JP6812790B2 - Iii族窒化物半導体発光素子 - Google Patents

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Description

本明細書の技術分野は、III 族窒化物半導体発光素子に関する。
半導体発光素子は、発光層で発生する光を外部に取り出す素子である。発光層から発せられた光を外部に効率よく取り出すために、素子外部との境界に光取り出し面が形成されることが多い。光取り出し側の基板に凹凸を形成したり、ITO等の導電性酸化物膜の表面に凹凸を形成する技術が開発されてきている。
例えば、特許文献1には、凹凸形状の光取り出し構造が形成された第2クラッド層を有する半導体発光素子が開示されている(特許文献1の図6等参照)。これにより、光取り出し効率が向上する旨が記載されている(特許文献1の段落[0010])。
特開2012−33695号公報
特許文献1等に示すように、光取り出し面の凹凸は、凹部と凸部とが交互に表出している。しかし、より複雑な凹凸形状を設けることにより、光取り出し効率がより向上する可能性がある。
本明細書の技術は、前述した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、光取り出し面に複雑な凹凸形状を有するIII 族窒化物半導体発光素子を提供することである。
第1の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子は、第1導電型の第1半導体層と、第1半導体層の上の発光層と、発光層の上の第2導電型の第2半導体層と、を有する。このIII 族窒化物半導体発光素子は、第2半導体層の上に第2半導体層の表面から突出する第1の突出部を有する。第1の突出部は、第2半導体層の表面に対して交差する向きに配置された壁部を有する。第1の突出部は、AlX GaY InZ N(X+Y+Z=1,X>0,Y≧0,Z≧0)である。壁部は、筒形状である。壁部における筒形状の内径は、第2半導体層の表面から遠ざかるほど大きい。壁部は、第2半導体層に対面する第1面を有する。第1面と第2半導体層とがなす角の角度が10°以上85°以下である。第2半導体層は、第1の突出部の第1面が囲む領域埋めている。
このIII 族窒化物半導体発光素子は、光取り出し面に複雑な凹凸形状を有する。発光層から発せられた光の少なくとも一部は、n型半導体層から素子外部に出た後に第1の突出部の壁部の第1面に再び入射し、第2面から再び素子外部に取り出される。その際に、光は好適に散乱される。したがって、このIII 族窒化物半導体発光素子では、光が好適に外部に取り出される。
第2の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子は、第1導電型の第1半導体層と、第1半導体層の上の発光層と、発光層の上の第2導電型の第2半導体層と、を有する。このIII 族窒化物半導体発光素子は、第2半導体層の上に第2半導体層の表面から突出する第1の突出部を有する。第1の突出部は、第2半導体層の表面に対して交差する向きに配置された壁部を有する。第1の突出部は、AlX GaY InZ N(X+Y+Z=1,X>0,Y≧0,Z≧0)である。壁部は、筒形状である。壁部における筒形状の内径は、第2半導体層の表面から遠ざかるほど小さい。壁部は、第2半導体層に対面する第1面を有する。第1面と第2半導体層とがなす角の角度が10°以上85°以下である。第2半導体層は、第1の突出部の第1面が囲む領域埋めている。
第3の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子においては、第1の突出部よりも小さい第2の突出部を有する。第2の突出部は、第2半導体層の表面から突出しているとともに、第1の突出部における筒形状の内側に配置されている。この場合には、光取り出し面は、より複雑な凹凸形状を有している。
第4の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子においては、第1の突出部は、第2半導体層に接触している平坦部を有する。壁部は、平坦部を介して互いにつながっている。
第5の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子は、第1導電型の第1半導体層と、第1半導体層の上の発光層と、発光層の上の第2導電型の第2半導体層と、を有する。このIII 族窒化物半導体発光素子は、第2半導体層の上に第2半導体層の表面から突出する第1の突出部を有する。第1の突出部は、第2半導体層の表面に対して交差する向きに配置された壁部を有する。第1の突出部は、第2半導体層に接触している平坦部を有する。第1の突出部は、AlX GaY InZ N(X+Y+Z=1,X>0,Y≧0,Z≧0)である。壁部は、向かい合う2枚の板部材である。板部材同士の間隔は、第2半導体層の表面から遠ざかるほど狭い。壁部は、第2半導体層に対面する第1面を有する。第1面と第2半導体層とがなす角の角度が10°以上85°以下である。第2半導体層は、第1の突出部の第1面が囲む領域埋めている。
第6の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子においては、壁部は、第1の貫通孔を有する。平坦部は、第2の貫通孔を有する。第1の貫通孔の密度は、第2の貫通孔の密度よりも高い。光は第1の貫通孔および第2の貫通孔の箇所でも散乱する。そのため、この発光素子の光取り出し効率は従来に比べて十分に高い。
第7の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子においては、第1の貫通孔の両端は開口している。第2の貫通孔は第2半導体層により塞がれている。この場合には、半導体層の貫通転位密度が十分に低い。そのため、半導体層の結晶性がよい。
第8の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子においては、第1の突出部の平坦部の膜厚は、第1の突出部の壁部の膜厚よりも厚い。
第9の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子においては、第1の突出部は、第2半導体層の上に非周期的に配置されている。
