JP6822089B2 - 炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素半導体装置 - Google Patents

炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6822089B2
JP6822089B2 JP2016223535A JP2016223535A JP6822089B2 JP 6822089 B2 JP6822089 B2 JP 6822089B2 JP 2016223535 A JP2016223535 A JP 2016223535A JP 2016223535 A JP2016223535 A JP 2016223535A JP 6822089 B2 JP6822089 B2 JP 6822089B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon carbide
insulating film
film
semiconductor device
interlayer insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016223535A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018082054A (ja
Inventor
民雅 呂
民雅 呂
善行 酒井
善行 酒井
将伸 岩谷
将伸 岩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2016223535A priority Critical patent/JP6822089B2/ja
Publication of JP2018082054A publication Critical patent/JP2018082054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6822089B2 publication Critical patent/JP6822089B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Description

本発明は、炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素半導体装置に関する。
従来、電力損失を大幅に低減することができるパワー半導体装置として、炭化珪素(SiC)からなるMOS(Metal−Oxide−Semiconductor)構造の炭化珪素半導体装置が公知である(以下、例えば、特許文献1)。下記特許文献1では、ゲート電極上に形成される層間絶縁膜としてLTO(Low Temperature Oxidation)膜を形成した場合に、その後の熱処理工程においてクラックが発生し、ゲート電極とソース電極との短絡が発生するという問題に対して、層間絶縁膜として流動性の高いBPSG(Boron Phosphorus Silicon Glass)膜を用いて、930℃で20分間、ウェット雰囲気中でリフローアニールすることによりクラックおよび電極形成不良の発生を防止する方法を提案している。
また、下記特許文献1では、ソース電極の電極材料としてn型半導体に対してオーミック性を示す例えばニッケル(Ni)などの金属材料を用いる場合、この電極材料がBPSG膜中に拡散し、BPSG膜の絶縁性が低下するという問題が確認されている。このような問題を解消する方法として、下記特許文献1では、BPSG膜をリフロー処理した後に、ニッケル拡散のバリア層となるTEOS(Tetra Ethyl Oxy Silicate)膜をBPSG膜上に形成することにより、BPSG膜上に形成されるソース電極の電極材料であるニッケルがBPSG膜中に拡散することを防止する方法が提案されている。
特開2009−4573号公報
しかしながら、上記特許文献1では、次の問題が生じる。バリア層となるTEOS膜は、ステップカバレッジが悪いため、コンタクトホール側壁部分に対するバリア性を得るためには十分に厚い膜厚が必要となるが、TEOS膜を厚くすると、リフローアニールにおいて層間絶縁膜のクラックが発生しやすくなる。
また、ソース電極の電極材料の層間絶縁膜中への拡散を防止する別の方法として、層間絶縁膜とソース電極との間にバリアメタル膜として窒化チタン(TiN)膜、またはチタンと窒化チタンとの積層膜を形成する方法が公知である。しかしながら、層間絶縁膜としてBPSG膜を形成する場合、BPSG膜中のボロンはチタンとの密着性が悪いため、ソース電極が剥離しやすいという問題がある。
