JP7103037B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来、画像形成装置において、印刷品質を低下させる結露の発生を抑制する技術が知られている。
例えば、結露の発生による感光体ドラムの劣化を抑制する画像形成装置がある(例えば、特許文献1参照)。この画像形成装置は、通常モード及び省電力モードを搭載する。画像形成装置は、省電力モード時、感光体ドラムの制御装置を間欠的に所定期間、通常モードに復帰させる。感光体ドラムの制御装置は、復帰期間中に感光体ドラムを温めるヒータがオン状態であれば、感光体ドラムを回転させ、これにより、結露の発生を抑制する。また、ヒータは、省電力モード時、画像形成装置内の温湿度センサの出力結果に応じて、オンする。
上記のような特許文献1の画像形成装置は、ヒータのオンオフ制御を省電力モード時に行うため、省電力モード時であっても、画像形成装置の制御装置に電力が供給される。制御装置は、温湿度センサの出力に基づき、感光体ドラムの周囲の温度及び湿度を検知し、検知結果に応じてヒータを作動させる。よって、省電力モードにおける画像形成装置の電力消費量が大きくなる可能性がある。
そこで、本開示の技術は、結露の発生を抑制することにより印刷品質を向上しつつ、電力消費量を低減することを目的とする。
本発明の一実施形態による画像形成装置は、内部の空気を加熱して湿度を調整するヒータを備える画像形成装置であって、前記画像形成装置を、待機状態、前記待機状態よりも消費電力が小さいスリープ状態、又は前記スリープ状態よりも消費電力が小さいディープスリープ状態にするように制御する第一制御部と、前記ヒータの動作を制御する第二制御部と、前記内部の湿度を検出する第一検出部と、記憶部とを備え、前記第一制御部は、前記ディープスリープ状態の前記画像形成装置を定期的に且つ一時的に前記スリープ状態に復帰させ、前記第二制御部は、前記ディープスリープ状態から復帰した前記スリープ状態のとき、前記第一検出部によって検出される湿度に応じて、前記ヒータを作動させ、更に前記第二制御部は、前記ヒータを作動させた回数を前記記憶部に蓄積し、前記第一制御部は、前記回数が第一閾値以下である場合、前記ディープスリープ状態から前記スリープ状態への定期的な復帰の周期を長くし、前記回数が前記第一閾値よりも多い場合、前記周期を短くする
本発明の一実施形態による画像形成方法は、画像形成装置の画像形成方法であって、前記画像形成装置を待機状態、前記待機状態よりも消費電力が小さいスリープ状態、又は前記スリープ状態よりも消費電力が小さいディープスリープ状態にし、前記ディープスリープ状態のとき、前記画像形成装置を定期的に且つ一時的に前記スリープ状態に復帰させ、前記ディープスリープ状態から復帰した前記スリープ状態のとき、前記画像形成装置の内部の湿度の情報を取得し、前記湿度の情報に応じて、前記画像形成装置の内部の空気を加熱して湿度を調整する指令を出力し、前記画像形成装置の内部の空気を加熱して湿度を調整するためにヒータを動作させた回数を蓄積し、前記回数が第一閾値以下である場合、前記ディープスリープ状態から前記スリープ状態への定期的な復帰の周期を長くし、前記回数が前記第一閾値よりも多い場合、前記周期を短くする
本開示の技術によれば、印刷品質を向上しつつ、電力消費量を低減することが可能になる。
実施の形態1に係る画像形成装置の構成の一例を示す側面図 実施の形態1に係る画像形成装置の制御装置の機能的な構成の一例を示すブロック図 実施の形態1に係る画像形成装置の制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図 実施の形態1に係る画像形成装置の動作の一例を示すフローチャート 低湿時における実施の形態1に係る画像形成装置の動作の一例を示す図 高湿時における実施の形態1に係る画像形成装置の動作の一例を示す図 実施の形態2に係る画像形成装置の制御装置の機能的な構成の一例を示すブロック図 実施の形態2に係る画像形成装置の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態3に係る画像形成装置の制御装置の機能的な構成の一例を示すブロック図 実施の形態3に係る画像形成装置の制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図 実施の形態3に係る画像形成装置の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態4に係る画像形成装置の制御装置の機能的な構成の一例を示すブロック図 実施の形態4に係る画像形成装置の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態5に係る画像形成装置の制御装置の機能的な構成の一例を示すブロック図 実施の形態5に係る画像形成装置の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態6に係る画像形成装置の制御装置の機能的な構成の一例を示すブロック図 実施の形態6に係る画像形成装置の制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することによって重複した説明を省く。
(実施の形態1)
<画像形成装置1の構成>
実施の形態1に係る画像形成装置1の構成を説明する。図1は、実施の形態1に係る画像形成装置1の構成の一例を示す側面図である。図1では、画像形成装置1は、内部を透視して描かれている。本実施の形態では、画像形成装置1は、電子写真方式の画像形成装置であり、記録媒体上に画像を形成する複合機能複写機であるとして説明する。つまり、複合機能複写機は、画像形成装置の一例である。なお、画像形成装置は、記録媒体上に画像を形成するいかなる装置であってもよく、例えば、単なる複写機又は印刷機であってもよい。記録媒体は、その表面上に画像が形成されることができればよい。記録媒体の例は、紙、布、フィルム又は板等のシート材であるが、これらに限定されない。
本実施の形態に係る画像形成装置1は、紙等の記録媒体から読み取った情報の画像を記録媒体上に形成することができる。さらに、画像形成装置1は、PC(Personal Computer)等のコンピュータ装置2から取得された情報の画像、及び、PBX(構内交換機:Private Branch eXchanger)3等を介して電話回線を通じて取得された情報の画像を記録媒体上に形成することができる。つまり、画像形成装置1は、複写機能、プリンタ機能及びファクシミリ機能を備える。例えば、後述する操作ボード10へのユーザの入力に応じて、画像形成装置1は、各機能を切り替え、切り替えられた機能のモードで動作する。
画像形成装置1は、操作ボード10と、画像読取部20と、印刷部30と、制御装置40と、ヒータ50とを備える。操作ボード10は、ユーザから画像形成装置1の操作に関する指令を受け付けるインタフェースであり、例えば、ディスプレイ、タッチパネル及びボタン等で構成される。画像読取部20は、記録媒体上の情報を読み取り、画像データとして印刷部30に出力する。印刷部30は、画像データに基づきトナー像を形成し、画像形成装置1に格納された記録媒体に印刷する。本実施の形態では、記録媒体は紙である。印刷部30が取得する画像データは、画像読取部20によって取得された画像データ、コンピュータ装置2から取得された画像データ、又は、PBX3を介して取得された画像データである。
画像読取部20は、ADF(自動原稿送り装置:Auto Document Feeder)21及び画像読取装置22を備える。ADF21は、その上に配置された紙原稿を順次、画像読取装置22に送る。画像読取装置22は、ADF21から送られる各紙原稿の表面から画像データを取得し、印刷部30又は制御装置40に出力する。印刷部30は、画像データを紙に印刷し、制御装置40は、画像データを、PBX3を介して外部の送信先に送る、又は、コンピュータ装置2に送る。
印刷部30は、書込ユニット31、プリンタユニット32、感光体33、現像装置34、搬送ベルト35、定着装置36、及び給紙ユニット37を備える。
書込ユニット31は、画像読取装置22等から取得される画像データに対応する露光をする。感光体33は、帯電器(不図示)により一様に帯電された後、画像データに対応した露光を受けることで、その表面上に静電潜像を形成する。例えば、感光体33は、ドラム状の部材であってもよく、無端状の中間転写ベルトを介して転写する構成であってもよい。現像装置34は、感光体33上の静電潜像を現像し、トナーによる顕像であるトナー像を感光体33の表面に形成する。搬送ベルト35は、給紙ユニット37から送られる紙である転写紙に、トナー像を転写する。定着装置36は、定着用のヒータを備え、転写紙に熱を加えることにより、トナー像を転写紙に定着させる。定着装置36を通過後の転写紙は、画像形成装置1の外部に排出される。
