JP6823368B2 - 照射支援装置、顔撮影装置、及び、肌評価方法 - Google Patents

照射支援装置、顔撮影装置、及び、肌評価方法 Download PDF

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Description

本発明は、照射支援装置、顔撮影装置および肌評価方法に関する。
肌や化粧の自己評価または被験者への美容カウンセリングを行う場合に、顔に光を当てて目視またはカメラ撮影で取得された画像を通じて肌や化粧の色合いを評価することが行われている。このほか、人間以外の動物や物品の表面を状態や色合いについても、同様に光を照射した状態で目視またはカメラ撮影して評価することが行われている。
被験者の顔や物品等(以下、「被験体」という場合がある)の撮影にあたっては、表面の凹凸によって光の当たり方にムラが生じると目視したときの見え方や画像に陰影が含まれ、被験体の真の色や状態を正確に評価することが困難となる。このため、従来はストロボを焚いて被験体の凹凸の陰影を除去することが広く行われている。しかしながら、陰影を無くすためにはストロボの光を強くする必要があるため、光が照射された明位置でテカリが強く発生し、やはり被験体の真の色や状態を正確に評価することが困難となる。なぜならば、たとえば顔画像の輝度分析において広範な明位置が最高輝度の画素としてカウントされてしまい、化粧品由来のテカリとストロボ光に起因するテカリとを弁別できなくなるためである。
下記の特許文献1には、被写体の肌および唇の色の評価等に用いられる画像を高精度に撮影する為の照明装置が記載されている。この照明装置は、被写体の顔全体を収容する不透明で略球状の空間が形成された筐体と、筐体の空間内に光を照射する少なくとも2つの光源を有している。筐体には一部が切り欠かれて顎乗せ部材が設けられており、その対向位置にカメラを配置し、側方に光源を対向配置して被写体の顔に光を照射する。略球状の筐体の内面は光拡散面となっており、光源から放射された光が反射して拡散光となって顔に照射される。
特開2009−245393号公報
しかしながら、特許文献1の装置では光源から放射された光の一部が顔に直接に照射されるため、当該部分には強い光が照射されてテカリや陰影が発生するおそれがある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、被験体の表面に対して光源からの光を均一に照射して被験体の凹凸に起因する陰影の発生を抑制することが可能な照射支援装置、顔撮影装置および肌評価方法に関する。
本発明は、被験体を設置する設置部と、透過する光を拡散させる光拡散部と、前記設置部に設置される前記被験体に向けて前記光拡散部を透過させて光を照射する光源部と、前記設置部の周囲の少なくとも一部を取り囲むように配置され、前記光拡散部を透過して拡散した前記光を前記設置部に設置される前記被験体に向けて反射させる反射体と、を備える照射支援装置を提供するものである。
また本発明は、被験者の顔を設置する設置部と、透過する光を拡散させる光拡散部と、前記設置部に設置される前記顔に向けて前記光拡散部を透過させて光を照射する光源部と、前記設置部に設置される前記顔の周囲の少なくとも一部を取り囲むように配置され、前記光拡散部を透過して拡散した光を前記顔に向けて反射させる反射体と、前記設置部に正対して配置されて前記顔を撮影するカメラ部と、を備える顔撮影装置を提供するものである。
また本発明は、被験者の顔に対して、光源部から放射されて光拡散部を透過して拡散した光の一部を照射するとともに、前記拡散した前記光の他の一部を、前記顔の周囲の少なくとも一部を取り囲むように湾曲または屈曲した反射体で前記顔に向けて反射させる工程と、前記光の前記一部および前記他の一部が照射されている前記顔の肌状態を評価する工程と、を含む肌評価方法を提供するものである。
本発明によれば、光拡散部を透過して拡散光となった光が被験体に照射され、かつこの拡散光が被験体に向けて反射体によって反射されるため、これらの光が合わさって被験体の表面に光が均一に照射される。これにより、被験体の凹凸に起因する陰影の発生を抑制することが可能である。
第一実施形態の照射支援装置を示す斜視図である。 図2(a)は第一実施形態の顔撮影装置の平面図であり、図2(b)は図2(a)のX−X線断面図である。 図3(a)は第一実施形態の顔撮影装置の正面図であり、図3(b)は第一実施形態の顔撮影装置で撮影された顔画像の一例である。 図4(a)は第一実施形態の第一変形例の顔撮影装置の正面図であり、図4(b)は第一変形例の顔撮影装置で撮影された顔画像の一例である。 図5(a)は第一実施形態の第二変形例の顔撮影装置の正面図であり、図5(b)は第二変形例の顔撮影装置で撮影された顔画像の一例である。 図6(a)は比較例にかかる顔撮影装置の正面図であり、図6(b)は比較例にかかる顔撮影装置で撮影された顔画像の一例である。 第二実施形態の照射支援装置を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、各図面において同様の構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
