JP6814663B2 - 被加工物の切削方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエーハ等の被加工物の切削方法に関する。
半導体ウエーハ等の被加工物は、例えば、切削ブレードを回転可能に装着した切削手段を備える切削装置(例えば、特許文献1参照)によって分割予定ラインに沿って個々のデバイスチップに分割され、各種電子機器等に利用されている。
特開2009−283604号公報
上記切削装置を用いて被加工物に対して切削加工を施す際には、予め、オペレータが被加工物の大きさ等の情報を入力手段から切削装置の制御手段に入力し、当該情報に基づき、制御手段が切削手段や切削送り手段等の各装置構成要素の動作を制御して、被加工物の精密な切削加工を行っていく。
しかし、オペレータが制御手段に被加工物の外形の大きさを実際よりも小さく入力した場合には、切削ブレードが一本の分割予定ラインを切削し終える前に、制御手段による制御の下で切り込み送り手段により切削ブレードが被加工物から引き上げられ、切削ブレードが割り出し送りされて次の分割予定ラインの切削を開始してしまうため、切削ブレードによる分割予定ラインの一方の端部から他方の端部までの切削加工が完全に行われず、被加工物を完全に分割できないことがあった。また、オペレータが制御手段に被加工物の外形の大きさを実際よりも大きく入力した場合には、切削ブレードが被加工物の分割予定ラインの一方の端部から他方の端部まで切削し終わった後、さらに被加工物がない領域を切削し続けるため無駄な加工時間が生まれていた。
よって、被加工物の切削方法においては、加工条件が被加工物の外形の大きさが実際よりも小さく設定された場合においても、切削ブレードによる切削加工が被加工物の分割予定ラインの一方の端部から他方の端部まで確実に行われないことで切削が不完全なまま終了することが無いようにし、また、加工条件が被加工物の外形の大きさが実際よりも大きく設定された場合においても、切削ブレードが被加工物を切削し終えた後、さらに、被加工物がない領域を無駄に切削することで余分な加工時間が増えることが無いようにするという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、回転可能に支持されたスピンドルと、該スピンドルの先端部に装着された切削ブレードとを有する切削手段を用い、被加工物を分割予定ラインに沿って切削する被加工物の切削方法であって、被加工物の被加工面と反対の面をチャックテーブルで保持する保持ステップと、該保持ステップを実施した後、該チャックテーブルに保持された被加工物に対して該切削ブレードを回転させつつ所定の切り込み位置に位置付け、該チャックテーブルと該切削ブレードとを相対的に所定速度で切削送り方向に移動させて被加工物の被加工面に切削加工を施す加工ステップと、該加工ステップにおいて該スピンドルを回転駆動するモータの負荷電流値を検出する電流値検出ステップと、該電流値検出ステップにおいて検出した該負荷電流値が所定の閾値を下回ると、該切削ブレードが切削送り方向に被加工物を切り抜けたと判定する判定ステップと、を含む被加工物の切削方法である。
また、上記課題を解決するための本発明は、回転可能に支持されたスピンドルと、該スピンドルの先端部に装着された切削ブレードとを有する切削手段を用い、被加工物を分割予定ラインに沿って切削する被加工物の切削方法であって、被加工物の被加工面と反対の面をチャックテーブルで保持する保持ステップと、該保持ステップを実施した後、該チャックテーブルに保持された被加工物に対して該切削ブレードを回転させつつ所定の切り込み位置に位置付け、該チャックテーブルと該切削ブレードとを相対的に所定速度で切削送り方向に移動させて被加工物の被加工面に切削加工を施す加工ステップと、該加工ステップにおいて該スピンドルを回転駆動するモータの負荷電流値の減少率を検出する減少率検出ステップと、該減少率検出ステップにおいて検出した該負荷電流値の減少率が所定の閾値を上回ると、該切削ブレードが切削送り方向に被加工物を切り抜けたと判定する判定ステップと、を含む被加工物の切削方法である。
