JP6809356B2 - X線画像表示装置、x線画像表示方法及びx線画像表示プログラム - Google Patents

X線画像表示装置、x線画像表示方法及びx線画像表示プログラム Download PDF

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本発明は、試料表面上の測定領域内に電子線を照射することにより発生するX線の検出信号に基づいて画像を表示させるX線画像表示装置、X線画像表示方法及びX線画像表示プログラムに関するものである。
電子線マイクロアナライザー(EPMA:Electron Probe Microanalyzer)などのX線分析装置では、試料に電子線を照射し、この照射によって試料から発生するX線を検出することにより、試料の元素分析を行うことができる。試料表面上の測定領域内で電子線を走査させれば、測定領域内における元素濃度分布を得ることができ、このような分析方法はマッピング分析と呼ばれている(例えば、下記特許文献1及び2参照)。
マッピング分析の一態様として、測定領域内の各画素(各測定位置)における各元素のX線強度が求められ、それらの元素ごとのX線強度分布が画像(マッピング画像)として表示される場合がある。この場合、X線強度が複数の段階に分けられ、各段階に適宜な濃淡又は色が割り当てられることにより、モノクロ諧調又は疑似カラーでX線強度分布が表示される。
疑似カラーによりマッピング画像を表示させる場合、X線分析装置を用いた一般的なマッピング分析では、測定の進捗とともに、各画素における元素のX線強度が疑似カラーで画像化されて順次表示される。このとき、X線強度を複数の段階に分けて疑似カラー化する際に用いられる閾値は、例えばX線強度の最大値と最小値との間で均等に割り振られるように自動的に計算される。また、各元素についてのマッピング画像は、原子番号順などのデフォルトの規則に従った順序で整列して表示される。
特許第3503124号公報 特開2013−148543号公報
マッピング画像を疑似カラー化する際の各段階の強度閾値は、各元素のX線強度分布が最も分かりやすくなるように調整されることが一般的である。通常、このような閾値を調整する作業は、測定完了後に画像を見ながら行われる。また、同じ元素について多数の測定領域でマッピング分析を行う場合には、同じ元素のマッピング画像を全て同じ強度閾値により疑似カラー化して表示させることが、それらのマッピング画像を比較する上で望ましい。このような場合には、各測定領域の測定が終了するごとに、閾値を設定する操作が行われている。
各元素についてのマッピング画像を表示させる順序についても、相関のある元素同士を並べて表示したいときなどには、元素に応じて任意に並び替えて表示させる場合がある。このような場合にも、測定終了後に、各元素についてのマッピング画像の表示順を都度設定することが一般的である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、測定ごとに表示条件の設定作業を行う必要がなく、同じ表示条件によるマッピング画像の表示を任意のタイミングで容易に行うことができるX線画像表示装置、X線画像表示方法及びX線画像表示プログラムを提供することを目的とする。
(1)本発明に係るX線画像表示装置は、試料表面上の測定領域内に電子線を照射することにより発生するX線の検出信号に基づいて画像を表示させるX線画像表示装置であって、記憶部と、強度比較処理部と、表示処理部とを備える。前記記憶部は、各元素に対応付けて複数の閾値を予め記憶する。前記強度比較処理部は、前記記憶部に記憶されている前記複数の閾値を任意のタイミングで元素ごとに読み出し、前記測定領域内の元素ごとのX線強度と比較する。前記表示処理部は、前記強度比較処理部による比較結果に基づいて、前記測定領域内の元素ごとのX線強度分布を、X線強度に応じて異なる色又は濃淡で表示させる。
