JP6830831B2 - 外壁パネル - Google Patents

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Description

本発明は、脱落防止金具及びこれを備えた外壁パネルに関する。
従来、下記特許文献1に開示されるように、下地パネルと、下地パネルの表面に固定された化粧パネルと、を備えた建物の外壁パネルにおいて、化粧パネルを下地パネルに対して支持するための金具が知られている。
下記特許文献1には、その図9及び図10に開示されるように、石膏ボード2及び珪酸カルシウム板9(下地パネル)と、石膏ボード2の表面に固定された大型陶板13(化粧パネル)と、を備えた外壁パネルが記載されている。この公報では、ボルト14の頭部14aが大型陶板13の裏面に形成された凹条13aに挿入されると共に、ボルト14の螺子部14bが石膏ボード2及び珪酸カルシウム板9の挿入孔に貫通し、螺子部14bの先端にナット15が締結される。
特開平7−90976号公報
上記特許文献1では、ボルト14の頭部14aを大型陶板13に対して確実に係止させるため、図10に記載されるとおり、大型陶板13の裏面から表(おもて)面に向かって幅が広くなる形状を有する凹条13aを設ける必要がある。この凹条13aを設けるため、厚みが比較的大きい大型陶板13を用いる必要がある。しかも、この凹条13aは、大型陶板13の裏面側からの加工が困難であるため、加工が困難な陶板を用いることも困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、化粧パネルの加工性の向上及び薄型化を図りつつ、下地パネルからの化粧パネルの脱落を防止することが可能な脱落防止金具及びこれを備えた外壁パネルを提供することである。
本発明の一局面に係る外壁パネルは、建物の外壁パネルであって、下地パネルと、前記下地パネルの表面に固定され、前記下地パネル側を向く裏面に凹状の孔が設けられた化粧パネルと、前記下地パネルからの前記化粧パネルの脱落を防止するために前記化粧パネルを前記下地パネルに対して支持する脱落防止金具と、を備える。上記脱落防止金具は、前記孔に挿入された状態において前記化粧パネルに係止される被係止部と、前記下地パネルに係止される下地側金具を取り付け可能な取り付け部と、を有する化粧側金具と、前記取り付け部に取り付けられる被取り付け部と、前記下地パネルに設けられた挿入孔に対する挿入が許容されると共に、前記挿入孔からの抜けが規制される挿入部と、を有する前記下地側金具と、を備えている。前記被係止部は、前記化粧パネルの前記裏面と直交する方向に向けた前記孔への挿入が規制される第1形状を有すると共に、前記第1形状から、前記化粧パネルの前記裏面と直交する方向に向けた前記孔への挿入が許容される第2形状へ弾性変形可能である。前記化粧側金具は、前記被係止部の弾性変形による反力が前記孔の内壁面に加わることにより、前記化粧パネルに対して係止されている。
上記脱落防止金具では、被係止部を第1形状から第2形状へ弾性変形させた後、化粧側金具を化粧パネルの孔に挿入することができる。よって、被係止部の弾性変形による反力が孔の内壁面に加わることにより、化粧側金具を化粧パネルに対して係止させることができる。また、化粧側金具に取り付けられた下地側金具を下地パネルの挿入孔に挿入して当該下地パネルに対して係止させることにより、化粧パネルの裏面と下地パネルの表面との間の固定力が低下した場合でも、化粧パネルが下地パネルから脱落するのを防止することができる。上記脱落防止金具では、被係止部の弾性変形による反力を利用して化粧側金具を化粧パネルに対して係止させるため、化粧パネルの孔を上記特許文献1のように化粧パネルの裏面から表面に向かって幅が狭くなる形状とする必要はない。従って、上記脱落防止金具によれば、化粧パネルの加工性の向上及び薄型化を図りつつ、下地パネルからの化粧パネルの脱落を防止することができる。
