JP6827180B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本開示は、一般家庭、レストランおよびオフィスなどで使用される加熱調理器に関する。
近年、システムキッチンなどに組み込まれ、鍋やフライパンなどの調理容器を加熱する加熱調理器が広く普及してきている。加熱調理容器には、誘導加熱コイルにより誘導加熱する誘導加熱調理器、ガスの直火によるガス加熱調理器、電熱ヒータなどで加熱するヒータ加熱調理器などがある。
例えば、被加熱物の重量に対応して最適な加熱制御をするために、被加熱物の重量を検知する構成を備える誘導加熱調理器が開示されている(例えば、特許文献1から特許文献4参照)。
まず、特許文献1に開示の加熱調理器について、図11を用いて説明する。
図11は、特許文献1に開示の加熱調理器の構成を示す構成図である。
図11に示すように、特許文献1の加熱調理器は、加熱部124と、温度検知部125と、被加熱物122を載置する天板123と、インバータ126と、制御部127と、重量検出部128と、操作部130と、弾性体132と、防磁リング133と、記憶部134などを備える。温度検知部125は、被加熱物122の温度を検知する。重量検出部128は、天板123の下に配置され、天板123を上方に予圧支持するように設けられる。操作部130は、複数の調理メニューから、一つの調理メニューを選択する。記憶部134は、調理メニュー毎に加熱シーケンスなどを記憶する。
制御部127は、調理メニュー毎に、予め記憶された加熱シーケンスと、温度検知部125および重量検出部128の情報に基づいて、インバータ126を介して加熱部124の出力を複数段階に制御して加熱調理する。
つぎに、特許文献2に開示の加熱調理器について、図12を用いて説明する。
図12は、特許文献2に開示の加熱調理器の分解斜視図である。
図12に示すように、特許文献2の加熱調理器は、被加熱物202と、加熱コイル204a、204bと、天板203と、温度検知部205a、205bと、第1〜第3の重量検出部221、222、223と、記憶部などを備える。被加熱物202は、調理物を収容する。加熱コイル204a、204bは、被加熱物202を加熱する。天板203は、被加熱物202が載置される。温度検知部205a、205bは、被加熱物202の温度を検知する。第1〜第3の重量検出部221、222、223は、天板203の重量を検出する。記憶部は、設定される調理メニュー毎の加熱シーケンスなどを記憶する。
上記加熱調理器は、まず、温度検知部205a、205bで被加熱物202の温度を検知し、第1〜第3の重量検出部221、222、223で検出された重量から被加熱物202の重量を演算する。そして、予め記憶された加熱シーケンスと、演算された重量に基づいて、加熱コイル204a、204bの出力を、複数段階で制御しながら、加熱調理を行う。
特許文献1および特許文献2の加熱調理器は、本体ケースと天板との間に、天板を上方に予圧支持する重量検出部を備える。重量検出部は、被加熱物の重量、載置位置、ならびに調理の出来上がりなどを検知して加熱調理する。
つぎに、特許文献3に開示の電磁調理器について、図13を用いて説明する。
図13は、特許文献3に開示の電磁調理器を裏側から見た外観斜視図である。
図13に示すように、特許文献3の電磁調理器は、天板301と、支持脚302と、重量センサである圧力センサ313と、表示部などを備える。支持脚302は、天板301が固定される筐体(図示せず)の四隅に設けられる。圧力センサ313は、支持脚302の下端に、当接して配設される。表示部は、圧力センサ313の検知結果である、被加熱物の重量などを表示する。
特許文献1〜3に開示される加熱調理器および電磁調理器は、筐体の支持部と天板との間に、重量検知部を備える。このとき、天板上に載置された被加熱物の重量や被加熱物の載置された位置を検知して調理を行う場合、天板と筐体との間に空隙が生じる。そのため、空隙を通過して、調理する際に流下する液体が筐体の内部に浸入する。液体が浸入すると、筐体内の機器に不具合を発生させる場合がある。
そこで、筐体の内部への液体の浸入を防止するために、図14に示す特許文献4の誘導加熱調理器が提案されている。
図14は、特許文献4に開示の誘導加熱調理器を模式的に示す正面図である。
図14に示すように、特許文献4に開示の誘導加熱調理器は、天板402と、天板402の下方に設置される筐体404と、筐体404の外部に張り出している外フランジ403を予圧支持する複数個の重量検知部405a、405cなどを備える。重量検知部405a、405cは、外フランジ403とキッチン台406の開口部の周囲との間に配置される。そして、誘導加熱調理器は、重量検知部405a、405cで検知した値を演算して、天板402に載置される被加熱物の位置および重量などを検知する。
しかしながら、特許文献4に開示の誘導加熱調理器は、以下に示す(A)から(C)のような課題がある。
