JP2004332903A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004332903A JP2004332903A JP2003133560A JP2003133560A JP2004332903A JP 2004332903 A JP2004332903 A JP 2004332903A JP 2003133560 A JP2003133560 A JP 2003133560A JP 2003133560 A JP2003133560 A JP 2003133560A JP 2004332903 A JP2004332903 A JP 2004332903A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- shift pattern
- automatic transmission
- vehicle
- shift
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
【課題】発進時の加速性を損なうことなく、ドライバの意図する走行に適した変速パターンを選択できる自動変速機の変速制御装置を提供する。
【解決手段】ドライバの運転状況に応じて変速パターンを低回転変速パターンと高回転変速パターンとで切り換える変速パターン選択手段を備えた自動変速機の変速制御装置において、車両の停車を判断する停車判断手段を設け、前記変速パターン選択手段は、車両が停車したとき、高回転変速パターンを選択する。
【選択図】 図2
【解決手段】ドライバの運転状況に応じて変速パターンを低回転変速パターンと高回転変速パターンとで切り換える変速パターン選択手段を備えた自動変速機の変速制御装置において、車両の停車を判断する停車判断手段を設け、前記変速パターン選択手段は、車両が停車したとき、高回転変速パターンを選択する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転状況に応じて異なる変速パターンを切り替える変速パターン選択手段を備えた自動変速機の変速制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
この種の技術としては、エンジン負荷を所定時間毎に平均した平均エンジン負荷の変化速度を検出し、平均エンジン負荷の変化速度に応じて変速パターンマップを切り替えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
すなわち、平均エンジン負荷の変化速度が大きいときは、エンジンの高回転側に変速点が設定された高回転変速パターンが選択され、エンジン高回転域での加速性が向上する。一方、平均エンジン負荷の変化速度が小さいときは、エンジンの低回転側に変速点が設定された低回転変速パターンが選択され、省燃費を重視した走行が実施される。
【0004】
このように、平均エンジン負荷の変化速度に応じて変速パターンを切り替えることにより、ビジーシフト、ドライバの意図しない変速比変更を伴うことなく、変速パターンの適正化を実現している。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−147592号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、停車中のエンジンは、アイドリング状態を保持するトルクのみを発生しているため、エンジン負荷は走行時に比べて非常に小さくなる。また、停車中はエンジン負荷が一定であるため、平均エンジン負荷の変化速度が小さい。
【0007】
よって、上記従来技術にあっては、車両が停車したとき、低回転変速パターンが選択されるため、発進時の加速性が悪いという問題があった。一方、アクセル操作量が大きく、エンジン負荷が大きな状態で発進した場合でも、変速パターンの切り替えをエンジン負荷の平均で判断しているため、高回転変速パターンに切り替わるまでには時間を要する。したがって、高回転変速パターンへの切り替わりが発進後になり、加速性が悪い。
【0008】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、発進時の加速性を損なうことなく、ドライバの意図する走行に適した変速パターンを選択できる自動変速機の変速制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、ドライバの運転状況に応じて変速パターンを低回転変速パターンと高回転変速パターンとで切り換える変速パターン選択手段を備えた自動変速機の変速制御装置において、車両の停車を判断する車両停車判断手段を設け、前記変速パターン選択手段は、車両が停車したとき、高回転変速パターンを選択することを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】
よって、本発明にあっては、変速パターン選択手段は、車両が停車したとき、高回転変速パターンを選択するため、発進時にはドライバの加速要求に応じた変速が実施される。したがって、発進時の加速性を損なうことなく、ドライバの意図する走行に適した変速パターンを選択できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自動変速機の変速制御装置を実現する実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0012】
