JP6811132B2 - 動翼解析装置、動翼解析方法、プログラム - Google Patents

動翼解析装置、動翼解析方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6811132B2
JP6811132B2 JP2017058624A JP2017058624A JP6811132B2 JP 6811132 B2 JP6811132 B2 JP 6811132B2 JP 2017058624 A JP2017058624 A JP 2017058624A JP 2017058624 A JP2017058624 A JP 2017058624A JP 6811132 B2 JP6811132 B2 JP 6811132B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wing
detection
blade
moving
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017058624A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018162971A (ja
Inventor
和浩 田村
和浩 田村
浩毅 立石
浩毅 立石
慶一郎 宮島
慶一郎 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Power Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Power Ltd filed Critical Mitsubishi Power Ltd
Priority to JP2017058624A priority Critical patent/JP6811132B2/ja
Publication of JP2018162971A publication Critical patent/JP2018162971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6811132B2 publication Critical patent/JP6811132B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

本発明は、動翼解析装置、動翼解析方法、プログラムに関する。
タービンの管理者はタービン運転中にタービンを構成する動翼に発生する振動の計測を行う。管理者はこのような計測を行うことにより動翼の振動特性が設計計画通りであるか否かを検証する。また担当者はこのような計測を行い、運転条件の変化による動翼の振動特性の変化を確認し、タービン製品の信頼性の向上を図る。動翼の振動の計測技術に、一例として、動翼にひずみゲージを貼り付けてタービン装置の運転中に振動を計測するテレメータ計測技術がある。また他の動翼の振動の計測技術に、動翼と対向するケーシング部に動翼の通過を検知するセンサを設置し、動翼がセンサを通過する時間差から動翼の振動を分析する技術がある。なお関連する技術が特許文献1に開示されている。
特許第3038382号公報
ところで特許文献1に開示されているような、動翼と対向するケーシング部に動翼の通過を検知するセンサを設置し、動翼がセンサを通過する時間差から動翼の振動を計測する場合、次のような問題が生じる。例えばセンサが検出した動翼の通過を示す通過検知信号は通過時に電圧が閾値を超えるような値となる信号となる。しかしながらタービン内部の環境等によってこの通過検知信号にノイズが発生する。このようなノイズの発生した通過検知信号は、動翼の解析結果に悪影響を及ぼす。
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる動翼解析装置、動翼解析方法、プログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、動翼解析装置は、タービンに放射状に複数設けられた動翼より外側に固定されて設けられ前記動翼の通過を検知するセンサと、時刻の経過に応じて前記センサで得られた翼通過検知信号の信号強度の所定期間の変化を示す第一の翼検知パターンデータを取得し、当該第一の翼検知パターンデータに含まれる複数の動翼についての翼通過検知信号の信号強度の所定期間の変化が示すパルス間隔の中間を含む前記動翼を検知していない不検知期間を特定し、前記翼通過検知信号の所定期間の変化において前記動翼を検知している検知期間と前記不検知期間とのうち、前記不検知期間のみにおいて前記翼通過検知信号の信号強度が閾値よりも高い翼通過検知信号の所定期間の変化を示す翼通過検知信号を前記第一の翼検知パターンデータから除去した第二の翼検知パターンデータを生成する除去部と、を備えることを特徴とする。