第10の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子においては、第1の突出部は、その表面にファセット面を有する。この場合には、第1の突出部の形状は安定である。
第11の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子においては、第1の突出部は、AlGaNまたはAlNである。
本明細書では、光取り出し面に複雑な凹凸形状を有するIII 族窒化物半導体発光素子が提供されている。
第1の実施形態の発光素子の概略構成を示す図である。 第1の実施形態の発光素子の斜視図である。 第1の実施形態の発光素子の突出部の周辺を拡大した図である。 第1の実施形態の発光素子の製造方法を説明するための図(その1)である。 第1の実施形態の発光素子の製造方法を説明するための図(その2)である。 第1の実施形態の発光素子の製造方法を説明するための図(その3)である。 第1の実施形態の発光素子の製造方法を説明するための図(その4)である。 第1の実施形態の発光素子の製造方法を説明するための図(その5)である。 第1の実施形態の発光素子の製造方法を説明するための図(その6)である。 第1の実施形態の変形例における発光素子の成長基板を示す斜視図である。 第2の実施形態の発光素子の概略構成を示す図である。 第2の実施形態の発光素子をn電極の側から視た図である。 第2の実施形態の発光素子の製造方法を説明するための図である。 第3の実施形態の発光素子の概略構成を示す図である。 第3の実施形態の発光素子の製造方法を説明するための図である。 第4の実施形態の発光素子の斜視図である。 第4の実施形態の発光素子の製造方法を説明するための図である。 突出部に相当する箇所を示す走査型顕微鏡写真(その1)である。 突出部に相当する箇所を示す走査型顕微鏡写真(その2)である。
以下、具体的な実施形態について、半導体発光素子とその製造方法を例に挙げて図を参照しつつ説明する。しかし、本明細書の技術はこれらの実施形態に限定されるものではない。また、後述する半導体発光素子の各層の積層構造および電極構造は、例示である。実施形態とは異なる積層構造であってももちろん構わない。そして、それぞれの図における各層の厚みの比は、概念的に示したものであり、実際の厚みの比を示しているわけではない。また、一部の図においては、膜厚が無視されている。
(第1の実施形態)
1.半導体発光素子
図1は、本実施形態における発光素子100の構造を示す概略構成図である。発光素子100は、III 族窒化物半導体から成る半導体発光素子である。また、発光素子100は、成長基板をレーザーにより除去されている(レーザーリフトオフ法)。そのため、サファイア基板等の成長基板は、発光素子100には残っていない。そして、光取り出し面Z1は、n型半導体層の側にある。
図1に示すように、発光素子100は、p電極P1と、支持基板110と、第1の導電性金属層120と、導電性接合材層130と、第2の導電性金属層140と、導電性反射膜150と、p型半導体層160と、発光層170と、n型半導体層180と、突出部190と、n電極N1とを、有する。
p電極P1は、支持基板110の上に形成された電極である。p電極P1は、Ni、Au、Ag、Co、等から1以上を組み合わせて形成したものである。もちろん、これ以外の構成であってもよい。p電極P1は、p型半導体層160と導通している。
支持基板110は、半導体層を支持するための基板である。支持基板110は、導電性の支持基板である。支持基板110の材質は、例えば、Siである。また、その材質は、GaAs、Ge、その他の金属製であってもよい。
第1の導電性金属層120は、支持基板110と、導電性接合材層130との密着性を向上させるためのものである。第1の導電性金属層120の材質として、例えば、Auが挙げられる。
導電性接合材層130は、発光素子100の製造過程において、形成した半導体層と支持基板110とを接合するための接合材を含む層である。また、発光素子100となった後に、発光層に電流を流す必要がある。そのため、導電性接合材層130の材質は、導電性のものである。導電性接合材層130の材質は、例えば、AuSn系の半田である。もちろん、これ以外の半田合金であってもよい。
第2の導電性金属層140は、導電性接合材層130と導電性反射膜150との密着性を向上させるための層である。そして、導電性接合材層130の半田が、半導体層に拡散するのを防止する役割も担っている。第2の導電性金属層140の材質として、例えば、Auが挙げられる。
導電性反射膜150は、発光層170により発せられた光を反射するための膜である。また、導電性反射膜150は、もちろん導電性を示す。発光素子100の発光層170に十分な電流が流れるようにするためである。このため、導電性反射膜150は、光を反射する反射性と、電流の流れる導電性との両方の性質を備えるものである。
導電性反射膜150の材質は、例えば、Ag、Alの他、Al又はAgを主成分として含む合金である。または、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、もしくは、これらの金属を少なくとも1種類以上含んだ合金であっても良い。また、屈折率の異なる2つの材料の複数の層から形成される分布ブラッグ反射膜(DBR)であってもよい。
p型半導体層160は、基板110より上方の第1導電型の第1半導体層である。p型半導体層160は、電子が導電性反射膜150側に拡散するのを防止するためのものである。これにより、発光層170での発光効率を上昇させる。p型半導体層160は、例えば、発光層170の側からp側クラッド層と、p型コンタクト層と、を有する。
発光層170は、p型半導体層160の上に配置されている。発光層170は、電子と正孔とが再結合することにより発光する層である。そのために、発光層170は、バンドギャップの小さい井戸層と、バンドギャップの大きい障壁層とが交互に形成された多重量子井戸構造を有している。また、発光層として、単一量子井戸層を用いてもよい。ただし、これらは例示であり、これ以外の構造であってもよい。
n型半導体層180は、発光層170の上の第2導電型の第2半導体層である。n型半導体層180は、n電極N1に接触するコンタクト層であるとともに、発光層170に応力が加わるのを抑制するための層である。また、n型半導体層180は、発光層170のInが拡散するのを防止するための層である。n型半導体層180は、例えば、発光層170の側からn側超格子層と、n側静電耐圧層と、n型コンタクト層と、を有する。
