JP6808188B2 - カラー特殊潜像模様形成体及びその作製方法 - Google Patents
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Description
本発明は、写真等のフルカラー階調を有する基カラー画像(15)を、画線を用いて構成されているカラー特殊潜像(6)から成る印刷模様内に、フルカラー階調のイメージとして埋め込み、そのままのフルカラー階調のイメージとして出現することが可能なカラー形成体(1)作製方法に関するものである。本実施の形態におけるカラー形成体(1)用のデータの作製装置は、図10のブロック図に示されるように、入力手段(M1)、編集手段(M2)、出力手段(M3)、表示手段(M4)、通信インターフェース(M5)及びデータベース(M6)を少なくとも備えている。
まず、前処理フローについて説明する。カラー画像を設定するStep1は、基カラー画像設定工程において、例えば、デジタルカメラ等から入力されたカラー画像を設定する。本実施の形態は、図12に示された顔写真から成る基カラー画像(15)として、例えば24bitRGB形式といった多値カラー画像を用い、画像解像度を1,200dpi、画像サイズを1,535×1,535Pixelとした。
次に、凸様模様生成フローについて説明する。Step3は、多値モノクロ画像生成工程として、二つの多値モノクロ画像を生成する。一つ目の画像は、Step2で変換された領域平均化画像(19)又はStep2−2で変換された水平ボカシ処理画像(20)が、図15(a)に示したように、例えば8bitグレ―スケール形式といった第1の多値モノクロ画像(21)に変換される。
次に、図11の点線で囲われた万線模様生成フローについて説明する。Step6は多値カラー情報変換工程として、領域平均化画像(19)又は水平ボカシ処理画像(20)の基多値カラー情報(R0,G0,B0)を、カモフラージュ要素(13)及び潜像要素(14)の基となる多値カラー情報に変換する。まず、カモフラージュ要素(13)用として、Step2で変換された領域平均化画像(19)又はStep2−2で変換された水平ボカシ処理画像(20)のいずれかの多値カラー画像の階調反転が行われる。例えば、領域平均化画像(19)又は水平ボカシ処理画像(20)が24bitRGB形式であった場合、基多値カラー情報(R0,G0,B0)の画像全体の各々の画素の濃度値(0〜255のグレーレベル)を数式2で変換することによって階調反転された第1−1の多値カラー情報(R1,G1,B1)となる。すなわち、基カラー画像(15)の基多値カラー情報(R0,G0,B0)が、例えば、図19(a)に示す画素の濃度値であったとき、階調反転された第1−1の多値カラー情報(R1,G1,B1)は、図19(b)に示す画素の濃度値に変換される。
前述したように、本発明におけるフルカラーは、特色で表現してもよい。特色を用いる利点としては、印刷色数を減らすこと又は色安定性が向上することである。図22で特色万線模様生成フローについて説明する。
副カラー模様(43)を有するカラー形成体(1)は、図29(a)に示すように、観察者の視点が基材(2)に対して垂直となる真上からの第1の観察角度(L1)の場合、カラー特殊潜像模様(42)は、前述の基カラー画像(15)とは異なる副カラー模様(43)を視認することができ、図29(b)に示すように、基材(2)を斜めから観察する第2の観察角度(L2)では、カラーの連続階調を備えた潜像模様(7)を視認できる。つまり、真上からの観察と斜めからの観察とでカラー画像がスイッチするカラー形成体(1)である。
副カラー模様(43)の生成工程について、図30に示すフローを用いて詳細に説明する。Step17は、多値モノクロ画像生成工程として、二つの多値モノクロ画像を生成する。一つ目の画像は、前述のStep2で変換された領域平均化画像(19)又はStep2−2で変換された水平ボカシ処理画像(20)が、例えば、8bitグル―スケール形式といった第4の多値モノクロ画像に変換される。
