JP6809858B2 - 三次元造形方法 - Google Patents

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本発明は、モデル材およびサポート材を積層して造形物を形成する三次元造形方法に関する。
近年、3Dプリンティング等の三次元造形技術が急速に普及している。三次元造形により得られる造形物は、例えば、工業製品の試作品、展示品、医療用模型などに利用される。三次元造形の方式としては、インクジェット方式、光造形方式、粉末方式等が知られている。
一般的に、インクジェット方式の三次元造形装置は、吐出ヘッドからモデル材を吐出することでモデル材層を形成し、当該モデル材層を積み重ねることで、指定された立体形状の造形物を製造する。具体的には、造形ステージ上に紫外線硬化型のモデル材を吐出することでモデル材層を形成する。そして、当該モデル材層に紫外線を照射することで、モデル材層を硬化させる。このような、モデル材の吐出処理および照射部による紫外線照射処理を繰り返すことで、造形ステージ上に造形物が形成される。インクジェット方式の三次元造形技術については、例えば、特許文献1に記載される。
特許文献1に記載の三次元造形システムは、立体造形物を形成する三次元造形装置、および三次元造形装置に設定データを送出する設定データ作成装置によって構成される。三次元造形装置は、モデル材およびサポート材をそれぞれ吐出するノズル、吐出された造形材から余剰分を掻き取り表面を平滑化するローラ部、および造形材を硬化させる硬化手段を有するヘッド部と、造形材を造形プレートの適切な位置に吐出させるためにヘッド部を移動させる水平駆動手段と、ヘッド部と造形プレートとの高さ方向の相対位置を移動させる垂直駆動手段とを有する。
また、設定データ作成装置は、CADデータ等の三次元データを取得する入力手段と、三次元データに従ってオブジェクトの最適な位置と姿勢を演算する演算手段と、演算手段で演算された最適位置及び最適姿勢をユーザが微調整し、あるいは所望の位置と姿勢を手動で調整するための調整手段と、決定された位置と姿勢に従って三次元造形装置を駆動するためのデータを三次元造形装置に向けて出力する出力手段とを有する。
特開2012−096426号公報
特許文献1の三次元造形装置では、吐出されたモデル材およびサポート材の表面にローラ部を接触させ、余剰分を掻き取ることにより、表面を平滑化している。しかしながら、モデル材およびサポート材を積層する造形プレートの上面とローラ部とが水平方向に互いに平行に配置されていない場合、積層の初期段階で掻き取り量にばらつきが生じてしまい、下面が傾斜した精度の低い造形物が形成される虞がある。
一般に、三次元造形物の形成にあたっては、μm単位の高い精度が求められる。しかしながら、機械的な調整だけで、μm単位の高い精度で造形ステージおよびローラ等の位置関係を調整することは困難である。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、造形ステージとローラとの間の平行度が低い場合であっても、精度の高い造形物を形成できる三次元造形方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、モデル材およびサポート材を積層して造形物を形成する三次元造形方法であって、1)造形ステージの上面にサポート層を形成する工程と、2)前記サポート層の上部に前記造形物層を形成する工程と、を有し、前記工程1)は、a)前記造形ステージに向けて、前記モデル材および前記サポート材または前記サポート材のみを吐出して、少なくとも上面が前記サポート材からなるサポート層を形成する工程と、b)所定の高さにおいて回転するローラの外周面に、前記サポート層の前記上面を接触させつつ、前記ローラに対して前記造形ステージを水平方向に相対移動させて、前記サポート層の前記上面を平坦化し、かつ前記ローラと平行な面にする工程と、を有し、前記工程2)は、c)前記工程1)において形成された前記サポート層の上部に、前記モデル材および前記サポート材を吐出して、造形物層を形成する工程と、d)前記ローラの外周面に、前記造形物層の上面を接触させつつ、前記ローラに対して前記造形ステージを相対移動させて、前記造形物層の前記上面を平坦化する工程と、e)前記工程c)および前記工程d)を1または複数回行った後、前記造形ステージ上の前記サポート材を除去する工程と、を有し、前記工程1)において、前記造形ステージの高さは一定であり、前記工程2)において、前記工程c)および前記工程d)を実行するたびに、前記造形ステージを下方に移動させる