(A)重量検知部は、外フランジの下面に配置される。この場合、重量を精度よく検知するために、筐体を収納するキッチン台と外フランジとの間に、一定の空間を設ける必要がある。そのため、キッチン台の天面より上に出る誘導加熱調理器の高さが高くなる。これにより、誘導加熱調理器のデザイン性や、利便性が損なわれる。
(B)はかりなどの重量検知部として、一般的に、貫通孔を設けたビーム型のロードセルが用いられる。この場合、ロードセルの設置には、数cm以上の部品高さを考慮する必要がある。
一方、体重計などの用途に向けた平板状のロードセルがある。しかし、このロードセルは、温度による変化が大きく、精度の確保が困難である。
つまり、特許文献4の誘導加熱調理器の構成においては、(A)に示す小さい空間の確保と、(B)に示す検知精度の確保を同時に満たすことが困難である。つまり、重量検知部の薄型化と、重量検知精度の向上の両方を、同時に満たすことは非常に難しい。
(C)そこで、特許文献4の誘導加熱調理器は、重量検知部を、キッチン台406と外フランジ403との間の空間に配置する。
しかし、上記構成では、キッチン台上に液体物が流出した場合、液体物が重量検知部に浸入する。そのため、重量検知部を構成する金属部などの錆びや、樹脂部の劣化などの不具合が発生する虞がある。
特開2006−073347号公報 特開2006−253007号公報 特開昭59−175586号公報 特開2010−135289号公報
本開示は、キッチン台上で液体物が流出しても重量検知部に影響を与えず、精度や信頼性を確保できる加熱調理器を提供する。
本開示の加熱調理器は、調理物を収納する調理容器を載置するトッププレートと、調理容器を加熱する加熱部と、加熱部を制御する制御部を備える。さらに、加熱調理器は、上面をトッププレートで構成し、少なくとも加熱部と制御部を内蔵する筐体と、筐体を収納する支持部と、開口部に支持部が載置されて収納される載置台と、重量を検知する重量検知部を備える。筐体は、載置台の開口部の開口面よりも低い位置で重量検知部を介して支持部によって支えられ、重量検知部は、トッププレート上に載置された調理容器の重量を検知するように構成される。さらに、筐体の底面に設けられる筐体開口部と、筐体開口部を貫通し、重量検知部と支持部とに当接する接続部とを有する。重量検知部は、筐体内部に配置され、筐体は、接続部を介して支持部によって支えられる。
この構成によれば、載置台であるキッチン台上で液体物が流出しても、重量検知部に液体物の浸入による影響を与えることなく、精度や信頼性を確保できる。また、キッチン台より上方に突出する加熱調理器の高さを低く抑えることができる。これにより、デザイン性の向上や利便性の高い加熱調理器を提供できる。
図1は、本開示の実施の形態1における加熱調理器の概略構成を示す模式断面図である。 図2は、同加熱調理器の要部を示す概略構成図である。 図3は、同加熱調理器の要部を示す概略構成図である。 図4は、同加熱調理器の要部の他の構成を示す概略構成図である。 図5は、同加熱調理器の要部の他の構成を示す概略構成図である。 図6は、同加熱調理器の要部の他の構成を示す概略構成図である。 図7は、同加熱調理器の要部の他の構成を示す概略構成図である。 図8は、同加熱調理器の要部の他の構成を示す概略構成図である。 図9は、本開示の実施の形態2における加熱調理器の概略構成を示す模式断面図である。 図10は、同加熱調理器の要部の他の構成を示す概略構成図である。 図11は、従来の加熱調理器の構成を示す構成図である。 図12は、従来の加熱調理器の構成を示す分解斜視図である。 図13は、従来の電磁調理器の裏側から見た外観斜視図である。 図14は、従来の誘導加熱調理器を模式的に示す正面図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本開示が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に、本開示の実施の形態の加熱調理器について、図1を参照しながら、説明する。
図1は、本開示の実施の形態1における加熱調理器の概略構成を示す模式断面図である。
図1に示すように、本実施の形態の加熱調理器は、調理容器1と、加熱部3と、制御部4と、トッププレート2と鋼板11から構成される筐体5と、支持部6と、重量検知部7と、載置台12などで構成される。調理容器1は、熱を伝達して調理する、被調理物を収納する。加熱部3は、調理容器1を加熱する。制御部4は、加熱部3を制御する。筐体5は、上面がトッププレート2で構成され、少なくとも加熱部3と制御部4を内蔵する。つまり、筐体5のトッププレート2は、調理容器1を載置する載置面を構成する。
また、本実施の形態の加熱調理器は、使用者が入力する操作の受け付けや、加熱調理器からの情報を表示する操作表示部8(図2参照)を有する。操作表示部8は、制御部4に接続され、使用者から見える位置に配置される。