(第1実施例)
まず、構成を説明する。
図1は、第1実施例におけるベルト式無段変速機3(以下、CVTと記載する)を備えた自動変速機の制御系を示す図である。
【0013】
トルクコンバータ1は、回転伝達機構としてエンジン出力軸に連結されている。このトルクコンバータ1には、エンジンとCVT3を直結するロックアップクラッチ2が備えられている。トルクコンバータ1の出力側は前後進切換機構20のリングギア21と連結されている。前後進切換機構20は、エンジン出力軸12と連結したリングギア21,ピニオンキャリア22,変速機入力軸13と連結したサンギア23からなる遊星歯車機構から構成されている。ピニオンキャリア22には、変速機ケースにピニオンキャリア22を固定する後進ブレーキ24と、変速機入力軸13とピニオンキャリア22を一体に連結する前進クラッチ25が設けられている。
【0014】
変速機入力軸13の端部にはCVT3のプライマリプーリ30aが設けられている。CVT3は、上記プライマリプーリ30aとセカンダリプーリ30bと、プライマリプーリ30aの回転力をセカンダリプーリ30bに伝達するベルト34等からなっている。プライマリプーリ30aは、変速機入力軸13と一体に回転する固定円錐板31と、固定円錐板31に対向配置されてV字状プーリ溝を形成すると共にプライマリプーリシリンダ室33に作用する油圧によって変速機入力軸13の軸方向に移動可能である可動円錐板32からなっている。
【0015】
セカンダリプーリ30bは、従動軸38上に設けられている。セカンダリプーリ30bは、従動軸38と一体に回転する固定円錐板35と、固定円錐板35に対向配置されてV字状プーリ溝を形成すると共にセカンダリプーリシリンダ室37に作用する油圧によって従動軸38の軸方向に移動可能である可動円錐板36とからなっている。
【0016】
従動軸38には図示しない駆動ギアが固着されており、この駆動ギアはアイドラ軸に設けられたピニオン、ファイナルギア、差動装置を介して図外の車輪に至るドライブシャフトを駆動する。
【0017】
上記のようなCVT3にエンジン出力軸12から入力された回転力は、トルクコンバータ1および前後進切換機構20を介してCVT13に伝達される。変速機入力軸13の回転力はプライマリプーリ30a,ベルト34,セカンダリプーリ30b,従動軸38,駆動ギア,アイドラギア,アイドラ軸,ピニオン,およびファイナルギアを介して差動装置に伝達される。
【0018】
上記のような動力伝達の際に、プライマリプーリ30aの可動円錐板32およびセカンダリプーリ30bの可動円錐板36を軸方向に移動させてベルト34との接触位置半径を変えることにより、プライマリプーリ30aとセカンダリプーリ30bとの間の回転比つまり変速比を変えることができる。このようなV字状のプーリ溝の幅を変化させる制御は、CVTコントロールユニット(変速パターン選択手段)9を介してプライマリプーリシリンダ室33またはセカンダリプーリシリンダ室37への油圧制御により行われる。
【0019】
CVTコントロールユニット9には、アクセルポジションセンサ(アクセル開度検出手段)10からのアクセル開度、エンジン回転数センサ11からのエンジン回転数Ne、プライマリ回転数センサ4からのプライマリ回転数Npri、セカンダリ回転数センサ5からのセカンダリ回転数Nsec、プーリクランプ圧センサ14からのプーリクランプ圧等が入力される。この入力信号を元に制御信号を演算し、油圧コントロールバルブユニット6へ制御信号を出力する。なお、本実施例では、セカンダリ回転数Nsecを車速VSPとして読み込む(車速検出手段)。
【0020】
CVTコントロールユニット9は、車速VSP、エンジン回転数Neおよびアクセル開度に基づいて目標変速比を決定する2つの変速パターンマップを備えている。図3に高回転変速パターンマップ、図4に低回転変速パターンマップの一例をそれぞれ示す。
【0021】
図3の高回転変速パターンマップは、動力性能要求から決定されたものである。一方、図4の低回転変速パターンマップは、燃費を向上させるために全車速域で変速線をHi側に設定したものである。
【0022】
CVTコントロールユニット9は、ドライバの運転状況、具体的には、車速VSPとアクセル開度から推定されるドライバの加速要求に応じて2つの変速パターンを切り替える。
【0023】
油圧コントロールバルブユニット6へは、アクセル開度、エンジン回転数、変速比、入力軸回転数、プライマリ油圧等が入力され、プライマリプーリシリンダ室33とセカンダリプーリシリンダ室37へ制御圧を供給することで変速制御を行う。
【0024】
次に、作用を説明する。
[変速パターン選択制御処理]
図2は、CVTコントロールユニット9で実行される変速パターン選択制御処理の流れを示すフローチャートである。
【0025】
ステップS1では、セカンダリ回転数センサ5から車速VSP(セカンダリ回転数Nsec)を読み込み、ステップS2へ移行する。
【0026】
ステップS2では、停車中であるか、すなわち、車速VSPがゼロであるかどうかを判断する(停車判断手段に相当)。YESの場合にはステップS10へ進み、NOの場合にはステップS3へ進む。
