JP6814099B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、加熱調理器に関するものである。
従来、加熱調理器として、減圧手段を備えた炊飯器が公知である(特許文献1参照)。この炊飯器では、炊飯待機中又は保温中に減圧手段を駆動し、鍋内を減圧することにより、雑菌の増殖や炊飯物の腐敗を防いで食味の良いご飯を得るようにしている。
しかしながら、前記従来の加熱調理器では、調理物であるご飯の温度が炊き上がり後の高い状態では鍋内の減圧を行わず、ご飯の温度が下がり、温度が安定した状態になってから行っており、その目的は雑菌の繁殖を抑制することでしかない。すなわち、炊き上がり後の温度が高い状態のご飯を急速冷却する点については言及されていない。
特開2007−209481号公報
本発明は、調理物である内容物を急速冷却できる加熱調理器を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
調理器本体と、
有底筒状で、前記調理器本体に収容される内鍋と、
前記内鍋の上方開口部を開閉する蓋体と、
前記調理器本体に設けられ、前記内鍋を加熱する加熱手段と、
前記蓋体によって閉鎖された内鍋内を減圧する減圧手段と、
前記加熱手段により前記内鍋を介して内鍋内の内容物を加熱する加熱工程と、前記減圧手段で前記内鍋内を減圧状態として前記内容物を気化冷却する冷却工程とを実行する制御手段と、
を備えていることを特徴とする加熱調理器を提供する。
この構成により、冷却工程で内容物を気化冷却により急速に温度低下させることができる。すなわち、内鍋内を減圧することで、沸点が降下するので、この降下した沸点まで内容物から積極的に蒸気を発生させることができる。つまり、内容物から蒸気を発生させて気化熱を奪うことにより急速に内容物を冷却できる。
前記内容物は、米と水を含み、
前記加熱工程は、予熱工程、昇温工程、沸騰維持工程、炊き上げ工程、蒸らし工程及び保温工程からなり、
冷却工程は、前記炊き上げ工程の終了後に実行するのが好ましい。
この構成により、炊き上げ工程終了後の内容物の温度が高い状態のときに、即座に気化冷却で内容物の温度を低下させることができる。
前記加熱工程は、前記内容物を調理する調理工程と、前記調理工程の終了後に実行する保温工程を含み、
前記冷却工程は、前記保温工程中に実行するようにしてもよい。
前記冷却工程で前記蓋体又は前記内鍋を加熱するのが好ましい。
この構成により、気化冷却で発生した蒸気が蓋や鍋で結露することを防止できる。
前記内容物の調理方法を選択するための操作手段を備え、
前記制御手段は、前記操作手段で選択した調理方法に応じて前記冷却工程の実行内容を変更するのが好ましい。
この構成により、調理方法の違いに応じて適切に内容物を急速冷却できる。
本発明によれば、加熱工程の終了後、内容物を気化冷却させるようにしたので、内容物の温度を急速に低下させることができる。
本実施形態に係る炊飯器の概略図である。 図1の炊飯器での炊飯制御の内容を示すフローチャートである。 図2の予熱工程の内容を示すフローチャートである。 図2の昇温工程の内容を示すフローチャートである。 図2の沸騰維持工程の内容を示すフローチャートである。 図2の炊き上げ工程の内容を示すフローチャートである。 図2の蒸らし工程の内容を示すフローチャートである。 図2の保温工程の内容を示すフローチャートである。 図1の炊飯器での検出温度、検出圧力及び通電率の変化を示すグラフである。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは相違している。
(構成)
図1は、本実施形態に係る加熱調理器の一例である炊飯器を示す。この炊飯器は、調理器本体の一例である炊飯器本体1と、内鍋2と、蓋体3と、減圧手段の一例である減圧装置4と、制御手段の一例である制御装置5と、を備える。