上記外壁パネルでは、前記孔の大きさを有する仮想円と、前記仮想円の中心を通過すると共に前記仮想円との交点を有する直線である第1仮想線と、を定義した場合において、前記被係止部は、前記第2形状から前記孔に係止される第3形状へ弾性変形した状態において、前記第1仮想線により区画される前記仮想円の第1半円内に設けられ、前記第1半円の円弧に沿った外周面を有する第1アーム部と、前記第2形状から前記第3形状へ弾性変形した状態において前記第1仮想線により区画される前記仮想円の第2半円内に設けられ、前記第2半円の円弧に沿った外周面を有する第2アーム部と、前記仮想円内に設けられ、前記第1アーム部の基端と前記第2アーム部の基端とを互いに接続するアーム接続部と、を有していてもよい。
上記構成によれば、第1及び第2アーム部が円弧に沿った外周面を有することにより、第1及び第2アーム部と化粧パネルの孔の内壁面との接触面積を大きくすることができる。このため、第1及び第2アーム部の外周面と孔の内壁面との間の摩擦力により、化粧側金具を化粧パネルに対して確実に係止させることができる。
上記外壁パネルでは、前記第1仮想線と直交し、前記仮想円の前記中心を通過すると共に前記仮想円との交点を有する直線である第2仮想線を定義した場合において、前記アーム接続部は、前記第2仮想線により区画される前記仮想円の第3半円内において前記第1仮想線上に設けられていてもよい。前記第1アーム部及び前記第2アーム部の先端は、前記第3形状において前記第2仮想線により区画される前記仮想円の第4半円内に設けられていてもよい。
上記構成によれば、第1及び第2アーム部が、一方の半円(第3半円)内に位置する基端から他方の半円(第4半円)内に位置する先端まで延びるため、第1及び第2アーム部の外周面と化粧パネルの孔壁面との接触面積をより大きくすることができる。
上記外壁パネルにおいて、前記アーム接続部は、前記仮想円の円弧に沿った接続外周面と、前記仮想円と前記第1仮想線との前記交点と重なる領域に形成された切欠部と、を有していてもよい。前記第1アーム部の外周面の先端から前記仮想円の前記中心を通過して延びる第3仮想線と前記仮想円との交点が前記切欠部から外れるように、前記第1アーム部の外周面の長さが設定されていてもよい。前記第2アーム部の外周面の先端から前記仮想円の前記中心を通過して延びる第4仮想線と前記仮想円との交点が前記切欠部から外れるように、前記第2アーム部の外周面の長さが設定されていてもよい。
化粧側金具は、被係止部が第1形状(孔への挿入が規制される形状)となるように設計される。そして、被係止部を第1形状から第2形状に弾性変形させることにより化粧側金具を化粧パネルの孔に挿入し、第2形状から第3形状に変形させることにより化粧側金具を化粧パネルの孔に係止させることができる。この第3形状では、第1及び第2アーム部の外周面と孔の内壁面との間に隙間が生じる可能性がある一方、アーム接続部と孔の内壁面との間には隙間が生じ難い。このため、化粧側金具の設計に僅かな寸法誤差などが生じた場合には、アーム接続部の外周面と接触する孔の内壁面において反力が集中的に加わる傾向があり、これによって化粧側金具の孔に対する係止状態が不安定になる場合がある。これに対して、上記構成によれば、化粧パネルの孔における径方向に対向する部位に対して反力をそれぞれ加えることにより、化粧側金具の係止状態を安定化することができる。
上記外壁パネルにおいて、前記取り付け部は、前記仮想円の中心に設けられていてもよい。上記構成によれば、下地側金具を化粧側金具に取り付けた際に、下地側金具の位置を化粧パネルの孔の中心位置に確実に決めることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、化粧パネルの加工性の向上及び薄型化を図りつつ、下地パネルからの化粧パネルの脱落を防止することが可能な脱落防止金具及びこれを備えた外壁パネルを提供することができる。