本願の第発明は、モデル材およびサポート材を積層して造形物を形成する三次元造形方法であって、1)造形ステージの上面にサポート層を形成する工程と、2)前記サポート層の上部に前記造形物層を形成する工程と、を有し、前記工程1)は、a)前記造形ステージに向けて、前記モデル材および前記サポート材または前記サポート材のみを吐出して、少なくとも上面が前記サポート材からなるサポート層を形成する工程と、b)所定の高さにおいて回転するローラの外周面に、前記サポート層の前記上面を接触させつつ、前記ローラに対して前記造形ステージを水平方向に相対移動させて、前記サポート層の前記上面を平坦化する工程と、を有し、前記工程2)は、c)前記工程1)において形成された前記サポート層の上部に、前記モデル材および前記サポート材を吐出して、造形物層を形成する工程と、d)前記ローラの外周面に、前記造形物層の上面を接触させつつ、前記ローラに対して前記造形ステージを相対移動させて、前記造形物層の前記上面を平坦化する工程と、e)前記工程c)および前記工程d)を1または複数回行った後、前記造形ステージ上の前記サポート材を除去する工程と、を有し、前記サポート層の最下層は、前記モデル材のみからなる。
本願の第発明は、モデル材およびサポート材を積層して造形物を形成する三次元造形方法であって、1)造形ステージの上面にサポート層を形成する工程と、2)前記サポート層の上部に前記造形物層を形成する工程と、を有し、前記工程1)は、a)前記造形ステージに向けて、前記モデル材および前記サポート材または前記サポート材のみを吐出して、少なくとも上面が前記サポート材からなるサポート層を形成する工程と、b)所定の高さにおいて回転するローラの外周面に、前記サポート層の前記上面を接触させつつ、前記ローラに対して前記造形ステージを水平方向に相対移動させて、前記サポート層の前記上面を平坦化する工程と、を有し、前記工程2)は、c)前記工程1)において形成された前記サポート層の上部に、前記モデル材および前記サポート材を吐出して、造形物層を形成する工程と、d)前記ローラの外周面に、前記造形物層の上面を接触させつつ、前記ローラに対して前記造形ステージを相対移動させて、前記造形物層の前記上面を平坦化する工程と、e)前記工程c)および前記工程d)を1または複数回行った後、前記造形ステージ上の前記サポート材を除去する工程と、を有し、前記サポート層の最下層は、前記モデル材および前記サポート材からなる。
本願の第発明は、第1発明から第発明までのいずれか1発明の三次元造形方法であって、前記工程1)において、前記サポート層の上面と前記ローラの外周面との接触の有無が、監視カメラにより得られる画像に基づいて判定される。
本願の第1発明〜第発明によれば、造形ステージの上面に予めサポート層を形成して、サポート層とローラとを接触させることで、サポート層の上面を平坦かつローラと平行な面にすることにより、精度の高い造形物を形成できる。
また、造形ステージと造形物との間に介在するサポート層の少なくとも上面をサポート材のみからなる層にすることで、造形物を造形ステージから容易に取り外すことができる。
三次元造形装置の構成を示した図である。 積層装置の構成を示した図である。 造形ステージ、昇降機構および移動機構の正面図である。 造形ステージ、昇降機構および移動機構の側面図である。 制御部と積層装置内の各部との接続を示したブロック図である。 造形ステージ、ローラ、およびサポート層の縦断面図である。 インクジェット方式の三次元造形の過程を示したフローチャートである。 変形例に係る造形ステージおよびサポート層の縦断面図である。 変形例に係る造形ステージおよびサポート層の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書では、
水平方向に沿って往復移動する造形ステージの、往路方向を前方とし、復路方向を後方として、各部の位置関係を説明する。
<1.三次元造形装置の構成>
図1は、本実施形態に係る三次元造形装置2の構成を示した図である。この三次元造形装置2は、搬入装置3、積層装置1、搬送装置4、洗浄装置5、および搬出装置6を有する。
搬入装置3は、後述する造形ステージ10を積層装置1に搬送する装置である。搬入装置3は、搬送機構301を有する。搬送機構301は、例えば、ロボット機構、ローラ機構等により構成される。ただし、搬送機構301は、他の機構により構成されてもよい。造形ステージ10は、外部から搬入装置3内に搬入されると、搬送機構301により、積層装置1に搬送される。なお、積層装置1の構成については、後述する。
搬送装置4は、造形ステージ10を積層装置1から洗浄装置5へと搬送する装置である。搬送装置4は、搬送機構401を有する。搬送機構401は、例えば、ロボット機構、ローラ機構等により構成される。ただし、搬送機構401は、他の機構により構成されてもよい。積層装置1により、造形ステージ10の上面に材料層9からなる立体物が形成されると、造形ステージ10は、搬送機構401により洗浄装置5に搬送される。
洗浄装置5は、材料層9からなる立体物からサポート材を除去する装置である。洗浄装置5は、薬液502に満たされた処理槽501を有する。造形ステージ10が洗浄装置内に搬入されると、立体物は処理槽501の薬液502中に浸漬される。これにより、立体物からサポート材が除去される。その結果、造形ステージ10の上面にモデル材からなる造形物91が形成される。その後、造形ステージ10は、搬出装置6の搬送機構601により、装置外部へと搬出される。
