JP6809909B2 - 電気化学素子、電気化学素子を含む電池モジュール、および電池モジュールを含む電池パック - Google Patents

電気化学素子、電気化学素子を含む電池モジュール、および電池モジュールを含む電池パック Download PDF

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Description

本発明は、電気化学素子、電気化学素子を含む電池モジュール、および電池モジュールを含む電池パックに関する。
二次電池(rechargeable battery)は、一次電池とは異なり、充電および放電を反復的に行う電池である。小容量の二次電池は、携帯電話機やノートパソコンおよびカムコーダーのように携帯が可能な小型電子機器に用いられ、大容量の二次電池は、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、エネルギー貯蔵装置(ESS)などの動力源としても用いられることができる。
最近、二次電池の中でも、正極活物質として空気中の酸素を用いる金属−空気電池が活発に研究されている。金属−空気電池は、イオンの吸蔵/放出が可能な負極と、空気中の酸素を活物質として用いる正極とを含む電池である。
金属−空気電池の場合、正極では外部から流入される酸素の還元/酸化反応が起こり、負極では金属の酸化/還元反応が起こり、この時に発生する化学的エネルギーを電気的エネルギーとして取り出す。例えば、金属−空気電池は、放電時に酸素を吸収し、充電時には酸素を放出する。このように金属−空気電池が大気中に存在する酸素を利用するため、電池のエネルギー密度を飛躍的に向上させることができる。例えば、金属−空気電池は、既存のリチウムイオン電池のエネルギー密度より数倍以上高いエネルギー密度を有することができる。
また、金属−空気電池は、高温による発火の可能性が低いため、優れた安定性を有し、重金属を用いる必要なしに酸素の吸収/放出のみによって動作するため、環境汚染を引き起こす可能性も低い。このような多様な長所により、現在金属−空気電池に対する多様な研究が行われている。
米国特許出願公開第2011/0086278号明細書 米国特許出願公開第2012/0058402号明細書 特開2014−38770号公報
本発明の目的は、電気化学素子の体積を増加させることなく、効率的に空気を供給することが可能な一方、正極において酸素および電流密度が均一に分布し、高いエネルギー密度を有する電気化学素子、電池モジュール、および電池パックを提供することにある。
本発明の一実施形態によると、少なくとも酸素を含む空気が注入される注入部、排ガスが排出される排出部、および前記注入部と前記排出部とを一つの経路で連結する流路を含む正極集電体と、前記正極集電体と隣接して配置され、酸素を活物質として用いる正極層、前記正極層を挟んで前記正極集電体の反対側に配置される負極金属層、および前記正極層と前記負極金属層との間に配置される電解質膜を含む単セルと、を含む電気化学素子が提供される。
前記単セルは、一対設けられ、前記正極集電体を挟んで対向するように配置されてもよい。
前記流路は、蛇行形状からなってもよい。
前記正極層は、前記正極集電体の一面と接触してもよい。
前記流路は、少なくとも一部が前記正極層表面に向いて開放されていてもよい。
前記正極集電体は、2以上の第1突起が形成された第1フレームと、2以上の第2突起が形成された第2フレームとを含み、前記第1突起と前記第2突起とは、互いに離隔して対向するように配置される。
前記第1突起と前記第2突起は、第1方向に沿って交互に配置されてもよい。
前記第1突起および前記第2突起は、互いに対応する形状に形成することができる。
前記負極金属層は、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、鉄、およびアルミニウムの中から選択されたいずれか一つまたはこれらの組み合わせを含むことができる。
前記電解質膜は、酸素を遮断しかつ金属イオンに対して伝導性を有する分離膜と、金属イオンを伝達するための電解質とを含むことができる。
前記分離膜は、多孔性フィルムを含み、前記電解質は、前記多孔性フィルムの孔内に含浸されていてもよい。
前記単セルは、前記負極金属層を挟んで前記電解質膜の反対側に配置される負極集電体をさらに含むことができる。
前記単セルは、前記正極層と前記正極集電体との間に配置されるガス拡散層をさらに含み、前記ガス拡散層の第1面は、前記正極集電体と接触してもよい。
前記正極層、前記負極金属層、および前記電解質膜は、前記ガス拡散層における前記第1面を除いた残りの面の少なくとも一面を覆うように折り曲げられていてもよい。
前記ガス拡散層は、2以上設けられかつ互いに離隔して配置され、前記正極層、前記負極金属層、および前記電解質膜は、前記2以上のガス拡散層の前記第1面を除いた残りの面のすべてを覆うように繰り返し折り曲げられていてもよい。
前記負極金属層の部位が互いに隣接して配置されるように、隣接したガス拡散層の間の位置で、前記正極層、前記負極金属層、および前記電解質膜が180度に折り曲げられていてもよい。
前記電気化学素子は、前記負極金属層を挟んで前記電解質膜の反対側に配置される負極集電体をさらに含み、前記負極集電体の部位が互いに隣接して配置されるように、隣接したガス拡散層の間の位置で、前記正極層、前記負極金属層、前記電解質膜、および前記負極集電体が180度に折り曲げられていてもよい。
前記単セルは、一対設けられ、前記正極集電体を挟んで対向するように配置されてもよい。
一方、本発明の別の実施形態によると、前記電気化学素子を2以上含む電池モジュールであって、互いに隣接して配置される前記2以上の電気化学素子と、前記2以上の電気化学素子のそれぞれの流路と連結されて前記空気を供給する供給マニホールド(manifold)と、前記2以上の電気化学素子のそれぞれの流路と連結されて排ガスを排出する排気マニホールドと、を含む電池モジュールが提供される。
