JP6814656B2 - プレキャスト部材の設置方法、仮押さえ具 - Google Patents

プレキャスト部材の設置方法、仮押さえ具 Download PDF

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Description

本発明は、プレキャスト部材の設置方法およびこれに用いる仮押さえ具に関する。
道路橋や鉄道橋等の床版の両側には、人、物の墜落防止や目隠し、防音等のために高欄が設けられる。この高欄は、FRP(繊維強化プラスチック)等によるプレキャスト部材を設置して構築されることがあり、工期短縮等を実現できる(特許文献1参照)。
例えば、プレキャスト部材を床版の両側に設けた地覆部の上に弾性部材を介して配置し、この時プレキャスト部材の孔に地覆部から突出したアンカーボルトを差込む。このアンカーボルトの上端に座金を通しナットを締込んで、ナットの締付によりプレキャスト部材の高さや建ち(姿勢)の調整と仮固定を行う。
その後、プレキャスト部材と地覆部の間に無収縮モルタル等の固化材を充填する手順となり、固化材の固化によってプレキャスト部材が固定される。
特開2009-074304号公報
充填性等を考慮すると、上記の固化材はプレキャスト部材の孔から注入するのが好ましいが、そのためには座金やナットを一旦取外して仮固定を解除する必要があり、この時プレキャスト部材の高さ等が狂う恐れがある。その場合にはプレキャスト部材の高さ等を再調整する必要が生じ、プレキャスト部材の設置に手間が掛かる。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、プレキャスト部材を容易に設置できるプレキャスト部材の設置方法等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、プレキャスト部材を対象面上に設置する設置方法であって、前記プレキャスト部材の孔に前記対象面に固定されたボルトを通し、前記プレキャスト部材を前記対象面上に弾性部材を介して配置する工程と、仮押さえ具の挿通部に前記ボルトを通し、前記仮押さえ具を前記プレキャスト部材の前記孔が設けられた面の上に配置する工程と、前記仮押さえ具の上面において、前記ボルトに仮締結具を締込む工程と、前記プレキャスト部材の前記孔に固化材を注入して前記プレキャスト部材と前記対象面の間に前記固化材を充填する工程と、を有し、前記仮押さえ具は平面において複数の前記挿通部を有し、各挿通部に前記ボルトが通され、各ボルトに前記仮締結具が締込まれ、前記プレキャスト部材の前記孔と前記仮押さえ具の上面との間に、側方に開いた空間が形成され、前記空間から前記固化材の注入が行われることを特徴とするプレキャスト部材の設置方法である。
本発明によれば、上記のように仮押さえ具を用いることで、前記したプレキャスト部材の高さ等の調整および仮固定を、プレキャスト部材の孔から固化材を注入可能な状態で行える。そのため、固化材の注入時にプレキャスト部材の仮固定を解除する必要が無く、高さ等を再調整する手間も掛からない。結果、作業手順が減り工程が簡素化されるためプレキャスト部材の設置時間を大幅に短縮可能であり、作業員の安全性も向上する。
前記固化材が固化した後、前記仮締結具を取外して前記仮押さえ具を撤去し、締結具を前記ボルトに締込むことが望ましい。
固化材の固化によりプレキャスト部材の固定が行われるので、仮締結具を取外して仮押さえ具を撤去することが可能になり、これらの仮締結具と仮押さえ具を転用することが可能になる。
前記プレキャスト部材の平面において前記仮押さえ具が複数配置され、各仮押さえ具の前記挿通部に前記ボルトが通され、各ボルトに前記仮締結具が締込まれることが望ましい。
これら複数の仮押さえ具の挿通部に通したボルトのそれぞれにおいて、仮締結具の締付を調整することで、プレキャスト部材の姿勢を調整することが可能になる。
また本発明では、仮押さえ具の複数の挿通部に通したボルトのそれぞれにおいて、仮締結具の締付を調整することで、プレキャスト部材の姿勢の調整が可能になる。
前記プレキャスト部材の側面に凹部が設けられ、前記プレキャスト部材の前記孔は前記凹部の下面に設けられ、前記仮押さえ具は前記凹部の下面の上に配置されることが望ましい。