本発明に係る被加工物の切削方法は、切削加工開始後に、加工ステップにおいてスピンドルを回転駆動するモータの負荷電流値を検出する電流値検出ステップを実施し、判定ステップにおいて電流値検出ステップで検出した負荷電流値を監視しつつ負荷電流値が所定の閾値を下回ると、切削ブレードが切削送り方向に被加工物を切り抜けたと判定する、すなわち、切削ブレードが一本の分割予定ラインを切削し終えたと判定する。そして、例えば、該判定に基づき切削装置の制御手段によるチャックテーブルの切削送り動作や切削ブレードの切り込み送り動作等の装置動作の制御がなされ、オペレータが加工条件として被加工物の外形の大きさを実際よりも小さく制御手段に入力した場合等においても、切削ブレードによる切削が被加工物の分割予定ラインの一方の端部から他方の端部まで行われず切削加工が不完全なまま終了するという事態が発生せず、また、オペレータが加工条件として被加工物の外形の大きさを実際よりも大きく制御手段に入力した場合等においても、切削ブレードが被加工物を切削し終えた後、さらに、被加工物がない領域を無駄に切削することで余分な加工時間が増えてしまうといった事態が発生しないようにできる。
また、本発明に係る被加工物の切削方法は、切削加工開始後に、加工ステップにおいてスピンドルを回転駆動するモータの負荷電流値の減少率を検出する減少率検出ステップを実施し、判定ステップにおいて減少率検出ステップで検出した負荷電流値の減少率を監視しつつ負荷電流値の減少率が所定の閾値を上回ると、切削ブレードが切削送り方向に被加工物を切り抜けたと判定する、すなわち、切削ブレードが一本の分割予定ラインを切削し終えたと判定する。そして、例えば、該判定に基づき切削装置の制御手段によるチャックテーブルの切削送り動作や切削ブレードの切り込み送り動作等の装置動作の制御がなされ、オペレータが加工条件として被加工物の外形の大きさを実際よりも小さく制御手段に入力した場合等においても、切削ブレードによる切削が被加工物の分割予定ラインの一方の端部から他方の端部行われず切削加工が不完全なまま終了するという事態が発生せず、また、オペレータが加工条件として被加工物の外形の大きさを実際よりも大きく制御手段に入力した場合等においても、切削ブレードが被加工物を切削し終えた後、さらに、被加工物がない領域を無駄に切削することで余分な加工時間が増えてしまうといった事態が発生しないようにできる。
切削装置の一例を示す斜視図である。 切削加工が施された被加工物の一例を示す斜視図である。
図1に示す切削装置1は、被加工物Wに切削加工を施す装置であり、例えば、被加工物Wを保持するチャックテーブル10と、チャックテーブル10に保持された被加工物Wを分割予定ラインSに沿って切削する切削手段11とを少なくとも備えている。
図1に示す被加工物Wは、例えば、シリコン基板からなる円形状の半導体ウエーハであり、被加工物Wの被加工面Waである表面には、分割予定ラインSによって区画された格子状の領域に多数のデバイスDが形成されている。被加工物Wの裏面Wbは、被加工物Wよりも大径のダイシングテープTに貼着されており、ダイシングテープTにより保護されている。ダイシングテープTの粘着面の外周領域には円形の開口を備える環状フレームFが貼着されており、被加工物Wは、ダイシングテープTを介して環状フレームFによって支持され、環状フレームFを介したハンドリングが可能な状態になっている。なお、被加工物Wは、半導体ウエーハに限定されるものではなく、例えば、矩形の外形を備え合金等から構成されるパッケージ基板等であってもよい。
切削装置1の基台1Aの前方(−Y方向側)には、X軸方向にチャックテーブル10を往復移動させる切削送り手段12が備えられている。切削送り手段12は、X軸方向の軸心を有するボールネジ120と、ボールネジ120と平行に配設された一対のガイドレール121と、ボールネジ120を回動させるモータ122と、内部のナットがボールネジ120に螺合し底部がガイドレール121に摺接する可動板123とから構成される。そして、モータ122がボールネジ120を回動させると、これに伴い可動板123がガイドレール121にガイドされてX軸方向に移動し、可動板123上に配設されたチャックテーブル10が可動板123の移動に伴いX軸方向に移動することで、チャックテーブル10で保持された被加工物Wが切削送りされる。
