JP6820094B2 - 半導体集積回路装置及びそのスクリーニング方法並びにオペアンプ - Google Patents

半導体集積回路装置及びそのスクリーニング方法並びにオペアンプ Download PDF

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本発明は、コンデンサが内蔵された半導体集積回路装置及びそのコンデンサのスクリーニング方法並びに半導体集積回路装置に併設されるオペアンプに関する。
近年の半導体プロセスの微細化が一段と進み、半導体ウエーハに作製されるMOSトランジスタ、抵抗、及びコンデンサ等などの信頼性の確保が重要となってきている。なかでも誘電体膜をコンデンサとして用いる場合、その信頼性を確保するには困難が伴う。半導体デバイスの微細化、小型化、薄型化に伴い誘電体層の膜厚が薄くなってきている。コンデンサに限らないが半導体集積回路装置の初期欠陥を取り除くために選別検査すなわちスクリーニングが行われる。コンデンサのスクリーニングとしては、通常の動作電圧より高い高電圧を印加して絶縁膜の耐圧不足やリーク電流が生じるものを取り除くことがしばしば行われる。
特許文献1は、単体の積層セラミックコンデンサのスクリーニング方法として、積層セラミックコンデンサの両電極間に定格電圧を超える直流電圧を印加し、誘電体層の欠陥部分を電気的に破壊し、絶縁抵抗値が劣化したものを取り除く耐圧試験法や、直流電圧を印加した後の一定時間経過後に絶縁抵抗を測定し基準値まで復帰しないものを取り除く絶縁抵抗測定試験法や、また直流電圧を印加し一定時間後の漏洩電流値を測定し基準値を超えるものを取り除く漏洩電流測定試験法などが知られており、不良品のスクリーニングを行うとしている。また、特許文献1は、積層セラミックコンデンサの絶縁抵抗、静電容量測定後に直流電圧を印加し、周波数を変化させて得られるインピーダンスの周波数特性の変化をみることで選別することを提案する。
特許文献2は、MOSトランジスタで構成される半導体集積回路において、MOSトランジスタに与えるゲート信号を電源電位もしくは基板電位に強制的に固定するテスト回路を備えたものを開示する。また、出力段に位相補償用コンデンサを備えたオペアンプにおいて、位相補償用コンデンサの一方の端子を電源電位もしくは基板電位に固定する電位固定回路を開示する。
特許文献3は、オペアンプの出力段を構成するプッシュプル出力回路を、出力停止時に出力端子をオープン状態(高インピーダンス)に保持できるプッシュプル出力回路を開示するとしている。プッシュプル出力回路の出力インピーダンスが小さいことから、オペアンプの出力端子に接続された外部負荷からオペアンプに電流が流れ込み、外部負荷の動作に影響を与えてしまうので、出力端子を高インピーダンスに設定してオペアンプと外部負荷とを完全に遮断するというものである。
図6は、例えばオーディオ機器で使用される一般的に良く知られた2次のローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)を示す。信号入力端子VIN1は第1抵抗R1の一端に、その他端は第2抵抗R2の一端にそれぞれ接続されている。第2抵抗R2の他端は、オペアンプOP1の非反転入力端子+に接続されている。オペアンプOP1の反転入力端子−は、その出力端子VOUT1と直流的に接続されている。第1コンデンサC1は、第1端c11と第2端c12を有し、それぞれ、オペアンプOP1の出力端子VOUT1及び第1抵抗R1と第2抵抗R2との共通接続点との間に接続されている。第2コンデンサC2はオペアンプOP1の非反転入力端子+と接地電位GNDまたは電源端子VCCとの間に接続されている。
図6に示すオペアンプOP1を主体とする2次のローパスフィルタLPFは、例えばオーディオDAC(デジタル・アナログコンバータ)の後段に設置され、オーディオ信号に含まれる高周波ノイズを取り除くために用いられる。また、ローパスフィルLPFの後段には音量調整回路が結合されることが少なくなく、その音量調整はIC(Inter IC)等で制御される論理回路によって行われる。論理回路は、オーディオセットのユーザーが設定した音量に合うように例えばマイコンから送信されるIC等からのクロック信号、データ信号により行われる。
図6において、第2コンデンサC2の一端と他端との間に例えば電圧を与えて電圧のストレステストを行うことは容易である。すなわち、信号入力端子VIN1と接地電位GNDまたは電源端子VCCとの間に例えば直流電圧を与えることで第2コンデンサC2に対してのスクリーニングは容易に行える。
特開平10−293107号公報 特開2008−292423号公報 特開平10−224165号公報
特許文献1は、あくまでも単体のコンデンサに対するスクリーニング方法であり、LSI内部に回路として組み込まれたコンデンサに対しては、同様のスクリーニングを適用することに困難が伴う。
特許文献2は、コンデンサの少なくとも一方の端子やMOSトランジスタに与えているゲート信号を所定の電位に固定するために複数のスイッチを用意しなければならず回路構成が複雑になることが懸念される。