突出部190は、n型半導体層180の上でn型半導体層180の表面から突出している。突出部190の材質は、AlGaNである。突出部の詳細については、後述する。
n電極N1は、n型半導体層180の上に形成されている。突出部190が導電性材料であれば、n電極N1を突出部190の上に形成してもよい。n電極N1は、Ni、Au、Ag、Co、等から1以上を組み合わせて形成したものである。つまり、n電極N1とn型半導体層180とは導通している。n電極N1は、金属製の電極であり、一般に透明ではない。
2.突出部
2−1.突出部の構成
突出部190およびn型半導体層180は、光取り出し面Z1を構成する。突出部190は、n型半導体層180の上に設けられている。そして、突出部190は、n型半導体層180の表面181から突出している。突出部190は、壁部191と、平坦部192と、を有する。平坦部192は、n型半導体層180と接触している。壁部191は、n型半導体層180から突出している。壁部191は、n型半導体層180の表面に対して交差する向きに配置されている。
2−2.突出部の形状
図2は、発光素子100の斜視図である。ただし、図2にはn型半導体層180から突出部190およびn電極N1までを抜き出して描いてある。壁部191は、n型半導体層180の上にハニカム状に配置されている。壁部191は、テーパ状の円筒形状に近い筒形状である。図1および図2に示すように、壁部191における筒形状の内径は、n型半導体層180の表面181から遠ざかるほど小さい。図2に示すように、壁部191のテーパ状の円筒形状の内部では、n型半導体層180の表面181が露出している。壁部191のテーパ状の円筒形状の外部では、平坦部192が、露出している。平坦部192は、複数の壁部191とつながっている。壁部191は、平坦部192により支持されている。
図3は、突出部190の周辺を拡大した拡大図である。図3に示すように、突出部190の壁部191は、第1面191aと第2面191bとを有している。第1面191aは、発光素子100のn型半導体層180に対面する面である。第2面191bは、発光素子100の外部に対面する面である。第2面191bは、第1面191aの反対側の面である。壁部191同士の間隔は、n型半導体層180の表面181から遠ざかるほど狭くなっている。第1面191aは、n型半導体層180の表面181から遠ざかるほど狭くなる円筒の内側面である。
第1面191aとn型コンタクト層180とがなす角の角度θ1は、10°以上85°以下の範囲内である。好ましくは、角度θ1は、30°以上80°以下の範囲内である。さらに好ましくは、角度θ1は、45°以上65°以下の範囲内である。このように、突出部190は、n型半導体層180に対面するとともにn型半導体層180に対して鋭角の第1面191aを有する。
突出部190は、周期的に形成されている。また、突出部190の壁部191の高さは、ほぼ揃っている。つまり、複数の壁部191のうちの1つの壁部191におけるn型半導体層180からの高さは、複数の壁部191のn型半導体層180からの高さの平均値から−10%以上10%以下の範囲内にある。また、複数の壁部191は、平坦部192を介して互いにつながっている。
2−3.突出部の膜厚
突出部190における最も厚い箇所の膜厚は、0.25nm以上100nm以下である。好ましくは、0.5nm以上60nm以下である。さらに好ましくは、1nm以上30nm以下である。また、平坦部192の膜厚は、壁部191の膜厚よりも厚いとよい。
2−4.突出部の貫通孔
突出部190の壁部191は、複数の貫通孔193を有している。突出部190の平坦部192は、複数の貫通孔194を有している。壁部191の複数の貫通孔193の密度は、平坦部192の複数の貫通孔194の密度よりも高い。この場合に、後述するように、各半導体層の貫通転位密度は小さい。すなわち、各半導体層の結晶性はよい。
壁部191の複数の貫通孔193の両端は開口している。平坦部192の複数の貫通孔194の一方の端部は開口している。平坦部192の複数の貫通孔194の他方の端部はn型半導体層180により塞がれている。
2−5.突出部の効果
図2および図3に示すように、本実施形態の発光素子100は、複雑な形状の光取り出し面Z1を有する。そのため、発光層170から発せられる光の一部L1は、図3に示すように、n型コンタクト層180から発光素子100の外部に出る。そして、突出部190の壁部191の第1面191aに入る。そして、突出部190の壁部191の第2面191bから再び発光素子100の外部に出る。この過程において、発光層170から発せられる光は、突出部190の第1面191aおよび第2面191bにより複雑に反射される。したがって、この発光素子100の外部量子効率は高い。また、突出部190の円筒形状がエスケープコーンのような役割を担う。そのため、突出部190は、素子外部からの戻り光も効果的に反射する。
また、突出部190は、複数の貫通孔193、194を有する。つまり、突出部190における光取り出し面Z1はより複雑な凹凸形状を有している。したがって、発光素子100の外部量子効率は非常に高い。
3.半導体発光素子の製造方法
3−1.成長基板準備工程
まず、図4に示すように、基板A10を準備する。基板A10は、半導体発光素子の製造方法に用いられる成長基板である。基板A10は凹凸形状部A11を有する。基板A10の凹凸形状部A11は、複数の凸部A11aと底面部A11bとを有する。凸部A11aは円錐形状である。凸部A11aは基板A10の主面にハニカム状に配置されている。凹凸形状部A11を形成するために基板にエッチングを施してもよいし、凹凸形状部A11を形成済みの基板A10を用意してもよい。基板A10の材質は、例えば、サファイアである。または、SiやSiC等その他の材質であってもよい。
3−2.バッファ層形成工程
次に、図5に示すように、基板A10の上にバッファ層B10を形成する。その際に、例えば、MOCVD法を用いるとよい。バッファ層B10は、基板A10の凹凸に比べて十分に薄い。そのため、バッファ層B10は、基板A10の凹凸に沿って形成される。このようにして、斜面部B10aと底面部B10bとを有するバッファ層B10を形成する。バッファ層B10の材質はAlNである。
3−3.分解層形成工程