<第一実施形態>
図1および図2を用いて本発明の第一実施形態の照射支援装置100および顔撮影装置110を説明する。図1は本実施形態の照射支援装置100を模式的に示す斜視図であり、説明のため光拡散部20および反射体40にハッチングを付している。図2(a)は本実施形態の顔撮影装置110を模式的に示す平面図であり、図2(b)は図2(a)のX−X線断面図である。ただし便宜上、被験体TSおよびカメラ部60に関しては断面図に代えて側面図にて図示している。また、図1および図2(a)において、被験体TSの手足や胴体、光源部30の固定脚部や給電部、および後方遮蔽体14は図示を省略している。図2(a)においては、照射支援装置100の内部を示すため光拡散部20については図示省略している。また図2(b)において被験体TSは断面に代えて側面視にて図示している。
光源部30から放射された光L1、L2を、図1においては矢印で示し、図2各図においては一点鎖線で示す。
はじめに、本実施形態の概要について説明する。照射支援装置100は、設置部10、光拡散部20、光源部30および反射体40を備えている。設置部10は被験体TSを設置する部位である。本実施形態の被験体TSは人間(被験者)であり、設置部10は被験体TSの顔FC、具体的には顎および額を固定する手段である。光拡散部20は、透過する光L1を拡散させる手段である。光源部30は、設置部10に設置される被験体TSに向けて、光拡散部20を透過させて光L2を照射する発光手段である。光源部30から照射されて光拡散部20を透過する前の光を光L1と呼称し、光拡散部20を透過した拡散光を光L2と呼称する。すなわち、光源部30は光L1を放射し、かかる光L1が光拡散部20を透過して光L2となり、被験体TSに向けて照射される。反射体40は、設置部10の周囲の少なくとも一部を取り囲むように配置され、光拡散部20を透過して拡散した光L2を、設置部10に設置される被験体TSに向けて反射させる手段である。以下、反射体40に入射する光(拡散光)L2が反射体40で反射した後の光を、光L3と呼称する。
照射支援装置100は、光源部30が放射する光L1を拡散光として被験体TSに均一に照射する装置であり、被験体TSの目視観察またはカメラ部60による被験体TSの撮影に用いられる。光L1は、代表的には可視光であるがこれに限定されるものではなく、赤外光や紫外光でもよく、または可視光、赤外光および紫外光のうちいずれか二以上を含む混合光でもよい。顔撮影装置110は、照射支援装置100に対して更に、被験体TS(被験者)の顔FCを撮影するカメラ部60を設けたものである。
すなわち本実施形態の顔撮影装置110は、照射支援装置100と、設置部10に正対して配置されて顔FCを撮影するカメラ部60と、を備える。設置部10には被験体TS(被験者)の顔FCが設置され、光拡散部20は上述したように透過する光L1を拡散させる。光源部30は、設置部10に設置される顔FCに向けて、光拡散部20を透過させて光L2を照射する。反射体40は、設置部10に設置される顔FCの周囲の少なくとも一部を取り囲むように配置され、光拡散部20を透過して拡散した光L2を顔FCに向けて反射させる。これにより、拡散光である光L2が反射光L3となって顔FCに照射される。
本実施形態の照射支援装置100および顔撮影装置110によれば、光源部30から放射された光L1が光拡散部20を透過して拡散光(光L2)となって被験体TSに照射されるとともに、この拡散光(光L2)が反射体40で反射されて反射光L3となって被験体TSに照射される。このため、これらの光が複数の方向から合わさり、被験体TSの表面に光が均一に照射され、顔FCの凹凸に起因する陰影の発生を抑制することができる。したがって、顔撮影装置110で撮影する顔FCの肌画像から陰影の影響が低減されるため、化粧を施した顔FCにおける化粧の色合いを当該肌画像から正確に評価することができる。一方、従来の顔撮影装置では、顔の凹凸に起因する陰影を補正するため、補正用の素肌での測定と、化粧を施した化粧肌での測定とを行い、両者の測定結果を差分補正する工程が必要であった。これに対し、本実施形態の顔撮影装置110を用いることにより、かかる補正工程を削減することができる。
次に、本実施形態の照射支援装置100および顔撮影装置110についてより詳細に説明する。以下、便宜上、顔撮影装置110においてカメラ部60が配置されている側を前面側、設置部10が配置されている側を背面側と呼称し、カメラ部60と設置部10とを結ぶ方向を前後方向と呼称する。
被験体TSとしては、上述した人間(被験者)のほか、動物、化粧品容器や飲食物などの非生物の物品、化粧品が表面に塗布された顔模型や肌模型などが例示されるが、これに限られるものではない。
カメラ部60には、撮像機能を有するアナログまたはデジタルデバイスを広く用いることができる。カメラ部60としては、感度波長で分類すると可視光線カメラ、赤外線カメラまたは紫外線カメラを用いることができ、また画像記録情報で分類するとCCD(Charge Coupled Device)カメラなどのデジタルカメラ、アナログカメラ、またはアナログもしくはデジタルのスペクトルカメラ(分光カメラ)を用いることができる。