副カラー模様(43)の生成における前処理フローについて説明する。副カラー画像(48)を設定するStep15は、副カラー画像設定工程において、例えば、デジタルカメラ等から入力されたカラー画像を設定する。本実施の形態は、図34に示された桜の花びらからなる副カラー画像(48)として、例えば、24bitRGB形式といった多値カラー画像を用い、画像解像度を1,200dpi、画像サイズを1,535×1,535Pixelとした。なお、副カラー画像(48)についても、必要に応じて前述したStep2の領域平均化処理によって多値カラー画像から成る領域平均化画像に変換してもよい。
副カラー模様(43)の生成における後処理フローについて説明する。Step20では、トーンカーブの変更がなされた副カラー画像(48)に副カラー画像用マスクの基画像(47)を適用する。図35は副カラー画像(48)に副カラー画像用マスクの基画像(47)が適用された副カラー画像(49)が示されたものである。
2 基材
3 顔画像
4 個人情報
5 冊子番号
6 カラー特殊潜像模様
7 潜像模様
8 凸様模様
9 凸画線
10、10’、10” 有色万線模様
11、11’ 有色画線
12 レリーフ部
13、13’ カモフラージュ要素
14、14’ 潜像要素
15 基カラー画像
18 背景部
19 領域平均化画像
20 水平ボカシ処理画像
21 第1の多値モノクロ画像
22 第2の多値モノクロ画像
23 第1−1の2値画像
24 第1−2の2値画像
25 凸様模様の基画像
26 第1の多値カラー画像
27 第2の多値カラー画像
28 色空間
29 第3の多値モノクロ画像
30 第1のトーンカーブ
31 多値モノクロポジ画像
32 第2のトーンカーブ
33 多値モノクロネガ画像
34 第2−1の2値画像
35 第2−2の2値画像
36 第2の2値画像
37 第3−1の2値画像
38 第3−2の2値画像
39 第3の2値画像
40 ポジ要素
41 ネガ要素
42 カラー特殊潜像模様
43 副カラー模様
44 副カラー画線
45 第4−1の2値画像
46 第4−2の2値画像
47 副カラー画像用マスクの基画像
48 副カラー画像
49 副カラー画像用マスクの基画像が適用された副カラー画像
A 第1のパターンファイル
B 第2のパターンファイル
C カラー表示域
H 凸画線の高さ
h 縦画素数
v 横画素数
K パターンファイル
K1 第3のパターンファイル
K2 第4のパターンファイル
K3 第5のパターンファイル
K4 第6のパターンファイル
K5 第7のパターンファイル
K6 第8のパターンファイル
L1 第1の観察角度
L2 第2の観察角度
M モノトーン表示域
M1 入力手段
M1a カラー画像入力手段
M1b 情報入力手段
M2 編集手段
M2a 前処理画像生成手段
M2b 万線模様生成手段
M2c 凸様模様生成手段
M3 出力手段
M4 表示手段
M5 通信インターフェース
M6 データベース
P ピッチ
Q1 上部スリット
Q2 下部スリット
S1 方向
T1 凸画線の中心線
T2 有色画線の中心線
W1 凸画線の画線幅
W2 有色画線の画線幅
W3 有色画線同士の間の非画線幅
Z 位相のずれの距離
Claims (14)
- 基材上の少なくとも一部に、前記基材と等色の第1の色を有し、基カラー画像の連続階調に対応したレリーフ形状が形成された凸画線が第1の方向に沿って所定のピッチで万線状に配列された凸様模様と、
前記凸様模様の上に、潜像要素とカモフラージュ要素とが隣接し、1本の画線として構成された有色画線が、前記第1の方向に沿って前記凸画線と同一ピッチで万線状に配列された有色万線模様が形成され、
前記潜像要素は、
i)前記基材及び前記第1の色とは異なるプロセスカラーから成る無彩色の第2の色及び前記基カラー画像の色に対応した有色の第3の色を有し、又は