【0027】
ステップS3では、アクセルポジションセンサ11からドライバのアクセル操作量APOを読み込み、ステップS4へ移行する。
【0028】
ステップS4では、所定時間前のアクセル開度(アクセル操作量APO)と現在のアクセル開度から、アクセル開速度ΔAPOを算出し(アクセル開速度検出手段)、ステップS5へ移行する。
【0029】
ステップS5では、車速VSPとアクセル操作量APO毎に設定されたアクセル開速度ΔAPOの加速要求しきい値を読み込み(加速要求しきい値設定手段に相当)、ステップS6へ移行する。
【0030】
ステップS6では、アクセル開速度ΔAPOと予め設定された加速要求しきい値とを比較し、ドライバの加速要求を判定する(加速要求判断手段に相当)。YES(ΔAPO>加速要求しきい値)の場合にはステップS11へ進み、NOの場合にはステップS7へ進む。
【0031】
ステップS7では、変化させる回転数差と時間に応じて、ドライブモードファクタDMFの移行率値(減算率)DMFratioを決定し、ステップS8へ移行する。この移行率値DMFratioは、ドライブモードファクタDMFが100%から0%へ移行する間に変化するエンジン回転数がドライバに違和感を与えないように決定されたものである。なお、ドライブモードファクタDMFとは、ドライバの加速要求係数をいい、初期値は100%である。
【0032】
ステップS8では、ドライブモードファクタDMFの減算処理を実施し、ステップS9へ移行する。
【0033】
ステップS9では、ドライブモードファクタDMFの下限処理(下限値0%)を実施し、ステップS11へ移行する。
【0034】
ステップS10では、ドライブモードファクタDMFを100%に設定し、ステップS11へ移行する。
【0035】
ステップS11では、図3,4に示した高回転変速パターンと低回転変速パターンとを参照し、ステップS11へ移行する。
【0036】
ステップS12では、ドライブモードファクタDMFを用いて高回転変速パターンと低回転変速パターンを内分して変速比を設定し、本制御を終了する。すなわち、ドライブモードファクタDMFが100%であれば高回転変速パターンが選択され、ドライブモードファクタDMFが0%であれば低回転変速パターンが選択されることとなる。
【0037】
なお、発止時の加速性能悪化を防止するため、図2のフローチャートのステップS11において、低回転変速パターンの低車速域を高回転変速パターンと同様に設定する方法(図3の最Lo線を所定車速以上、かつ、所定エンジン回転数以上の領域のみでHi側に設定する方法)が考えられる。ところが、ドライバが急加速を要求していない走行シーンでも一義的に高回転変速パターンが選択されるため、燃費の悪化が懸念されるので好ましくない。
【0038】
[停車時の変速パターン選択制御作用]
車両が停車したとき、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS10→ステップS11→ステップS12へと進む流れとなる。すなわち、ステップS2により車速VSPがゼロであると判断され、ステップS10によりドライブモードファクタDMFが100%に設定される。そして、ステップS12により、高回転変速パターンが選択され、減速特性を含む加速性を重視した変速比設定となる。
【0039】
[発進時の変速パターン選択制御作用]
発進時は、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7→ステップS8→ステップS9→ステップS11→ステップS12へと進む流れとなる。すなわち、ステップS7によりエンジン回転数差と時間に応じてドライブモードファクタDMFの移行率値DMFratioが決定され、ステップS12により高回転変速パターンに設定された変速比と低回転変速パターンに設定された変速比とを内分した変速比が設定されるため、変速パターンが高回転変速パターンから低回転変速パターンへ滑らかに移行する。そして、ドライブモードファクタDMFが0%となったとき、変速パターンが高回転変速パターンから低回転変速パターンへと切り替わる。
【0040】
図5は、第1実施例において、車両が停車してから発進するするときの変速パターンとエンジン回転数Neの変化を示すタイムチャートである。
【0041】
ここで、従来技術にあっては、時点t1で低回転変速パターンが選択され、時点t2でアクセルペダルが踏み込まれたとき、高回転変速パターンへの切り替わりが遅れがちとなるため、ドライバの意図する加速性が得られなかった。よって、加速性不足によるドライバのアクセル踏み増しに伴い、燃費悪化を招くおそれがある。
【0042】
これに対し、第1実施例では、時点t1で高回転変速パターンが選択されるため、時点t2でドライバがアクセルペダルを踏み込んだとき、従来技術と比較して、エンジン回転数Neの上昇勾配を大きくできるため、ドライバの意図する加速性が得られる。
【0043】
また、時点t3から時点t4までの間は、変速パターンが高回転変速パターンから低回転変速パターンへと滑らかに切り替わるため、回転数変化によりドライバへ違和感を与えるのを防止できる。
【0044】
次に、効果を説明する。
第1実施例の自動変速機の変速制御装置にあっては、次に列挙する効果が得られる。
【0045】