炊飯器本体1は、その上面から下方に向かって内鍋2を収容可能な収容凹部6を備える。収容凹部6の底面下方側には、内鍋2を誘導加熱するための誘導加熱コイル7が収容されている。また、収容凹部6の側面には、第1加熱ヒータ8と、その下方側に位置する温度検出センサ9とが設けられている。第1加熱ヒータ8は内鍋2の胴部を加熱する。温度検出センサ9は、内鍋2の下方側側面に当接して内鍋2の温度を検出する。炊飯器本体1の背面側上面(図中、右側上部)には、蓋体3が図示しない支軸を中心として回動可能に支持されている。支軸の近傍には、後述する貯水タンク23が位置する逃がし凹部10が形成されている。逃がし凹部10にはペルチェ素子等の冷却部11が設けられている。冷却部11により貯水タンク23が冷却され、貯水タンク23に流入する蒸気を結露させることができる。炊飯器本体1の底面4箇所からは突起12が突出し、テーブル等の載置面に載置される。各突起12には重量検出センサ13が設けられている(重量検出センサ13は1箇所の突起12にのみ設けるだけであってもよい。)。
内鍋2は、熱伝導率の高い材料からなるアルミニウムと、誘導加熱可能なステンレスとからなるクラッド材を有底筒状に形成したものである。
蓋体3は、下面に環状溝14が形成されることにより、中央部分が円形状の凸部15となっている。凸部15には環状に配置された第2加熱ヒータ16が設けられている。蓋体3の凸部15には環状溝14を利用して内蓋17が取り外し可能に取り付けられている。内蓋17は、炊飯器本体1に対して蓋体3を閉鎖したとき、内鍋2の上方開口部を閉鎖する。これにより、内鍋2と内蓋17とで密封された内部空間18が形成される。内蓋17の下面中央部には、蓋体3の上面中央部と連通される第1流路19が形成されている。第1流路19の途中には開閉制御可能な圧力調整弁20が設けられている。圧力調整弁20は、内部空間18が所定圧力以上となると開放し、第1流路19を介して内部の蒸気を外部へと排出する。蓋体3には圧力検出センサ21が設けられている。圧力検出センサ21は、内蓋17から蓋体3の内部へと延びる案内流路22の終端に設けられている。圧力検出センサ21は、前記内部空間18の圧力を検出し、その検出信号は制御装置5に入力される。蓋体3の下面には、内蓋17の後方側(図中右側)に貯水タンク23が設けられている。内蓋17の下面から蓋体3内の貯水タンク23までは第2流路25によって連通されている。第2流路25の途中には開閉弁24が設けられている。第2流路25は、貯水タンク23の底面側まで延びている。開閉弁24により、内部空間18内の空気は貯水タンク23に向かって流動できるが、逆方向の流動は阻止される。
減圧装置4は、蓋体3の後方側に内蔵されている。ここでは、減圧装置4としてポンプが使用されている。減圧装置4は、貯水タンク23から蓋体3の後方側上面に連通する第3流路26の途中に設けられている。第3流路26は、貯水タンク23内の上方側に連通している。
制御装置5は、温度検出センサ9等からの検出信号が入力され、減圧装置4の駆動や、誘導加熱コイル7、第1加熱ヒータ8、第2加熱ヒータ16への通電等を制御する。
(動作)
次に、前記構成からなる炊飯器の炊飯制御について説明する。基本的に、炊飯制御は、図2に示すように、予熱工程(ステップS1)、昇温工程(ステップS2)、沸騰維持工程(ステップS3)、炊き上げ工程(ステップS4)、蒸らし工程(ステップS5)及び保温工程(ステップS6)により行う。以下、各工程に分けて図9に示すグラフを参照しつつ詳述する。図9中、一点鎖線が検出温度の変化を示し、点線が検出圧力の変化を示し、棒グラフが通電状態を示す。
(予熱工程)
内鍋2に内容物である米と水を収容して炊飯器本体1の収容凹部6に収容し、蓋体3を閉じて内蓋17により内鍋2の上方開口部を閉鎖する。図3に示すように、この状態で、図示しない炊飯スイッチが操作(ON)されれば(ステップS1−1)、予熱工程を開始する。予熱工程では、デューティ制御により誘導加熱コイル7に通電し(ステップS1−2)、内鍋2の加熱を開始する。ここでは、通電率を第1設定率(例えば、30〜70%)として内鍋2の温度が外気温度よりも若干高い所定温度(例えば、60℃)に維持されるようにする。このときの内部空間18の圧力は大気圧と同じ(約100kPa)である。そして、炊飯スイッチの操作からの経過時間t1が第1設定時間T1を超えれば(ステップS1−3)、昇温工程に移行する。
