JP6806406B1 - 手術具保持装置、手術支援装置 - Google Patents

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Abstract

配線部材を平行リンクに沿って適切に配置するべく、手術具保持装置(1)は、軸方向における一端が第1端部(13)とされた第1リンク部が二本平行に配置された第1平行リンク(9)と、軸方向における一端が第2端部(20)とされた第2リンク部(18A)が二本平行に配置された第2平行リンク(17)と、前記第1平行リンク及び前記第2平行リンクに沿って配置される配線部材(25)と、前記第1端部のそれぞれが回動可能に支持される二つの第1リンク支持部(15)と、前記第2端部のそれぞれが回動可能に支持される二つの第2リンク支持部(22)と、前記二つの第1リンク支持部の間の部分で前記配線部材を支持する第1配線支持部(31)と、前記二つの第2リンク支持部の間の部分で前記配線部材を支持する第2配線支持部(32)と、が設けられた連結部と、を備えるように構成した。

Description

本発明は、手術具を保持する手術具保持装置及び手術具保持装置を備えた手術支援装置についての技術分野に関する。
近年、手術支援装置を用いた外科手術が普及しつつある。このような手術支援装置は、内視鏡や鉗子等の手術具を保持する保持部と、手術具の位置や姿勢を変えるための複数の可動体を備えている。
可動体には、特許文献1に示すように、平行リンクを有して構成されているものがある。
特開2018−175863号公報
手術具は電動で動作するアクチュエータを備えものが多くあり、手術具を動作させるための配線部材が平行リンクに沿って設けられているものがある。
そのような場合に、平行リンクの姿勢に応じて配線部材の位置や曲がり具合が変化するため、可動部付近では配線部材の動きによる他の部材への干渉や破損を防止するために、空間を広く設けることや部材の強度を向上させるなどの対策を取る必要があった。
ところが、空間を広く設ける場合には可動部の大型化を来してしまう。また、部材の強度を向上させる場合には、部品コストの増加や重量化を来してしまう。
本発明の手術保持装置及び手術支援装置はこのような課題に鑑みてなされたものであり、配線部材を平行リンクに沿って適切に配置することを目的とする。
本発明に係る手術具保持装置は、軸方向における一端が第1端部とされた第1リンク部が二本平行に配置された第1平行リンクと、軸方向における一端が第2端部とされた第2リンク部が二本平行に配置された第2平行リンクと、前記第1平行リンク及び前記第2平行リンクに沿って配置される配線部材と、二つの第1リンク支持部と二つの第2リンク支持部と第1配線支持部と第2配線支持部とが設けられた連結部とを備え、前記二つの第1リンク支持部のうち、一方の第1リンク支持部には二本の前記第1リンク部のうちの一方の第1リンク部における前記第1端部が支持され、他方の第1リンク支持部には二本の前記第1リンク部のうちの他方の第1リンク部における前記第1端部が支持され、前記二つの第2リンク支持部のうち、一方の第2リンク支持部には二本の前記第2リンク部のうちの一方の第2リンク部における前記第2端部が支持され、他方の第2リンク支持部には二本の前記第2リンク部のうちの他方の第2リンク部における前記第2端部が支持され、前記第1配線支持部には前記二つの第1リンク支持部の間の部分において前記配線部材が支持され、前記第2配線支持部には前記二つの第2リンク支持部の間の部分において前記配線部材が支持されたものである。
これにより、第1配線支持部と第2配線支持部の距離が不変とされる。
上記した手術具保持装置における前記第1配線支持部及び前記第2配線支持部は前記配線部材の軸線方向に前記配線部材が移動しないように前記配線部材を支持してもよい。
これにより、連結部に沿って配置される配線部材の撓み等が防止される。
上記した手術具保持装置において、前記配線部材は、二つの前記第1リンク部における前記第1端部と反対側の端部の間の部分と、二つの前記第2リンク部における前記第2端部と反対側の端部の間の部分と、に支持されてもよい。
これにより、第1平行リンクに沿って配置される配線部材の長さと第2平行リンクに沿って配置される配線部材の長さが変わりにくくされる。
上記した手術具保持装置において、前記配線部材は前記連結部における前記二つの第1リンク支持部が配置される配置面に垂直な軸の軸回り方向に回動が可能な状態で前記第1配線支持部に支持されてもよい。
これにより、ある程度の固さを有し曲げ剛性が高い配線部材であっても、配線部材における第1平行リンク及び連結部に沿うように配置された部分の長さが第1平行リンクの回動によって大きく変化しない。
上記した手術具保持装置において、前記配線部材は前記連結部における前記二つの第2リンク支持部が配置される配置面に垂直な軸の軸回り方向に回動が可能な状態で前記第2配線支持部に支持されてもよい。
これにより、ある程度の固さを有し曲げ剛性が高い配線部材であっても、配線部材における連結部及び第2平行リンクに沿うように配置された部分の長さが第2平行リンクの回動によって大きく変化しない。
上記した手術具保持装置における前記第1配線支持部は第1支持突部を有し、前記配線部材を固定する固定部と前記第1支持突部が挿入される第1挿入孔を有し前記第1支持突部に対する回動が可能とされた第1回転台座を備えていてもよい。