(1) 車両が停車したとき、高回転変速パターンを選択することとしたため、発進時の加速性を損なうことなく、ドライバの意図する走行に適した変速パターンを選択できる。
【0046】
(2) ドライバの加速要求があって車両が発進した後、ドライバの加速要求がなくなったとき、高回転変速パターンから低回転変速パターンへ滑らかに移行させることとしたため、発進後の一定車速運転を行う際に、燃費のよい走行を実施できる。つまり、発進時の加速性と一定車速走行時・緩加速時の燃費向上を両立できる。
【0047】
(3) アクセル開速度ΔAPOが車速VSPとアクセル操作量APOに応じて設定した加速要求しきい値を超えたとき、ドライバの加速要求があると判断することとしたため、加速要求判断が的確である。
【0048】
(4) 車速VSP(セカンダリ回転数Nsec)がゼロのとき、車両停車と判断することとしたため、確実な停車判断が可能となる。
【0049】
以上、本発明の自動変速機の変速制御装置を第1実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成については、第1実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0050】
例えば、第1実施例では、ドライブモードファクタDMFを減算(100%→0%)することによって、変速比パターンを高回転変速パターンから低回転変速パターンへ滑らかにに切り替える構成としたが、変速比変化率にリミッタを設定してもよい。
【0051】
また、本発明は、ベルト式無段変速機のみならず、有段の自動変速機にも適用可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるベルト式無段変速機を備えた自動変速機の制御系を示す図である。
【図2】CVTコントロールユニットで実行される変速パターン選択制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】高回転変速パターンの一例を示す図である。
【図4】低回転変速パターンの一例を示す図である。
【図5】第1実施例において、車両が停車してから発進するするときの変速パターンとエンジン回転数Neの変化を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ
2 ロックアップクラッチ
3 ベルト式無段変速機
4 プライマリ回転数センサ
5 セカンダリ回転数センサ
6 油圧コントロールバルブユニット
7 油圧センサ
8 オイルポンプ
9 コントロールユニット
10 アクセルポジションセンサ
11 エンジン回転数センサ
12 エンジン出力軸
13 変速機入力軸
14 クランプ圧センサ
31 固定円錐板
32 可動円錐板
33 プライマリプーリシリンダ室
34 ベルト
35 固定円錐板
36 可動円錐板
37 セカンダリプーリシリンダ室
38 従動軸
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転状況に応じて異なる変速パターンを切り替える変速パターン選択手段を備えた自動変速機の変速制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
この種の技術としては、エンジン負荷を所定時間毎に平均した平均エンジン負荷の変化速度を検出し、平均エンジン負荷の変化速度に応じて変速パターンマップを切り替えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
すなわち、平均エンジン負荷の変化速度が大きいときは、エンジンの高回転側に変速点が設定された高回転変速パターンが選択され、エンジン高回転域での加速性が向上する。一方、平均エンジン負荷の変化速度が小さいときは、エンジンの低回転側に変速点が設定された低回転変速パターンが選択され、省燃費を重視した走行が実施される。
【0004】
このように、平均エンジン負荷の変化速度に応じて変速パターンを切り替えることにより、ビジーシフト、ドライバの意図しない変速比変更を伴うことなく、変速パターンの適正化を実現している。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−147592号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、停車中のエンジンは、アイドリング状態を保持するトルクのみを発生しているため、エンジン負荷は走行時に比べて非常に小さくなる。また、停車中はエンジン負荷が一定であるため、平均エンジン負荷の変化速度が小さい。
【0007】
よって、上記従来技術にあっては、車両が停車したとき、低回転変速パターンが選択されるため、発進時の加速性が悪いという問題があった。一方、アクセル操作量が大きく、エンジン負荷が大きな状態で発進した場合でも、変速パターンの切り替えをエンジン負荷の平均で判断しているため、高回転変速パターンに切り替わるまでには時間を要する。したがって、高回転変速パターンへの切り替わりが発進後になり、加速性が悪い。
