JP6821891B2 - 開封補助片を備えた箱 - Google Patents

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Description

本発明は、貼り付けられた封緘用の接着テープを剥がしやすくする開封補助片を備えた箱に関する。
従来、段ボール箱などの箱を封緘するに際しては、箱側面の上端に備えられた内フラップを段ボール箱の内側へ倒した後、外フラップを内フラップの上に重なるように段ボール箱の内側へ倒し、外フラップの先端同士を突き合わせるようにして、上蓋とする。
その後、ガムテープやクラフトテープなどの接着テープを、外フラップの先端突合せ部に沿って、長手方向に貼り付けるようにする。この時、接着テープの一方端は、段ボール箱の一方側の箱側面に延びるまで延貼されるとともに、接着テープの他方端は、段ボール箱の他方側の箱側面に届くまで延貼される。
さて、上記したように接着テープを用いて封緘された段ボール箱を開封するにあたっては、カッターなどの刃物を用いて接着テープを切り取るか、接着テープの端部を人の指や爪などにより一部剥がし、それを起点に、接着テープを段ボール箱から剥ぎ取るようにする。
上記した段ボール箱の開封方法は、一般的であり、家庭などで段ボール箱を開封するには何ら問題はない。
しかしながら、工場などにおいて多数に及ぶ段ボール箱を開封するに際しては、刃物を用いたり、人の爪に頼った開封は、問題が発生する場合がある。例えば、この段ボール箱の中に被梱包材として食品が梱包されており、食品が梱包された段ボール箱を多数開封する作業を行う「食品工場」などを考えてみる。
この場合、多数の段ボール箱の開封を行うため、人の爪に頼ったのでは作業者の負担が大きいこととなる。カッターなどの刃物を用いた開封を行った場合、刃物により被梱包物(この場合、食品)を傷つけることになったり、刃物片が被梱包物に混入するなどのコンタミ問題の発生が否めない。上記のことは、スーパーや百貨店などでの段ボール箱の開封時にも起こりうる話である。
加えて、昨今の環境問題の影響により、ゴミの分別が厳しくなっている。そのため、工場内においては、接着テープ(例えばプラスチック製)と、この接着テープの端などに着いた段ボール箱の破片(箱側面の一部が剥がれたものなどで紙製)を確実に分離し、廃棄する必要性が生じている。このようなゴミ分別までを考えた場合、従来の段ボールの開封手法は、あまり好ましいものとは思えない。
上記した問題に対応すべく、段ボール箱の開封に関し、いくつかの技術が開発されている。
例えば、特許文献1の技術では、箱側面に押込片を設けておき、押込片の基部側へかけて接着テープを貼り付け、開封に際し、押込片を押し込んで揺動させ、これに伴い、押込片から接着テープを剥離させて、接着テープの端部を摘み、接着テープを剥がすようにしている。
実用新案登録第3166259号公報
しかしながら、特許文献1が開示する開封方法により、段ボール箱を開封した際に、接着テープの端部に押込片が付着したまま、接着テープが剥がれる虞がある。
この場合、ゴミの分別の観点から、押込片が付着したままの接着テープを廃棄することはできないこととなる。そのため、わざわざ、剥離後の接着テープから押込片を剥がし、両者を別々にした上で、廃棄する作業を行う必要性が生じることとなる。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑み、構造が簡単でありながら、箱から接着テープのみを容易に剥離することを可能とする開封補助片を備えた箱を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明にかかる箱は、箱側面の上端に設けられたフラップを内側に折り込み、折り込んだフラップと前記箱側面との突合せ部を接着テープで貼り付けて封緘を行うようになされ、前記箱側面に接着テープの剥離を補助するための開封補助片が備えられた箱であって、前記開封補助片は、下側に設けられる第1片と、前記第1片の上側に設けられ且つ第1片とは横幅が異なる第2片と、を有しており、前記第1片及び第2片は、前記第1片の幅方向中央で互いに連結されており、前記第1片の側縁辺の上端と、第2片の側縁辺の下端との2点間が、前記箱側面に対して非切断状態とされていることを特徴とする。