本発明は、バリア層と層間絶縁膜との良好な密着性を実現し、絶縁性の高い層間絶縁膜を有する炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するため、本発明にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法は、次の特徴を有する。まず、炭化珪素からなる半導体層の第1表面に、導電膜−酸化膜−半導体からなる絶縁ゲート構造を形成する工程を行う。次に、前記絶縁ゲート構造を構成するゲート導電膜を覆う第1絶縁膜を形成する工程を行う。次に、前記第1絶縁膜を覆う第2絶縁膜を形成する工程を行う。次に、前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜との2層のみからなる積層膜に対して、熱処理を行うことによって層間絶縁膜を形成する工程を行う。次に、前記層間絶縁膜を深さ方向に貫通するソースコンタクトホールを形成する工程を行う。次に、チタンを含むバリアメタル膜で前記層間絶縁膜と前記ソースコンタクトホールの一部を直接覆う工程を行う。次に、前記バリアメタル膜の一部と前記ソースコンタクトホールを覆うソース電極を形成する工程を行う。次に、前記バリアメタル膜の表面の一部と前記ソース電極を覆う電極パッドを形成する工程を行う。そして、前記半導体層の第2主面に、裏面電極を形成する工程を行う。前記第1絶縁膜は、リンおよびボロンを含まないシリコン酸化膜からなり、前記第2絶縁膜は、リン濃度が1.2mol%以上3.4mol%未満で、かつボロン濃度が0mol%より大きく0.5mol%未満BPSGからなり、前記バリアメタル膜は、チタンを含む膜からなることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法は、上述した発明において、前記第1絶縁膜の厚さは100nm以上280nm以下であることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法は、上述した発明において、前記第2絶縁膜の厚さは420nm以上1000nm以下であることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法は、上述した発明において、前記バリアメタル膜の厚さは80nm以上150nm以下であることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法は、上述した発明において、前記第1絶縁膜は、TEOS、NSG、LTO、プラズマSiO2膜のいずれか一つからなることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法は、上述した発明において、前記層間絶縁膜を形成する工程は、750℃以上900℃未満の温度にて前記熱処理を行うことを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法は、上述した発明において、前記層間絶縁膜を形成する工程は、水素を4%含む雰囲気中で前記熱処理を行うことを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法は、上述した発明において、炭化珪素基板の第1主面に、前記炭化珪素基板よりも不純物濃度が低い第1導電型炭化珪素エピタキシャル層を成長させることにより前記半導体層を形成する工程を行う。そして、前記絶縁ゲート構造を形成する工程において、前記半導体層の第1表面となる前記第1導電型炭化珪素エピタキシャル層の表面に、前記絶縁ゲート構造を形成することを特徴とする。
また、本発明の目的を達成するため、本発明にかかる炭化珪素半導体装置は、次の特徴を有する。まず、炭化珪素半導体装置は、炭化珪素からなる半導体層の表面に形成される導電膜−酸化膜−半導体からなる絶縁ゲート構造と、前記絶縁ゲート構造を構成するゲート導電膜を覆うように形成される第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜を覆うように形成される第2絶縁膜と、の2層のみからなる層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜を深さ方向に貫通するソースコンタクトホールの一部と、を直接覆うように形成されるチタンを含むバリアメタル膜と、前記バリアメタル膜の一部と前記ソースコンタクトホールを覆うように形成されるソース電極と、前記バリアメタル膜の表面の一部と前記ソース電極を覆うように形成される電極パッドと、前記半導体層の第2主面に形成される裏面電極と、を有する。前記第1絶縁膜は、リンおよびボロンを含まないシリコン酸化膜からなる。前記第2絶縁膜は、リン濃度が1.2mol%以上3.4mol%未満で、かつボロン濃度が0mol%より大きく0.5mol%未満BPSGからなる。前記バリアメタル膜は、チタンを含む膜からなる。