本発明の実施形態1における外壁パネルの平面図である。 図1中の線分II−IIに沿った外壁パネルの部分断面図である。 化粧側金具の構造を示す平面図である。 化粧側金具におけるアーム先端の拡大図である。 下地側金具の構造を示す側面図である。 陶板の孔に化粧側金具が挿入された状態を示す図である。 化粧側金具に下地側金具が取り付けられた状態を示す図である。 下地側金具が下地パネルの挿入孔に挿入された状態を示す図である。 本発明の実施形態2における化粧側金具の構造を示す平面図である。 図9に示す化粧側金具を用いた引張試験における化粧側金具の変位量と引張試験力との関係を示すグラフである。 図3に示す化粧側金具を用いた引張試験における化粧側金具の変位量と引張試験力との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態3における外壁パネルの部分断面図である。 本発明のその他実施形態における外壁パネルの平面図である。 本発明のその他実施形態における下地側金具を説明するための図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態に係る外壁パネル及び脱落防止金具について詳細に説明する。
(実施形態1)
まず、本発明の実施形態1に係る外壁パネル1について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、外壁パネル1の表(おもて)面1A側から見た時の平面図である。図2は、図1中の線分II−IIに沿った外壁パネル1の部分断面図である。
外壁パネル1は、建物の外壁パネルであって、図1に示すように平面視において長方形状を有している。図2に示すように、外壁パネル1は、下地パネル10と、下地パネル10の表(おもて)面10Aに固定され、下地パネル10側を向く裏面23に凹状の孔24が設けられた陶板20(化粧パネル)と、下地パネル10からの陶板20の脱落を防止するために下地パネル10と陶板20との間に配置された脱落防止金具30と、を主に備えている。
下地パネル10は、直方体形状を有するセメント製のブロック体であり、複数の中空部11が内部に形成されている。より具体的には、下地パネル10は、表面10Aを有するパネル表(おもて)壁12と、パネル表壁12に対向するパネル裏壁13と、パネル表壁12とパネル裏壁13とを互いに接続するパネル接続壁14と、を有している。パネル接続壁14は、パネル表壁12及びパネル裏壁13に対して垂直になるように設けられている。また図2に示すように、パネル接続壁14によって隣り合う中空部11同士が互いに仕切られている。下地パネル10には、中空部11に連通すると共に、表面10A側に開口する挿入孔15が設けられている。
陶板20は、建物の外壁を装飾するための意匠が施された板材であり、平面視において下地パネル10と略同じ大きさの長方形状を有している。図2に示すように、陶板20は、表(おもて)面25と、表面25と反対側の裏面23と、を有し、この裏面23が下地パネル10側に向くように接着剤21を介して下地パネル10の表面10Aに固定されている。陶板20の裏面23には、平面視において円形状を有する凹状の孔24が設けられており、この孔24に脱落防止金具30が挿入される。陶板20の厚みは、例えば5mmであり、それ以下であってもよい。接着剤21の厚みは、例えば2mm程度である。孔24は、例えば、内径が39mm程度であり、深さが2mm程度である。
脱落防止金具30は、接着剤21による接着力が低下した場合でも、陶板20を下地パネル10に対して支持することにより、陶板20が下地パネル10から脱落するのを防止するためのものである。例えば、経年による劣化などによって接着剤21による陶板20の固定力が低下した場合でも、脱落防止金具30をフェルセーフとして機能させることにより、陶板20の脱落を防止することができる。
図1中において、脱落防止金具30により陶板20が下地パネル10に対して支持される「フェルセーフ部」が符号「1B」により示されている。図1に示すように、本実施形態では、外壁パネル1の長手方向の中央部よりも一方側(上側)のみに複数(2つ)のフェルセーフ部1Bが設けられている。以下、この脱落防止金具30の構造について詳細に説明する。
脱落防止金具30は、陶板20側に取り付けられる化粧側金具31と、下地パネル10側に取り付けられる下地側金具32と、を有している。