図1に示すチャックテーブル10は、例えば、その外形が円盤状であり、被加工物Wを吸着するポーラス部材等からなる吸着部100と、吸着部100を支持する枠体101とを備える。吸着部100は図示しない吸引源に連通し、吸着部100の露出面である保持面100a上で被加工物Wを吸引保持する。チャックテーブル10は、カバー102によって周囲から囲まれ、チャックテーブル10の底面側に配設された回転手段103により駆動されて回転可能となっている。また、枠体101の周囲には、環状フレームFを固定する固定クランプ104が周方向に均等に4つ配設されている。なお、チャックテーブル10は、本実施形態のようなポーラスチャックに限定されるものではなく、例えば、ブレード逃げ溝及び吸引孔が形成された治具チャックであってもよい。チャックテーブル10が治具チャックである場合において、チャックテーブル10で吸引される被加工物Wは、矩形の外形を備え合金等から構成されるパッケージ基板であり、また、被加工物WはダイシングテープT等が貼着されていない状態で切削加工を施される。なお、被加工物がパッケージ基板である場合でも、治具チャックが使用されず、パッケージ基板がダイシングテープTに貼着されて切削が行われることもある。
切削装置1の基台1A上には、Y軸方向に切削手段11を往復移動させる割り出し送り手段13が備えられている。割り出し送り手段13は、Y軸方向の軸心を有するボールネジ130と、ボールネジ130と平行に配設された一対のガイドレール131と、ボールネジ130を回動させるモータ132と、内部のナットがボールネジ130に螺合し底部がガイドレール131に摺接する可動板133とから構成される。そして、モータ132がボールネジ130を回動させると、これに伴い可動板133がガイドレール131にガイドされてY軸方向に移動し、可動板133上に配設された切削手段11が可動板133の移動に伴いY軸方向に移動することで、切削手段11が割り出し送りされる。
可動板133上からは壁部145が一体的に立設しており、壁部145の−X方向側の側面にはZ軸方向に切削手段11を往復移動させる切り込み送り手段14が備えられている。切り込み送り手段14は、Z方向の軸心を有するボールネジ140と、ボールネジ140と平行に配設された一対のガイドレール141と、ボールネジ140を回動させるモータ142と、内部のナットがボールネジ140に螺合し側部がガイドレール141に摺接するホルダー143とから構成される。そして、モータ142がボールネジ140を回動させると、これに伴いホルダー143がガイドレール141にガイドされてZ軸方向に移動し、ホルダー143にハウジング11Aを介して支持されている切削手段11がホルダー143の移動に伴いZ軸方向に移動する。
切削手段11は、例えば、ホルダー143によって支持され基台1Aに対して水平に配置された円柱状のハウジング11Aの先端部に配設されている。切削手段11は、例えば、回転可能に支持されたスピンドル111と、スピンドル111を回転駆動するモータ115と、スピンドル111の先端部に装着された切削ブレード110とを有する。
図1に示す切削ブレード110は、例えば、ハブブレードであり、円盤状に形成され中央に装着孔を備えるアルミニウム製の基台と、基台の外周部に固定した切り刃とを備える。なお、切削ブレード110はハブブレードに限定されるものではなく、外形が環状のワッシャー型ブレードであってもよい。
ハウジング11A内に一部が収容されるスピンドル111は、その軸方向がチャックテーブル10の移動方向(X軸方向)に対し水平方向に直交する方向(Y軸方向)であり、ハウジング11Aによって、回転可能に支持されている。そして、ハウジング11Aに収容されているスピンドル111の後端側(+Y方向側の端側)は、モータ115の回転力を伝達するシャフトに連結されており、スピンドル111の前端側には切削ブレード110が装着されている。そして、モータ115によりスピンドル111が回転駆動されることに伴って、切削ブレード110も高速回転する。
モータ115は電動モータであり、モータ115にはモータ115に電力を供給する図示しない電源と、電動モータ115に供給される電力の負荷電流値を検出する負荷電流値検出手段15とが接続されている。そして、負荷電流値検出手段15は、検出したモータ115の負荷電流値についての情報を、装置全体の制御を行う制御手段9に送ることができる。
ハウジング11Aには、ブレードカバー112が取り付けられている。ブレードカバー112は、その略中央部に切削ブレード110を取り付けるための開口部を備えており、開口部に切削ブレード110を位置付け、切削ブレード110を上方から覆っている。