加熱部3は、高周波電流の供給により高周波電磁界を発生し、調理容器1を誘導加熱する、例えば誘導加熱コイルで構成される。
制御部4は、インバータ9と、駆動制御部10などで構成される。インバータ9は、高周波電流の周波数、電流量などを調節し、加熱部3である誘導加熱コイルから発生する高周波電磁界を制御する。
駆動制御部10は、主にマイクロコンピュータとその周辺回路などで構成され、インバータ9の駆動を制御する。具体的には、駆動制御部10は、操作表示部8を介した使用者による操作や、インバータ9の電流、電圧、電力などの情報に基づいて、インバータ9の駆動を制御する。つまり、駆動制御部10は、インバータ9から加熱部3である誘導加熱コイルへ供給する高周波電流を調節する。これにより、駆動制御部10は、調理容器1を加熱する電力を変化させて、被加熱物を適切に加熱する。
筐体5の下半分は、上述したように、例えば厚さtが1mm程度の鋼板11で構成される。鋼板11は、上面が開放した箱状で形成される。箱状の鋼板11の上端部分は、外側方向に折り曲げられてフランジ5aが形成される。フランジ5aは、筐体5の上半分を構成するトッププレート2の下面に当接される。筐体5の鋼板11は、例えばネジなどで、トッププレート2と固定される。これにより、筐体5は、箱状の鋼板11とトッププレート2で、略密閉空間(密閉空間を含む)が形成される。
そして、筐体5の略密閉空間(密閉空間を含む)に、上記加熱部3である誘導加熱コイル、インバータ9、駆動制御部10などが内蔵される。
つぎに、本実施の形態の加熱調理器の支持部周りの構成について、図2を用いて説明する。
図2は、同加熱調理器の支持部6の周辺構成の一例を示す概略構成図である。
図2に示すように、支持部6は、上記筐体5の下半分を形成する鋼板11と略同様(同様を含む)の形状であるフランジ6aを有する箱状の鋼板で構成される。支持部6は、筐体5の箱状の鋼板11を収納出来るように、鋼板11より一回り大きい形状を有する。
支持部6の底面6bは、大きい開口部6bbが形成される。底面6bの開口部6bbは、支持部6の強度を確保しつつ、重量を出来るだけ低く抑えるように考慮して形成される。
支持部6のフランジ6aは、筐体5を収納した際に、トッププレート2からはみ出さないような幅形状で形成される。
なお、支持部6の高さは、筐体5を収納した際に、トッププレート2の下面と支持部6のフランジ6aの上面との間に、例えば1mm程度の空隙が形成されるように設定される。
支持部6は、フランジ6a以外の部分が、調理などを行う、キッチン台を構成する載置台12の開口部12aから下方に収納される。フランジ6a部分は、載置台12の開口部の端部12aaと当接する寸法、形状で設置される。支持部6は、載置台12から吊り下がるように載置される。このとき、上述したように、支持部6のフランジ6aの上面とトッププレート2の下面との間に、空隙が形成される位置関係で載置される。
具体的には、上記位置関係で筐体5および支持部6が載置台12に設置される場合、載置台12の上面12bから上方に出る部分の高さは、トッププレート2の厚み約4mm、支持部6の鋼板の厚みの約1mm、トッププレート2と支持部6のフランジ6a間の空隙1mmの合計約6mmとなる。これにより、従来の加熱調理器の約4mmの高さと比べても遜色ない。また、トッププレート2と載置台上面12bの間に重量検知部7を配置した場合の約30mm以上の高さを有する従来の加熱調理器と比べて、高さを抑えた状態で加熱調理器を配置できる。
つぎに、上記加熱調理器の重量検知部7およびその周りの構成について、図3を用いて説明する。
図3は、同加熱調理器の重量検知部7の周辺構成の一例を示す概略構成図である。
重量検知部7は、図3に示すように、例えばロードセルで構成される重量センサ13と、固定接続部14と、荷重伝達部15などを備える。固定接続部14は、重量検知部7と筐体5の鋼板11とを接続する。荷重伝達部15は、筐体5や調理容器1などの荷重を、後述する荷重受け部16を介して支持部6へ伝えて支持する。
重量センサ13は、具体的には、貫通孔13aを有するビーム型のロードセルで構成される。ビーム型のロードセルは、部品高さが約2cm程度であるが、非常に優れた検知精度を備える。
荷重伝達部15は、先端にレンズ形状の凸状部15aを備える。荷重伝達部15の凸状部15aは、支持部6の対向する位置に設けられる荷重受け部16のレンズ形状の凹状部16aと当接して載置される。このとき、荷重伝達部15の凸状部15aと、荷重受け部16の凹状部16aとが点接触により接続される。これにより、重量検知部7に対して、水平方向からの荷重を抑制して、鉛直方向からの荷重が作用するように構成される。
なお、支持部6は、上述したように、筐体5の鋼板11部分を収納出来るように一回り大きな形状を有する。さらに、支持部6の高さは、筐体5を収納した際に、トッププレート2と、支持部6のフランジ6aとの間に1mm程度の空隙が形成されるように設定される。これにより、筐体5と支持部6とは、重量検知部7のみを介して接続される位置関係で配置される。
