JP6991514B2 - 偽造防止印刷物及び偽造防止印刷物用データの作成方法 - Google Patents
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Description
次に、本発明の印刷物用のデータを作成する方法について説明する。本発明は、写真等の連続階調を有する画像を、画線を用いて構成されている模様内に、連続階調の不可視情報として埋め込み、該不可視情報を所定の方法をもって連続階調を有する画像として出現することが可能な印刷物用のデータの作成方法に関するものであり、その印刷物を作製するための装置構成を図16に示す。本実施の形態における印刷物の作製装置は、図16のブロック図に示すように、入力手段(M1)、編集手段(M2)、出力手段(M3)、表示手段(M4)、ICメモリ(M5)及びデータベース(M6)を備えている。
次に、前述した印刷物(1)の作製装置を用いて印刷物用のデータを作成する方法について詳細に説明する。図17に示す処理フローは、実線で囲われたメイン処理フローと、点線に囲われたサブ処理フローによって構成される。
図17の実線で囲われたメイン処理フローについて説明する。まず、潜像模様(7)を設定するStep1は、潜像模様(7)の基となる顔画像(15)がICメモリ(M5)又はデータベース(M6)から自動的に入力される。例えば、ICメモリ(M5)から入力された24bitRGB画像を設定する。本実施の形態では、図18に示された24bitRGB画像の顔画像(15)である。
潜像模様(7)を設定するStep1と並列して、必要に応じて可視模様(8)を設定するStep10は、作成者が希望する可視模様(8)の基となる画像がICメモリ(M5)又はデータベース(M6)から自動的に入力される。例えば、データベース(M6)から入力された24bitRGB画像を設定する。本実施の形態では、図20に示された24bitRGB画像の可視画像(19)であり、第1の画像(17)及び第2の画像(18)と同じ画素数となっている。
図17に示した処理フローによって生成した32bitCMYK画像の合成画像(21)は、各種印刷デバイスにて印刷可能である。なお、印刷設定については各種印刷デバイスによって適宜調整されるものであり、本発明における特許請求の範囲ではない。
ここで、図19の説明で記載した臨界値配列画像(A1)について説明する。本発明でいう臨界値配列画像とは、広く公開された技術から成るものであり、画像中の画素が黒化する優先順位を0から255までのグレーレベルに変換した画像である。よって、臨界値配列画像(A1)は、8bitグレースケール画像(16)の濃度値に従って潜像模様(7)の画線幅を形成できる位置に、すなわち第1の画線領域(A)に潜像模様(7)を設けるように設定されている。
ここで、既にStep4の説明で記載したプロファイル(B1)について詳細に説明する。このプロファイル(B1)は、図18に示された8bitグレースケール画像(16)に、プロファイル(B1)を適用する際、このプロファイル(B1)に必要に応じて置き換えられるトーンカーブの設定ファイルである。なお、プロファイル(B1)に格納される設定値は、本実施の形態で用いられる印刷デバイスのカラー・レーザープリンタで、図23に示すテストチャート画像(22)を出力することによって求められる。すなわち、出力デバイスの特性に従った補正値がトーンカーブに加味されている。テストチャート画像(22)を用いた具体的な補正方法を以下に説明する。
次に、本発明の印刷物(1)の作製システムについて、システムフロー図を用いて詳細に説明する。
2 印刷模様
3 複写された印刷模様
4 判別具
5 赤外線視した画像
6 赤外線視した印刷模様
7 潜像模様
8 可視模様
9 不可視画像
10 可視画像
11 顔画像
12 複写物
13 カモフラージュ画線
14 印刷デバイス
15 顔画像
16 8bitグレースケール画像
17 第1の画像
18 第2の画像
19 可視画像
20 第3の画像
21 合成画像
22、22´、22´´ テストチャート画像
A 第1の画線領域
B 第2の画線領域
C 第3の画線領域
A1 臨界値配列画像
B1 プロファイル
C1 マスク
D1、D1´ トーンカーブ
E1 マスク
c1 テストチャート画像の領域
c2 テストチャート画像の領域
c3 テストチャート画像の領域
M1 入力手段
M1a 潜像模様入力手段
M1b 可視模様入力手段
M2 編集手段
M2a 第1の画像領域編集手段
M2b 第2の画像領域編集手段
M2c 第3の画像領域編集手段
M2d 画像合成手段
M3 出力手段
M4 表示手段
M5 ICメモリ
M6 データベース
L1 レンチキュラーレンズの中心(中心線)
Sv ユニットの縦の寸法