<2.積層装置の構成>
続いて、積層装置1の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る積層装置1の構成を示した図である。この積層装置1は、三次元造形における造形物91の製造工程において、モデル材およびサポート材からなる立体物を形成する装置である。本実施形態のモデル材およびサポート材は、いずれも紫外線硬化型の材料である。モデル材は、目的とする造形物を構成する材料である。サポート材は、造形物の製造中にモデル材が崩れたり撓んだりすることを防止するために、モデル材を支持する材料である。立体物は、サポート材およびモデル材からなる材料層9を積層することで形成される。後述のとおり、材料層9は、造形物91を形成するための造形物層90と、造形物層90と造形ステージ10との間に介在するサポート層92とを含む。
図2に示すように、本実施形態の積層装置1は、造形ステージ10、吐出ヘッド20、照射部30、ローラ40、昇降機構50、移動機構60および制御部80を有する。
造形ステージ10は、材料層9を支持する支持台である。造形ステージ10は、水平に広がる上面を有する。図2の矢印および破線矢印に示すように、造形ステージ10は前後方向および下方に移動しつつ、上面に材料層9が順次積層形成される。これにより、造形ステージ10の上面に立体物が形成される。なお、後述する紫外線の反射を抑制するために、造形ステージ10の表面には、黒色の皮膜処理や、黒色フィルムの貼り付け等の、反射防止処理がされていてもよい。
吐出ヘッド20は、サポート材およびモデル材を吐出することで、造形ステージ10の上面に材料層9を形成する。吐出ヘッド20は造形ステージ10の上方に配置される。本実施形態では、吐出ヘッド20は、モデル材を吐出する第1吐出ヘッド21と、第1吐出ヘッド21の前方に配置され、サポート材を吐出する第2吐出ヘッド22を有する。第1吐出ヘッド21は、前後方向に移動する造形ステージ10の上面に、モデル材の液滴を選択的に吐出する。第2吐出ヘッド22は、前後方向に移動する造形ステージ10の上面に、サポート材の液滴を選択的に吐出する。
照射部30は、造形ステージ10の上面に形成された材料層9に紫外線を照射する機構である。照射部30は、後述する制御部80によって、照射タイミングや発光強度が制御される。本実施形態の照射部30の光源としては、UVランプが用いられる。ただし、照射部30の光源には、メタルハライドランプ、キセノンランプまたはLEDランプ等を用いてもよい。図2に示すように、本実施形態では、一つの照射部30が、積層装置1の前後方向の中央付近に配置される。具体的には、一つの照射部30は、造形ステージ10の上方、かつ第1吐出ヘッド21と第2吐出ヘッド22の間に配置される。
ローラ40は、円筒状の外周面を有する回転体である。ローラ40の材料には、例えば、材料層9よりも硬度の高いSUS等の金属が用いられる。図2に示すように、本実施形態のローラ40は、第1吐出ヘッド21の後方に配置される第1ローラ41と、照射部30と第2吐出ヘッド22との間に配置される第2ローラ42と、を有する。図2に示すように、ローラ40は、水平に延びる回転軸を中心として、回転可能に支持される。なお、本実施形態では、2つのローラ40が設けられているが、ローラ40は1つであっても、3つ以上であってもよい。
ローラ40は、例えば、図示を省略したモータ等の駆動源と接続されている。そして、当該モータを駆動させると、当該モータの出力軸とともにローラ40が回転軸を中心に回転する。後述のとおり、造形ステージ10に向けてモデル材およびサポート材が吐出された後、積層された材料層9の上面に対して、ローラ40による平坦化処理が行われる。平坦化処理を行うときには、造形ステージ10を前後方向に移動させて、材料層9の上面にローラ40を接触させつつ、ローラ40を回転させる。これにより、材料層9の上面は平坦化される。
昇降機構50は、造形ステージ10を上下に移動させる機構である。図3は、造形ステージ10、昇降機構50および移動機構60の正面図である。図4は、造形ステージ10、昇降機構50および移動機構60の側面図である。本実施形態の昇降機構50には、モータの回転運動をボールねじを介して直進運動に変換する機構が用いられる。造形ステージ10は、保持部51上に支持される。保持部51は、ボールねじの外周面に設けられた螺旋状のねじ溝と噛み合うように、ボールねじに取り付けられている。図示を省略したモータを駆動させると、ボールねじがその軸心周りに回転する。これにより、保持部51および造形ステージ10が、ボールねじに沿って上下方向に移動する。ただし、昇降機構50には、リニアモータ等の他の機構を用いてもよい。