上述の動翼解析装置において、前記第二の翼検知パターンデータを用いて動翼の状態を解析する解析部を備えてよい。
また上述の動翼解析装置において、前記解析部は前記第二の翼検知パターンデータを用いて前記動翼それぞれの翼振動の状態を解析してよい。
また本発明の第2の態様によれば、動翼解析方法は、タービンに放射状に複数設けられた動翼より外側に固定されて設けられ前記動翼の通過を検知するセンサを備えた動翼解析装置が、時刻の経過に応じて前記センサで得られた翼通過検知信号の信号強度の所定期間の変化を示す第一の翼検知パターンデータを取得し、当該第一の翼検知パターンデータに含まれる複数の動翼についての翼通過検知信号の信号強度の所定期間の変化が示すパルス間隔の中間を含む前記動翼を検知していない不検知期間を特定し、前記翼通過検知信号の所定期間の変化において前記動翼を検知している検知期間と前記不検知期間とのうち、前記不検知期間のみにおいて前記翼通過検知信号の信号強度が閾値よりも高い翼通過検知信号の所定期間の変化を示す翼通過検知信号を前記第一の翼検知パターンデータから除去した第二の翼検知パターンデータを生成することを特徴とする。
また上述の動翼解析方法において、前記第二の翼検知パターンデータを用いて動翼の状態を解析してよい。
また本発明の第3の態様によれば、プログラムは、タービンに放射状に複数設けられた動翼より外側に固定されて設けられ前記動翼の通過を検知するセンサを備えた動翼解析装置のコンピュータを、時刻の経過に応じて前記センサで得られた翼通過検知信号の信号強度の所定期間の変化を示す第一の翼検知パターンデータを取得し、当該第一の翼検知パターンデータに含まれる複数の動翼についての翼通過検知信号の信号強度の所定期間の変化が示すパルス間隔の中間を含む前記動翼を検知していない不検知期間を特定し、前記翼通過検知信号の所定期間の変化において前記動翼を検知している検知期間と前記不検知期間とのうち、前記不検知期間のみにおいて前記翼通過検知信号の信号強度が閾値よりも高い翼通過検知信号の所定期間の変化を示す翼通過検知信号を前記第一の翼検知パターンデータから除去した第二の翼検知パターンデータを生成する除去手段、として機能させることを特徴とする。
また上述のプログラムは、前記コンピュータを、前記第二の翼検知パターンデータを用いて動翼の状態を解析する解析手段として機能させてよい。
本発明によれば、センサが検出した動翼の通過を示す通過検知信号は通過時に電圧が閾値を超えるような値となる信号となるが、タービン内部の環境等によって発生した通過検知信号のノイズを除去することができる。
本発明の一実施形態によるタービンの構成を示す図である。 本発明の一実施形態による動翼解析装置を示す図である。 本発明の一実施形態による第一の翼通過検知信号を示す図である。 本発明の一実施形態による第二の翼通過検知信号を示す図である。 本発明の一実施形態による動翼解析装置の処理概要を示す第一の図である。 本発明の一実施形態による動翼解析装置の処理概要を示す第二の図である。 本発明の一実施形態による動翼解析装置の処理概要を示す第三の図である。 本発明の一実施形態による動翼解析装置の処理概要を示す第四の図である。 本発明の一実施形態による動翼解析装置のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態による動翼解析装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態による動翼解析装置の処理フローを示す図である。 本発明の一実施形態による解析結果の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態による動翼解析装置、動翼解析方法、プログラムを図面を参照して説明する。
図1は本実施形態によるタービンの構成を示す図である。
タービン100は、回転するタービンロータ9(ロータ)と、このタービンロータ9を回転可能に覆うタービンケーシング10とを有している。タービンロータ9は、回転軸9aを軸中心に有し、複数の動翼列Y1,Y2,Y3・・・を備える。動翼列Y1,Y2,Y3・・それぞれはタービンロータ9の軸方向に間を空けて設けられている。タービンケーシング10の内面の複数の動翼列Y1,Y2,Y3・・・の各間には、複数の静翼11が取り付けられている。タービンケーシング10には、動翼Y1,Y2,Y3・・の通過を検出するための第一センサ20が取り付けられている。
図2は本実施形態による動翼解析装置を示す図である。
