JP6821420B2 - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、装置が設置された環境、例えば装置周囲の温度が変動すると、装置内に結露が生じることがある。装置内に生じる結露は、画像形成中のエラー発生や、形成した画像の画質悪化の原因となることもある。
特許文献1は、結露の発生しやすい夜間待機時にFAX受信をした際には受信データを出力するとともにメモリに保存することを開示している。また、特許文献2は、結露により画像形成中の高圧出力が急激に変化した場合に結露防止用ヒータを加熱することを開示している。
特開2000−209415号公報 特開2005−39477号公報
特許文献1の装置も特許文献2の装置も結露の発生により出力画像の画質が悪化してしまうかもしれない状況においても画像形成動作を実行してしまう。このような状況下で画像形成を実行してしまうと、画像形成出力した画像の品質を保つことができない。
本発明は、画像形成装置内で結露の発生により出力画像の画質が悪化してしまうかもしれない状況、例えば結露除去動作を実行している状態において画像形成の実行を制限することで、形成される画像の品質を保つことを目的とする。
上述の目的の少なくとも一つの達成するために、本発明の画像形成装置は、シート上に画像を形成する画像形成手段と、
ファンを回転させることにより、前記画像形成手段に発生した結露を除去する結露除去手段と、
第1のネットワークからデータを受信する第1受信手段と、
第2のネットワークからデータを受信する第2受信手段と、
を備え、
前記結露除去手段が結露除去を実行しているときは、前記第1受信手段が受信したデータに基づき前記画像形成手段が画像形成せず、前記第2受信手段が受信したデータに基づき前記画像形成手段が画像形成することが可能であることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置内で結露の発生により出力画像の画質が悪化してしまうかもしれない状況、たとえば結露除去動作を実行している状態において画像形成の実行を制限することで、形成される画像の品質を保つことができる。
第1の実施形態におけるMFPのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 画像形成部内の光学走査系の外観の一例を示す図である。 第1の実施形態におけるMFPのソフトウェア構成の一例を示す図である。 第1の実施形態における結露判定処理および結露対策処理の動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるファクシミリ受信の動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるファクシミリ受信画像の印刷及び記憶の処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるファクシミリ受信画像の印刷処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるPCプリントジョブの印刷処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるファクシミリ受信画像の記録および記憶の制御と、結露対策処理フラグの確認処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態における結露判定処理の制御処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態における結露判定処理の開始処理の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態におけるファクシミリ受信画像の印刷及び記憶の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態におけるMFP(Multi Function Peripheral)のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、MFP10は、CPU101、ROM102、RAM103、表示コントローラ104、表示部105、操作コントローラ106、操作部107を備える。また、MFP10は、eMMCホストコントローラ108、eMMC109、読取コントローラ110、読取部111、記録コントローラ112、記録部113を備える。さらに、MFP10は、USB(Universal Serial Bus)ホストコントローラ114、モデム115、網制御ユニット(NCU)116、ネットワークインタフェースカード(NIC)117を備えている。
CPU(Central Processing Unit)101は、システムバス118に接続される各デバイスを制御する。CPU101は、電源が供給されると、ROM(Read Only Memory)102に記憶されたブートプログラムを実行する。CPU101はブートプログラムを実行し、ストレージであるeMMC(embedded MultiMediaCard)109に保存されているメインプログラムをRAM(Random Access Memory)103にロードする。そして、ロードされたメインプログラムの先頭にジャンプする。RAM103は、メインプログラムのロード場所としてだけでなく、メインプログラムのワークエリアなどとしても機能する。