ブレードカバー112には、被加工物Wに対して切削ブレード110が接触する加工点に切削水を供給する切削水供給ノズル113が上下動可能に取り付けられている。例えば、Y軸方向から見てL字型に形成された切削水供給ノズル113は、切削ブレード110をY軸方向両側から挟むように2本配設されており、切削ブレード110の側面に向く噴射口を備えており、図示しない切削水供給源に連通している。
ハウジング11Aの先端部側面にはアライメント手段19が配設されている。アライメント手段19は、被加工物Wを撮像する撮像手段190を備えており、撮像手段190は、例えば、被加工物Wに光を照射する光照射部と、被加工物Wからの反射光を捕らえる光学系および反射光に対応した電気信号を出力する撮像素子(CCD)等で構成されたカメラとを備えている。アライメント手段19は、撮像手段190により取得した画像に基づいて、分割予定ラインSを検出することができる。アライメント手段19と切削手段11とは一体となって構成されており、両者は連動してY軸方向及びZ軸方向へと移動する。
切削装置1は、CPU及びメモリ等の記憶素子で構成され装置全体の制御を行う制御手段9を備えている。制御手段9は、図示しない配線によって、切削送り手段12及び切り込み送り手段14等の各装置構成要素に接続されており、制御手段9の制御の下で、切削送り手段12によるチャックテーブル10のX軸方向への切削送り動作や、切り込み送り手段14による切削手段11のZ軸方向への切り込み送り動作等が制御される。
制御手段9は、例えば、負荷電流値検出手段15から送られてきたモータ115の負荷電流値のデータを切削加工中に逐次監視し、負荷電流値が所定の閾値を下回ると切削ブレード110が切削送り方向に被加工物Wを切り抜けたと判定する第1の判定部91を備えている。また、制御手段9は、負荷電流値検出手段15から送られてきたモータ115の負荷電流値についての情報に基づいて単位時間当たりの負荷電流値の減少率を逐次算出して監視し、負荷電流値の減少率が所定の閾値を上回ると切削ブレード110が切削送り方向に被加工物Wを切り抜けたと判定する第2の判定部92を備えている。なお、制御手段9は、第1の判定部91又は第2の判定部92の少なくともいずれか一方を備えていればよい。
(実施形態1)
以下に、図1に示す切削装置1を用いて、被加工物Wを切削する方法について説明する。例えば、まず、オペレータにより、被加工物Wの大きさ等に基づいて決められた加工条件が制御手段9に入力される。そして、制御手段9がこの加工条件に従い各装置構成要素を制御する状態に切削装置1がセッティングされる。すなわち、切削送り手段12によるチャックテーブル10の切削送り距離や、切り込み送り手段14によって位置付けられる切削ブレード110の所定の切り込み高さ位置等がセッティングされる。
(1)保持ステップ
まず、図1に示すチャックテーブル10の中心と被加工物Wの中心とが略合致するように、被加工物Wが、ダイシングテープT側を下にして保持面100a上に載置される。そして、図示しない吸引源により生み出される吸引力が保持面100aに伝達されることにより、被加工物Wは、被加工物Wの被加工面Waと反対の面である裏面Wbがチャックテーブル10によって吸引保持された状態になる。また、各固定クランプ104によって環状フレームFが固定される。
(2)加工ステップ
次いで、被加工物Wの被加工面Waに切削加工を施す加工ステップを実施する。チャックテーブル10により被加工物Wが保持された後、図1に示す切削送り手段12が、チャックテーブル10に保持された被加工物Wを−X方向に送り、切削ブレード110を切り込ませるべき分割予定ラインSがアライメント手段19により検出される。すなわち、撮像手段190によって撮像された分割予定ラインSの画像により、アライメント手段19がパターンマッチング等の画像処理を実行し、切削ブレード110を切り込ませるべき分割予定ラインSのY軸方向の座標位置が検出される。分割予定ラインSが検出されるのに伴って、切削手段11が割り出し送り手段13によってY軸方向に駆動され、切削すべき分割予定ラインSと切削ブレード110とのY軸方向における位置合わせが行われる。