特許文献3は、プッシュプル出力回路を、出力停止時に出力端子を高インピーダンスに設定するものであって、本発明ではスクリーニングに低インピーダンスに設定するのであり相容れない。
また、図6に示した2次のローパスフィルタでは、第1コンデンサC1の第1端c11と第2端c12との間に所定の電圧を与えるには困難が伴う。なぜならば、オペアンプOP1の非反転入力端子+とオペアンプOP1の出力端子VOUT1は回路構成上同電位になってしまうためである。このため、一般的にオペアンプの入力側と出力側に結合されるコンデンサには所定の電圧を強制的に与えられないという不具合が生じ、こうしたコンデンサに対してスクリーニングが行えないという不具合が生じる。
本発明は、上記特許文献1〜3及び従前の各種の周波数フィルタ回路、及び各種の周波数フィルタに用いられるオペアンプに接続されるコンデンサのスクリーニングを容易に行える半導体集積回路装置及びそのスクリーニング方法並びにオペアンプを提供することを目的とする。
本発明に係る第1の半導体集積回路装置は、入力信号が入力される信号入力端子と、反転入力端子、非反転入力端子、及び出力端子を備えるオペアンプとを備え、前記反転入力端子及び前記非反転入力端子のいずれか一方は前記信号入力端子に直流的に結合され、第1端が前記オペアンプの出力端子に第2端がスイッチ手段を介して前記信号入力端子に直流的に結合される第1コンデンサとを備え、前記オペアンプ及び前記第1コンデンサは同じ半導体集積回路装置で構成され、前記スイッチ手段は前記第1コンデンサの第2端の結合先を、前記信号入力端子または前記半導体集積回路装置の外部に設けたスクリーニング用端子のいずれか一方へ切り換える。
また、本発明に係る第2の半導体集積回路装置は、入力信号が入力される信号入力端子と、反転入力端子、非反転入力端子、及び出力端子を備えるオペアンプとを備え、前記反転入力端子及び前記非反転入力端子のいずれか一方は前記信号入力端子に直流的に結合され、第1端が前記オペアンプの出力端子に第2端が前記信号入力端子に直流的に結合される第1コンデンサとを備え、前記オペアンプ及び前記第1コンデンサは同じ半導体集積回路装置で構成され、前記オペアンプの出力段は高電圧側トランジスタと低電圧トランジスタがプッシュプル形式で電源端子と接地電位との間に共通接続点を有して直列に結合され、前記共通接続点は前記オペアンプの前記出力端子に結合され、前記高電圧側トランジスタ及び前記低電圧側トランジスタの少なくとも一方を強制的にオンさせるプルアップトランジスタまたはプルダウントランジスタが前記オペアンプの出力段に結合される。
また、本発明に係る別の発明である半導体集積回路装置のスクリーニング方法は前記第1の半導体集積回路装置に適用され、前記スイッチ手段によって前記第1コンデンサの第2端を前記スクリーニング用端子に結合させるとともに、前記信号入力端子に所定の電圧を印加して前記オペアンプの出力端子を所定の電位に固定し、前記スクリーニング用端子に所定の電圧を印加して前記第1コンデンサの第1端と第2端との間に所定の電圧を印加する。
また、本発明に係る別の発明である半導体集積回路装置のスクリーニング方法は前記第2の半導体集積回路装置に適用され、前記プルアップトランジスタを制御して前記高電圧側トランジスタをオンさせ、さらに前記信号入力端子に所定の電圧を印加してオペアンプOP2の非反転入力端子+を所定の電位に設定して、前記第1コンデンサの第1端及び第2端をそれぞれ高電位及び低電位に設定して前記第1コンデンサの第1端と第2端との間に所定の電圧を印加する。
また、本発明に係る別の発明である半導体集積回路装置のスクリーニング方法は前記第2の半導体集積回路装置に適用され、前記プルダウントランジスタを制御して前記低電圧側トランジスタをオンさせ、さらに前記信号入力端子に所定の電圧を印加して前記オペアンプOP2の非反転入力端子を所定の電位に設定して、前記第1コンデンサの第1端及び第2端をそれぞれ低電位及び高電位に設定して前記第1コンデンサの第1端と第2端との間に所定の電圧を印加する。
また、本発明に係る別の発明である半導体集積回路装置のスクリーニング方法の前記プルアップトランジスタまたは前記プルダウントランジスタはシリアル通信バスで制御される。
通常動作モードにて2次のLPFの周波数特性を測定し、所望の特性となっていることを確認する。このとき確認する特性は、カットオフ周波数、減衰特性などである。
なお、2次のLPFの周波数特性が所望の特性となっていないものは不良品とする。
通常動作モードにて2次のLPFの周波数特性を測定し、測定した周波数特性を、直流電圧印加試験前の周波数特性と比較を行い、差異がなければ問題なし、差異があれば不良品として判断する。
この発明によれば、コスト増加を最小に抑え、コンデンサをスクリーニングできる新しい半導体集積回路装置及び半導体集積回路装置のスクリーニング方法並びにコンデンサのスクリーニングに適したオペアンプを提供できる。