これにより、第1回転台座が連結部の配置面を摺動するように回動される。
上記した手術具保持装置における前記第2配線支持部は第2支持突部を有し、前記配線部材を固定する固定部と前記第2支持突部が挿入される第2挿入孔を有し前記第2支持突部に対する回動が可能とされた第2回転台座を備えていてもよい。
これにより、第2回転台座が連結部の配置面を摺動するように回動される。
本発明に係る手術支援装置は、手術具を保持する手術具保持装置を備えた手術支援装置であって、前記手術具保持装置は、軸方向における一端が第1端部とされた第1リンク部が二本平行に配置された第1平行リンクと、軸方向における一端が第2端部とされた第2リンク部が二本平行に配置された第2平行リンクと、前記第1平行リンク及び前記第2平行リンクに沿って配置される配線部材と、二つの第1リンク支持部と二つの第2リンク支持部と第1配線支持部と第2配線支持部とが設けられた連結部とを備え、前記二つの第1リンク支持部のうち、一方の第1リンク支持部には二本の前記第1リンク部のうちの一方の第1リンク部における前記第1端部が支持され、他方の第1リンク支持部には二本の前記第1リンク部のうちの他方の第1リンク部における前記第1端部が支持され、前記二つの第2リンク支持部のうち、一方の第2リンク支持部には二本の前記第2リンク部のうちの一方の第2リンク部における前記第2端部が支持され、他方の第2リンク支持部には二本の前記第2リンク部のうちの他方の第2リンク部における前記第2端部が支持され、前記第1配線支持部には前記二つの第1リンク支持部の間の部分において前記配線部材が支持され、前記第2配線支持部には前記二つの第2リンク支持部の間の部分において前記配線部材が支持されたものである。
これにより、手術具保持装置において、第1配線支持部と第2配線支持部の距離が不変とされる。
本発明によれば、配線部材を平行リンクに沿って適切に配置することができる。
図2乃至図15と共に本発明手術具保持装置及び手術支援装置の実施の形態を示すものであり、本図は、手術支援装置等を示す概略斜視図である。 手術支援装置等の概念図である。 第2の可動体と中間連結部材と第3の可動体に沿って配置されるケーブルの配線例を示す概略図である。 第1可動体と中間連結部材と第4の可動体に設けられる配線支持部の一例を示す図である。 配線支持部の構成例を示す概略斜視図である。 ケーブルの位置の変動を示す概略図である。 従来のケーブルの固定方法によるケーブルの位置の変動を示す概略図である。 配線支持部の変形例における分解斜視図である。 配線支持部の変形例においてケーブルが配線支持部に支持された状態を示す斜視図である。 配線支持部の変形例において中間連結部材に対する第1リンク部の回動状態とケーブルの位置及び曲がり具合を示す概略図である。 配線支持部の変形例において中間連結部材に対する第1リンク部の回動状態を変化させた場合のケーブルの位置及び曲がり具合を示す概略図である。 配線支持部の別の変形例において中間連結部材に対する第1リンク部の回動状態とケーブルの位置及び曲がり具合を示す概略図である。 配線支持部の別の変形例において中間連結部材に対する第1リンク部の回動状態を変化させた場合のケーブルの位置及び曲がり具合を示す概略図である。 配線支持部の別の変形例において中間連結部材に対する第1リンク部と第2リンク部の回動状態とケーブルの位置及び曲がり具合を示す概略図である。 配線支持部の別の変形例において中間連結部材に対する第1リンク部と第2リンク部の回動状態を変化させた場合のケーブルの位置及び曲がり具合を示す概略図である。
以下に、本発明手術具保持装置及び手術支援装置を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
以下に示す実施の形態は、手術室の床等に設置されて使用されるタイプの手術支援装置に本発明手術支援装置を適用した例を示す。但し、本発明手術支援装置の適用範囲は手術室の床等に設置されて使用されるタイプに限られることはなく、本発明手術支援装置は手術室の天井や壁面に取り付けられて使用されるタイプに適用することもできる。
また、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本発明の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
更に、以下に示す手術支援装置は可動体が回動される構成を有しているが、この「回動」は基準軸(中心軸)の軸回り方向への動作を意味し、所定角度内の軸回り方向の動作だけでなく、360度以上の回転を行う動作も含む。
なお、以下に示す順で実施の形態を説明する。
<1.手術支援装置等の概略構成>
<2.ケーブルの配線>
<3.配線支持部の変形例>
<4.配線支持部の別の変形例>
<5.その他>
<6.まとめ>
<1.手術支援装置等の概略構成>
<手術支援装置等の概略構成>
先ず、手術支援装置1等の概略構成について説明する(図1及び図2参照)。
手術室には手術台100が設置され、手術台100には患者200が、例えば、仰向けの状態で横たえられている(図1参照)。患者200の体腔201を形成する部分、例えば、腹壁201aにはポート202が形成される。ポート202には外科手術が行われるときに後述する手術具の一部(先端部)が挿入される。ポート202は軸状の手術具が挿入される小孔である。