一方、本発明のまた別の実施形態によると、前記電池モジュールを2以上含む電池パックであって、互いに隣接して配置される前記2以上の電池モジュールと、前記2以上の電池モジュールのそれぞれの供給マニホールドと連結される供給部と、前記2以上の電池モジュールのそれぞれの排気マニホールドと連結される排気部と、を含む電池パックが提供される。
本発明によると、素子の体積を増加させることなく、効率的に空気を供給することが可能な電気化学素子、電池モジュール、および電池パックを提供することができる。
前記電気化学素子、前記電池モジュール、および前記電池パックは、正極において酸素および電流密度が均一に分布し、高いエネルギー密度を有する。
一実施形態に係る電気化学素子を示した分解斜視図である。 一実施形態に係る電気化学素子を示した斜視図である。 図2の線III−IIIに関する断面図である。 一実施形態に係る電気化学素子の正極集電体の変形例を示した図面である。 一実施形態に係る電気化学素子の正極集電体の別の変形例を示した図面である。 一実施形態に係る電気化学素子の正極集電体の別の変形例を示した図面である。 一実施形態に係る電気化学素子の正極集電体の別の変形例を示した図面である。 別の実施形態に係る電気化学素子を示した分解斜視図である。 別の実施形態に係る電気化学素子の断面図である。 一実施形態に係る電気化学素子の正極集電体の位置別の酸素濃度分布を示した図面である。 一実施形態に係る電気化学素子の正極集電体の位置毎の電流密度分布を示した図面である。 比較例による正極集電体の位置毎の酸素濃度分布を示した図面である。 一実施形態に係る電気化学素子を2以上含む電池モジュールを示した斜視図である。 図13の電池モジュールを2以上含む電池パックを示した斜視図である。
以下、実施形態について本技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳細に説明する。しかし、多様な異なる形態において実現することができ、ここで説明する実施形態に限定されない。
図面において、複数の層および領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。明細書全体にわたって類似する部分については同一の図面符号を付した。層、膜、領域、プレートなどの要素が他の要素の「上」にあるという時、これは他の要素に「直接的に接触」している場合だけでなく、その間に介在する要素がある場合も含む。反対に、ある要素が他の要素に「直接的に接触」しているという場合にはその間に介在する要素がないことを意味する。
一実施形態で、「空気(air)」とは、少なくとも酸素(O)を含むが、必ずしも大気中の空気に制限されるのではなく、多様な範囲の酸素分率を有する酸素含気体の組み合わせ、または純粋な酸素気体からなることもできるものと定義される。
以下、図1〜図3を参照して一実施形態に係る電気化学素子の構造を説明する。
図1は、一実施形態に係る電気化学素子を示した分解斜視図であり、図2は、一実施形態に係る電気化学素子が組み立てられた状態を示した斜視図である。
図1と図2を共に参照すると、一実施形態に係る電気化学素子100は、金属を含むあるいは金属からなる負極金属層23と、酸素を正極活物質として用いる正極層21と、電解質膜22とを含んでいる。電気化学素子100は、電解質膜22内部の電解質が電気化学反応において金属イオンを吸蔵/放出できる金属−空気電池であってもよい。
電気化学素子100は、流路14が形成された正極集電体10と、正極集電体10を挟んで対向するように配置される一対の単セル20とを含む。単セル20のそれぞれは、正極層21、負極金属層23、電解質膜22および負極集電体24を含む。
正極集電体10は、本体となるフレーム11と、フレーム11の一側に形成されて空気が注入される注入部12と、他側に形成されて排ガスを電気化学素子の外部に排出する排出部13とを含む。
フレーム11は、所定の厚さを有するプレート型構造体であってもよい。フレーム11は、正極集電体10が一定の外形と体積を維持できるように、例えばステレンス鋼、ニッケル、アルミニウムなどの金属プレートを用いることができる。ただし、実施形態は、必ずしもこれに限定されるものではない。
フレーム11は、継続的に空気に露出されるため、注入部12、排出部13が形成される部分の表面と、流路14が形成される内壁とに、酸化防止膜を形成することもできる。酸化防止膜は、有機、無機、有/無機混合、または耐酸化性金属や合金からなる被膜であってもよい。
フレーム11が有する断面形状は、図1に示した長方形以外にも、フレーム11内部に形成される流路14の経路、流路14の大きさ、単セル20の形状などに応じて、正方形、菱形、三角形、六角形、円形、楕円形などの多様な形状を有することができる。
一方、流路14は、フレーム11の内部に形成される一つの空間であり、注入部12と排出部13とは、図1に示すように流路14により互いに連結されている。
流路14は、フレーム11の内部に形成されるが、少なくとも一部が正極層21表面に向いて開放されていてもよい。一実施形態で、流路14は、相対する一対の正極層21の表面に向いてそれぞれ開放されていてもよい。つまり、流路14は、図1に示すように、それぞれの正極層21に向いている面が全部開放された形態を有する、開放型流路であってもよい。
このように流路14が正極層21に向いて開放された開放型構造を有することによって、注入部12に注入された空気が流路14の経路に沿って排出部13に向かって案内されて流れながら、隣接した正極層21に連続的に酸素を供給することができる。
一方、流路14は、注入部12と排出部13とを分岐していない単一の経路で連結することができる。つまり、注入部12と排出部13とは、分岐していない単一の流路14により連結されていてもよい。
