JP6820721B2 - インクジェットヘッド洗浄方法 - Google Patents

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Description

この発明は、インクジェット印刷機のインクジェットヘッドを洗浄するインクジェットヘッド洗浄方法に関する。
印刷対象物(例えば段ボールシートやライナ)に印刷を行なう印刷機として、一般に、フレキソ印刷機が用いられる。フレキソ印刷機は、印刷画像に相当する形状の凹凸を表面にもつ印版を使用し、その印版の表面にインクを塗布し、その印版を印刷対象物に接触させることで、印刷対象物への印刷を行なうものである。印版は、印刷する画像に応じて製作され、版胴の外周に着脱可能に装着される。印刷する画像は、版胴の外周の印版を取り替えることによって、変更することが可能である。
ところで、フレキソ印刷機で印刷する場合、印刷する画像ごとに異なる印版が必要となる。そのため、比較的少ない枚数の印刷対象物に印刷を行なうときであっても、多数の印刷対象物に印刷を行なうときと同様に、新規に印版を製作する必要があり、コスト高であるという問題があった。
またフレキソ印刷機においては、印刷する画像を変更するごとに、印版を交換する作業が必要である。そのため、特に、比較的少ない枚数の段ボールシートやライナに印刷を行なうときは、実際に印刷を行なっている時間に比較して印版の交換作業に要する時間の割合が大きいため、印刷コストが上昇しやすいという問題があった。
そこで、本願の発明者は、フレキソ印刷機の上記問題を解消可能な印刷機として、特許文献1のようなインクジェット印刷機を使用することを検討した。
特許文献1のインクジェット印刷機は、画像に対応するタイミングでインクジェットヘッドがインクの粒子を吐出することにより画像を形成するため、フレキソ印刷機のように印刷する画像ごとに異なる印版を製作する必要がなく、また印版の交換作業も不要である。
このようなインクジェット印刷機として、本願の発明者は、円筒形状の回転体の外周に対向して配置されたインクジェットヘッドを有するインクジェット印刷機を社内で試作した。ここで、インクジェットヘッドは、水平に対して傾斜したインク吐出面を有し、そのインク吐出面に形成された複数のインク吐出口から対象物の外周に向けてインクの粒子を吐出する。そして、発明者は、このインクジェット印刷機の試験運転を社内で行なったところ、インク吐出面に形成された複数のインク吐出口でインクが乾燥することにより、インクの吐出不良が生じるという問題に直面した。
そこで、発明者は、インクジェットヘッドの乾燥によるインクの吐出不良を防止するため、インクジェットヘッドに接続して設けられた加圧ポンプでインクジェットヘッド内のインクを加圧することで、複数のインク吐出口からインクを流出させ、そのインクの流れで乾燥状態のインクを押し出し、その後、洗浄液を染み込ませたスポンジローラでインク吐出面を拭き取り洗浄することを検討した。
ところが、インク吐出面が水平に対して傾斜した状態においてインクジェットヘッドの洗浄を行なう場合、次のような問題があることが分かった。
すなわち、インク吐出面が水平に対して傾斜した状態において、インク吐出面に形成された複数のインク吐出口からインクを流出させた場合、インク吐出口から流出したインクがインク吐出面に沿ってインク吐出面の高い側から低い側に流れ落ち、低い側に隣接する部材(例えば、インクジェットヘッドを支持する支持フレームや、そのインクジェットヘッドの隣に並んで配置された別のインクジェットヘッド)がインクで汚れてしまうおそれがある。また、その後、洗浄液を染み込ませたスポンジローラでインク吐出面を拭き取り洗浄するときに、スポンジローラで押し動かされたインク吐出面上のインクが、インク吐出面に沿ってインク吐出面の高い側から低い側に流れ落ち、低い側に隣接する部材がインクで汚れてしまうおそれがある。
特開2012−101371号公報
この発明が解決しようとする課題は、水平に対して傾斜した状態のインク吐出面を低い側に隣接する部材を汚さずに拭き取り洗浄することが可能なインクジェットヘッド洗浄方法を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明では、以下の構成のインクジェットヘッド洗浄方法を提供する。
具体的には、
水平に対して傾斜したインク吐出面を有し、そのインク吐出面に複数のインク吐出口が形成されたインクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッド内のインクを加圧するように前記インクジェットヘッドに接続して設けられた加圧ポンプと、
洗浄液を貯留する洗浄液槽と、
前記洗浄液槽内の洗浄液に外周の一部が浸ったスポンジローラとを使用し、