本発明の半導体集積回路装置の第1の実施形態に係る回路図 本発明の半導体集積回路装置の第2の実施形態に係る回路図 本発明のオペアンプに係る回路図 図1の半導体集積回路装置にスクリーニングを施す際の電圧印加方法を示す図 図2の半導体集積回路装置にスクリーニングを施す際の電圧印加方法を示す図 従来のオペアンプを用いた2次のローパスフィルタ(LPF)の構成を示す図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。
(半導体集積回路装置の第1の実施形態)
図1は本発明に係る半導体集積回路装置の第1の実施形態を示す。半導体集積回路装置1は、オペアンプOP1、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、第1抵抗R1、第2抵抗R2を備えている。さらにスイッチ手段SW11、論理回路LOGIC、音量調整回路Volumeを備えている。
半導体集積回路装置1には外部の回路部との接続または各種信号の授受のためにいくつかの外部端子が用意されている。信号入力端子VIN1には例えば音声入力信号Vin1が入力される。シリアルクロック端子SCL及びシリアルデータ端子SDAは外部のマスターと通信を行うために用意されている。論理回路LOGICはシリアルクロック端子SCLに入力されるクロック信号及びシリアルデータ端子SDAで授受されるデータ信号を処理する。本発明の一実施の形態では論理回路LOGICはスレーブとして働く。出力端子VOUTは信号入力端子VIN1に入力された音声入力信号Vin1を処理した出力信号Voutを出力する。
スクリーニング用端子VSTOLは、半導体集積回路装置1の外部端子として用意されている。スクリーニング用端子VSTOLは第1コンデンサC1に対してスクリーニングを施すために用意されている。スクリーニングは通常のモードとは切り離して行われる。
半導体集積回路装置1の内部回路構成を詳しく説明する。第1抵抗R1の一端は信号入力端子VIN1に、その他端は第2抵抗R2の一端にそれぞれ接続されている。第2抵抗R2の他端とオペアンプOP1の非反転入力端子+は共通接続されている。オペアンプOP1の反転入力端子−は直流的にオペアンプOP1の出力端子VOUT1に接続されている。
第1コンデンサC1の第1端c11は、オペアンプOP1の出力端子VOUT1に接続されている。第1コンデンサC1の第2端c12は、スイッチ手段SW11の中点cに接続されている。スイッチ手段SW11の第1接点aは、第1抵抗R1と第2抵抗R2の共通接続点に接続されている。スイッチ手段SW11の接点bはスクリーニング用端子VSTOLに接続されている。本発明のスクリーニングを行う際にはスクリーニング用端子VSTOLには図示しない外部の電圧供給手段を介して正または負の直流電圧が印加される。第2コンデンサC2の一端及び他端は、それぞれオペアンプOP1の非反転入力端子+及び接地電位GNDまたは電源端子VCCに接続されている。
半導体集積回路装置1にはシリアル通信バスが内蔵されている。シリアル通信バスとしては例えば、IC(Inter IC)バスを採用している。このほかのシリアル通信バスとしては例えばSPI(Serial Peripheral Interface)や、MicroWireである。本発明ではICバスを採用するために論理回路LOGIC及び外部端子としてシリアルクロック端子SCL及びシリアルデータ端子SDAが用意されている。シリアルクロック端子SCLには通信バスのマスターと同期を取るためのクロック信号が入力され、シリアルデータ端子SDAにはマスターからのデータが転送されてくる。
ここでスイッチ手段SW11の制御は、新たに外部端子を追加することにより半導体集積回路装置1の外部から制御するのではなく、通常のボリウム制御と同様にIC等により制御されている。ICは[スレーブアドレス(SlaveAddress)、セレクトアドレス(SelectAddress)、データ(Data)]の組み合わせにより制御されている。ICにおいては、同一バス上に複数の半導体制御装置が配置されることがあり、スレーブアドレス(SlaveAddress)は半導体集積回路の住所を示すものである。セレクトアドレス(SelectAddress)は、各半導体集積回路装置内部機能の住所を示すものであり、データ(Data)は各機能の設定をするものである。
例えば[80、F0、01]と送信された場合、「80」が半導体集積装置1、「F0」がテストモード、「01」がスイッチ手段SW11の動作を示しているとする。ここでデータ(Data)「01」が直流電圧試験印加モードを意味するとしたとき、「00」は通常モードを意味することになる。したがって、直流電圧印加試験モードにしたいときは、[80、F0、01]とデータを送信し、通常モードにしたいときは、[80、F0、00]とデータを送信することになる。なお、半導体集積回路1は初期状態(電源オン時のリセット状態)では、通常モードすなわち[80、F0、00]のデータに設定されている。
スイッチ手段SW11は、具体的には図1に示したように、シリアルクロック端子SCL、シリアルデータ端子SDAを用いるICバスによって制御される。
もともと半導体集積回路1には出荷テスト用に様々なテストモードが搭載されており、本発明のために追加されるフリップフロップは1個程度である。そのため、全体のロジック規模(ボリウム制御など)からみると極めて小さいといえる。