設置部10は被験体TSを設置する部位であり、被験体TSを固定する手段を有してもよく、または被験体TSが設置される空間領域でもよい。本実施形態の設置部10は被験体TSを固定する手段を有し、具体的には顎乗せ部11および額当接部12を有している。顎乗せ部11および額当接部12は、スタンド13により、照射支援装置100が載置される床面または設置台(図示せず)に支持されている。顎乗せ部11は被験体TSの顔FCにおける顎を載置および突き当てて固定する部位であり、額当接部12は顔FCにおける額を当接させて固定する部位である。顔FCを顎乗せ部11および額当接部12に固定することで、顔FCがカメラ部60の正面に再現性よく配置される。
光拡散部20は、光源部30が放射した光L1の少なくとも一部を透過させて拡散光(光L2)に変えるディフューザーである。光拡散部20は光半透過性のある材料で作成されている。ここで、光半透過性とは、カメラ部60で被験体TSを撮影する場合には、当該カメラ部60の感度波長の光が入射した場合に当該光の一部のみを透過させることをいい、感度波長以外の光に関しては全透過または不透過でもよい。また光不透過性とは、カメラ部60の感度波長の光を実質的に透過させないことをいう。一方、照射支援装置100を被験体TSの目視観察に用いる場合には、光半透過性とは可視光の一部を透過させることをいい、光不透過性とは可視光を実質的に透過させないことをいう。
光拡散部20には、布、パラフィン紙またはトレーシングペーパーなどの紙、ポリエステルや塩化ビニルなどの樹脂シート、または硝子プレートなどを用いることができる。光拡散部20の全光透過率(Tt)および拡散透過率(Td)は特に限定されない。上記のように布、紙または樹脂シートなどの薄地のシート材料を光拡散部20に用いる場合、光拡散部20を選定するための光学特性の評価は、黒色下地の上に設置した光拡散部20の全光線反射率(ρt)を測定することにより行うとよい。黒色下地を背景とすることで、光拡散部20の背後の光学特性の影響を受けることが抑制されるため、測定のばらつきを低減することができる。具体的には、明度(L)が0.1以下かつ平均反射率が0.1%以下の黒色下地の上に光拡散部20を重ねて設置し、当該黒色下地を背景として光拡散部20の表面に所定の波長の光を垂直に照射して全光線反射率(ρt)を測定するとよい。
全光線反射率(ρt)は、市販の分光測色計を用いて測定される分光反射率を、照射された光の波長域に亘って平均した平均反射率として算出することができる。
光拡散部20の全光線反射率(ρt)は、10%以上が好ましく20%以上がより好ましい。これにより、光拡散部20を透過する光を良好に拡散させることができる。また、光拡散部20の全光線反射率(ρt)は、80%以下が好ましく60%以下がより好ましい。これにより、光拡散部20を透過する拡散光の光量が過少になることが抑制される。
また、光拡散部20の明度(L)も同様に市販の分光測色計を用いて、黒色下地を背景として設置した光拡散部20の明度を測定するとよい。光拡散部20の明度(L)は50以上が好ましく60以上がより好ましい。
光拡散部20の表面は、全光線反射率を抑制する観点で鏡面仕上げされていることが好ましいが、これに限られない。
光源部30は、光拡散部20に関して被験体TSと反対側に配置されており、光拡散部20に対して光L1を放射する。光源部30としてはハロゲンランプ、LEDランプ、白熱電球、蛍光灯などを広く用いることができる。このうち本実施形態の光源部30は、複数個の点光源が面状に配列された面光源32を含む。面光源32は、たとえばLEDランプを平面上または曲面上に格子状または千鳥状に二次元配列して構成することができる。
本実施形態の照射支援装置100は光拡散部20を備えることで、光源部30にはLEDランプ等の汎用の発光手段を用いることが可能である。
光源部30から光L1は、図2各図に示すように前後方向に広がって放射される。このため、光L1の一部は光拡散部20を通過して光L2となって顔FCに照射される。
光源部30は脚部(図示せず)を有して床面または設置台に立設されてもよく、天井または筐体16に固定するための取付固定部(図示せず)を有してもよい。
光源部30の色温度および輝度は特に限定されないが、顔FCのうちカメラ部60に対向する前面において、色温度は5000K以上6000K以下、照度は1000LX以上5000LX以下が好ましい。
本実施形態の照射支援装置100は、光拡散部20を天板とする箱形の筐体16を備えている。筐体16のうち、カメラ部60に対向する前面および背面は開放されている。設置部10は筐体16の背面側(図2各図における左側)に配置され、光拡散部20は設置部10の上部に配置されている。反射体40は筐体16の内部に配置されている。