前記加圧ポンプによるインクの加圧により前記複数のインク吐出口からインクを流出させ、前記インク吐出面に沿って前記インク吐出面の高い側から低い側に流れ落ちるインクを前記スポンジローラの外周と前記インク吐出面との間でせき止めるインクせき止め工程と、
そのインクせき止め工程の後、前記スポンジローラを前記インク吐出面に沿ってインク吐出面の低い側から高い側に移動させることで前記インク吐出面を拭き取り洗浄する拭き取り洗浄工程と、
を有するインクジェットヘッド洗浄方法を提供する。
このようにすると、インクせき止め工程において、加圧ポンプによるインクの加圧により複数のインク吐出口からインクを流出させることで、インク吐出口から乾燥状態のインクを押し出すことができる。このとき、インク吐出口から流出したインクは、インク吐出面に沿ってインク吐出面の高い側から低い側に流れ落ちるが、その流れ落ちるインクは、スポンジローラの外周とインク吐出面との間でせき止められるので、インク吐出面の低い側に隣接する部材にインクが流れ落ちるのを防止することができる。また、その後、洗浄液を染み込ませたスポンジローラでインク吐出面を拭き取り洗浄するときのスポンジローラの移動方向が、インク吐出面の低い側から高い側に向かう方向なので、スポンジローラで押し動かされたインク吐出面上のインクが、インク吐出面の低い側に隣接する部材に流れ落ちるのを防止することが可能である。
前記拭き取り洗浄工程において、前記スポンジローラを前記インク吐出面に沿ってインク吐出面の低い側から高い側に移動させるとき、前記スポンジローラの外周の前記インク吐出面と対向する部分が、前記インク吐出面の高い側から低い側に向かって移動する方向に前記スポンジローラを回転させながら、そのスポンジローラを前記インク吐出面に沿ってインク吐出面の低い側から高い側に移動させると好ましい。
このようにすると、スポンジローラをインク吐出面に沿って移動させてインク吐出面を拭き取り洗浄するときに、スポンジローラの外周のインク吐出面と対向する部分が、インク吐出面の高い側から低い側に向かって移動する方向にスポンジローラが回転しているので、スポンジローラの外周のインク吐出面の低い側の部分から洗浄液が絞り出されるのを抑えることができる。そのため、スポンジローラをインク吐出面に沿って移動させてインク吐出面を拭き取り洗浄するときに、スポンジローラから絞り出された洗浄液がインク吐出面に沿って流れ落ちる事態を防止することができる。
前記インクせき止め工程の後、かつ、前記拭き取り洗浄工程の前に、前記スポンジローラをその場に静止した状態で回転させることで前記スポンジローラの外周を前記洗浄液で洗浄するローラ洗浄工程を更に設けると好ましい。
このようにすると、拭き取り洗浄工程の前に、スポンジローラの外周が洗浄液で洗浄されるので、その後の拭き取り洗浄工程が、スポンジローラの外周に乾燥状態のインクが含まれた状態で行われるのを防止することができる。
前記ローラ洗浄工程の後、かつ、前記拭き取り洗浄工程の前に、前記スポンジローラの外周の前記インク吐出面と対向する部分が、前記インク吐出面の低い側から高い側に向かって移動する方向に前記スポンジローラを回転させながら、前記スポンジローラと前記インク吐出面とをその両者が遠ざかる方向に相対移動させることで、前記スポンジローラの外周と前記インク吐出面の間に滞留した洗浄液を前記スポンジローラの外周に移し取る拭き取り前の液溜り除去工程を更に設けると好ましい。
このようにすると、拭き取り洗浄工程の前に、スポンジローラの外周とインク吐出面の間に滞留した洗浄液がスポンジローラの外周に移し取られるので、スポンジローラの外周とインク吐出面の間に滞留した洗浄液に含まれる乾燥状態のインクが、その後の拭き取り洗浄工程においてインク吐出面に付着するのを防止することができる。
前記拭き取り洗浄工程の後に、前記スポンジローラの外周の前記インク吐出面と対向する部分が、前記インク吐出面の低い側から高い側に向かって移動する方向に前記スポンジローラを回転させながら、前記スポンジローラと前記インク吐出面とをその両者が遠ざかる方向に相対移動させることで、前記スポンジローラの外周と前記インク吐出面の間に滞留した洗浄液を前記スポンジローラの外周に移し取る拭き取り後の液溜り除去工程を更に設けると好ましい。
このようにすると、スポンジローラとインク吐出面とをその両者が遠ざかる方向に相対移動させたときに、スポンジローラの外周とインク吐出面の間に滞留した洗浄液がスポンジローラの外周に移し取られるので、拭き取り洗浄工程の後にインク吐出面に洗浄液が残るのを防止することができる。また、スポンジローラとインク吐出面とが遠ざかる方向に相対移動するとき、スポンジローラは、スポンジローラの外周のインク吐出面と対向する部分が、インク吐出面の低い側から高い側に向かって移動する方向に回転しているので、スポンジローラの外周とインク吐出面の間に滞留した洗浄液が、インク吐出面に沿って流れ落ちるのを防止することが可能である。