図3は、陶板20の孔24に係止された状態における化粧側金具31の平面構造を示している。図3中において、陶板20の孔24の大きさを有する仮想円が符号「91」で示され、仮想円91の中心92を通過すると共に仮想円91との交点93,94を有する直線である第1仮想線が符号「95」で示され、第1仮想線95と直交し、仮想円91の中心92を通過すると共に仮想円91との交点96,97を有する直線である第2仮想線が符号「98」で示されている。また第1仮想線95により区画される図3中上側の半円を「第1半円」、第1仮想線95により区画される図3中下側の半円を「第2半円」、第2仮想線98により区画される図3中右側の半円を「第3半円」、第2仮想線98により区画される図3中左側の半円を「第4半円」として以下説明する。
図3に示すように、化粧側金具31は、陶板20の孔24(仮想円91)に沿った円形状を有するプレート状のものであって、孔24に収まる厚みを有している。化粧側金具31は、孔24に挿入された状態において陶板20に係止される被係止部38と、下地パネル10に係止される下地側金具32を取り付け可能な取り付け部33と、を有している。被係止部38は、陶板20の裏面23と直交する方向(図3中の紙面奥行方向)に向けた孔24への挿入が規制される「第1形状」と、陶板20の裏面23と直交する方向に向けた孔24への挿入が許容される「第2形状」と、孔24に係止される「第3形状」と、の間において、弾性変形可能となっている。図3は、被係止部38が第3形状へ弾性変形し、陶板20の孔24に係止された状態を示している。
被係止部38は、第1アーム部34と、第2アーム部35と、第1アーム部34と第2アーム部35とを互いに接続するアーム接続部39と、を有している。図3に示すように、第1アーム部34は、被係止部38が第2形状から第3形状へ弾性変形した状態において、仮想円91の第1半円内に設けられ、当該第1半円の円弧に沿った外周面34Cを有している。また第2アーム部35は、被係止部38が第2形状から第3形状へ弾性変形した状態において、仮想円91の第2半円内に設けられ、当該第2半円の円弧に沿った外周面35Cを有している。アーム接続部39は、仮想円91内に設けられ、第1アーム部34の基端34Bと第2アーム部35の基端35Bとを互いに接続している。アーム接続部39は、仮想円91の第3半円内において第1仮想線95上に設けられている。第1アーム部34及び第2アーム部35の先端34A,35Aは、第3形状において仮想円91の第4半円内に設けられている。
より具体的には、第1アーム部34は、取り付け部33との間に隙間31Bを保持しつつ、基端34Bから先端34Aに向かって円弧状に延びている。第2アーム部35は、取り付け部33との間に隙間31Cを保持しつつ、基端35Bから先端35Aに向かって円弧状に延びている。第1アーム部34の先端34Aと第2アーム部35の先端35Aとの間には、隙間31Aが設けられている。
第1及び第2アーム部34,35の先端34A,35Aには、掴み孔34AA,35AAが設けられている。この掴み孔34AA,35AAを工具などによって掴み、先端34A,35A同士を近づけることにより(隙間31Aを狭めることにより)、第1及び第2アーム部34,35をそれぞれ弾性変形させることができる。具体的には、基端34B,35Bを支点として第1及び第2アーム部34,35を第1仮想線95に近づく方向にそれぞれ弾性変形させることができる。これにより、陶板20の孔24への挿入が規制される第1形状(孔24よりも大きい形状)から孔24への挿入が許容される第2形状(孔24よりも小さい形状)まで、被係止部38を弾性変形させることができる。
上述のように、被係止部38を第2形状に弾性変形させた状態で化粧側金具31を陶板20の孔24に挿入した後、掴み孔34AA,35AAから工具を外すと、第1及び第2アーム部34,35は基端34B,35Bを支点として第1仮想線95から離れる方向にそれぞれ弾性変形する。これにより、被係止部38は、第2形状から第3形状に変形する。そして、第1及び第2アーム部34,35の弾性変形による反力が孔24の内壁面に加えられることにより、化粧側金具31が孔24に係止される。図3中矢印で示すように、本実施形態では、主に、第1アーム部34の先端34A、第2アーム部35の先端35A及びアーム接続部39の3つの部位から孔24の内壁面に対して弾性変形による反力が加えられる。この反力によって、化粧側金具31は、孔24に挿入された状態において陶板20に対して係止される。