本発明にかかる炭化珪素半導体装置は、上述した発明において、前記第1絶縁膜の厚さは100nm以上280nm以下であることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素半導体装置は、上述した発明において、前記第2絶縁膜の厚さは420nm以上1000nm以下であることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素半導体装置は、上述した発明において、前記バリアメタル膜の厚さは、80nm以上150nm以下であることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素半導体装置は、上述した発明において、前記第1絶縁膜は、TEOS、NSG、LTO、プラズマSiO2膜のいずれか一つからなることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素半導体装置は、上述した発明において、炭化珪素基板の第1主面に形成される前記炭化珪素基板よりも不純物濃度が低い第1導電型炭化珪素エピタキシャル層を有し、前記絶縁ゲート構造は、前記第1導電型炭化珪素エピタキシャル層の表面に形成されることを特徴とする。
本発明によれば、バリア層と層間絶縁膜との良好な密着性を実現し、層間絶縁膜の絶縁性の向上を図る。
実施の形態にかかる製造方法により製造される炭化珪素半導体装置の一例を示す断面図である。 実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。 実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。 実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。 実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。 実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素半導体装置の実施の形態を詳細に説明する。本明細書および添付図面においては、nまたはpを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。nやpに付す+および−は、それぞれそれが付されていない層や領域よりも高不純物濃度および低不純物濃度であることを意味する。本明細書および添付図面では、ミラー指数の表記において、“−”はその直後の指数につくバーを意味しており、指数の前に“−”を付けることで負の指数を表している。以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(実施の形態)
まず、実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置について、炭化珪素MOSFETを例に説明する。図1は、実施の形態にかかる製造方法により製造される炭化珪素半導体装置の一例を示す断面図である。図1に示すように、実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置において、n+型炭化珪素基板1のおもて面(第1主面)には、n型炭化珪素エピタキシャル層2が堆積されている。
n型炭化珪素エピタキシャル層2の表面には、MOS構造(金属−酸化膜−半導体からなる絶縁ゲート)が形成されている。具体的には、n型炭化珪素エピタキシャル層2のn+型炭化珪素基板1側に対して反対側の表面層には、p+型ベース領域3が選択的に設けられている。n型炭化珪素エピタキシャル層2およびp+型ベース領域3の表面には、p-型炭化珪素エピタキシャル層4が堆積されている。p-型炭化珪素エピタキシャル層4は、p+型ベース領域3とともにベース領域を構成する。
-型炭化珪素エピタキシャル層4のp+型ベース領域3上の部分には、p+型ベース領域3側に対して反対側の表面層に、n+型ソース領域5およびp+型コンタクト領域6が選択的に設けられている。p+型コンタクト領域6は、深さ方向にp-型炭化珪素エピタキシャル層4を貫通しp+型ベース領域3に達する。また、p+型コンタクト領域6は、n+型ソース領域5の、後述するn型チャネル領域7側に対して反対側に、n+型ソース領域5に接するように設けられている。
-型炭化珪素エピタキシャル層4のn型炭化珪素エピタキシャル層2上の部分には、深さ方向にp-型炭化珪素エピタキシャル層4を貫通しn型炭化珪素エピタキシャル層2に達するn型チャネル領域7が設けられている。n型チャネル領域7は、n+型ソース領域5に接していない。n型チャネル領域7は、n型炭化珪素エピタキシャル層2とともにドリフト領域を構成する。p-型炭化珪素エピタキシャル層4の、n+型ソース領域5とn型チャネル領域7とに挟まれた部分の表面には、ゲート絶縁膜8を介してゲート電極となるゲート導電膜9が設けられている。ゲート導電膜9は、層間絶縁膜20で覆われている。
層間絶縁膜20は、第1層間絶縁膜10と、第2層間絶縁膜11とがゲート導電膜9側から順に積層されてなる。第1層間絶縁膜10は、リンおよびボロンを含まないシリコン酸化膜からなる絶縁体で構成される。第2層間絶縁膜11は、リンおよびボロンを含む不純物からなるシリコン酸化膜で構成される。シリコン酸化膜に含まれるリン濃度は、1.2mol%以上3.4mol%未満である。シリコン酸化膜に含まれるボロン濃度は、0mol%以上0.5mol%未満である。第1層間絶縁膜10および第2層間絶縁膜11は、チタンを含むバリアメタル膜12で覆われている。