表示コントローラ104は、表示部105に対する描画を制御する。表示部105、28文字×7行の文字列、罫線、および、スクロールバーの表示が可能なLCD(Liquid Crystal Display)である。一方、操作コントローラ106は、MFPに装備された操作部107からの操作入力を受け付ける。操作部107は、テンキー、カーソルキー、ワンタッチキーなどを備える。
読取部111は、原稿の読み取りを行う。読取部111は原稿送り装置を備えていても良い。原稿送り装置を備えた読取部111は、複数枚の原稿を自動的に読み取ることができる。読取部111は読取コントローラ110に接続されており、CPU101は読取コントローラ110を介して読取部111とデータを送受信する。
また、記録部113は、電子写真方式でシート上に印刷(画像形成)を行う。記録部113は記録コントローラ112に接続されており、CPU101は記録コントローラ112を介して記録部113とデータを送受信する。
USBホストコントローラ114は、USBのプロトコル制御を受け持ち、USBメモリ(不図示)などUSBデバイスに対するアクセスを仲介する。
モデム115は、ファクシミリ通信に必要な信号の変調・復調を行う。また、モデム115はNCU116に接続されている。モデム115で変調された信号は、NCU116を介して公衆回線網(PSTN)へ送出される。
NIC117は、LAN(Local Area Network)を介して、メールサーバ、ファイルのサーバ、クライアント端末などとデータを送受信する。第1の実施形態におけるLANは、イーサネット(登録商標)によって構築されたものでもよいし、IEEE802.11に準拠した無線ネットワークであってもよい。
本実施例のMFP10は、ストレージとしてeMMC109を備える。CPU101は、eMMCホストコントローラ108を介してeMMC109にアクセスする。なお、eMMC109の代わりにハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。
記録部113は、CPU200、ROM201、RAM202、シリアルインタフェース203を備える。また、記録部113は、I/O204、画像形成部205、用紙搬送系ユニット206、温度センサ207を備える。
CPU200は、電源が供給されると、ROM201に記憶された記録部制御プログラムを実行する。RAM202は、記録部制御プログラムのワークエリアなどとして機能する。また、CPU200は、シリアルインタフェース203を介して、MFP10のメインプログラムによって発行された各種命令を受信する。そして、受信した各種命令にしたがって、システムバス208に接続されるI/O204を介して、画像形成部205や用紙搬送系ユニット206を制御する。さらに、CPU200は、I/O204を介して温度センサ207による温度測定結果を取得することができる。
画像形成部205は、電子写真方式により用紙搬送系ユニット206により搬送されたシートに対して画像形成を行う。温度センサ207は、MFP10内の、例えば画像形成部205付近に配置され、MFP10の機内温度として画像形成部205付近の温度を計測する。ファン209はMFP10機内の空気を排出する。これによりMFP10機内に空気の流れを生み出し、MFP10機内と機外の温度差が小さくすることができる。
図2は、画像形成部205内の光学走査系の外観の一例を示す図である。レーザ駆動システム回路226は、発光素子である半導体レーザ214に駆動電流を供給するための回路であり、半導体レーザ214は、駆動電流に応じた発光量でレーザ光を出射する。半導体レーザ214より出射されたレーザ光は、コリメータレンズ216によりビーム形状が整形され平行ビームとされたうえで、回転するポリゴンミラー218により、fθレンズ220に走査される。そして走査されたレーザ光は、fθレンズ220により、軸転される感光ドラム210の表面上に結像され、且つ、感光ドラム210の水平方向に走査される。
一方、感光ドラム210の一端側の走査位置に対応して反射ミラー222が設けられ、走査開始位置に投射されるレーザ光をBD(Beam Detect)検出素子(同期信号検出素子)224に向けて反射させている。そして、このBD検出素子224の出力により、レーザ光の走査の開始タイミングを決定する。
ここで、感光ドラム210上に結露が発生すると、電子写真方式による画像形成に支障をきたし、正しく画像が形成できなくなることがある。この場合、シート上に形成される画像の品質を保つことができなくなる。また、BD検出素子224に結露が発生すると、BD検出素子224レーザ光を検出することができなくなることがある。この場合、レーザ光の走査開始タイミングを決定することができず、MFP10はエラー状態となる。
図3は、第1の実施形態におけるMFP10のソフトウェア構成の一例を示す図である。図3において実線で示した各部は、CPU101が前述したブートプログラムでRAM103にロードされたメインプログラムを実行することにより実現されるソフトウェアモジュールである。
メインプログラムは、OS(Operating System)301によって後述するそれぞれのモジュールの実行が管理・制御されている。OS301には、デバイスドライバ308が組み合わされている。デバイスドライバ308は、記録コントローラ112やモデム115などのハードウェアデバイスとのやり取りを仲介する。
UI(User Interface)部302は、表示部105および操作部107を介して各種情報をユーザに提供するとともに、ユーザからの各種指示を受け付ける。
ジョブコントローラ303は、コピーやプリント、ファックスなどのジョブを受け付け、受け付けたジョブの実行を制御する。
ストレージ部306は、ファクシミリ送信する、あるいは、ファクシミリ受信した画像やユーザ設定などのデータを、物理的にeMMC109へ格納して管理するソフトウェアモジュールである。