移動機構60は、造形ステージ10を前後方向に往復移動させる機構である。本実施形態の移動機構60には、リニアモータ機構が用いられる。移動機構60は、ガイド61、駆動部62および接続部63により構成される。接続部63は、駆動部62と、昇降機構50の筐体とを接続する。リニアモータを駆動すると、駆動部62がガイド61に沿って前後に移動する。これにより、駆動部62に接続された昇降機構50および造形ステージ10が、一体として、ガイド61に沿って前後方向に移動する。ただし、移動機構60には、ボールねじ等の他の機構を用いてもよい。
制御部80は、積層装置1内の各部を動作制御するための手段である。図5は、制御部80と、積層装置1内の各部との接続を示したブロック図である。図5中に概念的に示したように、制御部80は、CPU等の演算処理部81、RAM等のメモリ82およびハードディスクドライブ等の記憶部83を有するコンピュータにより構成される。記憶部83内には、積層装置1による各処理を実行するためのコンピュータプログラムPが、インストールされている。
図5に示すように、制御部80は、吐出ヘッド20、照射部30、ローラ40、昇降機構50および移動機構60と、それぞれ通信可能に接続されている。制御部80は、記憶部83に記憶されたコンピュータプログラムPやデータをメモリ82に一時的に読み出し、当該コンピュータプログラムPに基づいて、演算処理部81が演算処理を行うことにより、上記の各部を動作制御する。これにより、造形ステージ10の搬送処理、モデル材およびサポート材の吐出処理、紫外線照射処理および平坦化処理が進行する。
<3.材料層の構成>
続いて、材料層9の構成について説明する。図6は、本実施形態に係る造形ステージ10、ローラ40、およびサポート層92の縦断面図である。図6に示すとおり、この積層装置1は、造形ステージ10の上面と、造形物91を形成するための造形物層90との間に、予めサポート層92を形成する。
後述のように、造形ステージ10の上面にサポート層92を形成する際には、サポート層92とローラ40とを接触させつつ、造形ステージ10を前後方向に移動させる。これにより、サポート層92の上面を平坦に、かつローラ40と平行な面にする。そして、その上でサポート層92の上部に造形物層90を形成するとともに、サポート層92の上面と平行になっているローラ40を用いて、造形物層90の平坦化処理を行う。これにより、精度の高い造形物91を形成できる。
なお、サポート層92は、造形ステージ10の上面にサポート剤を1または複数層分吐出し、平坦化処理および紫外線照射処理を行うことによって形成される。しかし、サポート層92は、サポート材のみではなく、サポート材に加えてモデル材も合わせて造形ステージ10上に吐出して、形成されてもよい。ただし、サポート層92の少なくとも上面を含む最上層は、サポート材のみで形成される。サポート層92の上面は、造形物層90の下面に接触する面である。洗浄液等を用いて容易に除去することができるサポート材を、造形物層90の下面全体に接触させることで、最終的に造形物91を造形ステージ10から取り外すことが容易になる。
<4.積層処理について>
次に、上記の積層装置1による積層処理について説明する。図7は、三次元造形処理の過程を示したフローチャートである。三次元造形処理を行うときは、まず、材料層9の各層の設計データを用意する。そして、当該設計データに基づいて、造形ステージ10の上面に、まずサポート層92を形成し、そのサポート層92の上部に造形物層90を形成する。
造形物層90の積層時には、造形ステージ10を前後方向に一往復させるたびに、造形ステージ10を下方に移動させる。しかしながら、サポート層92の積層時には、造形ステージ10を下降させず予め設定した一定の高さに保った状態で、造形ステージ10の上面にサポート層92を積層する。制御部80内には、サポート層92の上面がローラ40に接触するまでの積層回数「N」が、予め設定されている。ただし、サポート層92の積層処理の間に、造形ステージ10の下降が1回以上実行されてもよい。
<4−1.サポート層の積層処理について>
造形ステージ10の上面にサポート層92を形成する工程について具体的に説明する。図7に示すとおり、まず、移動機構60は、造形ステージ10を、開始位置である後方端(図2参照)から前方に向けて移動させる。そうすると、造形ステージ10は、第1ローラ41の下方を通過する。この段階では、造形ステージ10は、第1ローラ41の外周面と接触することなく、第1ローラ41の下方を通過する。続いて、移動機構60は、造形ステージ10をさらに前方へと移動させ、第1吐出ヘッド21の下方、照射部30の下方、および第2ローラ42の下方を通過させる。この段階では、造形ステージ10の上面に向けて、モデル材の液滴の吐出、および照射部30による紫外線の照射はされない。また、第2ローラ42の外周面とは接触しない。