つまり、筐体5は、載置台12の開口部12aの開口面よりも低い位置で、重量検知部7を介して、支持部6で支えられる。これにより、重量検知部7は、筐体5およびトッププレート2上に載置された調理容器1などの被載置物の重量が検知できる状態となる。
重量検知部7は、図1に示すように、例えば筐体5の鋼板11の底面5bの四隅(図2参照)の凹部11bに配置され、それぞれにかかる荷重を検知する。なお、凹部11bは、鋼板11の底面5bからトッププレート2側に窪んで形成される。このとき、凹部11bの深さは、少なくとも重量検知部7の荷重伝達部15の一部が、鋼板11の最下部から下方に突出ように形成される。検知した出力信号は、図1に示す信号線7aを介して、制御部4に伝達される。制御部4は、入力された出力信号を重量に換算し、換算した重量を操作表示部8に表示する。
つまり、重量検知部7は、筐体5の鋼板11における外側の底面5bの凹部11bに配置される。これにより、重量検知部7は、筐体5と支持部6との間に配置される。この配置により、例えば長期間の使用や衝撃などによって重量検知部7の性能が低下した場合、筐体5ごとの交換ではなく、重量検知部7だけの交換で対応できる。その結果、簡単な交換作業で、加熱調理器を継続して使用することができる。
以上のように、本実施の形態の加熱調理器は構成される。
以下に、上記構成の加熱調理器の動作および作用について、説明する。
まず、重量の計測を開始する。
具体的には、使用者は、トッププレート2上に調理容器1のみを載置し、操作表示部8を介して、制御部4に重量計測開始を指示する。このとき、操作表示部8を介した使用者の操作(例えば、押下動作など)により、重量検知部7に加わる荷重が大きく、または変化する。そこで、制御部4は、重量計測開始を指示する直前の重量検知部7の検知出力信号を保持する。そして、制御部4は、保持した検知出力信号を基準重量として、操作表示部8に、例えば「0g」を表示させる。
上記状態で、使用者は、調理容器1に調理物である出汁、具材、調味料などを投入する。制御部4は、重量検知部7の検知出力信号をモニタし、投入された調理物を重量に換算して、都度、操作表示部8に表示する。
このとき、使用者が操作表示部8を介して、風袋引きを指示した場合、制御部4は、重量計測開始時と同様に、直前の重量検知部7の検知出力信号を保持するそして、制御部4は、保持した検知出力信号を基準重量として、操作表示部8に、例えば「0g」を表示させる。
制御部4は、重量計測開始から一定時間経過後に、重量計測を終了する。そして、制御部4は、使用者による操作待ちの状態になる。
つぎに、加熱部3による調理容器1の加熱を開始する。
具体的には、使用者は、操作表示部8を介して、制御部4に加熱開始を指示する。
制御部4の駆動制御部10は、加熱部3である誘導加熱コイルへ印加する高周波電流が徐々に増えるように、インバータ9を制御して出力させる。このとき、駆動制御部10は、インバータ9の電圧、電流、電力などをモニタする。これにより、駆動制御部10は、インバータ9の出力が、設定した動作領域であることを確認する。そして、駆動制御部10は、動作領域内での動作を確認しながら、使用者が指示した加熱電力になるように、インバータ9の出力を制御して駆動する。
なお、調理中に調味料などを足していく場合など、調理容器1の加熱中に、使用者が、操作表示部8を介して、制御部4に重量計測開始を指示した場合にも、制御部4は、上記のように動作する。
つまり、上記一連の重量計測動作と、同様に、制御部4は、重量検知部7の検知出力信号に基づいて、操作表示部8に重量を表示させる。
このとき、一連の重量計測や加熱動作中において、以下に示す不具合が発生する場合がある。具体的には、使用者が誤って調理容器1中のスープ、シチュー等の液体物を流出させる。あるいは、使用者が、調理準備中に載置台12上に液体物を流出させる。これにより、載置台12の上面12bから支持部6に、流出した液体物が浸入する場合がある。
しかし、本実施の形態の加熱調理器の構成では、載置台12上に、トッププレート2と支持部6のフランジ6a部分だけを配置している。このとき、金属部の錆びや樹脂部の劣化が懸念される重量検知部7は、載置台12の開口部12aの開口面よりも低い位置に配置されている。そのため、重量検知部7に、直接、流出した液体物が浸入することがない。これにより、重量検知部7の一部を構成する金属部の錆びや樹脂部の劣化を、未然に防止できる。
以上のように、本実施の形態の加熱調理器によれば、載置台12とトッププレート2との間に空隙が形成される。しかし、重量検知部7は、形成される空隙には配置しない。そのため、載置台12であるキッチン台より上方に出る加熱調理器の高さを、低く抑えることが可能となる。これにより、デザイン性が向上する。さらに、使用者が鍋を取り扱う際に、鍋がトッププレート2の端部に当たる可能性が小さくなる。これにより、使用者に対して、高い作業性と利便性を提供できる。