音量調整回路Volumeは、論理回路LOGICから出力される制御信号S1,S2・・・Sn−1,Snに基づき制御される。音量調整回路Volumeの後段には図示しない音声電力増幅器等が結合される。
なお、図1には、オペアンプOP1、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、第1抵抗R1、及び第2抵抗R2によって構成される、良く知られた正帰還形である2次のローパスフィルタ(LPF)を示した。しかし、第2抵抗R2及び第2コンデンサC2を用いない第1次のローパスフィルタであってもかまわない。また、2次のローパスフィルタ(LPF)ではなく、多帰還形の各種フィルタであってもよい。なお、オペアンプOP1を多帰還形の各種フィルタに用いる場合には信号入力端子VIN1をオペアンプOP1の反転入力端子−側に結合することになる。こうした場合にはオペアンプOP1の非反転入力端子+は直流的に出力端子VOUT1に結合するのではなく、直接または抵抗を介して接地電位に結合される。
第1コンデンサC1と第2コンデンサC2のスクリーニング後の評価は、スクリーニング前後に行う2次のLPFの例えばカットオフ周波数、減衰特性の比較で行う。両者に差異がなければ第1コンデンサC1と第2コンデンサC2は良好と判定される。またカットオフ周波数、減衰特性等に変化が見られとしても許容できる範囲であれば第1コンデンサC1と第2コンデンサC2は正常と判定される。なお、第1コンデンサC1と第2コンデンサC2のスクリーニング後の評価は例えばリーク電流の測定でも行うことができる。
(半導体集積回路装置の第2の実施形態)
図2は本発明に係る半導体集積回路装置の第2の実施形態を示す。図1に示した第1の実施形態と大きく異なるのはスイッチ手段SW11を備えていないことである。半導体集積回路装置2は、オペアンプOP2、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、第1抵抗R1、第2抵抗R2を備えている。さらに論理回路LOGIC、音量調整回路Volumeを備えている。
半導体集積回路装置2には外部の回路部との接続または各種信号の授受のためにいくつかの外部端子が用意されている。信号入力端子VIN1には例えば音声入力信号Vin1が入力される。シリアルクロック端子SCL及びシリアルデータ端子SDAは外部のマスターと通信を行うために用意されている。論理回路LOGICはシリアルクロック端子SCLに入力されるクロック信号及びシリアルデータ端子SDAで授受されるデータ信号を処理する。本発明の一実施の形態では論理回路LOGICはスレーブとして働く。出力端子VOUTは信号入力端子VIN1に入力された音声入力信号Vin1を処理した出力信号Voutを出力する。
半導体集積回路装置2の内部回路構成を詳しく説明する。第1抵抗R1の一端は信号入力端子VIN1に、その他端は第2抵抗R2の一端にそれぞれ接続されている。第2抵抗R2の他端とオペアンプOP2の非反転入力端子+は共通接続されている。オペアンプOP1の反転入力端子−は直流的にオペアンプOP2の出力端子VOUT2に接続されている。
第1コンデンサC1の第1端c11は、オペアンプOP2の出力端子VOUT2に接続されている。第1コンデンサC1の第2端c12は、第1抵抗R1と第2抵抗R2の共通接続点に直流的に接続されている。第2コンデンサC2の一端及び他端は、それぞれオペアンプOP2の非反転入力端子+及び接地電位GNDまたは電源端子VCCに接続される。
半導体集積回路装置2にはシリアル通信バスが内蔵されている。シリアル通信バスとしては例えば、IC(Inter IC)バスを採用している。このほかのシリアル通信バスとしては例えばSPI(Serial Peripheral Interface)や、MicroWireである。本発明ではICバスを採用するために論理回路LOGIC及び外部端子としてシリアルクロック端子SCL及びシリアルデータ端子SDAが用意されている。シリアルクロック端子SCLには通信バスのマスターと同期を取るためのクロック信号が入力され、シリアルデータ端子SDAにはマスターからのデータが転送されてくる。
ここでプルダウントランジスタQ28,プルアップトランジスタQ48のベースは、新たに外部端子を追加することにより半導体集積回路装置2の外部から制御するのではなく、通常のボリウム制御と同様にIC等により制御されている。ICは[スレーブアドレス(SlaveAddress)、セレクトアドレス(SelectAddress)、データ(Data)]の組み合わせにより制御されている。ICにおいては、同一バス上に複数の半導体制御装置が配置されることがあり、スレーブアドレス(SlaveAddress)は半導体集積回路の住所を示すものである。セレクトアドレス(SelectAddress)は、各半導体集積回路装置内部機能の住所を示すものであり、データ(Data)は各機能の設定をするものである。データ(Data)でプルダウントランジスタQ28,プルアップトランジスタQ48のオンを指定しない限りプルダウントランジスタQ28,プルアップトランジスタQ48がオンすることはなく、オフで保持される。