ヒータ50は、画像形成装置1の内部の空気を加熱し、画像形成装置1内の湿度を調節する。本実施の形態では、ヒータ50は、給紙ユニット37の近傍に配置され、給紙ユニット37内の転写紙の湿度を調節する。ヒータ50は、電気的な作用を受けることで発熱するように構成され、例えば、電熱線等を含む構成であってもよい。
また、画像形成装置1は、その内部の給紙ユニット37の近傍に、温湿度センサ60を備える。温湿度センサ60は、温湿度センサ60の周囲の温度及び湿度を検出する。温湿度センサ60は、温度センサ及び湿度センサで構成されてもよい。温度センサの例は、熱電対、サーミスタなどの温度抵抗体、赤外線放射体、バイメタル式温度センサ、流体膨張式温度センサ及び状態変化式温度センサ等であるが、これらに限定されない。湿度センサの例は、バイメタル式湿度センサ、容量性電子センサ及び抵抗性電子センサ等であるが、これらに限定されない。
制御装置40は、画像形成装置1の全体の動作を制御する。例えば、制御装置40は、マイクロコンピュータ等のコンピュータで構成される。制御装置40は、画像読取部20、印刷部30、ヒータ50及び温湿度センサ60の動作を制御する。制御装置40は、操作ボード10に入力される指令に基づき、プリンタ機能、複写機能及びファクシミリ機能それぞれでの画像形成装置1の動作を制御する。さらに、制御装置40は、温湿度センサ60によって検出される温度及び湿度に基づき、ヒータ50の起動及び停止を制御する。
次に、制御装置40の構成を説明する。図2は、実施の形態1に係る画像形成装置1の制御装置40の機能的な構成の一例を示すブロック図である。図3は、実施の形態1に係る画像形成装置1の制御装置40のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
まず、制御装置40の機能的な構成を説明する。図2に示すように、制御装置40は、第一制御部401、第二制御部402、計時部403及び第一記憶部404を、機能的な構成要素として備える。さらに、制御装置40は、第一検出部601、ヒータ50及び画像形成装置1の各装置と接続されている。第一検出部601は、画像形成装置1の内部の湿度を検出し、第一検出部601の一例は、温湿度センサ60である。
第一制御部401は、画像形成装置1の各装置の動作を制御する。例えば、第一制御部401は、画像形成装置1を、待機状態、待機状態よりも消費電力が小さいスリープ状態、又はスリープ状態よりも消費電力が小さいディープスリープ状態にするように制御する。待機状態、スリープ状態及びディープスリープ状態は、画像形成装置1が複写機能、プリンタ機能又はファクシミリ機能における画像形成のための稼働をしていない、つまり画像形成のための機能を制限している状態である。さらに、第一制御部401は、第一検出部601の動作を制御する。第一制御部401は、第一検出部601を動作させ、画像形成装置1の内部の湿度及び温度のうちの少なくとも湿度を含む湿度情報を取得する。
また、第一制御部401は、計時部403によって検出される時間の情報を取得する。計時部403は、経過時間又は時刻を計測し第一制御部401に出力し、時間の情報の例は、経過時間及び時刻である。
例えば、第一制御部401は、画像形成装置1のディープスリープ状態の経過時間が第一所定時間に達すると、画像形成装置1をスリープ状態にする。その後、第一制御部401は、第一検出部601を動作させ湿度情報を取得する。第一制御部401は、湿度情報の湿度が第一湿度閾値以上である場合、ヒータ50を作動させるために画像形成装置1を待機状態にする。一方、第一制御部401は、湿度が第一湿度閾値未満である場合、画像形成装置1をスリープ状態に維持する。さらに、第一制御部401は、湿度が第一湿度閾値未満のまま、スリープ状態の経過時間が第二所定時間に達すると、画像形成装置1をディープスリープ状態にする。本実施の形態では、第一所定時間は、第二所定時間よりも長い。第一所定時間の例は2時間であり、第二所定時間の例は10分間であるが、これらに限定されない。
各閾値と各所定時間とは、対応付けられて第一記憶部404に記憶されている。第一制御部401は、計時部403から取得される時間の情報と、第一記憶部404に記憶されている各閾値及び各所定時間の情報とに基づき、画像形成装置1の状態を制御する。つまり、第一制御部401は、ディープスリープ状態の画像形成装置1を定期的に且つ一時的にスリープ状態に復帰させる。以下において、この復帰を、「定期的復帰」とも呼ぶ。上述のような定期的復帰は、所定の間隔をあけて行われる復帰であり、復帰それぞれの間の所定の間隔つまり周期はそれぞれ、同じであってもよく、差異を有してもよい。
第二制御部402は、ヒータ50の動作を制御する。第二制御部402は、画像形成装置1がディープスリープ状態から復帰したスリープ状態のとき、第一検出部601によって検出される湿度に応じて、ヒータ50を作動させる。具体的には、第二制御部402は、スリープ状態のとき、第一検出部601を動作させ、画像形成装置1の内部の湿度情報を取得する。なお、第一制御部401が第一検出部601を動作させてもよい。さらに、第二制御部402は、計時部403によって検出される時間の情報を取得する。本実施の形態では、第二制御部402は、時間の情報を、第一制御部401を介して取得するが、計時部403から直接取得してもよい。
第二制御部402は、湿度が第一湿度閾値以上であり、且つ画像形成装置1が待機状態である場合、ヒータ50を起動する。第二制御部402は、ヒータ50の起動開始時点からの経過時間である作動時間が第三所定時間に達すると、第一検出部601を動作させて湿度情報を取得する。さらに、第二制御部402は、湿度情報の湿度が第二湿度閾値未満である場合、ヒータ50を停止し、湿度が第二湿度閾値以上である場合、ヒータ50の作動を継続する。本実施の形態では、第二湿度閾値は、第一湿度閾値と同じである。つまり、ヒータ50を消灯させる条件及び点灯させる条件が裏表の関係である。しかしながら、第一湿度閾値と第二湿度閾値とは異なっていてもよく、例えば、第二湿度閾値は、第一湿度閾値よりも小さくてもよい。この場合、第二湿度閾値未満の湿度でのヒータ50の停止後、湿度が第一湿度閾値以上に再び上昇するまでの時間を長くすることができるため、ヒータ50の頻繁なON及びOFFが抑えられる。
各閾値と各所定時間とは、対応付けられて第一記憶部404に記憶されている。本実施の形態では、第二制御部402は、第一記憶部404に記憶されている情報を、第一制御部401を介して取得するが、第一記憶部404から直接取得してもよい。第二制御部402は、計時部403から取得される時間の情報と、第一記憶部404に記憶されている各閾値及び各所定時間の情報とに基づき、ヒータ50の動作を制御する。
次いで、制御装置40のハードウェア構成を説明する。図3に示すように、制御装置40は、第一制御基板410及び第二制御基板420を、ハードウェア的な構成要素として備える。第一制御基板410は、画像形成装置1の各装置の動作を制御する回路基板であり、第二制御基板420は、ヒータ50への電力供給を制御する回路基板である。また、制御装置40は、画像形成装置1の電源ユニット70を介して、電源200と接続されている。制御装置40は、電源ユニット70を介して、電源200から電力供給を受ける。本実施の形態では、電源200は、商用交流電源であるが、これに限定されない。
第一制御基板410は、プロセッサ等であるCPU(Central Processing Unit)411と、不揮発性半導体記憶装置等であるROM(Read Only Memory)414と、揮発性半導体記憶装置等であるRAM(Random Access Memory)415とを含む。例えば、CPU411は、RAM415を作業用のメモリとして用いてROM414に記録されたプログラムを実行することによって、処理を実行する。なお、制御装置40は、ハードディスク等の他の記憶装置を備えてもよい。
CPU411は、画像形成装置1の各装置と接続され、各装置を制御するための指令である制御指令の信号を各装置に出力する。CPU411は、操作ボード10と接続され、操作ボード10に入力されるユーザの指令を取得する。CPU411は、ユーザの指令に従った制御指令の信号を各装置に出力する。CPU411は、温湿度センサ60と接続され、温湿度センサ60へ計測を実行させる指令を出力し、温湿度センサ60から温度及び湿度の計測結果を取得する。本実施の形態では、計測結果は、時間の経過と共に計測された複数の温度及び湿度の計測値と、各計測値の計測時刻とを対応付けて含む時系列データであるが、これに限定されない。