例えば、ジョブコントローラ303がファックスジョブを受け付けると、スキャン307はそのジョブ要求を受けて読取部111を制御して原稿をスキャンする。そして、スキャンしたファクシミリ画像データをストレージ部306へ格納する。ストレージ部306に格納されたファクシミリ画像データはFax部304によって読み出され、モデム115、NCU116を介して相手先にファクシミリ送信される。あるいは、モデム115、NCU116を介して相手先からファクシミリ受信した画像データは、Fax部304によって取り込まれ、ストレージ部306へ格納される。
プリント305は、記録コントローラ112を介して、記録部113へ予め定められた各種命令を送出するとともに、記録部113の状態を受信して、記録部113の動作を制御する。例えば、ファクシミリ受信画像の印刷を行う場合、記録部113へ印刷命令を送出した後、ストレージ部306に格納されている画像ファイルを読み出して、画像ファイルに含まれる画像データを記録部113へ転送する。
MFP10は、VM(Virtual Machine)/FW(Framework)部309を備える。拡張アプリケーション部310は、スクリプト言語で記述された任意のプログラム等から構成される。
図4は、第1の実施形態における記録部113の結露判定処理および結露対策処理の動作の一例を示すフローチャートである。図4の処理は、例えば、ユーザによる設定によって、MFP10が結露対策モードで動作するように設定された場合に実行されるようにすることができる。例えば、ユーザは操作部107を介して結露対策処理のオン/オフを設定でき、ユーザから受け付けた設定内容はeMMC109等に記憶しておく。図4に示すフローチャートは、結露対策処理がオンに設定されているときに実行される。
ステップ(以下、ステップをSと略称する)4−001からS4−008までの結露判定処理は、図2で触れた記録部制御プログラムの一部で、記録部113のCPU200に電源が供給されると自動的に実行される。あるいは、CPU101がプログラムを実行することにより、CPU200に対して4−001からS4−008までの結露判定処理を実行させることとしてもよい。
まずS4−001において、図2記載の温度センサ207からMFP10の機内温度の測定結果t(i)を取得する。次にS4−002では結露対策処理が実行中であるか否かを判定する。後述する結露対策処理が実行中でなければS4−003に進む。結露対策処理が実行中であればS4−006に進む。
S4−003では、後述する所定時間S1前に測定した機内温度t(i−1)が、予め定められた温度T1以下であるか否かを判定する。機内温度t(i−1)はRAM202に記憶されており、S4−003ではRAM202から機内温度t(i−1)を読み出す。もしT1以下であればS4−004に進み、そうでなければS4−006に進む。なお、MFP10が起動した直後など、所定時間S1前に測定した機内温度が得られない場合には、S4−003からS4−006へ進む。
S4−004では、S4−001で取得した環境温度t(i)と所定時間S1前に測定した環境温度t(i−1)との差が、予め定められた値Dより大きいか否かを判定する。もしDより大きいならばS4−005に進み、そうでなければS5−006に進む。
S4−005は、S4−003でt(i−1)が予め定められた温度T1以下であると判定され、かつ、S4−004でt(i)−t(i−1)が予め定められた値Dより大きいと判定されたとき実行される。これは、結露が発生しやすい比較的低い温度において、MFP10機内の温度が上昇したことで、結露発生の可能性があることを意味している。S4−005では、結露対策処理を起動して、S4−006に進む。
S4−006では、S4−001で測定した環境温度t(i)をRAM202に記憶する。そして、ステップS4−007において所定時間S1が経過するのを待つ。所定時間が経過したらステップS4−008でiをひとつ進めて、ステップS4−001に戻る。すなわち、ステップS4−007およびステップS4−008によって所定時間S1の周期で環境温度t(i)が測定されることになる。
S4−010からS4−014までの処理は結露対策処理であって、S4−005の処理によって起動される。
まずS4−010において、結露対策処理を開始したこと(言いかえるとMFP10の機内で結露が発生している可能性があること)を、シリアルインタフェース203を介してCPU101へ通知する(以下、この通知を結露除去動作通知と呼ぶ)。CPU101はメインプログラムを実行しており、メインプログラムがこの結露除去動作通知の受信を認識すると、RAM202内の結露対策処理フラグをオンにセットする。結露対策処理フラグは、記録部113において結露対策処理が実行されているときにオンとなるフラグである。
次にS4−011で、画像形成部205が備えるファン209を全速で回転させる。これは、MFP10機外の温度に対する機体内部の温度の追従を促進し、MFP10内部に発生した結露を除去したり、結露が発生しやすい状態から回復させるためでの動作ある。第1の実施形態では結露対策処理としてファン209を全速で回転させるものとするが、結露を除去する効果を得られるのであれば全速以外の回転速度で回転するものでもよい。
S4−012では、ファン209を回転させたまま所定時間S2が経過するまで待つ。所定時間S2は、ファン209を全速で回転させればMFP10内部の結露が解消するであろうことが期待される予め定められた時間である。