筐体16の両側面には、光半透過性または光不透過性の材料で作成された側板16aが設けられている。筐体16の下面は開放されていてもよく、または底面16bが設けられていてもよい。筐体16は自立性および保形性を有する。保形性を有する板状の部材で側板16aおよび光拡散部20を作成してもよく、または筐体16が支柱部材(図示せず)を有し、可撓性を有する柔軟な側板16aおよび光拡散部20をかかる支柱部材に固定してもよい。かかる場合、光拡散部20、側板16aおよび底面16bを支柱部材に対して着脱可能に構成するとよい。これにより筐体16が分解可能となり、照射支援装置100および顔撮影装置110は可搬性に優れる。
筐体16の背面側には、図2(b)に示すように後方遮蔽体14が設けられている。後方遮蔽体14は、照射支援装置100の後方の物品等が顔FCとともにカメラ部60に撮影されることを防止する。後方遮蔽体14は光半透過性または光不透過性で光拡散性を有することが好ましい。これにより、光L2および反射光L3が後方遮蔽体14の前面にて反射するため、顔FCに与えられる光量が増大する。後方遮蔽体14としては、たとえば白色の布または樹脂シートを用いることができ、光拡散部20または反射体40のいずれかと共通の材料を用いることができる。
本実施形態では箱形の筐体16の天板に光拡散部20を設ける態様を例示するが、本発明はこれに限られない。光拡散部20は光源部30の光照射面に一体に設けられていてもよく、または第二実施形態にて後述するように光半透過性の反射体40が光拡散部20を兼ねるように構成してもよい。または、筐体16の両側面に光拡散部20を設け、天板を反射体40とするとともに、光源部30を設置部10の両側かつ下方に配置してもよい。かかる態様によっても、光源部30から放射された光L1が光拡散部20を通過して光L2となって、設置部10に設置された被験体TS(顔FC)に照射される。
本実施形態の光拡散部20はシート状であり、光源部30が放射した光L1を実質的に屈折させることなく真っ直ぐに通過させる。ただし、これに代えて、光拡散部20は光L1の光路を屈曲させる導光機能を有してもよい。かかる場合、光源部30から被験体TSに向けて真っ直ぐに光L1を放射する必要はなく、光拡散部20を通過して転向された光L2が被験体TSに向けて照射される方向に、光源部30から光拡散部20に向けて光L1を放射するとよい。
反射体40は、入射する光の少なくとも一部を反射する反射面41を有する。光拡散部20を通過した拡散光である光L2は反射面41で反射して被験体TSの顔FCに照射される。
本実施形態の反射体40は光不透過性の材料で作成されている。これにより、反射体40に入射した光L2が反射体40を実質的に通過せずに反射面41で反射される。反射体40(反射面41)の色は特に限定されず、無彩色でも有彩色でもよいが、無彩色が好ましい。反射体40(反射面41)は明度が任意であり、白色でもよく灰色などの濃色でもよい。また、反射体40(反射面41)の色は金属色でもよく、金属光沢を有してもよい。白色であることで反射光L3の反射率が高くなり、濃色であることで反射光L3の反射率が抑制される。光拡散部20を通過して、反射体40で反射されずに顔FCに照射される光L2の光量に応じて反射体40(反射面41)の色を選択するとよい。
反射体40のうち被験体TSの顔FCに対向する反射面41は、光L2を乱反射させる光拡散性を有してもよく、または光L2を鏡面反射させてもよい。反射面41が非鏡面仕上げされていて光拡散性を有することが好ましい。これにより、光L2は反射面41で乱反射し、光L2に比して反射光L3は光の拡散が増大するため、顔FCに照射される光がより柔らかく均一なものとなる。反射面41の非鏡面仕上げの例としては、シボ加工、梨地加工、プリーツ形成などを挙げることができる。
本実施形態の反射体40は可撓性のシート材料で形成されており、具体的には布で作成することができる。これにより、照射支援装置100の全体の可搬性や取扱性に優れる。ただし本実施形態に代えて、保形性を有する板材料の曲げ形成や射出成形により、実質的に可撓性をもたない剛直な反射体40を作成してもよい。
反射体40が薄地のシート材料で形成されている場合、反射体40を選定するための光学特性の評価は、光拡散部20の評価法として上述したように黒色下地の上に設置した反射体40の全光線反射率(ρt)や明度(L)を測定することにより行うとよい。本実施形態における反射体40の全光線反射率(ρt)は、40%以上が好ましく60%以上がより好ましい。本実施形態の反射体40は、入射する光L2を透過させる必要はないため、全光線反射率(ρt)の上限は特に限定されない。
また、反射体40の明度(L)は50以上が好ましく70以上がより好ましい。これにより、反射体40にて被験体TSに向けて反射される反射光L3の光量を十分に得ることができる。
反射体40は中空筒状をなし、図2各図に示すように設置部10(顎乗せ部11、額当接部12)の少なくとも一部が反射体40の内側に配置されている。これにより、中空筒状の反射体40が被験体TSに向かって反射光L3を軸線方向AXに沿って導光する効果に優れる。これに対し、特許文献1の照明装置の場合は、被験体の周囲の球面があらゆる方向に光を反射するため、その一部はカメラにとって逆光となり、被験体の前面を十分に照射することができない。すなわち本実施形態の照射支援装置100によれば、限られた光量でも、前方視したときに被験体TSに良好に光を与えることができる。