このような構成によれば、各元素に対応付けて記憶部に予め記憶されている複数の閾値が、任意のタイミングで元素ごとに読み出され、当該閾値が測定領域内の元素ごとのX線強度と比較されることにより、その比較結果に基づく色又は濃淡で元素ごとのX線強度分布が表示される。このように、表示条件としての閾値を任意のタイミングで読み出して用いることにより、測定ごとに閾値の設定作業を行う必要がなく、同じ閾値によるX線強度分布の表示を任意のタイミングで容易に行うことができる。
(2)前記記憶部には、各元素の表示順が前記複数の閾値に対応付けて記憶されていてもよい。この場合、前記表示処理部は、前記記憶部に記憶されている各元素の表示順に従って、元素ごとのX線強度分布を表示させてもよい。
このような構成によれば、各元素に対応付けて、各元素のX線強度と比較される閾値だけでなく、各元素の表示順が記憶部に記憶され、その表示順に従って元素ごとのX線強度分布が表示される。したがって、測定ごとに表示条件としての表示順の設定作業を行う必要がなく、同じ表示順によるX線強度分布の表示を任意のタイミングで容易に行うことができる。
(3)前記記憶部には、複数種類の元素についての前記複数の閾値の組み合わせが複数記憶されていてもよい。この場合、前記強度比較処理部は、前記複数の組み合わせの中から選択された組み合わせにおける前記複数の閾値と前記測定領域内の元素ごとのX線強度を比較してもよい。
このような構成によれば、複数種類の元素についての複数の閾値の組み合わせを記憶部に複数記憶させ、任意に選択した組み合わせにおける複数の閾値を用いて、元素ごとのX線強度分布を表示させることができる。すなわち、複数種類の表示パターンの中から任意の表示パターンを選択してX線強度分布を表示させることができるため、各元素のX線強度分布を最も分析しやすい表示パターンを選択することにより、良好にマッピング分析を行うことができる。
(4)前記X線画像表示装置は、各元素についてのX線強度の最大値及び最小値に基づいて、各元素に対応する前記複数の閾値を自動的に算出する閾値算出処理部をさらに備えていてもよい。この場合、前記強度比較処理部は、デフォルト設定が選択された場合に、前記閾値算出処理部により算出された前記複数の閾値と前記測定領域内の元素ごとのX線強度を比較してもよい。
このような構成によれば、自動的に算出される複数の閾値をデフォルト設定として、このデフォルト設定の閾値も用いて元素ごとのX線強度分布を表示させることができる。このように、表示パターンとしてデフォルト設定の閾値に基づく表示パターンも選択可能とすることにより、表示パターンの選択の幅が広がるため、さらに良好にマッピング分析を行うことができる。
(5)本発明に係るX線画像表示方法は、試料表面上の測定領域内に電子線を照射することにより発生するX線の検出信号に基づいて画像を表示させるX線画像表示方法であって、強度比較ステップと、表示ステップとを含む。前記強度比較ステップでは、各元素に対応付けて記憶部に予め記憶されている複数の閾値を任意のタイミングで元素ごとに読み出し、前記測定領域内の元素ごとのX線強度と比較する。前記表示ステップでは、前記強度比較ステップによる比較結果に基づいて、前記測定領域内の元素ごとのX線強度分布を、X線強度に応じて異なる色又は濃淡で表示させる。
(6)前記記憶部には、各元素の表示順が前記複数の閾値に対応付けて記憶されていてもよい。この場合、前記表示ステップでは、前記記憶部に記憶されている各元素の表示順に従って、元素ごとのX線強度分布を表示させてもよい。
(7)前記記憶部には、複数種類の元素についての前記複数の閾値の組み合わせが複数記憶されていてもよい。この場合、前記強度比較ステップでは、前記複数の組み合わせの中から選択された組み合わせにおける前記複数の閾値と前記測定領域内の元素ごとのX線強度を比較してもよい。
(8)前記X線画像表示方法は、各元素についてのX線強度の最大値及び最小値に基づいて、各元素に対応する前記複数の閾値を自動的に算出する閾値算出ステップをさらに含んでいてもよい。この場合、前記複数の組み合わせには、前記閾値算出処理部により算出された前記複数の閾値の組み合わせが含まれていてもよい。