化粧側金具31から孔24に加わる反力は、化粧側金具31の材厚(厚み)、化粧側金具31に使用される材質、第1及び第2アーム部34,35の太さ(幅)、並びに取り付け部33とアーム接続部39との間の基部33Bの太さ(幅)により任意に設計することが可能である。
図4は、第1アーム部34の先端34Aを拡大した図である。図4中において、孔24の大きさを有する仮想円91が破線で示され、孔24への挿入が規制される第1形状101が二点鎖線で示され、孔24への挿入が許容される第2形状102が一点鎖線で示され、孔24に係止される第3形状103が実線で示されている。図4に示すように、第1形状101では、第1アーム部34の先端34Aにおける外周面が仮想円91よりも径方向外側に位置している。また第2形状102では、第1アーム部34の先端34Aにおける外周面が仮想円91よりも径方向内側に位置している。また第3形状103では、第1アーム部34の先端34Aにおける外周面が仮想円91に沿った状態となっている。なお、上記の説明は、第2アーム部35側についても同様である。
取り付け部33は、図3に示すように仮想円91の中心に設けられている。取り付け部33には、雌ネジ33A(ボルト孔)が設けられている。この雌ネジ33Aに対して、下地側金具32(図5)の基端36A側に設けられた雄ネジを螺合することにより、下地側金具32を化粧側金具31に対して取り付け可能となっている。この時、下地側金具32は、図2に示すように化粧側金具31の表面に対して略垂直な姿勢となる。
図5は、下地側金具32の側面構造を示している。図5に示すように、下地側金具32は、化粧側金具31の取り付け部33(図3)に取り付けられる被取り付け部36と、下地パネル10の挿入孔15(図2)に対する挿入が許容されると共に、この挿入孔15からの抜けが規制される挿入部37と、を有している。
被取り付け部36は、基端36Aから先端36Bまで延びる円柱形状を有しており、基端36A側の周面に雄ネジが設けられている。この雄ネジを化粧側金具31の雌ネジ33Aに螺合することにより、下地側金具32が化粧側金具31に取り付けられる。
挿入部37は、アンカーバネにより構成されており、被取り付け部36の先端36B側に設けられている。挿入部37は、被取り付け部36の先端36B側の周面を囲むように設けられた複数枚の羽根37Aを有している。図5に示すように、羽根37Aは、被取り付け部36の先端36Bに固定されると共に、基端36Aに向かって被取り付け部36の外周面から離れるように傾斜している。また羽根37Aは、被取り付け部36の外周面に近づく径方向内向きに弾性変形可能となっている。このため、下地側金具32を下地パネル10の挿入孔15へ挿入する際には、各羽根37Aが挿入孔15の壁面との接触により径方向内向きに弾性変形することにより、挿入部37が挿入孔15と略同径になるまで縮径する。これにより、下地側金具32の挿入孔15に対する挿入が許容される。
一方、図2に示すように挿入部37が挿入孔15を通過して中空部11に到達すると、挿入孔15の壁面から各羽根37Aに加わる径方向内向きの力が解放される。このため、図2に示すように、挿入部37は、中空部11において拡径し、挿入孔15の径よりも大きい元の大きさに戻る。この状態において下地側金具32を挿入孔15から引き抜くようにすると、羽根37Aの端部が中空部11の上面12Aに当接する。つまり、羽根37Aが上面12Aによって係止されるため、挿入孔15からの下地側金具32の抜けが規制される。
また図2に示すように、下地側金具32は、外壁パネル1を組み立てた状態において先端が中空部11に位置しており、当該先端が下地パネル10の裏面10Bよりも前方に突き出ていない。よって、下地パネル10の裏面10Bが平らな状態になるため、複数枚の外壁パネル1を積載することも可能である。
次に、上記外壁パネル1の組み立てについて、図6〜図8を参照して説明する。