本実施形態の反射体40は、半割筒状であり、光拡散部20に対向する側(上面側)が開放されている。反射体40は、本実施形態のように軸線方向AXに直交する横断面が一定の非テーパー筒状でもよく、または当該横断面が徐々に変化するテーパー筒でもよい。
本実施形態のカメラ部60は、反射体40の軸線方向AXの延長線上、かつ反射体40の外側に配置されている。このため、反射体40の一端側(背面側)に設置部10の少なくとも一部が配置され、反射体40の他端側(前面側)は開放されている。そして、反射体40の他端側からカメラ部60または目視により被験体TSの顔FCを正面視することが可能である。なお、正面視とは軸線方向AXに沿って目視することをいう。また、顔FCに対してカメラ撮影と目視観察を同時に行ってもよい。被験体TSの前方が開放されているため、被験体TS(被験者)に閉塞感や圧迫感を与えず、表情のあるカメラ撮影や目視観察が可能である。
ただし、本実施形態に代えて、カメラ部60を反射体40の内部に設置してもよい。この場合、反射体40の他端側(前面側)は閉鎖されていてもよい。
上述したように本実施形態の反射体40は半割筒状であり、開放されている上面に光拡散部20が対向している。そして、光拡散部20と反射体40とで周回状の筒状体50(図1参照)を構成している。設置部10は筒状体50の内部に配置されている。そして光源部30の少なくとも一部が、筒状体50の周囲かつ外側であって設置部10よりも反射体40の他端側(前面側)に配置されている。
このように、光拡散部20と反射体40とで筒状の空間を構成し、その外周前方から光L1を照射することで、被験体TSが光源部30から直接に照射されることが防止される。また、筒状体50の内部で反射光L3が複数回に亘って反射しながら被験体TSに向かうため均一な光が顔FCに照射される。
図1および図2各図に示すように、光源部30の面光源32は中空筒状の反射体40の軸線方向AXに沿う向きで配置されている。これにより、面光源32の平面方向が筒状の反射体40の軸線方向AXに沿うため、面光源32の法線すなわち光L1の放射方向が、反射体40の軸線方向AXに対して直交する。このため、光拡散部20を通過して反射体40に入射する拡散光(光L2)は深い角度で反射面41に衝突し、筒状体50の内部で多数回に亘って反射して拡散されながら顔FCに照射される。
図3(a)は本実施形態の顔撮影装置110の正面図であり、図3(b)は本実施形態の顔撮影装置110で撮影された顔画像の一例である。ただし、図3(a)においてカメラ部60は図示省略している。
本実施形態の顔撮影装置110では、光拡散部20としてポリエステル製の白色のシート材料を用いた。かかるシート材料の全光線反射率(ρt)は42.7%であり、明度(L)は71.3であった。また、反射体40の全光線反射率(ρt)は70.8%であり、明度(L)は88.4であった。光拡散部20の全光線反射率(ρt)および明度(L)は、黒色下地の上に光拡散部20を設置し、黒色下地を背景として光拡散部20に対して400nm以上700nm以下の波長の可視光を含む光を垂直に照射して市販の分光測色計(たとえば、コニカミノルタ社製,CM2600−d)により分光反射率および明度を測定し、上記波長に亘ってそれぞれ平均したものである。測定条件は、測定径11mm、照明径8mmとし、照明・受光光学系を拡散照明(積分球方式)として、8度方向受光(di:8°)とした。明度(L)の算出において光源はD65(色温度は6504K)とした。同条件で黒色下地を単体で測定したところ、全光線反射率(ρt)は0.01%であり、明度(L)は0.09であった。
本実施形態の反射体40は正面視にて設置部10の周囲を取り囲む丸底のU字状をなしている。これにより、設置部10に設置される被験体TSの顔FCに対して、顎を中心として周囲から略全方位的に反射光L3を照射することができる。
本実施形態の照射支援装置100において、反射体40と顔FCとの距離は、顔FCの顎から左右の頬にかけて、略等間隔となっている。このように反射体40を顔FCの輪郭に沿うよう湾曲形状とすることで、顔FCの顎やフェイスラインに対して周囲から均等に光が照射されるため、図3(b)に示すように陰影を良好に抑制することができる。すなわち、本実施形態の照射支援装置100および顔撮影装置110によれば、顔FCの全体に下方から均一な柔らかい光を照射することができ、顎およびフェイスラインの影や鼻等の凹凸に起因する影の発生を抑制し、顔全体を自然に明るく照射できる。このため、実環境に近い条件にて肌の分光測定や色計測等の肌評価を精度よく行うことができる。
<変形例>
以下、第一実施形態の顔撮影装置110の変形例について説明する。図4(a)は第一実施形態の第一変形例の顔撮影装置110の正面図であり、図4(b)は第一変形例の顔撮影装置110で撮影された顔画像の一例である。
第一変形例の反射体40は、設置部10の周囲を取り囲む角底のU字状、すなわち四角形状をなしている点で第一実施形態の反射体40(図3(a)参照)と相違する。