さらに、CPU411は、サブCPU412とタイマ413とを含む。サブCPU412は、CPU411よりも処理対象及び処理能力が制限されたプロセッサである。サブCPU412は、CPU411よりも大幅に小さい電力で作動する。タイマ413は、CPU411又はサブCPU412の制御のもと、経過時間又は時刻を計測する。
第二制御基板420は、電源ユニット70と接続されている。さらに、第二制御基板420は、集積回路(Integrated Circuit)421を備える。集積回路421は、CPU411から取得される指令に従って、電源ユニット70のヒータ制御回路730へ、ヒータ50を動作させるための制御信号を出力する。ヒータ制御回路730は、電源200から電力供給を受け、制御信号に対応する駆動電力をヒータ50に供給する。また、第二制御基板420は、電源ユニット70に含まれるAC-DC(交流-直流)変換器710及びDC-DC(直流-直流)変換器720を介して、電源200から電力供給を受け、第一制御基板410へ駆動のための電力を供給する。
第一制御部401は、CPU411等によって実現され、第二制御部402は、CPU411及び集積回路421等によって実現される。第一記憶部404は、ROM414及びRAM415等によって実現され、例えば、各閾値、各所定時間及びその関係は、ROM414に記憶され得る。計時部403は、タイマ413等によって実現される。
なお、第一制御部401及び第二制御部402の各構成要素は、CPU411等のプログラム実行部によって実現されてもよく、回路によって実現されてもよく、プログラム実行部及び回路の組み合わせによって実現されてもよい。例えば、これらの構成要素は、集積回路であるLSI(大規模集積回路:Large Scale Integration)として実現されてもよい。これらの構成要素は個別に1チップ化されてもよく、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。LSIとして、LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、LSI内部の回路セルの接続及び/又は設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサ、又は、特定用途向けに複数の機能の回路が1つにまとめられたASIC(Application Specific Integrated Circuit)等が利用されてもよい。第一記憶部404は、ハードディスク又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置として実現されてもよい。
また、画像形成装置1がディープスリープ状態のとき、制御装置40では、サブCPU412及びタイマ413のみが通電状態であるが、CPU411等の第一制御基板410のその他の構成要素及び第二制御基板420は、非通電状態である。このとき、サブCPU412は、タイマ413を動作させ、ディープスリープ状態の経過時間が第一所定時間に達したか否を判定する。このように、ディープスリープ状態では、サブCPU412及びタイマ413を除く画像形成装置1のほぼ全ての機能が停止している。このため、ヒータ50及び温湿度センサ60は、非通電である。
スリープ状態のとき、第一制御基板410の全体が通電状態であるが、第二制御基板420は非通電状態である。このとき、CPU411は、温湿度センサ60を動作させ、画像形成装置1内の湿度情報を取得する。このように、スリープ状態では、第一制御基板410及び温湿度センサ60を除く画像形成装置1のほぼ全ての機能が停止している。このため、ヒータ50は非通電である。
待機状態のとき、第一制御基板410及び第二制御基板420の全体が通電状態である。画像形成装置1のほぼ全ての機能が即座に起動可能である。ヒータ50は待機状態において作動され得る。なお、画像形成装置1の各機能の起動に要する起動時間について、スリープ状態での起動時間は待機状態での起動時間よりも長く、ディープスリープ状態での起動時間はスリープ状態での起動時間よりも長い。
<画像形成装置1の動作>
実施の形態1に係る画像形成装置1の動作を説明する。なお、以下において、ディープスリープ状態の画像形成装置1の動作を説明する。図4は、実施の形態1に係る画像形成装置1の動作の一例を示すフローチャートである。図4に示すように、まず、制御装置40の第一制御部401は、画像形成装置1に対してディープスリープ状態を維持する(ステップS101)。
次いで、第一制御部401は、画像形成装置1がディープスリープ状態になった時点から、規定時間である第一所定時間経過したか否かを判定する(ステップS102)。第一制御部401は、経過している場合(ステップS102でYes)、ステップS103に進み、未経過の場合(ステップS102でNo)、ステップS101に戻る。
ステップS103において、第一制御部401は、画像形成装置1に対して、ディープスリープ状態からスリープ状態に移行させる。このように、第一制御部401は、ディープスリープ状態の画像形成装置1に対して、ディープスリープ状態の経過時間が第一所定時間に達する度に、スリープ状態に復帰させる。例えば、ディープスリープ状態からスリープ状態への定期的復帰は、図5A及び図5Bに示すように行われる。なお、図5Aは、低湿時における実施の形態1に係る画像形成装置1の動作の一例を示す図である。図5Bは、高湿時における実施の形態1に係る画像形成装置1の動作の一例を示す図である。図5A及び図5Bにおいて、横軸は経過時間を示し、縦軸は、画像形成装置1の消費電力を示す。
次いで、第一制御部401は、温湿度センサ60に温度及び湿度の検出をさせ、検出結果を取得する(ステップS104)。さらに、第一制御部401は、湿度が判定条件に合致するか否かを判定する(ステップS105)。判定条件は、湿度が第一湿度閾値以上であることである。第一制御部401は、合致する場合、つまり、湿度が第一湿度閾値以上である場合(ステップS105でYes)、ステップS106に進み、合致しない場合、つまり、湿度が第一湿度閾値未満である場合(ステップS105でNo)、ステップS112に進む。
例えば、合致しない場合は、図5Aに対応し、合致する場合は、図5Bに対応する。合致しない場合は、低湿な場合である。この場合、図5Aに示すように、第一制御部401は、スリープ状態を第二所定時間だけ一時的に維持した後、後述のステップS112で説明するように、画像形成装置1をディープスリープ状態に移行させる。
ステップS106において、第一制御部401は、画像形成装置1に対して、スリープ状態から待機状態に移行させる。さらに、ステップS107において、制御装置40の第二制御部402は、ヒータ50を起動させる指令を出力することによって、ヒータ50を通電し起動させる。ステップS105でYesの場合は、高湿な場合である。この場合、図5Bに示すように、第一制御部401は、画像形成装置1を待機状態に移行させた後、第二制御部402は、ヒータ50を起動する。
次いで、第二制御部402は、ヒータ50の通電時点から、規定時間である第三所定時間経過したか否かを判定する(ステップS108)。第二制御部402は、経過している場合(ステップS108でYes)、ステップS109に進み、未経過の場合(ステップS108でNo)、ステップS107に戻る。
ステップS109において、第二制御部402は、温湿度センサ60に温度及び湿度の検出をさせ、検出結果を取得する。なお、この検出は、ステップS104から継続されていてもよい。次いで、ステップS110において、第二制御部402は、湿度が判定条件に合致するか否かを判定する。判定条件は、湿度が第二湿度閾値以上であることである。第二制御部402は、合致する場合、つまり、湿度が第二湿度閾値以上である場合(ステップS110でYes)、ステップS107に戻り、合致しない場合、つまり、湿度が第二湿度閾値未満である場合(ステップS110でNo)、ステップS111に進む。
ステップS111において、第二制御部402は、ヒータ50の通電を停止する。そして、第一制御部401は、画像形成装置1に対して、待機状態からスリープ状態に移行させる。さらに、ステップS112において、第一制御部401は、画像形成装置1に対して、スリープ状態からディープスリープ状態に移行させる。例えば、第一制御部401は、スリープ状態の経過時間が第二所定時間に達するとディープスリープ状態に移行する。