手術支援装置1は手術室の床等に載置される土台2と土台2に固定された丸軸状のポール3とポール3に支持された本体4とを有している。土台2は手術台100の側方において床等に設置され、ポール3は上下に延びる状態で下端部が土台2に固定されている。
本体4はポール3に上下方向へ移動可能に支持され、各部が回動可能な状態で連結された構成にされ、ポール3に上下方向における所望の位置で固定可能にされている。
本体4は互いに回動可能に連結された第1の連結アーム5と第2の連結アーム6を有している。
第1の連結アーム5は水平方向に延びる形状に形成され、長手方向における一端部が被支持筒部5aとして設けられ、長手方向における他端部が支点部5bとして設けられている。第1の連結アーム5は被支持筒部5aにポール3が挿通され、手動又は電動によりポール3に対して上下方向へ移動可能にされていると共にポール3に対して被支持筒部5aを支点として軸回り方向へ回転可能にされている。
第1の連結アーム5はポール3に上下方向における所望の位置かつ軸回り方向における所望の位置で固定可能にされている。
第2の連結アーム6は水平方向に延びる形状に形成され、長手方向における一端部が支点部6aとして設けられ、長手方向における他端部が支持軸部6bとして設けられている。第2の連結アーム6は支点部6aが第1の連結アーム5の支点部5bと上下に重ねられ互いに回動可能な状態で連結されている。第2の連結アーム6は手動又は電動により第1の連結アーム5に対して支点部6aを支点として回動可能にされている。
本体4は関節部として機能する第1の可動体7を有し、第1の可動体7は第2の連結アーム6の支持軸部6bに回動可能に連結されている(図1及び図2参照)。
第1の可動体7は第2の連結アーム6側の端部が基端側連結部7aとして設けられ、第2の連結アーム6側と反対側の端部が先端側連結部7bとして設けられている。第1の可動体7は基端側連結部7aが第2の連結アーム6の支持軸部6bに回動可能に連結され、例えば、上下方向に延びる基準軸の軸回り方向へ第2の連結アーム6に対して回動される。従って、第1の可動体7が第2の連結アーム6に対して回動されることにより、手術支援装置1は動作方向における1自由度を有している。
本体4はアーム部として機能する第2の可動体8を有し、第2の可動体8は第1の可動体7の先端側連結部7bに回動可能に連結されている。
第2の可動体8は、長手方向における一端部が基端側連結部8aとして設けられ、長手方向における他端部が先端側連結部8bとして設けられている。第2の可動体8は基端側連結部8aが第1の可動体7の先端側連結部7bに回動可能に連結され、例えば、第2の可動体8と第1の可動体7の連結方向に直交する方向に延びる基準軸の軸回り方向へ第1の可動体7に対して回動される。従って、第2の可動体8が第1の可動体7に対して回動されることにより、手術支援装置1は動作方向における1自由度を有している。
第2の可動体8には、第1平行リンク9が設けられている。第1平行リンク9は、二組の平行なリンク部10、10、・・・とリンク部10、10、・・・を結合する結合ピン11、11、・・・とを有している。
以降の説明においては、二組のリンク部10、10、・・・のうち第2の可動体8の長手方向に沿って設けられた一組のリンク部10を第1リンク部10A、10Aとし、残りの一組のリンク部10をリンク部10B、10Bと記載する。
第1リンク部10Aは、一端部が第1の可動体7の先端側連結部7bに回動可能な状態で連結される基端側端部12として設けられ、他端部が中間連結部材14の一端部に回動可能な状態で連結される第1端部13として設けられている。中間連結部材14には、第1リンク部10Aの第1端部13を支持するための第1リンク支持部15が二つ設けられている。第1リンク支持部15は、例えば、結合ピン11を支持することにより第1リンク部10Aの第1端部13を支持する。
また、中間連結部材14において第1リンク支持部15が設けられる面は配置面14aとされている。
中間連結部材14は第2の可動体8の第1の可動体7に対する回動状態に応じて位置及び姿勢が自ずと決定される。
なお、第2の可動体8の第1リンク部10A、10Aの各一端部が第1の可動体7の先端側連結部7bに連結されている場合には、先端側連結部7bをリンク10Bとして見なすことができる。
同様に、第2の可動体8の第1リンク部10A、10Aの各他端部が中間連結部材14に連結されている場合には、中間連結部材14の一部をリンク部10Bとしてみなすことができる。リンク部10Bは必ずしも直線状に形成された棒状である必要はなく、中間連結部材14における湾曲した端部とされていてもよい。
本体4はアーム部として機能する第3の可動体16を有し、第3の可動体16は中間連結部材14に連結されている。第3の可動体16は、長手方向における一端部が基端側連結部16aとして設けられ、長手方向における他端部が先端側連結部16bとして設けられている。第3の可動体16は基端側連結部16aが中間連結部材14に連結され、例えば、第3の可動体16と中間連結部材14の連結方向に直交する方向に延びる基準軸の軸回り方向へ中間連結部材14に対して回動される。従って、第3の可動体16が中間連結部材14に対して回動されることにより、手術支援装置1は動作方向における1自由度を有している。
第3の可動体16には、第2平行リンク17が設けられている。第2平行リンク17は二組の平行なリンク部18、18、・・・とリンク部18、18、・・・を結合する結合ピン19、19、・・・とを有している。
