JP6821267B2 - 車両制御装置および車両制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両制御装置および車両制御方法に関する。
特許文献1は、自車の走行する道路の路面状況、例えば、低μ路を光学的な画像認識手段で検出して、摩擦係数μに応じて、油圧をコントロールすることで、適切な油圧でコントロールできることから、燃費の向上を図ったり、変速段(含む変速比)をコントロールすることで、走行性能の向上を図ったりすることを開示している。
特開平03−204465号公報
しかしながら、レーザー光を使って物体の検知や物体までの距離を測定可能なレーザーライダーのようなセンサを用いて路面の摩擦係数μ(言い換えると、アスファルト路面、コンクリート路面、ブロック路面、砂利路面)を検出する場合、光の反射を検知してそれを画像処理し、前方の路面の種別を判定するまで処理に時間がかかるため、車両が高速で走行しているときは、実際の走行路面に対し路面の判定が間に合わない恐れがある。
本発明の目的は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、高車速で走行している場合はレーザーライダーのような光の反射を利用した路面検知を中止することで、路面種別の判定結果に基づく車両制御の遅れを防止し、路面に応じた適切な制御を行うことができる車両制御装置および車両制御方法を提供することにある。
車両制御装置および車両制御方法であって、車両制御部は、車両が所定速度以上で走行している場合には、路面種別判定部の判定結果による車両の制御を禁止することとした。
路面種別の判定結果に基づく車両制御の遅れを防止し、路面に応じた適切な制御を行うことができる。
本発明に係る車両制御装置の概略構成を示す図である。 実施例1に係る路面種別判定部の処理の内容を示したフローチャートである。 実施例1に係る路面種別による無段変速機の概略の油圧特性図である。 実施例1に係る車両制御装置において、所定車速未満の場合の車両制御時の無段変速機の油圧の変化を示すタイムチャートである。 実施例2に係る路面種別判定部の処理の内容を示したフローチャートである。 実施例2で路面検知処理を停止中の路面種別判定部の処理の内容を示したフローチャートである。 実施例3に係る路面種別判定部の処理の内容を示したフローチャートである。 実施例3に係る路面種別によるエンジンの概略の出力特性図である。 実施例3に係る車両制御装置の車両制御時のエンジンの出力の変化を示すタイムチャートである。
図1は、本発明に係る車両制御装置の概略構成を示す図である。
この車両は動力源としてエンジン1を備える。エンジン1の出力回転は、ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ2、第1ギヤ列3、バリエータ20、副変速機30(以下、バリエータ20と副変速機30を合わせて、単に「無段変速機4」という。)、第2ギヤ列5、終減速装置6を介して駆動輪7へと伝達される。第2ギヤ列5には駐車時に変速機4の出力軸を機械的に回転不能にロックするパーキング機構8が設けられている。
車両には、車両制御部としての、エンジン1を制御するエンジンコントローラ1aと、エンジン1の動力の一部を利用して駆動されるオイルポンプ10と、オイルポンプ10からの油圧を調圧して変速機4の各部位に供給する油圧制御回路11を制御する制御装置としての変速機コントローラ12と、ホイールシリンダへ供給されるブレーキ圧をブレーキペダル踏力に応じて制御する制御装置としてブレーキコントローラ100とが設けられている。
また、アクセル開度(スロットル開度)センサ41、プライマリ入力回転速度センサ42、車速センサ43、無段変速機4の油圧センサ44、運転者が操作するセレクトレバー位置センサ45等が設けられている。これらのセンサは、CAN(Controller Area Network)や高速通信バス等の適切なバスを介して接続されており、相互に情報を共有することができる。
また、路面種別判定部(ADAS)50は、エンジンコントローラ1a、変速機コントローラ12、ブレーキコントローラ100へ路面種別の情報を出力する。
各コントローラ1a、12、100は、路面種別に適合した特性を有している。詳細は、後述する。
路面種別判定部(ADAS)50は、車両前方約30m先の路面にレーザー光を照射して、反射するレーザー光を受信するセンサ(Laser LIDAR)60から、受信結果を取得し、受信結果から路面の反射率を算出し、路面種別を判定している。