そして、図6に示すように、バッファ層B10の底面部B10bと斜面部B10aとの上に分解層E1を形成する。そのために、MOCVD法により分解層E1としてInGaN層を形成する。InGaN層は、比較的低い温度で熱分解する。分解層E1は、一旦は成膜されるが、後述するエッチング工程により除去される半導体層である。つまり、分解層E1は、熱分解による分解とエッチングによる分解との少なくとも一方を受ける。
分解層E1の成長の初期には分解層E1を主に縦方向成長させ、分解層E1の成長の後期には分解層E1を主に横方向成長させる。これにより、貫通転位Q1は、傾斜面E1aに向かって伸びる。分解層E1は、基板A10の上のバッファ層B10の底面部B10bから成長する。そのため、分解層E1は、基板A10の底面部A11bと複数の凸部A11aの一部の上に形成される。
ここで、分解層E1の熱分解温度は、後述する架橋部C10(突出部190)の熱分解温度よりも低い。分解層E1の成長温度は750℃以上1150℃以下の範囲内であるとよい。好ましくは、900℃以上1150℃以下である。さらに好ましくは、1000℃以上1120℃以下である。
3−4.突出部形成工程(架橋部形成工程)
次に、図7に示すように、分解層E1の上に架橋部C10を形成する。この架橋部C10は、後に突出部190となる箇所である。架橋部C10は、脚部C10aと上面部C10bとを有する。架橋部C10を形成する際にMOCVD法を用いればよい。または、スパッタリング法により架橋部C10を形成してもよい。架橋部C10の材質は、前述したようにAlGaNである。これにより、架橋部C10は、分解層E1を覆うように形成される。また、貫通転位Q1は、架橋部C10の脚部C10aに向かって伸びる。
3−5.エッチング工程
次に、図8に示すように、分解層E1をエッチングする。そのために、N2 ガスとNH3 ガスとの少なくとも一方と、H2 ガスとの混合ガスを供給する。H2 ガスは、分解層E1をエッチングする。そのため、H2 ガスの分圧が高いことが好ましい。ただし、H2 ガスのみを供給すると、Ga金属がドロップレットとして表出するおそれがある。そのため、H2 ガスに加えてN2 ガスとNH3 ガスとの少なくとも一方を供給することが好ましい。
また、基板温度を分解層E1の熱分解温度以上架橋部C10の熱分解温度未満とする。そのため、架橋部C10の表面が貫通転位Q1の箇所を起点としてエッチングされる。これにより、架橋部C10の脚部C10aには貫通孔C11aが形成され、架橋部C10の上面部C10bには貫通孔C11bが形成される。
この後、分解層E1は、貫通孔C11a、C11bの箇所から熱分解およびエッチングされる。そのため、分解層E1は、熱により熱分解するとともにH2 ガスによりエッチングされる。一方、架橋部C10は熱分解しない。そのため、架橋部C10は、貫通孔C11a、C11bを形成されるのみで、架橋部C10自体は残留する。その結果、基板A10と架橋部C10とで囲まれた第1の空隙X1が形成される。
このエッチング工程において、供給するガスは酸素を含まないことが好ましい。酸素は、架橋部C10の表面のAlNを酸化し、AlONを形成する。AlONが存在すると、それより上層の半導体層の極性が反転する可能性が高い。そのため、架橋部C10の表面にAlONが発生すると、半導体層D10の内部に極性が反転している箇所と極性が反転していない箇所とが発生する。そうすると、架橋部C10より上層の半導体層の結晶性が悪化する。ゆえに、この工程においては、酸素を含まないことが好ましい。基板A10として酸素原子を含有するものを用いる場合には、反応炉内に酸素原子が残存している可能性がある。そのため、そのような酸素原子が架橋部C10の表面で反応してAlONを形成するおそれがある。このAlONの形成を抑制するために、エッチング工程の後に速やかに次の工程を実施することが好ましい。
3−6.n型半導体層形成工程
次に、架橋部C10(突出部190)の上にn型半導体層180を形成する。例えば、n型コンタクト層、n側静電耐圧層、n側超格子層、の順で形成する。n型半導体層180は、架橋部C10の上面部C10bを起点として成長する。架橋部C10の脚部C10aからは半導体層はわずかに成長する。しかし、その成長の度合いは上面部C10bに比べて十分に小さい。貫通転位Q1のほとんどは、架橋部C10の脚部C10aに向かって伸びている。そのため、n型半導体層180の上には、ほとんど貫通転位は伸びない。また、n型半導体層180は、少なくとも初期には横方向成長する。そのため、上面部C10bの貫通孔C11bを好適に埋める。これにより、貫通転位密度が非常に低い半導体層が形成される。
なお、n型半導体層180の成長とともに、第2の空隙X2が形成される(図9参照)。第2の空隙X2は、架橋部C10の脚部C10aと、基板A10の頂部周辺と、n型半導体層180とで囲まれている。
3−7.発光層形成工程
次に、n型半導体層180の上に発光層170を形成する。
3−8.p型半導体層形成工程
次に、発光層170の上にp型半導体層160を形成する。例えば、p側クラッド層、p型コンタクト層、の順で形成する。
3−9.導電性反射膜形成工程
次に、p型半導体層160の上に導電性反射膜150を形成する。
3−10.接合層形成工程
次に、図9に示すように、導電性反射膜150の上に第2の導電性金属層140と低融点金属層K1とをこの順序で形成する。一方、支持基板110の上に第1の導電性金属層120と低融点金属層K2とをこの順序で形成する。そして、基板A10側に形成された低融点金属層K1と、支持基板110側に形成された低融点金属層K2と、を対面させる。そして、低融点金属層K1と低融点金属層K2とを接合する。ここで、低融点金属層K1、K2は、例えば半田である。そのため、接合後には、低融点金属層K1、K2は、一体の導電性接合層130となる。
3−11.成長基板分離工程
次に、基板A10を分離する。例えば、基板A10の主面にレーザーを照射する。ここで照射するレーザーは、波長が248nmのKrF高出力パルスレーザーである。また、YAGレーザー(355nm、266nm)、XeClレーザー(308nm)、ArFレーザー(155nm)、などのいずれを用いてもよい。365nmよりも波長の短いレーザーであれば、その他のレーザーを用いてもよい。
基板A10と突出部190との間の結合箇所の面積は十分に小さい。そのため、基板A10は、突出部190から容易に剥離する。これにより、基板A10が分離される。そして、突出部190が露出される。