動翼列Y1,Y2,Y3・・はタービンロータ9の周方向に取り付けられた複数の動翼Bによりそれぞれが構成される。図2は一例として動翼列Y1に設けられた複数の動翼B(B1−1,B1−2,B1−3・・・)を示している。動翼解析装置1は動翼Bが回転する周囲に対向するタービンケーシング10の内面の位置に複数の第一センサ20を備える。他の動翼列Yについても同様に第一センサ20が備えられている。第一センサ20は動翼解析装置1の本体と電気信号ケーブルを介して接続されている。第一センサ20は動翼Bに対向する位置にタービンケーシング10に設置されている。動翼解析装置1はタービンロータ9の1回転を検出する第二センサ30を備える。第二センサ30はタービンロータ9の1回転を検出して、その検出時を示す所定のパルス波を出力するための機構を有している。
第一センサ20は一例としてレーザ光を照射する光学式センサであってよい。第一センサ20はレーザ光が動翼Bにおいて反射した反射光を検知する。第一センサ20は受光した反射光の強度が大きいほど電圧値の大きい翼通過検知信号を出力する。第一センサ20は動翼Bが第一センサ20の直近を通過する際に大きな受光強度で反射光を受光する。従って翼通過検知信号は、第一センサ20の直近を動翼Bが通過した際に大きな電圧値を示す波形となる。第一センサ20は、静電容量センサ、渦電流センサ、電磁センサなどであってもよい。
図3は本実施形態による第一の翼通過検知信号を示す図である。
一つの第一センサ20の出力する翼通過検知信号を図3に示す。この図が示すように翼通過検知信号は第一センサ20の直近を動翼Bが通過した際に大きな電圧値となるので、動翼がタービンロータ9の周方向に放射状に等間隔に設けられている場合には、当該信号の極大値が定期的に現れる波形となる。動翼解析装置1は翼通過検知閾値th1以上の電圧値の翼通過検知信号から各動翼Bの通過時刻を、時間を追って順次検出し、その通過時刻に基づいて動翼Bの状態を解析する。図3はノイズが含まれていない翼通過検知信号を示している。
図4は本実施形態による第二の翼通過検知信号を示す図である。
図4はノイズが含まれている翼通過検知信号を示している。図4で示す翼通過検知信号は、10回の翼通過がP1,P2,・・・P10のパルスで表される。当該信号は、P1〜P2、P2とP3のパルス間、P3とP4のパルス間、P4とP5のパルス間、P8とP9のパルス間、P9とP10のパルス間の電圧値が図3と比較して増加し、より速いタイミングで電圧がth1を超えていることを示す。タービン100の内部を流れる作動流体が蒸気などである場合、第一センサ20は、当該作動流体で反射したレーザ光の反射光を受光することにより、図4で示すようなノイズの含まれる翼通過信号を出力する場合がある。この信号は、動翼以外の蒸気等において反射した反射光を第一センサ20で受光すること等により発生する。
動翼解析装置1は図4で示すノイズの含まれる信号を第一センサ20から受信すると、通常より早いタイミングで動翼の通過を検知したと判断する。具体的にパルスP2を用いて説明すると、動翼解析装置1は、翼通過信号にノイズが含まれていない場合には時刻t1でP2の電圧値が第一閾値th1を上回ることを検出し、時刻t1がパルスP2の発生タイミングであると判定する。しかしながら翼通過信号に図4で示すようなノイズが含まれている場合、動翼解析装置1は時刻t1よりα分時間早い時刻t1−αでP2の電圧値が第一閾値th1を上回ることを検出し、時刻t1−αをパルスP2の発生タイミングであると判定する。タービンロータ9は単位時間当たりの回転数が高いため、動翼の通過の検知時刻の僅かなずれは、動翼解析装置1の解析結果に大きな影響を与える。翼通過検知信号は、図4で示すノイズの態様以外にも、例えば、図3で示す信号の何れかのパルス間に第一閾値th1の電圧値より僅かに電圧値が大きいパルスが生じるなどの態様を示す場合がある。この場合には動翼解析装置1は電圧値が第一閾値th1をわずかに超えるような異常なパルスの発生時刻を動翼の通過検知時刻と誤認識するおそれがある。したがって、動翼解析装置1はこのようなノイズを除去する処理を行う。
図5は動翼解析装置の処理概要を示す第一の図である。
動翼解析装置1は第一センサ20から得られた動翼検知信号を用いて、タービンロータ9の1回転の間に発生したパルスを分割する。例えば動翼解析装置1の動翼列Y1に5つの動翼Bが設けられている場合には、第二センサ30から得られたパルス信号を基準に次の第二センサ30から1回転を示すパルス信号が得られる時刻まで1/5回転周期毎に動翼検知信号を分割する。なお第二センサ30は、タービンロータ9の1回転の検出をパルスとパルスの間の電圧値が低いタイミング、つまり動翼Bを検出しないタイミングで取得できるよう予め設計されている。動翼解析装置1は取得した動翼検知信号を分割して各パルス信号を取得する処理を繰り返す。
図6は本実施形態による動翼解析装置の処理概要を示す第二の図である。