続いて、移動機構60は、造形ステージ10をさらに前方へと移動させ、第2吐出ヘッド22の下方を通過させる。そして、第2吐出ヘッド22は、下方を通過する造形ステージ10の上面に向けて、サポート材の液滴を吐出する(ステップS1)。これにより、サポート層92のうち1層分のサポート材の層が形成される。1層分のサポート材の層が形成されると、移動機構60は造形ステージ10を前方端まで移動させる。
次に、移動機構60は、造形ステージ10を後方へと移動させ、再度、第2吐出ヘッド22の下方を通過させる。第2吐出ヘッド22は、下方を通過する造形ステージ10の上面に向けて、サポート材の液滴を吐出する(ステップS2)。これにより、2層目のサポート材の層が形成される。
続いて、移動機構60は、造形ステージ10をさらに後方へと移動させる。そうすると、造形ステージ10は、第2ローラ42の下方を通過する。サポート層92の上面がローラ40に接触するまでの積層回数「N」が2よりも大きい場合、造形ステージ10は、第2ローラ42の外周面と接触することなく、第2ローラ42の下方を通過する(ステップS3)。
続いて、移動機構60は造形ステージ10をさらに後方へと移動させ、照射部30の下方を通過させる。照射部30は、下方を通過する造形ステージ10へ向けて紫外線を照射する(ステップS4)。これにより、造形ステージ10の上面に形成された2層分のサポート材の層が硬化する。
続いて、移動機構60は、造形ステージ10をさらに後方へと移動させ、第1吐出ヘッド21の下方、および第1ローラ41の下方を通過させる。この段階では、造形ステージ10の上面に向けて、モデル材の液滴の吐出はされない。また、サポート層92の上面がローラ40に接触するまでの積層回数「N」が2よりも大きい場合、造形ステージ10は、第1ローラ41の外周面と接触することなく、第1ローラ41の下方を通過する。
次に、制御部80は、積層すべき次のサポート材の層があるか否かを確認する(ステップS5)。そして、積層すべき次のサポート材の層がある場合は、ステップS1に戻り、ステップS1〜S4の処理を繰り返すことにより、サポート材の層をさらに積層する。
造形ステージ10の上面にサポート材の層がN層分積層されると、移動機構60により造形ステージ10が後方へと移動する際、サポート材の層の上面と、第2ローラ42の外周面とが接触する。その結果、サポート材の層の上面が第2ローラ42により平坦化される(ステップS3)。このとき、図2中に矢印で示したように、第2ローラ42は、造形ステージ10の後方への移動の向きに逆らう向きに回転している。これにより、サポート材の層を効果的に平坦化できる。
このように、所定の高さにおいて回転するローラ40の外周面に、サポート材の層の上面を接触させつつ、ローラ40に対して造形ステージ10を水平方向に相対移動させてサポート材の層の上面を平坦化することによって、サポート層92の形成が完了する。その後、移動機構60により、造形ステージ10が後方端に戻される。
なお、本実施形態では、サポート層92の上面がローラ40に接触するまでの積層回数「N」を予め設定していた。しかしながら、ステップS1〜S4の処理を繰り返す過程においてサポート層92の上面がローラ40に接触したかどうかを監視カメラにより得られる画像に基づいて判定するようにしてもよい。例えば、制御部80が監視カメラにより得られる画像に基づいて接触の有無を自動的に判定し、サポート層92を形成する工程が完了したかどうかを判断するようにしてもよい。
<4−2.造形物層の積層処理について>
次に、サポート層92の上部に造形物層90を形成する工程について具体的に説明する。
サポート層92が形成された後、昇降機構50は、サポート層92が第1ローラ41および第2ローラ42と接触しない高さまで、造形物層90のうち2層分の高さだけ造形ステージ10を下降させる(ステップS6)。そして、移動機構60は、造形ステージ10を、後方端から前方に向けて移動させる。そうすると、造形ステージ10は、第1ローラ41の下方を通過する。ここで、造形ステージ10は、造形物層90のうち2層分の高さだけ下降している。このため、造形ステージ10およびサポート層92は、第1ローラ41の外周面と接触することなく、第1ローラ41の下方を通過する。そして、第1吐出ヘッド21は、下方を通過するサポート層92の上面に向けて、設計データに基づいて、モデル材の液滴を吐出する(ステップS7)。これにより、設計データの形状に応じた1層分のモデル材の層が形成される。
続いて、移動機構60は造形ステージ10をさらに前方へと移動させ、照射部30の下方を通過させる。照射部30は、下方を通過する造形ステージ10へ向けて紫外線を照射する(ステップS8)。これにより、サポート層92の上面に形成されたモデル材の層が硬化する。
続いて、移動機構60は、造形ステージ10をさらに前方へと移動させる。そうすると、造形ステージ10は、第2ローラ42の下方を通過する。ここで、造形ステージ10は、造形物層90のうち2層分の高さだけ下降している。このため、サポート層92の上面に形成された1層分のモデル材の層は、第2ローラ42の外周面と接触することなく、第2ローラ42の下方を通過する。