さらに、バリアメタル膜12の表面の一部とコンタクトホールとを覆い、コンタクトホールを介してn+型ソース領域5およびp+型コンタクト領域6に接するソース電極13が設けられている。バリアメタル膜12およびソース電極13を覆うように電極パッド14が設けられている。電極パッド14は第1層間絶縁膜10および第2層間絶縁膜11によってゲート導電膜9と電気的に絶縁されている。ソース電極13は、例えばニッケルからなる。
バリアメタル膜12およびソース電極13の表面には、例えばアルミシリサイド(Al−Si)からなる電極パッド14が設けられている。n+型炭化珪素基板1の裏面(第2主面)全面には、n+型炭化珪素基板1とオーミック接合を形成する例えばニッケル(Ni)およびチタン(Ti)からなる裏面オーミック電極15が設けられている。裏面オーミック電極15の表面には、例えばチタン、ニッケルおよび金(Au)が裏面オーミック電極15側から順に積層されてなる裏面電極層16が設けられている。裏面オーミック電極15および裏面電極層16は、ドレイン電極(出力電極)である。
次に、実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法について説明する。図2〜図6は、実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。
まず、図2に示すように、例えば厚さ340μmのn+型半導体基板1を用意する。n+型半導体基板1は、例えば炭化珪素の四層周期六方晶(4H−SiC)からなる炭化珪素単結晶基板である。n+半導体基板1のおもて面は、例えば(000−1)面であってもよい。
次に、n+型炭化珪素基板1のおもて面に、n型炭化珪素エピタキシャル層2を形成する。n型炭化珪素エピタキシャル層2の不純物濃度および厚さは、例えば、それぞれ5×1015cm-3および10μmであってもよい。次に、例えばアルミニウム(Al)のイオン注入によって、n型炭化珪素エピタキシャル層2の表面層にp+型ベース領域3を選択的に形成する。p+型ベース領域3の不純物濃度は、2×1018cm-3であってもよい。
次に、n型炭化珪素エピタキシャル層2およびp+型ベース領域3の表面に、p-型炭化珪素エピタキシャル層4を形成する。p-型炭化珪素エピタキシャル層4の不純物濃度および厚さは、例えばそれぞれ5×1015cm-3および0.5μmであってもよい。次に、例えばリン(P)のイオン注入によって、p-型炭化珪素エピタキシャル層4の表面層にn+型ソース領域5を選択的に形成する。n+型ソース領域5の不純物濃度は、例えば2×1020cm-3であってもよい。
次に、図3に示すように、アルミニウムのイオン注入によって、n+型ソース領域5に接し、かつp-型炭化珪素エピタキシャル層4を深さ方向に貫通しp+型ベース領域3に達するp+型コンタクト領域6を選択的に形成する。p+型コンタクト領域6の不純物濃度は、例えば8×1020cm-3であってもよい。次に、窒素(N)のイオン注入によって、p-型炭化珪素エピタキシャル層4を深さ方向に貫通しn型炭化珪素エピタキシャル層2に達するn型チャネル領域7を選択的に形成する。次に、1600℃の温度で3分間の熱処理を行い、イオン注入により導入した不純物を活性化する。
次に、図4に示すように、例えばウェット雰囲気において1050℃の温度で熱酸化を行い、n+型ソース領域5の一部からn型チャネル領域7にわたって、p-型炭化珪素エピタキシャル層4の、n+型ソース領域5とn型チャネル領域7とに挟まれた部分の表面にゲート絶縁膜8を厚さ80nmで形成する。次に、ゲート絶縁膜8上に、リンをドープしたポリシリコン(poly−Si)からなるゲート導電膜9を厚さ480nmで形成する。ゲート導電膜9は、減圧CVD(Chemical Vapor Deposition)によって形成してもよい。
次に、ゲート導電膜9上に、例えば常圧CVD法によって形成されるNSGからなる第1層間絶縁膜10を厚さ200nmで形成する。第1層間絶縁膜10については、ゲート導電膜9と第2層間絶縁膜11との間の、ボロンまたはリン等の不純物の相互拡散を防ぐ目的によりボロンやリンを含まないシリコン酸化膜が好ましい。第1層間絶縁膜10としては、NSG(Non−Doped Silicon Glass)膜、TEOS膜、LTO膜、プラズマSiO2膜などを用いることができる。第1層間絶縁膜11の膜厚は、100nm以上280nm以下であることが好ましい。また、第1層間絶縁膜11の膜厚は、前述の相互拡散を防止するために100nm以上であることが好ましい。また、第1層間絶縁膜11が厚いと、アニール時、ワイヤボンディング時、実使用時などにクラックが発生しやすくなるために、第1層間絶縁膜11の膜厚は、最大でも280nm以下であることが好ましい。これにより、アニール時、ワイヤボンディング時、実使用時などにクラックが発生するのを防止することができる。