前記インクせき止め工程において、前記スポンジローラの外周と前記インク吐出面との間に微小隙間を形成した状態で前記スポンジローラの外周と前記インク吐出面との間にインクをせき止め、
前記ローラ洗浄工程において、前記スポンジローラの外周と前記インク吐出面との間に前記微小隙間を形成した状態のまま前記スポンジローラを回転させると好ましい。
このようにすると、ローラ洗浄工程においてスポンジローラが回転するときに、スポンジローラの外周とインク吐出面との間に微小隙間があるので、スポンジローラから洗浄液が絞り出されるのを防止することができる。そのため、スポンジローラから絞り出された洗浄液がインク吐出面に沿って流れ落ちる事態を防止することができる。
前記拭き取り洗浄工程において、前記スポンジローラの外周と前記インク吐出面との間に前記微小隙間がある位置から、前記スポンジローラが前記インク吐出面に接触する位置を経由して、再び前記スポンジローラが前記インク吐出面から離れるような円弧状の軌跡に沿って前記スポンジローラを移動させることが可能である。
このようにすると、スポンジローラの移動の軌跡が円弧状なので、スポンジローラの移動機構を単純化することが可能である。また、スポンジローラが円弧状の軌跡に沿って移動してインク吐出面を拭き取り洗浄した後、スポンジローラはインク吐出面から離れた状態となるので、スポンジローラの外周とインク吐出面の間にインクが溜まりにくくなる。
前記ローラ洗浄工程において、前記スポンジローラの外周の前記洗浄液に浸かっていない部分を吸引してインクを回収するサクションバーを更に使用すると好ましい。
このようにすると、ローラ洗浄工程においてスポンジローラの外周を洗浄するときに、洗浄液に混入するインクの量を抑えることができる。そのため、スポンジローラでインク吐出面を拭き取ったときに、インク吐出面にインクが残りにくく、効果的な洗浄が可能となる。
この発明のインクジェットヘッド洗浄方法は、加圧ポンプによるインクの加圧により複数のインク吐出口からインクを流出させたときに、インク吐出面に沿ってインク吐出面の高い側から低い側に流れ落ちるインクを、スポンジローラの外周とインク吐出面との間でせき止めるので、インク吐出面の低い側に隣接する部材がインクで汚れるのを防止することができる。また、その後、洗浄液を染み込ませたスポンジローラでインク吐出面を拭き取り洗浄するときのスポンジローラの移動方向が、インク吐出面の低い側から高い側に向かう方向なので、スポンジローラで押し動かされたインク吐出面上のインクが、インク吐出面の低い側に隣接する部材に流れ落ちるのを防止することが可能である。
この発明の実施形態のインクジェットヘッド洗浄方法を使用するインクジェット印刷機の一例を示す概要図 図1のインクジェットヘッドの近傍の拡大断面図 図2に示すインクジェットヘッドのインク吐出口から流出させたインクをスポンジローラの外周とインク吐出面との間にせき止めた状態を示す図 図3に示すスポンジローラを回転させてスポンジローラの外周を洗浄している状態を示す図 図4に示すスポンジローラのインク吐出面と対向する部分が、インク吐出面の低い側から高い側に向かう方向にスポンジローラを回転させている状態を示す図 図5に示すスポンジローラとインク吐出面とを両者が遠ざかる方向に相対移動させることで、スポンジローラの外周とインク吐出面の間の液溜りをスポンジローラの外周に移し取った状態を示す図 図6に示すスポンジローラをインク吐出面に沿って移動させる直前の状態を示す図 図7に示すスポンジローラがインク吐出面に沿って移動することでインク吐出面を拭き取り洗浄している途中の状態を示す図 図8に示すスポンジローラでインク吐出面を拭き取り洗浄した後、スポンジローラのインク吐出面と対向する部分が、インク吐出面の低い側から高い側に向かう方向にスポンジローラを回転させている状態を示す図 図9に示すスポンジローラとインク吐出面とを両者が遠ざかる方向に相対移動させることで、スポンジローラの外周とインク吐出面の間の液溜りをスポンジローラの外周に移し取った状態を示す図
図1に、この発明の実施形態のインクジェットヘッド洗浄方法を使用するインクジェット印刷機1を示す。このインクジェット印刷機1は、図示しない駆動源で回転駆動される回転体2と、回転体2の外周に対向するインク吐出面3を有するインクジェットヘッド4と、インクジェットヘッド4を移動可能に支持するヘッド移動装置7と、インクジェットヘッド4を洗浄するヘッド洗浄装置8とを有する。印刷対象物5は、回転体2の外周に巻き掛けられた状態で回転体2と一緒に移動し、インクジェットヘッド4に対向する位置を通過する。