例えば、低湿な状態では、ステップS101~S105及びS112の処理が繰り返され得る。この場合、図5Aに示すように、画像形成装置1は、ディープスリープ状態を維持しつつ、定期的に且つ一時的にスリープ状態に復帰する。
また、高湿な状態では、ステップS107~S110の処理が繰り返され得る。この場合、図5Bに示すように、ヒータ50は、例えば、日常使用期間では連続的又は断続的に通電され得るが、日常使用期間の他の期間では、画像形成装置1は、ディープスリープ状態を維持しつつ、定期的に且つ一時的にスリープ状態に復帰する。
<効果等>
上述したように実施の形態1に係る画像形成装置1は、画像形成装置1を、待機状態、待機状態よりも消費電力が小さいスリープ状態、又はスリープ状態よりも消費電力が小さいディープスリープ状態にするように制御する第一制御部401と、画像形成装置1の内部を加熱するヒータ50の動作を制御する第二制御部402と、画像形成装置1の内部の湿度を検出する第一検出部601としての温湿度センサ60とを備える。第一制御部401は、ディープスリープ状態の画像形成装置1を定期的に且つ一時的にスリープ状態に復帰させ、第二制御部402は、ディープスリープ状態から復帰したスリープ状態のとき、温湿度センサ60によって検出される湿度に応じて、ヒータ50を作動させる。
上記構成によると、画像形成のための機能を制限している画像形成装置1において、ディープスリープ状態よりも消費電力が大きいスリープ状態、及び温湿度センサ60の作動は、定期的且つ一時的である。さらに、ヒータ50の作動は、このような温湿度センサ60の検出湿度に応じて実施される。よって、画像形成装置1は、画像形成のための機能を制限しているとき、スリープ状態に起因する消費電力、温湿度センサ60の作動に起因する消費電力及びヒータ50の作動に起因する消費電力を低減することができる。さらに、画像形成装置1は、定期的に湿度を検出し、必要に応じてヒータ50を作動するため、内部の高湿化を抑制し結露の発生を抑制することができる。従って、画像形成装置1は、印刷品質を向上しつつ、電力消費量を低減することを可能にする。
また、実施の形態1に係る画像形成装置1において、温湿度センサ60は、ディープスリープ状態のとき作動停止し、ディープスリープ状態から復帰したスリープ状態のとき作動してもよい。上記構成によると、ディープスリープ状態での消費電力の低減が可能であるため、画像形成装置1の省電力化が可能である。
また、実施の形態1に係る画像形成装置1において、ディープスリープ状態から定期的に且つ一時的に復帰するスリープ状態の期間としての第二所定時間は、スリープ状態の間のディープスリープ状態の期間としての第一所定時間よりも短くてもよい。上記構成によると、スリープ状態の期間が短いため、画像形成装置1の省電力化が可能である。
また、実施の形態1に係る画像形成装置1は、温湿度センサ60によって検出された湿度に基づき、ヒータ50を制御していたが、これに限定されない。例えば、画像形成装置1は、温湿度センサ60によって検出された湿度及び温度に基づき、ヒータ50を制御してもよい。この場合、各温度に対して、第一湿度閾値及び第二湿度閾値が設定されてもよい。例えば、温度が低いほど、飽和蒸気圧が低くなるため、結露が発生しやすくなる。このため、温度が低くなるほど、第一湿度閾値及び第二湿度閾値が低くされてもよい。そして、画像形成装置1は、検出温度に対応する第一湿度閾値及び第二湿度閾値と検出湿度とを比較することによって、ヒータ50を制御してもよい。
また、実施の形態1に係る画像形成装置1は、待機状態のときにヒータ50を作動させるように構成されていたが、これに限定されず、スリープ状態のときにヒータ50を作動させるように構成されてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る画像形成装置1Aは、ヒータ50を作動させた回数に応じて定期的復帰の周期を変更する点で、実施の形態1と異なる。以下において、実施の形態2について、実施の形態1と異なる点を中心に説明し、実施の形態1と同様の点の説明を適宜省略する。
まず、実施の形態2に係る画像形成装置1Aの構成を説明する。図6は、実施の形態2に係る画像形成装置1Aの制御装置40Aの機能的な構成の一例を示すブロック図である。なお、実施の形態2に係る画像形成装置1Aの制御装置40Aのハードウェア構成は、実施の形態1と同様である。
図6に示すように、実施の形態2に係る画像形成装置1Aの構成は、制御装置40Aを除き、実施の形態1と同様である。そして、制御装置40Aは、実施の形態1に係る制御装置40に対して、第一制御部401及び第二制御部402の代わりに、第一制御部401A及び第二制御部402Aを備え、さらに、第二記憶部405を備える。第二記憶部405は、図3のROM414及びRAM415等によって実現される。
第二制御部402Aは、実施の形態1に係る第二制御部402の機能に加えて、ヒータ50を作動させた回数である作動回数をカウントする機能を有する。そして、第二制御部402Aは、ヒータ50の作動回数を第二記憶部405に記憶させる。第二制御部402Aは、ヒータ50の作動をカウントする毎に、第二記憶部405に記憶された作動回数を1つ増加するように更新する。そして、第二制御部402Aは、第四所定時間当たりの作動回数を算出する。第四所定時間の例は、1時間であるが、これに限定されない。
第二記憶部405は、第二制御部402Aによってカウントされた作動回数、及び第四所定時間等を記憶する。
第一制御部401Aは、実施の形態1に係る第一制御部401と同様に機能する。さらに、第一制御部401Aは、第二記憶部405に記憶された第四所定時間当たりの作動回数と第一閾値との比較結果に基づき、画像形成装置1Aをディープスリープ状態からスリープ状態に復帰させる判断基準であるディープスリープ状態の経過時間(以下「移行時間」とも呼ぶ)を決定する。第一閾値の例は、10であるが、これに限定されない。
第一制御部401Aは、第四所定時間当たりの作動回数が第一閾値以下である場合、移行時間をより長い期間に決定する。つまり、定期的復帰の周期が長くなる。また、第一制御部401Aは、第四所定時間当たりの作動回数が第一閾値よりも多い場合、移行時間を移行時間の初期値に決定する。つまり、定期的復帰の周期が同じである又は短くなる。上述のように決定された移行時間はいずれも、移行時間の初期値以上の長さの期間である。初期値の例は、第一所定時間であるが、これに限定されない。より長い期間の移行時間の例は、直前の移行時間の2倍の長さの移行時間であるが、これに限定されない。
さらに、第一制御部401Aは、決定された移行時間を第一記憶部404に記憶させる。つまり、第一制御部401Aは、決定された移行時間を用いて、第一記憶部404に記憶されている移行時間を更新する。なお、第一記憶部404は、第一制御部401Aによって決定された移行時間、及び第一閾値等を記憶する。
そして、第一制御部401Aは、画像形成装置1Aのディープスリープ状態からスリープ状態への復帰の判定の際、ディープスリープ状態の経過時間と、第一記憶部404に記憶された移行時間とを比較する。さらに、第一制御部401Aは、上記経過時間が移行時間に達すると、画像形成装置1Aをスリープ状態にする。
次に、実施の形態2に係る画像形成装置1Aの動作を説明する。図7は、実施の形態2に係る画像形成装置1Aの動作の一例を示すフローチャートである。図7に示すように、画像形成装置1Aの制御装置40Aは、ステップS101~S108の処理を実施の形態1と同様に行う。なお、ステップS102では、制御装置40Aの第一制御部401Aは、規定時間として、第一記憶部404に記憶された最新の移行時間「T」を用いる。
ステップS108でYesの場合、制御装置40Aの第二制御部402Aは、第二記憶部405に記憶されているヒータ50の作動回数「Kn-1」に1を加えることによって、作動回数を「K(=Kn-1+1)」に更新する(ステップS201)。つまり、第二制御部402Aは、ヒータ50のON回数をカウントアップすることによって、作動回数を更新する。
次いで、第二制御部402Aは、ヒータ50の起動時点からの経過時間が第四所定時間である1時間に達したか否かを判定する(ステップS202)。第二制御部402Aは、達している場合、つまり1時間経過している場合(ステップS202でYes)、ステップS204に進み、達していない場合、つまり1時間経過していない場合(ステップS202でNo)、ステップS203に進む。
ステップS203において、第二制御部402Aは、温湿度センサ60に温度及び湿度の検出をさせて検出結果を取得し、ステップS110に進む。