例えば[80、F0、01]または[80、F0、02]と送信された場合、「80」が半導体集積回路2、「F0」がテストモード、「01」と「02」がプルダウントランジスタQ28,プルアップトランジスタQ48の動作を示すとする。ここで「01」でプルダウントランジスタQ28がオンするとし、「02」でプルアップトランジスタQ48がオンするとしたとき、「00」は通常モードを意味することになる。したがって、直流電圧印加試験モードにしたいときは、[80、F0、01]または[80、F0、02]と送信し、通常モードにしたいときは、[80、F0、00]と送信することになる。なお、半導体集積回路2は初期状態(電源オン時のリセット状態)では、通常モードすなわち[80、F0、00]のデータに設定されている。
プルダウントランジスタQ28,プルアップトランジスタQ48のベースは、具体的には図2に示したように、シリアルクロック端子SCL、シリアルデータ端子SDAを用いるICバスによって制御される。
もともと半導体集積回路2には出荷テスト用に様々なテストモードが搭載されており、本発明のために追加されるフリップフロップは2個程度である。スクリーニングのために新たに追加される論理は、全体のロジック規模(ボリウム制御)からみると極めて小さい。
音量調整回路Volumeは、論理回路LOGICから出力される制御信号S1,S2・・・Sn−1,Snに基づき制御される。音量調整回路Volumeの後段には図示しない音声電力増幅器等が結合される。
なお、図2には、オペアンプOP2、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2、第1抵抗R1、及び第2抵抗R2によって構成される、良く知られた2次のローパスフィルタ(LPF)を示した。しかし、第2抵抗R2及び第2コンデンサC2を用いない第1次のローパスフィルタであってもかまわない。
図2に示した半導体集積回路装置2で採用されるオペアンプOP2は、図1で用いたオペアンプOP1の出力段とは回路構成が異なる。オペアンプOP2の出力段はコンプリメンタリ形式のプッシュプル形式で構成している。すなわちバイポーラトランジスタではあるが互いに導電型が異なる高電圧側トランジスタQ25と低電圧側トランジスタQ27を採用している。さらに高電圧側トランジスタQ25を強制的にオンさせるために用意されたプルアップトランジスタQ48が用意され、プルアップトランジスタQ48が論理回路LOGIC側からの制御信号PUでオンされると高電圧側トランジスタQ25もオンするように制御される。また、低電圧側トランジスタQ27を強制的にオンさせるために用意されたプルダウントランジスタQ28が用意され、プルダウントランジスタQ28が論理回路LOGIC側からの制御信号PDでオンされると低電圧側トランジスタQ27もオンするように制御される。オペアンプOP2のさらに詳細な回路構成は後述する。
図2に示した半導体集積回路装置2で採用されるオペアンプOP2は、図1に用いたスイッチ手段SW11を排除するために考案されたものである。スイッチ手段SW11はローパスフィルタ(LPF)を構成する第1コンデンサに結合されるために、ローパスフィルタの周波数特性、減衰特性等に何らかの影響を与え、ひいてはオーディオ製品における音質に影響を与えることが懸念される。しかし、半導体集積回路装置2はスイッチ手段の設置を排除しているので、音質に影響を与えることを排除できる。オペアンプOP2のさらに詳細な回路構成は後述する。
第1コンデンサC1と第2コンデンサC2のスクリーニング後の評価は、スクリーニング前後に行う2次のLPFの例えばカットオフ周波数、減衰特性の比較で行う。両者に差異がなければ第1コンデンサC1と第2コンデンサC2は良好と判定される。またカットオフ周波数、減衰特性等に変化が見られとしても許容できる範囲であれば第1コンデンサC1と第2コンデンサC2は正常と判定される。なお、第1コンデンサC1と第2コンデンサC2のスクリーニング後の評価は例えばリーク電流の測定でも行うことができる。
(オペアンプOP2の内部回路)
図3は本発明に係るオペアンプOP2の内部回路を示す。オペアンプOP2は、上述のように、特に図2に示した半導体集積回路装置の第2の実施形態に用いると格別の効果を発揮する。結論から先にいうと、図1に示したスイッチ手段SW11の設置が排除でき、かつスクリーニング用端子VSTOLも排除できる。その理由は以下の説明で明らかになろう。
オペアンプOP2は電源端子VCC、反転入力端子−、非反転入力端子+、接地電位GND、及び出力端子VOUT2を備える。
非反転入力端子+と反転入力端子−には、差動増幅器を構成するMOSトランジスタM21及びMOSトランジスタM22のゲートがそれぞれ接続されている。両MOSトランジスタのソースは共通に接続され、この共通接続点と電源端子VCCとの間に定電流源CC21が接続されている。