【0008】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、発進時の加速性を損なうことなく、ドライバの意図する走行に適した変速パターンを選択できる自動変速機の変速制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、ドライバの運転状況に応じて変速パターンを低回転変速パターンと高回転変速パターンとで切り換える変速パターン選択手段を備えた自動変速機の変速制御装置において、車両の停車を判断する車両停車判断手段を設け、前記変速パターン選択手段は、車両が停車したとき、高回転変速パターンを選択することを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】
よって、本発明にあっては、変速パターン選択手段は、車両が停車したとき、高回転変速パターンを選択するため、発進時にはドライバの加速要求に応じた変速が実施される。したがって、発進時の加速性を損なうことなく、ドライバの意図する走行に適した変速パターンを選択できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自動変速機の変速制御装置を実現する実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0012】
(第1実施例)
まず、構成を説明する。
図1は、第1実施例におけるベルト式無段変速機3(以下、CVTと記載する)を備えた自動変速機の制御系を示す図である。
【0013】
トルクコンバータ1は、回転伝達機構としてエンジン出力軸に連結されている。このトルクコンバータ1には、エンジンとCVT3を直結するロックアップクラッチ2が備えられている。トルクコンバータ1の出力側は前後進切換機構20のリングギア21と連結されている。前後進切換機構20は、エンジン出力軸12と連結したリングギア21,ピニオンキャリア22,変速機入力軸13と連結したサンギア23からなる遊星歯車機構から構成されている。ピニオンキャリア22には、変速機ケースにピニオンキャリア22を固定する後進ブレーキ24と、変速機入力軸13とピニオンキャリア22を一体に連結する前進クラッチ25が設けられている。
【0014】
変速機入力軸13の端部にはCVT3のプライマリプーリ30aが設けられている。CVT3は、上記プライマリプーリ30aとセカンダリプーリ30bと、プライマリプーリ30aの回転力をセカンダリプーリ30bに伝達するベルト34等からなっている。プライマリプーリ30aは、変速機入力軸13と一体に回転する固定円錐板31と、固定円錐板31に対向配置されてV字状プーリ溝を形成すると共にプライマリプーリシリンダ室33に作用する油圧によって変速機入力軸13の軸方向に移動可能である可動円錐板32からなっている。
【0015】
セカンダリプーリ30bは、従動軸38上に設けられている。セカンダリプーリ30bは、従動軸38と一体に回転する固定円錐板35と、固定円錐板35に対向配置されてV字状プーリ溝を形成すると共にセカンダリプーリシリンダ室37に作用する油圧によって従動軸38の軸方向に移動可能である可動円錐板36とからなっている。
【0016】
従動軸38には図示しない駆動ギアが固着されており、この駆動ギアはアイドラ軸に設けられたピニオン、ファイナルギア、差動装置を介して図外の車輪に至るドライブシャフトを駆動する。
【0017】
上記のようなCVT3にエンジン出力軸12から入力された回転力は、トルクコンバータ1および前後進切換機構20を介してCVT13に伝達される。変速機入力軸13の回転力はプライマリプーリ30a,ベルト34,セカンダリプーリ30b,従動軸38,駆動ギア,アイドラギア,アイドラ軸,ピニオン,およびファイナルギアを介して差動装置に伝達される。
【0018】
上記のような動力伝達の際に、プライマリプーリ30aの可動円錐板32およびセカンダリプーリ30bの可動円錐板36を軸方向に移動させてベルト34との接触位置半径を変えることにより、プライマリプーリ30aとセカンダリプーリ30bとの間の回転比つまり変速比を変えることができる。このようなV字状のプーリ溝の幅を変化させる制御は、CVTコントロールユニット(変速パターン選択手段)9を介してプライマリプーリシリンダ室33またはセカンダリプーリシリンダ室37への油圧制御により行われる。
【0019】
CVTコントロールユニット9には、アクセルポジションセンサ(アクセル開度検出手段)10からのアクセル開度、エンジン回転数センサ11からのエンジン回転数Ne、プライマリ回転数センサ4からのプライマリ回転数Npri、セカンダリ回転数センサ5からのセカンダリ回転数Nsec、プーリクランプ圧センサ14からのプーリクランプ圧等が入力される。この入力信号を元に制御信号を演算し、油圧コントロールバルブユニット6へ制御信号を出力する。なお、本実施例では、セカンダリ回転数Nsecを車速VSPとして読み込む(車速検出手段)。
【0020】
CVTコントロールユニット9は、車速VSP、エンジン回転数Neおよびアクセル開度に基づいて目標変速比を決定する2つの変速パターンマップを備えている。図3に高回転変速パターンマップ、図4に低回転変速パターンマップの一例をそれぞれ示す。
【0021】
図3の高回転変速パターンマップは、動力性能要求から決定されたものである。一方、図4の低回転変速パターンマップは、燃費を向上させるために全車速域で変速線をHi側に設定したものである。
【0022】