第一変形例の反射体40は、顔FCの顎に近接して対向するとともに筐体16の底面16bと平行に配置された底面部46と、顔FCの左右の頬にそれぞれ対向する傾斜面部47と、を有している。底面部46により顎の周囲に反射光L3(図1参照)を照射し、傾斜面部47により頬の周囲に反射光L3を照射することが可能である。これにより、図4(b)に示すように、第一変形例の顔撮影装置110によっても顎およびフェイスラインの影や鼻等の凹凸に起因する影の発生が抑制されていることが確認された。
図5(a)は第一実施形態の第二変形例の顔撮影装置の正面図であり、図5(b)は第二変形例の顔撮影装置で撮影された顔画像の一例である。
第二変形例の反射体40は、設置部10の周囲を取り囲むV字形状をなしている。V字形状の底部48は顔FCの顎の直下に配置され、傾斜面部47は第一変形例(図4(a)参照)と同様に顔FCの左右の頬にそれぞれ対向している。そして、反射光L3(図1参照)の一部は、一対の傾斜面部47の間で反射したうえで顔FCに照射される。これにより、図5(b)に示すように、第二変形例の顔撮影装置110によっても顎およびフェイスラインの影や鼻等の凹凸に起因する影の発生が抑制されていることが確認された。
ただし、図3(b)に示した第一実施形態の顔撮影装置110にて撮影された顔画像では、図4(b)に示す第一変形例および図5(b)に示す第二変形例にて撮影された顔画像よりも更に顔全体が自然に明るく照射されていることが確認された。
図6(a)は比較例にかかる顔撮影装置120の正面図であり、図6(b)は比較例にかかる顔撮影装置120で撮影された顔画像の一例である。
比較例の反射体40は、顔FCから下方に離間した位置に水平に配置された平坦なシートである。すなわち、比較例の反射体40は設置部10の周囲の少なくとも一部を取り囲むようには配置されていない。
図6(b)に示すように、比較例にかかる顔撮影装置120によって撮影された顔画像では、眼窩や鼻などの凹凸に起因する陰影が明確に視認され、また顎およびフェイスラインにも陰影が発生しており暗色に目視されることが確認された。
これにより、第一実施形態ならびにその第一および第二変形例のように、顔FCの周囲の少なくとも一部、好ましくは顎から頬に亘る下方を取り囲むように反射体40を設置することで陰影の発生が好適に抑制されることが確認された。
上述した本実施形態の照射支援装置100を用いることで、被験体TS(被験者)の顔FCの肌状態を、目視または顔画像を用いて評価する方法(肌評価方法)が実現される。この肌評価方法(以下、本方法という場合がある)によれば、顔の凹凸に起因する陰影の影響を抑制して、肌(素肌または化粧肌)の真の色を正確に評価することができる。
本方法は、光照射工程と評価工程とを含む。
光照射工程では、被験者(被験体TS)の顔FCに対して、光源部30から放射されて光拡散部20を透過して拡散した光L2の一部を照射するとともに、拡散した光L2の他の一部を、顔FCの周囲の少なくとも一部を取り囲むように湾曲または屈曲した反射体40で顔に向けて反射させる。
評価工程では、光の一部(光L2)および上記他の一部(反射光L3)が照射されている顔FCの肌状態を評価する。
評価工程では、顔FCの直接目視または顔FCの画像(肌画像)の目視を通じて肌状態を官能評価してもよく、または顔FCの肌画像を画像処理して肌状態を定量評価してもよい。肌状態としては、色(明度、彩度、色相)、光沢およびテクスチャを挙げることができる。評価工程では、顔FCの一部または全部を撮影したデジタルの肌画像を撮影し、当該肌画像に対して分光測定、色計測または輝度分析などの画像処理を行うことにより、肌や唇の色ムラやテカリを定量評価してもよい。
本方法によれば、肌の状態を客観的に評価することができるので、その肌の状態に見合った化粧料の選択やアドバイスを的確に行うことができる。たとえば、加齢印象、はり感、透明感、化粧感、白浮き、厚塗り、粉っぽさ、肌色、ツヤ感、化粧くずれ、テカリ、仕上がりの色の変化、くすみ、毛穴の目立ち、皺の目立ち、シミ・ソバカスの目立ち、くまの目立ち、赤みの目立ち、ファンデーションの溜まり、ファンデーションの取れ、ファンデーションのよれ、粉浮き、素肌っぽさ、自然さ、たるみ、立体感、ふんわり感、明るさ、マット感、顔色、滑らかさ、みずみずしさ、等を評価することができる。なお、化粧感とは、顔全体の仕上りの自然さを示す指標である。化粧の仕上りが不自然な場合には、白浮きや厚塗り感がみられるため、これを指標として、目視による官能評価または画像処理による定量評価をすることができる。
<第二実施形態>
上述した第一実施形態では設置部10の上方に光拡散部20および光源部30を設けるとともに、設置部10の下方に光不透過性の反射体40を配置することを例示した。本発明はこれに限られず、光拡散部20と反射体40を兼用し、また光源部30を設置部10よりも下方に設置することが可能である。図7は、かかる第二実施形態の照射支援装置100を示す斜視図である。
本実施形態の反射体40は光半透過性を有し、反射体40の第一領域42と第二領域44が設置部10を挟んで対向して配置されている。反射体40の第一領域42は光拡散部20として機能し、光源部30から照射されて反射体40の第一領域42を透過した光L2の一部が被験体TSに照射され、かつ光拡散部20を透過した光L2の他の一部が第二領域44で反射され反射光L3となって被験体TSに照射される。本実施形態の反射体40は光拡散部20の機能を兼用するため、光拡散部20を別途設ける必要がないという利点がある。