(昇温工程)
昇温工程では、図4に示すように、誘導加熱コイル7、第1加熱ヒータ8及び第2加熱ヒータ16への通電率を100%とし(ステップS2−1)、供給電力を最大値(ここでは、1200W)として内鍋2を昇温させる。これにより、内容物の温度aは急速に上昇する。この間、内部空間18の圧力は大気圧を維持する。そして、温度検出センサ9からの検出信号に基づいて、内容物の温度aが沸点(100℃)に到達したことが検出されれば(ステップS2−2)、沸騰維持工程に移行する。
(沸騰維持工程)
沸騰維持工程では、図5に示すように、デューティ制御により誘導加熱コイル7、第1加熱ヒータ8及び第2加熱ヒータ16への通電率を第2設定率(例えば、30〜80%)に変更し(ステップS3−1)、誘導加熱コイル7等への供給電力を最大値から若干低下させた第1設定電力(1000W)として内容物を沸騰状態に維持する。このとき、内部空間18の圧力が第1設定圧力(ここでは、115kPa)に維持されるように圧力調整弁20を開閉制御する第1圧力調整処理を実行する(ステップS3−2)。続いて、沸騰維持工程の開始からの経過時間t2が第2設定時間T2を経過すれば(ステップS3−3)、内部空間18の圧力が第2設定圧力(ここでは、150kPa)となるように圧力調整弁20を開閉制御し、供給電力を第2設定電力(500W)とする第2圧力調整処理を実行する(ステップS3−4)。さらに、沸騰維持工程の開始からの経過時間t3が第3設定時間T3を経過すれば(ステップS3−5)、炊き上げ工程へと移行する。
(炊き上げ工程)
炊き上げ工程では、図6に示すように、誘導加熱コイル7、第1加熱ヒータ8及び第2加熱ヒータ16への供給電力を第3設定電力(750W)に上昇させる(ステップS4−1)。そして、炊き上げ工程の開始からの経過時間t4が第4設定時間T4を経過した後(ステップS4−2)、再び通電率を第3設定率(例えば、30〜60%)まで上げることにより(ステップS4−3)、米飯を炊き上げる。すなわち、内部空間18内の余剰な水分を除去する。その後、温度検出センサ9からの検出信号に基づいて、内容物の温度aが炊き上げ温度A(例えば、110℃)に到達すれば(ステップS4−4)、蒸らし工程へと移行する。
(蒸らし工程)
蒸らし工程では、図7に示すように、デューティ制御により誘導加熱コイル7、第1加熱ヒータ8及び第2加熱ヒータ16への通電を停止し(ステップS5−1)、炊き上げられた米飯を蒸らす。このとき、温度低下によって内部空間18の圧力は大気圧へと徐々に低下する。蒸らし工程の開始、すなわち誘導加熱コイル7、第1加熱ヒータ8及び第2加熱ヒータ16への通電停止からの経過時間t5が第5設定時間T5を経過すれば(ステップS5−2)、保温工程へと移行する。
(保温工程)
保温工程では、図8に示すように、減圧装置4を駆動し(ステップS6−1)、内部空間18を減圧する(冷却工程)。減圧装置4による減圧では、圧力検出センサ21での検出圧力すなわち内部空間18での圧力が第3設定圧力範囲(20〜50kPa)となるように駆動制御する(減圧装置4がポンプの場合、その駆動回転数を調整して内部空間18での圧力を第3設定圧力範囲とすればよい。)。これにより、内部空間18の飽和温度が低下し、内容物から蒸気が発生する。内容物から気化熱が奪われ、内容物は飽和温度に向かって急速に冷却される。内部空間18を第3設定圧力範囲とすることで、飽和温度は適正温度範囲(55〜80℃)となる。55℃未満となることで、米飯に雑菌が繁殖するため、55℃以上とすることで、その繁殖を防止できる。また、80℃を超えることで、米飯にメイラード反応が発生するため、80℃以下とすることで、その発生を抑制できる。なお、より好ましい適正温度範囲は60〜80℃であり、最適温度は73℃である。