さらに、路面種別判定部(ADAS)50は、ワイパー71、フロントガラスに設置された振動センサ72、あるいはインターネット経由での走行中の場所の天気等の情報73に基づき、路面が濡れているか否かを判定する路面状況判定部70から判定結果データを取得している。詳細は、後述する。
無段変速機4の各構成について説明すると、バリエータ20と、バリエータ20に対して直列に設けられる副変速30とを備える。
バリエータ20は、プライマリプーリ21と、セカンダリプーリ22と、プーリ21、22の間に掛け回されるVベルト23とを備えるベルト式無段変速機である。プーリ21、22は、それぞれ固定円錐板と、この固定円錐板に対してシーブ面を対向させた状態で配置され固定円錐板との間にV溝を形成する可動円錐板と、この可動円錐板の背面に設けられて可動円錐板を軸方向に変位させる油圧シリンダ23a、23bとを備える。油圧シリンダ23a、23bに供給される油圧を調整すると、V溝の幅が変化してVベルト2 3と各プーリ21、22との接触半径が変化し、バリエータ20の変速比vRatioが無段階に変化する。
副変速機30は前進2段・後進1段の変速機構である。副変速機30は、2つの遊星歯車のキャリアを連結したラビニョウ型遊星歯車機構31と、ラビニョウ型遊星歯車機構31を構成する複数の回転要素に接続され、それらの連係状態を変更する複数の摩擦締結要素(Lowブレーキ32、Highクラッチ33、Revブレーキ34)とを備える。各摩擦締結要素32〜34への供給油圧を調整し、各摩擦締結要素32〜34の締結・解放状態を変更すると、副変速機30の変速段が変更される。例えば、Lowブレーキ32を締結し、Highクラッチ33とRevブレーキ34を解放すれば副変速機30 の変速段は1速となる。Highクラッチ33を締結し、Lowブレーキ32とRevブレーキ34を解放すれば副変速機30の変速段は1速よりも変速比が小さな2速となる。また、Revブレーキ34を締結し、Lowブレーキ32とHighクラッチ33を解放すれば副変速機30の変速段は後進となる。
図2は、実施例1に係る路面種別判定部の処理の内容を示したフローチャートである。
ステップS1では、路面種別判定部50は、ワイパー作動中、振動センサが雨滴を検知、あるいはインターネット経由で走行中の場所が雨の情報に基づき、路面が濡れていると判定する路面状況判定部70の判定結果データを読み込み、処理をステップ2へと移行する。
ステップS2では、路面種別判定部50は、路面状況判定部70の判定結果データから、路面が濡れていると判定すると、処理をステップS9へ移行する。また、路面は濡れていないと判定すると、処理をステップS3へ移行する。
ステップS3では、路面種別判定部50は、センサ(Laser LIDAR)60から路面検出データを読み込み、処理をステップS4へと移行する。
ステップS4では、路面種別判定部50は、読み込んだ路面検出データを記憶している路面学習データと比較可能な形式に変換を行い、処理をステップS5へ移行する。
ステップS5では、路面種別判定部50は、路面学習データを読み込み、処理をステップS6へ移行する。
なお、ここで、路面学習データは、4種類(アスファルト路面、コンクリート路面、ブロック路面、砂利路面)の乾いた路面の学習データを有している。
ステップS6では、路面種別判定部50は、読み込んだ路面検出データと4種類の路面学習データを比較し一致するか否かを判定する。
一致しない場合には、路面種別に応じた制御を禁止し、ステップ9へ移行する。
あるいは、一番安全率が大きいアスファルト路面に応じた制御を行っても良い。
4種類の路面種別のいずれかと一致した場合には、処理をステップS7へ移行する。
なお、具体的な一致する判断は、路面検出データと路面学習データが80%以上の確率で類似であるとの判断で行っている。
ステップS7では、路面種別判定部50は、判定した路面種別を変速機コントローラ12へ出力し、処理をステップS11へ移行する。ここで、路面種別判定部50の処理は、終了する。
ステップS11では、変速機コントローラ12は、CAN通信により車速センサ43から取得した車速データに基づいて、車両の走行速度が所定速度以上か否かを判定する。所定速度以上の場合は、処理をステップS12へ移行し、所定速度未満であると判断した場合は、処理をステップS8へ移行する。ここで、所定速度とは、高車速で走行している場合、センサ(Laser LIDAR)60で近くの路面を判定しても、判定時にはその地点を通過してしまうような走行速度のことであり、センサ60により測定しうる対象物までの距離や測定時間を考慮して決定することができる。