本実施形態の反射体40は、顔FCの頭を取り囲むように上に凸に湾曲しており、正面視にて倒立U字状をなしている。反射体40の下端は顔FCの顎よりも低位まで達している。筐体16の両側面は開放されており、光源部30から放射された光L1は直接に反射体40の外面40aに照射される。反射体40は光半透過性を有し、照射された光L1の一部を通過させる。反射体40を通過して拡散した光L2の少なくとも一部は反射体40の内面40bにて反射して反射光L3となり、顔FCに照射される。
反射体40としては、光半透過性のシート材料を用いるほか、たとえば円偏光性の偏光シートを用いてもよい。そして、外面40aに入射する非偏光の光L1の透過率よりも、反射体40を通過した偏光の光L2が内面40bを透過する透過率を低くすることで、内面40bにおいて光L2を良好に反射させることができる。
なお、第一領域42および第二領域44の位置は特に限定されない。第一領域42は反射体40の外面40aにおける一部または全部領域であり、第二領域44は反射体40の内面40bにおける一部または全部領域である。
本実施形態においては、反射体40の内面40bに対向し、かつ顔FCに関して外面40aと反対側に光源部30を配置することが好ましい。このため、図7に示すように光源部30を顔FC(設置部10)の両側かつ下方に配置することができる。このため、光源部30から床面または設置台(図示せず)までの高さ方向の距離を低減することが可能であり、光源部30を含む照射支援装置100の設置が容易となる。
本実施形態に用いられる反射体40は、光L1を透過させることから全光線反射率(ρt)は80%以下が好ましく60%以下がより好ましい。また、反射体40は、透過した光L2を反射させて反射光L3とすることから、全光線反射率(ρt)は20%以上が好ましく30%以上がより好ましい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。また、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
本発明の照射支援装置100および顔撮影装置110の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
本発明は、上述した実施形態に関し、以下の照射支援装置、顔撮影装置および肌評価方法を開示する。
<1>被験体を設置する設置部と、透過する光を拡散させる光拡散部と、前記設置部に設置される前記被験体に向けて前記光拡散部を透過させて光を照射する光源部と、前記設置部の周囲の少なくとも一部を取り囲むように配置され、前記光拡散部を透過して拡散した前記光を前記設置部に設置される前記被験体に向けて反射させる反射体と、を備える照射支援装置。
<2>前記反射体が中空筒状をなし、前記設置部の少なくとも一部が前記反射体の内側に配置されている上記<1>に記載の照射支援装置。
<3>前記反射体の一端側に前記設置部の少なくとも一部が配置され、前記反射体の他端側が開放されている上記<2>に記載の照射支援装置。
<4>前記光拡散部と前記反射体とで周回状の筒状体を構成しており、前記設置部は前記筒状体の内部に配置され、前記光源部の少なくとも一部が、前記筒状体の周囲かつ外側であって前記設置部よりも前記反射体の前記他端側に配置されている上記<3>に記載の照射支援装置。
<5>前記光源部が、複数個の点光源が面状に配列された面光源を含み、前記面光源が中空筒状の前記反射体の軸線方向に沿う向きで配置されている上記<2>から<4>のいずれかに記載の照射支援装置。
<6>前記反射体が可撓性のシート材料で形成されている上記<1>から<5>のいずれかに記載の照射支援装置。
<7>前記反射体が光半透過性を有し、前記反射体の第一領域と第二領域が前記設置部を挟んで対向して配置されており、前記反射体の前記第一領域は前記光拡散部として機能し、前記光源部から照射されて前記反射体の前記第一領域を透過した光の一部が前記被験体に照射され、かつ前記透過した光の他の一部が前記第二領域で反射されて前記被験体に照射されることを特徴とする上記<1>から<6>のいずれかに記載の照射支援装置。
<8>被験者の顔を設置する設置部と、透過する光を拡散させる光拡散部と、前記設置部に設置される前記顔に向けて前記光拡散部を透過させて光を照射する光源部と、前記設置部に設置される前記顔の周囲の少なくとも一部を取り囲むように配置され、前記光拡散部を透過して拡散した光を前記顔に向けて反射させる反射体と、前記設置部に正対して配置されて前記顔を撮影するカメラ部と、を備える顔撮影装置。
<9>被験者の顔に対して、光源部から放射されて光拡散部を透過して拡散した光の一部を照射するとともに、前記拡散した前記光の他の一部を、前記顔の周囲の少なくとも一部を取り囲むように湾曲または屈曲した反射体で前記顔に向けて反射させる工程と、前記光の前記一部および前記他の一部が照射されている前記顔の肌状態を評価する工程と、を含む肌評価方法。