ii)前記基材及び前記第1の色とは異なる前記基カラー画像の色に対応した特色の第5の色を有し、
前記カモフラージュ要素は、
前記i)の場合、前記第2の色及び前記第3の色とは補色のプロセスカラーから成る第4の色を有し、かつ、前記第3の色を有する前記潜像要素に隣接した位置に、前記第4の色を備え、
前記ii)の場合、前記第5の色とは補色の特色から成る第6の色を有し、
前記第3の色と前記第4の色の混色又は前記第5の色と前記第6の色の混色は、無彩色であり、
前記凸画線と前記有色画線は少なくとも一部が重なり、複数配置された前記潜像要素により潜像模様が形成され、
前記基材表面に対して、真上からの観察では前記有色万線模様が一様な前記第2の色として視認され、前記基材表面に対して斜めから観察すると、前記カモフラージュ要素が前記凸画線に遮蔽され、前記潜像模様が前記基カラー画像と同じフルカラーの階調を有して視認できることを特徴とするカラー特殊潜像模様形成体。 - 前記カラー特殊潜像模様形成体は、更に前記潜像模様と異なる副カラー模様を有し、
前記副カラー模様は、前記基材と異なる第7の色を有する副カラー画線が、前記第1の方向に前記凸画線と同一ピッチで、前記潜像要素に重ならないように万線状に形成され、
前記基材表面に対して、真上からの観察では前記有色万線模様内に形成された前記副カラー模様が視認され、前記基材表面に対して斜めから観察すると、前記カモフラージュ要素及び前記副カラー画線が前記凸画線に遮蔽され、前記潜像模様が前記基カラー画像と同じフルカラーの階調を有して視認できることを特徴とする請求項1記載のカラー特殊潜像模様形成体。 - 前記第7の色は、プロセスカラー又は特色であることを特徴とする請求項2記載のカラー特殊潜像模様形成体。
- 基材上の少なくとも一部に、前記基材と等色の凸画線が第1の方向に沿って所定のピッチで万線状に配列された凸様模様と、前記凸様模様の上に、前記凸画線とは異なる色で、補色関係を有する潜像要素とカモフラージュ要素から成る有色画線が前記第1の方向に沿って前記凸画線と同一ピッチで万線状に配列された有色万線模様が形成され、前記基材表面に対して斜めの観察角度のみで前記潜像要素により構成された潜像模様が視認可能なカラー特殊潜像模様の作製方法であって、
前記潜像模様の基カラー画像を作製又は外部から取得する基カラー画像設定工程と、
前記基カラー画像を複数の領域に区分けし、前記領域ごとに濃度の平均化を行い、領域平均化画像を生成する領域平均化工程と、
前記領域平均化画像を前記凸様模様のために多値モノクロ画像に変換した第1の多値モノクロ画像と前記第1の多値モノクロ画像を階調反転した第2の多値モノクロ画像とを作製する多値モノクロ画像生成工程と、
前記凸様模様のための異なる二つのパターンファイルを作製し、前記第1の多値モノクロ画像及び前記第2の多値モノクロ画像にそれぞれ適応し、ポジ状の第1−1の2値画像及びネガ状の第1−2の2値画像を作製する第1の2値画像生成工程と、
前記第1−1の2値画像を構成しているポジ要素と前記第1−2の2値画像を構成しているネガ要素が隣接するように合成する凸様模様生成工程と、
前記基材表面に対して真上から観察した際に、前記潜像模様を不可視化するためのカモフラージュ要素用として、前記領域平均化工程後の画像の各々の画素の濃度値を示す基多値カラー情報を階調反転させた第1−1の多値カラー情報と色相反転させた第1−2の多値カラー情報を作製して、50%の濃度値に平均化して合成することにより第1の多値カラー情報を備えた第1の多値カラー画像を生成し、前記潜像要素用として、前記領域平均化工程後の画像の各々の画素の濃度値を示す基多値カラー情報を明度反転させた第2−1の多値カラー情報を作製して、前記基多値カラー情報と50%の濃度値に平均化して合成することにより第2の多値カラー情報とした第2の多値カラー画像を生成する多値カラー画像生成工程と、