(9)本発明に係るX線画像表示プログラムは、試料表面上の測定領域内に電子線を照射することにより発生するX線の検出信号に基づいて画像を表示させるX線画像表示プログラムであって、強度比較ステップと、表示ステップとをコンピュータに実行させる。前記強度比較ステップでは、各元素に対応付けて記憶部に予め記憶されている複数の閾値を任意のタイミングで元素ごとに読み出し、前記測定領域内の元素ごとのX線強度と比較する。前記表示ステップでは、前記強度比較ステップによる比較結果に基づいて、前記測定領域内の元素ごとのX線強度分布を、X線強度に応じて異なる色又は濃淡で表示させる。
本発明によれば、表示条件としての閾値又は表示順を任意のタイミングで読み出して用いることにより、測定ごとに表示条件の設定作業を行う必要がなく、同じ表示条件によるX線強度分布の表示を任意のタイミングで容易に行うことができる。
EPMAの構成例を示した概略図である。 本発明の一実施形態に係るX線画像表示装置の構成例を示したブロック図である。 設定選択画面の具体例を示した図である。 データ処理部による処理の流れを示したフローチャートである。 X線強度分布の表示例を示した図であり、図3の設定選択画面においてデフォルト設定が選択された場合を示している。 X線強度分布の表示例を示した図であり、図3の設定選択画面において組み合わせ名が選択された場合を示している。
1.電子線マイクロアナライザーの構成例
図1は、EPMA100の構成例を示した概略図である。EPMA(電子線マイクロアナライザー)100は、ハウジング1内に試料Sを設置して電子線を照射することにより、試料Sから発生するX線を検出して分析を行うための装置である。EPMA100には、試料ホルダ2、試料ステージ3、電子線照射部4、EDS5、WDS6、二次電子検出器7などが備えられている。
試料ホルダ2は、試料を保持するための部材であり、試料ステージ3に対して着脱可能である。試料ステージ3は、水平面内において互いに直交する2軸(X軸及びY軸)と、鉛直方向のZ軸に沿って変位可能である。この試料ステージ3の変位を制御することにより、試料Sの表面上における測定領域(電子線が照射される領域)を調整することができる。
電子線照射部4は、電子源41、コンデンサレンズ42、絞り43、走査コイル44、対物レンズ45などを備えている。電子源41から放出される電子線は、コンデンサレンズ42により集光され、絞り43により光束が絞られた後、対物レンズ45により小さいスポット状となって試料Sの表面に照射される。試料Sの表面に照射される電子線は、走査コイル44により、測定領域内で水平方向(X方向及びY方向)に走査される。電子線が照射された試料Sの表面からは、X線が発生し、そのX線がEDS5及びWDS6に入射する。
EDS5は、X線のエネルギースペクトルを求める分光器(エネルギー分散型X線分光器)であり、図示しない半導体検出器及びマルチチャンネルアナライザを備えている。試料SからのX線は、半導体検出器に入射して電気信号に変換され、入射するX線のエネルギーに比例する高さのパルスがマルチチャンネルアナライザに導かれる。これにより、X線エネルギーに対応させた各チャンネルにパルス個数を積算し、X線スペクトルのデータを取得することができる。EDS5は、ハウジング1の外側から着脱可能であり、本実施形態のようにEPMA100に追加で装備することができるが、省略することも可能である。
WDS6は、X線の回折現象を利用する分光器(波長分散型X線分光器)であり、分光結晶61及びX線検出器62を備えている。試料SからのX線は、分光素子としての分光結晶61により分光されてX線検出器62に入射する。このとき、分光結晶61に対するX線の入射角を制御することにより、Braggの回折条件を満たす波長のX線のみをX線検出器62で検出し、X線スペクトルのデータを取得することができる。WDS6は、ハウジング1内に複数設けられている。これにより、WDS6の数と同じ数の元素を同時に分析することができる。
測定領域は、試料Sの表面上に設定された矩形の領域であり、X方向及びY方向にマトリックス状に配列された複数の画素(測定位置)からなる。測定領域内の各画素について、選択された元素に対応する波長のX線がWDS6のX線検出器62で検出されることにより当該元素のX線強度分布が得られる。なお、X線強度は、X線検出器62により検出されるX線の強度に比例する値であり、例えばX線検出器62における一定時間当たりのX線のカウント値である。