ステップ12では、変速機コントローラ12は路面種別に応じた制御を禁止し、処理を終了する。
ステップS8では、変速機コントローラ12が路面種別に応じた油圧特性あるいは変速比特性に変更して、処理を終了する。
ステップS9では、濡れた路面情報を変速機コントローラ12へ出力し、処理をステップS10へ移行する。ここで、路面種別判定部50の処理は、終了する。
ステップS10では、変速機コントローラ12が、濡れた路面に応じた油圧特性あるいは変速比特性に変更して、処理を終了する。
なお、本実施例の場合、一番安全率が大きいアスファルト路面に応じた特性としている。
図3は、実施例1に係る路面種別による概略の無段変速機の油圧特性図である。
横軸は、アクセル開度、縦軸は、無段変速機油圧、例えばライン圧を示している。
車輪のグリップ力が一番高いアスファルト路面が一番油圧が高く、次にコンクリート路面、ブロック路面、最もグリップ力が低い砂利路面を一番油圧を低く設定してある。
車両が高μ路を走行する場合は駆動輪7から受ける大きなトルクの影響でベルト滑りの恐れがあるため、無段変速機4に高い油圧を供給する必要がある。一方、低μ路では、駆動輪7からの大きなトルク入力がないため油圧を下げることができる。このような路面種別に基づいて油圧制御を行うことで、燃費の向上を図りつつベルト滑りを防止することを目的として、変速機コントローラ12は、路面種別判定部50よりの路面種別に応じて、油圧特性を切り替えている。
図4は、実施例1に係る車両制御装置の車両制御時の無段変速機の油圧の変化を示すタイムチャートである。
図4にて、実施例1の作動を説明する。
横軸は、時間であり、縦軸は、上が路面種別、下が無段変速機の油圧を示している。
前述したが、路面判別判定部(ADAS)50は、車両前方約30m先の路面にレーザー光を照射して、その反射光を受信するセンサ(Laser LIDAR)60から、路面検出データを取得している。
そこで、時間t1で、路面判別判定部(ADAS)50が、現在走行中のアスファルト路面から車両前方約30m先はコンクリート路面と判定し、時間t2でコンクリート路面の走行を開始する。そして、時間t2で、予め備えたコンクリート路面の油圧特性に基づき、徐々に目標油圧に向けて、油圧の低下を開始する。
時間t3で、目標油圧に達し、この目標油圧を維持する。時間Tは、判定してからコンクリート路面に達する時間である。これは、車速に応じて変化するため、算定した時間Tが経過したときに、上記の油圧制御を開始している。
次に作用効果を説明する。
実施例1の車両制御装置および車両制御方法にあっては、以下に列挙する作用効果を奏する。
(1)変速機コントローラ12は、車両が所定の速度以上のときは、路面種別判定部の判定結果による車両の制御を禁止するようにした。
よって、高車速で走行している場合、レーザーライダーで路面種別を判定しても、判定時には実際の走行地点がレーザーライダーで判定した地点を通過してしまい、路面種別に基づく適切な車両制御ができないという課題を解決できる。
(2)とくに、コンクリート路面といった低μ路を走行中に、アスファルト路面に切り替わる場合、路面種別の判定が遅くなると、実際の路面の切り替わり地点に対して油圧の上変更が遅れることになる。すなわち、実際の走行路面がアスファルト路面に切り替わったときには自動変速機の油圧が低いままとなるため、路面が切り替わった瞬間にベルトに大きな負荷がかかりベルト滑りが発生する恐れがある。しかしながら、車両が所定の速度以上のときは、路面種別判定部の判定結果に基づいて行う自動変速機の油圧の変更を行わないことで、制御遅れに起因するベルト滑りを防止できる。
図5は、実施例2に係る路面種別判定部の処理の内容を示したフローチャートである。
ステップS21では、路面種別判定部50は、CAN通信により車速センサから取得した車速データに基づいて、車両の走行速度が所定速度以上か否かを判定する。所定速度以上の場合は、処理をステップS22へ移行し、所定速度未満であると判断した場合は、処理を終了する。
ステップS22では、路面種別判定部50は、路面検知処理を停止し、処理をステップ23へ移行する。ここで、路面検知処理とは、路面種別判定部50の作動を禁止することであり、これにはセンサ(Laser LIDAR)60によるセンシングを停止すること、その回転を停止すること、レーザー照射も行わないこと、および路面種別判定の演算処理のみを行わないことの何れか1つ又はすべてを含む。
ステップ23では、変速機コントローラ12が油圧低減中か否かを判定する。油圧低減中の場合は、処理をステップ24へ移行し、油圧低減中でない場合は、処理を終了する。