3−12.洗浄工程
次に、n型半導体層180および突出部190の表面を洗浄する。具体的には、例えば、HCl水溶液もしくはTMAH水溶液を用いる。
3−13.電極形成工程
続いて、支持基板110における第1の導電性金属層120の反対側の面にp電極P1を形成する。また、突出部190の上にn電極N1を形成する。
3−14.その他の工程
その他に、発光素子100の表面に全体的に保護膜を形成してもよい。
4.変形例
4−1.突出部の材質
本実施形態の突出部190はAlGaN層である。突出部190の熱分解温度は、分解層E1の熱分解温度よりも高い。突出部190はAlGaInN層であってもよい。突出部190は、Alを含有するIII 族窒化物を有するとよい。また、分解層E1の材質との兼ね合いになるが、突出部190の材質は、GaN、InGaNであってもよい。
突出部190は、AlN層であってもよい。ここで、AlNは絶縁体である。この場合には、n電極N1は、n型半導体層180の上に形成される。そのために、突出部190の一部を除去してもよい。
4−2.突出部の平坦部の面積
突出部190の平坦部192におけるn型半導体層180と接触している面の面積は、基板A10の主面の面積の半分より小さいとよい。基板A10から伸びる貫通転位がn型半導体層180に伝播しにくいからである。基板A10の主面とは、基板A10における突出部190が架橋されている側の面である。
4−3.突出部に平坦部がない場合
平坦部192がほとんど存在しない突出部を形成してもよい。その場合には、壁部191の端部付近から半導体層が成長する。また、この場合には戻り光を反射する効果が高い。
4−4.架橋部における脚部と上面部との膜厚
突出部190の平坦部192の膜厚は、突出部190の壁部191の膜厚よりも厚いとよい。この場合には、平坦部192から結晶性のよい半導体層が成長しやすい。
4−5.複数層の突出部
本実施形態では、突出部190は単一のAlGaN層である。突出部190は、複数層を有していてもよい。また、突出部190は、超格子構造であってもよい。ただし、突出部190の全体の膜厚は、厚すぎないことが好ましい。
4−6.突出部のファセット面
突出部190の壁部191は、表面にファセット面を有していてもよい。ファセット面として例えば、(10−1X)面や、(11−2X)面が挙げられる。また、突出部190の平坦部192は、表面にファセット面を有していてもよい。ファセット面として例えば、(0001)面が挙げられる。これらの場合には、突出部190の形状が安定する。
4−7.突出部のクラック
突出部190にあえてクラックを生じさせることもできる。このとき突出部190は、少なくとも1箇所以上のクラックを有する。この場合には、光取り出し面Z1は、より複雑な形状を有する。そのため、発光素子の光取り出し効率はより高い。一方、クラックを発生させない場合には、半導体層の結晶性が優れている。
4−8.分解層の材質
本実施形態の分解層E1はInGaN層である。分解層E1はGaN層であってもよい。また、分解層E1は、SiやMgをドープされていてもよい。特に、Siは、3次元的な成長モードを促進する(アンチサーファクタント効果)。そのため、分解層E1は、Siをドープされているとよい。もちろん、分解層E1の熱分解温度は低いほうが好ましい。そのため、分解層E1は、Inを含有するとよい。なお、Alを含有すると、熱分解温度は上昇する傾向がある。分解層E1としてAlを含有する層を形成する際には、分解層E1のAl組成は、突出部190のAl組成よりも小さいほうが好ましい。また、突出部190の熱分解温度よりも低ければ、TiN、SiNxのようなIII 族窒化物以外の材料を用いてもよい。ただし、分解層E1は、後に形成する半導体層の組成に近いIII 族窒化物半導体が好ましい。後に形成する半導体層への不純物の混入を防止できるからである。そのため、分解層E1はInGaNであるとよい。
4−9.バッファ層の材質
本実施形態のバッファ層B10の材質は、AlNである。このAlNは、低温バッファ層と高温バッファ層とを含む。また、バッファ層B10の材質は、AlNの他に、低温GaNバッファ層、BN層、TiN層、SiNx層、またはこれらの混晶であってもよい。
4−10.基板の凹凸形状
本実施形態の基板A10は、複数の凸部A11aと底面部A11bとを有する。凸部A11aは、円錐形状である。しかし、凸部A11aは、円錐台形状、多角錐形状、多角錐台形状のいずれであってもよい。この場合であっても、基板A10の凹凸形状部は、底面部と底面部から突出する複数の凸部とを有する。また、基板は、凸部A11aの代わりに凹部を有してもよい。
図10は、第1の実施形態の変形例における発光素子の基板J10を示す斜視図である。図10に示すように、ストライプ状の凹凸形状を有する基板J10を用いてもよい。基板J10は、尾根状の凸部J11と底面J12とを有する。
この場合であっても、断面形状は図3のようになる。ただし、壁部191は筒形状ではなく、2枚の向かい合う板部材である。そして、その向かい合う板部材同士の間隔は、n型半導体層180の表面181から遠ざかるほど狭くなっている。
このように、凹凸形状を有しているその他の基板に対して、本実施形態の技術を適用することができる。また、凹凸形状があれば、非周期構造であってもよい。
4−11.分解工程(エッチング工程)
エッチング工程では、H2 ガスとN2 ガスとの混合ガスを供給する。しかし、供給するガスをN2 ガスとしてもよい。この場合には、H2 ガスによる分解層E1のエッチングは生じない。分解層E1の熱分解のみが生じる。この場合であっても、架橋部C10の膜厚が十分に薄ければ、分解層E1を除去することができる。
4−12.成長基板の剥離方法(基板リフトオフ)
本実施形態では、基板A10をレーザーリフトオフ法により半導体層から分離する。突出部190と基板A10との間の密着力は低い。そのため、基板A10を半導体層から分離することは容易である。例えば、エッチング、テープリフトオフ、超音波を用いて基板A10を半導体層から分離してもよい。また、その他の方法を用いてもよい。
4−13.導電性透明膜
また、p型半導体層160と導電性反射膜150との間に導電性透明膜を形成してもよい。この導電性透明膜は、例えば、ITO、IZO、ICO、ZnO、TiO2 、NbTiO2 、TaTiO2 である。
4−14.第2の空隙がない場合