図6に示すように、まず、陶板20と、下地パネル10と、がそれぞれ準備される。陶板20の裏面23には、脱落防止金具30(化粧側金具31)を挿入するための孔24が予め設けられており、下地パネル10(パネル表壁12)には、中空部11と連通する挿入孔15が予め設けられている。
次に、化粧側金具31が陶板20の孔24に挿入される。具体的には、上述のように第1及び第2アーム部34,35をそれぞれ弾性変形させることにより被係止部38を第1形状から第2形状とし、この状態で化粧側金具31を孔24に嵌め込む。そして、被係止部38が第2形状から第3形状に変形することにより、孔24の内壁面に加わる反力によって化粧側金具31が陶板20に対して係止される。なお、化粧側金具31の外周面と孔24の内壁面との間に隙間が生じる場合には、この隙間を接着剤で埋めるようにしてもよい。
次に、下地側金具32の被取り付け部36(図4)を化粧側金具31の取り付け部33(図3)に対して螺合させることにより、図7に示すように下地側金具32が化粧側金具31に取り付けられる。また下地パネル10の表面10Aに接着剤21が塗布される。なお、本実施形態のように化粧側金具31が陶板20の孔24に挿入された後に下地側金具32が取り付けられる場合に限定されず、予め下地側金具32を化粧側金具31に取り付けた後に、化粧側金具31を陶板20の孔24に挿入してもよい。
次に、陶板20を下地パネル10に対して圧着する。具体的には、図8に示すように、下地側金具32を下地パネル10の挿入孔15に挿入し、陶板20の裏面23を接着剤21に接触させる。この時、治具などを用いて陶板20の表面25を下地パネル10側に押圧してもよい。このように、下地側金具32を挿入孔15に挿入することにより、陶板20と下地パネル10との位置ずれを防止することができる。以上のようにして、外壁パネル1を組み立てることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係る脱落防止金具について、図9を参照して説明する。実施形態2に係る脱落防止金具は、基本的に上記実施形態1に係る脱落防止金具30と同様の構成を備えるが、化粧側金具40のアーム接続部39が切欠部39Aを有している点で異なっている。以下、上記実施形態1と異なる点についてのみ説明する。
図9に示すように、アーム接続部39は、仮想円91の円弧に沿った接続外周面39Bと、仮想円91と第1仮想線95との交点93と重なる領域に形成された切欠部39Aと、を有している。そして、第1アーム部34の外周面34Cの先端83から仮想円91の中心92を通過して延びる第3仮想線85と仮想円91との交点84が切欠部39Aから外れるように、第1アーム部34の外周面34Cの長さが設定されている。また第2アーム部35の外周面35Cの先端81から仮想円91の中心92を通過して延びる第4仮想線86と仮想円91との交点82が切欠部39Aから外れるように、第2アーム部35の外周面35Cの長さが設定されている。実施形態2においては、主に、第1アーム部34の先端34A、第2アーム部35の先端35A、第1アーム部34の基端34B及び第2アーム部35の基端35Bの4つの部位から孔24の内壁面に対して弾性変形による反力を加えることができる。
化粧側金具40は、被係止部38が第1形状(孔24への挿入が規制される形状)となるように設計される。そして、上述のように、被係止部38を第1形状から第2形状に弾性変形させることにより化粧側金具40を陶板20の孔24に挿入し、第2形状から第3形状に変形させることにより化粧側金具40を陶板20の孔24に係止させることができる。この第3形状では、第1及び第2アーム部34,35の外周面34C,35Cと孔24の内壁面との間に隙間が生じる可能性がある一方、アーム接続部39の外周面と孔24の内壁面との間には隙間が生じ難い。このため、化粧側金具40の設計に僅かな寸法誤差などが生じた場合には、アーム接続部39の外周面と接触する孔24の内壁面に対して反力が集中する傾向があり、これによって化粧側金具40の係止状態が不安定になる場合がある。これに対して、本実施形態では、陶板20の孔24における径方向に対向する部位(先端83と交点84、先端81と交点82)に対して反力をそれぞれ加えることにより、化粧側金具40の係止状態を安定化することができる。
