JP6832301B2 - タンブルシート - Google Patents
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Description
シートクッションSCの下面の前部には、シートSをフロアFに対して回転可能とするヒンジ機構1が設けられている。シートクッションSCの下面の後部には、フロアFのストライカ等の部材に係脱可能なロック機構Lが設けられ、ロック機構Lがフロアのストライカに係合することにより、着座位置にあるシートSの移動を禁止している。
トーションスプリング6の中間部6aはスリーブ5に巻回されている。トーションスプリング6の一方の端部側の第1脚部6bはアッパタンブル2の第1基部2aに押接し、他方の端部側の第2脚部6cは、ロアタンブル3の第2基部3aに押接している。このトーションスプリング6は、シートクッションSCが着座位置(図3の実線位置)では、アッパタンブル2の第1基部2aを押して、シートクッションSCを跳ね上げ位置方向(図3の実線位置から二点鎖線位置方向)へ付勢している。
アッパタンブル2の穴2cには、穴2cの内側(一対の第1側壁部2b間の空間)から軟質材でなるブッシュ7が嵌合している。また、ロアタンブル3の穴3cには、穴3cの内側(一対の第2側壁部3b間の空間)から軟質材でなるブッシュ8が嵌合している。
ロアタンブル3の穴3cを挿通したシャフト4の一方の端部側の第1ねじ部4aには、ナット11が螺合している。ロータリダンパ9を挿通したシャフト4の他方の端部側の第2ねじ部4eにも、ナット11が螺合している(例えば特許文献1参照)。
シートのシートクッションとフロアとの間に設けられたヒンジ機構により、前記フロアに対して、前記シートが着座位置と跳ね上げ位置との間で回転可能に設けられたタンブルシートであって、
前記ヒンジ機構は、
前記シートの下面に設けられ、フロア方向に立設され、対向する一対の第1側壁部を有するアッパタンブルと、
前記フロアに設けられ、シート方向に立設され、対向する一対の第2側壁部を有するロアタンブルと、
前記第1側壁部に形成された第1穴に嵌合する第1ブッシュと、
前記第2側壁部に形成された第2穴に嵌合する第2ブッシュと、
前記第1ブッシュ、前記第2ブッシュを挿通し、前記ロアタンブルと前記アッパタンブルとを回転可能に連結するシャフトと、
該シャフトの一端側に取り付けられ、前記アッパタンブルの回転速度を減速させるロータリダンパと、
を有し、
前記一対の第2側壁部の少なくとも一方に、前記シャフトに係合し、前記シャフトの回転を禁止する回転止め部材を取り付けた
ことを特徴とする。
前記ヒンジ機構は、
前記シートの下面に設けられ、フロア方向に立設され、対向する一対の第1側壁部を有するアッパタンブルと、
前記フロアに設けられ、シート方向に立設され、対向する一対の第2側壁部を有するロアタンブルと、
前記第1側壁部に形成された第1穴に嵌合する第1ブッシュと、
前記第2側壁部に形成された第2穴に嵌合する第2ブッシュと、
前記第1ブッシュ、前記第2ブッシュを挿通し、前記ロアタンブルと前記アッパタンブルとを回転可能に連結するシャフトと、
該シャフトの一端側に取り付けられ、前記アッパタンブルの回転速度を減速させるロータリダンパと、
を有し、
前記一対の第2側壁部の少なくとも一方に、前記シャフトに係合し、前記シャフトの回転を禁止する回転止め部材を取り付けた
ことにより、ロアタンブルの第2穴を非円形にして、シャフトの回転を禁止する必要がなくなる。
本実施形態のタンブルシートの全体構成は図3に示すタンブルシートと同じで、相違点はヒンジ機構である。よって本実施形態では、ヒンジ機構を説明し、タンブルシートの全体構成の説明は省略する。
図1に示すように、ヒンジ機構51はシートクッションSCの下面に設けられた第1基部52a及びフロアF方向に立設された一対の第1側壁部52b、第1’側壁部52cを有するアッパタンブル52と、フロアFに設けられた第2基部53a及びシートS方向に立設され第1側壁部52bと対向する第2側壁部53b、第1’側壁部52cと対向する第2’側壁部53cを有するロアタンブル53と、第1側壁部52b、第1’側壁部52c、第2側壁部53b、第2’側壁部53cを挿通し、アッパタンブル52、ロアタンブル53を回転可能に連結するシャフト54とを有している。
トーションスプリング56の中間部56aはスリーブ55に巻回されている。トーションスプリング56の一方の端部側の第1脚部56bはアッパタンブル52の第1基部52aに押接し、他方の端部側の第2脚部56cは、ロアタンブル53の第2基部53aに押接している。このトーションスプリング56は、シートクッションSCが着座位置(図3の実線位置)では、アッパタンブル52の第1基部52aを押して、シートクッションSCを跳ね上げ位置方向(図3の実線位置から二点鎖線位置方向)へ付勢している。