切削ブレード110と検出した分割予定ラインSとのY軸方向の位置合わせが行われた後、図示しない電源からモータ115に交流電力が供給され、モータ115がスピンドル111を高速回転させ、スピンドル111に固定された切削ブレード110がスピンドル111の回転に伴って高速回転する。また、切り込み送り手段14が切削手段11を−Z方向に降下させていき、例えば、切削ブレード110が被加工物Wの裏面Wbを切り抜けダイシングテープTに到る所定の切り込み高さ位置に切削手段11が位置付けられる。なお、切削ブレード110の切り込み高さ位置は、被加工物Wを完全切断する切り込み高さ位置に限定されるものではなく、例えば、切削ブレード110が被加工物Wを完全切断しない所定の高さ位置であってもよい。
被加工物Wを保持するチャックテーブル10が所定の切削送り速度でさらに−X方向に送り出されることで、チャックテーブル10と切削ブレード110とが相対的に所定速度で切削送り方向(X軸方向)に移動し、切削ブレード110が高速回転をしながら、まず、被加工物Wの周囲のダイシングテープTに切り込み、所定距離ダイシングテープTだけを切削していく。
(3)電流値検出ステップ
加工ステップにおいては、電動モータ115に供給される電力の負荷電流値を負荷電流値検出手段15が検出する。例えば、切削ブレード110がダイシングテープTのみを切削している状態において負荷電流値検出手段15が検出する電動モータ115の負荷電流値の値は、1.0Aとなる。そして、負荷電流値検出手段15は、検出したモータ115の負荷電流値1.0Aについての情報を制御手段9に送る。また、負荷電流値検出手段15から制御手段9に送られてきた情報に基づいて、第1の判定部91によるモータ115の負荷電流値の監視が開始される。
さらに−X方向へチャックテーブル10が切削送りされることによって、ダイシングテープTを切削している切削ブレード110が被加工物Wの外周側から被加工物Wに切り込み、被加工物Wを分割予定ラインSに沿って切削し切断していく。また、切削ブレード110と被加工物Wとの接触部位及びその周囲に対して、切削水供給ノズル113から切削水を噴射し、加工点を冷却・洗浄する。
被加工物WはダイシングテープTよりも硬いため、切削ブレード110が、被加工物Wの周囲のダイシングテープTから被加工物Wに切り込むと、切削ブレードに掛かる負荷が大きくなることで切削ブレード110はより強い回転力が必要になる。ここで、切削ブレード110が回転している最中においては、図示しない電源からモータ115に交流電力が供給され続けている。そして、切削ブレード110が被加工物Wに切り込むことによって切削ブレード110に作用する負荷が大きくなった場合でも、スピンドル111を一定の回転数で回転させるように電動モータ115は制御されているため、電動モータ115の負荷電流値は上昇する。すなわち、例えば、負荷電流値検出手段15が検出する電動モータ115の負荷電流値の値は、2.0Aへと上昇する。
(4)判定ステップ
例えば、第1の判定部91には、予め、モータ115の負荷電流値についての所定の閾値が記憶されている。この所定の閾値は、例えば、本実施形態においては1.9Aであるが、この数値に限定されるものではなく、被加工物Wの種類、厚さ、及び硬度等から決定され切削ブレード110による被加工物Wの切り抜けを第1の判定部91が判定するために記憶される数値である。第1の判定部91によるモータ115の負荷電流値の監視においては、負荷電流値検出手段15が検出する電動モータ115の負荷電流値の値と上記所定の閾値とが逐次比較され続けている。
さらに−X方向へチャックテーブル10が切削送りされることによって、被加工物Wを分割予定ラインSに沿って切削している切削ブレード110が、切り込んだ側の分割予定ラインSの一端から被加工物WのX軸方向における反対側の分割予定ラインSの一端を切り抜け、再びダイシングテープTのみを切削していく。切削ブレード110が被加工物Wを切り抜けることで、切削ブレード110に作用する負荷は小さくなるため、電動モータ115の負荷電流値は下降する。すなわち、例えば、負荷電流値検出手段15が検出する電動モータ115の負荷電流値の値は、所定閾値1.9Aを下回る1.0Aとなる。負荷電流値検出手段15から、検出したモータ115の負荷電流値1.0Aについての情報が制御手段9に送られると、負荷電流値検出手段15が検出する電動モータ115の負荷電流値の値と上記所定の閾値1.9Aとを逐次比較し監視し続けている第1の判定部91が、切削ブレード110が切削送り方向(X軸方向)に被加工物Wを切り抜けたと判定する。