続いて、移動機構60は、造形ステージ10をさらに前方へと移動させ、第2吐出ヘッド22の下方を通過させる。第2吐出ヘッド22は、下方を通過するサポート層92の上面に向けて、設計データに基づいて、サポート材の液滴を吐出する(ステップS9)。これにより、設計データの形状に応じた1層分のサポート材の層が形成される。1層分のサポート材の層が形成されると、移動機構60は造形ステージ10を前方端まで移動させる。
次に、移動機構60は、造形ステージ10を後方へと移動させ、再度、第2吐出ヘッド22の下方を通過させる。第2吐出ヘッド22は、下方を通過するサポート層92の上面に向けて、設計データに基づいて、サポート材の液滴を吐出する(ステップS10)。これにより、設計データの形状に応じた、2層目のサポート材の層が形成される。
続いて、移動機構60は、造形ステージ10をさらに後方へと移動させる。これにより、2層目のサポート材の層の上面と、第2ローラ42の外周面とが接触する。その結果、サポート材の層の上面が第2ローラ42により平坦化される(ステップS11)。このとき、図2中に矢印で示したように、第2ローラ42は、造形ステージ10の後方への移動の向きに逆らう向きに回転している。これにより、サポート材の層を効果的に平坦化できる。このように、第2ローラ42の外周面に、2層分のサポート材の層の上面を接触させつつ、第2ローラ42に対して造形ステージ10を相対移動させて、2層分のサポート材の層の上面を平坦化する。
続いて、移動機構60は造形ステージ10をさらに後方へと移動させ、再度、照射部30の下方を通過させる。照射部30は、下方を通過する造形ステージ10へ向けて紫外線を照射する(ステップS12)。これにより、サポート層92の上面に形成された、2層分のサポート材の層が硬化する。
続いて、移動機構60は造形ステージ10をさらに後方へと移動させ、再度、第1吐出ヘッド21の下方を通過させる。第1吐出ヘッド21は、下方を通過するサポート層92の上面に向けて、設計データに基づいて、モデル材の液滴を吐出する(ステップS13)。これにより、設計データの形状に応じた、2層目のモデル材の層が形成される。
続いて、移動機構60は、造形ステージ10をさらに後方へと移動させる。これにより、2層目のモデル材の層の上面と、第1ローラ41の外周面とが接触する。その結果、モデル材の層の上面が第1ローラ41により平坦化される(ステップS14)。このとき、図2中に矢印で示したように、第1ローラ41は、造形ステージ10の後方への移動の向きに逆らう向きに回転している。これにより、モデル材の層を効果的に平坦化できる。このように、第1ローラ41の外周面に、2層分のモデル材の層の上面を接触させつつ、第1ローラ41に対して造形ステージ10を相対移動させて、2層分のモデル材の層の上面を平坦化する。モデル材の層が平坦化されると、移動機構60は造形ステージ10を後方端まで移動させる。
次に、制御部80は、積層すべき次のモデル材またはサポート材の層があるか否かを確認する(ステップS15)。そして、積層すべき次の層がある場合は、ステップS6に戻り、昇降機構50が、造形ステージ10を造形物層90のうち2層分の高さ分だけ下降させる。このように、ステップS7〜S14の処理を実行するたびに、造形ステージ10を下方に移動させる。そして、ステップS7〜S14の処理を繰り返すことにより、造形物層90の各層をさらに積層する。
一方で、造形物層90のうちの全ての層の積層が完了すると、昇降機構50は、造形物層90が第1ローラ41および第2ローラ42と接触しない高さまで、造形ステージ10を下降させる(ステップS16)。そして、移動機構60は造形ステージ10をさらに前方へと移動させ、照射部30の下方を通過させる。照射部30は、下方を通過する造形ステージ10へ向けて紫外線を照射する(ステップS17)。これにより、造形ステージ10の上面に形成された、最後のモデル材の層が硬化する。その結果、造形ステージ10の上面に、モデル材およびサポート材からなる多層体である立体物が形成される。
その後、立体物を洗浄装置5へ移動させて、洗浄液中に立体物を浸漬する。これにより、モデル材およびサポート材からなる多層体からサポート材を除去する(ステップS18)。そうすると、モデル材およびサポート材のうち、モデル材の部分のみが残り、設計データに応じた形状の造形物91が得られる。なお、造形物層90と造形ステージ10との間に、少なくとも上面がサポート材のみからなるサポート層92を有することで、造形ステージ10から造形物91を、容易に切り離すことができる。
以上のように、この積層装置1では、造形ステージ10の上面に、まずサポート層92を形成し、サポート層92の上面をローラ40で平坦化した後に、造形物層90を形成する。このため、仮に、ローラ40の外周面に対して造形ステージ10の上面が傾いていたとしても、サポート層92の上面は、ローラ40の外周面と平行に形成される。すなわち、造形ステージ10の上面とローラ40の外周面との平行度の誤差が、サポート層92を形成することで、相殺される。したがって、ローラ40の外周面と平行な面の上に、造形物層90を形成することができる。このようにすれば、造形物91の下面が傾斜することはなく、精度の高い造形物91を形成できる。