ステップS204において、第一制御部401Aは、更新後の作動回数「K」が第一閾値「10」以下であるか否かを判定する。第一制御部401Aは、作動回数「K」が10以下である場合(ステップS204でYes)、ステップS206に進み、作動回数「K」が10よりも大きい場合(ステップS204でNo)、ステップS205に進む。
ステップS206において、第一制御部401Aは、第一記憶部404に記憶されている移行時間「T」を増加することによって、新たな移行時間に更新する。例えば、第二制御部402Aは、移行時間「T」の2倍の長さの移行時間「T×2」に更新するが、これに限定されない。第二制御部402Aは、ステップS206の処理後、ステップS203に進む。
ステップS205において、第一制御部401Aは、第一記憶部404に記憶されている移行時間「T」を移行時間の初期値「T0」に変更することによって、新たな移行時間に更新する。移行時間の初期値「T0」は、予め設定されて第一記憶部404に記憶されている移行時間、又は、ユーザによって設定された移行時間等であってもよい。初期値「T0」の例は、第一所定時間である。第一制御部401Aは、ステップS205の処理後、ステップS203に進む。
ステップS203の後のステップS110~S112の処理は、実施の形態1と同様である。
上述のような実施の形態2に係る画像形成装置1Aによると、実施の形態1に係る画像形成装置1と同様の効果が得られる。さらに、実施の形態2に係る画像形成装置1Aにおいて、第二制御部402Aは、ヒータ50を作動させた回数を第二記憶部405に蓄積し、第一制御部401Aは、上記回数が第一閾値以下である場合、ディープスリープ状態からスリープ状態への定期的な復帰の周期を長くし、上記回数が第一閾値よりも多い場合、上記周期を短くする。
上記構成によると、画像形成装置1Aは、ヒータ50の使用実績に応じて、定期的復帰の周期を変更する。具体的には、画像形成装置1Aは、ヒータ50の使用頻度が少ない環境下では、定期的復帰の頻度を少なくすることで、スリープ状態に起因する消費電力を低減することができる。また、画像形成装置1Aは、ヒータ50の使用頻度が多い環境下では、定期的復帰の頻度を多くすることで、湿度の変化に対応してヒータ50を作動させることができる。つまり、画像形成装置1Aは、印刷品質を向上することができる。
また、実施の形態2に係る画像形成装置1Aは、ヒータ50の作動回数に応じて、移行時間を変更していたが、これに限定されない。例えば、画像形成装置1Aは、ヒータ50の作動回数に応じて、定期的復帰時のスリープ状態の期間、及び/又は、ヒータ50の作動期間を変更してもよい。これらは、移行時間の変更と併用されてもよく、別個に用いられてもよい。例えば、ヒータ50の作動回数が第一閾値以下である場合、画像形成装置1Aは、スリープ状態の期間を短くする、及び/又は、ヒータ50の作動期間を短くしてもよい。一方、ヒータ50の作動回数が第一閾値よりも多い場合、画像形成装置1Aは、スリープ状態の期間を長くする、及び/又は、ヒータ50の作動期間を長くしてもよい。
また、実施の形態2に係る画像形成装置1Aは、ヒータ50の作動回数が第一閾値よりも多い場合、移行時間を初期値に変更していたが、これに限定されない。画像形成装置1Aは、移行時間を、より短い移行時間に変更してもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る画像形成装置1Bは、ヒータ50を作動させた累積時間に応じて定期的復帰の周期を変更する点で、実施の形態1と異なる。以下において、実施の形態3について、実施の形態1及び2と異なる点を中心に説明し、実施の形態1及び2と同様の点の説明を適宜省略する。
まず、実施の形態3に係る画像形成装置1Bの構成を説明する。図8は、実施の形態3に係る画像形成装置1Bの制御装置40Bの機能的な構成の一例を示すブロック図である。図9は、実施の形態3に係る画像形成装置1Bの制御装置40Bのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図8に示すように、実施の形態3に係る画像形成装置1Bの機能的な構成は、制御装置40Bを除き、実施の形態1と同様である。そして、制御装置40Bは、実施の形態1に係る制御装置40に対して、第一制御部401及び第二制御部402の代わりに、第一制御部401B及び第二制御部402Bを備え、さらに、第二記憶部405及び第二計時部406を備える。そして、制御装置40Bは、第一計時部として計時部403を備える。
図9に示すように、実施の形態3に係る画像形成装置1Bのハードウェア構成は、制御装置40Bを除き、実施の形態1と同様である。制御装置40BのCPU411は、サブCPU412と、第一タイマとしてのタイマ413と、第二タイマ416とを含む。第一計時部403は、第一タイマ413等によって実現され、第二計時部406は、第二タイマ416等によって実現される。
図8に示すように、第二計時部406は、第二制御部402Bの指令により動作し、ヒータ50の作動時間を計測する。第二計時部406は、計測時間を第二制御部402Bに出力する。
第二制御部402Bは、実施の形態1に係る第二制御部402の機能に加えて、ヒータ50を作動させた時間の積算値である累積時間を算出する機能を有する。具体的には、第二制御部402Bは、ヒータ50の作動中、第二計時部406に経過時間を計測させる。第二制御部402Bは、第二計時部406によって計測されたヒータ50の作動時間を取得し、第二記憶部405に記憶させる。第二制御部402Bは、ヒータ50の作動時間を取得する毎に、第二記憶部405に記憶されている作動時間の累積時間に、取得された作動時間を加算することで、新たな累積時間を算出し、第二記憶部405に記憶される累積時間を更新する。そして、第二制御部402Bは、第五所定時間の間に計測された作動時間の累積時間を算出する。第五所定時間の例は、1週間であるが、これに限定されない。
第二記憶部405は、第二制御部402Aによって算出された累積時間、及び第五所定時間等を記憶する。
第一制御部401Bは、実施の形態1に係る第一制御部401と同様に機能する。さらに、第一制御部401Bは、第二記憶部405に記憶された第五所定時間にわたるヒータ50の作動時間の累積時間と、第二閾値との比較結果に基づき、画像形成装置1Bの移行時間を決定する。第二閾値の例は、1440分間であるが、これに限定されない。
第一制御部401Bは、第五所定時間にわたる累積時間が第二閾値以下である場合、移行時間をより長い期間に決定する。また、第一制御部401Bは、第五所定時間にわたる累積時間が第二閾値よりも長い場合、移行時間を移行時間の初期値に決定する。上述のように決定された移行時間はいずれも、移行時間の初期値以上の期間である。初期値の例は、第一所定時間であるが、これに限定されない。より長い期間の移行時間の例は、直前の移行時間の2倍の長さの移行時間であるが、これに限定されない。
さらに、第一制御部401Bは、決定された移行時間を第一記憶部404に記憶させる。つまり、第一制御部401Bは、決定された移行時間を用いて、第一記憶部404に記憶されている移行時間を更新する。なお、第一記憶部404は、第一制御部401Bによって決定された移行時間、及び第二閾値等を記憶する。
そして、第一制御部401Bは、画像形成装置1Bのディープスリープ状態からスリープ状態への復帰の判定の際、ディープスリープ状態の経過時間と、第一記憶部404に記憶された移行時間とを比較する。さらに、第一制御部401Bは、上記経過時間が移行時間に達すると、画像形成装置1Bをスリープ状態に移行させる。
次に、実施の形態3に係る画像形成装置1Bの動作を説明する。図10は、実施の形態3に係る画像形成装置1Bの動作の一例を示すフローチャートである。図10に示すように、画像形成装置1Bの制御装置40Bは、ステップS101~S107の処理を実施の形態1と同様に行う。なお、ステップS102において、制御装置40Bの第一制御部401Bは、規定時間として、第一記憶部404に記憶された最新の移行時間「T」を用いる。また、ステップS107において、制御装置40Bの第二制御部402Bは、ヒータ50及び第二計時部406を起動させる。
ステップS107の処理後、第二制御部402Bは、第二計時部406から取得されるヒータ50の作動時間が第六所定時間に達したか否かを判定する(ステップS301)。第六所定時間の例は、1分間であるが、これに限定されない。例えば、第六所定時間は、ヒータ50が作動したと判断できる時間であってよく、ヒータ50の通電時からヒータ50が発熱するまでに要する時間、又は、ヒータ50の通電時からヒータ50の発熱が安定化するまでに要する時間等とされてもよい。第二制御部402Aは、1分間経過している場合(ステップS301でYes)、ステップS302に進み、未経過の場合(ステップS301でNo)、ステップS107に戻る。