これにより、プレキャスト部材の設置に係る一連の作業をプレキャスト部材の側方から容易に行うことができる。
前記仮押さえ具は、天板と、前記天板の両側に設けられた側板と、を有し、前記天板に前記挿通部である開口が形成されることが望ましい。
これにより、仮押さえ具が簡易な構成となり、鋼板等の加工により簡単に製作することができて低コストになる。
前記プレキャスト部材は高欄を構成するものであることが望ましい。
これにより、プレキャスト部材の設置により道路橋や鉄道橋等の高欄を容易に構築できるようになる。
第2の発明は、対象面上に弾性部材を介して配置されたプレキャスト部材の仮押さえを、前記対象面に固定され前記プレキャスト部材の孔に通されたボルトに仮締結具を締込むことにより行うための仮押さえ具であって、前記ボルトを通すための挿通部を平面において複数有し、前記挿通部に前記ボルトを通して前記仮押さえ具を前記プレキャスト部材の前記孔が設けられた面の上に配置した際に、前記プレキャスト部材の前記孔と前記仮押さえ具の上面との間に、側方に開いた空間が形成されることを特徴とする仮押さえ具である。
本発明により、プレキャスト部材を容易に設置できるプレキャスト部材の設置方法等を提供することができる。
プレキャスト部材10による高欄100を示す図。 プレキャスト部材10の設置方法について説明する図。 プレキャスト部材10の設置方法について説明する図。 仮押さえ具20を示す図。 プレキャスト部材10の設置方法について説明する図。 プレキャスト部材10の設置方法について説明する図。 仮押さえ具20a、20b、20cを示す図。 仮押さえ具20dを示す図。 空間30aについて示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.高欄100)
図1(a)はプレキャスト部材10によって構成された高欄100を示す図であり、図1(b)はプレキャスト部材10の凹部11の鉛直方向の断面を示す図である。以降の図2、3においても同様である。
高欄100は、道路橋や鉄道橋等において、床版1の両側の地覆部2(対象面)の上に複数のプレキャスト部材10を並べて設置することで構築される。プレキャスト部材10はFRP等を用いた樹脂製の中空部材であり、軽量且つ高強度で人力により設置できるものとなっている。ただし、プレキャスト部材10を中実の部材としてもよいし、コンクリート製の部材とすること等も可能である。
プレキャスト部材10は、弾性部材による枠体4を介して地覆部2上に配置される。枠体4には例えば発泡ポチエチレンフォーム等の樹脂を用いることができる。しかしながら、適度な弾性を有するものであればこれに限ることはない。
枠体4は、プレキャスト部材10の厚さ方向の両端部において、プレキャスト部材10の幅方向に連続するように配置される。プレキャスト部材10の厚さ方向は図1(b)の左右方向に対応する。プレキャスト部材10の幅方向は、プレキャスト部材10の厚さ方向と平面において直交する方向である。
プレキャスト部材10の底面と地覆部2の上面の間には固化材5が充填される。固化材5は枠体4の内側に充填される。固化材5には無収縮モルタル等を用いることができるが、これに限ることはない。
プレキャスト部材10の側面の下部には凹部11が設けられる。本実施形態では、平面において、プレキャスト部材10の幅方向に複数の凹部11が設けられる。
各凹部11の下面には、プレキャスト部材10の厚さ方向に複数の孔111が設けられる。これらの孔111は、プレキャスト部材10の凹部11の下面とプレキャスト部材10の底面の間を貫通している。
図1の例では、1つのプレキャスト部材10に2箇所の凹部11が設けられ、各凹部11に孔111が2つ配置される。従って、プレキャスト部材10に計4つの孔111が設けられ、これらの孔111のそれぞれに、床版1の地覆部2に固定されたアンカーボルト3(ボルト)が通される。各アンカーボルト3の下部は地覆部2やその下の床版1のコンクリートに埋設されている。