CVTコントロールユニット9は、ドライバの運転状況、具体的には、車速VSPとアクセル開度から推定されるドライバの加速要求に応じて2つの変速パターンを切り替える。
【0023】
油圧コントロールバルブユニット6へは、アクセル開度、エンジン回転数、変速比、入力軸回転数、プライマリ油圧等が入力され、プライマリプーリシリンダ室33とセカンダリプーリシリンダ室37へ制御圧を供給することで変速制御を行う。
【0024】
次に、作用を説明する。
[変速パターン選択制御処理]
図2は、CVTコントロールユニット9で実行される変速パターン選択制御処理の流れを示すフローチャートである。
【0025】
ステップS1では、セカンダリ回転数センサ5から車速VSP(セカンダリ回転数Nsec)を読み込み、ステップS2へ移行する。
【0026】
ステップS2では、停車中であるか、すなわち、車速VSPがゼロであるかどうかを判断する(停車判断手段に相当)。YESの場合にはステップS10へ進み、NOの場合にはステップS3へ進む。
【0027】
ステップS3では、アクセルポジションセンサ11からドライバのアクセル操作量APOを読み込み、ステップS4へ移行する。
【0028】
ステップS4では、所定時間前のアクセル開度(アクセル操作量APO)と現在のアクセル開度から、アクセル開速度ΔAPOを算出し(アクセル開速度検出手段)、ステップS5へ移行する。
【0029】
ステップS5では、車速VSPとアクセル操作量APO毎に設定されたアクセル開速度ΔAPOの加速要求しきい値を読み込み(加速要求しきい値設定手段に相当)、ステップS6へ移行する。
【0030】
ステップS6では、アクセル開速度ΔAPOと予め設定された加速要求しきい値とを比較し、ドライバの加速要求を判定する(加速要求判断手段に相当)。YES(ΔAPO>加速要求しきい値)の場合にはステップS11へ進み、NOの場合にはステップS7へ進む。
【0031】
ステップS7では、変化させる回転数差と時間に応じて、ドライブモードファクタDMFの移行率値(減算率)DMFratioを決定し、ステップS8へ移行する。この移行率値DMFratioは、ドライブモードファクタDMFが100%から0%へ移行する間に変化するエンジン回転数がドライバに違和感を与えないように決定されたものである。なお、ドライブモードファクタDMFとは、ドライバの加速要求係数をいい、初期値は100%である。
【0032】
ステップS8では、ドライブモードファクタDMFの減算処理を実施し、ステップS9へ移行する。
【0033】
ステップS9では、ドライブモードファクタDMFの下限処理(下限値0%)を実施し、ステップS11へ移行する。
【0034】
ステップS10では、ドライブモードファクタDMFを100%に設定し、ステップS11へ移行する。
【0035】
ステップS11では、図3,4に示した高回転変速パターンと低回転変速パターンとを参照し、ステップS11へ移行する。
【0036】
ステップS12では、ドライブモードファクタDMFを用いて高回転変速パターンと低回転変速パターンを内分して変速比を設定し、本制御を終了する。すなわち、ドライブモードファクタDMFが100%であれば高回転変速パターンが選択され、ドライブモードファクタDMFが0%であれば低回転変速パターンが選択されることとなる。
【0037】
なお、発止時の加速性能悪化を防止するため、図2のフローチャートのステップS11において、低回転変速パターンの低車速域を高回転変速パターンと同様に設定する方法(図3の最Lo線を所定車速以上、かつ、所定エンジン回転数以上の領域のみでHi側に設定する方法)が考えられる。ところが、ドライバが急加速を要求していない走行シーンでも一義的に高回転変速パターンが選択されるため、燃費の悪化が懸念されるので好ましくない。
【0038】
[停車時の変速パターン選択制御作用]
車両が停車したとき、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS10→ステップS11→ステップS12へと進む流れとなる。すなわち、ステップS2により車速VSPがゼロであると判断され、ステップS10によりドライブモードファクタDMFが100%に設定される。そして、ステップS12により、高回転変速パターンが選択され、減速特性を含む加速性を重視した変速比設定となる。
【0039】
[発進時の変速パターン選択制御作用]
発進時は、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7→ステップS8→ステップS9→ステップS11→ステップS12へと進む流れとなる。すなわち、ステップS7によりエンジン回転数差と時間に応じてドライブモードファクタDMFの移行率値DMFratioが決定され、ステップS12により高回転変速パターンに設定された変速比と低回転変速パターンに設定された変速比とを内分した変速比が設定されるため、変速パターンが高回転変速パターンから低回転変速パターンへ滑らかに移行する。そして、ドライブモードファクタDMFが0%となったとき、変速パターンが高回転変速パターンから低回転変速パターンへと切り替わる。
【0040】
図5は、第1実施例において、車両が停車してから発進するするときの変速パターンとエンジン回転数Neの変化を示すタイムチャートである。
【0041】