所定時間S2が経過したらS4−013に進み、ファンを停止する。なお、S4−011を実行する前からファン209が所定の回転数で回転していた場合、S4−013ではファンを停止せず、所定の回転数に戻す。
そして、ステップS4−014において、結露対策処理を終了したこと(言いかえるとMFP10機内の結露が解消したこと)をS4−010と同様にCPU101へ通知して、結露対策処理を終了する。
なお、結露対策処理が終了したことを通知されたCPU101は、結露対策処理フラグをオフにセットする。
図5は、第1の実施形態におけるファクシミリ受信の動作の一例を示すフローチャートである。図5のフローチャートに示す各ステップは、CPU101がRAM103に展開されたメインプログラムを実行することにより実現される。具体的には、Fax部304を構成するプログラムの一部が実行する本フローチャートを実行する。NCU116を介して着信を受け、ファクシミリ受信手順のネゴシエーションが完了したならば、ファクシミリ受信の処理を開始する。
S5−001において、1ページのファクシミリ画像の受信が完了するのを待つ。1ページのファクシミリ受信が完了したら、S5−002へ進み、受信したファクシミリ画像を定められた画像フォーマットに変換して、ストレージ部306がeMMC109に1ページの画像ファイルとして保存する。
次にS5−003において、ファクシミリ受信手順で後続ページが存在する信号を受けたか否かを判定する。もし後続ページがあるならばS5−001に戻り、後続のページがなければS5−004に進む。S5−004では、ファクシミリ受信のジョブを終了する。
図6は、第1の実施形態におけるファクシミリ受信画像の印刷及び記憶の処理の一例を示すフローチャートである。図6のフローチャートに示す各ステップは、CPU101がRAM103に展開されたメインプログラムを実行することにより実現される。具体的には、プリント305を構成するプログラムの一部が実行する本フローチャートを実行する。本フローチャートは、メインプログラムの初期化処理後に自動的に実行開始する。
S6−001において、図5のフローチャートによるファクシミリ受信処理が実行され、ファクシミリ受信ジョブがひとつ以上生成されるまで待つ。具体的には、ストレージ部306によりファクシミリ受信画像の保存が行われるのを待つ。もしファクシミリ受信ジョブが存在するならば、S6−002に進む。
S6−002では、結露対策処理フラグがオンにセットされているか否かを判定する。結露対策処理フラグがオンでないならS6−003に進み、結露対策処理フラグがオンであるならS6−005に進む。
S6−003では、記録部113が印刷を実行できる状態か否かを判定する。例えば、シート紙やトナーがなくなったり、印刷中にジャムが発生したりした場合、印刷できる状態では無い(印刷不可)と判定される。印刷不可でなければS6−004に、そうでなければS6−005に進む。
S6−004では、ファクシミリ受信画像を印刷する。詳細は後述する。S6−004が終わったら、S6−001に戻る。
ステップS6−005では、ファクシミリ受信された画像が印刷されずにメモリ(eMMC109)に記憶保持されている旨のメッセージを表示部105に表示するように、UI部302に要求する。
S6−002において結露対策処理フラグがオンに設定されている状態では、記録部113内部では結露が発生した状態であると考えられる。このような場合に受信したファクシミリ画像を印刷してしまうと、印刷が正しく行われなかったり、画質の良くない印刷が行われたりする可能性がある。そこで、このような状態では印刷を行わずにファクシミリ画像をメモリに保存した状態にしておく。結露対策処理は上述の所定時間S2が経過すれば終了し、これにより結露対策処理フラグはオフになる。するとS6−002の判定は否となり、S6−004へ進んでメモリに保存されたファクシミリ画像を印刷することができる。
図7は、第1の実施形態におけるファクシミリ受信画像の印刷処理の一例を示すフローチャートである。図7のフローチャートに示す各ステップは、CPU101がRAM103に展開されたメインプログラムを実行することにより実現される。具体的には、プリント305を構成するプログラムの一部が実行する本フローチャートを実行する。
S7−001では、結露対策処理フラグがオンにセットされているか否かを判定する。結露対策処理フラグがオンでないならS7−002に進み、結露対策処理フラグがオンであるなら本フローチャートを終了する。
S7−002では、記録部113が印刷を実行できる状態か否かを判定する。印刷不可でなければS7−003に、そうでなければ本フローチャートを終了する。
S7−003では、eMMC109に保存され、印刷すべき画像データが存在しているか否かを判定する。もし存在しているならばS7−004に進む。印刷すべき画像データが存在していないならばS7−007に進む。
S7−004において印刷すべき画像データを印刷する。より具体的には、画像データをeMMC109から読み出し、印刷に係る命令および読みだした画像データを、記録コントローラ112を介して記録部113に送ることで、記録部113に該画像の印刷を行わせる。
S7−005ではS7−004での印刷が成功したか否かを判定する。もし成功したならば、S7−006に進み、印刷を行った画像データをeMMC109から消去する。もし印刷に失敗したならば、S7−001に戻り当該画像データの印刷を再度実行する。
S7−003で印刷すべき画像データが存在しないと判定されたならばS7−008に進み、ファクシミリ受信ジョブの管理情報をeMMC109から消去してファクシミリ受信ジョブの印刷を終了する。