以降の説明においては、二組のリンク部18、18、・・・のうち第3の可動体16の長手方向に沿って設けられた一組のリンク部18を第2リンク部18A、18Aとし、残りの一組のリンク部18をリンク部18B、18Bと記載する。
第2リンク部18Aは、一端部が中間連結部材14の他端部に回動可能な状態で連結される第2端部20として設けられ、他端部が先端側端部21として設けられている。中間連結部材14の配置面14aには、第2リンク部18Aの第2端部20を支持するための第2リンク支持部22が二つ設けられている。第2リンク支持部22は、例えば、結合ピン19を支持することにより第2リンク部18Aの第2端部20を支持する。
本体4は関節部として機能する第4の可動体23を有し、第4の可動体23は第3の可動体16の先端側連結部16bに回動可能に連結されている。第4の可動体23は第3の可動体16側の端部が基端側連結部23aとして設けられ、第3の可動体16と反対側の端部が先端側連結部23bとして設けられている。第4の可動体23は基端側連結部23aが第3の可動体16の先端側連結部16b、即ち、第2リンク部18A、18Aの先端側端部21、21に回動可能に連結され、例えば、第4の可動体23と第3の可動体16の連結方向に延びる基準軸の軸回り方向へ第3の可動体16に対して回動される。従って、第4の可動体23が第3の可動体16に対して回動されることにより、手術支援装置1は動作方向における1自由度を有している。
なお、第3の可動体16の第2リンク部18A、18Aの各一端部が中間連結部材14に連結されている場合には、中間連結部材14の一部をリンク17Bとして見なすことができる。
同様に、第3の可動体16の第2リンク部18A、18Aの各他端部が第4の可動体23の基端側連結部23aに連結されている場合には、基端側連結部23aをリンク部18Bとしてみなすことができる。
また、各リンク部はそれぞれの部材における湾曲した端部とされていてもよい。
上記した第1の可動体7と第2の可動体第8と第3の可動体16と第4の可動体23は、例えば、図示しない電動アクチュエータの駆動力によって回動される。尚、第1の可動体7と第2の可動体第8と第3の可動体16と第4の可動体23は、空気圧アクチュエータの駆動力によって回動されてもよい。
本体4は手術具保持部24を有している。手術具保持部24は第4の可動体23の先端側連結部23bに回動可能に連結されている。従って、手術具保持部24が第4の可動体23に対して回動されることにより、手術支援装置1は動作方向における1自由度を有している。
手術具保持部24は、鉗子や内視鏡などの手術具80を保持している(図1参照)。
なお、図2に示すように、手術具保持部24は、手術具80を軸回り方向に回動な機構を有している。従って、手術具保持部24が手術具80を軸回り方向に回動させるための構成を備えていることにより、手術支援装置1は動作方向における1自由度を有している。
<2.ケーブルの配線>
手術支援装置1は、各部に設けられたモータやアクチュエータや制御基板等と、それらに接続されるケーブル25とを備えている。ケーブル25は、各種制御情報などの送受信に用いられる。
ケーブル25は本体4が備える第1の可動7、第2の可動8、中間連結部材14、第3の可動体16、第4の可動体23に沿って配線される。従って、ケーブル25の形状は、各可動部の可動に応じて変形される。
具体的に、第2の可動8と中間連結部材14と第3の可動体16に沿って配置されるケーブル25の配線例について図3に示す。
ケーブル25は、第1の可動体7側に位置された結合ピン11、11を結ぶ仮想線分L1の中点26と、中間連結部材14側に位置された結合ピン11、11を結ぶ仮想線分L2の中点27とを通るように配線される。
ケーブル25は、中間連結部材14側に位置された結合ピン19、19を結ぶ仮想線分L3の中点28と、第4の可動体23側に位置された結合ピン19、19を結ぶ仮想線分L4の中点29とを通るように配線される。
中点26と中点27の距離は第1リンク部10Aの長さと略同一とされており、第1の可動体7に対する第1リンク部10Aの回動状態や中間連結部材14に対する第1リンク部10Aの回動状態によらず一定の長さである。
中点27と中点28の位置関係は、中間連結部材14に対する第1リンク部10Aの回動状態や中間連結部材14に対する第2リンク部18Aの回動状態によらず不変である。
また、中点28と中点29の距離は第2リンク部18Aの長さと略同一とされており、中間連結部材14に対する第2リンク部18Aの回動状態や第4の可動体23に対する第2リンク部18Aの回動状態によらず一定の長さである。
第2の可動体8と中間連結部材14と第3の可動体16に沿って配線されるケーブル25は、中点26、27、28、29を通るように取り付けられることで、中点26から中点29に至る間の部分の長さが不変とされる。
従って、各部の回動状態に応じてケーブル25の各部に対する相対的な位置が変化しにくくされ、ケーブル25の動きを許容するための空間を大きく設けなくて済む。これにより、例えば、中間連結部材14を小型化及び軽量化を図ることが可能となる。
更に、ケーブル25の動きを小さくするためには、ケーブル25が中点26、27、28、29の各位置で支持されることが望ましい。具体的には、ケーブル25は中点26の位置で第1の可動体7に支持され、中点27の位置及び中点28の位置で中間連結部材14に支持され、中点29の位置で第4の可動体23に支持されることが望ましい。