例えば、第1の判定部91の上記判定結果を受けた制御手段9によって、第1の判定部91が切削ブレード110が切削送り方向に被加工物Wを切り抜けたと判定した時点から、切削送り手段12によってチャックテーブル10を−X方向に向かってさらに所定距離Lだけ切削送りする制御が行われる。なお、この所定距離Lを0とする制御であってもよい。そして、チャックテーブル10が−X方向に向かって所定距離Lだけ切削送りされた後、切削送り手段12により被加工物Wの切削送りを一度停止させ、切り込み送り手段14が切削ブレード110を被加工物Wから離間させ、次いで、切削送り手段12がチャックテーブル10を+X方向へ送り出して元の位置に戻す。そして、隣り合う分割予定ラインSの間隔ずつ切削ブレード110をY軸方向に割り出し送りしながら順次同様の切削を行うことにより、同方向の全ての分割予定ラインSを切削する。
さらに、チャックテーブル10を回転手段103によって90度回転させてから同様の切削を行うと、図2に示すように全ての分割予定ラインSが縦横に全てフルカットされ、被加工物WがデバイスDを備える個々のチップに分割される。
本発明に係る被加工物の切削方法は、切削加工開始後に、加工ステップにおいてスピンドル111を回転駆動するモータ115の負荷電流値を検出する電流値検出ステップを実施し、判定ステップにおいて電流値検出ステップで検出した負荷電流値を監視しつつ負荷電流値が所定の閾値を上回ると、切削ブレード110が切削送り方向に被加工物Wを切り抜けたと判定する、すなわち、切削ブレード110が一本の分割予定ラインSを切削し終えたと判定することで、例えば、該判定に基づき切削装置1の制御手段9によるチャックテーブル10の切削送り動作や切削ブレード110の切り込み送り動作等の装置動作の制御がなされ、加工条件入力時において、オペレータが制御手段9に被加工物Wの外形の大きさを実際よりも小さく入力した場合等においても、切削ブレード110による切削が被加工物Wの分割予定ラインSの一方の端部から他方の端部まで行われず切削加工が不完全なまま終了するという事態が発生しない。
すなわち、誤った加工条件が制御手段9に入力された場合においても、負荷電流値検出手段15の負荷電流値検出と第1の判定部91の判定結果とに基づくフィードバックが行われることで、切削ブレード110が被加工物を1ライン完全切断するまでは、切削ブレードの原点位置への送り戻し動作や切削ブレード110の被加工物Wからの離脱動作が実行されることがなくなる。
また、オペレータが制御手段9に被加工物Wの外形の大きさを実際よりも大きく入力した場合等においても、切削ブレード110が被加工物Wを切削し終えた後、さらに、被加工物Wがない領域を所定距離Lより長く切削することで余分な加工時間が増えるといった事態が発生しないようにすることができる。
(実施形態2)
以下に、図1に示す切削装置1を用いて、被加工物Wを切削する方法について説明する。
(1)保持ステップ
保持ステップを実施形態1と同様に実施することで、被加工物Wは、被加工物Wの被加工面Waと反対の面である裏面Wbがチャックテーブル10によって吸引保持された状態になる。
(2)加工ステップ
次いで、被加工物Wの被加工面Waに切削加工を施す加工ステップを実施形態1と同様に実施することで、切削ブレード110が高速回転をしながら、まず、被加工物Wの周囲のダイシングテープTに切り込み、所定距離ダイシングテープTだけを切削していく。
(3)減少率検出ステップ
加工ステップにおいては、まず、電動モータ115に供給される電力の負荷電流値を負荷電流値検出手段15が検出し始める。例えば、切削ブレード110がダイシングテープTのみを切削している状態において負荷電流値検出手段15が検出する電動モータ115の負荷電流値の値は、1.0Aとなる。そして、負荷電流値検出手段15は、検出したモータ115の負荷電流値についての情報を単位時間ごとに逐次制御手段9に送り始める。負荷電流値検出手段15が制御手段9に転送した電動モータ115の負荷電流値についての情報は、制御手段9のメモリに逐次記憶されていく。