MOSトランジスタM21及びM22の各ドレインは、それぞれバイポーラトランジスタQ21及びQ22のコレクタが接続されている。バイポーラトランジスタQ22のコレクタとベースとは共通接続された、いわゆるダイオード構造を成している。バイポーラトランジスタQ21,Q22の各エミッタと接地電位GNDとの間にはそれぞれ抵抗R21,R22が接続されている。バイポーラトランジスタQ21のコレクタには、MOSトランジスタM21,M22から成る差動増幅器の出力が取り出される。バイポーラトランジスタQ21に取り出された差動増幅器の出力は後段のバイポーラトランジスタQ23のベースに印加される。バイポーラトランジスタQ23のエミッタは例えば接地電位GNDに接続され、そのコレクタと電源端子VCCとの間には定電流源CC22が接続されている。
バイポーラトランジスタQ24,Q25,Q26及びQ27は、良く知られたコンプリメンタリ形式のプッシュプル出力段を構成するとともにオペアンプOP2の出力段も構成している。バイポーラトランジスタQ26のベースには、前段のバイポーラトランジスタQ23で増幅された、例えば音声信号が印加される。バイポーラトランジスタQ24はコレクタとベースとが共通接続されダイオード接続を成し、バイポーラトランジスタQ26とともに、プッシュプル出力を構成する高電圧側トランジスタQ25と低電圧側トランジスタQ27のベース間に所定のバイアス電圧を与えている。バイポーラトランジスタQ24,Q26には定電流源CC23から所定の定電流が供給されている。
高電圧側トランジスタQ25は例えばNPN型であり、低電圧側トランジスタQ27は例えばPNP型で、両者は互いに逆導電型のトランジスタで構成されている。これがコンプリメンタリ形式といわれる所以であるが、両者を例えばNPN型のバイポーラトランジスタで構成したいわゆる非コンプリメンタリ形式としてもかまわない。
プルダウントランジスタQ28は、低電圧側トランジスタQ27のベース側に配置されている。プルダウントランジスタQ28のコレクタ及びエミッタは、それぞれ低電圧側トランジスタQ27のベース及び接地電位GNDに接続されている。プルダウントランジスタQ28のベースには図2に示した論理回路LOGICからの制御信号PDが印加されている。ここで、プルダウントランジスタQ28のベースは図示しない外部端子に取り出すようにしても良い。なお、プルダウントランジスタQ28及びプルアップトランジスタQ48の両者のベースを外部端子に取り出す必要はなく、いずれか一方を取り出すだけで十分である。その際は、取り出した方のトランジスタのみ回路に組み込み、取り出さない方のトランジスタは回路に組み込む必要はない。外部端子を設けることで、プルダウントランジスタQ28またはプルアップトランジスタQ48の制御範囲を拡大することができる。プルダウントランジスタQ28が例えば前記制御信号PDによってオンされると、低電圧側トランジスタQ27もオンされる。これは、プルダウントランジスタQ28がオンするとプルダウントランジスタQ28のコレクタが接地電位GNDに近い電位となり、低電圧側トランジスタQ27のエミッタ・ベース間が順方向にバイアスされるからである。したがって、スクリーニングにおいては、強制的に低電圧側トランジスタQ27をオンさせて、出力端子VOUT2に第1コンデンサの第1端c11を接地電位に近い電位に設定し、第1コンデンサの第2端c12に信号入力端子VIN1から所定の電圧を印加できるように設定される。なお、第1コンデンサC1のスクリーニングについては後述する。
プルアップトランジスタQ48は、高電圧側トランジスタQ25のベース側に配置されている。プルアップトランジスタQ48のエミッタ及びコレクタは、それぞれ電源端子VCC及び高電圧側トランジスタQ25のベースに接続されている。プルアップトランジスタQ48のベースには図2に示した論理回路LOGICからの制御信号PUが印加されている。ここで、プルアップトランジスタQ48のベースは、図示しない外部端子に取り出すようにしても良い。なお、プルアップトランジスタQ48及びプルダウントランジスタQ28の両者のベースを外部端子に取り出す必要はなく、いずれか一方を取り出すだけで十分である。その際は、取り出した方のトランジスタのみ回路に組み込み、取り出さない方のトランジスタは回路に組み込む必要はない。外部端子を設けることで、プルダウントランジスタQ28またはプルアップトランジスタQ48の制御範囲を拡大することができる。プルアップトランジスタQ48が例えば前記制御信号PUによってオンされると、高電圧側トランジスタQ25もオンされる。これは、プルアップトランジスタQ48がオンすると電源端子VCCからプルアップトランジスタQ48のエミッタ・コレクタ導電路を介して高電圧側トランジスタQ25のベースに電流が供給されるからである。したがって、スクリーニングにおいては、強制的に高電圧側トランジスタQ25をオンさせて、出力端子VOUT2に結合される第1コンデンサの第1端c11に電源端子VCCに近い電圧が印加できるように設定される。このとき第1コンデンサの第2端c12の電位設定は信号入力端子VIN1側で設定できる。なお、第1コンデンサC1のスクリーニングについては後述する。