回転体2は、外周に円筒面を有する。回転体2は、回転体2の外周の円筒面に巻き掛けられた印刷対象物5を、その印刷対象物5がインクジェットヘッド4に対向する位置を通過するように搬送する。インクジェットヘッド4は、回転体2の外周に対向する位置に固定して設けられている。印刷対象物5は、例えば、板紙である。板紙としては、厚さが0.1〜0.6mmのものを用いることができる。
ヘッド移動装置7は、インクジェットヘッド4を支持する支持フレーム10と、支持フレーム10をインクジェットヘッド4のインク吐出面3が回転体2の外周に対向する印刷位置と、インクジェットヘッド4のインク吐出面3が回転体2の外周に対向しない退避位置との間で移動可能に支持するガイド機構11と、支持フレーム10を印刷位置と退避位置の間で移動させる駆動機構12とを有する。図では、ガイド機構11は、支持フレーム10を回転体2の軸方向と平行に移動可能に支持するリニアガイドである。リニアガイドは、回転体2の軸方向端部よりも軸方向外側にはみ出して設けられ、支持フレーム10が退避位置に移動したとき、支持フレーム10は、リニアガイドの回転体2の軸方向端部よりも軸方向外側にはみ出した部分で支持された状態となる。
図2に示すように、インクジェットヘッド4は、インク吐出面3が水平に対して傾斜した状態で支持フレーム10に固定されている。インク吐出面3は、支持フレーム10が退避位置にあるときに、インクジェットヘッド4の下側の面であり、水平に対する傾斜をもった傾斜面である。インク吐出面3には、複数のインク吐出口13が形成されている。インク吐出口13は、インク吐出面3の高い側から低い側に間隔をおいて複数列配置されている。
各インク吐出口13には、インクの微粒子を吐出するアクチュエータ14が設けられ、これらの各アクチュエータ14を選択的に通電することで、全インク吐出口13のうち任意に選択したインク吐出口13のみからインクの微粒子を吐出し、印刷画像を描画することが可能となっている。また、インクジェットヘッド4には、インクジェットヘッド4内のインクを加圧する加圧ポンプ15が接続され、この加圧ポンプ15を作動することにより全インク吐出口13から同時にインクを流出させることが可能となっている。
ヘッド洗浄装置8は、洗浄液を貯留する洗浄液槽16と、洗浄液槽16内の洗浄液に外周の一部が浸ったスポンジローラ17と、スポンジローラ17の外周の洗浄液に浸かっていない部分を吸引するサクションバー18と、洗浄液槽16とスポンジローラ17とサクションバー18とを共通して支持するローラ支持部材20(図1参照)と、スポンジローラ17がインク吐出面3に沿って移動するようにローラ支持部材20をインクジェットヘッド4に対して相対移動させるローラ移動機構21(図1参照)とを有する。ローラ支持部材20(図1参照)は、図8に示すように、スポンジローラ17がインク吐出面3に沿って移動するときに、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3との間に微小隙間がある位置から、スポンジローラ17がインク吐出面3に接触する位置を経由して、再びスポンジローラ17がインク吐出面3から離れるような円弧状の軌跡に沿って移動するように支持されている。ローラ支持部材20(図1参照)には、スポンジローラ17を回転駆動する電動モータ(図示せず)が取り付けられている。
図2に示すように、スポンジローラ17は、非多孔質材料で形成されたローラ軸22と、ローラ軸22の周囲に固定された円筒状のスポンジ23とを有する。スポンジ23は、洗浄液を吸って保持する吸水性と、インク吐出面3に接触したときにインク吐出面3の形状に沿って変形する柔軟性とを有する。スポンジ23は、連続気泡が一様に形成された発泡樹脂材で形成され、例えば、ポリビニルアルコール樹脂(PVA)を原料とするPVAスポンジを採用することができる。洗浄液槽16内の洗浄液は、例えば、水である。
サクションバー18は、スポンジローラ17の外周に接触する部分にスリット19を有し、そのスリット19を通じてスポンジローラ17の外周を吸引するようになっている。サクションバー18の内部の圧力は、大気圧よりも低い負圧に保たれている。サクションバー18は、スポンジローラ17の外周の洗浄液に浸かっていない部分のうち、インク吐出面3の低い側(図では左側)の部分に接触するように配置されている。
上記のインクジェット印刷機1は、一定速度で回転する回転体2の外周と一体に印刷対象物5を移動させながら、インクジェットヘッド4のインク吐出面3から印刷対象物5の表面にインクの粒子を吐出することで、印刷対象物5への印刷を行なう。
このインクジェット印刷機1で継続して印刷を行なうと、インクジェットヘッド4のインク吐出口13でインクが乾燥したり、インク吐出口13内のインクに気泡が混入したりして、インクの吐出不良が生じることがある。そこで、このインクの吐出不良を防止するため、定期的にインクジェットヘッド4の洗浄を行なう。以下、このインクジェットヘッド4の洗浄方法の一例を説明する。