また、この積層装置1では、第1吐出ヘッド21と第2吐出ヘッド22の間に配置される、一つの照射部30により、サポート材およびモデル材を硬化させることができる。したがって、高価な照射部の数を抑えることができる。その結果、積層装置および三次元造形装置の製造コストを低減できる。さらに、積層装置および三次元造形装置を小型化することができる。
また、この積層装置1では、モデル材またはサポート材の層を2層分形成した後に、造形ステージ10の復路でのみ、平坦化処理を行う。これにより、第1吐出ヘッド21と照射部30との間のローラ40を省略できる。また、第2吐出ヘッド22の前方のローラ40を省略できる。このため、積層装置1の、ローラ40の数を抑えることができる。その結果、積層装置1を小型化できる。また、積層装置1の製造コストを低減できる。さらに、ローラ40による、平坦化処理の回数を抑えることができる。このため、薬液洗浄等による、ローラ40のメンテナンス回数を低減できる。その結果、造形物の製造コストを低減できる。
また、ステップS11およびステップS14では、造形ステージ10の後方移動のときにのみ、平坦化処理が行われる。このため、ローラ40の回転方向を変更することなく、効果的に材料層9の表面を平坦化できる。その結果、三次元造形処理における制御を簡易化することができる。
なお、ステップS4、ステップS8、およびステップS12の紫外線照射処理は、造形ステージ10が照射部30の下方を通過する際に適宜行えばよく、通過する度に毎回必ず行わなければならないわけではない。また、平坦化処理および紫外線照射処理は、互いに順序を変更してもよい。好例としては、造形ステージ10上に吐出されたモデル材またはサポート材がローラ40によって平坦化された直後に紫外線照射処理を行うことが望ましい。
<5.変形例>
以上、本発明の主たる実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
図8は、変形例に係る造形ステージ10Bおよびサポート層92Bの縦断面図である。サポート層92Bは、サポート材に加え、モデル材を用いて形成してもよい。図8の例では、造形ステージ10Bの上面に接するサポート層92Bの下面を含む最下層920Bが、モデル材(図8にて黒色で表示)を用いて形成されている。このように、サポート層92Bと造形ステージ10Bとの間にモデル材の層を設けることで、サポート層92Bが熱を帯びた場合においても、サポート材の硬化や収縮によりサポート層92Bが造形ステージ10Bから剥がれることを抑制することができる。
図9は、変形例に係る造形ステージ10Cおよびサポート層92Cの縦断面図である。図9に示すように、サポート層92Cの下面を含む層921Cを、モデル材(図9にて黒色で表示)およびサポート材を用いて形成してもよい。例えば、造形ステージ10Cの上方から見た時に、縞柄またはチェック柄に見える位置にモデル材およびサポート材を交互に配置してもよい。このようにすれば、サポート層92Cが熱を帯びた場合においても、サポート材の硬化や収縮によりサポート層92Cが造形ステージ10Cから剥がれることを抑制することができる。
また、上記の実施形態では、モデル材を吐出する第1ヘッドは、サポート材を吐出する第2ヘッドの後方に配置されていた。しかしながら、第1ヘッドは、第2ヘッドの前方に配置されてもよい。また、第1ヘッドおよび第2ヘッドの数は、それぞれ複数であってもよい。
また、上記の実施形態では、照射部の数は一つであった。しかしながら、照射部の数は、二つ以上であってもよい。
また、上記実施形態では、モデル材は紫外線硬化型の材料であった。しかしながら、モデル材は、熱、赤外線、レーザおよびX線等の、紫外線以外のエネルギーにより硬化するエネルギー硬化型の材料であってもよい。そして、照射部は、熱、赤外線、レーザおよびX線等のエネルギー線を照射するものであってもよい。さらに、モデル材およびサポート材は、熱可塑性を有する材料であってもよい。
また、積層装置および三次元造形装置の細部の形状および構造については、本願の各図に示された形状および構造と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 積層装置
2 三次元造形装置
3 搬入装置
4 搬送装置
5 洗浄装置
6 搬出装置
9 材料層
10,10B,10C 造形ステージ
20 吐出ヘッド
21 第1吐出ヘッド
22 第2吐出ヘッド
30 照射部
40 ローラ
41 第1ローラ
42 第2ローラ
50 昇降機構
51 保持部
60 移動機構
61 ガイド
62 駆動部
63 接続部
80 制御部
81 演算処理部
82 メモリ
83 記憶部
90 造形物層