ステップS302において、第二制御部402Bは、第二記憶部405に記憶されているヒータ50の累積時間「Jn-1」に、第二計時部406から取得されるヒータ50の作動時間「T」を加えることによって、累積時間を「J(=Jn-1+T)」に更新する。つまり、第二制御部402Bは、ヒータ50の作動時間をカウントアップすることによって、累積時間を更新する。
次いで、第二制御部402Bは、ヒータ50の起動時点からの経過時間が規定時間である第三所定時間に達したか否かを判定する(ステップS303)。第二制御部402Bは、達している場合(ステップS303でYes)、ステップS304に進み、達していない場合(ステップS303でNo)、ステップS107に戻る。
ステップS304において、第二制御部402Bは、第二記憶部405の累積時間に対する作動時間の積算の開始時点から、第五所定時間である1週間が経過したか否かを判定する。つまり、第二制御部402Bは、累積時間が、現在から1週間遡った時点までの作動時間を含むか否かを判定する。第二制御部402Bは、1週間経過している場合(ステップS304でYes)、ステップS306に進み、未経過の場合(ステップS304でNo)、ステップS305に進む。
ステップS305において、第二制御部402Bは、温湿度センサ60に温度及び湿度の検出をさせて検出結果を取得し、ステップS110に進む。
ステップS306において、第一制御部401Bは、更新後の累積時間「J」が第二閾値「1440分間」以下であるか否かを判定する。第一制御部401Bは、累積時間「J」が1440分間以下である場合(ステップS306でYes)、ステップS308に進み、累積時間「J」が1440分間よりも長い場合(ステップS306でNo)、ステップS307に進む。
ステップS308において、第一制御部401Bは、第一記憶部404に記憶されている移行時間「T」を増加することによって、新たな移行時間に更新する。第一制御部401Bは、ステップS308の処理後、ステップS305に進む。
ステップS307において、第一制御部401Bは、第一記憶部404に記憶されている移行時間「T」を移行時間の初期値「T0」に変更することによって、新たな移行時間に更新する。第一制御部401Bは、ステップS307の処理後、ステップS305に進む。
ステップS305の後のステップS110~S112の処理は、実施の形態1と同様である。
上述のような実施の形態3に係る画像形成装置1Bによると、実施の形態1に係る画像形成装置1と同様の効果が得られる。さらに、実施の形態3に係る画像形成装置1Bにおいて、第二制御部402Bは、ヒータ50を作動させた累積時間を第二記憶部405に蓄積し、第一制御部401Bは、累積時間が第二閾値以下である場合、ディープスリープ状態からスリープ状態への定期的な復帰の周期を長くし、累積時間が第二閾値よりも長い場合、上記周期を短くする。
上記構成によると、画像形成装置1Bは、ヒータ50の使用実績に応じて、定期的復帰の周期を変更する。具体的には、画像形成装置1Bは、ヒータ50の使用時間が少ない環境下では、定期的復帰の頻度を少なくすることで、スリープ状態に起因する消費電力を低減することができる。また、画像形成装置1Bは、ヒータ50の使用時間が多い環境下では、定期的復帰の頻度を多くすることで、湿度の変化に対応してヒータ50を作動させることができる。つまり、画像形成装置1Bは、印刷品質を向上することができる。
また、実施の形態3に係る画像形成装置1Bは、ヒータ50の累積時間に応じて、移行時間を変更していたが、これに限定されない。例えば、画像形成装置1Bは、ヒータ50の累積時間に応じて、定期的復帰時のスリープ状態の期間、及び/又は、ヒータ50の作動期間を変更してもよい。これらは、移行時間の変更と併用されてもよく、別個に用いられてもよい。例えば、ヒータ50の累積時間が第二閾値以下の場合、画像形成装置1Bは、スリープ状態の期間を短くする、及び/又は、ヒータ50の作動期間を短くしてもよい。一方、ヒータ50の累積時間が第二閾値よりも大きい場合、画像形成装置1Bは、スリープ状態の期間を長くする、及び/又は、ヒータ50の作動期間を長くしてもよい。
また、実施の形態3に係る画像形成装置1Bは、ヒータ50の累積時間が第二閾値よりも大きい場合、移行時間を初期値に変更していたが、これに限定されない。画像形成装置1Bは、移行時間を、より短い移行時間に変更してもよい。
(実施の形態4)
実施の形態4に係る画像形成装置1Cは、ディープスリープ状態からスリープ状態への復帰について、操作ボード10へのユーザの入力に対応した復帰を、定期的復帰に優先して行う点で、実施の形態1と異なる。以下において、実施の形態4について、実施の形態1~3と異なる点を中心に説明し、実施の形態1~3と同様の点の説明を適宜省略する。
実施の形態4に係る画像形成装置1Cを説明する。図11は、実施の形態4に係る画像形成装置1Cの制御装置40Cの機能的な構成の一例を示すブロック図である。なお、実施の形態4に係る画像形成装置1Cの制御装置40Cのハードウェア構成は、実施の形態1と同様である。図11に示すように、実施の形態4に係る画像形成装置1Cの構成は、制御装置40Cを除き、実施の形態1と同様である。そして、制御装置40Cは、実施の形態1に係る制御装置40に対して、第一制御部401の代わりに第一制御部401Cを備える。
第一制御部401Cは、第一検出部601及び操作ボード10と接続されている。第一制御部401Cは、操作ボード10への入力の有無の情報を操作ボード10から取得する。第一制御部401Cは、操作ボード10への入力を示す情報を取得すると、ディープスリープ状態の画像形成装置1Cをスリープ状態に復帰させ、さらに、検出される湿度に応じて、画像形成装置1Cを待機状態に移行させる。このとき、第一制御部401Cは、上記の入力に起因する復帰を定期的復帰よりも優先し、定期的復帰の処理を省略する。具体的には、第一制御部401Cは、入力に起因する復帰を定期的復帰とみなし、入力に起因する復帰に対応する定期的復帰を省略する。入力に起因する復帰と定期的復帰との対応関係は、任意に設定されてもよい。例えば、1回の入力に起因する復帰が、1回の定期的復帰と対応付けられてもよく、2回以上の定期的復帰と対応付けられてもよい。
図12は、実施の形態4に係る画像形成装置1Cの動作の一例を示すフローチャートである。図12に示すように、画像形成装置1Cの制御装置40Cは、ステップS101~S112の処理を実施の形態1と同様に行う。
さらに、制御装置40Cの第一制御部401Cは、ステップS101及びS102の間において、操作ボード10への入力、つまり、ユーザの操作入力があるか否かを判定する(ステップS401)。第一制御部401Cは、入力がある場合(ステップS401でYes)、ステップS102でのディープスリープ状態の経過時間の判定を省略して、ステップS103に進み、入力がない場合(ステップS401でNo)、ステップS102に進む。
また、ステップS105において、第一制御部401Cは、湿度が第一湿度閾値以上である場合(ステップS105でYes)、ステップS106に進み、湿度が第一湿度閾値未満である場合(ステップS105でNo)、ステップS402に進む。
ステップS402において、第一制御部401Cは、ステップS401での判定結果を確認する。つまり、第一制御部401Cは、ステップS401において、ユーザの操作入力があるという判定であったか否かを判定する。第一制御部401Cは、入力ありの判定の場合(ステップS402でYes)、ステップS403に進み、入力なしの判定の場合(ステップS402でNo)、ステップS112に進む。
ステップS403において、第一制御部401Cは、画像形成装置1Cをスリープ状態から待機状態に移行させる。第一制御部401Cは、移行後、ある一定の時間、画像形成装置1Cが稼働しない場合、ステップS111へ進み、そうでない場合、待機状態を維持する。
上述のような実施の形態4に係る画像形成装置1Cによると、実施の形態1に係る画像形成装置1と同様の効果が得られる。さらに、実施の形態4に係る画像形成装置1Cにおいて、第一制御部401Cは、ディープスリープ状態の画像形成装置1Cに対する操作入力を取得すると、ディープスリープ状態からスリープ状態への定期的な復帰に代えて、画像形成装置1Cをスリープ状態に復帰させる。上記構成によると、画像形成装置1Cは、操作入力による復帰を定期的復帰と見なすため、重複による復帰回数の増加を抑制することができる。よって、消費電力の低減が可能になる。
(実施の形態5)