ここで、従来技術にあっては、時点t1で低回転変速パターンが選択され、時点t2でアクセルペダルが踏み込まれたとき、高回転変速パターンへの切り替わりが遅れがちとなるため、ドライバの意図する加速性が得られなかった。よって、加速性不足によるドライバのアクセル踏み増しに伴い、燃費悪化を招くおそれがある。
【0042】
これに対し、第1実施例では、時点t1で高回転変速パターンが選択されるため、時点t2でドライバがアクセルペダルを踏み込んだとき、従来技術と比較して、エンジン回転数Neの上昇勾配を大きくできるため、ドライバの意図する加速性が得られる。
【0043】
また、時点t3から時点t4までの間は、変速パターンが高回転変速パターンから低回転変速パターンへと滑らかに切り替わるため、回転数変化によりドライバへ違和感を与えるのを防止できる。
【0044】
次に、効果を説明する。
第1実施例の自動変速機の変速制御装置にあっては、次に列挙する効果が得られる。
【0045】
(1) 車両が停車したとき、高回転変速パターンを選択することとしたため、発進時の加速性を損なうことなく、ドライバの意図する走行に適した変速パターンを選択できる。
【0046】
(2) ドライバの加速要求があって車両が発進した後、ドライバの加速要求がなくなったとき、高回転変速パターンから低回転変速パターンへ滑らかに移行させることとしたため、発進後の一定車速運転を行う際に、燃費のよい走行を実施できる。つまり、発進時の加速性と一定車速走行時・緩加速時の燃費向上を両立できる。
【0047】
(3) アクセル開速度ΔAPOが車速VSPとアクセル操作量APOに応じて設定した加速要求しきい値を超えたとき、ドライバの加速要求があると判断することとしたため、加速要求判断が的確である。
【0048】
(4) 車速VSP(セカンダリ回転数Nsec)がゼロのとき、車両停車と判断することとしたため、確実な停車判断が可能となる。
【0049】
以上、本発明の自動変速機の変速制御装置を第1実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成については、第1実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0050】
例えば、第1実施例では、ドライブモードファクタDMFを減算(100%→0%)することによって、変速比パターンを高回転変速パターンから低回転変速パターンへ滑らかにに切り替える構成としたが、変速比変化率にリミッタを設定してもよい。
【0051】
また、本発明は、ベルト式無段変速機のみならず、有段の自動変速機にも適用可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるベルト式無段変速機を備えた自動変速機の制御系を示す図である。
【図2】CVTコントロールユニットで実行される変速パターン選択制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】高回転変速パターンの一例を示す図である。
【図4】低回転変速パターンの一例を示す図である。
【図5】第1実施例において、車両が停車してから発進するするときの変速パターンとエンジン回転数Neの変化を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ
2 ロックアップクラッチ
3 ベルト式無段変速機
4 プライマリ回転数センサ
5 セカンダリ回転数センサ
6 油圧コントロールバルブユニット
7 油圧センサ
8 オイルポンプ
9 コントロールユニット
10 アクセルポジションセンサ
11 エンジン回転数センサ
12 エンジン出力軸
13 変速機入力軸
14 クランプ圧センサ
31 固定円錐板
32 可動円錐板
33 プライマリプーリシリンダ室
34 ベルト
35 固定円錐板
36 可動円錐板
37 セカンダリプーリシリンダ室
38 従動軸
Claims (4)
- ドライバの運転状況に応じて変速パターンを低回転変速パターンと高回転変速パターンとで切り換える変速パターン選択手段を備えた自動変速機の変速制御装置において、
車両の停車を判断する停車判断手段を設け、
前記変速パターン選択手段は、車両が停車したとき、高回転変速パターンを選択することを特徴とする自動変速機の変速制御装置。 - 請求項1に記載の自動変速機の変速制御装置において、
前記自動変速機を無段変速機とし、
ドライバの加速要求を判断する加速要求判断手段を設け、
前記変速パターン選択手段は、ドライバの加速要求があって車両が発進した後、ドライバの加速要求がなくなったとき、前記高回転変速パターンから前記低回転変速パターンへ滑らかに移行させることを特徴とする自動変速機の変速制御装置。 - 請求項2に記載の自動変速機の変速制御装置において、
アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
車速を検出する車速検出手段と、
前記アクセル開度に基づいてアクセル開度の変化速度であるアクセル開速度を検出するアクセル開速度検出手段と、
前記アクセル開度と前記車速とに応じて加速要求しきい値を設定する加速要求しきい値設定手段と、を設け、