図8は、第1の実施形態におけるPCプリントジョブの印刷処理の一例を示すフローチャートである。図8のフローチャートに示す各ステップは、CPU101がRAM103に展開されたメインプログラムを実行することにより実現される。具体的には、プリント305を構成するプログラムの一部が実行する本フローチャートを実行する。
MFP10外部の情報処理装置の一例であるPC(Personal Computer)から送信される印刷データを、NIC117を介して受信し、受信した印刷データに基づき印刷を実行することをPCプリントジョブという。
第1の実施形態のMFP10は、記録部113での結露対策処理の実行中にPCプリントジョブに基づく印刷の実行を許可するか否かをあらかじめ設定しておくことができる。この設定を印刷優先設定と呼ぶ。印刷優先設定は操作部107を介してMFP10のユーザや管理者の指示によって行われ、設定内容はeMMC109に記憶される。なお、印刷優先設定がオンに設定されていたとしても、ファクシミリ受信した画像データを結露対策処理中に印刷することは許可されない。即ち、図7のフローチャートで説明した処理の内容は、印刷優先設定の設定内容に従うものではない。
まず、S8−001において、印刷優先設定の設定内容を確認する。もし印刷優先設定がオフに設定されているならば、S8−002に進む。印刷優先設定がオンであればS8−002をスキップしてS8−003に進む。すなわち、印刷優先設定がオンに設定されている場合、PCプリントジョブは結露対策処理フラグがオンであっても印刷を実行する。結露対策処理フラグがオンのとき、記録部113では結露対策処理を実行しているが、必ずしもMFP10の機内で結露が発生しているとは限らない。PCプリントジョブの場合、仮にMFP10が結露の影響を受けて印刷出力した画像の画質が良くなかった場合でもユーザはPCからの印刷指示を再度行うことができる。よって、印刷が行われなくなることを避けたいユーザは印刷優先設定をオンにすればよい。
S8−002では、結露対策処理フラグがオンにセットされているか否かを判定する。結露対策処理フラグがオンでないならS8−003に進み、結露対策処理フラグがオンであるならS8−009に進む。
S8−003では、記録部113が印刷を実行できる状態か否かを判定する。もし、印刷不可でなければS8−004に、そうでなければS8−009に進む。
S8−004では、印刷すべき1ページの画像データの印刷を実行する。続いてS8−005で印刷が成功したか否かを判定する。成功したならばS8−006に進み、そうでなければS8−001に戻る。
ステップS8−006では、印刷が成功したページの画像データをeMMC109から消去する。
ステップS8−007では、印刷すべき次の1ページの画像データが存在するか否かを確認する。印刷すべき次の1ページの画像データが存在するならばS8−001に戻り次の1ページの画像データの印刷を行い、そうでなければS8−008に進む。
S8−008では、すべてのページの印刷が終わったPCプリントジョブの管理情報をeMMC109から消去して、PCプリントジョブの印刷処理を終了する。
S8−009では、PCプリントジョブの記録が、結露または記録不可の要因で保留になっている旨のメッセージを表示部105に表示するように、UI部302に要求する。
以上、第1の実施形態によれば、MFP10が結露対策処理を実行しているときは、MFP10内に結露が発生している可能性が高いので、その間はファクシミリ受信に基づく画像形成動作を制限し、受信したファクシミリ画像データは保存しておく。これにより、画質の良くない無駄な出力を避け、結露発生中はファクシミリ受信した画像データの消失を防ぐことができる。
また、MFP10の設定によってはPCプリントジョブに対してもファクシミリ受信時と同様な制御を行うことができる。
なお、読取部111で読み取った原稿上の画像を記録部113で印刷するコピー動作に対しても図8のフローチャートを適用してもよい。
<第2の実施の形態>
第1の実施形態では、結露対策処理フラグがオンになっている状態を、印刷不可の状態と同様に扱うように構成した。しかしながら、結露対策処理フラグがオンになっている状態と印刷不可の状態を同様に扱わないようにしても良い。
図9は、第2の実施形態におけるファクシミリ受信画像の記録および記憶の制御と、結露対策処理フラグの確認処理の一例を示すフローチャートである。なお、第2の実施形態におけるMFP10の装置構成、ソフトウェア構成は図1〜図3に示したものと同じである。また、記録部113における結露判定処理及び結露対策処理は図4に示したものと同じである。
図9のフローチャートに示す各ステップは、CPU101がRAM103に展開されたメインプログラムを実行することにより実現される。
図9のフローチャートにおいて、S9−001、S9−003、S9−004、S9−005はそれぞれ、図6のフローチャートにおけるS6−001、S6−003、S6−004、S6−005と同じである。
第2の実施形態におけるMFP10は、ファクシミリ受信画像をメモリに記憶して印刷を行わないようにするための設定(強制メモリ受信設定)9000をeMMC109に記憶することができる。S9−002では、強制メモリ受信設定9000の内容を確認する。もし強制的にメモリに記憶する設定であるならばS9−006に進み、そうでなければS9−003に進む。
S9−006では、ファクシミリ受信画像を印刷せずにeMMC109に記憶するとともに、メモリに記憶している旨のメッセージを表示部105に表示するように、UI部302に要求して、S9−001に戻る。
一方、結露対策処理フラグの確認処理は、S9−007からS9−012までのステップによって構成される。