さらに、第1層間絶縁膜10上に、例えば常圧CVD法によって形成されるリン濃度が2.2mol%およびボロン濃度0.25mol%のBPSGからなる第2層間絶縁膜11を厚さ600nmで形成する。第2層間絶縁膜11としては、BPSG膜の他にもPGS膜を用いることができる。第2層間絶縁膜11中のリン濃度は、可動イオンに対するゲッタリング効果を奏すると共にバリアメタル膜12との良好な密着性を保持するために、少なくとも1.2mol%以上であることが好ましい。また、第2層間絶縁膜11中のリン濃度は、高くなるとリンの偏析による膜質の脆弱化やバリアメタル膜12との密着性の低下が発生するために最大でも3.4mol%未満であることが好ましい。
また、第2層間絶縁膜11の膜厚は、420nm以上1000nm以下とすることが好ましい。第2層間絶縁膜11の膜厚は、金属電極形成等、層間絶縁膜形成以降に層間絶縁膜の上に膜を形成する際に塩素(Cl)やナトリウム(Na)等の可動イオンが入り込んでしまう。その可動イオンが層間絶縁膜の中を拡散して通過し、ゲート電極や、その下のゲート酸化膜に到達してしまうと特性劣化が起きてしまう。この可動イオンをゲッタリングしてゲート電極やゲート酸化膜に届かせないようにするのがリン(P)を含んだ第2層間絶縁膜11の働きである。このゲッタリング効果を十分に働かせるために420nm以上であることが好ましい。第2層間絶縁膜11が厚いと、アニール時、ワイヤボンディング時、実使用時などにクラックが発生しやすくなるために、第2層間絶縁膜11の膜厚は、最大でも1000nm以下であることが好ましい。これにより、アニール時、ワイヤボンディング時、実使用時などにクラックが発生するのを防止することができる。また、第2層間絶縁膜11にクラックが発生すると、可動イオンに対するゲッタリング効果が低下し、バリアメタル膜12との密着性が低下する。このため、第2層間絶縁膜11にクラックが発生するのを防止することにより、ゲッタリング効果を奏し、バリアメタルとの良好な密着性を保持する。
第2層間絶縁膜11にはボロンが含まれていてもよい。これにより、第2層間絶縁膜11のリフロー性を向上させ、熱アニール時のクラックを防止することができる。ただし、ボロンの濃度は0.5mol%未満であるのが好ましい。これにより、チタンを含むバリアメタル膜12との良好な密着性を保持することができ、バリアメタル膜との良好な密着性を得ることができる。
次に、図5に示すように、例えば水素(H2)を4%含む雰囲気中において800℃の温度で10分間の熱アニール処理(リフロー)を行い、層間絶縁膜を平坦化する。ここで、熱アニール処理は、750℃以上900℃未満の温度で行う。例えば、水素(H2)を4%含む雰囲気は、水素(H2)を窒素(N2)で4mol%に希釈した気体雰囲気である。ここで、窒素を用いたが、窒素に代えてアルゴンやヘリウムを用いてもよい。次に、ドライエッチングによって、第1層間絶縁膜10および第2層間絶縁膜11を選択的に除去し、n+型ソース領域5およびp+型コンタクト領域6が露出するコンタクトホールを形成する。
次に、図6に示すように、第2層間絶縁膜11の表面を覆うように窒化チタンからなるバリアメタル膜12を厚さ110nmで形成する。バリアメタル膜12としては、窒化チタンの他にも、チタン膜、窒化チタンとチタンの積層膜などを用いることができる。バリアメタル膜12の膜厚は、クラックを防ぐ目的から80nm以上150nm未満であることが好ましい。バリアメタル膜12の膜厚は、電極パッド14を形成する金属元素がゲート絶縁膜8へ拡散し素子耐圧が低下するのを防止するために80nm以上であることが好ましい。また、バリアメタル膜12の膜厚は、熱アニール処理時のクラックの発生を抑止するために150nm未満であることが好ましい。次に、バリアメタル膜12をパターニングし、コンタクトホールにn+型ソース領域5およびp+型コンタクト領域6を露出させる。次に、バリアメタル膜12の表面およびコンタクトホールを覆うように、ニッケルからなるソース電極13を厚さ60μmで成膜する。
次に、n+型炭化珪素基板1の裏面である例えば(0001)面を清浄化する。次に、ニッケル膜とチタン膜とをn+型炭化珪素基板1の裏面に順に積層し裏面オーミック電極15を形成する。次に、水素を含む雰囲気中において975℃の温度で2分間の熱処理を行い、裏面オーミック電極15を焼結させる。裏面オーミック電極15を焼結させる場合、1200℃以下で、かつ20分以内であるならば900℃以上の温度とすることができる。次に、バリアメタル膜12およびソース電極13を覆うように、例えばアルミシリサイドからなるおもて電極パッド14を形成する。次に、裏面オーミック電極15上に、チタン膜、ニッケル膜、および金膜を順に積層し裏面電極層16を形成する。これにより、図1に示す炭化珪素半導体装置が完成する。
以上実施の形態で説明したように、本実施の形態によれば、層間絶縁膜上にバリアメタル膜を形成することにより、ソース電極を構成する電極材料が層間絶縁膜へ拡散することを防止することができる。これにより、層間絶縁膜の絶縁性が低下することを防止することができる。