Sh ユニットの横の寸法
S 旅券事務所・在外公館等の公共組織
Claims (9)
- 基材上の少なくとも一部に第1の画線領域、第2の画線領域及び第3の画線領域を少なくとも有するユニットが規則的に所定のピッチでマトリクス状に形成された印刷模様を有し、
前記ユニットは、第1の方向に沿って隣接する複数の前記ユニットにおいて同一線上に形成された前記第1の画線領域と、
前記第1の方向に沿って、前記第1の画線領域と異なる位相で、かつ、隣接する複数の前記ユニットにおいて同一線上に形成された前記第2の画線領域と、
前記第1の方向に沿って前記第1の画線領域及び前記第2の画線領域と異なる位相で、かつ、隣接する複数の前記ユニットにおいて同一線上に形成された前記第3の画線領域を有し、
前記第1の画線領域は、前記基材とは異なる色で、かつ、複写機によって再生される大きさの潜像要素によって潜像模様のポジ画像が形成され、
前記第2の画線領域は、前記基材と異なる色で、かつ、複写機によって再生されないハーフトーン濃度のカモフラージュ要素によって前記潜像模様のネガ画像が形成され、
前記第3の画線領域は、前記基材と異なる色で、かつ、複写機によって再生されないハーフトーン濃度の可視要素によって可視画像が形成され、
複数の前記ユニットにおいて形成された前記潜像要素、前記カモフラージュ要素及び前記可視要素を合計した面積率は、前記印刷模様内全てにおいて同一の面積率で形成されたことを特徴とする偽造防止印刷物。
- 前記潜像要素は、赤外線吸収性色素を含む色材で形成され、
前記カモフラージュ要素及び前記可視要素は、赤外線吸収色素を含まない色材で形成されたことを特徴とする請求項1記載の偽造防止印刷物。 - 前記潜像要素は、各々の前記第1の画線領域において面積率が変化して形成されたことで、連続階調を有する前記潜像模様が形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の偽造防止印刷物。
- 複数の前記ユニットにおける前記潜像要素、前記カモフラージュ要素及び前記可視要素の合計面積率は、5%から40%までの範囲内であることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の偽造防止印刷物。
- 請求項1から4までのいずれか一項に記載の偽造防止印刷物用データの作成方法であって、
少なくとも前記潜像模様の基となる画像データを入力する入力手段と、
入力された前記画像データを基に、肉眼では不可視、かつ、特定の観察方法では可視となる前記潜像模様を生成する編集手段を少なくとも備え、
前記入力手段を用いて、前記潜像模様の基となる画像を外部から入力するか、又はあらかじめ登録したデータベースから取り込んで前記潜像模様の基画像を設定するステップと、
前記編集手段を用いて、前記潜像模様の基画像をグレースケール画像に変換するステップと、
前記グレースケール画像にプロファイルを適用し、領域平均化画像のトーンカーブを変更するプロファイル適用ステップと、
前記グレースケール画像に臨界値配列画像を適用し、前記第1の画線領域に前記潜像模様のポジ画像を生成する臨界値配列画像適用ステップと、
前記プロファイル適用ステップで生成された画像データを、前記第2の画線領域に前記潜像模様のネガ画像を生成するためのマスクを適用するステップと、
前記ポジ画像と前記ネガ画像を合成した合成画像を生成するステップを少なくとも備えたことを特徴とする偽造防止印刷物用データの作成方法。 - 前記グレースケール画像に変換するステップで得られたグレースケール画像に基づき、所定の領域内におけるグレーレベルを平均化した前記領域平均化画像を生成する領域平均化ステップを更に有することを特徴とする請求項5記載の偽造防止印刷物用データの作成方法。
- 前記ポジ画像をKチャンネルに変更するステップと、
前記ネガ画像をCMYチャンネルに変更するステップを更に備えたことを特徴とする請求項5又は6記載の偽造防止印刷物用データの作成方法。 - 前記入力手段を用いて、可視模様の基となる画像を外部から入力するか、又はあらかじめ登録したデータベースから取り込んで前記可視模様を設定するステップと、
前記可視模様のトーンカーブを適用するステップと、
前記トーンカーブを適用した前記可視模様に、前記第3の画線領域に前記可視模様を生成するためのマスクを適用するステップと、
前記合成画像に前記可視模様を合成するステップを備えたことを特徴とする請求項5から7までのいずれか一項に記載の偽造防止印刷物用データの作成方法。 - 前記可視模様をCMYチャンネルに変更するステップを更に備えたことを特徴とする請求項8記載の偽造防止印刷物用データの作成方法。
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