好ましくは、前記第1片の側縁辺の上端と第2片の側縁辺の下端とが、非切断状態とされた折れ込み線により接続されているとよい。
好ましくは、前記第1片の下縁辺の下方には、当該第1片に隣接し且つ人の指を押し込むことで開孔を形成できる押し込み片が形成されているとよい。
好ましくは、前記第2片は接着テープより幅広とされていて、前記第1片は第2片より幅広とされているとよい。
好ましくは、前記箱側面において接着テープの端部が達する位置に前記第1片が存在するように、当該第1片が設けられているとよい。
本発明の技術によれば、構造が簡単でありながら、箱から接着テープのみを容易に剥離することが可能となる。
本実施形態の段ボール箱の斜視図である。 開封補助片を正面から見た図である。 開封補助片を用いて、接着テープをはがす手順を示した図である。 開封補助片を用いて、接着テープをはがす手順を示した図である。 開封補助片の他の実施形態(他の形状)を示した図である。
以下、図を参照しながら、本発明にかかる開封補助片1を備えた箱2について説明する。
以降では、本発明の箱2として、被梱包物を梱包し輸送する際に使用する段ボール紙で出来た箱体(段ボール箱2)を実施形態に挙げて説明を行う。被梱包物としては、特定のものに限定はされないが、例えば、食品工場などで用いられる段ボール箱2であれば、被梱包物としては、食品や食素材などが該当する。
段ボール箱2は、組立前は、一枚の段ボール材を所定の形状に型抜きしたブランクと呼ばれるものとなっている。ブランクは、展開状態で縦方向に3面、横方向に4面、縦横合計で12面の展開面を備えている。この12面の展開面のうち、縦方向のちょうど中間であって横方向に沿って連続して繋がるように位置する4面は、段ボール箱2に製函した際にいずれも側面を構成する面となっている。
また、側面を構成する4面の上側と下側とにそれぞれ隣接する4面はフラップといわれる面であり、箱側面4に対して折り込み自在に連結されている。これらフラップを構成する4面は、側面に対して折り込むことで段ボール箱2の底面と蓋面を構成可能となっている。なお、フラップを構成する面と、側面を構成する面との間には、機械で折り目を付けられた折り込み線が形成されている。
また、側面を構成する左右方向に並んだ4面の一方端側には、継ぎしろまたはのりしろと呼ばれる連結端が形成されている。この連結端を接着剤、テープ、金具などを用いて、連結端が形成された側とは左右方向の逆側のブランクに連結することで、段ボール箱2を組み上げて製函する構成とされている。
図1は、製函後の段ボール箱2を示す斜視図である。この箱側面4、特に、上フラップ3を折り込み突合せ状態にした時の突合せ線を延長した所にある箱側面4において、「開封補助片1」が形成されていることが、本発明にかかる段ボール箱2の特徴である。
図2に示す如く、開封補助片1は、段ボールの箱側面4の左右方向略中央部であって、上下方向の略中央部に形成されている。開封補助片1は、側面視で凸の文字に似た形状を呈するものとなっている。
詳しくは、開封補助片1の形成された段ボール箱2は、幅方向の両側に存在する側面の各上端に設けられたフラップを互いに内側へ折り込み、折り込んだフラップの突合せ端に沿って接着テープT(封緘テープ)を貼り付けることで、封緘を行うようになされ、接着テープTの端部が、箱側面4に形成された開封補助片1に達するものとなっている。
段ボールの箱側面4(上面に貼り付けられた接着テープTが延長して貼り付けられる側面)に形成された開封補助片1は、横長とされた第1片(B片10と呼ぶこともある)と、この第1片より短幅であって第1片の幅方向中央で上部に連続するように設けられた第2片(C片12と呼ぶこともある)とを有している。