また、制御手段9のメモリに逐次記憶されていく電動モータ115の負荷電流値についての情報に基づいて、第2の判定部92によるモータ115の負荷電流値の減少率の算出及び減少率の監視が開始される。すなわち、第2の判定部92は、新たに制御手段9のメモリに記憶された負荷電流値から単位時間前に制御手段9のメモリに記憶された負荷電流値を引いた差分を算出し、さらに算出した差分を微分することによって、単位時間当たりにおける負荷電流値の減少率を逐次算出していく。
さらに−X方向へチャックテーブル10が切削送りされることによって、ダイシングテープTを切削している切削ブレード110が被加工物Wの外周側から被加工物Wに切り込み、被加工物Wを分割予定ラインSに沿って切削し切断していく。また、切削ブレード110と被加工物Wとの接触部位及びその周囲に対して、切削水供給ノズル113から切削水を噴射し、加工点を冷却・洗浄する。
切削ブレード110が被加工物Wに切り込むことによって切削ブレード110に作用する負荷が大きくなった場合でも、スピンドル111を一定の回転数で回転させるように電動モータ115は制御されているため、電動モータ115の負荷電流値は上昇する。すなわち、例えば、負荷電流値検出手段15が検出する電動モータ115の負荷電流値の値は、2.0Aとなる。
(4)判定ステップ
例えば、第2の判定部92には、予め、モータ115の負荷電流値の減少率についての所定の閾値が記憶されている。この所定の閾値は、例えば、例えば、本実施形態においては49%であるが、この数値に限定されるものではなく、被加工物Wの種類、厚さ、及び硬度等から決定され切削ブレード110による被加工物Wの切り抜けを第2の判定部92が判定するために記憶される数値である。第2の判定部92によるモータ115の負荷電流値の減少率の監視においては、モータ115の負荷電流値の減少率の値と上記所定の閾値とが逐次比較されている。
さらに−X方向へチャックテーブル10が切削送りされることによって、被加工物Wを分割予定ラインSに沿って切削している切削ブレード110が、分割予定ラインSの切り込んだ側の一方の端部から被加工物WのX軸方向における反対側の他方の端部を切り抜け、再びダイシングテープTのみを切削していく。切削ブレード110が被加工物Wを切り抜けることで、切削ブレード110に作用する負荷は小さくなるため、電動モータ115の負荷電流値は2.0Aから下降して例えば1.0Aとなる。そのため、第2の判定部92が算出する負荷電流値の減少率は50%となることから、算出した負荷電流値の減少率と上記所定の閾値49%とを逐次比較し監視し続けている第2の判定部92が、切削ブレード110が切削送り方向(X軸方向)に被加工物Wを切り抜けたと判定する。
例えば、第2の判定部92の上記判定結果を受けた制御手段9によって、第2の判定部92が切削ブレード110が切削送り方向に被加工物Wを切り抜けたと判定した時点から、切削送り手段12によってチャックテーブル10を−X方向に向かってさらに所定距離Lだけ切削送りする制御が行われる。なお、この所定距離Lを0とする制御であってもよい。そして、チャックテーブル10が−X方向に向かって所定距離Lだけ切削送りされた後、切削送り手段12により被加工物Wの切削送りを一度停止させ、切り込み送り手段14が切削ブレード110を被加工物Wから離間させ、次いで、切削送り手段12がチャックテーブル10を+X方向へ送り出して元の位置に戻す。そして、隣り合う分割予定ラインSの間隔ずつ切削ブレード110をY軸方向に割り出し送りしながら順次同様の切削を行うことにより、同方向の全ての分割予定ラインSを切削する。
さらに、チャックテーブル10を回転手段103によって90度回転させてから同様の切削を行うと、図2に示すように全ての分割予定ラインSが縦横に全てフルカットされ、被加工物WがデバイスDを備える個々のチップに分割される。
本発明に係る被加工物の切削方法は、切削加工開始後に、加工ステップにおいてスピンドル111を回転駆動するモータ115の負荷電流値の減少率を検出する減少率検出ステップを実施し、判定ステップにおいて減少率検出ステップで検出した負荷電流値の減少率を監視しつつ負荷電流値が所定の閾値を下回ると、切削ブレード110が切削送り方向に被加工物Wを切り抜けたと判定する、すなわち、切削ブレード110が一本の分割予定ラインSを切削し終えたと判定することで、例えば、該判定に基づき切削装置1の制御手段9によるチャックテーブル10の切削送り動作や切削ブレード110の切り込み送り動作等の装置動作の制御がなされ、加工条件入力時において、オペレータが制御手段9に被加工物Wの外形の大きさを実際よりも小さく入力した場合等においても、切削ブレード110による切削が被加工物Wの分割予定ラインSの一方の端部から他方の端部まで行われず切削加工が不完全なまま終了するという事態が発生しない。