図3に示したプルダウントランジスタQ28及びプルアップトランジスタQ48の導電型はそれぞれNPN型及びPNP型としたが、これらは設計事項に過ぎない。例えば、プルダウントランジスタQ28をPNP型とし、プルアップトランジスタQ48をNPN型としても良い。
上述から明らかになるように、高電圧側トランジスタQ25または低電圧側トランジスタQ27を強制的にオンさせる目的は、出力端子VOUT2に結合される第1コンデンサの第1端c11の電位を所定の電位に固定して第1コンデンサの第1端c11と第2端c12との間に所定の電圧が印加できる導電路を形成するためである。
さて、高電圧側トランジスタQ25及び低電圧側トランジスタQ27を同時にオンさせることは好ましくなくいずれか一方が選択される。なぜならば、両トランジスタを同時にオンさせると、出力端子VOUT2の電位設定が確定できないからである。
(半導体集積回路装置1のスクリーニング)
図4は、図1に示した半導体集積回路装置1のスクリーニングを行う際のテスト回路を示す。図4(a)は、第1コンデンサC1の第2端c12に第1端c11よりも高い電圧を印加して電圧ストレステストを行う場合を示す。スクリーニングではスイッチ手段SW11の中点cは接点bに常時接続されている。この場合には信号入力端子VIN1は例えば接地電位GNDと同じ電位に固定される。これによって、オペアンプOP1の出力端子VOUT1は低電位(好ましくは接地電位GND)に固定される。このときにスクリーニング用端子VSTOLに所定の直流電圧を印加する。これによって、第1コンデンサC1に対して電圧ストレスを与えスクリーニングが行える。
図4(b)は、第1コンデンサC1の第1端c11に第2端c12よりも高い電圧を印加して電圧ストレステストを行う場合を示す。このスクリーニングでもスイッチ手段SW11の中点cは接点bに常時接続されている。この場合にはスクリーニング用端子VSTOLは例えば接地電位GNDと同じ電位に固定される。また、信号入力端子VIN1に所定の電圧を印加する。これによって、オペアンプOP1の出力端子VOUT1は高電位(好ましくは電源端子VCCの電圧vcc)に固定される。こうした状態では図4(a)の場合と第1コンデンサC1の両端に印加される電圧の極性は反転するが図4(a)と同様に第1コンデンサC1に対してスクリーニングを行うことができる。
第1コンデンサC1のスクリーニングの評価は、リーク電流の測定や、第1コンデンサC1と他の半導体素子も含めたローパスフィルタ(LPF)の例えば周波数特性、利得の減衰特性などを測定して行われる。
(半導体集積回路装置2のスクリーニング)
図5は、図2に示した半導体集積回路装置2のスクリーニングを行う際のテスト回路を示す。以下、図2に示した半導体集積回路装置2は、スイッチ手段SW11を排除しているので図4とは別のスクリーニング回路が用いられる。こうしたテスト方法は図4では得られないものであり、本発明の1つの特徴となる。
図5(a)は、第1コンデンサC1の第2端c12に第1端c11よりも高い電圧を印加して電圧ストレステストを行う場合を示す。
図5(a)は、プルダウントランジスタQ28がオンされるように論理回路LOGICで制御されている。このとき、低電圧側トランジスタQ27もオン状態となるので、出力端子VOUT2の電位Vout2は低電位に置かれる。具体的には接地電位GNDではなく、プルダウントランジスタQ28のコレクタ・エミッタ間の飽和電圧に低電圧側トランジスタQ27のエミッタ・ベース間の順方向電圧が加えられた例えば、0.9Vに固定される。こうした状態で信号入力端子VIN1に0.9Vよりも十分に高い電圧を印加するならば、第1コンデンサC1に所定の電圧ストレスを与えることができる。したがって、第1コンデンサC1に対してスクリーニングを行うことができる。
なお、図5(a)のスクリーニングを行う場合には、高電圧側トランジスタQ25は強制的にオフ状態となるようにプルアップトランジスタQ48は論理回路LOGICで制御されている。
図5(b)は、第1コンデンサC1の第1端c11に第2端c12よりも高い電圧を印加して電圧ストレステストを行う場合を示す。図5(b)は、プルアップトランジスタQ48がオンされるように論理回路LOGICで制御されている。このとき、高電圧側トランジスタQ25もオン状態となるので、出力端子VOUT2の電位Vout2は高電位に置かれる。具体的には電源電圧vccではなく、プルアップトランジスタQ48のエミッタ・コレクタ間の飽和電圧に高電圧側トランジスタQ27のベース・エミッタ間の順方向電圧が加えられた例えば、0.9V程度電源電圧vccよりも低い大きさに固定される。このとき信号入力端子VIN1は例えば接地電位GNDに固定されている。これによって、第1コンデンサC1の第1端c11と第2端c12との間に所定の電圧ストレスを与えることができる。したがって、第1コンデンサC1に対してスクリーニングを行うことができる。
なお、図5(b)のスクリーニングを行う場合には、低電圧側トランジスタQ27は強制的にオフ状態となるようにプルダウントランジスタQ28は論理回路LOGICで制御されている。