また冷却工程では、第1加熱ヒータ8及び第2加熱ヒータ16に通電し(ステップS6−2)、内鍋2や内蓋17等の内部空間18に露出する部分への結露を防止する。内部空間18で発生した蒸気は、第2流路25を介して貯水タンク23へと流入する。このとき、冷却部11を駆動し(ステップS6−3)、貯水タンク23を冷却する。これにより、流入した蒸気は貯水タンク23内で結露して貯留される。貯水タンク23内では、貯留される凝縮水によって第2流路25の先端部分が浸漬するが、減圧装置4の駆動により貯水タンク23内が負圧となっているため、第2流路25を介して内部空間18から空気が吸い出され、第3流路26を介して外部へと排出される。
その後、温度検出手段での検出信号に基づいて、内容物の温度aが所望の温度A(低温保温温度)まで低下したと判断すれば(ステップS6−4)、減圧装置4の駆動を停止し(ステップS6−5)、圧力調整弁20を開放する(ステップS6−6)。これにより、第1流路19を介して内部空間18へと外気が流入し、内部空間18は大気圧まで上昇し、内容物は低温保温温度で保温される。
このように、保温工程の開始直後に気化冷却により冷却工程を実行するようにしているので、米飯の温度を急速に低下させることができる。気化冷却であるので、米飯の温度低下は均一なものとなる。また、低下させる温度は80℃以下である。このため、米飯にメイラード反応が起こりにくくなり、黄変や臭い物質の生成による保温臭の発生を防止できる。また、低下させたとしても55℃以上である。このため、米飯に雑菌が繁殖することを防止できる。さらに、米飯から素早く粗熱を取ることができるので、冷凍・冷蔵にて直ぐに保存する場合であっても消費電力を抑制可能となる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
前記実施形態では、冷却工程を保温工程の開始直後に実行するようにしたが、保温工程の途中で、内容物(米飯)の温度が低下している間(降温中)に実行するようにしてもよい。
前記実施形態では、本発明の特徴である冷却工程を実行できる加熱調理器の一例として炊飯器を挙げたが、圧力IH(Induction Heating)鍋等、他の調理器でも採用できる。圧力IH鍋に採用する場合、減圧装置4の駆動は内容物の調理が終了してから行うようにすればよい。なお、圧力IH鍋の基本的構成は前記炊飯器と同様であるので、図1を代用して簡単に説明する。
圧力IH鍋では、調理工程である昇温工程及び沸騰維持工程と、保温工程とを実行する。昇温工程では、誘導加熱コイル7に通電率100%で通電して内容物を加熱する。沸騰維持工程では、デューティ制御により誘導加熱コイル7への通電率を制御し、沸騰状態を維持する。保温工程では、内容物を通常保温する場合、誘導加熱コイル7への通電率を低下させ、所定温度で保温する。一方、内容物を冷却する場合、沸騰維持工程の終了直後に、誘導加熱コイル7への通電を停止し、減圧装置4を駆動して内部空間18を減圧する冷却工程を実行する。これにより、内容物の沸点が下がり、内容物は減圧沸騰する。内容物から水蒸気が発生することにより気化熱が奪われ、内容物は減圧により低下した沸点に至るまで急速に冷却される。例えば、青菜等の加熱調理であれば、2〜5分の茹で調理(沸騰維持工程)後に冷却工程を実行する。冷却目標温度はクロロフィルの分解が少ない60℃程度が望ましい。この場合、内部空間18は20kPaまで減圧すればよい。
このように、圧力IH鍋の調理で冷却工程を実行することにより、青菜等の野菜に含まれる色素であるクロロフィルが熱により分解されて変色することを防止でき、見栄えの良い状態に維持できる。
ここでは、冷却工程を、沸騰維持工程の終了直後に実行するようにしたが、沸騰維持工程終了後の内容物の温度が低下している間(降温中)に実行するようにしてもよい。
前記実施形態では、調理方法の選択として、炊飯スイッチを操作することにより通常炊飯を行う場合を説明したが、図示しない操作パネルで調理方法を選択可能とし、その調理方法の違いに応じて冷却工程の制御内容を変更するようにしてもよい。