前記第1の多値カラー画像と前記第2の多値カラー画像それぞれに対して、前記第1の方向に配列されたスリットマスクを適応させて前記潜像要素を備えた第1の多値カラー画像及び前記カモフラージュ要素を備えた第2の多値カラー画像を生成するマスク処理工程と、
前記第1の多値カラー画像を構成している潜像要素及び前記第2の多値カラー画像を構成しているカモフラージュ要素が隣接するように合成する有色万線模様生成工程と、を備えたカラー特殊潜像模様の作製方法。 - 前記カラー特殊潜像模様の作製方法は、前記潜像模様と異なる副カラー模様の作製方法を備え、
前記副カラー模様の作製方法は、前記副カラー模様の基となる画像を作製又は外部から取得し、前記副カラー模様の基となる画像にトーンカーブを適用して副カラー基画像を生成する前処理工程と、
前記領域平均化画像を、副カラー画像用マスクを生成するために多値モノクロ画像に変換した第4の多値モノクロ画像と前記第4の多値モノクロ画像を階調反転した第5の多値モノクロ画像とを作製する多値モノクロ画像生成工程と、
前記副カラー画像用マスクのための異なる2つのパターンファイルを作製し、前記第4の多値モノクロ画像に前記副カラー画像用マスクの上部用パターンファイルを適応した第4−1の2値画像と、前記第5の多値モノクロ画像に前記副カラー画像用マスクの下部用パターンファイルを適応した第4−2の2値画像を生成する第4の2値画像生成工程と、
前記第4−1の2値画像及び前記第4−2の2値画像を合成して前記副カラー画像用マスクを生成する副カラー画像用マスク生成工程と、
前記副カラー基画像に前記副カラー画像用マスクを適用して副カラー画像を生成する副カラー画像用マスク適用工程と、
前記有色万線模様と前記副カラー画像を合成し、前記副カラー模様を有する前記有色万線模様を生成する工程と、を備えたことを特徴とする請求項4記載のカラー特殊潜像模様の作製方法。 - 前記領域平均化工程の前に、前記基カラー画像に対して彩度を上げる彩度調整工程を備えたことを特徴とする請求項4又は5記載のカラー特殊潜像模様の作製方法。
- 前記領域平均化工程の後に、前記領域平均化画像に対して、前記基材表面の水平方向に対して各領域の境界を目立たなくさせるためのボカシ処理を行う水平ボカシ処理工程を備えたことを特徴とする請求項4から6までのいずれか1項に記載のカラー特殊潜像模様の作製方法。
- 前記多値カラー画像生成工程において、第1−1の多値カラー情報と色相反転させた第1−2の多値カラー情報及び第2−1の多値カラー情報の基となる画像が、前記領域平均化画像又は前記水平ボカシ処理工程で生成された水平ボカシ処理画像であることを特徴とする請求項7記載のカラー特殊潜像模様の作製方法。
- 前記請求項4から8までに記載のカラー特殊潜像模様の作製方法により作製された前記凸様模様のデータを基に前記基材上に形成する凸様模様形成工程と、前記基材上に形成された前記凸様模様上に前記有色万線模様のデータを基に形成する有色万線模様形成工程と、を備えたカラー特殊潜像模様形成体の作製方法。
- 基材上の少なくとも一部に、前記基材と等色の凸画線が第1の方向に沿って所定のピッチで万線状に配列された凸様模様と、前記凸様模様の上に、前記凸画線とは異なる色で、補色関係を有する潜像要素とカモフラージュ要素から成る有色画線が前記第1の方向に沿って前記凸画線と同一ピッチで万線状に配列された有色万線模様が形成され、前記基材表面に対して斜めの観察角度のみで前記潜像要素により構成された潜像模様が視認可能なカラー特殊潜像模様の作製方法であって、
前記潜像模様の基カラー画像を作製又は外部から取得する基カラー画像設定工程と、
前記基カラー画像を複数の領域に区分けし、前記領域ごとに濃度の平均化を行い、領域平均化画像を生成する領域平均化工程と、
前記領域平均化画像を前記凸様模様のために多値モノクロ画像に変換した第1の多値モノクロ画像と前記第1の多値モノクロ画像を階調反転した第2の多値モノクロ画像とを作製する多値モノクロ画像生成工程と、