このように空気を単一の経路に沿って案内して流路14を通過させることによって、電気化学素子100の正極層21に伝達される酸素は、流路14によって定義される経路に沿って線形的かつ均一に分布することが可能であり、そのため、電気化学素子100内部の電流密度も線形的かつ均一に分布することが可能である。
また、一実施形態で、注入部12と排出部13とは、それぞれフレーム11の上側と下側とに形成されたり、すべてが上側、またはすべてが下側に形成されてもよく、流路14は、注入部12と排出部13とを連結する蛇行形状からなることができる。
このように蛇行形状を有する流路14を形成することによって、正極集電体10の全体の体積を増加させることなく正極集電体10の全体の体積に対する流路14が占める比率を極大化することができる。つまり、流路14を拡張する設計に依存する正極集電体10の体積増加がなくても、高いエネルギー密度を有する電気化学素子100を提供することができる。
ただし、一実施形態に係る流路14の具体的な形状、流路14が形成される方向などは、必ずしもこれに限定されるものではなく、フレーム11の種類、電気化学素子100全体の形状、流路14の体積に応じて多様に設計することができる。一実施形態の多様な流路14の形状およびフレーム11の設計を通じた流路14の形成などに対する具体的な流路14の設計事項と、一実施形態の流路14を単一の経路で連結することによって現れる線形的に均一な排出特性については後述する。
一実施形態に係る電気化学素子100は、一対の単セル20が図1に示すように、正極集電体10を挟んで対向するように配置されている。つまり、単セル20のそれぞれは、正極集電体10と隣接した位置から正極層21、電解質膜22、負極金属層23、および負極集電体24が順次に配置されるが、一対の単セル20は、正極集電体10に対して互いに対称な位置に来るように配置され得る。
単セル20のそれぞれは、正極層21、電解質膜22、負極金属層23、および負極集電体24がそれぞれ薄形ないしプレート形状に積層されており、全体的にみると薄形またはプレート形状を有することができる。単セル20がこのような形状を有することによって、単セル20を正極集電体10を挟んで一対配置するとしても電気化学素子100の体積増加を最小化することができる。
ただし、一実施形態に係る単セル20の形状は、必ずしもこれに限定されるものではなく、少なくともいずれか一つの単セル20の正極層21、電解質膜22、負極金属層23および負極集電体24が繰り返し折返された構造を、有してもよい。このような単セル20の他の形状については後述する。
図3は、一実施形態の電気化学素子100の上部面に隣接する領域(図1と図2の破線領域)を通過する流路14と、流路14に隣接する一対の単セル20との線III−IIIに関する断面図である。
図3を参照すると、流路14の直近に正極層21が位置しており、流路14は正極層21に向いて開放されている。また図3に直接示してはいないが、フレーム11のうち、流路14が形成されない部分は正極層21と接触している。つまり、正極層21が正極集電体10の一面と接触するように配置されているため、開放型構造を有する流路14を通過して流路14に沿って流れていた酸素が、迅速に正極層21に拡散され得る。
また、正極層21と接触しているフレーム11は、正極層21における酸素還元反応に必要な電子を正極層21に供給しかつ酸素酸化反応により発生する電子を集める正極集電体10の機能を、果たすことができる。
一方、一実施形態で、酸素を正極活物質として用いる正極層21の材料として、導電性材料を用いることができる。また前記導電性材料は多孔性であってもよい。したがって、正極層21として多孔性および導電性を有するものであれば、制限なしに用いることができ、例えば多孔性を有する炭素系材料を用いることができる。このような炭素系材料としては、カーボンブラック類、グラファイト類、グラフェン類、活性炭類、カーボン繊維類、カーボンナノチューブ類、カーボンナノロッド類などを用いることができる。また、金属繊維、金属メッシュなどの金属性導電性材料を用いることができる。また、銅、銀、ニッケル、アルミニウムなどの金属性粉末を含むことができる。ポリフェニレン誘導体などの有機導電性材料を用いることができる。前記導電性材料は、単独または混合して用いることができる。
正極層21には、酸素の酸化/還元のための触媒が添加されることもできる。正極層21に添加される触媒としては、白金、金、銀、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、オスミウムのような貴金属系触媒、マンガン酸化物、鉄酸化物、コバルト酸化物、ニッケル酸化物などのような酸化物系触媒、またはコバルトフタロシアニンのような有機金属系触媒を用いることができるが、必ずしもこれらに限定されるものではなく、当該技術分野で酸素の酸化/還元触媒として用いることができるものであればすべて可能である。
前記触媒は、担体に担持されてもよい。前記担体は、酸化物、ゼオライト、粘土系鉱物、カーボンなどであってもよい。前記酸化物は、アルミナ、シリカ、酸化ジルコニウム、二酸化チタンなどの酸化物を一つ以上含むことができる。また、セリウム、プラセオジミウム、サマリウム、ユーロピウム、テルビウム、ツリウム、イッテルビウム、アンチモン、ビスマス、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、ニオビウム、モリブデンおよびタングステンから選択される一つ以上の金属を含む酸化物であってもよい。
前記カーボンは、ケッチェンブラック、アセチレンブラック、チャネルブラック、ランプブラックなどのカーボンブラック類、天然黒鉛、人造黒鉛、膨張黒鉛などの黒鉛類、活性炭類、炭素繊維類などであってもよいが、必ずしもこれらに限定されるものではなく、当該技術分野で担体として用いることができるものであればすべて可能である。