また、本実施の形態の加熱調理器によれば、高さの制約が少ない載置台12内部で、筐体5と支持部6との間に重量検知部7を配置する。そのため、例えば部品の高さが高い重量検知部7を配置できる。つまり、温度などの外的要因による特性変化を抑制し、検知精度の高い、貫通孔を設けたビーム型ロードセルを、重量検知部7として採用できる。
また、本実施の形態の加熱調理器によれば、載置台12上に、重量検知部7を配置しない。そのため、載置台12上でスープやシチュー、醤油、油などの液体物が流出しても、液体物は重量検知部7に到達しない。これにより、重量検知部7に使用される金属部品などの錆びの発生や、樹脂部品などの劣化を低減できる。その結果、耐久性、信頼性の観点において、優れた構成を有する加熱調理器を実現できる。
なお、本実施の形態では、載置台12であるキッチン台の上面12b上に支持部6のフランジ6aを吊り下げる配置の構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、以下、図4を用いて説明する配置構成としてもよい。
図4は、同加熱調理器の配置構成の別の例を示す要部概略構成図である。
つまり、図4に示すように、載置台12であるキッチン台の開口部12aに段差12cを設ける。段差12cの下の段12ccに、支持部6のフランジ6aを吊り下げるように配置する。このとき、載置台12の上面12bと、トッププレート2の上面2aとの高さが、合う(面一なる)ように配置することが好ましい。これにより、載置台12とトッププレート2との面がフルフラット状態となる。その結果、さらにデザイン性に優れた構成が可能となる。
また、本実施の形態では、支持部6は、上端にフランジ6aを有し、底面6bに開口部6bbを有する箱形の形状を例に説明したが、これに限られない。例えば、以下に、図5および図6を用いて説明する形状の支持部構成としてもよい。
図5は、同加熱調理器の支持部周りの構成の他の例を示す要部概略構成図である。図6は、同加熱調理器の支持部周りの構成のさらに他の例を示す要部概略構成図である。
つまり、支持部6は、図5に示すように、底面6bに開口部を持たない形状で構成としてもよい。これにより、支持部6の剛性(機械的強度)を高めることができる。
また、支持部6は、図6に示すように、図2で説明した4箇所に配置されたフランジ6aを、例えば対向する2箇所に配置する構成としてもよい。これにより、支持部6を、さらに軽量化できる。
つまり、筐体5、調理容器1などの荷重を支え、変形などが生じない十分な強度や剛性を確保できれば、支持部6は、上記形状に限られず、任意の形状でよい。
また、本実施の形態では、支持部6の底面6bは、開口部6bb以外、穴などの無い構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、図8に示すように、適宜、底面6bに穴6cやスリットなどを設けてもよい。これにより、万一、浸入した液体物などが底面6bに到達しても、支持部6に滞留させることなく、支持部6の下方に滴下させることができる。この場合、支持部6の下方に、液体物や異物などの回収容器を配置することが好ましい。これにより、清掃作業が容易で、常に、加熱調理器を衛生的に維持できる。
また、本実施の形態では、重量検知部7は、固定接続部14を介して筐体5の鋼板11に固定する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、図7に示すように、重量検知部7を、天地逆転して配置し、固定接続部14を介して支持部6に固定する構成としてもよい。この場合、荷重受け部16を筐体5の底面に固定し、重量センサ13に接続された荷重伝達部15と点接触する構成が好ましい。
また、本実施の形態では、荷重伝達部15の先端をレンズ形状の凸状部15aとする構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、逆に、荷重伝達部15の先端をレンズ形状の凹状部とし、荷重受け部16をレンズ形状の凸状部としてもよい。要は、荷重伝達部15と荷重受け部16とが、例えば点接触で当接する構成であればよい。つまり、重量検知部7に対して、水平方向からの荷重を抑制して、鉛直方向からの荷重が作用するように、構成すればよい。
また、本実施の形態では、重量検知部7を、筐体5の鋼板11に形成した凹部11bに配置する例で説明したが、これに限られない。例えば、凹部11bを形成せずに、鋼板11の底面5bに重量検知部7を配置してもよい。これにより、鋼板11の形状を簡略化して、低コスト化が図れる。