前記凸様模様のための異なる二つのパターンファイルを作製し、前記第1の多値モノクロ画像及び前記第2の多値モノクロ画像にそれぞれ適応し、ポジ状の第1−1の2値画像及びネガ状の第1−2の2値画像を作製する第1の2値画像生成工程と、
前記第1−1の2値画像を構成しているポジ要素と前記第1−2の2値画像を構成しているネガ要素が隣接するように合成する2値画像の第1の合成工程と、
前記領域平均化工程後の画像から特定の色域を抽出した第3の多値モノクロ画像を生成する色域抽出工程と、
前記第3の多値モノクロ画像に対して、濃度値を異ならせたトーンカーブを適用して階調を変換した多値モノクロポジ画像及び多値モノクロネガ画像を生成する多値モノクロ階調変換工程と、
前記多値モノクロポジ画像及び前記多値モノクロネガ画像に対して下部用のパターンファイルを適用して第2−1及び第3−1の2値画像を生成し、前記多値モノクロポジ画像及び前記多値モノクロネガ画像に対して上部用のパターンファイルを適用して第2−2及び第3−2の2値画像を生成する特色用2値画像生成工程と、
前記第2−1の2値画像と前記第2−2の2値画像を合成して第2の2値画像を生成する2値画像の第2の合成工程と、
前記第3−1の2値画像と前記第3−2の2値画像を合成して第3の2値画像を生成する2値画像の第3の合成工程と、
前記第2の2値画像と前記第3の2値画像を合成して特色用の有色万線模様を生成する特色用有色万線模様生成工程と、を備えたカラー特殊潜像模様の作製方法。 - 前記カラー特殊潜像模様の作製方法は、更に副カラー模様の作製方法を備え、
前記副カラー模様の作製方法は、前記副カラー模様の基となる画像を作製又は外部から取得し、前記副カラー模様の基となる画像にトーンカーブを適用して副カラー基画像を生成する前処理工程と、
前記領域平均化画像を、副カラー画像用マスクを生成するために多値モノクロ画像に変換した第4の多値モノクロ画像と前記第4の多値モノクロ画像を階調反転した第5の多値モノクロ画像とを作製する多値モノクロ画像生成工程と、
前記副カラー画像用マスクのための異なる2つのパターンファイルを作製し、前記第4の多値モノクロ画像に前記副カラー画像用マスクの上部用パターンファイルを適応した第4−1の2値画像と、前記第5の多値モノクロ画像に前記副カラー画像用マスクの下部用パターンファイルを適応した第4−2の2値画像を生成する第4の2値画像生成工程と、
前記第4−1の2値画像及び前記第4−2の2値画像を合成して前記副カラー画像用マスクを生成する副カラー画像用マスク生成工程と、
前記副カラー基画像に前記副カラー画像用マスクを適用して副カラー画像を生成する副カラー画像用マスク適用工程と、
前記特色用の有色万線模様と前記副カラー画像を合成し、前記副カラー模様を有する特色用の有色万線模様を生成する特色用有色万線模様生成工程と、を備えたことを特徴とする請求項10記載のカラー特殊潜像模様の作製方法。 - 前記領域平均化工程の前に、前記基カラー画像に対して彩度を上げる彩度調整工程を備えたことを特徴とする請求項10又は11記載のカラー特殊潜像模様の作製方法。
- 前記領域平均化工程の後に、前記領域平均化画像に対して、前記基材表面の水平方向に対して各領域の境界を目立たなくさせるためのボカシ処理を行う水平ボカシ処理工程を備えたことを特徴とする請求項10から12までのいずれか1項記載のカラー特殊潜像模様の作製方法。
- 前記請求項10から13までに記載のカラー特殊潜像模様の作製方法により作製された凸様模様のデータを基に基材上に形成する凸様模様形成工程と、基材上に形成された凸様模様上に特色用の有色万線模様のデータを基に形成する特色用の有色万線模様形成工程と、を備えたカラー特殊潜像模様形成体の作製方法。
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