正極層21は、バインダーを追加的に含むことができる。前記バインダーは、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を含むことができる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、スチレン−ブタジエンゴム、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン−ペンタフルオロプロピレン共重合体、プロピレン−テトラフルオロエチレン共重合体、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン−パーフルオロメチルビニルエーテル−テトラフルオロエチレン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体などを単独または混合して用いることができるが、必ずしもこれらに限定されるものではなく、当該技術分野でバインダーとして用いることができるものであればすべて可能である。
正極層21は、例えば、前記酸素酸化/還元触媒、導電性材料およびバインダーを混合した後において、適当な溶媒を添加して正極スラリーを調製し、集電体表面に塗布および乾燥することによって、あるいは、電極密度の向上のために集電体に圧縮成形することによって形成することもできる。正極層21は、リチウム酸化物を含む場合、酸素酸化/還元触媒を省略することもできる。また、正極層21に、多様な大きさの孔が2以上形成されることによって、酸素の還元反応による副生成物が、多孔性材料内部の孔を詰まらせずに薄膜の形態で正極層21に付着可能であると共に、酸素が正極層21に対して円滑に移動することができる。
負極金属層23は、正極層21を挟んで正極集電体10の反対側に配置されている。負極金属層23は、金属イオンを吸蔵/放出する役割を果たすものであり、例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、鉄、およびアルミニウムの中から選択されたいずれか一つまたはこれらの合金を含むことができる。
負極金属層23も、前述した正極層21と同様にバインダーを追加的に含むことができる。バインダーの種類などについては前述した正極層21に記載した内容と同一であるため、詳細な説明は省略する。
電解質膜22は、正極層21と負極金属層23との間に配置されている。
電解質膜22は、金属イオンを正極層21に伝達する役割を果たす。そのために、電解質膜22は、金属塩を溶媒に溶解して形成された電解質を含むことができる。電解質は、通常、有機電解質、無機電解質、またはこれらを混合した複合電解質を含む固体状であるか、イオン性液体、またはイオン性ゲル(gel)であってもよく、後述する工程のために曲がれるように製造される。例えば、金属塩としては、LiN(SOCFCF、LiN(SO、LiClO、LiBF、LiPF、LiSbF、LiAsF、LiCFSO、LiN(SOCF、LiC(SOCF、LiN(SOCF、LiCSO、LiAlCl、または、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(LiTFSI)などのようなリチウム塩を用いることができ、前述したリチウム塩にAlCl、MgCl、NaCl、KCl、NaBr、KBr、CaClなどのような他の金属塩をさらに追加することもできる。溶媒は、このようなリチウム塩および金属塩を溶解可能な如何なる材料でも用いることができる。
また、電解質膜22は、酸素の透過を防止しかつ金属イオンに対して伝導性を有する分離膜22aを含むことができる。分離膜22aは、屈曲可能な有機分離膜を用いることができる。例えば、分離膜としては、ポリプロピレン材の不織布やポリフェニレンスルフィド材の不織布などの高分子不織布、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂の多孔性フィルムなどを用いることができる。
このような分離膜と電解質とは、それぞれ別個の層として形成されることもできるが、電解質膜22は、多孔性分離膜22aの孔内に電解質を含浸させて一つの層として形成されることもできる。例えば、ポリエチレンオキシド(polyethyleneoxide;PEO)とLiTFSIを混合して形成された電解質を多孔性分離膜の孔内に含浸させて電解質膜22を形成することができる。
負極集電体24は、負極金属層23を挟んで電解質膜22の反対側に配置されていてもよい。つまり、負極集電体24は、単セル20の構成要素において、正極集電体10と最遠位置に配置されてもよい。負極集電体24は、導電性を有するものであれば特に限定されず、例えば、銅、ステンレス、ニッケル、アルミニウム、鉄、チタニウム、またはこれらの合金からなることができる。負極集電体24は、図1〜図3に示すようなプレート形状で形成されてもよいが、必ずしもこれに限定されるものではなく、負極集電体24の全体的な形状が、メッシュ(mesh)、またはグリッド(grid)形状に形成されることもできる。
一般的な電気化学素子は、正極集電体、正極、電解質膜、負極および負極集電体を含む一つの単位体からなる。ただし、例えば金属−空気電池の場合、比較的大きい体積を占める空気供給流路のため、2以上の単位体を互いに隣接するように配置すると、体積が大幅に増加する点が指摘される。
しかし、一実施形態に係る電気化学素子100は、一対の単セル20が図1に示すように、正極集電体10を間に置いて互いに相対するように配置されている。これによって、単一の流路14を用いて二つの単セル20に酸素を供給することができるように構成されることによって、一般的な電気化学素子に比べて同一体積に対する高いエネルギー密度を有する電気化学素子100を提供することができる。
