JP6822449B2 - 切断治具 - Google Patents
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Description
図1〜7に示す本実施形態の切断治具1は、電車に給電を行うためのトロリ線100の切断に用いられる。トロリ線100は、断面が円形であり、摩耗を検知するための少なくとも1本の検知線を含んでいる。切断治具1は、トロリ線100の端部を切断し、トロリ線100の端面から検知線を引き出す(換言すれば、露出させる)ために用いられる。そして、端面から引き出された検知線に接続された摩耗検知装置により、トロリ線100の摩耗が検知される。
第1固定部10は、第1位置にてトロリ線100を固定する。また、詳細は後述するが、第1固定部10には、トロリ線100の中間部分107を切断し、中間部分107に切れ目を形成するためのカッター200が配置される。
図1に示すように、第2固定部20は、第1位置の後側の第2位置にてトロリ線100を固定する。第1及び第2固定部10,20により固定されたトロリ線100は、前後方向に真っ直ぐに延びる。また、第1及び第2固定部10,20によりトロリ線100を固定した際、第2位置は、第1位置よりもトロリ線100の長手方向の端側に位置する。
左側部22は、図1,4に示すように、後述するスライド部30の移動部31に固定されている。一方、右側部23は、接続部24により左側部22に取り付けられており、左側部22に対し変位可能となっている。具体的には、接続部24は、右側部23及び左側部22の前側と後側とに配置された2枚の板状の部位を有する。これらの部位は、軸24bを介して左側部22に取り付けられると共に、軸24aを介して右側部23に取り付けられる。なお、軸24a,24bは、前後方向に延びる。右側部23は、軸24a,24bを中心に回転可能になっており、これにより、右側部23は、左側部22に対する接近及び離間が可能となる。
図1,2,6,7に示すように、スライド部30は、移動部31と、誘導部32と、根元部33と、押圧部34と、移動ロック部35と、柱部36とを有する。
[5.回転部の構成]
図1,7に示すように、回転部40は、トロリ線100の中間部分107を通過する回転軸43aを中心に第2固定部20が回転可能な状態で、第2固定部20及びスライド部30を支持する。なお、中間部分107とは、第1及び第2固定部10,20に固定されたトロリ線100における、第1位置と第2位置との間の位置である。また、回転部40は、予め定められた角度(一例として60°)にわたり、第2固定部20を回転可能とする。なお、第2固定部20が回転可能な角度は、適宜定められる。
左本体部41は、図1,6に示すように、前後方向に延びる帯状の部位であり、第1固定部10の支持部19の左端に接合されている。また、左本体部41の横幅は、上下方向に広がる。また、中央壁41aは、左本体部41における幅方向の中央に設けられた壁状の部位である。中央壁41aは、左側に突出する。
次に、図8〜10により、切断治具1を用いてトロリ線100の端部を切断し、トロリ線100の端面から検知線101,102を引き出す(換言すれば、露出させる)方法について説明する。上述したように、トロリ線100は、溝部103,104は上側に位置し、且つ、検知線101,102は下側に位置する状態で敷設される。この時、検知線101,102、及び、溝部103,104は、それぞれ、水平又は略水平に並ぶ。以下では、敷設されたトロリ線100から検知線101,102を引き出す際の方法を説明する。しかし、敷設されていないトロリ線100対しても、同様の方法で検知線101,102を引き出すことができる。
第1工程では、図8に示すように、トロリ線100を切断治具1の第1及び第2固定部10,20に固定する。この時、第1固定部10の上側配置面15が上側に位置し、下側配置面16が下側に位置する状態で、切断治具1が配置される。なお、これとは反対に、上側配置面15が下側に位置し、下側配置面16が上側に位置する状態で、切断治具1が配置されても良い。また、第2固定部20は、第1固定部10よりも端側でトロリ線100を固定する。
続いて、第1固定部10の左側部12と右側部11とによりトロリ線100を挟持し、トロリ線100が前側貫通穴13及び後側貫通穴14を挿通した状態とする。この時、前側貫通穴13及び後側貫通穴14における各突起を、トロリ線100の溝部103,104に嵌合させる。そして、ねじ部17を締めることで左側部12と右側部11とを結合する。これにより、トロリ線100の第1位置が第1固定部10に固定される。
第2工程では、作業者は、検知線101,102を損傷すること無く、カッター200により、トロリ線100における中間部分107の上側と下側とに溝状の切れ目105,106を形成する(図9参照)。図8に示すように、カッター200は、第1固定部10に配置される。また、カッター200は、円形の刃201を有しており、刃201の回転によりトロリ線100を部分的に切断する。
[第3工程]
第3工程では、作業者は、回転ロック部45による第2固定部20の回転のロックを解除する。そして、作業者は、図9に示すように、例えば誘導部32を把持して手動で第2固定部20を上下に繰り返し回転させることで、トロリ線100を繰り返し屈曲させる。これにより、トロリ線100の中間部分107を疲労破断させて切断する。
第4工程では、作業者は、移動ロック部35による第2固定部20の誘導部32の前端32bでのロックを解除する。これにより、図10に示すように、コイルばねである押圧部34が開放され、第2固定部20は、押圧部34により、誘導部32の後端32c側に移動する。その結果、切断されたトロリ線100の端部(以後、切断部分110)は、トロリ線100の残りの部分から引き離され、切断部分110の内部の検知線101,102が引き出される。
(1)上記実施形態によれば、第2固定部20が回転軸43aを中心に回転可能な範囲は、制限部44により制限される。このため、繰り返し屈曲によりトロリ線100を切断する際、屈曲角度が過度に大きくなるのを抑制できる。これにより、トロリ線100の端面から検知線を引き出す際に、検知線101,102が損傷するのを抑制できる。その結果、作業者の技量に関わらず、検知線101,102を引き出す作業を良好に行うことができる。