実施の形態5に係る画像形成装置1Dは、予め設定された画像形成装置1Dの時間的な使用頻度に応じて定期的復帰の周期を変更する点で、実施の形態1と異なる。以下において、実施の形態5について、実施の形態1~4と異なる点を中心に説明し、実施の形態1~4と同様の点の説明を適宜省略する。
実施の形態5に係る画像形成装置1Dを説明する。図13は、実施の形態5に係る画像形成装置1Dの制御装置40Dの機能的な構成の一例を示すブロック図である。なお、実施の形態5に係る画像形成装置1Dの制御装置40Dのハードウェア構成は、図9と同様である。図13に示すように、実施の形態5に係る画像形成装置1Dの構成は、制御装置40Dを除き、実施の形態1と同様である。そして、制御装置40Dは、実施の形態1に係る制御装置40に対して、第一制御部401の代わりに第一制御部401Dを備え、さらに、第三計時部407及び第三記憶部408を備える。第三記憶部408は図9のROM414及びRAM415等によって実現され、第三計時部407は第二タイマ416等によって実現される。
第三記憶部408は、画像形成装置1Dの使用頻度の時間的な情報である繁閑情報を記憶している。繁閑情報は、例えば、画像形成装置1Dのユーザ、製造メーカ、販売業者又はメンテナンス業者等によって予め作成され、第三記憶部408に記憶され得る。
繁閑情報は、例えば、画像形成装置1Dの使用頻度の時間的変化を示す情報であってもよい。使用頻度の時間的変化は、1年間における使用頻度の時間的変化であってもよく、1ヶ月における使用頻度の時間的変化であってもよく、1週間における使用頻度の時間的変化であってもよく、1日における使用頻度の時間的変化であってもよく、上記使用頻度の少なくとも2つを組み合わせた使用頻度の時間的変化であってもよい。時間的変化における時間の単位の例は、季節、半期又は四半期等の時期、月、週、日、時間(hour)、分及び秒である。例えば、画像形成装置1Dが事業会社で使用される場合、使用頻度の時間的変化は、当該事業会社の営業時間、休業時間、営業日、毎週の定常的な休業日、長期休暇などの特別な休業日、繁忙期、及び閑散期等を示してもよい。
さらに、第三記憶部408は、使用頻度と、使用頻度に対応する定期的復帰の周期とを、対応付けて記憶している。例えば、使用頻度が高い高領域、使用頻度が低い低領域、及び、高領域と低領域との中間領域について、定期的復帰の周期が対応付けられてもよい。高領域の定期的復帰の周期は、中間領域の定期的復帰の周期よりも短い又は同じとされ、低領域の定期的復帰の周期は、中間領域の定期的復帰の周期よりも長い又は無限大とされてもよい。定期的復帰の周期が無限大の場合、定期的復帰が中止される。使用頻度の高低の基準は、画像形成装置1Dの使用環境等に応じて任意に設定され得る。
第三計時部407は、時刻を計測し、第一制御部401Dに出力する。時刻は、年月日を含み得る。
第一制御部401Dは、実施の形態1に係る第一制御部401と同様に機能する。さらに、第一制御部401Dは、第三計時部407によって検出される時刻に基づき、第三記憶部408を参照することによって、当該時刻に対応する使用頻度を特定し、特定された使用頻度に応じて、定期的復帰の周期を決定する。また、第一制御部401Dは、繁閑情報を参照することによって、第三計時部407によって検出される時刻だけでなく、当該時刻以後の使用頻度を特定し、当該時刻以後の定期的復帰の周期を決定してもよい。
図14は、実施の形態5に係る画像形成装置1Dの動作の一例を示すフローチャートである。図14に示すように、画像形成装置1Dの制御装置40Dは、ステップS101~S112の処理を実施の形態1と同様に行う。
さらに、制御装置40Dの第一制御部401Dは、ステップS101及びS102の間において、現時点に想定される画像形成装置1Dの使用頻度である想定使用頻度を取得する(ステップS501)。具体的には、第一制御部401Dは、第三記憶部408に記憶される繁閑情報を参照することによって、第三計時部407から取得される時刻に対応する画像形成装置1Dの使用頻度を、想定使用頻度として取得する。
次いで、第一制御部401Dは、画像形成装置1Dに現在設定されている定期的復帰の周期が、想定使用頻度に対応するか否かを判定する(ステップS502)。具体的には、第一制御部401Dは、第三記憶部408を参照することによって、現在設定されている上記周期に対応する使用頻度を特定し、特定された使用頻度が想定使用頻度に該当するか否かを判定する。第一制御部401Dは、該当する場合(ステップS502でYes)、ステップS102に進み、該当しない場合(ステップS502でNo)、ステップS503に進む。
ステップS503において、第一制御部401Dは、第三記憶部408を参照することによって、想定使用頻度に対応するように、定期的復帰の周期を変更する。第一制御部401Dは、ステップS503の処理後、ステップS101に戻る。
上述のような実施の形態5に係る画像形成装置1Dによると、実施の形態1に係る画像形成装置1と同様の効果が得られる。さらに、実施の形態5に係る画像形成装置1Dは、時刻を計測する第三計時部407と、画像形成装置1Dの使用頻度の時間的な情報である繁閑情報を格納する第三記憶部408とを備える。第一制御部401Dは、第三計時部407によって検出される時刻に基づき、画像形成装置1Dの使用頻度を特定し、特定された使用頻度に応じて、ディープスリープ状態からスリープ状態への定期的な復帰の周期を変更する。
上記構成によると、画像形成装置1Dは、繁閑情報から特定される使用頻度に応じて、定期的復帰の周期を変更する。例えば、画像形成装置1Dは、使用頻度が低い場合、上記周期を長くすることによって、スリープ状態への復帰に起因する消費電力を低減することができる。例えば、画像形成装置1Dは、画像形成装置1Dの使用が想定されていない時間帯、日又は期間において、定期的復帰の頻度を減らす又は定期的復帰をなくし、それにより、消費電力を効果的に低減することができる。
(実施の形態6)
実施の形態6に係る画像形成装置1Eは、画像形成装置1Eの時間的な使用頻度を推定し、推定された使用頻度に応じて定期的復帰の周期を変更する点で、実施の形態5と異なる。以下において、実施の形態6について、実施の形態1~5と異なる点を中心に説明し、実施の形態1~5と同様の点の説明を適宜省略する。
実施の形態6に係る画像形成装置1Eを説明する。図15は、実施の形態6に係る画像形成装置1Eの制御装置40Eの機能的な構成の一例を示すブロック図である。図16は、実施の形態6に係る画像形成装置1Eの制御装置40Eのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図15に示すように、実施の形態6に係る画像形成装置1Eの機能的な構成は、制御装置40E及び第二検出部602を除き、実施の形態5と同様である。画像形成装置1Eは、画像形成装置1Eに接近する人を検出する第二検出部602を備える。第二検出部602は、検出結果を制御装置40Eに出力する。そして、制御装置40Eは、実施の形態5に係る制御装置40Dに対して、第一制御部401Dの代わりに、第一制御部401Eを備える。さらに、第一制御部401Eは、推定部401Eaを含む。
図16に示すように、実施の形態6に係る画像形成装置1Eのハードウェア構成は、人感センサ61を除き、実施の形態1と同様である。人感センサ61は、第二検出部602を実現するハードウェアであり、画像形成装置1Eに接近する人を検出し、検出結果をCPU411に出力する。人感センサ61は、人感センサ61の周囲の所定のエリア内の人を感知することによって、画像形成装置1Eに接近する人を検出する。例えば、人感センサ61は、その周囲に感知線を放射し、感知線を横切る人を感知するように構成される。感知線の例は、赤外線、超音波、可視光又はこれらの組み合わせである。
図15を参照すると、第一制御部401Eは、実施の形態5に係る第一制御部401Dと同様に機能する。さらに、第一制御部401Eの推定部401Eaは、第三計時部407によって検出される時刻と、第二検出部602によって検出される人の数量とに基づき、時間期間において検出される人の数量を推定する。
つまり、推定部401Eaは、第二検出部602の人の検出結果と、第三計時部407の時刻の検出結果とに基づき、画像形成装置1Eに接近する人の時間的な頻度を推定する。具体的には、推定部401Eaは、第七所定時間当たりに画像形成装置1Eに接近する人の数量を、上記頻度として算出し、算出された頻度と人の検出時間帯又は人の検出日時とを対応付けて、第三記憶部408に記憶させる。本実施の形態では、第七所定時間は、1時間であるが、これに限定されない。例えば、第七所定時間は、1以上の分、時間、日、週、月又は時期等であってもよい。ここで、第七所定時間は、時間期間の一例である。