二次電子検出器7は、試料Sの表面から生じる二次電子を検出する。この二次電子検出器7からの検出信号に基づいて、二次電子像を得ることができる。ただし、二次電子検出器7が備えられていない構成であってもよい。
2.X線画像表示装置の構成例
図2は、本発明の一実施形態に係るX線画像表示装置200の構成例を示したブロック図である。本実施形態に係るX線画像表示装置200は、EPMA100のWDS6におけるX線の検出信号に基づいて画像を表示させる。
具体的には、測定領域内の各画素について、選択された元素に対応する波長のX線がWDS6のX線検出器62で検出されることにより得られたX線強度分布のデータに基づいて、元素ごとのX線強度分布の画像が表示される。なお、以下の実施形態では、WDS6で検出されたX線強度に基づいてX線強度分布の画像(X線強度マップ)を表示させる場合について説明するが、X線画像表示装置200は、EDS5で検出されたX線強度に基づいてX線強度マップを表示させることも可能である。
X線画像表示装置200は、データ処理部10、記憶部20、表示部30及び操作部40などを備えている。データ処理部10は、例えばCPU(Central Processing Unit)を含む構成である。データ処理部10は、CPUがプログラムを実行することにより、X線強度取得処理部11、強度比較処理部12、表示処理部13及び閾値算出処理部14などとして機能する。記憶部20は、例えばRAM(Random Access Memory)又はハードディスクにより構成される。表示部30は、例えば液晶表示器により構成される。操作部40は、例えばキーボード及びマウスにより構成される。
X線強度取得処理部11は、EPMA100のWDS6で検出されたX線強度のデータを取得する処理を行う。このX線強度取得処理部11による処理は、EPMA100のWDS6でX線強度が検出されたときにリアルタイムで自動的に行われてもよいし、ユーザによる操作部40の操作に基づいてEPMA100からX線強度のデータを取得するような構成であってもよい。
強度比較処理部12は、X線強度取得処理部11により取得されるX線強度のデータに基づいて、測定領域内の元素ごとのX線強度を閾値と比較する処理を行う。X線強度の実測値と比較される閾値は、各元素に対応付けて記憶部20に予め記憶されている。上記閾値は、各元素に対応付けて複数記憶されている。より具体的には、複数種類の元素についての複数の閾値の組み合わせが、記憶部20に複数記憶されている。これらの閾値と測定領域内の各画素におけるX線強度の実測値とを比較することにより、元素ごとに各画素におけるX線強度の実測値を複数段階に分類することができる。
記憶部20に記憶されている複数の閾値は、任意のタイミングで元素ごとに読み出すことができる。ユーザは、操作部40を操作することにより、記憶部20に記憶されている閾値の複数の組み合わせの中から任意の組み合わせを選択する。強度比較処理部12は、選択された組み合わせにおける複数の閾値と測定領域内の画素ごとのX線強度とを比較する。
表示処理部13は、強度比較処理部12による比較結果に基づいて、測定領域内の元素ごとのX線強度分布を、X線強度に応じて異なる色又は濃淡で表示部30に表示させる。すなわち、測定領域内の元素ごとのX線強度分布を表示部30に表示させる際、測定領域内の各画素が、上記閾値と比較されることにより分類されたX線強度の実測値に対応した色又は濃淡で表示される。
記憶部20には、各元素に対応付けて、上記閾値だけでなく表示順も記憶されている。測定領域内の元素ごとのX線強度分布を表示部30に表示させる際には、記憶部20に記憶されている各元素の表示順に従って表示される。表示処理部13は、1つ又は複数の表示画面で元素ごとのX線強度分布を各元素の表示順に並べて表示させてもよいし、各元素の表示順に従って表示画面を切り替えて表示させてもよい。