本実施形態の発光素子100の製造途中において、第2の空隙X2が形成される。しかし、第2の空隙X2を半導体層で埋めてしまってもよい。その場合には、n型半導体層180が、突出部190の第1面191aが囲む領域を埋める。そのために、上面部C10bの基板A10からの高さを低くするとともに、上面部C10bから横方向に半導体層を成長させて架橋部C10の脚部C10aや基板A10の凸部A11aに半導体層をまわりこませるように成長させればよい。この場合には、脚部C10aの貫通孔C11aおよび上面部C10bの貫通孔C11bは、n型半導体層180に塞がれている。
この場合には、機械的強度の高くない突出部190が、n型半導体層180により補強される。そのため、半導体層から基板A10を分離する際に、突出部190が破壊されることを抑制できる。そのため、突出部190の形状をより複雑化することができる。これにより、外部量子効率のより高い発光素子100が実現される。
4−15.半導体層の積層構造
発光素子100の半導体層の積層構造は、図1に示したものと異なっていても構わない。発光素子の半導体層の積層構造は、その他のどのような構造であってもよい。
4−16.支持基板の有無
本実施形態の発光素子100は、支持基板110を有している。しかし、半導体層を厚く形成等することにより、支持基板110を省略することもできる。
4−17.組み合わせ
上記の変形例を自由に組み合わせてもよい。
5.本実施形態のまとめ
本実施形態の発光素子100は、複雑な形状の突出部190を有する。そのため、発光層170からの光が突出部190の箇所で好適に散乱する。したがって、光取り出し効率の高い発光素子100が実現されている。また、突出部190がn型半導体層180から突出しているため、半導体層が素子外部に面する面積が比較的大きい。そのため、この発光素子100の放熱性は高い。
なお、以上に説明した実施形態は単なる例示にすぎない。したがって当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、半導体層の成膜方法は有機金属気相成長法(MOCVD法)に限らない。キャリアガスを用いて結晶を成長させる方法であれば、他の方法を用いてもよい。また、液相エピタキシー法、分子線エピタキシー法等、その他のエピタキシャル成長法により半導体層を形成することとしてもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。第2の実施形態においては、円錐台形状の凸部を有する成長基板を用いる。そのため、第1の実施形態と異なる点について説明する。
1.半導体発光素子
図11は、第2の実施形態の発光素子200の概略構成を示す図である。発光素子200は、p電極P1と、支持基板110と、第1の導電性金属層120と、導電性接合材層130と、第2の導電性金属層140と、導電性反射膜150と、p型半導体層160と、発光層170と、n型半導体層180と、突出部190と、突出部290と、n電極N1とを、有する。
2.突出部
本実施形態の発光素子200は、突出部190と、突出部190より小さい突出部290と、を有する。突出部190は、第1の突出部である。突出部290は、第2の突出部である。突出部290は、n型半導体層180の表面から突出している。突出部290は、壁部291と平坦部292とを有する。壁部291は、第1面291aと第2面291bとを有する。第1面291aは、発光素子200のn型半導体層180に対面する面である。第2面291bは、発光素子200の外部に対面する面である。第2面291bは、第1面291aの反対側の面である。平坦部292でつながっている壁部291同士の間隔は、n型半導体層180の表面181から遠ざかるほど広くなっている。第1面291aは、n型半導体層180の表面181から遠ざかるほど広くなる円筒の外側面である。
第1面291aとn型コンタクト層180とがなす角の角度θ1は、10°以上85°以下の範囲内である。好ましくは、角度θ1は、30°以上80°以下の範囲内である。さらに好ましくは、角度θ1は、45°以上65°以下の範囲内である。このように、突出部290は、n型半導体層180に対面するとともにn型半導体層180に対して鋭角の第1面291aを有する。
図12は、発光素子200をn電極N1の側から視た図である。図12に示すように、突出部190は、n型半導体層180の上にハニカム状に配置されている。突出部190の壁部191は、n型半導体層180の表面181から遠ざかるほど径が小さくなる円筒形状である。突出部290の壁部291は、n型半導体層180の表面181から遠ざかるほど径が大きくなる円筒形状である。テーパ状の円筒形状の突出部290は、テーパ状の円筒形状の突出部190の内部に配置されている。つまり、突出部290は、突出部190における筒形状の内側に配置されている。
3.半導体発光素子の製造方法
第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
図13は、第2の実施形態の発光素子200の製造方法を説明するための図である。前述したように、本実施形態では、成長基板として円錐台形状の基板A20を用いる。基板A20は、斜面部A21aと底面部A21bと上面部A21cとを有する。
本実施形態では、分解層が基板A20の上面部A21cからも成長する。そのため、図13に示すように、斜面部A21aの上から架橋部C10が成長するとともに上面部A21cの上から架橋部C20が成長する。架橋部C10は、後に突出部190となる箇所である。架橋部C20は、後に突出部290となる箇所である。架橋部C20は、架橋部C10に比べて小さい。
4.変形例
第1の実施形態の変形例を自由に組み合わせてもよい。
5.本実施形態のまとめ
本実施形態の発光素子200は、複雑な形状の突出部190および突出部290を有する。そのため、発光層170からの光が突出部190および突出部290の箇所で好適に散乱する。したがって、光取り出し効率の高い発光素子200が実現されている。また、突出部190の円筒形状がエスケープコーンのような役割を担う。そのため、突出部190は、素子外部からの戻り光も効果的に反射する。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について説明する。第3の実施形態においては、基板の主面には凹凸形状が形成されていない平坦な成長基板を用いる。そのため、第1の実施形態と異なる点について説明する。