詳しくは、図2などに示すように、B片10は、幅方向に細長い形状を呈していて、下縁辺は、箱側面4に対して切込みが入れられて、箱側面4から切断状態となっている。B片10の側縁辺は、上下方向を向き、箱側面4に対して切込みが入れられて、箱側面4から切断状態となっている。B片10においては、下縁辺の端部と側縁辺の下端とはR形状の曲線で結ばれている。このR形状部も、箱側面4に対して切込みが入れられて、箱側面4から切断状態となっている。
一方で、B片10の上縁辺は、箱側面4に対して切断されていない。谷折りを容易にするために、B片10の上縁辺の両端部(後述するC片12の側縁辺の下端とB片10の側縁辺の上端との間)には、押し込みやミシン目などで形成された水平に延びる「罫線11(折れ込み線)」が形成されている。なお、罫線11は、B片10の両側に存在する一方側の上縁辺の上端から他方側の上縁辺の上端まで、連続的に構成されていてもよい。
B片10の幅(左右方向に沿った幅)は、少なくとも人の指1本幅より幅広とされている。当然ながら、接着テープTの幅よりも広いことが必須条件である。図2に示す実施形態では、人の指の3〜4本程度分の幅を有している。B片10の高さは、人の指で摘まむことが可能な程度の距離、例えば、指1〜2本分を有している。
図2に示す如く、C片12(第2片)は、B片10の上縁辺に連続するように形成されており、幅方向に細長い形状を呈している。C片12の幅はB片10の幅よりも幅狭とされており、B片10の幅方向中央と、C片12の幅方向中央とは上下に沿って一致するものとなっている。C片12の高さはB片10の高さと略同じとされている。
C片12の両側の側縁辺は、上方に行くに従い近接するように傾斜して形成されており、C片12の両側の側縁辺は、箱側面4に対して切込みが入れられて、箱側面4から切断状態となっている。C片12の両側の側縁辺の上端同士は、水平線で結ばれ上縁辺とされている。この上縁辺も箱側面4に対して切込みが入れられて、箱側面4から切断状態となっている。
すなわち、B片10の側縁辺(切断部)の上端から水平方向に罫線11(非切断線)が数cm延び、それに続くように、C片12の側縁辺(切断部)が上方に立ち上がるように形成されている。
まとめれば、図2から明らかなように、本発明の開封補助片1は、B片10とC片12とが連続するようにして構成されており、マクロ視で凸の字の形状を呈している。B片10の上縁辺とC片12の下縁辺とは、中央部において連続しており切断されていない。また、B片10の上縁辺の両側(内両側)は、箱側面4と繋がっており切断されていない。開封補助片1の他の部分(辺)は、箱側面4と切断状態にある。
なお、段ボール箱2やブランク状態での移送時における、開封補助片1の不要な移動を防ぐために、開封補助片1を形成する辺(切断状態とされた辺)の一部と箱側面4との一部(数mm程度)とが連続状態(非切断部13)とされていることは好ましい。C片12の幅は、B片10の幅より狭いものとされているが、接着テープTより幅広とされていることは必須である。
さて、図2などに示すように、B片10の幅方向中央の下方であって、B片10の下縁辺に接するように、A片14(押し込み片)が形成されている。
このA片14は、人の指を押し込むことで開孔を形成できる押し込み片であり、A片14の上縁辺(言い換えれば、B片10の下縁辺)、及びA片14の両側の側縁辺は、箱側面4に対して切込みが入れられて、箱側面4から切断状態となっている。A片14の下縁辺は、箱側面4に繋がっているものとされている。そのため、このA片14を押し込み折り曲げることで、B片10の真下に開孔が形成されることとなる。A片14の幅方向の大きさは、人の指1〜3本分程度である。
なお、A片14を設けずに、開孔を初めから形成しておいてもよい。
[使用態様]
以上述べた、開封補助片1を用いて、段ボール箱2を開封するやり方について、図を基に説明する。
まず、本発明の開封補助片1を効果的に使用するためには、段ボール箱2の封緘において必須とされる条件がある。