また、実施の形態によれば、層間絶縁膜の最表面層を、リン濃度が1.2mol%以上3.4mol%のシリコン酸化膜で構成することにより、層間絶縁膜上に形成されるバリアメタル膜が剥離することを防止することができる。このため、バリアメタル膜と層間絶縁膜との良好な密着性を実現することができる。
実施の形態によれば、層間絶縁膜の最表面層を、ボロン濃度0mol%以上0.5mol%未満のシリコン酸化膜で構成することにより、チタンを含むバリアメタル膜12との良好な密着性を保持することができ、バリアメタル膜との良好な密着性を得ることができる。
また、実施の形態によれば、第1層間絶縁膜の厚さは100nm以上280nm以下で構成することにより、層間絶縁膜のクラックを防止することができる。
また、実施の形態によれば、第2層間絶縁膜の厚さは420nm以上1000nm以下で構成することにより、層間絶縁膜のクラックを防止することができる。
また、実施の形態によれば、バリアメタル膜は、厚さが80nm以上150nm以下のチタンを含む膜からなるように構成することにより、層間絶縁膜のクラックを防止することができる。
また、上記特許文献1では、パイロジェニック法によるゲート酸化によってゲート酸化膜を形成後に、層間絶縁膜として形成されるBPSG膜に900℃以上の温度で熱処理を行う。これにより、炭化珪素基板とゲート酸化膜との接合界面の界面順位密度が増加し、チャネル移動度が低下するという問題点がある。これに対して、実施の形態によれば、層間絶縁膜のアニール条件を750℃以上900℃未満の低温とすることで、絶縁ゲート構造を構成するゲート絶縁膜と炭化珪素半導体界面の界面準位密度が増加することを防止することができる。したがって、チャネル移動度が低下することを防止することができる。なお、750℃以下の温度とすると第2層間絶縁膜の熱収縮が十分でなく、以降の工程で750℃以上の温度が印加されると第2層間絶縁膜の追加の熱収縮が起こって形状不良が発生してしまうので750℃以上が好ましい。
以上において本発明では、MOSFETを例に説明しているが、上述した実施の形態に限らず、IGBTなど層間絶縁膜上に電極が形成される半導体装置にも適用することが可能である。例えば、本発明をIGBTに適用する場合、n+型半導体基板に代えて、p+型半導体基板を用いればよい。また、上述した実施の形態では、2層の絶縁膜が積層されてなる層間絶縁膜を例に説明しているが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で3層以上の絶縁膜が積層されてなる層間絶縁膜を形成してもよい。また、各実施の形態では第1導電型をn型とし、第2導電型をp型としたが、本発明は第1導電型をp型とし、第2導電型をn型としても同様に成り立つ。
以上のように、本発明にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法および炭化珪素半導体装置は、電力変換装置や種々の産業用機械などの電源装置に使用されるパワー半導体装置に有用である。
1 n+型炭化珪素基板
2 n型炭化珪素エピタキシャル層
3 p+型ベース領域
4 p-型炭化珪素エピタキシャル層
5 n+型ソース領域
6 p+型コンタクト領域
7 n型チャネル領域
8 ゲート絶縁膜
9 ゲート導電膜
10 第1層間絶縁膜
11 第2層間絶縁膜
12 バリアメタル膜
13 ソース電極
14 電極パッド
15 裏面オーミック電極
16 裏面電極層
20 層間絶縁膜

Claims (14)

  1. 炭化珪素からなる半導体層の第1表面に、導電膜−酸化膜−半導体からなる絶縁ゲート構造を形成する工程と、
    前記絶縁ゲート構造を構成するゲート導電膜を覆う第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜を覆う第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜との2層のみからなる積層膜に対して、熱処理を行うことによって層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜を深さ方向に貫通するソースコンタクトホールを形成する工程と、
    チタンを含むバリアメタル膜で前記層間絶縁膜と前記ソースコンタクトホールの一部を直接覆う工程と、
    前記バリアメタル膜の一部と前記ソースコンタクトホールを覆うソース電極を形成する工程と、
    前記バリアメタル膜の表面の一部と前記ソース電極を覆う電極パッドを形成する工程と、
    前記半導体層の第2主面に、裏面電極を形成する工程と、
    を含み、
    前記第1絶縁膜は、リンおよびボロンを含まないシリコン酸化膜からなり、
    前記第2絶縁膜は、リン濃度が1.2mol%以上3.4mol%未満で、かつボロン濃度が0mol%より大きく0.5mol%未満BPSGからなり、
    前記バリアメタル膜は、チタンを含む膜からなる、