また、一実施形態の電気化学素子100を2以上隣接するように配置させて電池モジュール(module)または電池パック(pack)を構成する場合、前記電池モジュールまたは電池パックのスリム(slim)化および/またはコンパクト(compact)化が可能である。
つまり、一実施形態によると、一般的な電気化学素子に比べて、同一体積に対する高いエネルギー密度を有する電気化学素子100を提供することができる。
以下、図4〜図7を参照して一実施形態に係る電気化学素子の正極集電体に対する多様な変形例を説明する。
図4は、第1変形例による電気化学素子の正極集電体10’を示した図面であり、図5は、第2変形例による電気化学素子の正極集電体10’’を示した図面である。
第1変形例による電気化学素子の正極集電体10’は、図4に示すように、注入部12と排出部13とが前述した図1と異なり、フレーム11の両側部に形成されており、流路14は、注入部12と排出部13とを一つの経路で連結している。つまり、前述した図1の正極集電体10と比べて、注入部12と排出部13との形成位置と、これを連結する流路14の蛇行方向とは、異なるように形成されていてもよい。
一方、第2変形例による電気化学素子の正極集電体10’’は、図5に示すように、流路14の具体的な蛇行パターンが、前述した図1と異なるように形成されていてもよい。
つまり、一実施形態に係る正極集電体10は、第1、第2変形例による正極集電体10’、10’’のように、注入部12および排出部13の位置、流路14の蛇行パターン、蛇行方向などを、電気化学素子100の用途、電気化学素子100の形状、空気供給装置または排ガス排出装置との連結関係などに応じて、多様な形態に変形して実現することができる。
図6は、第3変形例による電気化学素子の正極集電体10’’’の第1フレームと第2フレームとを示した図面であり、図7は、図6の第1フレームと第2フレームとが互いに隣接するように配置されて流路を形成するものを示した図面である。
図6および図7を参照すると、第3変形例による電気化学素子の正極集電体10’’’は、2以上の第1突起11bが形成された第1フレーム11aと、2以上の第2突起11dが形成された第2フレーム11cとを含む。
つまり、一実施形態に係る正極集電体10のフレーム11が単一体のプレート型構造体で形成されているのとは異なり、第3変形例の正極集電体10’’’のフレームが第1フレーム11aと第2フレーム11cとからなり、互いに分離していてもよい。
第1フレーム11aと第2フレーム11cとは、互いに離間し、それぞれ突起が形成された面同士が対向するように配置されており、第1突起11bと第2突起11dとは、第1方向D1に沿って交互に配置されている。
図7を参照すると、第1突起11bの体積は、第2突起11dの体積より大きく形成されてもよいが、第1突起11bの体積と第2突起11dの体積とは多様に調節可能である。
また、図7に示すように、第1フレーム11aと第2フレーム11cとが隣接するように配置することによって、第1突起11bと第2突起11dとの体積差に対応する空間が流路14として機能することができ、形成される流路14の体積は、電気化学反応条件に応じて多様に調節可能である。
また、第1突起11bと第2突起11dとは、互いに対応する形状に形成されてもよい。例えば、第1突起11bと第2突起11dとは、図7に示すように四角形状の断面を有するように形成されることもできるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、三角形状、六角形状、島形状など多様な形状に形成されてもよい。第1突起11bと第2突起11dとが互いに対応する形状に形成されることによって、図7に示すように流路14の幅が一定に形成され得る。
つまり、第3変形例に係る正極集電体10’’’は、第1フレーム11aと第2フレーム11cとに分割されたフレームを用いて流路14を形成することによって、一実施形態に係る正極集電体10と同一の機能を実現することができる。
以下、図8および図9を参照して別の実施形態に係る電気化学素子の構造を説明する。
図8は、別の実施形態に係る電気化学素子を示した分解斜視図であり、図9は、別の実施形態に係る電気化学素子の断面図である。図9においては、図8に開示された流路14の縦方向を中心にして電気化学素子が切断されており、一対の単セル20’が流路14を挟んで互いに相対するように配置されている。
つまり、別の実施形態に係る電気化学素子100’は、前述した電気化学素子100の正極集電体10と同一の正極集電体10を含むが、正極集電体10の長さあるいは高さ方向に沿って数回繰り返して折り曲げられた形状を有する一対の単セル20’が、正極集電体10を挟んで互いに相対するように配置されている。
別の実施形態に係る単セル20’は、前述した単セル20と異なり、正極層21と正極集電体10との間に配置されるガス拡散層25をさらに含む。
ガス拡散層25は、流路14に沿って流れる空気中の酸素を吸収して正極層21に提供することができる。そのために、ガス拡散層25は、酸素を円滑に拡散させることができるように多孔性構造を有することができる。
別の実施形態に係るガス拡散層25は、例えば炭素繊維を用いたカーボン紙(carbonpaper)、カーボン織物(carbon cloth)、カーボンフェルト(carbon felt)、スポンジ状の発泡金属や金属繊維マットのうちのいずれか一つ、またはこれらの組み合わせを含むことができ、高い電気伝導度を有する。
ガス拡散層25の少なくとも第1面25aは、正極集電体10の表面と接触することができる。これによって、流路14からガス拡散層25に酸素が容易に拡散することができる。
ガス拡散層25は、図8に示すように、正極集電体10の一部を覆うように形成されてもよい。この場合、ガス拡散層25は、図8に示すように、長方形断面を有する棒形状に形成されてもよいが、必ずしもこれに限定されるものではなく、三角形、正方形、菱形、六角形のような多角形以外にも、弓形など、曲線を含む断面を有する棒形状からなることができる。