更にまた、中点26、27、28、29の位置におけるケーブル25の支持は、ケーブル25の軸線方向にケーブル25が移動しないように支持されることが望ましい。これにより、ケーブル25の過度の撓みや過度の張りが抑制され、ケーブル25の保護を図ると共にケーブル25の挟み込みなどを防止することができる。
そのために、第1可動体7における中点26が位置する部分にはケーブル25を支持する基端側配線支持部30が設けられている。
また、中間連結部材14の配置面14aには、中点27が位置する部分にケーブル25を支持する第1配線支持部31と、中点28が位置する部分にケーブル25を支持する第2配線支持部32とが設けられている。
更に、第4の可動体23における中点29が位置する部分にはケーブル25を支持する先端側配線支持部33が設けられている(図4参照)。
基端側配線支持部30は、第1の可動体7において結合ピン11、11が取り付けられる部分の間の部分とされた第1領域34に設けられている。
第1配線支持部31は、中間連結部材14における結合ピン11、11が取り付けられる部分の間の部分とされた第2領域35に設けられている。
第2配線支持部32は、中間連結部材14における結合ピン19、19が取り付けられる部分の間の部分とされた第3領域36に設けられている。
先端側配線支持部33は、第4の可動体23における結合ピン19、19が取り付けられる部分の間の部分とされた第4領域37に設けられている。
第1領域34、第2領域35、第3領域36、第4領域37を点線で示す領域として図4に示す。
図5に基端側配線支持部30と第1配線支持部31と第2配線支持部32と先端側配線支持部33の構成例を示す。なお、基端側配線支持部30と第1配線支持部31と第2配線支持部32と先端側配線支持部33を区別しない場合には、「配線支持部」と記載する。
配線支持部は、中央部が円弧状に湾曲された板状に形成され両端部が取付部38、38とされ円弧状の部分が抑え部39とされている。
各配線支持部は、抑え部39によってケーブル25が各部(第1領域34、第2領域35、第3領域36、第4領域37)に押さえつけられた状態で取付部38が螺子等の取り付け部材により各部(第1領域34、第2領域35、第3領域36、第4領域37)に取り付けられる。
これにより、ケーブル25の軸線方向及びその他の方向の移動が制限される。
なお、ケーブル25がある程度の曲げ剛性(固さ)を有している場合は、中点26、27、28、29の位置でケーブル25を支持した場合であっても、ケーブル25の位置が変動する(図6において矢印で示す部分を参照)。
一方、図7に従来のケーブル25の従来の固定方法の一例を示す。図示するように、ケーブル25が第1リンク部10Aに設定された固定点40と第2リンク部18Aに設定された固定点41において固定されている。
図6及び図7を比較すると、中点26、27、28、29の位置でケーブル25を支持することにより、ケーブル25の移動量が制限され、ケーブル25の動きを許容するために設けられる空間を小さくできることが分かる。
<3.配線支持部の変形例>
配線支持部の構成の変形例について説明する。なお、以下の説明においては、第1配線支持部31を例に挙げる。
第1配線支持部31は、図8に示すように、中間連結部材14の第2領域35に形成された球状突部42と、球状突部42に取り付けられる支持部材43と、支持部材43にケーブル25を固定するための固定部材44とを備えている。
球状突部42は、円柱形状の頸部45と頸部45の先端部に連続する球状の頭部46とを備えている。
支持部材43は、直方体形状に形成されたベース部47と、ベース部47の長手方向の両端部に形成された一組の突出部48、48とを備えている。
ベース部47には、円柱形状の凹部とされた係止凹部49が形成され、係止凹部49の底面部における中央には球状突部42の頭部46よりも若干小径とされた貫通孔50が形成されている。
支持部材43は、球状突部42の頭部46が貫通孔50に挿入され係止凹部49に位置された状態となることにより第2領域35に取り付けられる。
突出部48には固定部材44が挿通される挿通孔51が形成されている。
ベース部47と二つの突出部48によってコ字状にされた凹部はケーブル25が固定される固定凹部52として形成されている。
固定部材44は、例えば、板状に形成されたバンド部53とバンド部53の一端に連続する係止部54とを備えた結束バンドとされている。
固定部材44は、ケーブル25を固定凹部52に位置させた状態でバンド部53を二つの挿通孔51に挿通させることによりケーブル25を支持部材43に固定させる(図9参照)。
固定部材44は、球状突部42に対して第2領域35の面内方向における回動が可能とされている。例えば、図10及び図11に示すように、中間連結部材14に対する第1リンク部10A、10Aの回動状態に応じて支持部材43が球状突部42に対して回動される。
これにより、ケーブル25に過度の負荷が印加されることによりケーブル25の曲げ半径が小さくなってしまうことが抑制され、ケーブル25の破損やケーブル25内の通信線の断線を防止することができる。
なお、第1配線支持部31及びその他の配線支持部が球状に形成された頭部46を有する球状突部42を備えている構成を例に挙げたが、支持部材43が取り付け面に平行な面内を回動可能に構成されていれば、球状突部42が球状とされた頭部46をそなえていなくてもよい。例えば、球状突部42が円柱形状とされた頭部46を備えて構成されていてもよい。