(6)また、第2固定部20は、誘導部32により引抜方向に誘導される。このため、トロリ線100の切断部分110を真っ直ぐに引き抜くことができる。これにより、切断部分110の引き抜き時に検知線101,102にかかる負荷を抑制でき、検知線101,102の損傷を抑制できる。
(8)また、移動ロック部35により、第2固定部20の移動がロックされる。このため、トロリ線100の第2固定部20への固定、及び、繰り返し屈曲によるトロリ線100の切断を容易に行うことができる。また、トロリ線100の切断後、移動ロック部35によるロックを解除することで、押圧部34の押圧による第2固定部20の引抜方向への移動が開始される。これにより、トロリ線100の切断部分110を良好に引き抜くことができる。
(1)上記実施形態において、第1固定部10を、カッター200が配置されない構成としても良い。また、切断治具1の構成の一部を省略してもよい。具体的には、例えば、回転ロック部45、誘導部32、押圧部34、及び、移動ロック部35のうちの少なくとも一部を省略しても良い。このような場合であっても、同様の効果が得られる。
第1固定部10における上前ガイド部15a、上後ガイド部15b、下前ガイド部16a、及び、下後ガイド部16bが、ガイド部の一例に相当する。また、第1固定部10における上側配置面15が、第1面及び第2面のうちの一方の一例に相当し、下側配置面16が、第1面及び第2面のうちの他方の一例に相当する。
Claims (11)
- 摩耗を検知するための少なくとも1本の検知線が内部に配置されたトロリ線を切断するために用いられる切断治具であって、
第1位置にて前記トロリ線を固定するよう構成された第1固定部と、
第2位置にて前記トロリ線を固定するよう構成された第2固定部と、
前記トロリ線における前記第1位置と前記第2位置との間に位置する部分である中間部分を通過する回転軸を中心に、前記第2固定部を回転可能に支持する軸部と、
前記軸部により前記第2固定部が回転可能な範囲を制限する制限部と、
を備える切断治具。 - 請求項1に記載された切断治具において、
前記回転軸は、前記第1位置と前記第2位置とが並ぶ方向に対し、直交又は略直交する
切断治具。 - 請求項1又は請求項2に記載された切断治具において、
前記回転軸は、前記トロリ線の内部に配置されたそれぞれの前記検知線と交差又は略交差する
切断治具。 - 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載された切断治具において、
前記制限部は、前記第2位置に位置する前記第2固定部が一方の側に回転可能な角度と、他方の側に回転可能な角度とが、同一又は略同一となるよう、前記第2固定部が回転可能な範囲を制限する
切断治具。 - 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載された切断治具において、
前記第2位置に位置する前記第2固定部の前記軸部による回転をロックするよう構成された回転ロック部をさらに備える
切断治具。 - 請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載された切断治具において、
前記第2固定部を、前記第1固定部から離間する方向である引抜方向に誘導する誘導部をさらに備える
切断治具。 - 請求項6に記載された切断治具において、
前記第2固定部を、前記引抜方向に移動させるよう構成された押圧部をさらに備える
切断治具。 - 請求項6又は請求項7に記載された切断治具において、
前記第2固定部の前記引抜方向の移動をロックするよう構成された移動ロック部をさらに備える
切断治具。 - 請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載された切断治具において、
前記第1固定部は、前記トロリ線の前記中間部分を切断するためのカッターが配置されるよう構成された配置面を有する
切断治具。 - 請求項9に記載された切断治具において、
前記第1固定部は、前記配置面として第1面と第2面とを有し、
前記第1面と前記第2面とは、前記第1固定部に固定された前記トロリ線の両側に位置するよう構成され、
前記軸部は、前記第1面側と前記第2面側とに回転可能となるように、前記第2固定部を支持する
切断治具。 - 請求項9又は請求項10に記載された切断治具において、
前記回転軸に沿って前記トロリ線が切断されるよう前記カッターを誘導するよう構成されたガイド部をさらに備える
切断治具。
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JP2018150369A JP6822449B2 (ja) | 2018-08-09 | 2018-08-09 | 切断治具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020025994A JP2020025994A (ja) | 2020-02-20 |
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ID=69620864
Family Applications (1)
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JP2018150369A Active JP6822449B2 (ja) | 2018-08-09 | 2018-08-09 | 切断治具 |
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2018
- 2018-08-09 JP JP2018150369A patent/JP6822449B2/ja active Active
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