図6は図5で示す処理によって動翼解析装置1が取得した各パルスを重畳して示したものである。この図において動翼Bを検知したことを示す信号のピークの発生時刻をピーク時刻tPと呼ぶ。また2つの動翼の間の位置を第一センサ20が検出した場合の電圧値の低い時刻をローレベル時刻tLと呼ぶ。一例としてローレベル時刻tLは、ピーク時刻tPを基準としてパルス出現周期の1/2周期前の時刻と設定さる。ローレベル時刻tLは、動翼の検出を示すパルスのピークの間隔の中間の時刻である。この図が示すように、動翼検知信号には、ローレベル時刻tLの近辺において電圧値が第二閾値th2(th2<th1)よりも大きい信号が存在する場合がある。動翼解析装置1はローレベル時刻tLにおいて電圧値が第一閾値th2よりも高い信号を、動翼以外から反射した光の受光による影響を示すノイズ信号と特定し、動翼検知信号から除去する処理を行う。これにより動翼以外の蒸気などの影響により受光した反射光に対応する信号を除去することができる。
図7は本実施形態による動翼解析装置の処理概要を示す第三の図である。
動翼解析装置1はローレベル時刻tLを基準とした前後の期間を検知対象区間Dと記憶している。この検知対象区間Dの長さは動翼解析装置1が予め記憶する。検知対象区間Dは動翼検知信号において動翼と動翼の間を検知していると想定される電圧値の低い領域に設定される。本実施形態による動翼解析装置1は、この検知対象区間Dにおいて電圧値が第一閾値th1よりも高い信号を、ノイズの含まれる信号と特定し、動翼検知信号から除去する。
図8は本実施形態による動翼解析装置の処理概要を示す第四の図である。
図8の左図81はノイズ除去前の動翼検知信号を示す。図8の右図82はノイズ除去後の動翼検知信号を示す。動翼解析装置1はノイズ除去を行うことにより、パルス波にノイズが含まれることによる動翼解析に生じる悪影響を軽減することができる。
図9は本実施形態による動翼解析装置のハードウェア構成を示す図である。
図9で示すように動翼解析装置1は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、信号受信モジュール105を備えるコンピュータである。
図10は本実施形態による動翼解析装置の機能ブロック図である。
動翼解析装置1のCPU101は予め自装置で記憶するプログラムを実行することにより、制御部111、ノイズ除去部112、解析部113、表示部114の各構成を備える。
制御部111は動翼解析装置1に備わる他の機能部を制御する。
ノイズ除去部112は時刻の経過に応じて第一センサ20で得られた翼通過検知信号の信号強度の変化を示す第一の翼検知パターンデータを取得する。第一の翼検知パターンデータは図8の左図81で示すデータである。ノイズ除去部112は、当該第一の翼検知パターンデータに含まれる複数の動翼についての翼検知信号に基づいて動翼を検知していない不検知期間を特定する。この不検知期間が翼通過検知信号に含まれるノイズの検知対象区間となる。ノイズ除去部112は当該検知対象区間において翼検知信号の信号強度が閾値th2よりも高い翼検知信号を第一翼検知パターンデータから除去し、第二の翼検知パターンデータを生成する。第二の翼検知パターンデータは図8の右図82で示すデータである。
解析部113は第二の翼検知パターンデータを用いて動翼の状態を解析する処理を行う。
表示部114は動翼の解析結果を出力する処理部である。
図11は本実施形態による動翼解析装置の処理フローを示す図である。
次に動翼解析装置1の処理フローについて順を追って説明する。
まず動翼解析装置1は動作中のタービン100に取り付けられた複数の第一センサ20から動翼検知信号を受信する(ステップS101)。また動翼解析装置1はタービン100に取り付けられた第二センサ30から1回転を検知した回転パルス信号を受信する(ステップS102)。
制御部111は各信号を受信すると共に、ノイズ除去部112に対してノイズ除去を指示する。ノイズ除去部112は動翼解析装置1の受信した各信号を取得する。ノイズ除去部112は回転パルス信号と、動翼の数に基づいて、回転パルス信号の1周期の間を動翼の数で分割し、動翼の通過検知のパルスを示す第一の翼検知パターンデータを生成する(ステップS103)。ノイズ除去部112は第一の翼検知パターンデータに含まれる各翼検知信号の検知対象区間Dにおける電圧値と電圧閾値th2とを比較する。ノイズ除去部112は検知対象区間Dの時間帯における電圧値が電圧閾値th2以上となる翼検知信号を削除した第二の翼検検知パターンデータを生成する(ステップS104)。
ノイズ除去部112は第一センサ20、第二センサ30からの信号の受信を終了するか判定する(ステップS105)。担当者などからの終了指示を入力していない場合には、信号の受信を繰り返し、ノイズ除去を行って第二の翼検知パターンデータを生成する。ノイズ除去部112はノイズ除去判定を終了すると解析部113に解析処理の実行を指示する。解析部113は第二の翼検知パターンデータを用いて解析処理を行う(ステップS106)。