プレキャスト部材10の凹部11の下面の上には、開口121を有する座金プレート12(以下、プレートという)が配置される。アンカーボルト3はプレキャスト部材10の孔111とプレート12の開口121を貫通して上方に突出している。アンカーボルト3の突出部分に角座金等の座金13を通してナット14(締結具)を締込むことで、プレキャスト部材10が床版1の地覆部2に確実に固定される。ナット14には緩み防止のためダブルナット等が用いられるが、これに限ることはない。
(2.プレキャスト部材10の設置方法)
次に、本発明の実施形態に係るプレキャスト部材10の設置方法について説明する。
本実施形態では、まず図2に示すように、プレキャスト部材10を地覆部2の上に枠体4を介して配置する。この際、地覆部2から突出したアンカーボルト3の突出部分が、プレキャスト部材10の凹部11の下面に設けた孔111に通される。
その後、図3に示すように仮押さえ具20をプレキャスト部材10の凹部11の下面の上に配置する。本実施形態では、プレキャスト部材10の複数(図の例では2つ)の凹部11のそれぞれに仮押さえ具20が配置される。すなわち、プレキャスト部材10の平面において複数の仮押さえ具20が配置される。
図4は仮押さえ具20を示す図である。仮押さえ具20は鋼板等の金属部材を加工して製作され、略矩形状の天板21と側板22を有する。
天板21には、平面において複数(図の例では2つ)の開口211が設けられる。これらの開口211は前記したアンカーボルト3を通すための挿通部であり、図3(b)に示すように、天板21の各開口211に前記の孔111から突出したアンカーボルト3の突出部分が通される。
側板22は天板21の両側に設けられる。側板22の下端は外側へとかぎ状に折り曲げられており、この折り曲げ部分をプレキャスト部材10の凹部11の下面に載せて配置する。
こうして仮押さえ具20を配置した後、必要に応じてプレキャスト部材10の平面位置を調整し、図5(a)に示すように、仮押さえ具20の上面において、前記の開口211から突出したアンカーボルト3の突出部分に座金23を通し、ナット24(仮締結具)を締込む。これにより、仮押さえ具20を介してプレキャスト部材10が下方に押付けられる。
枠体4はプレキャスト部材10の押付けに伴って縮み、ナット24の締付の調整によりプレキャスト部材10の高さが調整される。ナット24からの押付力は、仮押さえ具20の側板22の折り曲げ部分からプレキャスト部材10に面で伝達され、プレキャスト部材10に局所的に力が加わるといったことはない。
プレキャスト部材10の幅方向の2箇所の凹部11(図3等参照)で上記のようにアンカーボルト3に対するナット24の締付の調整を行うことで、プレキャスト部材10の幅方向の姿勢(傾斜)を調整できる。また、各凹部11において、プレキャスト部材10の厚さ方向の2つのアンカーボルト3に対するナット24の締付の調整を行うことで、プレキャスト部材10の厚さ方向の姿勢(傾斜)を調整できる。
このように、ナット24の締付の調整により、プレキャスト部材10の高さだけでなくプレキャスト部材10の建ち(姿勢)も調整できる。プレキャスト部材10は、ナット24からの押付力と、プレキャスト部材10の押付けに伴って縮んだ枠体4の反発力によって仮固定される。
また本実施形態では、仮押さえ具20をプレキャスト部材10の凹部11の下面の上に配置した際、図5(b)に示すように、プレキャスト部材10の孔111と仮押さえ具20の上面との間に空間30が形成される。この空間30は矢印に示すように側方に開いており、プレキャスト部材10の孔111はこの空間30を介して仮押さえ具20の外部と連通するようになっている。
じょうろ等を用いて上記の空間30から図6(a)に示すように固化材5をプレキャスト部材10の孔111に注入し、プレキャスト部材10と地覆部2の間に固化材5を充填することができる。固化材5は孔111の上端に達するまで充填される。孔111の上端まで固化材5が充填されたことの確認は、外部からの視認によって行うことができる。本実施形態では固化材5が順打ちにより充填されるので、固化材5の充填性も良好である。
固化材5が固化するとプレキャスト部材10が固定されるので、座金23とナット24を取外し、図6(b)に示すように仮押さえ具20を撤去する。
そして、図6(c)に示すように、プレート12を、その開口121にアンカーボルト3を通して凹部11の下面の上に配置し、開口121から突出したアンカーボルト3の突出部分に座金13を通して本設のナット14を締込む。これにより、プレキャスト部材10が床版1の地覆部2に確実に固定される。
