JP2005039477A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成に必要な高圧を出力する高圧電源2と、FAX受信データを蓄積する画像メモリ6と、画像形成中の高圧出力が急激に変化した場合には、画像形成終了後FAX受信データを消去せず保持しておく制御を行うシステム制御部1とを備えた。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真プロセスを用いた複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に結露対策技術に特徴のある画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
低温下に設置された複写機、ファクシミリ、プリンタなどが印字動作を行う際に、周囲環境の状況変化や定着ヒータによる熱上昇により結露を生じる場合がある。感光体、感光体を帯電させるための帯電バイアス印加部材、転写のためのベルト、転写バイアス印加部材などに結露が生じた場合、感光体の帯電ムラや帯電しない状態を引き起こし、また転写ベルト上に形成される画像の像流れなどの画質劣化を引き起こすことがよくある。こららの画像劣化がファクシミリの受信データ画像形成で発生すると、画像再現が不可能となる可能性がある。
このような、結露の発生を防ぐために感光体や転写ベルト近傍に結露防止ヒータを配置し、電源オフ時や省エネモード移行時にこれらのヒータをオンしておくことで結露の発生を未然に防ぐものがある。また、FAXの受信画像について結露が発生する可能性がある環境下、特に夜間の受信時には画像形成出力した画像データをメモリから削除しないように制御するものがある(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2000−209415公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像形成装置のように、結露の可能性がある部分付近にヒータを配置し、省エネモードや電源オフ時は常に結露防止ヒータをオンしていては、結露が発生するかどうかも不明のまま、夜間など長時間結露防止のために電力消費をすることになり経済的ではない。また、FAXの受信データについても結露の発生有無に関わらず画像データ蓄積するのでは、メモリ量も増大し、結露が発生しない環境下でも蓄積された画像をメモリから全て消去しなければメモリが一杯になってしまい、ユーザの使い勝手も向上しない。
本発明は効率のよい結露対策が可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、画像形成に必要な高圧を出力する高圧電源と、FAX受信データを蓄積する画像メモリと、画像形成中の高圧出力が急激に変化した場合には、画像形成終了後、前記画像メモリに蓄積されたFAX受信データを消去せず保持しておくように制御するシステム制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、結露防止のためのヒータと、そのヒータを加熱、減熱するためのヒータ制御部とを備え、前記システム制御部は、画像形成中の高圧出力が急激に変化した場合には、前記ヒータ制御部を介してヒータを一定期間加熱した後、再度記録動作を行うよう制御することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、装置が設置された温湿度環境を把握する温湿度センサを備え、前記システム制御部は、画像形成中の高圧出力が急激に変化した場合には、前記温湿度センサが検出した温湿度からサービスコールとして装置を停止するか否かを判断することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。システム制御部1はこの装置全体を制御するものであ。高圧電源2は画像形成に必要な各種バイアスを生成し供給する。この高圧電源2では各出力を監視し、現在の出力値をシステム制御部1が一定周期でモニタできる構成となっている。
温湿度センサ3は装置が設置された環境の温湿度を監視する目的で備えられている。特にカラープロセスでは環境変動を帯電や現像バイアスの設定値を変化させることでカラーの再現性を向上させることや、転写のバイアス設定値を決定する。
FAX制御部4は公衆回線との接続やFAX通信のプロトコル制御や送信・受信データの蓄積、削除などの制御を行う。このうち、受信データについては画像メモリ6に一旦、全て蓄積し、通常は記録紙への印字が終了したものから消去していく。この画像メモリ6は不揮発性のものであり、ハードディスクなど大容量のものもある。
ヒータ制御部5は定着以外の除湿、結露防止を目的としたヒータa7、ヒータb8に対する通電をコントロールするものである。特に温度制御せずオン状態で装置が待機しているものが多い。ヒータa7を感光体近傍に配置しヒータb8を転写ベルト近傍に配置する。
このような構成で、低温下で夜間にFAX受信した場合の動作を説明する。
【0006】
通常の動作では省エネモードで定着ヒータが消灯している状態でFAX受信したら、受信した画像データは一旦全て画像メモリ6に蓄積させ、装置が定着ヒータを点灯し画像形成に必要な温度まで定着が上昇したら感光体を帯電させ、書き込みによる画像形成を行ったものを転写ベルトへ移行し、転写ベルト上の画像を記録紙へ転写する。そしてこの転写された記録紙がジャムせずに排紙された場合には正常終了したとして、画像メモリ6に蓄積された画像データを消去する。
ところが、低温下では定着ヒータをオンしてから装置内部の温度が上昇して行く過程で内部が結露してしまう。FAX受信で画像形成を行う際に、感光体を帯電させるために高圧電源2が帯電電位を−500V程度に制御しようとするが、感光体もしくはバイアス印加部材が結露している場合は、結露により表面抵抗が低くなるため、過電流が流れ帯電バイアスを一定に保持できず電圧が降下してしまう。
これをシステム制御部1がモニタしているため、高圧電源2の帯電電圧が著しく低下した場合には結露によるリークが発生したとして、その時の画像形成は継続して実施するが、記録紙排紙後のFAX受信画像データの削除は行わず、ヒータa7を一定時間点灯し結露除去したのち、再印字し同現象が現れなかったときに画像メモリ6から画像データを消去する。
また、このとき電圧の低下が一定期間継続して起きるようであれば、その場で画像形成及び機械を停止しサービスコールとする。電圧の低下が短時間で発生、回復する場合はサービスコールとせず画像形成を継続し、電圧低下が回復する兆しがないときにサービスコールとするものである。ただし、温湿度センサ3により低温ではない状態が一定期間継続していることが検出されても短時間での電圧低下の発生、回復を検出したらサービスコールとして装置停止する。
上記で高圧電源2の出力が定電圧の場合は電圧低下だが定電流の場合では過電流となる。転写部でも上記と同様に制御され、結露によるリークが発生したと判断した場合にヒータb8を一定期間点灯したのち、再印字を行う。