図10及び図11は、化粧側金具を陶板の孔から引き抜いた場合における、化粧側金具の変位量(横軸)と引張試験力(縦軸)との関係を示したグラフである。図10は、実施形態2における化粧側金具40(図9)を用いた場合の試験結果を示すグラフである。図11は、実施形態1における化粧側金具31(図3)を用いた場合の試験結果を示すグラフである。試験回数は3回とし、両グラフ中において各回の試験結果を実線、破線及び二点鎖線によりそれぞれ示している。図10及び図11の対比から明らかなように、各回の試験結果のばらつきが図10のグラフの方がより小さくなる。このように、実施形態2における化粧側金具40によれば、陶板20に対してより安定した状態で係止させることができる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係る外壁パネル2について、図12を参照して説明する。実施形態3に係る外壁パネル2は、基本的に上記実施形態1に係る外壁パネル1と同様の構成を備えるが、下地パネル16が中実構造を有している点で異なっている。以下、上記実施形態1と異なる点についてのみ説明する。
図12に示すように、下地パネル16は、中実構造を有しており、厚み方向に貫通する挿入孔18が設けられている。また下地パネル16の裏面16Bには、C形鋼からなるフレーム17が取り付けられている。このフレーム17は、下地パネル16の裏面16Bに固定される第1フランジ17Aと、第1フランジ17Aに平行な第2フランジ17Bと、第1フランジ17Aの一端と第2フランジ17Bの一端とを互いに接続するウェブ17Cと、を有している。なお、図示は省略するが、このフレーム17は、直方体形状を有する下地パネル16の4辺に沿うようにそれぞれ設けられている。
下地側金具32は、下地パネル16の挿入孔18を貫通しているが、挿入方向において先端がフレーム17よりも前方に突き出ていない。つまり、下地側金具32の先端は、第2フランジ17Bよりも陶板20側に位置している。このため、上記実施形態1と同様に、複数枚の外壁パネル2を容易に積載することができる。
また実施形態3における外壁パネル2では、上記実施形態1で説明した化粧側金具31(図3)が用いられてもよいし、上記実施形態2で説明した化粧側金具40(図9)が用いられてもよい。
(その他実施形態)
最後に、本発明のその他実施形態について説明する。
上記実施形態1では、化粧パネルの一例として陶板20を説明したが、例えば石材からなる板を本発明における化粧パネルとして用いることも可能である。
上記実施形態1では、1枚の下地パネル10に対して1枚の陶板20が貼り付けられる場合について説明したが、これに限定されない。図13に示すように、1枚の下地パネルに対して複数枚(2枚)の陶板20A,20Bが貼り付けられてもよい。この場合、陶板20A,20Bの各々に対して脱落防止金具30によるフェルセーフ部3Bが設けられる。
上記実施形態1では、下地側金具32の挿入部37がアンカーバネにより構成される場合について説明したが、これに限定されない。図14に示すように、挿入部60は、支点61を中心に回転する回転部62を有するものであってもよい。この場合、回転部62を下地パネル10の挿入孔15に平行な状態にすることにより下地側金具の挿入孔15への挿入が許容される。その後、回転部62が自重によって支点61を中心として90°回転する。この状態で下地側金具を引き抜くようにすると、回転部62が中空部11の上面12Aに当接する。これにより、下地側金具の挿入孔15からの抜けが規制される。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと解されるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,2 外壁パネル
10,16 下地パネル
15,18 挿入孔
20,20A,20B 陶板