正極層21、負極金属層23、電解質膜22は、ガス拡散層25における第1面25aを除いた残りの面の少なくとも一面を囲むように折り曲げられていてもよい。一方、図8に示すように、正極層21、電解質膜22、負極金属層23が順次に積層された積層体が、ガス拡散層25における第1面25aを除いた残りの面全部を、覆うように折り曲げられていてもよい。
ガス拡散層25が2以上互いに離隔して配置される場合、前記積層体は、2以上のガス拡散層25における第1面25aを除いた残りの面全部を囲むように数回繰り返して折り曲げられていてもよい。
このように、ガス拡散層25を正極集電体10と正極層21との間に配置し、ガス拡散層25の表面を、正極層21、電解質膜22、負極金属層23が順次に積層された積層体によって囲んで、正極層21とガス拡散層25との接触面積をより広げることによって、ガス拡散層25が単に正極集電体10の全部を覆うように形成される時と比較し、より広い面積の正極層21に酸素が拡散され得る。つまり、積層体を折り曲げる度に、図9に示すように、正極層21とガス拡散層25との接触面積が広くなり、積層体の折り曲げ回数と折り曲げられる方向は、電気化学素子100’の体積、電気化学素子100’が適用される多様な機器、または装置に応じて多様に設定することができる。
一方、別の実施形態に係る電気化学素子100’は、負極金属層23を挟んで電解質膜22の反対側に配置される負極集電体24をさらに含むことができる。この場合、隣接したガス拡散層25の間において、負極集電体24の折り曲げられた部位が図8に示すように互いに重なり得るように、正極層21、負極金属層23、電解質膜22および負極集電体24が180度に折り曲げられていてもよい。つまり、負極集電体24は、正極層21、負極金属層23、電解質膜22と共に折り曲げられていてもよい。
ただし、別の実施形態に係る電気化学素子100’は、必ずしもこのような構成に限定されるものではなく、隣接したガス拡散層の間で、負極金属層の折り曲げられた部位が互いに重なり得るように、正極層、負極金属層および電解質膜からなる積層体が180度に折り曲げられていてもよい。この場合、積層体が一回折り曲げられた単位体を折曲体とすれば、負極集電体は、負極金属層と隣接して配置されるが、折曲体が2以上配列された方向に沿って延長された薄形またはプレート形状の構造体であってもよい。つまり、負極集電体は、別途曲げることなく、2以上の折曲体の表面とそれぞれ接触するように配置することもできる。
一方、別の実施形態に係る電気化学素子100’においては、正極集電体10を挟んで前述した一実施形態のプレート形状の単セル20と、別の実施形態に係る折り曲げられた形状の単セル20’とが、互いに相対するように配置されることもできる。このように、電気化学素子100’の適用位置などにより、正極集電体10を挟んで異なる構造を有する単セル20、20’を、互いに相対するように配置することもできる。
以下、図10〜図12を参照して一実施形態に係る電気化学素子の酸素および電流が線形的かつ均一に分布する効果を説明する。
図10は、一実施形態に係る電気化学素子の正極集電体の位置毎の酸素濃度分布を示した図面であり、図11は、一実施形態に係る電気化学素子の正極集電体の位置毎の電流密度分布を示した図面であり、図12は、比較例による正極集電体の位置毎の酸素濃度分布を示した図面である。
図10〜図12における数字「e(nは実数)」のような表記は、10の指数である「10(nは実数)」を意味する。
前述した一実施形態の電気化学素子100に対して、酸素飽和度70%、流量1.5×10−5/sの空気を注入し、電気化学反応を含む流動解析を実施した結果を、図10(酸素濃度分布)と図11(電流密度分布)とにそれぞれ示す。
一方、比較例として、内部に2以上の互いに平行な流路が形成され、それぞれの流路がマニホールド(manifold)により連結されて空気の供給を受ける正極集電体構造を有する点を除き、一実施形態と同一な一対の単セルを有する電気化学素子を準備した。以下において、マニホールドに酸素飽和度40%、流量1.8×10−5/sの空気を注入し、電気化学反応を含む流動解析を実施した結果を、図12(酸素濃度分布)に示す。
まず、比較例の場合、図12を参照すると、2以上の平行な流路のうち、それぞれ上側と下側に位置する流路の酸素は均一であるのに比べて、中心側に行くほど酸素濃度が急激に減ることを確認することができる。つまり、比較例の場合、各流路毎の酸素濃度差が存在しており、線形的な酸素供給が行われなかったことを確認することができる。
これは、注入部側マニホールドを通じて供給された空気がそれぞれの流路に均一に供給されなかったためと解釈される。つまり、2以上の平行な流路のうち、中心側に行くほど流路内部での相対的な流速減少が発生すると、これによって酸素滞留時間(residence time)が増加し、電気化学反応による酸素消費量を増加させるため、当該領域の酸素濃度および電流密度分布の均一性の低下を招く。
したがって、このように正極集電体が2以上の経路を含む場合、均一に空気を供給できるようにマニホールドを追加的に設計しなければならないため、電気化学素子全体の体積が増加する一方、体積に対するエネルギー密度は低下することが把握される。
ただし、一実施形態に係る電気化学素子の場合、注入部に空気が注入されると、空気は流路の蛇行経路に沿って排出部方向に向かって流れるようになる。この時、一実施形態に係る電気化学素子は、図10および図11にそれぞれ示すように、注入部に近い側から離間するほど酸素濃度と電流密度とが線形的に減少する分布を示すことを確認することができる。
つまり、一実施形態においては、電気化学素子の正極集電体内部に蛇行形状を有する単一の流路を適用することによって、正極層に線形的かつ均一な酸素供給が可能であり、その結果、正極層に対して相対的に均一な放電特性が得られることを確認することができる。