また、本実施の形態では、制御部4で、重量検知部7の検知出力信号をモニタして、操作表示部8に表示する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、使用者が、事前に操作表示部8を介して、表示の更新間隔を設定して表示する構成としてもよい。また、調理容器1の振動よりも、十分早い周期で、検知出力信号を読み取って、所定期間の検知出力信号を平均化して表示してもよい。さらに、検知出力信号が極端に変動する場合、極端に変動した検知出力信号を無視して、それ以外の検知出力信号を表示してもよい。これらにより、検知出力信号の検知精度を、さらに高めて、より効果的に加熱調理できる。
また、本実施の形態では、内蔵するインバータ9の動作による電磁ノイズの影響が無い構成を例に説明した。しかし、電磁ノイズの影響が無視できない場合、インバータ9の動作周波数よりも十分早い間隔で、検知出力信号を重量検知部7で読み取るように構成してもよい。また、電磁ノイズによると推定される大きな検知出力信号の変化を除去する構成としてもよい。さらに、高周波信号を減衰するノイズフィルタを重量検知部7と制御部4の間の検知信号ラインに設けてもよい。これらにより、検知出力信号を安定して、高い精度で検知できる。
また、本実施の形態では、加熱部3を誘導加熱コイルで構成し、調理容器1を誘導加熱する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、調理容器1を、電熱ヒータなどによる加熱や、ガスなどの直火で加熱する構成としてもよい。これにより、汎用性の高い加熱調理器を実現できる。
(実施の形態2)
以下に、本開示の実施の形態2の加熱調理器について、図9を参照しながら、説明する。
図9は、本開示の実施の形態2における加熱調理器の概略構成を示す模式断面図である。
本実施の形態の加熱調理器は、図9に示すように、重量検知部7を筐体5の内部に配置する点で、実施の形態1とは異なる。他の構成や動作・作用は、実施の形態1と同じであるので、異なる構成について、より詳しく説明する。
つまり、本実施の形態の重量検知部7は、筐体5の内部に配置される。具体的には、重量検知部7の重量センサ13は、固定接続部14を介して、筐体5の内壁5cから延設される突出部5dに固定される。重量検知部7の荷重伝達部15の先端には、例えば直径、約20mmの円筒状の接続部17が固定して接続される。
筐体5は、底面5bに、接続部17が干渉せずに通過できる、例えば直径、約25mmの筐体開口部18が形成されている。
重量検知部7の接続部17は、組み立てられた際に、筐体5の底面5bに形成される筐体開口部18から下方に突き出す。突き出た接続部17は、重量検知部7に対応して設けられる支持部6の荷重受け部16に当接するように配置される。
このとき、荷重受け部16と当接する接続部17は、先端にレンズ形状の凸状部17aを備える。一方、荷重受け部16は、レンズ形状の凹状部16aを備える。接続部17の凸状部17aは、支持部6の対向する位置に設けられる荷重受け部16の凹状部16aと当接して載置される。そして、荷重伝達部15の凸状部15aと、荷重受け部16の凹状部16aとが点接触により接続される。これにより、重量検知部7に対して、水平方向からの荷重を抑制して、鉛直方向からの荷重が作用するように構成される。
つまり、本実施の形態の加熱調理器は、重量検知部7が筐体5の内部に配置され、接続部17を介して、支持部6で筐体5を支えるように構成される。そして、重量検知部7は、接続部17を介して支持部6で支えられる筐体5およびトッププレート2上に載置される調理容器1などの被載置物の重量を検知する。
以上のように、本実施の形態の加熱調理器は、重量検知部7が筐体5内に配置される。そのため、例えば工場での未梱包状態での輸送や、設置の際の接触による損壊などの不具合が発生しにくい。さらに、重量検知部7が汚れにくい。これにより、加熱調理器の取り扱いなどが容易で、設置などの作業性が向上する。
なお、本実施の形態では、接続部17を重量検知部7に固定接続する構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、以下に、図10を用いて説明する構成としてもよい。
図10は、同加熱調理器の重量検知部を支持固定する他の例を示す概略構成図である。
つまり、図10に示すように、接続部17を支持部6の底面6bに固定接続する。一方、荷重受け部16を重量検知部7に固定接続する。そして、接続部17と荷重受け部16とが当接するように配置する。この場合、筐体5から重量検知部7および、それに接続される部材が、筐体5から外部に露出しない。そのため、筐体5と支持部6を切り離して輸送する、あるいは保管する場合、筐体5を載置しても重量検知部7には、外部から荷重がかからない。これにより、衝撃などによる重量検知部7の損壊を、未然に防止できる。その結果、より高い信頼性を備える加熱調理器を提供できる。