ステップ24では、変速機コントローラ12は、路面種別による低減油圧をゼロにし、処理を終了する。ここで、路面種別による低減油圧とは、車輪のグリップ力が一番高く、最も高い油圧が設定された路面(例えば、図3のアスファルト路面)の油圧特性(基本油圧)から、別の路面に移行する場合に差し引く油圧のことであり、例えば、図4に示すように、アスファルトからコンクリートに移行する場合は、これらの油圧特性の差を示すものである。
図6は、上記路面検知処理を停止中の路面種別判定部の処理の内容を示したフローチャートである。
ステップS31では、路面種別判定部50は、路面検知処理を中止しているか否かを判定する。路面検知処理を中止している場合は、処理をステップS32へ移行し、路面検知処理を中止していないと判断した場合は、処理を終了する。
ステップS32では、路面種別判定部50は、CAN通信により車速センサから取得した車速データに基づいて、車両の走行速度が所定速度以上か否かを判定する。所定速度以上の場合は、処理をステップS33へ移行し、所定速度未満であると判断した場合は、処理を終了する。
ステップ33では、図5に示したフローチャートに基づく路面検知処理を開始し、本処理を終了する。
次に作用効果を説明する。
実施例2の車両制御装置および車両制御方法にあっては、以下に列挙ずる作用効果を奏する。
(1)前記路面種別判定部は、前記車両が所定速度以上で走行している場合には、前記路面種別判定部の作動を禁止するようにした。
よって、路面検知処理を停止することで電力消費を抑えることができる。
本発明の他の実施例に係る車両制御装置は、車両制御部が、車両が所定速度以上で走行している場合には、路面種別判定部の判定結果に応じた自動変速機の油圧変更を禁止することを特徴とする。この場合、車両制御部は、高μ路の油圧特性に基づいて、自動変速機の油圧を制御することが好ましい。また、油圧制御を行わないだけで、その他の制御、例えば、エンジン出力の制御は行ってもよい。
図7は、油圧制御の代わりにエンジン出力制御を行う場合の実施例3に係る路面種別判定部の処理の内容を示したフローチャートである。
ステップS6までは、図2に示した実施例1および2のフローチャートと同じため、同一の符号を付しているので、説明は省略し、ステップS17より説明する。
ステップS17では、路面種別判定部50は、判定した路面種別をエンジンコントローラ1aへ出力し、処理をステップS18へ移行する。ここで、路面種別判定部50の処理は、終了する。
ステップS18では、エンジンコントローラ1aが、路面種別に応じたエンジン出力特性に変更して、処理を終了する。
ステップS19では、路面種別判定部50は、濡れた路面情報をエンジンコントローラ1aへ出力し、処理をステップS20へ移行する。ここで、路面種別判定部50の処理は、終了する。
ステップS20では、エンジンコントローラ1aが、濡れた路面に応じたエンジン出力特性に変更して、処理を終了する。
なお、本実施例の場合、一番安全率が大きい砂利路面に応じた特性としている。
図8は、実施例3に係る路面種別による概略のエンジンの出力特性図である。
横軸は、スロットル開度、縦軸は、エンジン出力を示している。
車輪のグリップ力が一番高いアスファルト路面がアクセル開度APOに対するエンジン出力が一番高く、次にコンクリート路面、ブロック路面、最もグリップ力が低い砂利路面をアクセル開度APOに対するエンジン出力を一番低く設定してある。
エンジンコントローラ1aは、路面種別判定部50よりの路面種別に応じて、エンジン出力特性を切り替えている。
なお、濡れた路面の場合には、砂利路面の特性を使用している。
図9は、実施例3に係る車両制御装置の車両制御時のエンジンの出力の変化を示すタイムチャートである。
図9にて、実施例3の作動を説明する。
横軸は、時間であり、縦軸は、上が路面種別、下がエンジン出力を示している。
前述したが、路面判別判定部(ADAS)50は、車両前方約30m先の路面にレーザー光を照射して、その反射光を受信するセンサ(Laser LIDAR)60から、路面検出データを取得している。
そこで、時間t1で、路面判別判定部(ADAS)50が、車両前方約30m先は砂利路面と判定し、時間t2で事前に砂利路面の特性により、徐々に目標エンジン出力に向けて、エンジン出力の低下を開始する。
時間t3で、目標エンジン出力に達すると、目標エンジン出力を維持し、時間t4で砂利路面の走行を開始する。時間Tは、判定してから砂利路面に到達する時間である。これは、車速に応じて変化するため、算定した時間T内で、制御が終了するようにしている。