元素ごとの閾値及び表示順は、ユーザが操作部40を操作して予め設定を行うことにより、元素名に対応付けて記憶部20に記憶させることができる。このような設定は、ユーザが任意のタイミングで行うことにより、記憶部20に追加して記憶させたり、設定を削除したりすることができる。また、記憶部20には、ユーザにより追加又は削除される設定とは別に、デフォルト設定が予め記憶されている。デフォルト設定では、例えば表示順が原子番号順などの特定の規則に設定されるとともに、閾値がX線強度の最大値と最小値との間でほぼ等間隔に自動で決定されるよう設定される。
閾値算出処理部14は、各元素についてのX線強度の最大値及び最小値に基づいて、各元素に対応する複数の閾値を自動的に算出する。デフォルト設定が選択された場合には、閾値算出処理部14により、X線強度の最大値と最小値との間でほぼ等間隔に複数の閾値を算出する処理が、各元素について行われる。この場合、強度比較処理部12は、閾値算出処理部14により算出された複数の閾値と測定領域内の元素ごとのX線強度を比較することにより、元素ごとに各画素におけるX線強度の実測値を複数段階に分類する。
3.設定選択画面の具体例
記憶部20に記憶されている閾値及び表示順の設定やデフォルト設定のうち、いずれの設定を選択するかは、表示処理部13により表示部30に表示される設定選択画面において決定することができる。
図3は、設定選択画面300の具体例を示した図である。設定選択画面300には、例えば設定リスト表示領域301、元素順表示領域302、閾値表示領域303、保存キー304、削除キー305、OKキー306及びキャンセルキー307が含まれる。
設定リスト表示領域301には、複数の閾値の組み合わせとして予め設定された複数の組み合わせの名称(組み合わせ名311)が並べて表示されている。ユーザは、操作部40を操作して設定リスト表示領域301に表示されている任意の組み合わせ名311を選択することにより、その組み合わせ名311に対応する複数種類の元素についての表示順及び閾値を記憶部20から読み出し、元素順表示領域302及び閾値表示領域303にそれぞれ表示させることができる。この図3の例では、「Brass_Pb」という組み合わせ名311が選択されている。
設定リスト表示領域301では、組み合わせ名311の他に、デフォルト設定312又は現在の設定313を選択することができる。ユーザは、組み合わせ名311、デフォルト設定312又は現在の設定313のいずれかを選択した上で、OKキー306を選択することにより、その選択された設定でX線強度分布を表示部30に表示させることができる。
元素順表示領域302には、上述の通り、選択された組み合わせ名311に対応する複数種類の元素についての表示順が表示される。設定選択画面300には、元素順表示領域302に対応付けて順序変更キー321が表示されている。ユーザは、元素順表示領域302に表示されている元素名のいずれかを選択した上で、順序変更キー321を適宜選択することにより、選択した元素の表示順を変更することができる。表示順の変更後、保存キー304を選択すれば、変更後の表示順を保存することができる。
閾値表示領域303には、元素順表示領域302において選択されている元素について設定されている複数の閾値が、パレット画像331に対応付けて表示される。パレット画像331は、各閾値に対応する色又は濃淡を表す画像であり、X線強度に応じて閾値により分類された各画素が、パレット画像331における当該閾値に対応する色又は濃淡で表示される。パレット画像331は、ユーザが操作部40を操作することにより、複数種類の画像の中から選択できるようになっていてもよい。
ユーザは、操作部40を操作することにより、設定リスト表示領域301に表示されている組み合わせ名311のいずれかを選択した上で、削除キー305を選択することにより、その選択された設定を記憶部20から削除することもできる。また、キャンセルキー307を選択した場合には、表示部30に対する設定選択画面300の表示を終了させることができる。
4.データ処理部による処理の流れ