一方、一実施形態においては、図11のように、正極集電体の上端と下端との一部において電流密度が0と示されるが、これは、正極集電体の上端と下端とを除いた部分が一対の単セルにより覆われた状態で、電流密度を測定したためと把握される。
ただし、一実施形態は、必ずしもこれに限定されるものではなく、単セルが正極集電体のすべての領域を覆うように配置されることもでき、この場合にも図11のように線形的に減少する電流密度の分布を確認することができる。
以上で説明したとおり、一実施形態に係る電気化学素子は、正極集電体内部に蛇行形状を有する単一の流路を適用することによって、線形的かつ均一な放電特性を有し、そのため、体積に対する高いエネルギー密度を有する電気化学素子を提供することができる。
以下、図13および図14を参照して、一実施形態に係る電気化学素子を含む電池モジュールおよび電池パックについて説明する。
図13は、一実施形態に係る電気化学素子を2以上含む電池モジュールを示した斜視図である。
一実施形態に係る電池モジュール200は、前述した電気化学素子100が2以上互いに隣接するように配置されている構造を有する。2以上の電気化学素子100のそれぞれの注入部は、空気を供給できる供給マニホールド110と連結されており、それぞれの排出部は、排ガスを排出できる排気マニホールド120と連結されている。
2以上の電気化学素子100は、図13に示すように、電気的に並列に連結されるように配置されていてもよいが、必ずしもこれに限定されるものではなく、電池モジュール200の用途などに応じて、多様な形態に変形して具現化することができる。つまり、2以上の電気化学素子100は、電気的に直列に連結されるように配置されることもでき、直列に連結される部分と並列に連結される部分とを含むこともできる。
一方、一実施形態に係る電池モジュール200において、空気を供給できる供給マニホールド110と排ガスを排出できる排気マニホールド120とを通じて空気が流れる方向は、図13に示される方向に制限されるものではなく、電池モジュール200の用途、設置場所、空気供給装置または排ガス排出装置との連結関係などに応じて、同じ方向や異なる方向など、多様に設定することができる。
一実施形態に係る電気化学素子100は、正極集電体10を挟んで配置される一対の単セル20を含むため、一般的な電気化学素子の2つを隣接して連結した構造に比べて、比較的大きい体積を占める流路、およびこれを含む正極集電体の一つを省略することができる。
また、電池モジュール200内における電気化学素子100の個数が増加するほど、同一体積に対する高いエネルギー密度を有することができ、電気化学素子100と同様に、電池モジュール200も電気化学素子100間の均一な放電特性を有することができる。つまり、一実施形態によると、電気化学素子は、体積に対する高いエネルギー密度を有し、電気化学素子100間の均一な放電特性を有する電池モジュール200を提供することができる。
図14は、図13の電池モジュールを2以上含む電池パックを示した斜視図である。
一実施形態に係る電池パック300は、前述した電池モジュール200が2以上互いに隣接して配置されている構造を有する。2以上の電池モジュール200のそれぞれの供給マニホールドは、空気を供給する供給部210と連結されており、それぞれの排気マニホールドは、排ガスを排出できる排気部220と連結されている。
一実施形態に係る電池パック300の場合も、前述のように高いエネルギー密度を有する電池モジュール200を2以上隣接するように配置することができる。一実施形態に係る電池パック300の場合、図14に示すように、直列に連結される電池モジュール200と並列に連結される電池モジュール200と含むことができ、また、電池モジュール200は、直列のみ、または並列のみで連結されていてもよく、さらに、電池パック300は、電池モジュール200を2層以上積層して配置した構造であってもよい。
電池パック300内部における電池モジュール200の供給部210と排気部220との間の配置関係は、電池パック300の用途、設置場所、空気供給装置または排ガス排出装置との連結関係などに応じて、多様な形態に変形して具現化することができる。
一実施形態の電池パック300も、同一体積に対する高いエネルギー密度を有する電池モジュール200を互いに隣接するように配置することによって、電池パック300内の電池モジュール200の個数が増加するほど、同一体積に対する高いエネルギー密度を有することができる。
以上で説明したとおり、一実施形態に係る電気化学素子100は、電気化学素子の体積を増加させることなく、効率的に空気を供給することが可能な一方、同一体積に対する高いエネルギー密度を有すると同時に、電気化学素子100と同様に、電池パック300においても、内部の電気化学素子100および電池モジュール200間の均一な放電特性を有することができる。つまり、一実施形態によると、電気化学素子の体積に対する高いエネルギー密度を有し、均一な放電特性を有する電池パック300を提供することができる。
また、これを含む電池モジュール200および電池パック300の場合、前述した電気化学素子100を2以上含むことによって同一体積に対する高いエネルギー密度を有し、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、エネルギー貯蔵装置(ESS)などに適用される大容量電池のエネルギー密度を容易に満足させながらも、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、エネルギー貯蔵装置(ESS)などのスリム(slim)化および/またはコンパクト(compact)化が可能である。