    ことを特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1絶縁膜の厚さは100nm以上280nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2絶縁膜の厚さは420nm以上1000nm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  4. 前記バリアメタル膜の厚さは80nm以上150nm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1絶縁膜は、TEOS、NSG、LTO、プラズマSiO2膜のいずれか一つか
    らなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の炭化珪素半導体装置の製造
    方法。
  6. 前記層間絶縁膜を形成する工程は、
    750℃以上900℃未満の温度にて前記熱処理を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  7. 前記層間絶縁膜を形成する工程は、
    水素を4%含む雰囲気中で前記熱処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  8. 炭化珪素基板の第1主面に、前記炭化珪素基板よりも不純物濃度が低い第1導電型炭化珪素エピタキシャル層を成長させることにより前記半導体層を形成する工程を含み、
    前記絶縁ゲート構造を形成する工程は、
    前記半導体層の第1表面となる前記第1導電型炭化珪素エピタキシャル層の表面に、前記絶縁ゲート構造を形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  9. 炭化珪素からなる半導体層の表面に形成される導電膜−酸化膜−半導体からなる絶縁ゲート構造と、
    前記絶縁ゲート構造を構成するゲート導電膜を覆うように形成される第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜を覆うように形成される第2絶縁膜と、の2層のみからなる層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜を深さ方向に貫通するソースコンタクトホールの一部と、を直接覆うように形成されるチタンを含むバリアメタル膜と、
    前記バリアメタル膜の一部と前記ソースコンタクトホールを覆うように形成されるソース電極と、
    前記バリアメタル膜の表面の一部と前記ソース電極を覆うように形成される電極パッドと、
    前記半導体層の第2主面に形成される裏面電極と、
    を有し、
    前記第1絶縁膜は、リンおよびボロンを含まないシリコン酸化膜からなり、
    前記第2絶縁膜は、リン濃度が1.2mol%以上3.4mol%未満で、かつボロン濃度が0mol%より大きく0.5mol%未満のBPSGからなり、
    前記バリアメタル膜は、チタンを含む膜からなる、
    ことを特徴とする炭化珪素半導体装置。
  10. 前記第1絶縁膜の厚さは100nm以上280nm以下であることを特徴とする請求項9に記載の炭化珪素半導体装置。
  11. 前記第2絶縁膜の厚さは420nm以上1000nm以下であることを特徴とする請求項9または10に記載の炭化珪素半導体装置。
  12. 前記バリアメタル膜の厚さは、80nm以上150nm以下であることを特徴とする請求項9〜11のいずれか一つに記載の炭化珪素半導体装置。
  13. 前記第1絶縁膜は、TEOS、NSG、LTO、プラズマSiO 2 膜のいずれか一つからなることを特徴とする請求項9〜12のいずれか一つに記載の炭化珪素半導体装置。
  14. 炭化珪素基板の第1主面に形成される前記炭化珪素基板よりも不純物濃度が低い第1導電型炭化珪素エピタキシャル層を有し、
    前記絶縁ゲート構造は、前記第1導電型炭化珪素エピタキシャル層の表面に形成されることを特徴とする請求項9〜13のいずれか一つに記載の炭化珪素半導体装置。
JP2016223535A 2016-11-16 2016-11-16 炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素半導体装置 Active JP6822089B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016223535A JP6822089B2 (ja) 2016-11-16 2016-11-16 炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016223535A JP6822089B2 (ja) 2016-11-16 2016-11-16 炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018082054A JP2018082054A (ja) 2018-05-24