解析部113の解析処理の具体例は、例えば第二の翼検知パターンデータを用いて、時刻の経過に応じた第一センサ20それぞれにおける翼通過タイミングを特定する。解析部113は第一センサ20それぞれにおける翼通過タイミングに基づいて、第一センサ20で検出した動翼の通過の振動変位波形を生成する。
図12は解析結果の一例を示す図である。
図12の上図121は、第一センサ20−1,20−2,20−3,・・・,20−nで検出した、各動翼B1−1,B1−2,B1−3,・・・,B1−Nの通過検知タイミングを示す。上図121の動翼B1−1についてみると、第一センサ20−1,20−2,20−3,・・・,20−nにおいて、基準のタイミングよりもτ1,τ2,τ3,・・・,τNの時間差が生じている。解析部113は、このような第二の翼検知パターンデータを用いて、図12の下図122で示すような振動変位波形を各動翼ごとに生成する。解析部113は図12の下図122の解析結果を表示部114に出力するようにしもよい。また解析部113はさらに、図12の下図122の振動変位波形に基づいて、動翼Bの不良を解析するようにしてもよい。例えば解析部113は振動変位波形の振幅が所定の閾値以上である場合に、動翼Bが不良であると解析してもよい。
上述の動翼解析装置1は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、動翼解析装置1に上述した各処理を行わせるためのプログラムは、当該動翼解析装置1のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムを動翼解析装置1のコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した各処理部の機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1・・・動翼解析装置
20・・・第一センサ
30・・・第二センサ
B・・・動翼
Y・・・動翼列
111・・・制御部
112・・・ノイズ除去部
113・・・解析部
114・・・表示部
101・・・CPU
102・・・ROM
103・・・RAM
104・・・HDD
105・・・信号受信モジュール

Claims (8)

  1. タービンに放射状に複数設けられた動翼より外側に固定されて設けられ前記動翼の通過を検知するセンサと、
    時刻の経過に応じて前記センサで得られた翼通過検知信号の信号強度の所定期間の変化を示す第一の翼検知パターンデータを取得し、当該第一の翼検知パターンデータに含まれる複数の動翼についての翼通過検知信号の信号強度の所定期間の変化が示すパルス間隔の中間を含む前記動翼を検知していない不検知期間を特定し、前記翼通過検知信号の所定期間の変化において前記動翼を検知している検知期間と前記不検知期間とのうち、前記不検知期間のみにおいて前記翼通過検知信号の信号強度が閾値よりも高い翼通過検知信号の所定期間の変化を示す翼通過検知信号を前記第一の翼検知パターンデータから除去した第二の翼検知パターンデータを生成する除去部と、
    を備える動翼解析装置。
  2. 前記第二の翼検知パターンデータを用いて動翼の状態を解析する解析部と、
    を備える請求項1に記載の動翼解析装置。
  3. 前記解析部は前記第二の翼検知パターンデータを用いて前記動翼それぞれの翼振動の状態を解析する
    請求項2に記載の動翼解析装置。
  4. 前記所定期間は、前記時刻の経過に応じて前記センサで得られた翼通過検知信号の信号強度の変化の前記タービンの1周期分を、前記動翼の数で分割した期間であって前記不検知期間と、一つの前記パルスを含む前記検知期間と、を含む期間を示す
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の動翼解析装置。
  5. タービンに放射状に複数設けられた動翼より外側に固定されて設けられ前記動翼の通過を検知するセンサを備えた動翼解析装置が、
    時刻の経過に応じて前記センサで得られた翼通過検知信号の信号強度の所定期間の変化を示す第一の翼検知パターンデータを取得し、当該第一の翼検知パターンデータに含まれる複数の動翼についての翼通過検知信号の信号強度の所定期間の変化が示すパルス間隔の中間を含む前記動翼を検知していない不検知期間を特定し、前記翼通過検知信号の所定期間の変化において前記動翼を検知している検知期間と前記不検知期間とのうち、前記不検知期間のみにおいて前記翼通過検知信号の信号強度が閾値よりも高い翼通過検知信号の所定期間の変化を示す翼通過検知信号を前記第一の翼検知パターンデータから除去した第二の翼検知パターンデータを生成する