図4は、データ処理部10による処理の流れを示したフローチャートである。データ処理部10は、設定選択画面300において組み合わせ名311が選択された場合と、デフォルト設定312が選択された場合とで、それぞれ異なる処理を行う。
設定選択画面300において組み合わせ名311が選択された場合には(ステップS101でYes)、選択された組み合わせ名311に対応する各元素の閾値及び表示順が記憶部20から読み出される(ステップS102)。そして、X線強度取得処理部11により取得した測定領域内の各画素におけるX線強度の実測値が、読み出された各元素の閾値と比較されることにより、元素ごとに各画素におけるX線強度の実測値が複数段階に分類される(ステップS103:強度比較ステップ)。
その後、強度比較ステップによる比較結果に基づいて、測定領域内の元素ごとのX線強度分布が、X線強度に応じて異なる色又は濃淡で表示部30に表示される(ステップS104:表示ステップ)。このとき、読み出された表示順に従って元素ごとのX線強度分布が表示され、そのX線強度分布の各画素が、分類されたX線強度の実測値に対応した色又は濃淡で表示される。
設定選択画面300においてデフォルト設定312が選択された場合には(ステップS105でYes)、デフォルト設定が記憶部20から読み出される(ステップS106)。そして、各元素についてのX線強度の最大値及び最小値に基づいて、各元素に対応する複数の閾値が自動的に算出される(ステップS107:閾値算出ステップ)。この場合、X線強度取得処理部11により取得した測定領域内の各画素におけるX線強度の実測値が、算出された各元素の閾値と比較されることにより、元素ごとに各画素におけるX線強度の実測値が複数段階に分類される(ステップS103:強度比較ステップ)。
その後、強度比較ステップによる比較結果に基づいて、測定領域内の元素ごとのX線強度分布が、X線強度に応じて異なる色又は濃淡で表示部30に表示される(ステップS104:表示ステップ)。このとき、デフォルト設定の表示順(例えば原子番号順)に従って元素ごとのX線強度分布が表示され、そのX線強度分布の各画素が、分類されたX線強度の実測値に対応した色又は濃淡で表示される。
このような表示部30に対するX線強度分布の表示の切替は、測定中を含む任意のタイミングで行うことができる。例えば、デフォルト設定312が選択されて測定が行われている最中に、任意の組み合わせ名311を選択して、その選択された組み合わせ名311に対応する各元素の閾値及び表示順によるX線強度分布の表示に切り替えてもよい。反対に、任意の組み合わせ名311が選択されて測定が行われている最中に、デフォルト設定312を選択することにより、デフォルト設定312によるX線強度分布の表示に切り替えてもよい。また、新規に分析を開始する際には、デフォルト設定312に自動的に戻るような構成であってもよい。
5.X線強度分布の表示例
図5A及び図5Bは、X線強度分布の表示例を示した図である。図5Aは、図3の設定選択画面300においてデフォルト設定312が選択された場合を示しており、図5Bは、図3の設定選択画面300において組み合わせ名311が選択された場合を示している。図5A及び図5Bのように、表示部30には、測定領域400とともに複数の閾値が閾値表示領域401として表示される。閾値表示領域401には、複数の閾値が対応付けて表示されたパレット画像402が含まれていてもよい。
図5Aでは、デフォルト設定312が選択されているため、X線強度の最大値(70couts)と最小値(10counts)との間でほぼ等間隔に複数の閾値が算出されている。その結果、測定領域400における各画素の色又は濃淡の違いが分かりやすく表示されている。
図5Bでは、図5Aの場合と同じX線強度分布が、選択された組み合わせ名311に対応する複数の閾値を用いて表示されている。この例では、41〜145countsの間で複数の閾値が設定されている。このように、デフォルト設定312とは異なる閾値を用いてX線強度分布を表示した場合には、デフォルト設定312とは異なる色又は濃淡で各画素が表示されることとなる。同じ元素について多数の測定領域でマッピング分析を行う場合には、同じ元素のX線強度分布を全て同じ閾値で表示させることが、それらのX線強度分布を比較する上で望ましい場合がある。このような場合には、デフォルト設定312ではなく、所望の組み合わせ名311を選択して、図5Bに例示されるようなX線強度分布を表示させてもよい。