JP6822089B2 true JP6822089B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=62198289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016223535A Active JP6822089B2 (ja) 2016-11-16 2016-11-16 炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6822089B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7155634B2 (ja) * 2018-06-12 2022-10-19 富士電機株式会社 炭化珪素半導体装置および炭化珪素半導体装置の製造方法
JP7119814B2 (ja) 2018-09-14 2022-08-17 富士電機株式会社 炭化珪素半導体装置および炭化珪素半導体装置の製造方法
CN116364758B (zh) * 2023-03-30 2023-11-14 苏州龙驰半导体科技有限公司 SiC MOS器件

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4013842B2 (ja) * 2003-06-20 2007-11-28 日産自動車株式会社 炭化珪素半導体装置の製造方法
JP6086360B2 (ja) * 2012-04-27 2017-03-01 国立研究開発法人産業技術総合研究所 炭化珪素半導体装置の製造方法
JP6267624B2 (ja) * 2014-10-24 2018-01-24 住友電気工業株式会社 炭化珪素半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018082054A (ja) 2018-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6086360B2 (ja) 炭化珪素半導体装置の製造方法
JP5588670B2 (ja) 半導体装置
JP5745974B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP6192190B2 (ja) 炭化珪素半導体装置の製造方法および炭化珪素半導体装置
JP5860580B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP6197957B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP5668414B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP7054403B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2015142034A (ja) 半導体装置の製造方法
JP6822089B2 (ja) 炭化珪素半導体装置の製造方法、および炭化珪素半導体装置
JP2016225512A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2023080193A (ja) トレンチ型半導体装置の製造方法
JP5681835B1 (ja) 炭化珪素半導体装置の製造方法
JP2009099872A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP6295797B2 (ja) 炭化珪素半導体装置およびその製造方法
JP6296970B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP6041311B2 (ja) 炭化珪素半導体装置の製造方法
JP6500912B2 (ja) 炭化珪素半導体装置および炭化珪素半導体装置の製造方法
JP2018206872A (ja) 半導体装置
JP6690333B2 (ja) 炭化珪素半導体装置および炭化珪素半導体装置の製造方法
JP2017028219A (ja) 炭化珪素半導体装置およびその製造方法
JP2016111084A (ja) 半導体装置とその製造方法
JP6582537B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2014241426A (ja) 半導体装置
JP2015070192A (ja) 半導体装置の製造方法、半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200811

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6822089

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250