【0007】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の画像形成装置においては、受信したFAXデータを画像形成する際の高圧出力を監視し、急激な出力変化が発生した場合に結露による画像劣化が発生している可能性があるとして、蓄積された画像データを画像メモリから消去しないようにしているので、画像劣化が著しい場合に受信画像を再現させることができる。
請求項2の画像形成装置においては、高圧出力の急激な変化により結露の可能性がある場合にのみ結露防止のためのヒータを点灯するので、電力の消費を最小限に抑えることができる。
請求項3の画像形成装置においては、装置が設置された温湿度環境を把握する温湿度センサを備え、画像形成中の高圧出力が急激に変化した場合には、温湿度センサが検出した温湿度からサービスコールとして装置を停止するか否かを判断するため、機械のダウンタイムの低減を図ることができるとともに、結露以外の故障時にサービスコールとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 システム制御部
2 高圧電源
3 温湿度センサ
4 FAX制御部
5 ヒータ制御部
6 画像メモリ
7 ヒータa
8 ヒータb
Claims (3)
- 画像形成に必要な高圧を出力する高圧電源と、FAX受信データを蓄積する画像メモリと、画像形成中の高圧出力が急激に変化した場合には、画像形成終了後、前記画像メモリに蓄積されたFAX受信データを消去せず保持しておくように制御するシステム制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1記載の画像形成装置において、結露防止のためのヒータと、そのヒータを加熱、減熱するためのヒータ制御部とを備え、前記システム制御部は、画像形成中の高圧出力が急激に変化した場合には、前記ヒータ制御部を介してヒータを一定期間加熱した後、再度記録動作を行うよう制御することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1記載の画像形成装置において、装置が設置された温湿度環境を把握する温湿度センサを備え、前記システム制御部は、画像形成中の高圧出力が急激に変化した場合には、前記温湿度センサが検出した温湿度からサービスコールとして装置を停止するか否かを判断することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003199316A JP2005039477A (ja) | 2003-07-18 | 2003-07-18 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003199316A JP2005039477A (ja) | 2003-07-18 | 2003-07-18 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005039477A true JP2005039477A (ja) | 2005-02-10 |
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ID=34208812
Family Applications (1)
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JP2003199316A Pending JP2005039477A (ja) | 2003-07-18 | 2003-07-18 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8285163B2 (en) | 2009-03-19 | 2012-10-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | High-voltage power supply for an image forming device |
US20180027140A1 (en) | 2016-07-25 | 2018-01-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and method for controlling the same |
RU2670020C1 (ru) * | 2016-07-25 | 2018-10-17 | Кэнон Кабусики Кайся | Устройство формирования изображения и способ управления им |
-
2003
- 2003-07-18 JP JP2003199316A patent/JP2005039477A/ja active Pending
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US8285163B2 (en) | 2009-03-19 | 2012-10-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | High-voltage power supply for an image forming device |
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RU2670020C1 (ru) * | 2016-07-25 | 2018-10-17 | Кэнон Кабусики Кайся | Устройство формирования изображения и способ управления им |
RU2670020C9 (ru) * | 2016-07-25 | 2019-02-28 | Кэнон Кабусики Кайся | Устройство формирования изображения и способ управления им |
US10694062B2 (en) | 2016-07-25 | 2020-06-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and method for controlling the same which includes at least one or more processors, and memory storing instructions to determine whether to perform image formation, and to perform operations for controlling execution of dew condensation elimination processing having occurred in the image forming unit |
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