<4.配線支持部の別の変形例>
配線支持部と配線支持部が取り付けられる領域(第2領域35等)の変形例について説明する。
前述した例においては、第2領域35に対して配線支持部が回動する場合について説明した。
本変形例においては、配線支持部と共に配線支持部が取り付けられる領域の一部が回動する場合について説明する。なお、第2領域35と第2領域35に取り付けられる第1配線支持部31を例に挙げる。
中間連結部材14の配置面14aにおける第2領域35の中央部には、図12に示すように、円径の取付孔55が形成されている。取付孔55には、円形ステージ56が第2領域35に対して回動(回転)可能に取り付けられている。
円形ステージ56には第1配線支持部31が取り付けられている。第1配線支持部31は円形ステージ56に対する回動が不能な状態で取り付けられている。即ち、図12及び図13に示すように、第2領域35に対する円形ステージ56の回動(回転)に応じて第1配線支持部31も第2領域35に対して回動可能とされている。
このように、第2領域35の一部が第1配線支持部31と共に回動することにより、第1配線支持部31と中間連結部材14の摩擦が無くなり、第1配線支持部31の摩耗を抑制することができる。従って、第1配線支持部31の破損を防止することができ、第1配線支持部31の交換頻度や部品点検の頻度を抑えることができる。
同様の構成は、第1領域34と基端側配線支持部30、第3領域36と第2配線支持部32、第4領域37と先端側配線支持部33にも適用することができ、これにより、各配線支持部の摩耗を防止することができる。
例えば、第2領域35と第1配線支持部31、及び、第3領域36と第2配線支持部32に同様の構成を適用した場合について、図14及び図15に示す。
図示するように、第1リンク部10Aと中間連結部材14と第2リンク部18Aとに沿って配線されるケーブル25は、中間連結部材14に対する第1リンク部10A及び第2リンク部18Aの回動状態を変えたとしても過度な負荷が印加されてしまうことが防止され、ケーブル25の曲げ半径を大きくすることができる。従って、ケーブル25の保護を図ることができる。
<5.その他>
なお、上述した各例においては、一本のケーブル25を取り付ける場合について説明したが、複数のケーブル25、25、・・・から成るケーブル群に適用することも可能である。
上述した手術支援装置1におけるケーブル25の取り付け構造は、二本のリンク部(第1リンク部10A、10A)が平行にされて成る平行リンク(第1平行リンク9)とそれらが取り付けられる部材(中間連結部材14)を備えていればどのような装置であっても適用することが可能である。
上述した第1の可動体7、第2の可動体8、中間連結部材14、第3の可動体16、第4の可動体23、手術具保持部24を備えた本体4は、手術具保持装置57として機能する。手術具保持装置57は、鉗子や内視鏡などの手術具を保持するとともに、各可動体を可動させることにより手術具の位置及び姿勢を自在に変化させることが可能な装置である。
更に、上述した例では、手術具保持装置57を一つ備えた手術支援装置1について説明
例えば、二つの本体4、4が手術具保持装置57、57として設けられる場合に、第1の連結アーム5に対してそれぞれ回動可能にされた二つの第2の連結アーム6、6が設けられ、第2の連結アーム6、6にそれぞれ第1の可動体7、7が連結される構成にされていてもよい。
或いは、一つの第1の可動体7に対して複数の第2の可動体8、8、・・・が接続されていてもよい。
このように複数の手術具保持装置57が設けられることにより、複数の手術具によって外科手術を行うことが可能になり手術時間の短縮化を図ることが可能になる他に、異なる種類の複数の手術具を使用して高度な外科手術を行うことも可能になる。
また、そのような構成であっても、各手術具保持装置57において、ケーブル25(或いはケーブル群)を適切に配線することができる。
<6.まとめ>
上述した各例で説明したように、手術具保持装置57は、軸方向における一端が第1端部13とされた第1リンク部10Aが二本平行に配置された第1平行リンク9と、軸方向における一端が第2端部20とされた第2リンク部18Aが二本平行に配置された第2平行リンク17と、第1平行リンク9及び第2平行リンク17に沿って配置される配線部材(ケーブル25)と、第1端部13のそれぞれが回動可能に支持される二つの第1リンク支持部15、15と、第2端部20のそれぞれが回動可能に支持される二つの第2リンク支持部22、22と、二つの第1リンク支持部15、15の間の部分で配線部材を支持する第1配線支持部31と、二つの第2リンク支持部22、22の間の部分で配線部材を支持する第2配線支持部32と、が設けられた連結部(中間連結部材14)と、を備えたものである。
これにより、第1配線支持部31と第2配線支持部32の距離が不変とされる。
従って、第1平行リンク9と第2平行リンク17が回動されても中間連結部材14に沿って配置されるケーブル25が大きく動きにくくされ、ケーブル25の動きを許容するための空間を大きく確保する必要がない。即ち、中間連結部材14の小型化及び軽量化を図ることができる。
各例で説明したように、第1配線支持部31及び第2配線支持部32は配線部材(ケーブル25)の軸線方向に配線部材が移動しないように配線部材を支持してもよい。
これにより、中間連結部材14に沿って配置されるケーブル25の撓み等が防止される。