1.半導体発光素子
図14は、第3の実施形態の発光素子300の概略構成を示す図である。発光素子300は、p電極P1と、支持基板110と、第1の導電性金属層120と、導電性接合材層130と、第2の導電性金属層140と、導電性反射膜150と、p型半導体層160と、発光層170と、n型半導体層380と、突出部390と、n電極N1とを、有する。
2.突出部
突出部390は、n型半導体層380の上に不規則かつ非周期的に配置されている。また、第1の突出部390の壁部391もしくは平坦部392を起点にして第2の突出部390の壁部391が形成されている。つまり、突出部390のうちの1つの壁部391の第1面391aが、突出部390のうちの別の壁部391と接触している。
3.半導体発光素子の製造方法
第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
図15は、第3の実施形態の発光素子200の製造方法を説明するための図である。前述したように、本実施形態では、成長基板として平坦な基板A30を用いる。基板A30は、平坦面A31を有する。平坦面A31は基板A30の主面である。
本実施形態では、基板A30の平坦面A31の上からランダムに架橋部C40が成長する。架橋部C40は、後に突出部390となる箇所である。架橋部C40がランダムに発生する。そして、それぞれの架橋部C40の大きさは不揃いである。その架橋部C40の上に、n型半導体層380を成長させる。n型半導体層380は、不規則な架橋部C40の形状に対応して基板A30の側に不規則な凹凸を有している。
4.変形例
第1の実施形態の変形例を自由に組み合わせてもよい。
5.本実施形態のまとめ
本実施形態の発光素子300は、複雑な形状の突出部390を有する。そのため、発光層170からの光が突出部390の箇所で好適に散乱する。したがって、光取り出し効率の高い発光素子300が実現されている。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について説明する。第4の実施形態においては、ELO(Epitaxial Lateral Overgrowth)技術を用いる。そのため、第1の実施形態と異なる点について説明する。
1.半導体発光素子
図16は、第4の実施形態の発光素子400の概略構成を示す斜視図である。図16に示すように、発光素子400は、n型半導体層180の上に突出部490を有している。突出部490は、壁部491と平坦部とを有する。壁部491は、筒形状である。壁部491における筒形状の内径は、n型半導体層180の表面から遠ざかるほど大きい。
2.半導体発光素子の製造方法
第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
図17は、第4の実施形態の発光素子の製造方法を説明するための図である。本実施形態では、成長基板として平坦な基板A40を用いる。基板A40は、平坦面A41を有する。平坦面A41は基板A40の主面である。
2−1.マスク層形成工程
分解層を成長させる前に、図17に示すように、基板A40の平坦面A41の一部の上にマスク層M1を形成する。マスク層M1は、周期的かつ規則的であるとよい。マスク層M1の材質は、例えばSiO2 である。半導体の結晶核とならない材質であればその他の材質を用いてもよい。
2−2.分解層形成工程
次に、分解層を形成する。その際に、分解層がマスク層M1の上面の一部を覆うように分解層を成長させる。
2−3.突出部形成工程(架橋部形成工程)
分解層の上に架橋部C50を形成する。その際に、架橋部C50は、マスク層M1に接触している。架橋部C50がマスク層M1に接触する箇所は、マスク層M1の平坦面と端面とのどちらかもしくは両方である。この段階で、架橋部C50は、突出部490と同様の形状を有している。なお、架橋部C50とマスク層M1との間の結合は十分に弱い。
3.本実施形態の効果
ELO技術により、より複雑な形状の突出部を形成することができる。マスク層M1のパターンを適宜選択すれば、非常に多くのバリエーションの突出部を形成することができる。また、マスク層M1とn型半導体層180との間の結合は十分に弱いため、半導体層から基板A40を容易に剥離させることができる。
4.変形例
第1の実施形態の変形例を自由に組み合わせてもよい。
5.本実施形態のまとめ
本実施形態の発光素子400は、複雑な形状の突出部490を有する。そのため、発光層170からの光が突出部190の箇所で好適に散乱する。したがって、光取り出し効率の高い発光素子100が実現されている。
1.サンプルの製造
第1の実施形態の発光素子100の製造方法によりサンプルを作製した。そのため、成長基板は、円錐形状の凸部がハニカム状に配置された基板である。バッファ層は、低温AlNバッファ層である。突出部(架橋部)として、スパッタリングによりAlNを成膜した。その後、n型半導体層等を成膜した。そして、エッチングにより、n型半導体層から成長基板を剥離した。
2.画像
図18は、突出部に相当する箇所を示す走査型顕微鏡写真(その1)である。図19は、突出部に相当する箇所を示す走査型顕微鏡写真(その2)である。図18および図19に示すように、突出部は、円筒に近い形状をしている。また、その円筒形状の内径は、n型半導体層の表面から遠ざかるほど小さくなっている。
100…発光素子
110…支持基板
120…第1の導電性金属層
130…導電性接合材層
140…第2の導電性金属層
150…導電性反射膜
160…p型半導体層
170…発光層
180…n型半導体層
190、290、390、490…突出部
191、291、391、491…壁部
191a、291a…第1面
191b、291b…第2面
192、292、392…平坦部
N1…n電極
P1…p電極
E1…分解層

Claims (11)

  1. 第1導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の上の発光層と、
    前記発光層の上の第2導電型の第2半導体層と、
    を有するIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記第2半導体層の上に前記第2半導体層の表面から突出する第1の突出部を有し、
    前記第1の突出部は、