23 裏面
24 孔
30 脱落防止金具
31,40 化粧側金具
32 下地側金具
33 取り付け部
34 第1アーム部
34A,35A 先端
34B,35B 基端
34C,35C 外周面
35 第2アーム部
36 被取り付け部
37,60 挿入部
38 被係止部
39 アーム接続部
39A 切欠部
39B 接続外周面
82,84,93,94,96,97 交点
85 第3仮想線
86 第4仮想線
91 仮想円
92 中心
95 第1仮想線
98 第2仮想線

Claims (5)

  1. 建物の外壁パネルであって、
    下地パネルと、
    前記下地パネルの表面に固定され、前記下地パネル側を向く裏面に凹状の孔が設けられた化粧パネルと、
    前記下地パネルからの前記化粧パネルの脱落を防止するために前記化粧パネルを前記下地パネルに対して支持する脱落防止金具と、を備え、
    前記脱落防止金具は、
    前記孔に挿入された状態において前記化粧パネルに係止される被係止部と、前記下地パネルに係止される下地側金具を取り付け可能な取り付け部と、を有する化粧側金具と、
    前記取り付け部に取り付けられる被取り付け部と、前記下地パネルに設けられた挿入孔に対する挿入が許容されると共に、前記挿入孔からの抜けが規制される挿入部と、を有する前記下地側金具と、を備え、
    前記被係止部は、前記化粧パネルの前記裏面と直交する方向に向けた前記孔への挿入が規制される第1形状を有すると共に、前記第1形状から、前記化粧パネルの前記裏面と直交する方向に向けた前記孔への挿入が許容される第2形状へ弾性変形可能であり、
    前記化粧側金具は、前記被係止部の弾性変形による反力が前記孔の内壁面に加わることにより、前記化粧パネルに対して係止されていることを特徴とする、外壁パネル
  2. 前記孔の大きさを有する仮想円と、前記仮想円の中心を通過すると共に前記仮想円との交点を有する直線である第1仮想線と、を定義した場合において、
    前記被係止部は、
    前記第2形状から前記孔に係止される第3形状へ弾性変形した状態において、前記第1仮想線により区画される前記仮想円の第1半円内に設けられ、前記第1半円の円弧に沿った外周面を有する第1アーム部と、
    前記第2形状から前記第3形状へ弾性変形した状態において前記第1仮想線により区画される前記仮想円の第2半円内に設けられ、前記第2半円の円弧に沿った外周面を有する第2アーム部と、
    前記仮想円内に設けられ、前記第1アーム部の基端と前記第2アーム部の基端とを互いに接続するアーム接続部と、を有することを特徴とする、請求項1に記載の外壁パネル
  3. 前記第1仮想線と直交し、前記仮想円の前記中心を通過すると共に前記仮想円との交点を有する直線である第2仮想線を定義した場合において、
    前記アーム接続部は、前記第2仮想線により区画される前記仮想円の第3半円内において前記第1仮想線上に設けられ、
    前記第1アーム部及び前記第2アーム部の先端は、前記第3形状において前記第2仮想線により区画される前記仮想円の第4半円内に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の外壁パネル
  4. 前記アーム接続部は、前記仮想円の円弧に沿った接続外周面と、前記仮想円と前記第1仮想線との前記交点と重なる領域に形成された切欠部と、を有し、
    前記第1アーム部の外周面の先端から前記仮想円の前記中心を通過して延びる第3仮想線と前記仮想円との交点が前記切欠部から外れるように、前記第1アーム部の外周面の長さが設定され、
    前記第2アーム部の外周面の先端から前記仮想円の前記中心を通過して延びる第4仮想線と前記仮想円との交点が前記切欠部から外れるように、前記第2アーム部の外周面の長さが設定されていることを特徴とする、請求項3に記載の外壁パネル
  5. 前記取り付け部は、前記仮想円の中心に設けられていることを特徴とする、請求項2〜4の何れか1項に記載の外壁パネル
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