以上説明したように、本実施形態によれば、上記のように仮押さえ具20を用いることで、プレキャスト部材10の高さや建ち等の調整および仮固定を、孔111から固化材5を注入可能な状態で行える。そのため、固化材5の注入時にプレキャスト部材10の仮固定を解除する必要が無く、高さや建ち等を再調整する手間も掛からない。
結果、作業手順が減り工程が簡素化されるためプレキャスト部材10の設置時間を大幅に短縮可能であり、作業員の安全性も向上する。加えて、固化材5の充填確認を外部からの視認により容易に行える利点もある。
また、本実施形態では固化材5の固化によりプレキャスト部材10の固定が行われるので、固化材5の固化後、座金23やナット24を取外して仮押さえ具20を撤去することが可能になり、座金23やナット24、仮押さえ具20を転用することが可能になる。
また、本実施形態では前記のようにプレキャスト部材10の平面において複数の仮押さえ具20を配置し、これらの仮押さえ具20の開口211に通されたアンカーボルト3に対してナット24の締付の調整を行うことで、プレキャスト部材10の幅方向の姿勢を調整することが可能になる。
また各仮押さえ具20には複数の開口211が形成されており、これら複数の開口211のそれぞれに通されたアンカーボルト3に対してナット24の締付の調整を行うことで、プレキャスト部材10の厚さ方向の姿勢を調整することも可能である。
また本実施形態では、プレキャスト部材10の側面の凹部11において、仮押さえ具20の設置、プレキャスト部材10の高さ等の調整および仮固定などといったプレキャスト部材10の設置に係る一連の作業をプレキャスト部材10の側方から容易に行うことができる。
また、仮押さえ具20は、前記のように天板21と側板22によって構成された簡易な構成となっているので、鋼板等の加工によって簡単に製作することができ低コストになる。
また、本実施形態では、プレキャスト部材10が床版1の高欄100を構成するものとなっており、プレキャスト部材10の設置により高欄100が容易に構築できるようになる。
しかしながら、本発明はこれに限ることはない。例えば、プレキャスト部材10の形状は上記したものに限らず、アンカーボルト3を通すための孔111を設けた面の上に仮押さえ具20を配置可能なものであればよい。
また、本実施形態ではプレキャスト部材10により高欄100を構築する例を説明したが、本発明はこれに限ることはなく、各種の構造物をプレキャスト部材10によって構築する際に適用することが可能である。
また本実施形態では、床版1の地覆部2に埋設したアンカーボルト3をプレキャスト部材10の高さ等の調整に用いたが、高さ等の調整に用いるボルトはこれに限ることはなく、地覆部2に固定されるものであればよい。
また仮押さえ具も前記したものに限らない。図7〜9はその他の仮押さえ具の例について説明する図である。例えば図7(a)の仮押さえ具20aは、側板22aの下端を内側にかぎ状に折り曲げた点で前記した仮押さえ具20と異なっている。この仮押さえ具20aは、角筒状の鋼管の一部をスリット状に切断するだけで容易に製作できる利点がある。
図7(b)の仮押さえ具20bは、側板22bが下方に行くにつれ外側に向かうように傾斜している点で前記した仮押さえ具20と異なる。この仮押さえ具20bを用いる場合、前記した空間30の幅が広くなり、固化材5の注入作業が容易になる利点がある。
図7(c)の仮押さえ具20cでは、天板21aとその両側の側板22とで囲まれた端面に端板25が設けられるとともに、天板21aの中間部にスリット状の開口212が設けられる。この仮押さえ具20cは全体として丈夫なものとなり、ナット24の締付時の変形等を防ぐことができる。また固化材5の注入作業も、開口212にじょうろ等を差込んで前記の空間30から行うことができる。
一方、図8(a)の仮押さえ具20dは、所定厚の鋼板を用いた本体に、当該本体を上下に貫通する貫通部26(アンカーボルト3の挿通部)を設けたものである。この例では、図8(b)に示すように、仮押さえ具20dをその貫通部26にアンカーボルト3を通してプレキャスト部材10の凹部11の下面の上に配置し、図9(a)に示すように、本体の上面においてアンカーボルト3に座金23を通しナット24を締め込む。