ロアタンブル53の一対の第2側壁部53b、第2’側壁部53cには、シャフト54の第1円形部54bが挿通する円形の第2穴53d、第2’穴53eがそれぞれ形成されている。
そして、第1穴52d、第1’穴52e、第2穴53d、第2’穴53eはシャフト54の第1円形部54bの断面形状より若干大きな径で、シャフト54の第1円形部54bが回転可能な円形である。
ロアタンブル53の第2’側壁部53cの外部に露出した面には、シャフト54の回転を禁止する回転止め部材65が取り付けられている。
また、回転止め部材65は、先端部がロアタンブル53の第2’側壁部53cに取り付けられる第1アーム部65aと第2アーム部65bとからなる略L字形である。
回転止め部材65の中央部には、シャフト54の小判径部54fが嵌合する小判穴65cが形成されている。シャフト54の小判径部54fと、ロアタンブル53に取り付けられた回転止め部材65の小判穴65cとの嵌合により、シャフト54の回転は禁止されている。
(1) ロアタンブル53の第2’側壁部53cに、シャフト54に嵌合し、シャフト54の回転を禁止する回転止め部材65を取り付けたことにより、ロアタンブル53の穴53d、穴53eを非円形にして、シャフトの回転を禁止する必要がなくなる。
(3) 回転止め部材65は、第1アーム部65aと第2アーム部65bとからなる略L字形であるので、アーム部が1つの場合に比べ剛性が高く、変形しにくい。
(5) ロアタンブル53の第2’穴53eに嵌合したブッシュ57の端面と、回転止め部材65との間には、隙間が形成されているので、ブッシュ57の端面と回転止め部材とが摺接しないので、ブッシュ57が摩耗したり、破損したりしない。
また、回転止め部材65は、平板(金属鋼板)をプレス加工して製造したが、寸法精度がよい焼結金属で製造しても良い。
52 アッパタンブル
53 ロアタンブル
53b 第2側壁部
53c 第2’側壁部
54 シャフト
65 回転止め部材
Claims (5)
- シートのシートクッションとフロアとの間に設けられたヒンジ機構により、前記フロアに対して、前記シートが着座位置と跳ね上げ位置との間で回転可能に設けられたタンブルシートであって、
前記ヒンジ機構は、
前記シートの下面に設けられ、フロア方向に立設され、対向する一対の第1側壁部を有するアッパタンブルと、
前記フロアに設けられ、シート方向に立設され、対向する一対の第2側壁部を有するロアタンブルと、
前記第1側壁部に形成された第1穴に嵌合する第1ブッシュと、
前記第2側壁部に形成された第2穴に嵌合する第2ブッシュと、
前記第1ブッシュ、前記第2ブッシュを挿通し、前記ロアタンブルと前記アッパタンブルとを回転可能に連結するシャフトと、
該シャフトの一端側に取り付けられ、前記アッパタンブルの回転速度を減速させるロータリダンパと、
を有し、
前記一対の第2側壁部の少なくとも一方に、前記シャフトに係合し、前記シャフトの回転を禁止する回転止め部材を取り付けた
ことを特徴とするタンブルシート。 - 前記回転止め部材は、前記シャフトの他端と係合していることを特徴とする請求項1記載のタンブルシート。
- 前記回転止め部材は、前記ロアタンブルの第2側壁部の外部に露出した面に設けられることを特徴とする請求項1または2記載のタンブルシート。
- 前記回転止め部材は、
前記シャフトと係合する係合部と、
該係合部から径方向に延びる第1アーム部と、
該第1アーム部と異なる方向で前記係合部から径方向に延びる第2アーム部と、
を有し、
前記回転止め部材は、前記第1アーム部と前記第2アーム部とによって前記第2側壁部に取り付けられる
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のタンブルシート。 - 前記ロアタンブルの前記第2穴に嵌合した前記ブッシュの端面と、前記回転止め部材との間には、隙間が設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のタンブルシート。
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JP2019127168A JP2019127168A (ja) | 2019-08-01 |
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JP2018010308A Active JP6832301B2 (ja) | 2018-01-25 | 2018-01-25 | タンブルシート |
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2018
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