<洗浄準備工程>
図1に示す支持フレーム10を回転体2の軸方向に平行移動させ、印刷位置から退避位置に移動させる。これにより、図2に示すように、インクジェットヘッド4のインク吐出口13とスポンジローラ17とが対向した状態となる。ここで、スポンジローラ17は、インク吐出面3の低い側の端部に対向している。また、スポンジローラ17とインク吐出面3の間には微小隙間が形成されている。この微小隙間の大きさは、0.5〜1.5mmの範囲に設定されている。微小隙間の大きさを0.5mm以上に設定することにより、後述のローラ洗浄工程において、スポンジローラ17から洗浄液が絞り出されるのを確実に防止することができる。微小隙間の大きさを1.5mm以下に設定することにより、後のインクせき止め工程において、インク吐出面3に沿って流れ落ちるインクを、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3との間に微小隙間を形成した状態で確実にせき止めることができる。
<インクせき止め工程>
図3に示すように、加圧ポンプ15を作動させることで、インクジェットヘッド4内のインクを加圧し、全インク吐出口13からインクを流出させる。このとき、各インク吐出口13から流出する液状のインクによって、インク吐出口13に存在する乾燥状態のインクや気泡が、インク吐出口13から押し出される。インク吐出口13から流出したインクは、インク吐出面3に沿ってインク吐出面3の高い側から低い側に流れ落ちるが、その流れ落ちたインクは、インク吐出面3の低い側の端部に配置されたスポンジローラ17の外周と、インク吐出面3の低い側の端部との間でせき止められる。このとき、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3との間に微小隙間が形成されているが、微小隙間の大きさが、流れ落ちるインクの膜厚と同程度かそれよりも小さく設定されているので、インク吐出面3に沿って流れ落ちるインクは、スポンジローラ17の外周に接触してせき止められる。
<ローラ洗浄工程>
図4に示すように、スポンジローラ17をその場に静止した状態で回転させ、スポンジローラ17の外周を洗浄液で洗浄する。ここで、スポンジローラ17は、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3との間に微小隙間を形成した状態のまま、スポンジローラ17の外周のインク吐出面3と対向する部分が、インク吐出面3の高い側から低い側に向かって移動する方向(図では反時計回り)に回転する。このとき、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の間にせき止められたインクは、スポンジローラ17の外周に付着した状態で微小隙間を通って移動し、サクションバー18で回収される。また、スポンジローラ17の外周の一部が洗浄液槽16内の洗浄液に浸かった状態でスポンジローラ17が回転することで、サクションバー18で回収しきれなかったスポンジローラ17の外周のインクが洗浄される。
<拭き取り前の液溜り除去工程>
図5に示すように、ローラ洗浄工程の後、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の間の微小空間に、インクと洗浄液の混ざった液溜りDが残る。この液溜りDは、乾燥状態のインクを含んでいる可能性があるが、単にスポンジローラ17を回転させてもこの液溜りDを消滅させるのは難しい。そして、この液溜りDが残った状態で、そのまま後述の拭き取り洗浄工程に移行すると、液溜りDに含まれる乾燥状態のインクがインク吐出口13に入ってしまうおそれがある。そこで、拭き取り洗浄工程の前に、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の間の液溜りDを除去するための液溜り除去工程を行なう。
図5に示すように、スポンジローラ17の外周のインク吐出面3と対向する部分が、インク吐出面3の低い側から高い側に向かって移動する方向(図では時計回り)にスポンジローラ17を回転させる。そして、このスポンジローラ17の回転を維持した状態のままで、図6に示すように、スポンジローラ17とインク吐出面3とをその両者が遠ざかる方向に相対移動させる。これにより、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の間に滞留した洗浄液は、スポンジローラ17の外周に移し取られる。その後、図7に示すように、スポンジローラ17とインク吐出面3とをその両者が近づく方向に相対移動して、スポンジローラ17を元の位置に戻す。