さらに、第三記憶部408には、画像形成装置1Eに接近する人の頻度と、定期的復帰の周期とが、対応付けてられて記憶されている。上記頻度の挙動は、画像形成装置1Eの使用頻度の挙動に類似すると見なすことができる。このため、上記頻度及び定期的復帰の周期は、実施の形態5の使用頻度及び定期的復帰の周期と類似する規則で対応付けることができる。
そして、第一制御部401Eは、実施の形態5に係る第一制御部401Dと同様に、第三計時部407によって検出される時刻に基づき、第三記憶部408を参照することによって、当該時刻に対応する頻度を特定し、特定された頻度に応じて、定期的復帰の周期を決定する。
上述のような実施の形態6に係る画像形成装置1Eによると、実施の形態5に係る画像形成装置1Dと同様の効果が得られる。さらに、実施の形態6に係る画像形成装置1Eは、時刻を計測する第三計時部407と、画像形成装置1Eに接近する人を検出する第二検出部602と、第三計時部407によって検出される時刻と、第二検出部602によって検出される人の数量とに基づき、時間期間において検出される人の数量を推定する推定部401Eaとを備える。第一制御部401Eは、推定部401Eaの推定結果に応じて、ディープスリープ状態からスリープ状態への定期的な復帰の周期を変更する。
上記構成によると、画像形成装置1Eは、時間期間において検出される人の推定数量に応じて、定期的復帰の周期を変更する。上記推定数量の挙動は、画像形成装置1Eの使用頻度の挙動に類似する。例えば、画像形成装置1Eは、上記推定数量が少ない場合、上記周期を長くすることによって、消費電力を低減することができる。画像形成装置1Eは、上記推定数量が多い場合、上記周期を短くすることによって、ヒータ50を除湿のために効果的に作動させることができ、印刷品質を向上することができる。例えば、画像形成装置1Eが事業会社で使用される場合、当該事業会社の営業時間、休業時間及び営業日等に応じて、様々な時間期間における推定数量が算出され、用いられてもよい。
(その他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態の例について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されない。すなわち、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。例えば、各種変形を実施の形態に施したもの、及び、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
また、本発明は、画像形成方法も含む。例えば、画像形成方法は、画像形成装置を待機状態、前記待機状態よりも消費電力が小さいスリープ状態、又は前記スリープ状態よりも消費電力が小さいディープスリープ状態にし、前記ディープスリープ状態のとき、前記画像形成装置を定期的に且つ一時的に前記スリープ状態に復帰させ、前記ディープスリープ状態から復帰した前記スリープ状態のとき、前記画像形成装置の内部の湿度の情報を取得し、前記湿度の情報に応じて、前記画像形成装置の内部を加熱する指令を出力する。この画像形成方法によれば、上記画像形成装置と同様の効果が得られる。このような画像形成方法は、CPU、LSIなどの回路、ICカード又は単体のモジュール等によって、実現されてもよい。
1,1A,1B,1C,1D,1E 画像形成装置
40,40A,40B,40C,40D,40E 制御装置
50 ヒータ
60 温湿度センサ
61 人感センサ
401,401A,401B,401C,401D,401E 第一制御部
401Ea 推定部
402,402A,402B 第二制御部
403 第一計時部
404 第一記憶部
405 第二記憶部
406 第二計時部
407 第三計時部
408 第三記憶部
601 第一検出部
602 第二検出部
特開2015-230459号公報

Claims (8)

  1. 内部の空気を加熱して湿度を調整するヒータを備える画像形成装置であって、
    前記画像形成装置を、待機状態、前記待機状態よりも消費電力が小さいスリープ状態、又は前記スリープ状態よりも消費電力が小さいディープスリープ状態にするように制御する第一制御部と、
    前記ヒータの動作を制御する第二制御部と、
    前記内部の湿度を検出する第一検出部と
    記憶部とを備え、
    前記第一制御部は、前記ディープスリープ状態の前記画像形成装置を定期的に且つ一時的に前記スリープ状態に復帰させ、
    前記第二制御部は、前記ディープスリープ状態から復帰した前記スリープ状態のとき、前記第一検出部によって検出される湿度に応じて、前記ヒータを作動させ
    更に前記第二制御部は、前記ヒータを作動させた回数を前記記憶部に蓄積し、
    前記第一制御部は、前記回数が第一閾値以下である場合、前記ディープスリープ状態から前記スリープ状態への定期的な復帰の周期を長くし、前記回数が前記第一閾値よりも多い場合、前記周期を短くする
    画像形成装置。
  2. 記憶部をさらに備え、
    前記第二制御部は、前記ヒータを作動させた累積時間を前記記憶部に蓄積し、
    前記第一制御部は、前記累積時間が第二閾値以下である場合、前記ディープスリープ状態から前記スリープ状態への定期的な復帰の周期を長くし、前記累積時間が前記第二閾値よりも長い場合、前記周期を短くする
    請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記第一制御部は、前記ディープスリープ状態の前記画像形成装置に対する操作入力を取得すると、前記ディープスリープ状態から前記スリープ状態への定期的な復帰に代えて、前記画像形成装置を前記スリープ状態に復帰させる
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 時刻を計測する計時部と、
    前記画像形成装置の使用頻度の時間的な情報である繁閑情報を格納する記憶部とをさらに備え、
    前記第一制御部は、
    前記計時部によって検出される時刻に基づき、前記使用頻度を特定し、
    前記使用頻度に応じて、前記ディープスリープ状態から前記スリープ状態への定期的な復帰の周期を変更する
    請求項1~のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 時刻を計測する計時部と、
    前記画像形成装置に接近する人を検出する第二検出部と、
    前記計時部によって検出される時刻と、前記第二検出部によって検出される人の数量とに基づき、時間期間において検出される人の数量を推定する推定部とをさらに備え、
    前記第一制御部は、前記推定部の推定結果に応じて、前記ディープスリープ状態から前記スリープ状態への定期的な復帰の周期を変更する
    請求項1~のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第一検出部は、前記ディープスリープ状態のとき作動停止し、前記ディープスリープ状態から復帰した前記スリープ状態のとき作動する
    請求項1~のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記ディープスリープ状態から定期的に且つ一時的に復帰する前記スリープ状態の期間は、前記スリープ状態の間の前記ディープスリープ状態の期間よりも短い
    請求項1~のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 画像形成装置を待機状態、前記待機状態よりも消費電力が小さいスリープ状態、又は前記スリープ状態よりも消費電力が小さいディープスリープ状態にし、
    前記ディープスリープ状態のとき、前記画像形成装置を定期的に且つ一時的に前記スリープ状態に復帰させ、
    前記ディープスリープ状態から復帰した前記スリープ状態のとき、前記画像形成装置の内部の湿度の情報を取得し、前記湿度の情報に応じて、前記画像形成装置の内部の空気を加熱して湿度を調整する指令を出力し、
    前記画像形成装置の内部の空気を加熱して湿度を調整するためにヒータを動作させた回数を蓄積し、
    前記回数が第一閾値以下である場合、前記ディープスリープ状態から前記スリープ状態への定期的な復帰の周期を長くし、前記回数が前記第一閾値よりも多い場合、前記周期を短くする
    画像形成方法。
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