すなわち、誤った加工条件が制御手段9に入力された場合においても、負荷電流値検出手段15の負荷電流値検出と第2の判定部92の判定結果とに基づくフィードバックが行われることで、切削ブレード110が被加工物Wを1ライン完全切断するまでは、切削ブレードの原点位置への送り戻し動作や切削ブレード110の被加工物Wからの離脱動作が実行されることがなくなる。
また、オペレータが制御手段9に被加工物Wの外形の大きさを実際よりも大きく入力した場合等においても、切削ブレード110が被加工物Wを切削し終えた後、さらに、被加工物Wがない領域を所定距離Lより長く切削することで余分な加工時間が増えるといった事態が発生しないようにすることができる。
なお、本発明に係る切削方法は上記実施形態1、及び実施形態2に限定されるものではなく、添付図面に図示されている切削装置1の構成についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。
W:被加工物 Wa:被加工物の被加工面 D:デバイス S:分割予定ライン Wb:被加工物の裏面 T:ダイシングテープ F:環状フレーム
1:切削装置 1A:基台
10:チャックテーブル 100:吸着部 100a:保持面 101:枠体
102:カバー 104:固定クランプ 103:回転手段
12:切削送り手段
120:ボールネジ 121:ガイドレール 122:モータ 123:可動板
13:割り出し送り手段 130:ボールネジ 131:ガイドレール 132:モータ 133:可動板
14:切り込み送り手段
140:ボールネジ 141:ガイドレール 142:モータ 143:ホルダー 145:壁部
11:切削手段 110:切削ブレード 111:スピンドル 112:ブレードカバー 113:切削水供給ノズル 115:モータ 11A:ハウジング
15:負荷電流値検出手段
19:アライメント手段 190:撮像手段
9:制御手段 91:第1の判定部 92:第2の判定部

Claims (2)

  1. 回転可能に支持されたスピンドルと、該スピンドルの先端部に装着された切削ブレードとを有する切削手段を用い、被加工物を分割予定ラインに沿って切削する被加工物の切削方法であって、
    被加工物の被加工面と反対の面をチャックテーブルで保持する保持ステップと、
    該保持ステップを実施した後、該チャックテーブルに保持された被加工物に対して該切削ブレードを回転させつつ所定の切り込み位置に位置付け、該チャックテーブルと該切削ブレードとを相対的に所定速度で切削送り方向に移動させて被加工物の被加工面に切削加工を施す加工ステップと、
    該加工ステップにおいて該スピンドルを回転駆動するモータの負荷電流値を検出する電流値検出ステップと、
    該電流値検出ステップにおいて検出した該負荷電流値が所定の閾値を下回ると、該切削ブレードが切削送り方向に被加工物を切り抜けたと判定する判定ステップと、を含む被加工物の切削方法。
  2. 回転可能に支持されたスピンドルと、該スピンドルの先端部に装着された切削ブレードとを有する切削手段を用い、被加工物を分割予定ラインに沿って切削する被加工物の切削方法であって、
    被加工物の被加工面と反対の面をチャックテーブルで保持する保持ステップと、
    該保持ステップを実施した後、該チャックテーブルに保持された被加工物に対して該切削ブレードを回転させつつ所定の切り込み位置に位置付け、該チャックテーブルと該切削ブレードとを相対的に所定速度で切削送り方向に移動させて被加工物の被加工面に切削加工を施す加工ステップと、
    該加工ステップにおいて該スピンドルを回転駆動するモータの負荷電流値の減少率を検出する減少率検出ステップと、
    該減少率検出ステップにおいて検出した該負荷電流値の減少率が所定の閾値を上回ると、該切削ブレードが切削送り方向に被加工物を切り抜けたと判定する判定ステップと、を含む被加工物の切削方法。
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