まずS9−007において、結露対策処理フラグの内容を確認する。結露対策処理フラグがオンであるならば、S9−008に進む。一方、結露対策処理フラグがオフであるならば、S9−011に進む。
S9−008では、強制メモリ受信設定9000の現在の設定値をeMMC109内の所定の領域に一時退避する。
次にS9−009において、強制メモリ受信設定9000の設定値を「記憶する」を示す値に書き換える。
そしてS9−010において、操作部107による設定の書き換えを禁止するようにUI部302に要求する。要求を受けたUI部302は、ユーザによる設定変更ができないように、強制メモリ受信設定9000を設定するメニュー表示をグレーアウトする。
一方、S9−011では、S9−008で一時退避した設定値を強制メモリ受信設定9000に書き戻す。
そしてS9−012において、操作部107による設定の書き換え禁止を解除するようにUI部302に要求する。
以上、第2の実施形態によれば、結露対策フラグがオンである状態を記録不可の状態と同様に扱わなくても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、強制メモリ受信されたファクシミリ受信画像を、表示部105や、NIC117を介して接続されたPC等のWebブラウザで閲覧できるようにすれば、ユーザの利便性がより向上する。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態では、MFP10が省電力状態に遷移した後も、機内温度を計測するタイミングになったら通常の電力状態に復帰して機内温度を計測する例について説明する。ここで省電力状態とは、少なくとも記録コントローラ112及び記録部113への通電を停止することにより、装置全体の消費電力を通常の電力状態よりも低くした状態である。本実施形態では、省電力状態であっても、CPU101には通電がなされており、省電力状態であってもCPU101は記録部113に対して結露判定処理を実行させる制御が可能である例について説明する。なお、CPU101への通電も停止されるような省電力状態に移行した後に、タイマが定期的にCPU101を起こし(すなわち、通電状態にさせ)、CPU101が以下の動作を実行できるようにすることとしてもよい。
省電力状態の場合、記録部113への通電が停止されるので、記録部113内の温度センサ207による機内温度の計測ができない。そこで、省電力状態中でも動作が停止しないCPU101が、記録コントローラ112及び記録部113を制御して、所定のタイミングになったら記録部113を省電力状態から復帰させる。復帰した記録部113は図4を用いて説明した結露判定処理を実行する。結露判定処理の結果、結露対策処理が必要であると判断した場合(S4−004でYes)には、結露対策処理を実行する。必要でないと判断した場合(S4−004でNo)には、省電力状態に戻る。
本実施形態に係る結露判定処理の実行制御について、図10を用いて説明する。図10の処理は、CPU101がROM102に格納されたプログラムを実行することにより、記録部113に実行させる処理である。
CPU101は、結露対策処理フラグがオンになっているかを判定する(S1001)。結露対策処理フラグがオフの場合には、ステップS1001の処理を繰り返す。一方、結露対策フラグがオンになっている場合には、MFP10がスリープ状態であるかを判定する(S1002)。MFP10がスリープ状態でない場合には、ステップS1001の処理に戻る。MFP10がスリープ状態である場合には、CPU101は、スリープ状態のまま所定時間S3が経過したかを判定する。本実施形態において、所定時間S3は、例えば、図4に示した所定時間S1よりも長い時間間隔とすることができる。スリープ状態のまま所定時間S3が経過していなかったら、ステップS1001の処理に戻る。スリープ状態で所定時間S3が経過した場合には、CPU101は、記憶部113をスリープ状態から復帰させる(S1004)。スリープ状態から復帰すると、記憶部113は、図4を用いて説明した結露判定処理及び結露対策処理を実行する。
記憶部113において結露判定処理が実行されると、CPU101は記憶部113から結露判定処理の結果の通知を受信する(S1005)。CPU101は、受信した通知に基づいて、スリープ状態への移行が可能かを判定する(S1006)。本実施形態において、CPU101は、記録部113から結露が発生していない旨の通知を受信したことを少なくとも含むスリープ移行条件が満たされている場合には、スリープ移行可能であると判定する。一方、結露が発生しており、図4を用いて説明した結露対策処理が実行された場合には、スリープ移行が可能ではないと判定する。CPU101は、スリープ移行が可能ではないと判定した場合には、ステップS1001の処理に戻る。スリープ移行が可能であると判定した場合には、CPU101はMFP10をスリープ移行させて(S1007)、ステップS1001の処理に戻る。
本実施形態ではステップS1005において結露判定処理の結果を受信する例について説明したが、この処理を実行しなくてもよい。結露判定処理の結果、結露対策処理が必要であると判断され実行された場合には、ファンの回転などが開始されるので、ステップS1006において、スリープ移行は可能ではないと判定することができる。一方、ファンの回転などがないまま所定時間経過した場合には、ステップS1006においてスリープ移行可能であると判定して、S1007においてスリープ移行させることとしてもよい。