それは、段ボール箱2の封緘する際に、上フラップ3を閉じて、上フラップ3の綴目に接着テープTを貼り付ける際に、接着テープTの端部を箱側面4に達するようにし、且つ開封補助片1に達する位置まで延貼する必要がある。
詳しくは、図2に示すように、接着テープTの端部は、開封補助片1のB片10の上下略中央の位置に達するようにしておくとよい。このことは、段ボール箱2の封緘を行う作業員に作業手順として遵守してもらってもよく、段ボール箱2の封緘を行う機械(例えば、封緘用の機械)において、接着テープTの長さを所定値に設定しておいてもよい。
以上のように、接着テープTの端部が開封補助片1に達する位置まで延貼された状態から、接着テープTを剥がし、段ボール箱2を開封する手順について説明する。
まず、図3(a)の状態において、図3(b)に示すように、段ボール箱2を開封する作業員は、親指などを用いて、開封補助片1のA片14を段ボール箱2内に押し込むようにする。すると、開封補助片1のB片10の直下に、作業員の指が最低でも1本入る開孔が形成される。
その後、図3(c)に示すように、使用者は、A片14により形成された開孔に指(図例では人差し指)を差し込み、B片10の下縁辺を掴んだうえで、B片10を外方且つ上方へ回しながら持ち上げるようにする。
この時、図3(c)に示す如く、開封補助片1の罫線11は、箱側面4と連続している(切れていない)ため、罫線11(左右方向を向く線)に沿って、B片10が外側上向きに移動するようになる。その時、同時に、C片12は、段ボール箱2の内側へ倒れ込むようになり、開封補助片1のB片10とC片12とは略水平状態となる。すなわち、開封補助片1のB片10とC片12は、水平方向を向く罫線11を軸芯とする回転扉のように回転し、B片10が段ボール箱2の外側へ、C片12が段ボール箱2の内側へ移動することとなる。B片10の幅がC片12の幅より大きいため、テコの原理の作用も兼ねあって、作業者は小さな力で、開封補助片1を回動することが可能となる。
この時、接着テープTは、C片12の上側の箱側面4と、C片12の下側のB片10とに跨るように、上下に延貼された状態を維持することとなるため、段ボール箱2の内側へ移動したC片12から接着テープTが剥がれることとなる。
なお、この剥離(C片12と粘着テープの剥離)を促すため、C片12の外表面に剥離剤を塗布しておいたり、C片12の外表面に潰しやエンボス加工を施し、接着テープTとの接着面積を少なくしておくことは好ましい。
その後、図4(a)に示すように、C片12が内側へ倒れ込むことで発現した開孔15と接着テープTの間に指を差し入れ、接着テープTの側方を摘む。なお、開孔15は図3(c)に符号で図示している。
図4(b)〜図4(c)に示すように、接着テープTの側方を摘んだまま、接着テープTを箱側面4から剥ぎ取るようにする。このようにすることで、開封補助片1を段ボール箱2に残したまま、刃物を使うことなく、接着テープTのみを剥ぎ取ることができるようになる。
つまり、本発明の開封補助片1を用いれば、段ボール箱2から接着テープTを容易にはがし取ることができ、更には、段ボール箱2を開封した際に、接着テープTの端部に段ボール箱2の一部が付着したまま、接着テープTが剥がれるといった不都合が生じることがない。そのため、わざわざ、剥離後の接着テープTから紙片を剥がし、両者を別々にした上で、廃棄する作業を行う必要性は生じないこととなる。
以上述べたように、本発明の段ボール箱2は、箱側面4に切断線を入れることで形成され且つ横長とされたB片10(第1片)と、箱側面4に切断線を入れることで形成され且つB片10より短幅であってB片10の幅方向中央で上部に連続するように設けられたC片12(第2片)とを有しており、B片10の側縁辺の上端とC片12の側縁辺の下端とが箱側面4に対して非切断状態とされている開封補助片1を有することで、構造が簡単でありながら、段ボール箱2から、接着テープTのみを容易に剥離することが可能となる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