    前記第2半導体層の前記表面に対して交差する向きに配置された壁部を有し、
    前記第1の突出部は、
    AlX GaY InZ N(X+Y+Z=1,X>0,Y≧0,Z≧0)であり、
    前記壁部は、
    筒形状であり、
    前記壁部における前記筒形状の内径は、
    前記第2半導体層の前記表面から遠ざかるほど大きく、
    前記壁部は、
    前記第2半導体層に対面する第1面を有し、
    前記第1面と前記第2半導体層とがなす角の角度が
    10°以上85°以下であり、
    前記第2半導体層は、前記第1の突出部の前記第1面が囲む領域埋めていること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
  2. 第1導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の上の発光層と、
    前記発光層の上の第2導電型の第2半導体層と、
    を有するIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記第2半導体層の上に前記第2半導体層の表面から突出する第1の突出部を有し、
    前記第1の突出部は、
    前記第2半導体層の前記表面に対して交差する向きに配置された壁部を有し、
    前記第1の突出部は、
    AlX GaY InZ N(X+Y+Z=1,X>0,Y≧0,Z≧0)であり、
    前記壁部は、
    筒形状であり、
    前記壁部における前記筒形状の内径は、
    前記第2半導体層の前記表面から遠ざかるほど小さく、
    前記壁部は、
    前記第2半導体層に対面する第1面を有し、
    前記第1面と前記第2半導体層とがなす角の角度が
    10°以上85°以下であり、
    前記第2半導体層は、前記第1の突出部の前記第1面が囲む領域埋めていること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
  3. 請求項2に記載のIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記第1の突出部よりも小さい第2の突出部を有し、
    前記第2の突出部は、
    前記第2半導体層の前記表面から突出しているとともに、
    前記第1の突出部における前記筒形状の内側に配置されていること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
  4. 請求項2または請求項3に記載のIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記第1の突出部は、
    前記第2半導体層に接触している平坦部を有し、
    前記壁部は、
    前記平坦部を介して互いにつながっていること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
  5. 第1導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の上の発光層と、
    前記発光層の上の第2導電型の第2半導体層と、
    を有するIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記第2半導体層の上に前記第2半導体層の表面から突出する第1の突出部を有し、
    前記第1の突出部は、
    前記第2半導体層の前記表面に対して交差する向きに配置された壁部を有し、
    前記第1の突出部は、
    前記第2半導体層に接触している平坦部を有し、
    前記第1の突出部は、
    AlX GaY InZ N(X+Y+Z=1,X>0,Y≧0,Z≧0)であり、
    前記壁部は、
    向かい合う2枚の板部材であり、
    前記板部材同士の間隔は、
    前記第2半導体層の前記表面から遠ざかるほど狭く、
    前記壁部は、
    前記第2半導体層に対面する第1面を有し、
    前記第1面と前記第2半導体層とがなす角の角度が
    10°以上85°以下であり、
    前記第2半導体層は、前記第1の突出部の前記第1面が囲む領域埋めていること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
  6. 請求項4または請求項5に記載のIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記壁部は、
    第1の貫通孔を有し、
    前記平坦部は、
    第2の貫通孔を有し、
    前記第1の貫通孔の密度は、
    前記第2の貫通孔の密度よりも高いこと
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
  7. 請求項6に記載のIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記第1の貫通孔の両端は開口しており、
    前記第2の貫通孔は前記第2半導体層により塞がれていること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
  8. 請求項4から請求項7までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記第1の突出部の前記平坦部の膜厚は、
    前記第1の突出部の前記壁部の膜厚よりも厚いこと
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記第1の突出部は、
    前記第2半導体層の上に非周期的に配置されていること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記第1の突出部は、
    その表面にファセット面を有すること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記第1の突出部は、
    AlGaNまたはAlNであること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
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