    動翼解析方法。
  6. 前記第二の翼検知パターンデータを用いて動翼の状態を解析する
    請求項に記載の動翼解析方法。
  7. タービンに放射状に複数設けられた動翼より外側に固定されて設けられ前記動翼の通過を検知するセンサを備えた動翼解析装置のコンピュータを、
    時刻の経過に応じて前記センサで得られた翼通過検知信号の信号強度の所定期間の変化を示す第一の翼検知パターンデータを取得し、当該第一の翼検知パターンデータに含まれる複数の動翼についての翼通過検知信号の信号強度の所定期間の変化が示すパルス間隔の中間を含む前記動翼を検知していない不検知期間を特定し、前記翼通過検知信号の所定期間の変化において前記動翼を検知している検知期間と前記不検知期間とのうち、前記不検知期間のみにおいて前記翼通過検知信号の信号強度が閾値よりも高い翼通過検知信号の所定期間の変化を示す翼通過検知信号を前記第一の翼検知パターンデータから除去した第二の翼検知パターンデータを生成する除去手段、
    として機能させるプログラム。
  8. 前記コンピュータを、前記第二の翼検知パターンデータを用いて動翼の状態を解析する解析手段
    として機能させる請求項に記載のプログラム。
JP2017058624A 2017-03-24 2017-03-24 動翼解析装置、動翼解析方法、プログラム Active JP6811132B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017058624A JP6811132B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 動翼解析装置、動翼解析方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017058624A JP6811132B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 動翼解析装置、動翼解析方法、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018162971A JP2018162971A (ja) 2018-10-18
JP6811132B2 true JP6811132B2 (ja) 2021-01-13

Family

ID=63860079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017058624A Active JP6811132B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 動翼解析装置、動翼解析方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6811132B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6978911B2 (ja) * 2017-11-29 2021-12-08 三菱パワー株式会社 動翼監視システム、動翼監視装置、動翼監視方法、プログラム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63109334A (ja) * 1986-10-27 1988-05-14 Fuji Electric Co Ltd ラビング検出装置
JP2001074616A (ja) * 1999-09-06 2001-03-23 Mitsubishi Electric Corp 回転機の異常診断装置
JP4373350B2 (ja) * 2005-02-15 2009-11-25 株式会社日立製作所 軸振動監視システム
JP2008107294A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Omron Corp 信号抽出方法、信号抽出装置および機械検査装置
US20090301055A1 (en) * 2008-06-04 2009-12-10 United Technologies Corp. Gas Turbine Engine Systems and Methods Involving Vibration Monitoring
JP2012137335A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 動翼の振動計測方法および動翼の振動計測装置