第1コンデンサC1のスクリーニングの評価は、リーク電流の測定や、第1コンデンサC1と他の半導体素子も含めたローパスフィルタ(LPF)の例えば周波数特性などを測定して行われる。
本発明では、2次の正帰還形LPFを用いて説明を行ったが、2次の正帰還形HPF、多重帰還形HPFなどでも同様のことが可能であることは言うまでもない。
以上述べたように本発明の半導体集積回路装置及びオペアンプは、内蔵されるコンデンサのスクリーニングを自在に行えるので半導体集積回路装置の信頼性を十分に確保することができるので、産業上の利用可能性は高い。
C1 第1コンデンサ
C2 第2コンデンサ
CC21,CC22,CC23 電流源
Data データ
M21,M22 MOSトランジスタ
OP1,OP2 オペアンプ
PD プルダウントランジスタQ28の制御信号
PU プルアップトランジスタQ48の制御信号
Q25 高電圧側トランジスタ
Q27 低電圧側トランジスタ
Q28 プルダウントランジスタ
Q48 プルアップトランジスタ
R1 第1抵抗
R2 第2抵抗
S1〜Sn 音量調整回路の制御信号
SelectAddress スレーブアドレス
SelectAddress セレクトアドレス
SW11 スイッチ手段
VCC 電源端子
vcc 電源電圧
VIN1 信号入力端子
Vin1 音声入力信号
VOUT 出力端子
Vout 出力信号
VOUT1 オペアンプOP1の出力端子
Vout1 オペアンプOP1の出力信号
VOUT2 オペアンプOP2の出力端子
Vout2 オペアンプOP2の出力信号
STOL スクリーニング用端子

Claims (10)

  1. 入力信号が入力される信号入力端子と、反転入力端子、非反転入力端子、及び出力端子を備えるオペアンプとを備え、前記反転入力端子及び前記非反転入力端子のいずれか一方は前記信号入力端子に直流的に結合され、第1端が前記オペアンプの出力端子に第2端がスイッチ手段を介して前記信号入力端子に直流的に結合される第1コンデンサとを備え、前記オペアンプ及び前記第1コンデンサは同じ半導体集積回路装置で構成され、前記スイッチ手段は前記第1コンデンサの第2端の結合先を、前記信号入力端子または前記半導体集積回路装置の外部に設けたスクリーニング用端子のいずれか一方へ切り換える半導体集積回路装置。
  2. 前記信号入力端子と前記オペアンプの反転入力端子または非反転入力端子との間に、抵抗体が直列に接続される請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記抵抗体は複数の抵抗の抵抗直列接続体で構成され、前記第1コンデンサの第2端は前記抵抗直列接続体の共通接続点に結合され、前記オペアンプの反転入力端子または非反転入力端子と、接地電位との間に第2コンデンサが結合される請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記入力信号は音声信号であり、前記オペアンプ、前記第1コンデンサ、及び前記抵抗体は前記音声信号に対して1次のローパスフィルタを構成する請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記入力信号は音声信号であり、前記オペアンプ、前記第1コンデンサ、前記第2コンデンサ、及び前記抵抗直列接続体は前記音声信号に対して2次のローパスフィルタを構成する請求項3に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記半導体集積回路装置は、さらにシリアル通信バスを備え、前記シリアル通信バスにはクロック信号端子及びデータ信号端子が前記半導体集積回路装置の外部に設けられ、前記クロック信号端子及び前記データ信号端子の一方の信号に基づき前記スイッチ手段の切り替えが行われる請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記入力信号は音声信号であり、前記オペアンプの出力端子の後段には前記音声信号の大きさを調整する音量調整回路が結合され、前記音量調整回路は、前記シリアル通信バスによって制御される請求項6に記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記シリアル通信バスは、I2C、SPI、及びMicroWireのいずれか1つである請求項7に記載の半導体集積回路装置。
  9. 請求項1に記載の半導体集積回路装置のスクリーニング方法であって、前記スイッチ手段によって前記第1コンデンサの第2端を前記スクリーニング用端子に結合させるとともに、前記信号入力端子に所定の電圧を印加して前記オペアンプの出力端子を所定の電位に固定し、前記スクリーニング用端子に所定の電圧を印加して前記第1コンデンサの第1端と第2端との間に所定の電圧を印加する半導体集積回路装置のスクリーニング方法。
  10. 前記スイッチ手段はシリアル通信バスで制御される請求項9に記載の半導体集積回路装置のスクリーニング方法。
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