが向かい合った間を遮るように配置されたことを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記屈曲段部の前記水平部分は、前記導電性部材が配置された平面と同一平面上にあることを特徴とする請求項に記載のコネクタ。
  5. 前記端子群に含まれる複数の端子の各々は、前記第3屈曲部から前記端子実装部までの少なくとも一部は、前記第1のハウジング部材の端子保護部又は前記第2のハウジング部材の端子保護部によって覆われていることを特徴とする請求項に記載のコネクタ。
  6. 前記導電性部材は、前記第1の端子群の前記接触部の少なくとも一部から前記下向段部の手前までの部分と、前記第2の端子群の前記接触部の少なくとも一部から前記上向段部の手前までの部分との間を遮る形状であることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載のコネクタ。
  7. 前記導電性部材は金属板であり、
    前記金属板と前記第1の端子群の前記水平部分との間隔と、前記金属板と前記第2の端子群の前記水平部分との間隔とが等しいことを特徴とする請求項2から請求項のいずれか1項に記載のコネクタ。
  8. 前記第1のハウジング部材の前記第2のハウジング部材に対向する面である第1の合わせ面、及び、前記第2のハウジング部材の前記第1のハウジング部材に対向する面である第2の合わせ面の少なくとも一方に、前記導電性部材を収容するための収容部を設けたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のコネクタ。
  9. 前記導電性部材は、複数枚の部分導電性部材から構成されたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のコネクタ。
  10. 前記第1の端子群及び前記第2の端子群は、それぞれ2つの端子からなる端子ペアを少なくとも1組以上含むことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のコネクタ。
  11. 前記第1の端子群及び前記第2の端子群は、2組以上の前記端子ペアと、1以上のグランド端子を含み、
    前記グランド端子は、前記端子ペアの各々の間に配置されたことを特徴とする請求項10に記載のコネクタ。
  12. 前記導電性部材は、前記第1の端子群に含まれるグランド端子及び前記第2の端子群に含まれるグランド端子の少なくとも一方に電気的に接続されていることを特徴とする請求項11に記載のコネクタ。
  13. 前記ハウジングを収容する外部導体シェルをさらに備えたことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のコネクタ。
  14. 前記導電性部材は、前記外部導体シェルと電気的に接続されていることを特徴とする請求項13に記載のコネクタ。
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