<拭き取り洗浄工程>
図7、図8に示すように、スポンジローラ17をインク吐出面3に沿ってインク吐出面3の低い側から高い側に移動させることでインク吐出面3を拭き取り洗浄する。このとき、拭き取り洗浄工程において、スポンジローラ17の外周のインク吐出面3と対向する部分が、インク吐出面3の高い側から低い側に向かって移動する方向(図では反時計回り)にスポンジローラ17を回転させながら、そのスポンジローラ17をインク吐出面3に沿ってインク吐出面3の低い側から高い側に移動させる。これにより、インク吐出面3に付着したインクがスポンジローラ17の外周に接触して拭き取られる。
スポンジローラ17の回転速度は、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の相対速度がなるべく小さくなるように(具体的には、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の相対速度が、スポンジローラ17の移動速度の−20%〜+20%、好ましくは−10%〜+10%の範囲に入る程度に)設定すると好ましい。これにより、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の間の接触が、転がり接触となり、インクジェットヘッド4に悪影響を与えないソフトな洗浄が可能となる。
また、図8に示すように、スポンジローラ17がインク吐出面3に沿って移動するとき、スポンジローラ17は、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3との間に微小隙間がある位置から、スポンジローラ17がインク吐出面3に接触する位置を経由して、再びスポンジローラ17がインク吐出面3から離れるような円弧状の軌跡に沿って移動する。
<拭き取り後の液溜り除去工程>
図9に示すように、拭き取り洗浄工程の後、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の間に、インクと洗浄液の混ざった液溜りDが残る。この後、インクジェットヘッド4の洗浄を終了するために、そのままスポンジローラ17とインク吐出面3を遠ざけると、インク吐出面3の高い側の端部にインクと洗浄液の混合した液滴が残留するおそれがある。そこで、拭き取り洗浄工程の後に、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の間の液溜りDを除去するための液溜り除去工程を行なう。
図9に示すように、スポンジローラ17の外周のインク吐出面3と対向する部分が、インク吐出面3の低い側から高い側に向かって移動する方向(図では時計回り)にスポンジローラ17を回転させる。そして、このスポンジローラ17の回転を維持した状態のままで、図10に示すように、スポンジローラ17とインク吐出面3とをその両者が遠ざかる方向に相対移動させる。これにより、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の間に滞留した洗浄液は、スポンジローラ17の外周に移し取られる。
上記のインクジェットヘッド4の洗浄方法を採用すると、インクせき止め工程において、加圧ポンプ15によるインクの加圧により複数のインク吐出口13からインクを流出させることで、インク吐出口13から乾燥状態のインクを押し出すことができる。このとき、インク吐出口13から流出したインクは、インク吐出面3に沿ってインク吐出面3の高い側から低い側に流れ落ちるが、その流れ落ちるインクは、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3との間でせき止められるので、インク吐出面3の低い側に隣接する部材(例えば、支持フレーム10)にインクが流れ落ちるのを防止することができる。また、その後、洗浄液を染み込ませたスポンジローラ17でインク吐出面3を拭き取り洗浄するときのスポンジローラ17の移動方向が、インク吐出面3の低い側から高い側に向かう方向なので、スポンジローラ17で押し動かされたインク吐出面3上のインクが、インク吐出面3の低い側に隣接する部材に流れ落ちるのを防止することが可能である。
また、拭き取り洗浄工程において、スポンジローラ17の外周のインク吐出面3と対向する部分が、インク吐出面3の高い側から低い側に向かって移動する方向にスポンジローラ17を回転させるので、スポンジローラ17の外周のインク吐出面3の低い側の部分から洗浄液が絞り出されるのを抑えることができる。そのため、スポンジローラ17をインク吐出面3に沿って移動させてインク吐出面3を拭き取り洗浄するときに、スポンジローラ17から絞り出された洗浄液がインク吐出面3に沿って流れ落ちる事態を防止することができる。