前記加速要求判断手段は、前記アクセル開速度が前記加速要求しきい値を超えたとき、ドライバの加速要求があると判断することを特徴とする自動変速機の変速制御装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機の変速制御装置において、
車速を検出する車速検出手段を設け、
前記停車判断手段は、前記車速がゼロのとき、車両停車と判断することを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003133560A JP2004332903A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003133560A JP2004332903A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004332903A true JP2004332903A (ja) | 2004-11-25 |
Family
ID=33508058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003133560A Pending JP2004332903A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004332903A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015000578A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | 日野自動車株式会社 | 車両の走行制御装置 |
JP2016070295A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 井関農機株式会社 | 作業車両の変速装置 |
-
2003
- 2003-05-12 JP JP2003133560A patent/JP2004332903A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015000578A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | 日野自動車株式会社 | 車両の走行制御装置 |
JP2016070295A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 井関農機株式会社 | 作業車両の変速装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5548599B2 (ja) | コーストストップ車両およびその制御方法 | |
JP5728422B2 (ja) | ベルト式無段変速機の変速制御装置 | |
JP4660584B2 (ja) | 無段変速機及びその変速制御方法 | |
JP5080627B2 (ja) | 無段変速機及び変速制御方法 | |
JP4660583B2 (ja) | 無段変速機及びその変速制御方法 | |
JP5027179B2 (ja) | 無段変速機及びその制御方法 | |
EP2436953B1 (en) | Coast stop vehicle and control method thereof | |
JP5379097B2 (ja) | 無段変速機及びパワーon/off判定方法 | |
JP6498321B2 (ja) | 車両のセーリングストップ制御方法及び制御装置 | |
JP2008144774A (ja) | 無段変速機の制御装置 | |
KR101607040B1 (ko) | 무단 변속기 및 그 제어 방법 | |
RU2723009C2 (ru) | Устройство управления транспортным средством и способ управления транспортным средством | |
JP2017065648A (ja) | 車両の制御装置及び車両の制御方法 | |
CN108603590B (zh) | 车辆的控制装置 | |
CN108603591B (zh) | 车辆的控制装置及车辆的控制方法 | |
JP2004332903A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
KR102006559B1 (ko) | 무단 변속기의 제어 장치, 및 그 제어 방법 | |
JP6019051B2 (ja) | ベルト無段変速機及びその制御方法 | |
JP6752506B2 (ja) | 車両用無段変速機構の制御装置 | |
JP2004092762A (ja) | 自動変速機 | |
JP2018119607A (ja) | 車両のコーストストップ制御装置およびコーストストップ制御方法 | |
JP2018119608A (ja) | 車両のコーストストップ制御装置およびコーストストップ制御方法 | |
KR20120128937A (ko) | 무단변속기의 제어장치 및 방법 | |
JP2004332904A (ja) | 無段変速機の変速比制御装置 | |
JP2004316833A (ja) | 無段変速機の変速制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20051117 |