SG10201405714SA (en) * 2014-09-15 2016-04-28 Yokogawa Engineering Asia Pte Ltd Method, system and computer program for fault detection in a machine
JP6239491B2 (ja) * 2014-12-09 2017-11-29 三菱重工業株式会社 回転機械の状態監視装置、回転機械、及び回転機械の状態監視方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018162971A (ja) 2018-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2704073C2 (ru) Способ и система для стадии обучения акустического или вибрационного анализа машины
EP2005125B1 (en) A method and a system for monitoring the condition and operation of periodically moving objects
US10852215B2 (en) Method and device for monitoring an aircraft engine vane wheel via balance position measurement
JP2013221877A (ja) 異常検査方法および異常検査装置
US20110213569A1 (en) Method and device for detecting cracks in compressor blades
JP5940743B2 (ja) タービン翼の損傷検知のための測定法およびタービン
JP6184771B2 (ja) タービンブレードの状態監視方法及び装置
JP7004060B2 (ja) 診断装置、システム、診断方法及びプログラム
JP6378582B2 (ja) 回転部品を監視するためのシステムおよび方法
JP6978911B2 (ja) 動翼監視システム、動翼監視装置、動翼監視方法、プログラム
JP6811132B2 (ja) 動翼解析装置、動翼解析方法、プログラム
JP2019168412A (ja) 異常検出装置および異常検出方法
EP2312410A1 (en) Method of contactless monitoring of turbines, particularly the individual blades of a steam or gas turbine in an electric generating station, and a system for carrying out that method
JP5168581B2 (ja) ねじり振動測定装置及び方法
JP2012137335A (ja) 動翼の振動計測方法および動翼の振動計測装置
JP2006189333A (ja) 軸受の異常診断装置
JP6594240B2 (ja) 回転機械の振動計測装置、回転機械の振動計測方法及びプログラム
KR102216513B1 (ko) 실시간 전류 분석을 통한 전동기 열화 감지 방법 및 장치
RU2584723C1 (ru) Способ определения параметров колебаний лопаток вращающегося колеса турбомашины и устройство для его осуществления
JP6305303B2 (ja) 回転機器の振動診断装置、方法及びプログラム
JP6455702B2 (ja) 回転体の振動計測方法と装置
JP5321646B2 (ja) 異常検査方法及び異常検査装置
JP7375584B2 (ja) シミュレーション装置、方法、プログラム、及び診断システム
JP7009961B2 (ja) 異常診断装置および異常診断方法
KR102257410B1 (ko) 접촉 진동 검출 장치 및 그것을 구비하는 회전 기계, 그리고, 접촉 진동 검출 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170327

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181109

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20190308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6811132

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150