また、インクせき止め工程の後、かつ、拭き取り洗浄工程の前に、スポンジローラ17をその場に静止した状態で回転させることでスポンジローラ17の外周を洗浄液で洗浄するローラ洗浄工程を行なうので、スポンジローラ17の外周に乾燥状態のインクが含まれた状態で拭き取り洗浄工程が行われるのを防止することができる。
また、拭き取り洗浄工程の前に、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の間に滞留した洗浄液をスポンジローラ17の外周に移し取る液溜り除去工程を行なうので、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の間に滞留した洗浄液に含まれる乾燥状態のインクが、その後の拭き取り洗浄工程においてインク吐出面3に付着するのを防止することができる。
また、拭き取り洗浄工程の後に、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の間に滞留した洗浄液をスポンジローラ17の外周に移し取る液溜り除去工程を行なうので、拭き取り洗浄工程の後にインク吐出面3に洗浄液が残るのを防止することができる。また、スポンジローラ17とインク吐出面3とが遠ざかる方向に相対移動するとき、スポンジローラ17は、スポンジローラ17の外周のインク吐出面3と対向する部分が、インク吐出面3の低い側から高い側に向かって移動する方向に回転しているので、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の間に滞留した洗浄液が、インク吐出面3に沿って流れ落ちるのを防止することが可能である。
また、ローラ洗浄工程において、スポンジローラ17が回転するときに、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3との間に微小隙間があるので、スポンジローラ17から洗浄液が絞り出されるのを防止することができる。そのため、スポンジローラ17から絞り出された洗浄液がインク吐出面3に沿って流れ落ちる事態を防止することができる。
また、拭き取り洗浄工程において、スポンジローラ17の移動の軌跡が円弧状なので、スポンジローラ17の移動機構を単純化することが可能である。また、スポンジローラ17が円弧状の軌跡に沿って移動してインク吐出面3を拭き取り洗浄した後、スポンジローラ17はインク吐出面3から離れた状態となるので、スポンジローラ17の外周とインク吐出面3の間にインクが溜まりにくい。
また、スポンジローラ17の外周の洗浄液に浸かっていない部分を吸引してインクを回収するサクションバー18を使用するので、ローラ洗浄工程においてスポンジローラ17の外周を洗浄するときに、洗浄液に混入するインクの量を抑えることができる。そのため、スポンジローラ17でインク吐出面3を拭き取ったときに、インク吐出面3にインクが残りにくく、効果的な洗浄が可能である。
上記実施形態では、インクジェットヘッド4が単列に設けられたインクジェット印刷機1を例に挙げて説明したが、インクジェットヘッド4がインク吐出面3の高い側から低い側に間隔をおいて複数列並んで配置されているインクジェット印刷機(すなわち、複数色のインクジェットヘッド4を有するインクジェット印刷機)にこの発明を適用することもできる。このようにすると、インクジェットヘッド4を洗浄するときに、そのインク吐出面3の低い側に隣接する別のインクジェットヘッド4のインク吐出面3が、流れ落ちるインクで汚れるのを防止することが可能となる。
液溜り除去工程においてスポンジローラ17とインク吐出面3とをその両者が遠ざかる方向に相対移動させるとき、インクジェットヘッド4を静止させた状態で、スポンジローラ17を下方に移動させてもよく、スポンジローラ17の位置を静止させた状態で、インクジェットヘッド4を上方に移動させてもよい。
上記実施形態では、印刷対象物5の表面に直接インクを吐出するインクジェットヘッド4(すなわち直接型インクジェット印刷機のインクジェットヘッド)を洗浄する場合を例に挙げて説明したが、この発明は、印刷対象物5に接触しながら回転する中間転写体の表面にインクを吐出するインクジェットヘッド4(すなわち転写型インクジェット印刷機のインクジェットヘッド)を洗浄する場合にも同様に適用することが可能である。
上記実施形態では、好ましい形態としてスポンジローラ17を円弧状の軌跡に沿って移動させるものを例に挙げて説明したが、スポンジローラ17を直線状に移動させるようにしてもよい。
上記実施形態では、好ましい形態として回転体2の外周の円筒面に印刷対象物5を巻き掛け、その印刷対象物5の回転体2の外周に巻かれた部分にインクジェットヘッド4からインクを吐出するものを例に挙げて説明したが、複数の回転体2,2に印刷対象物5を巻き掛け、その印刷対象物5の隣り合う回転体2の間に掛け渡された部分にインクジェットヘッド4からインクを吐出するようにしてもよい。