従って、ケーブル25の動きが更に小さくされ、中間連結部材14の更なる小型化及び軽量化を図ることができる。
各例で説明したように、配線部材は、二つの第1リンク部10A、10Aにおける第1端部13、13と反対側の端部(端側端部12、12)の間の部分と、二つの第2リンク部18A、18Aにおける第2端部20、20と反対側の端部(先端側端部21、21)の間の部分と、に支持されてもよい。
これにより、第1平行リンク9に沿って配置されるケーブル25の長さと第2平行リンク17に沿って配置されるケーブル25の長さが変わりにくくされる。
従って、第1平行リンク9や第2平行リンク17の動きによるケーブル25の軸線方向の動きが更に小さくされ、ケーブル25の動きを逃がすための空間を大きく設ける必要がなくなり、中間連結部材14の一層の小型化及び軽量化を図ることができる。
また、特に、ケーブル25において第1平行リンク9に沿って配置される部分が第1リンク部10Aに平行且つ二つの第1端部13、13の中央を通るようにされると共に、第2平行リンク17に沿って配置される部分が第2リンク部18Aに平行且つ二つの第2端部20、20の中央を通るようにされることで、第1平行リンク9と中間連結部材14と第2平行リンク17とに沿って配置される部分の長さが変わらないため、ケーブル25の動きをより一層小さくすることができる。
配線支持部の変形例や配線支持部の別の変形例において説明したように、配線部材(ケーブル25)は連結部(中間連結部材14)における二つの第1リンク支持部15、15が配置される配置面14aの面内方向における回動が可能な状態で第1配線支持部31に支持されてもよい。
これにより、ある程度の固さを有し曲げ剛性が高いケーブル25であっても、ケーブル25における第1平行リンク9及び中間連結部材14に沿うように配置された部分の長さが第1平行リンク9の回動によって大きく変化しない。
従って、中間連結部材14の小型化及び軽量化を図ることができる。
配線支持部の変形例や配線支持部の別の変形例で説明したように、配線部材(ケーブル25)は連結部(中間連結部材14)における二つの第2リンク支持部22、22が配置される配置面14aの面内方向における回動が可能な状態で第2配線支持部32に支持されてもよい。
これにより、ある程度の固さを有し曲げ剛性が高いケーブル25であっても、ケーブル25における中間連結部材14及び第2平行リンク17に沿うように配置された部分の長さが第2平行リンク17の回動によって大きく変化しない。
従って、中間連結部材14の小型化及び軽量化を図ることができる。
配線支持部の変形例で説明したように、第1配線支持部31は第1支持突部(球状突部42)を有し、配線部材(ケーブル25)を固定する固定部(固定凹部52)と第1支持突部が挿入される第1挿入孔(貫通孔50)を有し第1支持突部に対する回動が可能とされた第1回転台座(支持部材43)を備えていてもよい。
これにより、支持部材43が中間連結部材14の配置面14aを摺動するように回動される。
従って、ケーブル25の摩耗が防止され、ケーブル25の破損を抑制することができる。
配線支持部の変形例で説明したように、第2配線支持部32は第2支持突部(球状突部42)を有し、配線部材(ケーブル25)を固定する固定部(固定凹部52)と第2支持突部が挿入される第2挿入孔(貫通孔50)を有し第2支持突部に対する回動が可能とされた第2回転台座(支持部材43)を備えていてもよい。
これにより、支持部材43が中間連結部材14の配置面14aを摺動するように回動される。
従って、ケーブル25の摩耗が防止され、ケーブル25の破損を抑制することができる。
本発明における手術支援装置1は、手術具を保持する手術具保持装置57を備えた手術支援装置1であって、手術具保持装置57は、軸方向における一端が第1端部13とされた第1リンク部10Aが二本平行に配置された第1平行リンク9と、軸方向における一端が第2端部20とされた第2リンク部18Aが二本平行に配置された第2平行リンク17と、第1平行リンク9及び第2平行リンク17に沿って配置される配線部材(ケーブル25)と、第1端部13のそれぞれが回動可能に支持される二つの第1リンク支持部15、15と、第2端部20のそれぞれが回動可能に支持される二つの第2リンク支持部22、22と、二つの第1リンク支持部15、15の間の部分で配線部材を支持する第1配線支持部31と、二つの第2リンク支持部22、22の間の部分で配線部材を支持する第2配線支持部32と、が設けられた連結部(中間連結部材14)と、を備えたものである。
このような手術具保持装置57を手術支援装置1が備えることにより、手術支援装置1において上述した各種の効果を得ることができる。
手術具保持装置57や手術支援装置1は、上述した第1平行リンク9に相当する部分と、第2平行リンク17に相当する部分と、両平行リンクを接続する中間連結部材14を備えた構成とされていることにより、上述した各種の作用及び効果を奏することができる。即ち、それ以外の部分については、上述した構成はあくまで一例であり必ずしも上述のように構成する必要はない。例えば、手術具保持装置57や手術支援装置1が上述した各部の内の一部の構成を備えていない場合や異なる構成を備えている場合であっても、本発明を実施することが可能である。