また、本実施の形態では、接続部17の先端をレンズ形状の凸状部17aとする構成を例に説明したが、これに限られない。例えば、逆に、接続部17の先端を凹状部とし、荷重受け部16を凸状部としてもよい。要は、接続部17と荷重受け部16とが、例えば点接触で当接する構成であればよい。つまり、重量検知部7に対して、水平方向からの荷重を抑制して、鉛直方向からの荷重が作用するように、構成すればよい。
以上で説明したように、本開示の加熱調理器は、調理物を収納する調理容器を載置するトッププレートと、調理容器を加熱する加熱部と、加熱部を制御する制御部を備える。さらに、加熱調理器は、上面をトッププレートで構成し、少なくとも加熱部と制御部を内蔵する筐体と、筐体を収納する支持部と、開口部に支持部が載置されて収納される載置台と、重量を検知する重量検知部を備える。筐体は、載置台の開口部の開口面よりも低い位置で重量検知部を介して支持部によって支えられ、重量検知部は、トッププレート上に載置された調理容器の重量を検知するように構成してもよい。
この構成によれば、載置台であるキッチン台とトッププレートとの間の空隙に、重量検知部を配置しない。そのため、載置台より上方に突出する加熱調理器の高さを低く抑えることができる。これにより、デザイン性が向上する。また、鍋を取り扱う際に、鍋がトッププレートの端部に当たる可能性が小さくなる。これにより、使用者に対して、高い作業性と利便性を提供できる。
また、載置台の開口部よりも低い位置で、重量検知部を介して、支持部で筐体を支えることができる。そのため、支持部とトッププレートとの間の高さを低く抑えることができる。これにより、載置台の開口部の段差の下の段と、載置台の上面との間に、筐体を収納することができる。つまり、本実施の形態の支持部の吊り下げ形態でも、載置台の上面と、トッププレートの表面の高さの差を容易に低減できる。そのため、デザイン性、利便性が向上する。
また、高さの制約が少ない載置台内部で、筐体と支持部との間に重量検知部を配置する。そのため、例えば部品の高さが高い重量検知部7を配置できる。つまり、温度などの外的要因による特性変化を抑制し、検知精度の高い貫通孔を設けたビーム型ロードセルを、重量検知部7として採用できる。
さらに、載置台上に、重量検知部を配置しない。そのため、載置台12上でスープやシチュー、醤油、油等の液体物が流出しても、液体物は重量検知部に到達しない。これにより、重量検知部に使用される金属部品などの錆びの発生や、樹脂部品などの劣化を低減できる。その結果、耐久性、信頼性の観点において、優れた構成を有する加熱調理器を実現できる。
また、本開示の加熱調理器は、重量検知部を、筐体と支持部の間に配置してもよい。
この構成によれば、重量検知部を筐体外に配置する。そのため、長期間の使用や衝撃などによって重量検知部の性能が低下した場合、筐体ごとの交換ではなく、重量検知部だけの交換で対応できる。つまり、簡単な交換作業で、加熱調理器を継続して使用することができる。その結果、経済性、作業性に優れた加熱調理器を実現できる。
また、本開示の加熱調理器は、筐体の底面に設けられる筐体開口部と、筐体開口部を介して重量検知部と支持部とに当接する接続部とを有する。重量検知部は、筐体内部に配置され、筐体は、接続部を介して支持部によって支えられる構成としてもよい。
この構成によれば、重量検知部が筐体内に設けられる。そのため、例えば工場での未梱包状態での輸送や、設置の際の接触による損壊などの不具合が発生しにくい。さらに、重量検知部7が汚れにくい。これにより、加熱調理器の取り扱いが容易で、設置などの作業性に優れた加熱調理器を提供できる。
また、本開示の加熱調理器の重量検知部は、少なくとも、重量センサと、荷重伝達部を有し、支持部は、荷重伝達部と対向する位置に荷重受け部を備え、筐体は、荷重伝達部と荷重受け部との当接により、支持部に支持する構成としてもよい。これにより、筐体を支持部で支持できる。
また、本開示の加熱調理器の荷重伝達部は、凸状部または凹状部を備え、荷重受け部は、凸状部と当接する凹状部、または凹状部と当接する凸状部を備えてもよい。これにより、重量検知部を点接触で支持する。その結果、高い検知精度で被加熱物の重量を検知できる。
また、本開示の加熱調理器の重量検知部は、少なくとも、重量センサと、荷重伝達部と、接続部または荷重受け部を有し、支持部は、接続部と対向する位置に荷重受け部、または荷重受け部と対向する位置に接続部を備え、筐体は、接続部と荷重受け部との当接により、支持部に支持する構成としてもよい。これにより、重量検知部を筐体内に配設できる。その結果、衝突などによる重量検知部の損壊を未然に防止できる。
また、本開示の加熱調理器の接続部は、凸状部または凹状部を備え、荷重受け部は、凸状部と当接する凹状部、または凹状部と当接する凸状部を備えてもよい。これにより、重量検知部を点接触で支持する。その結果、高い検知精度で被加熱物の重量を検知できる。
また、本開示の加熱調理器の支持部は、底面に開口部または、穴やスリットを有してもよい。これにより、支持部内への液体物や異物の滞留を防止する。その結果、加熱調理器を、より衛生的に保つことができる。