<10>前記反射体のうち、少なくとも前記被験体に対向する反射面が非鏡面仕上げされている上記の照射支援装置または顔撮影装置。
<11>前記反射体が、前記設置部の周囲を取り囲む丸底または角底のU字状をなしている上記の照射支援装置または顔撮影装置。
10 設置部
11 顎乗せ部
12 額当接部
13 スタンド
14 後方遮蔽体
16 筐体
16a 側板
16b 底面
20 光拡散部
30 光源部
32 面光源
40 反射体
40a 外面
40b 内面
41 反射面
42 第一領域
44 第二領域
46 底面部
47 傾斜面部
48 底部
50 筒状体
60 カメラ部
100 照射支援装置
110,120 顔撮影装置
AX 軸線方向
FC 顔
L1,L2 光
L3 反射光
TS 被験体

Claims (8)

  1. 顔、又は、顔模型を設置する設置部と、
    透過する光を拡散させる光拡散部と、
    前記設置部に設置される前記顔、又は、前記顔模型に向けて前記光拡散部を透過させて光を照射する光源部と、
    前記設置部の周囲の少なくとも一部を取り囲むように配置され、前記光拡散部を透過して拡散した前記光を前記設置部に設置される前記顔、又は、前記顔模型に向けて反射させる反射体と、
    を備える照射支援装置であって、
    前記反射体が中空筒状をなし、前記設置部の少なくとも一部が前記反射体の内側に配置されている照射支援装置。
  2. 前記反射体の一端側に前記設置部の少なくとも一部が配置され、前記反射体の他端側が開放されている請求項1に記載の照射支援装置。
  3. 前記光拡散部と前記反射体とで周回状の筒状体を構成しており、
    前記設置部は前記筒状体の内部に配置され、
    前記光源部の少なくとも一部が、前記筒状体の周囲かつ外側であって前記設置部よりも前記反射体の前記他端側に配置されている請求項2に記載の照射支援装置。
  4. 前記光源部が、複数個の点光源が面状に配列された面光源を含み、
    前記面光源が中空筒状の前記反射体の軸線方向に沿う向きで配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の照射支援装置。
  5. 顔、又は、顔模型を設置する設置部と、
    透過する光を拡散させる光拡散部と、
    前記設置部に設置される前記顔、又は、前記顔模型に向けて前記光拡散部を透過させて光を照射する光源部と、
    前記設置部の周囲の少なくとも一部を取り囲むように配置され、前記光拡散部を透過して拡散した前記光を前記設置部に設置される前記顔、又は、前記顔模型に向けて反射させる反射体と、
    を備える照射支援装置であって、
    前記反射体が中空筒状をなし、前記設置部の少なくとも一部が前記反射体の内側に配置されており、
    前記反射体が可撓性のシート材料で形成されている照射支援装置。
  6. 顔、又は、顔模型を設置する設置部と、
    透過する光を拡散させる光拡散部と、
    前記設置部に設置される前記顔、又は、前記顔模型に向けて前記光拡散部を透過させて光を照射する光源部と、
    前記設置部の周囲の少なくとも一部を取り囲むように配置され、前記光拡散部を透過して拡散した前記光を前記設置部に設置される前記顔、又は、前記顔模型に向けて反射させる反射体と、
    を備える照射支援装置であって、
    前記反射体が中空筒状をなし、前記設置部の少なくとも一部が前記反射体の内側に配置されており、
    前記反射体が光半透過性を有し、前記反射体の第一領域と第二領域が前記設置部を挟んで対向して配置されており、
    前記反射体の前記第一領域は前記光拡散部として機能し、前記光源部から照射されて前記反射体の前記第一領域を透過した光の一部が前記顔、又は、前記顔模型に照射され、かつ前記透過した光の他の一部が前記第二領域で反射されて前記顔、又は、前記顔模型に照射されることを特徴とする照射支援装置。
  7. 被験者の顔を設置する設置部と、
    透過する光を拡散させる光拡散部と、
    前記設置部に設置される前記顔に向けて前記光拡散部を透過させて光を照射する光源部と、
    前記設置部に設置される前記顔の周囲の少なくとも一部を取り囲むように配置され、前記光拡散部を透過して拡散した光を前記顔に向けて反射させる反射体と、
    前記設置部に正対して配置されて前記顔を撮影するカメラ部と、を備える顔撮影装置であって、
    前記反射体が中空筒状をなし、前記設置部の少なくとも一部が前記反射体の内側に配置されている顔撮影装置。
  8. 被験者の化粧を施した顔を設置部に設置するとともに、前記設置部の少なくとも一部を、前記顔の周囲の少なくとも一部を取り囲むように湾曲または屈曲した反射体の内側に配置する工程と、
    前記顔に対して、光源部から放射されて光拡散部を透過して拡散した光の一部を照射するとともに、
    前記拡散した前記光の他の一部を、前記反射体で前記顔に向けて反射させる工程と、
    前記光の前記一部および前記他の一部が照射されている前記顔の化粧の仕上りを評価する工程と、を含む肌評価方法。
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