3 インク吐出面
4 インクジェットヘッド
13 インク吐出口
15 加圧ポンプ
16 洗浄液槽
17 スポンジローラ
18 サクションバー
D 液溜り

Claims (7)

  1. 水平に対して傾斜したインク吐出面(3)を有し、そのインク吐出面(3)に複数のインク吐出口(13)が形成されたインクジェットヘッド(4)と、
    前記インクジェットヘッド(4)内のインクを加圧するように前記インクジェットヘッド(4)に接続して設けられた加圧ポンプ(15)と、
    洗浄液を貯留する洗浄液槽(16)と、
    前記洗浄液槽(16)内の洗浄液に外周の一部が浸ったスポンジローラ(17)とを使用し、
    前記加圧ポンプ(15)によるインクの加圧により前記複数のインク吐出口(13)からインクを流出させ、前記インク吐出面(3)に沿って前記インク吐出面(3)の高い側から低い側に流れ落ちるインクを前記スポンジローラ(17)の外周と前記インク吐出面(3)との間でせき止めるインクせき止め工程と、
    そのインクせき止め工程の後、前記スポンジローラ(17)をその場に静止した状態で回転させることで前記スポンジローラ(17)の外周を前記洗浄液で洗浄するローラ洗浄工程と、
    そのローラ洗浄工程の後、前記スポンジローラ(17)を前記インク吐出面(3)に沿ってインク吐出面(3)の低い側から高い側に移動させることで前記インク吐出面(3)を拭き取り洗浄する拭き取り洗浄工程と、
    を有するインクジェットヘッド洗浄方法。
  2. 前記拭き取り洗浄工程において、前記スポンジローラ(17)の外周の前記インク吐出面(3)と対向する部分が、前記インク吐出面(3)の高い側から低い側に向かって移動する方向に前記スポンジローラ(17)を回転させながら、そのスポンジローラ(17)を前記インク吐出面(3)に沿ってインク吐出面(3)の低い側から高い側に移動させる請求項1に記載のインクジェットヘッド洗浄方法。
  3. 前記ローラ洗浄工程の後、かつ、前記拭き取り洗浄工程の前に、前記スポンジローラ(17)の外周の前記インク吐出面(3)と対向する部分が、前記インク吐出面(3)の低い側から高い側に向かって移動する方向に前記スポンジローラ(17)を回転させながら、前記スポンジローラ(17)と前記インク吐出面(3)とをその両者が遠ざかる方向に相対移動させることで、前記スポンジローラ(17)の外周と前記インク吐出面(3)の間に滞留した洗浄液(D)を前記スポンジローラ(17)の外周に移し取る拭き取り前の液溜り除去工程を更に有する請求項1または2に記載のインクジェットヘッド洗浄方法。
  4. 前記拭き取り洗浄工程の後に、前記スポンジローラ(17)の外周の前記インク吐出面(3)と対向する部分が、前記インク吐出面(3)の低い側から高い側に向かって移動する方向に前記スポンジローラ(17)を回転させながら、前記スポンジローラ(17)と前記インク吐出面(3)とをその両者が遠ざかる方向に相対移動させることで、前記スポンジローラ(17)の外周と前記インク吐出面(3)の間に滞留した洗浄液(D)を前記スポンジローラ(17)の外周に移し取る拭き取り後の液溜り除去工程を更に有する請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットヘッド洗浄方法。
  5. 前記インクせき止め工程において、前記スポンジローラ(17)の外周と前記インク吐出面(3)との間に微小隙間を形成した状態で前記スポンジローラ(17)の外周と前記インク吐出面(3)との間にインクをせき止め、
    前記ローラ洗浄工程において、前記スポンジローラ(17)の外周と前記インク吐出面(3)との間に前記微小隙間を形成した状態のまま前記スポンジローラ(17)を回転させる、
    請求項からのいずれかに記載のインクジェットヘッド洗浄方法。
  6. 前記拭き取り洗浄工程において、前記スポンジローラ(17)の外周と前記インク吐出面(3)との間に前記微小隙間がある位置から、前記スポンジローラ(17)が前記インク吐出面(3)に接触する位置を経由して、再び前記スポンジローラ(17)が前記インク吐出面(3)から離れるような円弧状の軌跡に沿って前記スポンジローラ(17)を移動させる請求項に記載のインクジェットヘッド洗浄方法。
  7. 前記ローラ洗浄工程において、前記スポンジローラ(17)の外周の前記洗浄液に浸かっていない部分を吸引してインクを回収するサクションバー(18)を更に使用する請求項からのいずれかに記載のインクジェットヘッド洗浄方法。
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