例えば、開封補助片1の形状は、図2に示したように、マクロ視で凸の字型であればよく、詳細の形状は、様々なものに変更可能である。
例えば、図5に示すように、開封補助片1の形状には、5種類乃至はそれ以上の変形形状が考えられる。
図5(a)に示す開封補助片1は、C片12の上縁辺が水平ではなく、下方に「Vの字」状に曲がった形となっている。このため、C片12と箱側壁とが抵抗なく離脱するようになり、B片10を指で摘んで持ち上げるときに、軽い力で開封補助片1を回動でき、C片12から接着テープTを剥がし取ることが可能となる。図5(d)(e)も同じ構成を有するため、同様の作用効果を奏することとなる。
図5(b)(c)に示す開封補助片1は、C片12の上縁辺が水平ではなく、下方に円弧状乃至は上方に円弧状(膨張状)となっている。このような切込みによっても、C片12と箱側壁とが抵抗なく離脱するようになり、B片10を指で摘んで持ち上げるときに、軽い力で開封補助片1を回動でき、C片12から接着テープTを剥がし取ることが可能となる。
なお、本発明の箱2は、上述した実施形態の段ボール箱に限定されない。例えば、板紙を用いて形成された箱や、プラスチック製の板を用いて形成された箱(プラスチック段ボールの箱など)の用途にも、本発明の開封補助片1は採用可能である。
また、上述した実施形態では、上フラップ3を折り込み突合せ状態にした時の突合せ線に沿って接着テープTを貼り付けることで封緘を行う箱2の例を挙げたが、一枚の上フラップ3が箱2の開口全面を覆うような場合にも、本発明の箱2(言い換えれば、開封補助片1)を用いることができる。この場合、折り込まれた上フラップ3の端部と正面壁の端部を接着テープTで封緘し、接着テープTが跨っている正面壁の左右いずれかの端に開封補助片1を設けることで、接着テープTを容易に剥がし箱2を開封することができる。
1 開封補助片
2 段ボール箱
3 上フラップ
4 箱側面
10 B片(第1片)
11 罫線
12 C片(第2片)
13 非切断部
14 A片(押し込み片)
15 開孔
T 接着テープ

Claims (5)

  1. 箱側面の上端に設けられたフラップを内側に折り込み、折り込んだフラップと前記箱側面との突合せ部を接着テープで貼り付けて封緘を行うようになされ、前記箱側面に接着テープの剥離を補助するための開封補助片が備えられた箱であって、
    前記開封補助片は、下側に設けられる第1片と、前記第1片の上側に設けられ且つ第1片とは横幅が異なる第2片と、を有しており、
    前記第1片及び第2片は、前記第1片の幅方向中央で互いに連結されており、前記第1片の側縁辺の上端と、第2片の側縁辺の下端との2点間が、前記箱側面に対して非切断状態とされている
    ことを特徴とする開封補助片を備えた箱。
  2. 前記第1片の側縁辺の上端と第2片の側縁辺の下端とが、非切断状態とされた折れ込み線により接続されていることを特徴とする請求項1に記載の開封補助片を備えた箱。
  3. 前記第1片の下縁辺の下方には、当該第1片に隣接し且つ人の指を押し込むことで開孔を形成できる押し込み片が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の開封補助片を備えた箱。
  4. 前記第2片は接着テープより幅広とされていて、前記第1片は第2片より幅広とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の開封補助片を備えた箱。
  5. 前記箱側面において接着テープの端部が達する位置に前記第1片が存在するように、当該第1片が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の開封補助片を備えた箱。
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