また、本開示の加熱調理器の載置台は、開口部側に段差を備え、段差に支持部が載置される構成でもよい。これにより、載置台とトッププレートとの段差をなくして、フルフラット状態にできる。その結果、被加熱物との衝突による不具合の発生を未然に防止できるとともに、デザイン性や利便性が、さらに向上する。
また、本開示の加熱調理器の筐体は、トッププレートと固定される鋼板を備え、重量検知部は、鋼板の底面の外側に配設されてもよい。これにより、液体物の浸入による重量検知部への影響を低減できる。また、高さの高い重量検知部を配設できる。その結果、高い検知精度で被加熱物の重量を検知して、効率よく加熱調理できる。
また、本開示の加熱調理器は、鋼板の底面に、トッププレート側に窪む凹部を備え、重量検知部を凹部に配設してもよい。これにより、筐体を、より薄型化できる。
本開示の加熱調理器は、載置台であるキッチン台上で液体物が流出しても、重量検知部に液体物の浸入による影響を与えることなく、精度や信頼性を確保できる。また、キッチン台より上に突出る加熱調理器の高さを低く抑えることができる。そのため、高いデザイン性や利便性が要望される、種々の加熱調理器の用途に適用できる。
1 調理容器
2 トッププレート
2a,12b 上面
3 加熱部
4 制御部
5 筐体
5a,6a フランジ
5b,6b 底面
5c 内壁
5d 突出部
6 支持部
6bb,12a 開口部
6c 穴
7,405a,405c 重量検知部
7a 信号線
8 操作表示部
9 インバータ
10 駆動制御部
11 鋼板
11b 凹部
12 載置台
12aa 端部
12c 段差
12cc 下の段
13 重量センサ
13a 貫通孔
14 固定接続部
15 荷重伝達部
15a,17a 凸状部
16 荷重受け部
16a 凹状部
17 接続部
18 筐体開口部
122,202 被加熱物
123,203,301,402 天板
124 加熱部
125,205a,205b 温度検知部
126 インバータ
127 制御部
128,221,222,223 重量検出部
130 操作部
132 弾性体
133 防磁リング
134 記憶部
204a,204b 加熱コイル
302 支持脚
313 圧力センサ
403 外フランジ
404 筐体
406 キッチン台

Claims (4)

  1. 調理物を収納する調理容器を載置するトッププレートと、
    前記調理容器を加熱する加熱部と、
    前記加熱部を制御する制御部と、
    上面を前記トッププレートで構成し、少なくとも前記加熱部と前記制御部を内蔵する筐体と、
    前記筐体を収納する支持部と、
    開口部に前記支持部が載置されて収納される載置台と、
    前記トッププレート上に載置された前記調理容器の重量を検知する重量検知部と、を備え、
    前記筐体は、前記載置台の開口部の開口面よりも低い位置で前記重量検知部を介して前記支持部によって支えられ、
    前記筐体の底面に設けられる筐体開口部と、
    前記筐体開口部を貫通し、前記重量検知部と前記支持部とに当接する接続部とを有し、
    前記重量検知部は、前記筐体内部に配置され、
    前記筐体は、前記接続部を介して前記支持部によって支えられる
    加熱調理器。
  2. 前記重量検知部は、少なくとも、重量センサと、荷重伝達部と、接続部または荷重受け部を有し、
    前記支持部は、前記接続部と対向する位置に荷重受け部、または前記荷重受け部と対向する位置に接続部を備え、
    前記筐体は、前記接続部と前記荷重受け部との当接により、前記支持部に支持される請求項に記載の加熱調理器。
  3. 前記接続部は、凸状部または凹状部を備え、
    前記荷重受け部は、前記凸状部と当接する凹状部、または前記凹状部と当接する凸状部を備える請求項に記載の加熱調理器。
  4. 調理物を収納する調理容器を載置するトッププレートと、
    前記調理容器を加熱する加熱部と、
    前記加熱部を制御する制御部と、
    上面を前記トッププレートで構成し、少なくとも前記加熱部と前記制御部を内蔵する筐体と、
    前記筐体を収納する支持部と、
    開口部に前記支持部が載置されて収納される載置台と、
    前記トッププレート上に載置された前記調理容器の重量を検知する重量検知部と、を備え、
    前記筐体は、前記載置台の開口部の開口面よりも低い位置で前記重量検知部を介して前記支持部によって支えられ、前記トッププレートと固定される鋼板を備え、
    前記鋼板の前記底面は、前記トッププレート側に窪むレンズ状の凹部を備え、
    前記重量検知部は、前記鋼板の底面の外側に配設され、前記凹部に当接するようにレンズ状の凸部を設けた荷重伝達部を備えた
    加熱調理器。
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