次に、スリープ状態から復帰した際に記録部113が実行する処理について図11を用いて説明する。記録部113はスリープ状態からの復帰であるかを判定する(S1101)。スリープ状態からの復帰である場合、結露対策処理フラグがオンになっているかを判定する(S1102)。結露対策処理フラグがオフである場合には処理を終了する。一方、結露対策処理フラグがオンである場合には、図4を用いて説明した結露判定処理を実行する(S1103)。そして、結露判定処理の結果をCPU101に通知する(S1104)。
本実施形態によれば、MFP10がスリープ状態に移行した後も、定期的にMFP10の機内温度を計測し、結露が発生していると判定した場合には結露対策処理を開始させることができる。
<第3の実施の形態>
実施形態1及び実施形態2では、ファクシミリ受信画像の記録制御について、結露が発生した場合には強制メモリ受信を行う例について説明した。本実施例では、強制メモリ受信設定に基づいてファクシミリ受信画像を記録するのではなく、結露対策処理の実行状態を印刷不可状態として扱うことにより、受信画像をメモリ代行保持する例について説明する。本実施形態では、CPU101は、図6及び図9に示した処理に替えて、図12に示した処理を実行する。その他の構成、処理については実施形態1或いは実施形態2に示した内容と同様であるため、説明を省略する。
図12はCPU101がROM102に記憶されたプログラムを実行することにより実現される処理である。ステップS1201では、ファクシミリの受信画像が存在するかを判定する。存在しない場合にはステップS1201の処理を繰り返す。一方、受信画像が存在する場合には、ステップS1202の処理に進む。ステップS1202では、MFP10が印刷不可状態であるかを判定する。ここで本実施形態に係る印刷不可状態には、ファンが回転中等の結露対策処理中も含まれることとする。印刷不可状態でなければ、受信したファクシミリ画像を印刷する(S1203)。ファクシミリ画像の印刷処理の詳細については、図5を用いて説明した内容と同様であるため、説明を省略する。印刷不可状態である場合には、CPU101は、受信した画像をメモリに代行保持させる制御を行う(S1204)。そして、表示部にメモリ代行保持表示要求を行ってステップS1201の処理に戻る。
以上のような処理によっても、結露発生に伴って結露対策処理が実行されている場合には、受信したファクシミリ画像を印刷しないようにすることができる。従って、画質の良くない無駄な出力を避け、結露発生中はファクシミリ受信した画像データの消失を防ぐことができる。また、実施形態1及び2のように、強制メモリ受信設定のオンオフについてフラグで管理しなくても、上記の効果を実現することができる。
<その他の実施の形態>
第1および第2の実施形態では、結露対策処理フラグがオンである状態ならばファクシミリ受信画像の印刷を行わないように構成した。しかしながら、例えば次のように構成することで、印刷を行わないようにしなくても、結露発生中に受信データが失われることの防止と、結露除去処理とを両立させることは可能である。すなわち、図6のステップS6−002を削除する。そして、図7のステップS7−001を、ステップS7−005とS7−006の間、および、ステップS7−008の前に移動する。そして、ステップS7−003を未印刷のページが存在するか否かの判定に変更すれば、結露対策処理フラグがオンである状態であってもファクシミリ受信画像の記録動作は実行されるようになる。それでもなお、結露発生中に受信データが失われることの防止と、結露除去処理とを両立させることは可能となる。ただし、画質の悪い印刷を行ってしまう可能性は残る。
また、第1の実施形態では、図4の記録部結露判定処理において、温度センサから得られる絶対温度と単位時間当たりの変化量とから結露の発生を推測するように構成した。しかしながら、結露の判定は、これに限定されるものではない。例えば、図2記載の記録部113が更に湿度センサーも具備し、温度センサ207と湿度センサーの測定結果から結露を推測すれば、より正確な判定が可能になる。あるいは、感光体の帯電状態に基づいて結露の有無を判断してもよい。
また、第1および第2の実施形態では、記録部における結露発生の判定は常に実行されるように構成した。一方で、結露は気温が低い限られた環境で起きることが一般的である。したがって、例えばメインプログラムによるMFP10の設置時のナビゲーションでユーザの環境を選択させ、気温が低い地域で運用されるときだけ記録部に結露の判定を実行させるようにしてもよい。
また、上述の各実施形態における結露対策処理は記録部113の画像形成部205が備えるファンを全速で回転させることであったが、結露対策処理はこれに限らない。例えば、結露防止ヒータを画像形成部205内に設け、このヒータを一定時間加熱することによって結露を解消するようにしても良い。
なお、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(以下制御プログラム)を記録した記憶媒体を、画像処理装置や情報処理装置、或いはそれら装置の機能拡張ユニットに供給し、それら装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納された制御プログラムを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出された制御プログラム自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、その制御プログラム及び該制御プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。制御プログラムはネットワークを介してダウンロードしてもよい。

Claims (15)

  1. シート上に画像を形成する画像形成手段と、