炊飯の場合、選択される炊飯メニューや保温メニューの違いに応じて、減圧圧力や減圧時間を変更すればよい。例えば、炊飯メニューに「長時間保温」モードや「冷凍ご飯」モードを設ける。そして、「長時間保温」モードが選択された場合、炊飯完了直後すなわち炊き上げ工程の終了直後に冷却工程を実行する。ここでは、減圧装置4によって内部空間18が第3設定圧力範囲となるように減圧し、米飯を前述の適正温度範囲(ここでは、70℃)まで温度低下させる。また、「冷凍ご飯」モードが選択された場合、減圧装置4によって第3設定圧力範囲からさらに低い圧力となるように減圧して内容物をできるだけ冷却する。これにより、冷蔵、冷凍する際の消費電力を抑制可能となる。なお、通常保温モード(前記いずれのモードも選択されない場合)では、炊飯が完了してから誘導加熱コイル等の加熱手段への供給電力を抑制し、所定温度で温調すればよい。
ここでは、冷却工程の実行は、内容物の温度が最も高くなる炊き上げ工程の終了直後にするようにしたが、炊き上げ工程終了後の内容物(米飯)の温度が低下している間(降温中)に実行するようにしてもよい。
調理の場合、調理物を調理終了後の温度の高い状態の高温モード、あるいは、温度を低下させる低温モードを選択可能とすればよい。調理物によっては、調理後の熱々のものを食するのが好ましい場合と、適正な温度まで低下させた方がよい場合とがある。そこで、選択される調理メニューで低温モードが選択された場合にのみ、冷却工程を実行するようにすればよい。
本発明は、炊飯器、圧力IH鍋等、内部空間18を密閉状態として加熱調理する種々の加熱調理器に採用できる。
1…炊飯器本体
2…内鍋
3…蓋体
4…減圧装置
5…制御装置
6…収容凹部
7…誘導加熱コイル
8…第1加熱ヒータ
9…温度検出センサ
10…逃がし凹部
11…冷却部
12…突起
13…重量検出センサ
14…環状溝
15…凸部
16…第2加熱ヒータ
17…内蓋
18…内部空間
19…第1流路
20…圧力調整弁
21…圧力検出センサ
22…案内流路
23…貯水タンク
24…開閉弁
25…第2流路
26…第3流路

Claims (4)

  1. 調理器本体と、
    有底筒状で、前記調理器本体に収容される内鍋と、
    前記内鍋の上方開口部を開閉する蓋体と、
    前記調理器本体に設けられ、前記内鍋を加熱する加熱手段と、
    前記蓋体によって閉鎖された内鍋内を減圧する減圧手段と、
    前記加熱手段により前記内鍋を介して内鍋内の内容物を加熱する加熱工程と、前記減圧手段で前記内鍋内を減圧状態として前記内容物を気化冷却する冷却工程とを実行する制御手段と、
    を備え、
    前記加熱工程は、前記内容物を調理する調理工程と、前記調理工程の終了後に実行する保温工程を含み、
    前記冷却工程は、前記保温工程中に実行し、内部空間の圧力を20kPa以上50kPa以下の範囲に維持し、前記蓋体又は前記内鍋を、内部空間に露出する部分への結露を防止するように加熱することを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記内容物は、米と水を含み、
    前記加熱工程は、予熱工程、昇温工程、沸騰維持工程、炊き上げ工程、蒸らし工程及び保温工程を有し、
    冷却工程は、前記炊き上げ工程の終了後に実行することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記内容物の調理方法を選択するための操作手段を備え、
    前記制御手段は、前記操作手段で選択した調理方法が長時間保温モードである場合、炊き上げ工程の終了直後に冷却工程を実行し、前記減圧手段により内部空間を設定圧力まで減圧して、内容物である米飯を適正温度範囲まで温度低下させることを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. 前記内容物の調理方法を選択するための操作手段を備え、
    前記制御手段は、前記操作手段で選択した調理方法が冷凍ご飯モードである場合、前記減圧手段により前記設定圧力よりも低い圧力まで減圧して、米飯を温度低下させることを特徴とする請求項に記載の加熱調理器。
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