以上のように、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲は、これに限定されず、特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多様な変形および改良形態も、本発明の権利範囲に属する。
10 正極集電体、
14 流路、
20 単セル、
21 正極層、
22 電解質膜、
23 負極金属層、
24 負極集電体、
25 ガス拡散層、
100 電気化学素子、
200 電池モジュール、
300 電池パック。

Claims (19)

  1. 少なくとも酸素を含む空気が注入される注入部、排ガスが排出される排出部、および前記注入部と前記排出部とを一つの経路で連結する流路を含む正極集電体と、
    前記正極集電体と隣接して配置され、酸素を活物質として用いる正極層、前記正極層を挟んで前記正極集電体の反対側に配置される負極金属層、および前記正極層と前記負極金属層との間に配置される電解質膜を含む単セルと、
    を含み
    前記単セルは、一対設けられ、前記正極集電体を挟んで対向するように配置され、
    前記流路は、前記対向する一対の単セルのそれぞれの正極層の表面に向いて開放されている、電気化学素子。
  2. 前記流路は、蛇行形状からなる、請求項に記載の電気化学素子。
  3. 前記正極層は、前記正極集電体の一面と接触している、請求項1又は2に記載の電気化学素子。
  4. 前記流路は、少なくとも一部が前記正極層表面に向いて開放されている、請求項に記載の電気化学素子。
  5. 少なくとも酸素を含む空気が注入される注入部、排ガスが排出される排出部、および前記注入部と前記排出部とを一つの経路で連結する流路を含む正極集電体と、
    前記正極集電体と隣接して配置され、酸素を活物質として用いる正極層、前記正極層を挟んで前記正極集電体の反対側に配置される負極金属層、および前記正極層と前記負極金属層との間に配置される電解質膜を含む単セルと、
    を含み、
    前記正極集電体は、
    2以上の第1突起が形成された第1フレームと、2以上の第2突起が形成された第2フレームとを含み、
    前記第1突起と前記第2突起とは、互いに離隔して対向するように配置されている、電気化学素子。
  6. 前記第1突起と前記第2突起は、第1方向に沿って交互に配置される、請求項に記載の電気化学素子。
  7. 前記第1突起および前記第2突起は、互いに対応する形状に形成されている、請求項又は請求項に記載の電気化学素子。
  8. 前記負極金属層は、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、鉄、およびアルミニウムの中から選択されたいずれか一つまたはこれらの組み合わせを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の電気化学素子。
  9. 前記電解質膜は、
    酸素を遮断しかつ金属イオンに対して伝導性を有する分離膜と、
    金属イオンを伝達するための電解質と、を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の電気化学素子。
  10. 前記分離膜は、多孔性フィルムを含み、前記電解質は、前記多孔性フィルムの孔内に含浸されている、請求項に記載の電気化学素子。
  11. 前記単セルは、
    前記負極金属層を挟んで前記電解質膜の反対側に配置される負極集電体をさらに含む、請求項1〜1のいずれか一項に記載の電気化学素子。
  12. 前記単セルは、前記正極層と前記正極集電体との間に配置されるガス拡散層をさらに含み、
    前記ガス拡散層の第1面は、前記正極集電体と接触している、請求項1に記載の電気化学素子。
  13. 前記正極層、前記負極金属層および前記電解質膜は、前記ガス拡散層における前記第1面を除いた残りの面のうちの少なくとも一面を覆うように折り曲げられている、請求項12に記載の電気化学素子。
  14. 前記ガス拡散層は、2以上設けられかつ互いに離隔して配置され、
    前記正極層、前記負極金属層および前記電解質膜は、前記2以上設けられたガス拡散層の前記第1面を除いた残りの面のすべてを覆うように繰り返し折り曲げられている、請求項12に記載の電気化学素子。
  15. 前記負極金属層の部位が互いに隣接して配置されるように、隣接したガス拡散層の間の位置で、前記正極層、前記負極金属層、および前記電解質膜が180度に折り曲げられている、請求項14に記載の電気化学素子。
  16. 前記負極金属層を挟んで前記電解質膜の反対側に配置される負極集電体をさらに含み、
    前記負極集電体の部位が互いに隣接して配置されるように、隣接したガス拡散層の間の位置で、前記正極層、前記負極金属層、前記電解質膜、および前記負極集電体が180度に折り曲げられている、請求項14に記載の電気化学素子。
  17. 前記単セルは、一対設けられ、前記正極集電体を挟んで対向するように配置される、請求項12〜16のいずれか一項に記載の電気化学素子。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項に記載の電気化学素子互いに隣接して配置される2以上の電気化学素子と、
    前記2以上の電気化学素子のそれぞれの流路と連結されて前記空気を供給する供給マニホールド(manifold)と、
    前記2以上の電気化学素子のそれぞれの流路と連結されて排ガスを排出する排気マニホールドと、
    を含む電池モジュール。
  19. 請求項18に記載の電池モジュール互いに隣接して配置される2以上の電池モジュールと、
    前記2以上の電池モジュールのそれぞれの供給マニホールドと連結される供給部と、
    前記2以上の電池モジュールのそれぞれの排気マニホールドと連結される排気部と、
    を含む電池パック。
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