    ファンを回転させることにより、前記画像形成手段に発生した結露を除去する結露除去手段と、
    第1のネットワークからデータを受信する第1受信手段と、
    第2のネットワークからデータを受信する第2受信手段と、
    を備え、
    前記結露除去手段が結露除去を実行しているときは、前記第1受信手段が受信したデータに基づき前記画像形成手段が画像形成せず、前記第2受信手段が受信したデータに基づき前記画像形成手段が画像形成することが可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1受信手段が受信したデータは、ファクシミリ画像データであり、
    前記第2受信手段が受信したデータは、印刷データであることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1のネットワークは、公衆回線網であり、
    前記第2のネットワークは、Local Area Networkであることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記結露除去手段が結露除去を実行しているときに、前記第2受信手段が受信したデータに基づき前記画像形成手段が画像形成することを許可するか否かを設定する設定手段を更に備えることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記結露除去手段が結露除去を実行しているときに前記第1受信手段が受信したデータを、記憶する記憶手段を更に備えることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成手段は、前記結露除去手段による前記結露除去が終了したら、
    前記記憶手段に記憶されたデータの画像形成を行うことを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 原稿上の画像を読み取って画像データを生成する読取手段を更に備え
    前記結露除去手段が結露除去を実行しているときに、前記読取手段が生成したデータに基づき前記画像形成手段が画像形成することが可能であることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記結露除去手段は前記ファンを所定の回転速度で回転させて前記画像形成装置の内部の空気を排出することによって前記画像形成手段に発生した結露を除去する動作を実行することを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記ファンは、前記結露除去動作を実行していないときは、停止もしくは前記所定の回転速度よりも遅い回転速度で回転していることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記結露除去手段による前記結露除去を実行すべきであるか否かを判断する判断手段を更に備え
    前記判断手段が前記結露除去を実行すべきと判断したことに従って前記結露除去手段は前記結露除去を実行することを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成手段の周囲の温度を測定する温度測定手段を更に備え
    前記判断手段は前記温度測定手段による測定結果に基づいて前記結露除去手段による前記結露除去動作を実行すべきか否かを判断することを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記第1受信手段でデータを受信したときには、前記画像形成手段による画像形成を行わず、前記データを記憶手段に記憶する強制メモリ受信機能を設定する強制メモリ設定手段を更に備えることを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記強制メモリ設定手段は、前記結露除去手段による結露除去の実行中は、前記強制メモリ受信機能を設定し、
    前記結露除去手段による結露除去の実行が終了したら、前記強制メモリ設定手段は、前記強制メモリ受信機能を結露除去動作が実行される前の設定に戻すことを特徴とする、請求項12に記載の画像形成装置。
  14. ファンを回転させることにより、画像形成装置に発生した結露を除去する結露除去工程と、
    第1のネットワークからデータを受信する第1受信工程と、
    第2のネットワークからデータを受信する第2受信工程と、
    を有し、
    前記結露除去工程で結露除去が実行されているときは、前記第1受信工程で受信したデータに基づいた画像形成をせず、前記第2受信工程で受信したデータに基づき画像形成することが可能であることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  15. コンピュータを、
    シート上に画像を形成する画像形成手段、
    ファンを回転させることにより、前記画像形成手段に発生した結露を除去する結露除去手段、
    第1のネットワークからデータを受信する第1受信手段、および、
    第2のネットワークからデータを受信する第2受信手段、
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記結露除去手段が結露除去を実行しているときは、前記第1受信手段が受信したデータに基づき前記画像形成手段が画像形成せず、前記第2受信手段が受信したデータに基づき前記画像形成手段が画像形成することを可能とすることを特徴とする画像形成装置。
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