この例でも、仮押さえ具20dをプレキャスト部材10の凹部11の下面の上に配置した際に、図9(b)に示すように、プレキャスト部材10の孔111と仮押さえ具20dの上面との間に空間30aが形成される。この空間30aも矢印に示すように側方に開いており、プレキャスト部材10の孔111が空間30aを介して外部と連通する。固化材5の注入作業は、この空間30aから前記と同様に行うことができる。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:床版
2:地覆部
3:アンカーボルト
4:枠体
5:固化材
10:プレキャスト部材
11:凹部
12:座金プレート
13、23:座金
14、24:ナット
20、20a、20b、20c、20d:仮押さえ具
21、21a:天板
22、22a、22b:側板
25:端板
26:貫通部
30、30a:空間
100:高欄
111:孔
121、211、212:開口

Claims (7)

  1. プレキャスト部材を対象面上に設置する設置方法であって、
    前記プレキャスト部材の孔に前記対象面に固定されたボルトを通し、前記プレキャスト部材を前記対象面上に弾性部材を介して配置する工程と、
    仮押さえ具の挿通部に前記ボルトを通し、前記仮押さえ具を前記プレキャスト部材の前記孔が設けられた面の上に配置する工程と、
    前記仮押さえ具の上面において、前記ボルトに仮締結具を締込む工程と、
    前記プレキャスト部材の前記孔に固化材を注入して前記プレキャスト部材と前記対象面の間に前記固化材を充填する工程と、
    を有し、
    前記仮押さえ具は平面において複数の前記挿通部を有し、
    各挿通部に前記ボルトが通され、
    各ボルトに前記仮締結具が締込まれ、
    前記プレキャスト部材の前記孔と前記仮押さえ具の上面との間に、側方に開いた空間が形成され、前記空間から前記固化材の注入が行われることを特徴とするプレキャスト部材の設置方法。
  2. 前記固化材が固化した後、前記仮締結具を取外して前記仮押さえ具を撤去し、締結具を前記ボルトに締込むことを特徴とする請求項1記載のプレキャスト部材の設置方法。
  3. 前記プレキャスト部材の平面において前記仮押さえ具が複数配置され、
    各仮押さえ具の前記挿通部に前記ボルトが通され、
    各ボルトに前記仮締結具が締込まれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプレキャスト部材の設置方法。
  4. 前記プレキャスト部材の側面に凹部が設けられ、
    前記プレキャスト部材の前記孔は前記凹部の下面に設けられ、
    前記仮押さえ具は前記凹部の下面の上に配置されることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のプレキャスト部材の設置方法。
  5. 前記仮押さえ具は、
    天板と、
    前記天板の両側に設けられた側板と、
    を有し、
    前記天板に前記挿通部である開口が形成されたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のプレキャスト部材の設置方法。
  6. 前記プレキャスト部材は高欄を構成するものであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のプレキャスト部材の設置方法。
  7. 対象面上に弾性部材を介して配置されたプレキャスト部材の仮押さえを、前記対象面に固定され前記プレキャスト部材の孔に通されたボルトに仮締結具を締込むことにより行うための仮押さえ具であって、
    記ボルトを通すための挿通部を平面において複数有し、
    前記挿通部に前記ボルトを通して前記仮押さえ具を前記プレキャスト部材の前記孔が設けられた面の上に配置した際に、前記プレキャスト部材の前記孔と前記仮押さえ具の上面との間に、側方に開いた空間が形成されることを特徴とする仮押さえ具。
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