6.作用効果
(1)本実施形態では、各元素に対応付けて記憶部20に予め記憶されている複数の閾値が、任意のタイミングで元素ごとに読み出され、当該閾値が測定領域内の元素ごとのX線強度と比較されることにより、その比較結果に基づく色又は濃淡で元素ごとのX線強度分布が表示される。このように、表示条件としての閾値を任意のタイミングで読み出して用いることにより、測定ごとに閾値の設定作業を行う必要がなく、同じ閾値によるX線強度分布の表示を任意のタイミングで容易に行うことができる。
(2)また、本実施形態では、各元素に対応付けて、各元素のX線強度と比較される閾値だけでなく、各元素の表示順が記憶部20に記憶され、その表示順に従って元素ごとのX線強度分布が表示される。したがって、測定ごとに表示条件としての表示順の設定作業を行う必要がなく、同じ表示順によるX線強度分布の表示を任意のタイミングで容易に行うことができる。
(3)特に、本実施形態では、複数種類の元素についての複数の閾値の組み合わせを記憶部20に複数記憶させ、任意に選択した組み合わせ(図3の組み合わせ名311)における複数の閾値を用いて、元素ごとのX線強度分布を表示させることができる。すなわち、複数種類の表示パターンの中から任意の表示パターンを選択してX線強度分布を表示させることができるため、各元素のX線強度分布を最も分析しやすい表示パターンを選択することにより、良好にマッピング分析を行うことができる。
(4)また、本実施形態では、自動的に算出される複数の閾値をデフォルト設定(図3のデフォルト設定312)として、このデフォルト設定の閾値も用いて元素ごとのX線強度分布を表示させることができる。このように、表示パターンとしてデフォルト設定の閾値に基づく表示パターンも選択可能とすることにより、表示パターンの選択の幅が広がるため、さらに良好にマッピング分析を行うことができる。
7.変形例
上記実施形態では、X線画像表示装置200がEPMA100と分離して構成されている場合について説明した。しかし、このような構成に限らず、EPMA100などのX線分析装置に対して、X線画像表示装置200が一体的に構成されていてもよい。
上記実施形態では、データ処理部10を備えたX線画像表示装置200について説明したが、データ処理部10としてコンピュータを機能させるためのプログラム(X線画像表示プログラム)を提供することも可能である。この場合、上記プログラムは、記憶媒体に記憶された状態で提供されるような構成であってもよいし、有線通信又は無線通信を介してプログラム自体が提供されるような構成であってもよい。
1 ハウジング
2 試料ホルダ
3 試料ステージ
4 電子線照射部
5 EDS(エネルギー分散型X線分光器)
6 WDS(波長分散型X線分光器)
7 二次電子検出器
10 データ処理部
11 X線強度取得処理部
12 強度比較処理部
13 表示処理部
14 閾値算出処理部
20 記憶部
30 表示部
40 操作部
100 EPMA(電子線マイクロアナライザー)
200 X線画像表示装置
300 設定選択画面
301 設定リスト表示領域
302 元素順表示領域
303 閾値表示領域

Claims (7)

  1. 試料表面上の測定領域内に電子線を照射することにより発生するX線の検出信号に基づいて画像を表示させるX線画像表示装置であって、
    各元素に対応付けて複数の閾値を予め記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている前記複数の閾値を任意のタイミングで元素ごとに読み出し、前記測定領域内の元素ごとのX線強度と比較する強度比較処理部と、
    前記強度比較処理部による比較結果に基づいて、前記測定領域内の元素ごとのX線強度分布を、X線強度に応じて異なる色又は濃淡で表示させる表示処理部とを備え