次に作用効果を説明する。
実施例3の車両制御装置および車両制御方法にあっては、以下に列挙する作用効果を奏する。
(1)車両制御部は、前記車両が所定速度以上で走行している場合には、前記路面種別判定部の判定結果に応じたエンジン出力制御を禁止するようにした。
よって、エンジン出力を低減して走行中に、低μ路から高μ路に切り替わり、エンジン出力を戻す必要がある場合に、エンジン出力の復帰の遅れを防止することができる。
(2)また、前記路面種別判定部は、前記車両が所定速度以上で走行している場合には、前記路面種別判定部の作動を禁止するようにした。よって、路面検知処理を停止することで電力消費を抑えることができる。
以上、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は、実施例に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
上記実施例では、4種類の路面状況の学習データを有しているが、これだけに限るモノではなく、砂混じり路面等を追加してもよい。また、上記実施例における車速センサ43は、トランスミッションの出力軸の回転数を計測するセンサであるが、各輪に配置され、車輪速に応じた周期でパルス信号を発する車輪速センサであってもよい。
また、路面種別判定部(ADAS)50では、センサ(Laser LIDAR)60で検出した反射光を用いて路面の反射率を算出しているが、センサ(Laser LIDAR)60が独自の制御部を有し路面の反射率を算出してもよい。いずれの形態も本発明の範囲に含まれる。
1a エンジンコントローラ(車両制御部)
12 変速機コントローラ(車両制御部)
50 路面種別判定部(ADAS)
60 センサ(Laser LIDAR)
70 路面状況判定部

Claims (5)

  1. 光を使った路面の反射率に基づき路面種別を判定する路面種別判定部と、該路面種別判定部の判定結果に基づいて、車両の自動変速機の油圧または変速比あるいはエンジンの出力の制御を行う車両制御部と、車両の走行速度を検出する車速センサと、
    を備えた車両制御装置において、
    前記車両制御部は、前記車両が所定速度以上で走行している場合には、前記路面種別判定部の判定結果による車両の自動変速機の油圧または変速比あるいはエンジンの出力の制御を禁止すること、
    を特徴とする車両制御装置。
  2. 光を使った路面の反射率に基づき路面種別を判定する路面種別判定部と、該路面種別判定部の判定結果に基づいて、車両の自動変速機の油圧または変速比あるいはエンジンの出力の制御を行う車両制御部と、車両の走行速度を検出する車速センサと、
    を備えた車両制御装置において、
    前記路面種別判定部は、前記車両が所定速度以上で走行している場合には、前記路面種別判定部の作動を禁止すること、
    を特徴とする車両制御装置。
  3. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    前記車両制御部は、前記車両が所定速度以上で走行している場合には、前記路面種別判定部の判定結果に応じた自動変速機の油圧変更を禁止する、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両制御装置において、
    前記車両制御部は、前記車両が所定速度以上で走行している場合には、高μ路の油圧特性に基づいて、自動変速機の油圧を制御する、
    ことを特徴とする車両制御装置。
  5. 光を使った路面の反射率に基づき路面種別を判定する路面種別判定部と、車両の自動変速機の油圧または変速比あるいはエンジンの出力の制御を行う車両制御部と、車両の走行速度を検出する車速センサとを備え、
    路面種別に基づいて、車両の自動変速機の油圧または変速比あるいはエンジンの出力の制御を行う車両制御方法であって、
    光を使った路面の反射率に基づき路面種別を判定するステップと、
    路面種別に基づいて車両の自動変速機の油圧または変速比あるいはエンジンの出力の制御を行うステップと、
    を含み、
    前記車両制御部は、前記車両が所定速度以上で走行している場合には、前記路面種別判定部の判定結果による車両の自動変速機の油圧または変速比あるいはエンジンの出力の制御を禁止することを特徴とする車両制御方法。
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