例えば、第1の連結アーム5と第2の連結アーム6が互いに回動可能とされていなくてもよい。また、第2の連結アーム6が第1の連結アーム5に対して伸縮可能に構成されていてもよい。同様に、第1の連結アーム5がポール3に対して伸縮可能に構成されていてもよい。もちろん、第1の連結アーム5と第2の連結アーム6が互いに回動可能とされつつ伸縮が可能とされていてもよい。
また、土台2は、床等に固定されていてもよいし、床の上を移動可能に構成されていてもよい。或いは、土台2が移動可能とされると共に任意の位置で固定可能とされていてもよい。
このように、第1平行リンク9、第2平行リンク17及び中間連結部材14が上述したように構成されていれば、その他の部分についてはいかように構成しても発明の実施を妨げない。
1 手術支援装置
9 第1平行リンク
10A 第1リンク部
13 第1端部
14 中間連結部材(連結部)
14a 配置面
15 第1リンク支持部
17 第2平行リンク
18A 第2リンク部
20 第2端部
22 第2リンク支持部
25 ケーブル(配線部材)
31 第1配線支持部
32 第2配線支持部
42 球状突部(第1支持突部)
43 支持部材
50 貫通孔
52 固定凹部
57 手術具保持装置

Claims (8)

  1. 軸方向における一端が第1端部とされた第1リンク部が二本平行に配置された第1平行リンクと、
    軸方向における一端が第2端部とされた第2リンク部が二本平行に配置された第2平行リンクと、
    前記第1平行リンク及び前記第2平行リンクに沿って配置される配線部材と、
    つの第1リンク支持部と二つの第2リンク支持部と第1配線支持部と第2配線支持部とが設けられた連結部とを備え
    前記二つの第1リンク支持部のうち、一方の第1リンク支持部には二本の前記第1リンク部のうちの一方の第1リンク部における前記第1端部が支持され、他方の第1リンク支持部には二本の前記第1リンク部のうちの他方の第1リンク部における前記第1端部が支持され、
    前記二つの第2リンク支持部のうち、一方の第2リンク支持部には二本の前記第2リンク部のうちの一方の第2リンク部における前記第2端部が支持され、他方の第2リンク支持部には二本の前記第2リンク部のうちの他方の第2リンク部における前記第2端部が支持され、
    前記第1配線支持部には前記二つの第1リンク支持部の間の部分において前記配線部材が支持され、
    前記第2配線支持部には前記二つの第2リンク支持部の間の部分において前記配線部材が支持された
    手術具保持装置。
  2. 前記第1配線支持部及び前記第2配線支持部は前記配線部材の軸線方向に前記配線部材が移動しないように前記配線部材を支持する
    請求項1に記載の手術具保持装置。
  3. 前記配線部材は、二つの前記第1リンク部における前記第1端部と反対側の端部の間の部分と、二つの前記第2リンク部における前記第2端部と反対側の端部の間の部分と、に支持された
    請求項1に記載の手術具保持装置。
  4. 前記配線部材は前記連結部における前記二つの第1リンク支持部が配置される配置面に垂直な軸の軸回り方向に回動が可能な状態で前記第1配線支持部に支持された
    請求項1から請求項3の何れかに記載の手術具保持装置。
  5. 前記配線部材は前記連結部における前記二つの第2リンク支持部が配置される配置面に垂直な軸の軸回り方向に回動が可能な状態で前記第2配線支持部に支持された
    請求項1から請求項4の何れかに記載の手術具保持装置。
  6. 前記第1配線支持部は第1支持突部を有し、
    前記配線部材を固定する固定部と前記第1支持突部が挿入される第1挿入孔を有し前記第1支持突部に対する回動が可能とされた第1回転台座を備えた
    請求項4に記載の手術具保持装置。
  7. 前記第2配線支持部は第2支持突部を有し、
    前記配線部材を固定する固定部と前記第2支持突部が挿入される第2挿入孔を有し前記第2支持突部に対する回動が可能とされた第2回転台座を備えた
    請求項5に記載の手術具保持装置。
  8. 手術具を保持する手術具保持装置を備えた手術支援装置であって、
    前記手術具保持装置は、
    軸方向における一端が第1端部とされた第1リンク部が二本平行に配置された第1平行リンクと、
    軸方向における一端が第2端部とされた第2リンク部が二本平行に配置された第2平行リンクと、
    前記第1平行リンク及び前記第2平行リンクに沿って配置される配線部材と、
    つの第1リンク支持部と二つの第2リンク支持部と第1配線支持部と第2配線支持部とが設けられた連結部とを備え
    前記二つの第1リンク支持部のうち、一方の第1リンク支持部には二本の前記第1リンク部のうちの一方の第1リンク部における前記第1端部が支持され、他方の第1リンク支持部には二本の前記第1リンク部のうちの他方の第1リンク部における前記第1端部が支持され、
    前記二つの第2リンク支持部のうち、一方の第2リンク支持部には二本の前記第2リンク部のうちの一方の第2リンク部における前記第2端部が支持され、他方の第2リンク支持部には二本の前記第2リンク部のうちの他方の第2リンク部における前記第2端部が支持され、
    前記第1配線支持部には前記二つの第1リンク支持部の間の部分において前記配線部材が支持され、
    前記第2配線支持部には前記二つの第2リンク支持部の間の部分において前記配線部材が支持された
    手術支援装置。
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