    前記記憶部には、複数種類の元素についての前記複数の閾値の組み合わせが複数記憶され、
    前記表示処理部は、前記複数の閾値の組み合わせとして複数の組み合わせの名称を表示させ、
    前記強度比較処理部は、表示された前記複数の組み合わせの名称の中から任意の組み合わせの名称が選択された場合に、その組み合わせの名称に対応する複数種類の元素についての複数の閾値を前記記憶部から読み出し、前記複数の閾値と前記測定領域内の元素ごとのX線強度を比較することを特徴とするX線画像表示装置。
  2. 前記記憶部には、各元素の表示順が前記複数の閾値に対応付けて記憶されており、
    前記表示処理部は、前記記憶部に記憶されている各元素の表示順に従って、元素ごとのX線強度分布を表示させることを特徴とする請求項1に記載のX線画像表示装置。
  3. 各元素についてのX線強度の最大値及び最小値に基づいて、各元素に対応する前記複数の閾値を自動的に算出する閾値算出処理部をさらに備え、
    前記強度比較処理部は、デフォルト設定が選択された場合に、前記閾値算出処理部により算出された前記複数の閾値と前記測定領域内の元素ごとのX線強度を比較することを特徴とする請求項1又は2に記載のX線画像表示装置。
  4. 試料表面上の測定領域内に電子線を照射することにより発生するX線の検出信号に基づいて画像を表示させるX線画像表示方法であって、
    各元素に対応付けて記憶部に予め記憶されている複数の閾値を任意のタイミングで元素ごとに読み出し、前記測定領域内の元素ごとのX線強度と比較する強度比較ステップと、
    前記強度比較ステップによる比較結果に基づいて、前記測定領域内の元素ごとのX線強度分布を、X線強度に応じて異なる色又は濃淡で表示させる表示ステップとを含み、
    前記記憶部には、複数種類の元素についての前記複数の閾値の組み合わせが複数記憶され、
    前記強度比較ステップでは、前記複数の閾値の組み合わせとして表示された複数の組み合わせの名称の中から任意の組み合わせの名称が選択された場合に、その組み合わせの名称に対応する複数種類の元素についての複数の閾値を前記記憶部から読み出し、前記複数の閾値と前記測定領域内の元素ごとのX線強度を比較することを特徴とするX線画像表示方法。
  5. 前記記憶部には、各元素の表示順が前記複数の閾値に対応付けて記憶されており、
    前記表示ステップでは、前記記憶部に記憶されている各元素の表示順に従って、元素ごとのX線強度分布を表示させることを特徴とする請求項に記載のX線画像表示方法。
  6. 各元素についてのX線強度の最大値及び最小値に基づいて、各元素に対応する前記複数の閾値を自動的に算出する閾値算出ステップをさらに含み、
    前記強度比較ステップでは、デフォルト設定が選択された場合に、前記閾値算出ステップにより算出された前記複数の閾値と前記測定領域内の元素ごとのX線強度を比較することを特徴とする請求項4又は5に記載のX線画像表示方法。
  7. 試料表面上の測定領域内に電子線を照射することにより発生するX線の検出信号に基づいて画像を表示させるX線画像表示プログラムであって、
    各元素に対応付けて記憶部に予め記憶されている複数の閾値を任意のタイミングで元素ごとに読み出し、前記測定領域内の元素ごとのX線強度と比較する強度比較ステップと、
    前記強度比較ステップによる比較結果に基づいて、前記測定領域内の元素ごとのX線強度分布を、X線強度に応じて異なる色又は濃淡で表示させる表示ステップとをコンピュータに実行させ
    前記記憶部には、複数種類の元素についての前記複数の閾値の組み合わせが複数記憶され、
    前記強度比較ステップでは、前記複数の閾値の組み合わせとして表示された複数の組み合わせの名称の中から任意の組み合わせの名称が選択された場合に、その組み合わせの名称に対応する複数種類の元素についての複数の閾値を前記記憶部から読み出し、前記複数の閾値と前記測定領域内の元素ごとのX線強度を比較することを特徴とするX線画像表示プログラム。
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