91 造形物
92,92B,92C サポート層
301 搬送機構
401 搬送機構
501 処理槽
502 薬液
601 搬送機構
P コンピュータプログラム

Claims (4)

  1. モデル材およびサポート材を積層して造形物を形成する三次元造形方法であって、
    1)造形ステージの上面にサポート層を形成する工程と、
    2)前記サポート層の上部に前記造形物層を形成する工程と、
    を有し、
    前記工程1)は、
    a)前記造形ステージに向けて、前記モデル材および前記サポート材または前記サポート材のみを吐出して、少なくとも上面が前記サポート材からなるサポート層を形成する工程と、
    b)所定の高さにおいて回転するローラの外周面に、前記サポート層の前記上面を接触させつつ、前記ローラに対して前記造形ステージを水平方向に相対移動させて、前記サポート層の前記上面を平坦化し、かつ前記ローラと平行な面にする工程と、
    を有し、
    前記工程2)は、
    c)前記工程1)において形成された前記サポート層の上部に、前記モデル材および前記サポート材を吐出して、造形物層を形成する工程と、
    d)前記ローラの外周面に、前記造形物層の上面を接触させつつ、前記ローラに対して前記造形ステージを相対移動させて、前記造形物層の前記上面を平坦化する工程と、
    e)前記工程c)および前記工程d)を1または複数回行った後、前記造形ステージ上の前記サポート材を除去する工程と、
    を有し、
    前記工程1)において、前記造形ステージの高さは一定であり、
    前記工程2)において、前記工程c)および前記工程d)を実行するたびに、前記造形ステージを下方に移動させる、三次元造形方法。
  2. モデル材およびサポート材を積層して造形物を形成する三次元造形方法であって、
    1)造形ステージの上面にサポート層を形成する工程と、
    2)前記サポート層の上部に前記造形物層を形成する工程と、
    を有し、
    前記工程1)は、
    a)前記造形ステージに向けて、前記モデル材および前記サポート材または前記サポート材のみを吐出して、少なくとも上面が前記サポート材からなるサポート層を形成する工程と、
    b)所定の高さにおいて回転するローラの外周面に、前記サポート層の前記上面を接触させつつ、前記ローラに対して前記造形ステージを水平方向に相対移動させて、前記サポート層の前記上面を平坦化する工程と、
    を有し、
    前記工程2)は、
    c)前記工程1)において形成された前記サポート層の上部に、前記モデル材および前記サポート材を吐出して、造形物層を形成する工程と、
    d)前記ローラの外周面に、前記造形物層の上面を接触させつつ、前記ローラに対して前記造形ステージを相対移動させて、前記造形物層の前記上面を平坦化する工程と、
    e)前記工程c)および前記工程d)を1または複数回行った後、前記造形ステージ上の前記サポート材を除去する工程と、
    を有し、
    前記サポート層の最下層は、前記モデル材のみからなる、三次元造形方法。
  3. モデル材およびサポート材を積層して造形物を形成する三次元造形方法であって、
    1)造形ステージの上面にサポート層を形成する工程と、
    2)前記サポート層の上部に前記造形物層を形成する工程と、
    を有し、
    前記工程1)は、
    a)前記造形ステージに向けて、前記モデル材および前記サポート材または前記サポート材のみを吐出して、少なくとも上面が前記サポート材からなるサポート層を形成する工程と、
    b)所定の高さにおいて回転するローラの外周面に、前記サポート層の前記上面を接触させつつ、前記ローラに対して前記造形ステージを水平方向に相対移動させて、前記サポート層の前記上面を平坦化する工程と、
    を有し、
    前記工程2)は、
    c)前記工程1)において形成された前記サポート層の上部に、前記モデル材および前記サポート材を吐出して、造形物層を形成する工程と、
    d)前記ローラの外周面に、前記造形物層の上面を接触させつつ、前記ローラに対して前記造形ステージを相対移動させて、前記造形物層の前記上面を平坦化する工程と、
    e)前記工程c)および前記工程d)を1または複数回行った後、前記造形ステージ上の前記サポート材を除去する工程と、
    を有し、
    前記サポート層の最下層は、前記モデル材および前記サポート材からなる、三次元造形方法。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の三次元造形方法であって、
    前記工程1)において、前記サポート層の上面と前記ローラの外周面との接触の有無が、監視カメラにより得られる画像に基づいて判定される、三次元造形方法。
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